JPH0745351A - 電線処理装置 - Google Patents

電線処理装置

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JPH0745351A
JPH0745351A JP5192294A JP19229493A JPH0745351A JP H0745351 A JPH0745351 A JP H0745351A JP 5192294 A JP5192294 A JP 5192294A JP 19229493 A JP19229493 A JP 19229493A JP H0745351 A JPH0745351 A JP H0745351A
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clamp
claws
covered electric
tip
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Nobuo Sato
伸雄 佐藤
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Shin Meiva Industry Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 リヤ側圧着機の前側に電線の把持機構を備え
させるようなことなしに、Rクランプに把持されている
被覆電線のオーバハング部分の振れの発生を抑制する。 【構成】 被覆電線Wの被覆の剥ぎ取りを行うために電
線Wを把持しながら進退移動するクランプ爪16,17
を設ける。このクランプ爪16,17に対向して振れ止
め板21,22を設け、この振れ止め板21,22を固
定側のクランプ本体部9に接続し、クランプ爪16,1
7の進退移動時には、このクランプ爪16,17と振れ
止め板21,22とが相対移動するようにする。そし
て、電線Wが次工程の圧着機に搬送される際には、クラ
ンプ爪16,17を後退移動させて、振れ止め板21,
22により電線先端部を囲繞して電線Wのオーバハング
部分の寸法を短くし、電線Wの振れを抑制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電線処理装置に係り、
特に、電線の切断等の処理を行った後、該電線を圧着機
等の他の処理工程部へ搬送するようにしたものに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば実公平5−19831
号公報に開示されているような電線処理装置が知られて
いる。この装置は、長尺の被覆電線を所定長さに切断
し、その切断された被覆電線の両端部の被覆を剥ぎ取
り、この被覆が剥ぎ取られた電線両端部に端子を圧着さ
せるものである。この種の装置の一般的な構成について
具体的に説明すると、図10に示すように、被覆電線w
を所定寸法づつ間欠的に送り出す測長ローラaを備えて
おり、該測長ローラaにおける電線供給下流側には、被
覆電線wを把持するフロント側クランプb(以下Fクラ
ンプと呼ぶ)及びリヤ側クランプc(以下Rクランプと
呼ぶ)が備えられている。また、FクランプbとRクラ
ンプcとの間には被覆電線wの切断、被覆の剥ぎ取りを
行うためのカッタdが配設されている。更に、Fクラン
プbの側方にはフロント側圧着機eが、Rクランプcの
側方にはリヤ側圧着機fが夫々配設されていると共に、
前記リヤ側圧着機fに近接した位置には電線排出機gが
配設されている。そして、この装置における電線処理動
作としては、先ず、前記測長ローラaによって所定寸法
だけ被覆電線wが各クランプb,cに向って送り込まれ
て、この各クランプb,cによって被覆電線wが把持さ
れる。尚、この状態にあっては、被覆電線wの先端部
(図10における下端部)は、前の電線処理工程におい
て被覆の剥ぎ取り及び端子hの圧着が既に行われてい
る。この状態において、カッタdによってFクランプb
とRクランプcとの中間位置において被覆電線wが切断
される。その後、この被覆電線wの先端部の被覆の剥ぎ
