JPH0745450Y2 - 反転装置 - Google Patents

反転装置

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JPH0745450Y2
JPH0745450Y2 JP5249389U JP5249389U JPH0745450Y2 JP H0745450 Y2 JPH0745450 Y2 JP H0745450Y2 JP 5249389 U JP5249389 U JP 5249389U JP 5249389 U JP5249389 U JP 5249389U JP H0745450 Y2 JPH0745450 Y2 JP H0745450Y2
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JP
Japan
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rail
rails
transport
pair
work
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JP5249389U
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伊藤  豊
常覚 天野
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Meidensha Corp
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Meidensha Corp
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【考案の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本考案は、ワークを反転してワークの裏側の作業等が容
易にできるようにした反転装置に関する。
B.考案の概要 本考案は、台車にワークを取り付けて台車と共にワーク
を反転させる反転装置において、 相互に離して設けた一組の搬送レール間に、台車を反転
させる反転レールと反転させることなく後退させる後退
レールとを設け、反転レール又は後退レールを選択して
一組の搬送レール間に接続する切換手段を設けることに
より、 ワークを取り付けた台車を反転レールを走行させて反転
させた後、後退レールを走行させてそのまま元の位置へ
戻し、元の位置でワークの裏側の加工等ができるように
したものである。
C.従来の技術 一般に、加工・組立・検査等の各工程において物品(ワ
ーク)を正面または裏面から作業することが多く、この
ような場合はワークを反転させる必要がある。そのた
め、従来は、各工程間でその都度取り置きし、特別な受
け渡し兼反転装置を用いていた。
D.考案が解決しようとする課題 しかし、このように各工程間で、その都度取り置きした
り特別な受け渡し兼反転装置を用いることは、設備の大
型化を招くばかりでなく一貫した流れ作業を行うことが
できず、作業効率の低下をまねき、製品のコストが高く
なるという問題点があった。
そこで本考案は、斯かる課題を解決した反転装置を提供
することを目的とする。
E.課題を解決するための手段 斯かる目的を達成するための本考案の構成は、一対のレ
ール間に設けられるとともにワークを取り付けるワーク
保持部材と、ワーク保持部材の両側に取り付けられ夫々
のレールに案内されるガイド部と、一対のレール間の中
央でワーク保持部材に回動自在に連結され両側がガイド
部を介して夫々のレールに案内される支持部材とで台車
を構成し、 一対のレールを相互に離して配設した一組の搬送レール
と、一組の搬送レール間で始点と終点とを同じくすると
ともに一対のレールを二重螺線状に形成した反転レール
及び単に平行に配設した後退レールとを設け、反転レー
ル又は後退レールの始点部及び終点部を選択的に一組の
搬送レール間に接続する切換手段を設けたことを特徴と
する。
F.作用 切換手段により一組の搬送レール間に反転レールを接続
させたのち、一方の搬送レール上から他方の搬送レール
上へ走行させる。台車は反転レール上を走行するために
反転する。
このあと、切換手段により、一組の搬送レール間に後退
レールを接続させて台車を後退させる。後退レールを走
行させても反転しないので、台車は反転した状態で元の
位置に戻る。
従って、台車に取り付けたワークの正面及び裏面の加工
等が、同一位置で行える。
G.実施例 以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明
