JPH0745424A - 集合磁石及びその製造方法 - Google Patents

集合磁石及びその製造方法

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JPH0745424A
JPH0745424A JP5184707A JP18470793A JPH0745424A JP H0745424 A JPH0745424 A JP H0745424A JP 5184707 A JP5184707 A JP 5184707A JP 18470793 A JP18470793 A JP 18470793A JP H0745424 A JPH0745424 A JP H0745424A
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JP
Japan
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magnet
magnet material
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embedded
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Withdrawn
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JP5184707A
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English (en)
Inventor
Katsuhiro Sato
勝裕 佐藤
Katsuto Umetsu
克仁 梅津
Kougan Ko
鴻雁 賈
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Mitsumi Electric Co Ltd
Original Assignee
Mitsumi Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 生産効率が優れると共に、充分に均一化され
た安定磁場により大きなトルクが得られる集合磁石の製
造方法を提供すること。 【構成】 溝形成工程(a)にて基体1´の一側面上に
複数のV字形の溝3を設け、磁石材成膜工程(b)にて
複数の溝3内に磁石材料Sが埋設されるように基体1´
の一側面上に磁石材料Sを成膜する。又、磁石材除去工
程(c)にて複数の溝3に埋設された磁石材料Sの表面
が基体1´の一側面に対して平滑化されるように基体1
´の一側面から磁石材料Sを除去する。更に、結合工程
(d)にて先の磁石材除去工程を経て得られた基体1´
を一側面及びこれに対向する他側面が互いに突き合わさ
れるように複数結合して結合体を成した後、切断工程
(e)にて結合体を磁石材料Sの延在方向における所定
の間隔でその延在方向とは垂直方向に切断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主としてマイクロリニ
アモータ等に使用されると共に、基体に微小な磁石材料
が複数埋設されて成る集合磁石及びその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、マイクロリニアモータ等に備えら
れる電磁式マイクロアクチュエータには、薄いシート状
の磁石が用いられている。このようなシート状磁石にお
いては、磁石の微細化や薄膜化が必要となる上、大トル
クが要求されるが、通常平面状の磁石による構成では大
トルクが得られない。
【0003】そこで、必要とされるトルクを得るために
図6に示す如く、シート状の基体1の対向面を貫通する
ように穿孔した複数の孔H内にそれぞれ磁石材料が満た
されるように成膜し、これらの磁石材料の形状異方性を
利用して各孔Hの延在方向に磁界の向きが揃うように磁
化することによって複数の磁石片2を有するシート状の
集合磁石を構成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した集合磁石を製
造する場合、各孔がシート状の基板の対向面を貫通して
いるため、実際には磁石材料の成膜を行い難いという問
題がある。特に各孔の配列が縦横比において横長である
と、磁石材料の埋め込みが困難となり、各磁石片が形成
され難くなる結果、集合磁石の発生磁場が不均一になり
易く、集合磁石の生産効率が劣化され易くなってしま
う。
【0005】本発明は、かかる問題点を解決すべくなさ
れたもので、その技術的課題は、生産効率が優れると共
に、充分に均一化された安定磁場により大きなトルクが
得られる集合磁石及びその製造方法を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、一側面
に複数の磁石片が埋設された同一の基体を複数結合して
成る集合磁石が得られる。この集合磁石において、複数