取り動作が行われる。この被覆の剥ぎ取り動作は、先
ず、Fクランプb及びRクランプcが夫々被覆電線wを
把持したまま左右方向の互いに異なる方向へ僅かに移動
した後、共に相手側クランプに向う方向に僅かに前進し
て、被覆電線wの先端部同士が重なり合うようにする。
その後、カッタdが各被覆電線wに接触され、この状態
からFクランプb及びRクランプcが共に元の位置に戻
る方向に後退されることにより、被覆電線wの先端部に
おける被覆のみが剥ぎ取られることになる。更に、この
被覆の剥ぎ取り動作の後、この被覆電線wの先端部への
端子hの圧着動作が行われる。この圧着動作は、先ず、
Fクランプbが被覆電線wを把持したままフロント側圧
着機eに移動し、これと同時にRクランプcが被覆電線
wを把持したままリヤ側圧着機fに移動する(図10の
仮想線参照)。この状態でフロント側圧着機e及びリヤ
側圧着機f夫々において被覆電線wの先端部への端子h
の圧着が行われることになる。そして、この圧着動作の
後、Fクランプbは被覆電線wを把持したまま初期位置
(実線で示す位置)に戻り、一方、Rクランプcは、被
覆電線wを電線排出機gに渡した後、該被覆電線wを把
持することなく初期位置(実線で示す位置)に戻る。こ
のような動作が繰返されることにより、所定長さで且つ
両先端部に端子h,hが圧着された処理済みの被覆電線
wが連続的に得られることになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような電線処理装置にあっては、電線先端部の被覆の
剥ぎ取り動作が行われた後に、Rクランプcがリヤ側圧
着機fに向って移動する際に、Rクランプcに把持され
ている被覆電線wの先端部に振れが生じてしまって、リ
ヤ側圧着機fにおいて端子hを圧着する場合、この被覆
電線wを所定位置に位置決めすることができなくなって
しまう虞れがあった。詳しくは、Rクランプcは、一般
的には、図11に示すように開閉自在な一対のクランプ
爪c1,c1を備え、このクランプ爪c1,c1によっ
て被覆電線wを把持するようになっている。このため、
被覆電線wにおけるクランプ爪c1,c1による把持位
置よりも先端側には、所定寸法だけクランプ爪c1,c
1による規制を受けない部分(以下オーバハング部分と
呼ぶ)が生じ、Rクランプcがリヤ側圧着機fに向って
移動する際(矢印A参照)には、このオーバハング部分
に振れが生じてしまう。そして、特に、このオーバハン
グ部分の寸法が大きい場合には、その振れも大きくなっ
てしまい(図11の仮想線及び矢印B参照)、このよう
な状況では、Rクランプcがリヤ側圧着機fに達した状
態で被覆電線wの先端部の位置が安定せず、端子hを圧
着する際に圧着不良を招いてしまうといった不具合があ
った。
【0004】この点に鑑みて、リヤ側圧着機の前側に電
線の把持機構を備えさせ、Rクランプがリヤ側圧着機に
達した状態において、この把持機構によって被覆電線の
オーバハング部分を把持してその振れを止めて被覆電線
の先端部の位置を所定の圧着位置に位置させるようにす
ることも行われているが、これでは、圧着機のアプリケ
ータに近接した前側位置に把持機構が位置されることに
なるので、この把持機構が邪魔になってアプリケータの
交換作業を円滑に行うことができなくなり、場合によっ
ては把持機構を取外さなければアプリケータの交換作業
を行うことができないといった新たな不具合を招いてし
まうことにもなる。尚、Fクランプbにあっては、被覆
電線wをRクランプcに向って供給する側であるため
に、図11の如くこのFクランプbのクランプ爪b1に
対向する位置にノズルiを設けて、常に被覆電線wがこ
のノズルi内部に挿通されるようにしておけば、被覆電
線wの把持を確実に行わせながら該被覆電線wのオーバ
ハング部分の寸法を短くして該オーバハング部分の振れ
を抑制することができることになる。これに対し、Rク
ランプcは、Fクランプb側から供給される被覆電線w
を受け取らなければならないために、被覆電線wを確実
に把持するためには上述したようなノズルを設けること
