JPH0745546Y2 - あわせガラス製造バッグ - Google Patents

あわせガラス製造バッグ

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JPH0745546Y2
JPH0745546Y2 JP9805689U JP9805689U JPH0745546Y2 JP H0745546 Y2 JPH0745546 Y2 JP H0745546Y2 JP 9805689 U JP9805689 U JP 9805689U JP 9805689 U JP9805689 U JP 9805689U JP H0745546 Y2 JPH0745546 Y2 JP H0745546Y2
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JP
Japan
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bag
inner bag
opening
cloth
laminated glass
Prior art date
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JP9805689U
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JPH0338329U (ja
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由幸 佐藤
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Toyo Tire Corp
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Toyo Tire and Rubber Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、自動車の車窓に使用されているような、2枚
のガラスの間にプラスチックフィルムを介在させた所謂
あわせガラスの製造に使用するあわせガラス製造バッグ
に関するものである。
[従来の技術] 従来、あわせガラスは、一般に、予め成型した2枚のガ
ラス間に熱溶融性のプラスチックフィルムを介在させ、
これを空気吸引除去バッグの中に入れ、このバッグを加
熱室に入れて内部空気を除去しつつ加熱し、ガラス間の
空気の微細な気泡を除去して前記フィルムを溶融させて
2枚のガラスを接着せしめて製造される。上記の製造工
程において、2枚のガラスを入れた空気吸引除去バック
を加熱室に入れるにあたって、2枚のガラスを入れたバ
ッグを200個程度を加熱室のラインに取り付けて連続的
に生産するものであるが、空気吸引除去バッグはこの連
続生産工程に適応できるように形成されている。
即ち、この種の従来空気吸引除去バッグは、第4図及び
第5図に示すように、可撓性と気密性のあるゴム引布か
ら気密袋(イ)として形成し、この気密袋(イ)の底部
に吸気バルブ(ロ)を設け、この吸気バルブ(ロ)に連
通する吸気パイプ(ハ)が気密袋(イ)の底部内部に設
けられ、前記吸気パイプ(ハ)の両側に接続した空気導
通ロープ(ニ)が底部内部に沿って敷設され、前記気密
袋(イ)の開口部、側壁外面及び底部外面には鉄棒通し
(ホ)および加熱室のラインに取り付けるための掛け具
(ヘ)、(ト)が多数設けられ、気密袋(イ)の底部分
の内側面に空気の吸引効果を良くするための布地(チ)
を貼着し、更に、気密袋(イ)の底部及びその周辺の外
面の所要箇所に底部及び周辺部を破損から保護するため
の保護シート(リ)が一体に貼着されたものが提供され
ている。
[考案が解決するための問題点] 従来の技術で述べた空気吸引除去バッグにおいては、気
密袋(イ)の底部及びその周辺の所要箇所に保護シート
(リ)を貼着してはいても、気密袋(イ)の底部がガラ
スの自重で損傷が激しく、特に、ガラスの密着した角部
分に破損をし易い傾向がある。それ故に、気密袋(イ)
の損傷が激しくなって、使用に耐えないまで破損した気
密袋(イ)は廃棄処分しなければならないために極めて
不経済であった。
また、加熱室のラインに取り付けるために、前記気密袋
(イ)の各部に設けた鉄棒通し(ホ)および掛け具
(ヘ)、(ト)は、気密袋(イ)が未加硫の段階で設け
られるので、加硫成型後において掛け具(ヘ)、(ト)
が加硫収縮によって寸法ズレを生じ、特に、ラインに取
り付けるための掛け具(ヘ)、(ト)にあっては寸法調
整に難渋しなければならない等の問題点があった。
本考案は従来の技術の有するこのような問題点に鑑みて
なされたものであり、その目的とするところは、気密性
を有する内袋を外袋の中に納めた二重袋構造に形成し、
内袋を外袋の中に着脱自在に設置できるようにして、内
袋を使い捨て可能とする交換性を有せしめ、しかも、加
熱室のラインに取り付けるために必要な掛け具を加硫成
型の不要な外袋に縫製手段により強固に設置し、掛け具
の寸法ズレも生じないようにしたあわせガラス製造バッ
グを提供せんとするものである。
[問題点を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案におけるあわせガラ
ス製造バッグは、内袋は一方の面にゴム層を有する片面
貼りゴム引布を用いてゴム面を外側にし布面を内側にし
て一辺に開口部を有する気密性の袋体とし前記開口縁外
面にドットボタンを設けると共に底部に吸気バルブに連
通する吸気パイプを設けて形成し、外袋は繊維布地のみ
から一辺に開口部を有する袋体とし前記開口部よりやや
下方の側壁内面位置に前記内袋のドットボタンに係合す
る受ボタンを縫着すると共に開口縁、側壁外面及び底部
外面に鉄棒通しおよび掛け具を縫着せしめて形成し、前
記内袋を前記外袋の中に着脱自在に設置してなるもので
ある。
[作用] 内袋は外袋の中に入れられ、上部をドットボタンにより
固定し、下部を吸気バルブにより固定することにより内
袋を外袋に着脱自在に設置し、内袋に交換性を備えさ
せ、内袋が破損したときに使い捨てにする。内袋と外袋
の二重袋構造に形成されているので、外袋に保護される
内袋は気密性の保持のみを備えれば良く、それ故に、内