の基体による結合体を一側面及びこれに対向する他側面
を互いに突き合わせて成すか、或いは一側面にある各磁
石片同士を互いに突き合わせて成すことは好ましい。
【0007】又、本発明によれば、一側面に複数の棒状
磁石片が埋設された同一の第1の基体を、該一側面及び
これに対向する他側面が互いに突き合わされるように、
複数結合して成る第1の集合磁石と、一側面に複数の磁
石片が埋設されると共に、上記基体と同じ厚さを有する
第2の同一の基体を、該一側面及びこれに対向する他側
面が互いに突き合わされるように複数結合して成る第2
の集合磁石とを、それぞれ棒状磁石片の2つと磁石片の
1つとが互いに突き合わされてU字形となるように、結
合して成る集合磁石が得られる。
【0008】一方、本発明によれば、基体の一側面上に
複数の溝を設ける溝形成工程と、複数の溝内に磁石材料
が埋設されるように基体の一側面上に該磁石材料を成膜
する磁石材成膜工程と、複数の溝に埋設された磁石材料
の表面が基体の一側面に対して平滑化されるように該基
体の一側面から該磁石材料を除去する磁石材除去工程と
を含む集合磁石の製造方法が得られる。
【0009】又、本発明によれば、上記集合磁石の製造
方法において、更に磁石材除去工程を経て得られた基体
を、一側面及びこれに対向する他側面が互いに突き合わ
されるように、複数結合して結合体を成す結合工程と、
結合体を磁石材料の延在方向における所定の間隔で該延
在方向とは垂直方向に切断する切断工程とを含む集合磁
石の製造方法が得られる。
【0010】
【実施例】以下に実施例を挙げ、本発明の集合磁石及び
その製造方法について図面を参照して詳細に説明する。
【0011】図1は、本発明の一実施例に係る集合磁石
を斜視図により示したものである。この集合磁石は、一
側面に2つの磁石片2が埋設された同一の基体1´の複
数個を、その一側面及び一側面に対向する他側面が互い
に突き合わされるように、貼り合わせて結合したもので
ある。ここで、各基体1´の一側面に垂直な方向におけ
る寸法は数10μm〜数mmで、同方向における各磁石
片2の寸法は数10μm〜数100μmである。尚、磁
石片2は基体1の一側面に3つ以上設けられても良い。
【0012】次に、図2(a)〜(e)を参照してこの
集合磁石に関する製造方法を段階別に説明する。この製
造方法では、先ず図2(a)に示す如く、溝形成工程に
て基体1´の一側面上に複数のV字形の溝3を設ける。
次に図2(b)に示す如く、磁石材成膜工程にて複数の
溝3内に磁石材料Sが埋設されるように基体1´の一側
面上に磁石材料Sを成膜する。引き続き、図2(c)に
示す如く磁石材除去工程にて、切削,或いは研磨等によ
り、複数の溝3に埋設された磁石材料Sの表面が基体1
´の一側面に対して平滑化されるように基体1´の一側
面から磁石材料Sを除去する。
【0013】更に、図2(d)に示す如く結合工程に
て、先の磁石材除去工程を経て得られた基体1´の複数
個を一側面及びこれに対向する他側面が互いに突き合わ
されるように結合して結合体を成した後、図2(e)に
示す如く切断工程にて、結合体を磁石材料Sの延在方向
における所定の間隔でその延在方向とは垂直方向に切断
する。最終的に、こうして得られるシート状の基体1´
における各磁石材料Sの形状異方性を利用して各磁石材
料Sの延在方向に磁界の向きが揃うように磁化すること
によって、図1に示す如く複数の磁石片2を有するシー
ト状の集合磁石が構成される。
【0014】ところで、シート状の基体1´における各
磁石材料Sの形状は、上述した溝形成工程にて基体1´
の一側面上に形成する溝3の形状で決定される。従っ
て、溝3の形状を半円形にすれば図3(a)に示される
ようなシート状の基体1´に半円形の磁石材料Sが埋設
された集合磁石が構成され、又溝3の形状を矩形にすれ
ば同図(b)に示されるようなシート状の基体1´に矩
形の磁石材料Sが埋設された集合磁石が構成され、更に
溝3の形状を逆台形にすれば同図(c)に示されるよう
なシート状の基体1´に逆台形の磁石材料Sが埋設され
た集合磁石が構成される。
【0015】又、上述した集合磁石の製造方法における
結合工程を一側面にある各磁性材料S同士が互いに突き
合わされるようにすれば、図4に示すような菱形の磁性
材料S´を有する結合体が得られる。このような結合体
に対しても上述したような切断を行えば、更に異なった
集合磁石が構成される。
【0016】更に、図5に示すように、上述した製造方
法における溝形成工程から結合工程までの各工程を経て
得られる図2(d)に示したような結合体と、例えば図
4を参照して説明したような溝3の形状を矩形とした上
で同様に各工程を経て得られる別の結合体とを結合する
ことにより、複数のU字形の磁石片を有する集合磁石を
構成することもできる。この集合磁石では、一側面に複
数の棒状の磁石片2が埋設された同一の基体1´を、一
側面及びこれに対向する他側面が互いに突き合わされる
ように、複数結合して成る第1の集合磁石と、一側面に