ができないことになる。従って、上述したようなオーバ
ハング部分の振れの発生といった課題は被覆電線wの供
給下流側であるRクランプcにおいて特に問題となって
いた。
【0005】本発明は、この点に鑑みてなされたもので
あって、リヤ側圧着機の前側に電線の把持機構を備えさ
せるようなことなしに、Rクランプに把持されている被
覆電線のオーバハング部分の振れの発生を抑制すること
ができる構成を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、被覆電線のオーバハング部分の振れを
抑制する部材をRクランプに一体的に設けるようにし
た。具体的に請求項1記載の発明は、所定寸法に切断さ
れた電線を把持するクランプ部を有するクランプ手段を
備え、前記クランプ部によって電線を把持した状態でク
ランプ手段を所定方向に移動させることによって前記電
線を次工程の処理部へ搬送するようにした電線処理装置
を前提としている。そして、前記クランプ手段の移動時
における電線先端部の振れを抑制するように、前記クラ
ンプ部に対向した位置に配置され、電線の先端に向う方
向に前記クランプ部に対して相対移動することによって
該クランプ部に把持されている電線の先端部を囲繞する
振れ抑制手段を備えさせるような構成としている。
【0007】請求項2記載の発明は、被覆電線を把持可
能なクランプ部を備えたクランプ手段が設けられている
と共に、該クランプ手段に対向した位置にカッタ手段が
配設されており、前記クランプ部に把持された被覆電線
の所定位置を前記カッタ手段によって切断すると共に、
前記クランプ部が前進移動して被覆電線がカッタ手段に
対向する位置に移動された状態で該カッタ手段を被覆電
線に接触させ、この状態から前記クランプ部を後退移動
させて被覆電線先端部の被覆の剥ぎ取りを行い、その
後、前記クランプ部によって電線を把持した状態でクラ
ンプ手段を所定方向に移動させることによって前記電線
を次工程の処理部へ搬送するようにした電線処理装置を
前提としている。そして、前記クランプ手段の所定方向
への移動時における電線先端部の振れを抑制するよう
に、前記クランプ部に対向した位置に配置され、該クラ
ンプ部が後退移動することによって該クランプ部に把持
されている電線の先端部を囲繞する振れ抑制手段を設け
るような構成としている。
【0008】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の電線処理装置において、クランプ部を回動自在な
一対のクランプ爪で成し、振れ抑制手段を回動自在な一
対の振れ止め板で成す。そして、前記クランプ爪の回動
軸心と振れ止め板の回動軸心とが一致するように、前記
振れ止め板の回動軸を、クランプ爪の回動軸に挿通さ
せ、この回動軸同士をその長手方向に相対移動自在とす
るような構成としている。
【0009】
【作用】上記の構成により本発明では以下に述べるよう
な作用が得られる。請求項1記載の発明では、所定寸法
に切断された電線をクランプ手段のクランプ部によって
把持した状態でクランプ手段を所定方向に移動させるこ
とによって前記電線を次工程の処理部へ搬送するように
している。そして、このクランプ手段の移動時には、振
れ抑制手段が電線の先端に向う方向に前記クランプ部に
対して相対移動し、これによって、クランプ部に把持さ
れている電線の先端部を囲繞して電線先端部の振れを抑
制することになる。
【0010】請求項2記載の発明では、クランプ部に把
持された被覆電線の所定位置をカッタ手段によって切断
した後に、クランプ部が前進移動して被覆電線がカッタ
手段に対向する位置に移動された状態で該カッタ手段を
被覆電線に接触させる。そして、この状態から前記クラ
ンプ部を後退移動させて被覆電線先端部の被覆の剥ぎ取
りを行う。更に、その後、前記クランプ部によって電線
を把持した状態でクランプ手段を所定方向に移動させる
ことによって前記電線を次工程の処理部へ搬送するよう
にしている。そして、このクランプ手段の移動時には、
クランプ部が後退移動することによって電線が振れ抑制