する。
(a)実施例の構成 本考案による反転装置の構成を、第1図〜第3図に基づ
いて説明する。
第2図(a),(b)は反転装置の概略図である。反転
装置は、台車11と、一対のレールを平行に配設した搬送
レール2aと、一対のレールを平行に配置した搬送レール
2cと、一組の搬送レール2a,2c間に設けられた始点と終
点とを同じくする反転レール2b及び後退レール2dとで構
成される。
まず、台車11の構成を第1図に基づいて説明する。台車
11はワーク保持部材4と支持部材5等から構成される。
ワーク保持部材4は、内部にワーク3を保持できるよう
に矩形の枠状に形成され、その両面の相互に対応する位
置に内側へ向かって突出する係止部材6が回動可能に設
けられる。ワーク保持部材4には平面的なワークでも立
体的なワークでも取り付けられる。このワーク保持部材
4の進行方向(図中に矢印で示す)の前部両側には円柱
状のガイド部4bが相互に反対方向へ突出して形成され
る。
ワーク保持部材4の進行方向の後部には、一対の搬送レ
ール2a間の中央に設けた連結軸7を介して回動自在に柱
状の支持部材5の長さ方向での中間部が連結される。こ
の支持部材5の両端には前記と同様に相互に反対方向へ
突出して円柱状のガイド部5bが形成される。
搬送レール2a,2cは、溝10が形成されたコの字形断面の
レールを、溝10どうしが対向するようにして平行に配設
したものである。前記ガイド部4b,5bはこれらの溝10に
滑動自在に嵌め込まれる。
反転レール2bと後退レール2dとはいずれも搬送レール2a
と搬送レール2cとの間に設けられ、始点と終点とが同じ
位置になる。つまり、台車11が反転レール2b又は後退レ
ール2dのいずれかを選択して走行できるように構成され
る。一方の反転レール2bは第1図中の左側の搬送レール
2aと右側の搬送レール2cとを接続し、他方の反転レール
2bは右側の搬送レール2aと左側の搬送レール2cとを接続
する。後退レール2d,2dは、搬送レール2aと搬送レール2
cとを平行に接続する。
一組の搬送レール2a,2c間に反転レール2b又は後退レー
ル2dを接続するための切換手段16が第2図(a)に示す
ように4台設けられる。この切換手段16のひとつを第3
図(a),(b)に示す。図のように搬送レール2aと後
退レール2dとを接続するまっすぐな接続レール2eと、搬
送レール2aと反転レール2bとを接続する曲がった接続レ
ール2fとが、図中の左右方向へ移動自在な移動板17上に
固定される。移動板17の左右には移動板17の移動を拘束
するためのストッパ18,19が各2個ずつ設けられ、移動
板17を図中の右方へ付勢するバネ20と、バネ20の付勢力
に抗して移動板17を左方へ押圧するシリンダ21が設けら
れる。
このほか、第2図(a)に示すように搬送レール2cには
リミットスイッチ15が設けられる。このリミットスイッ
チ15はシリンダ21の動作を停止させ、切換手段16を第3
図(b)の状態に戻す働きをする。
(b)実施例の作用 次に、前記実施例の作用を模式化して示す第4図〜第8
図に基づいて説明する。
台車11を反転させるには、まず、第3図(a)に示すよ
うにシリンダ21を動作させてピストン22を突出させ、搬
送レール2aと搬送レール2cとの間に反転レール2bを接続
する。その後、手動により台車11をレールに沿って走行
させる。
第4図(a),(b)は、ワーク保持部材4のガイド部
4bおよび支持部材5のガイド部5bの両者が直線状の搬送
レール2aに位置する状態を示すものである。図に示すよ
うに、ガイド部4bおよびガイド部5bのいずれもが直線状
の搬送レール2aにガイドされている時は、ワーク保持部
材4と支持部材5との双方とも同一平面上に位置し、双
方の正面が上方に位置している。
第5図(a),(b)はガイド部5bがまだ直線状の搬送
レール2aにガイドされ、ガイド部4bのみが二重螺線状の
反転レール2bにガイドされる状態を示すものである。第
5図において、ワーク保持部材4は支持部材5に回動可
能に支持されるとともに、二重螺線状の反転レール2bに
ガイドされるので、この反転レール2bに沿って進行方向
へ移動するとともに進行方向へ伸びる軸線を中心に回転
する。
第6図(a),(b)はガイド部4bが直線状の搬送レー
ル2cにさしかかりガイド部5bは二重螺線状の反転レール
2b上に移動した状態を示すものである。図において、ワ
ーク保持部材4は初期状態から180°回転した状態にあ
り、支持部材5は連結軸7を中心に二重螺線状に沿って
回転している途中で初期状態から90°回転した状態にあ
る。
第7図(a),(b)はガイド部4bおよびガイド部5bが