袋を極薄の引布により形成することができ、使い捨てに
も不経済とならず、しかも、外袋は内袋を支持する機能
を有すればよいので、メッシュ布地から形成し、内袋の
熱効率が向上される。更に、外袋は内袋を支える機能を
備えていれば良いので、気密性を備えさせるための加硫
成型が不要であり、外袋の各部に設ける鉄棒通しおよび
掛け具は縫製手段により強力に固定設置され、加硫成型
による掛け具の位置ズレを生じることがないので加熱室
のラインに設置する際の使い勝手が極めて良好になされ
る。
[実施例] 実施例について図面を参照して説明する。
第1図において、内袋1を外袋2の中に交換自在に入れ
た二重袋構造に形成したものである。
前記内袋1は比較的耐熱性のある、例えばナイロン繊維
面布の片面にクロロプレーンゴムを積層した片面貼りゴ
ム引布を用いて布面3を内側としゴム面4を外側とする
気密性を有する袋体として形成され、この内袋1の底部
に吸気バルブ5を設け、この吸気バルブ5に連通する吸
気パイプ6を内袋1の中に設ける。前記吸気パイプ6は
T字管になり横管部の両側に空気導通ロープ7を一体に
接続してこの空気導通ロープ7を内袋1の中の底部に敷
設し、脚管部を内袋1の外部に突出させて吸気バルブ5
を接続し、開口部の外側縁に沿ってドットボタン8を多
数固着設置し、開口部からやや下方位置にリンクルバリ
ア9が設けられる。
前記外袋2は、内袋1の保持のみを目的にするものであ
るから、6-6ナイロン等のナイロン繊維からなる布地を
用いて一辺に開口部を有する袋状に形成され、この外袋
2は開口部にゴム板10が設けられると共にこの開口部に
鉄棒通し11が設けられ、側壁外面と底部外面には加熱室
のラインに取り付けるための掛け具12、13が多数設けら
れる。外袋2の開口部から所定間隔を置いた下方の内面
位置に前記内袋1のドットボタン8と係合する受ボタン
14が設けられる。
前記内袋1は外袋2の中に入れられて、内袋1の上部を
ドットボタン8と受ボタン14で固定し、内袋1の底部を
バルブ5により外袋2の底部に固定することにより着脱
自在に設置される。
内袋1は加熱室のラインに直接に取り付けるのではな
く、内袋1を外袋2に入れられてこの外袋2によって加
熱室のラインに取り付けるので、内袋1は極薄のゴム引
布を用いて形成するのが好ましく、そして、外袋は2は
内袋1を保持して加熱室のラインに直接に取り付けるだ
けの機能を有しているものに過ぎないから、この外袋2
はメッシュにより形成するのが好ましく、極薄の素材に
なる内袋1と、メッシュになる外袋2とから、熱効率を
向上させることができるばかりでなく、内袋1が損傷し
たときに使い捨てにする。
前記内袋1は布面3を内側面にすることによりガラスが
滑りやすくなってガラスの挿入を容易にすると共にゴム
面4がガラスに密着するのを阻止してガラスにゴム成分
の付着することを防止し、そして、内部空気が布面3の
繊維間を伝って空気溜りを生じることなく効率よく吸気
パイプに吸引させることができる。
前記外袋2は繊維材のみから形成されるので、ゴム板10
の取り付け及び鉄棒通し11、掛け具12、13及び受ボタン
14を縫着により極めて強固に設置される。
[考案の効果] 本考案は、上述のとおり構成されているので、次に記載
する効果を奏する。
内袋を外袋の中に納めた二重袋構造に形成したことによ
り、外袋に保護される内袋は気密性の保持と圧力及び加
熱温度に耐える程度の極薄の引布により形成することが
でき、外袋はメッシュにより形成して内袋の熱効率を向
上させることができる。しかも、外袋は加硫成型が不要
であるから、ゴム板の取り付け及び鉄棒通し並びに加熱
室のラインに取り付ける掛け具を縫製により設置するの
で設置状態は極めて強固であるばかりでなく位置ズレを
生じることもないのでラインの取り付け作業が容易であ
る。更に、内袋も外袋も各自の機能役割が分担されてい
るので負担が少なくなり、製品寿命が長く、また、内袋
が、万一損傷を生じたときには簡単に交換して使い捨て
にすることができる等の利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のあわせガラス製造バッグの一部を切り
欠いて示す正面図、第二図は縦断側面図、第3図は内袋
を外袋にドットボタンを介して設置した状態を示す要部
拡大断面図、第4図は従来のあわせガラス製造バッグを
一部切り欠いて示す正面図、第5図はその縦断面図であ
る。 1……内袋、2……外袋、3……布面、4……ゴム面、
5……吸気バルブ、6……吸気パイプ、8……ドットボ
タン、11……鉄棒通し、12,13……掛け具、14……受け
ボタン

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内袋は一方の面にゴム層を有する片面貼り
    ゴム引布を用いてゴム面を外側にし布面を内側にして一
    辺に開口部を有する気密性の袋体とし前記開口縁外面に
    ドットボタンを設けると共に底部に吸気バルブに連通す
    る吸気パイプを設けて形成し、外袋は繊維布地のみから
    一辺に開口部を有する袋体とし前記開口部よりやや下方
    の側壁内面位置に前記内袋のドットボタンに係合する受
    ボタンを縫着すると共に開口縁、側壁外面及び底部外面
    に鉄棒通しおよび掛け具を縫着せしめて形成し、前記内
    袋を前記外袋の中に着脱自在に設置したことを特徴とす
    るあわせガラス製造バッグ。
JP9805689U 1989-08-23 1989-08-23 あわせガラス製造バッグ Expired - Lifetime JPH0745546Y2 (ja)

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JPH0338329U JPH0338329U (ja) 1991-04-12
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JP4616621B2 (ja) * 2004-11-10 2011-01-19 東洋ゴム工業株式会社 合わせガラス製造用加熱加圧バッグ
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