手段に対して後退移動することになり、該振れ抑制手段
がクランプ部に把持されている電線の先端部を囲繞して
電線先端部の振れを抑制することになる。
【0011】請求項3記載の発明では、振れ止め板によ
って電線の先端部を囲繞する際には、クランプ爪と振れ
止め板とが相対移動することになるが、この際、クラン
プ爪の回動軸と該回動軸に挿通されている振れ止め板の
回動軸とがその長手方向に相対移動することによって行
われる。また、クランプ爪の回動軸心と振れ止め板の回
動軸心とが一致されていることにより、クランプ爪にお
ける電線クランプ部と振れ止め板における電線囲繞部と
の回動軌跡を一致させることができるので、クランプ爪
と振れ止め板との形状を設計する際には、このクランプ
爪における電線クランプ部と振れ止め板における電線囲
繞部とを互いに対向させるようにすればよい。
【0012】
【実施例】
(第1実施例)次に、本発明の第1実施例について説明
する。図1は本例に係る電線処理装置のシステム全体を
示す模式図である。この図1に示すように本電線処理装
置は、被覆電線Wを所定寸法づつ間欠的に送り出す測長
ローラ1と、該測長ローラ1における電線供給下流側に
配置され、該測長ローラ1から送り出された被覆電線W
を把持するFクランプ2及びクランプ手段としてのRク
ランプ3とを備えている。また、Fクランプ2とRクラ
ンプ3との間には被覆電線Wの切断、被覆の剥ぎ取りを
行うためのカッタ手段としてのカッタ4が配設されてい
る。更に、Fクランプ2の側方にはフロント側圧着機5
が、Rクランプ3の側方には次工程処理部としてのリヤ
側圧着機6が夫々配設されていると共に、前記リヤ側圧
着機6に近接した位置には電線排出機7が配設されてい
る。そして、本装置の各部材の機能を理解し易くするた
めに被覆電線Wの処理動作の概略について説明すると、
測長ローラ1から送り出された被覆電線WをFクランプ
2及びRクランプ3が把持し、カッタ4によってFクラ
ンプ2とRクランプ3との中間位置において被覆電線W
の切断が行われる。その後、Fクランプ2及びRクラン
プ3が夫々被覆電線Wを把持したまま左右方向の互いに
異なる方向へ僅かに移動した後、共に相手側クランプに
向う方向に僅かに前進して、図2(a)に示すように、
被覆電線Wの先端部同士が重なり合うようにする。その
後、カッタ4が各被覆電線Wに接触され、この状態から
Fクランプ2及びRクランプ3が共に元の位置に戻る方
向に後退されることにより、図2(b)に示すように、
被覆電線Wの先端部における被覆のみが剥ぎ取られる。
このようにして電線先端部の被覆の剥ぎ取りが行われた
後、Fクランプ2が被覆電線Wを把持したままフロント
側圧着機5に移動し、これと同時にRクランプ3が被覆
電線Wを把持したままリヤ側圧着機6に移動する(図1
の仮想線参照)。そして、この状態でフロント側圧着機
5及びリヤ側圧着機6夫々において電線Wの先端部への
端子Tの圧着動作が行われて、Fクランプ2は被覆電線
Wを把持したまま初期位置に戻る一方、Rクランプ3
は、被覆電線Wを電線排出機7に渡した後、被覆電線W
を把持することなく初期位置に戻り、電線排出機7から
は両端に端子Tが圧着された処理済みの被覆電線Wが得
られることになる。そして、このような動作が連続的に
行われるようになっている。
【0013】そして、本例の特徴とするところは前記R
クランプ3にある。図3は本Rクランプ3周辺部の一部
を破断した側面図であって、装置本体側のベース部材B
の上面にガイドレール8,8を介して支持されている。
このガイドレール8は、図3における紙面鉛直方向に延
びており、Rクランプ3の紙面鉛直方向(図1における
左右方向)のスライド移動をガイドするようになってい
る。また、このRクランプ3は、前記ガイドレール8の
上部に取付けられたクランプ本体部9を備えており、こ
のクランプ本体部9の下端部には図示しないモータによ
って回転されるボールネジ9aが挿通されており、この
モータの駆動に伴ってRクランプ3を前記ガイドレール
8にガイドさせながら図3における紙面鉛直方向に移動