さらに移動して両者とも直線状の搬送レール2c上に位置
した状態を示すもので、支持部材5も第6図の状態より
さらに回転しワーク保持部材4とともに初期状態より18
0°回転、すなわち反転している。このように、ワーク
保持部材4および支持部材5は相対的な角度を変えなが
ら、搬送と回転とを同時に行い、その結果、搬送レール
2a上から搬送レール2c上へ移動する。
第7図に示すように台車11がリミットスイッチ15を押す
と、シリンダ21に加わる油圧等の圧力が下がり、バネ20
の付勢力で移動板17がシリンダ21へ向かって移動する。
その結果、第3図(b)に示すように搬送レール2aと搬
送レール2cとの間に後退レール2dが接続された状態とな
る。このため、台車11を後退させると、台車11は後退レ
ール2d上を走行し、反転することなく搬送レール2a上へ
戻る。即ち、台車11及びワーク3は反転されて元の位置
へ戻ることになる。
このように、台車及びワークを搬送しながら反転させ、
その後に後退させて元の位置に戻すので、ワークを反転
させて、正面および裏面の加工・組立・検査等の作業を
回転治具を用いることなく行える。
H.考案の効果 以上の説明からわかるように、本考案による反転装置に
よれば以下の効果がある。
即ち、相互に離れた二組の搬送レールの間に、二重螺線
状の反転レールと平行な後退レールとを切換手段を介し
て切り換え可能に具えたので、一の搬送レールから他の
搬送レールまで、往きは反転レールを介するとともに帰
りは後退レールを介して走行させるか又はこの逆を行う
ことにより、同一位置で台車及び台車に取り付けたワー
クの正面と裏面との双方の加工,組立,検査等を行え
る。従って、設備の簡易化と作業効率の向上とコストダ
ウンとを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第7図は本考案による反転装置の実施例に係
り、第1図は要部の斜視図、第2図(a)は反転装置の
概略を示す平面図、第2図(b)は第2図(a)のA矢
視図、第3図は第2図(a)におけるB部の詳細図であ
り、第3図(a)は反転レールを接続した場合の切換手
段の拡大図、第3図(b)は後退レールを接続した場合
の切換手段の拡大図、第4図〜第7図は反転装置の作用
を示す平面図及び正面図である。 2a,2c……搬送レール、2b……反転レール、2d……後退
レール、3……ワーク、4……ワーク保持部材、4b,5b
……ガイド部、5……支持部材、7……連結軸、11……
台車、16……切換手段。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対のレール間に設けられるとともにワー
    クを取り付けるワーク保持部材と、ワーク保持部材の両
    側に取り付けられ夫々のレールに案内されるガイド部
    と、一対のレール間の中央でワーク保持部材に回動自在
    に連結され両側がガイド部を介して夫々のレールに案内
    される支持部材とで台車を構成し、 一対のレールを相互に離して配設した一組の搬送レール
    と、一組の搬送レール間で始点と終点とを同じくすると
    ともに一対のレールを二重螺線状に形成した反転レール
    及び単に平行に配設した後退レールとを設け、反転レー
    ル又は後退レールの始点部及び終点部を選択的に一組の
    搬送レール間に接続する切換手段を設けたことを特徴と
    する反転装置。
JP5249389U 1989-05-06 1989-05-06 反転装置 Expired - Lifetime JPH0745450Y2 (ja)

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JP5249389U JPH0745450Y2 (ja) 1989-05-06 1989-05-06 反転装置

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JPH02142722U JPH02142722U (ja) 1990-12-04
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JP6395587B2 (ja) * 2014-12-15 2018-09-26 平田機工株式会社 移送装置、作業システム、装置及び保持ユニット
JP7288614B2 (ja) * 2021-08-20 2023-06-08 株式会社安川電機 野菜収穫システム及び野菜収穫方法

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