複数の板状の磁石片2が埋設されると共に、上述した基
体1´と同じ厚さを有する同一の基体1´を、互いに一
側面及びこれに対向する他側面が突き合わされるよう
に、複数結合して成る第2の集合磁石とを、それぞれ互
いに棒状の磁石片2のうちの2つと板状の磁石片2のう
ちの1つとが突き合わされてU字形となるように、結合
している。
【0017】上述した何れの集合磁石においても、各磁
石片2は、図6で説明したように磁石材料Sが基体1を
貫通した穴Hではなく、基体1´に設けられた様々な形
状の溝3に密接的に埋設された上で生産性良く得られ
る。又、何れの集合磁石も充分に均一化された安定磁場
が発生されるので、大きなトルクが得られる。
【0018】
【発明の効果】以上に述べた通り、本発明によれば、基
体の一側面上に複数の溝を設け、これらの複数の溝内に
磁石材料が埋設されるように成膜した後、不要な磁石材
料を除去して集合磁石を製造しているので、磁石材料が
密接的に埋設された状態で生産性良く集合磁石を製造で
きるようになる。又、この集合磁石の製造の場合、溝の
ピッチ,深さ,形状等を任意に変えると共に、複数の同
じ基体を突き合わせて結合した結合体を任意な寸法で切
断することにより、磁石材料の成膜時の厚さを従来の数
分の1から数10分の1程度に抑えることができ、微小
な磁石片から成る集合磁石を安価に量産できるようにな
る。特に、溝ピッチの小さい集合磁石は、高精度なステ
ッピングモータ等の作成に有効となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る集合磁石を斜視図によ
り示したものである。
【図2】(a)〜(e)は、図1に示す集合磁石に係る
製造方法を段階別に説明したものである。
【図3】(a)〜(c)は、それぞれ本発明の他の実施
例に係る異なる集合磁石を斜視図により示したものであ
る。
【図4】本発明の別の実施例に係る集合磁石を斜視図に
より示したものである。
【図5】本発明の更に別の実施例に係る集合磁石を斜視
図により示したものである。
【図6】従来の集合磁石を斜視図により示したものであ
る。
【符号の説明】
1,1´ 基体 2 磁石片 3 溝 S,S´ 磁石材料

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一側面に複数の磁石片が埋設された同一
    の基体を複数結合して成ることを特徴とする集合磁石。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の集合磁石において、前記
    複数の基体による結合体は、前記一側面及びこれに対向
    する他側面が互いに突き合わされて成ることを特徴とす
    る集合磁石。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の集合磁石において、前記
    複数の基体による結合体は、前記一側面にある各磁石片
    同士が互いに突き合わされて成ることを特徴とする集合
    磁石。
  4. 【請求項4】 一側面に複数の棒状磁石片が埋設された
    同一の第1の基体を、該一側面及びこれに対向する他側
    面が互いに突き合わされるように、複数結合して成る第
    1の集合磁石と、一側面に複数の磁石片が埋設されると
    共に、前記第1の基体と同じ厚さを有する同一の第2の
    基体を、該一側面及びこれに対向する他側面が互いに突
    き合わされるように、複数結合して成る第2の集合磁石
    とを、それぞれ前記棒状磁石片の2つと前記磁石片の1
    つとが互いに突き合わされてU字形となるように、結合
    して成ることを特徴とする集合磁石。
  5. 【請求項5】 基体の一側面上に複数の溝を設ける溝形
    成工程と、前記複数の溝内に磁石材料が埋設されるよう
    に前記基体の一側面上に該磁石材料を成膜する磁石材成
    膜工程と、前記複数の溝に埋設された前記磁石材料の表
    面が前記基体の一側面に対して平滑化されるように該基
    体の一側面から該磁石材料を除去する磁石材除去工程と
    を含むことを特徴とする集合磁石の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の集合磁石の製造方法にお
    いて、更に、前記磁石材除去工程を経て得られた基体
    を、前記一側面及びこれに対向する他側面が互いに突き
    合わされるように、複数結合して結合体を成す結合工程
    と、前記結合体を前記磁石材料の延在方向における所定
    の間隔で該延在方向とは垂直方向に切断する切断工程と
    を含むことを特徴とする集合磁石の製造方法。
JP5184707A 1993-07-27 1993-07-27 集合磁石及びその製造方法 Withdrawn JPH0745424A (ja)

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