させ、図1において実線で示す電線Wを受取る位置と仮
想線で示すリヤ側圧着機6に対向する位置との間で往復
動されるようになっている。
【0014】また、このRクランプ3は、前記クランプ
本体部9に対して進退移動(図3における左右方向の移
動)自在な進退部材10が備えられている。以下、この
進退部材10について説明する。該進退部材10は、フ
レーム11を備えており、このフレーム11の下面と前
記クランプ本体部9の上面との間には図3において左右
方向に延びるガイドレール12が介設されており、進退
部材10はこのガイドレール12によって図3における
左右方向のスライド移動がガイドされるようになってい
る。また、この進退部材10のフレーム11の後端部分
の内部には該フレーム11の後方に向って延びる駆動軸
を有するステッピングモータ13が収容されており、該
ステッピングモータ13の駆動軸にはプーリ13aが取
付けられている。一方、前記クランプ本体部9の後端部
分にはボールネジ14が挿通されており、このボールネ
ジ14の後端部は前記フレーム11から下方に延びる延
長部11aによってベアリングB1を介して回転自在に
支持されている。また、このボールネジ14の後端部に
もプーリ14aが取付けられており、前記各プーリ13
a,14aにはベルト15が掛け渡されている。このた
め、前記ステッピングモータ13が駆動すると、その駆
動力がベルト15によってにボールネジ14に伝達さ
れ、ボールネジ14が回転しながらクランプ本体部9に
対して図3における左右方向に移動し、これによって進
退部材10の全体がクランプ本体部9に対してガイドレ
ール12に案内されながら図3における左右方向に進退
移動するような構成とされている。一方、図3及び図4
に示すように、前記フレーム11の前端部(図3におけ
る右側端部)には被覆電線Wを把持するためのクランプ
部としてのクランプ爪16,17が配設されている。こ
のクランプ爪16,17の配設構造について説明する
と、このクランプ爪16,17は、図4に示す状態(被
覆電線Wを把持した状態)において鉛直方向に延びる電
線把持面16b,17bを有するクランプ爪本体部16
a,17aと、該クランプ爪本体部16a,17aの下
側に一体形成されて後方(図3の左方向)に延びてこの
クランプ爪16,17の回動軸となる円筒状の円筒部1
6c,17cとを備えている。一方、前記フレーム11
の前端部には、鉛直上方に折曲げられたクランプ爪支持
部11bが形成されており、このクランプ爪支持部11
bの中央部には前記クランプ爪16,17の円筒部16
c,17cを挿通して支持するための開口11c,11
cが形成されており、この開口11c,11cにブッシ
ュ18,18を介して前記クランプ爪16,17の円筒
部16c,17cが夫々回動自在に支持されている。更
に、このクランプ爪16,17の円筒部16c,17c
の外周面の一部にはギヤ16d,17dが形成されてお
り、左右の各クランプ爪16,17のギヤ16d,17
d同士が噛み合わされて、この各クランプ爪16,17
が連動するようになっている。また、このクランプ爪1
6,17には各クランプ爪16,17を開閉駆動させる
ためのエアシリンダ19が連繋されている。詳しくは、
前記クランプ爪支持部11bの側端から上方に延びるシ
リンダ支持ブラケット11dに、水平方向に進退自在な
ピストンロッド19aを備えたエアシリンダ19が支持
されている一方、図4において右側に位置しているクラ
ンプ爪17のクランプ爪本体部17aには上下方向に延
びる長孔17eが形成されており、この長孔17eに前
記ピストンロッド19aの先端部が係止されている。こ
のような構成であるために、エアシリンダ19の駆動に
より、ピストンロッド19aが突出された状態では、図
4に示すように、各クランプ爪16,17が閉鎖状態と
なって夫々の電線把持面16b,17bが近接して対向
する位置となり被覆電線Wの把持が可能となる一方、ピ
ストンロッド19aが没入された状態では、図5に示す
ように、各クランプ爪16,17が開放状態となって夫
々の電線把持面16b,17bが互いに離されて被覆電
線Wの把持状態が解除されるようになっている。
【0015】そして、本例の特徴とする構成は、前記ク
ランプ爪16,17の近傍位置に配設されて、該クラン
プ爪16,17によって把持された被覆電線Wの振れを
防止するための振れ抑制手段としての振れ止め板21,
22が設けられていることにある。以下、この振れ止め
板21,22及び該振れ止め板21,22周辺部の構成
について説明する。この振れ止め板21,22は、前記
クランプ本体部9から延びる支持板23,23に対して
この振れ止め板21,22の回動軸となるロッド24,
24を介して揺動自在に夫々支持されている。詳しく
は、前記支持板23,23は、その下端部がクランプ本
体部9の側面にボルト止めされて上方に延びており、そ
の上端部には、ベアリングB2,B2を介して前記ロッ
ド24,24の一端部が回動自在に支持されていて、こ
のロッド24,24の先端部(図3における右端部)に
前記振れ止め板21,22が夫々取付けられている。ま
た、前記クランプ爪16,17の円筒部16c,17c
の中心部には貫通孔17f,17fが形成されており、
前記ロッド24,24は、この貫通孔17f,17fに
ブッシュ25,25を介して挿通支持されている。この
ため、前記振れ止め板21,22の回動中心とクランプ
爪16,17の回動中心とが一致されるような構成とな
っている。また、振れ止め板21,22の形状について
説明すると、図4に示すように、その上端部周辺が被覆
電線Wの把持位置に対向するようになっており、この部
分にはクランプ爪16,17によって把持された被覆電
線Wの上側及び下側を囲繞するような上下一対の爪21
a,22aが設けられている。また、前記振れ止め板2
1,22の長手方向の中央位置には連繋ロッド26,2
6が取付けられている一方、前記各クランプ爪16,1
7におけるクランプ爪本体部16a,17aには水平方
向に延びる貫通孔17g,17gが形成されており、こ
の貫通孔17g,17gに前記連繋ロッド26,26が
ブッシュ27,27を介して挿通されている。このた
め、各振れ止め板21,22は、前記クランプ爪16,
17に対して回動一体に連結されており、このクランプ
爪16,17の回動時には、ロッド24を回動軸として
回動することになる。また、この各振れ止め板21,2
2はクランプ本体部16a,17aから延びる支持板2
3に支持されているので、進退部材10が進退移動する
ような場合でも、その位置が変化することはないように
なっている。つまり、図3に示すような状態からステッ
ピングモータ13の駆動により進退部材10の全体が後
退移動(図3の左方向への移動)するような状況にあっ
ては、図6に示すように、振れ止め板21,22の位置
は変化することなしに、クランプ爪16,17がロッド
24,24及び連繋ロッド26,26に対してスライド
移動することによって後退されて、このクランプ爪1
6,17と振れ止め板21,22との間の間隔が大きく
なるようになっている。また、この連繋ロッド26の長
さ寸法は、前記進退部材10の進退ストローク長さより
も所定寸法だけ長く設定されており、図6に示すような
進退部材10の後退位置にあっても該連繋ロッド26が
貫通孔17gから抜け出ることがないようになってい
る。
【0016】次に、上述の如く構成された電線処理装置
におけるRクランプ3に把持された被覆電線Wの被覆の
剥ぎ取り動作及びリヤ側圧着機6への搬送動作について
説明する。先ず、上述したような被覆電線Wの切断動作
によって、図3に示すように、Rクランプ3は所定長さ
の被覆電線Wの先端近傍部分を把持している。この状態
からステッピングモータ13が駆動され、ボールネジ1
4の回転により進退部材10が僅かに前進する。これに
より、被覆電線Wの先端部がカッタ4,4に対向する位
置まで前進される(図3の仮想線参照)。その後、カッ
タ4,4が被覆電線Wに接触され、再びステッピングモ
ータ13の駆動により進退部材10が後退されることに
よって被覆電線先端部の被覆が剥ぎ取られることになる
(図2参照)。そして、このような被覆の剥ぎ取り動作
においては振れ止め板21,22の位置は変化すること
なくクランプ爪16,17が該振れ止め板21,22に
対して進退移動されることになる。そして、本例の特徴
とする動作として、上述したような被覆電線先端部の被
覆が剥ぎ取りが行われた後、更に、ステッピングモータ
13の駆動が継続され、進退部材10が後退移動され
る。この動作により、図6に示すように、進退部材10
が最後端位置まで後退された状態では、クランプ爪1
6,17が振れ止め板21,22に対して比較的大きな
間隔(図6における寸法C)を存した位置に後退されて
いる。このため、被覆電線Wの先端部における前記振れ
止め板21,22の位置よりも前方(図6における右
方)へ突出する部分の長さ寸法は極めて小さくなってい
る。また、このように、クランプ爪16,17が被覆電
線Wを把持した状態では、図4に示すように、各振れ止
め板21,22の爪21a,22aが被覆電線Wの周囲
を囲繞して、その振れの発生を抑制している。従って、
被覆電線Wの先端部において振れ抑制がされていない部
分の寸法は極めて短くなっていることになる。そして、
このような状態から図示しないモータの駆動によりボー
ルネジ9aが回転して、Rクランプ3はガイドレール8
に案内されながら図6の紙面鉛直方向に移動されて、リ
ヤ側圧着機6の配設位置に向って被覆電線Wが搬送され
ることになる。そして、このような被覆電線Wの搬送動
作にあっては、被覆電線先端部における振れ抑制がされ
ていない部分であるオーバハング部分の寸法が大きい場
合には該被覆電線Wの振れが大きく発生してしまうこと
になるが、上述した如く、このオーバハング部分の寸法
は振れ止め板21,22によって極めて小さくされてい
るので、被覆電線先端部における振れ発生は殆どなく、
Rクランプ3がリヤ側圧着機6に達した状態での被覆電
線Wの先端部の位置を安定して得ることができ、端子T
の圧着動作を良好に行うことができることになる。この
ように、本例の電線処理装置によれば、Rクランプ3が
移動する際における該Rクランプに把持されている被覆
電線Wの先端部のオーバハング部分の寸法を小さくする
ようにしたために、従来のようなリヤ側圧着機の前側に
電線の把持機構を備えさせるようなことなしに、Rクラ
ンプ3に把持されている被覆電線Wの振れの発生を抑制
することができ、端子圧着動作の信頼性の向上を図るこ
とができると共に、リヤ側圧着機6のアプリケータの交
換作業を円滑に行うことができる。
【0017】(第2実施例)次に、本発明の第2実施例
について説明する。また、本例の電線処理装置の基本構
造は、上述した第1実施例のものと略同様であるので、
本例では第1実施例との相違点についてのみ説明する。
図7に示すように、本例の電線処理装置におけるRクラ
ンプ3は、エアシリンダ30の駆動力によって振れ止め
板21,22を進退部材10に対して進退移動させるよ
うにしたものである。詳しくは、フレーム11の上面に
ガイドレール31を介してロッド支持部材32を配置さ
せ、このロッド支持部材32に、ベアリングB3を介し
てロッド24が回動自在に支持されている。また、前記
ロッド支持部材32の後方には、フレーム11上面に取
付けられたL型ブラケット33に支持された水平方向に
進退自在なピストンロッド30aを備えたエアシリンダ
30が配置されており、このエアシリンダ30のピスト
ンロッド30a先端部が前記ロッド支持部材32に連結
されている。このような構成により、Rクランプ3がリ
ヤ側圧着機6に向って移動する際には、前記エアシリン
ダ30の駆動によりロッド支持部材32が前進されて図
7に仮想線で示すように、振れ止め板21,22が被覆
電線Wの先端部に向って移動することになる。従って、
本例の構成にあっても、被覆電線Wの先端部におけるオ
ーバハング部分の寸法は振れ止め板21,22によって
小さくされることになるので、被覆電線先端部における
振れ発生は殆どなく、Rクランプ3がリヤ側圧着機6に
達した状態での被覆電線Wの先端部の位置を安定して得
ることができ、端子Tの圧着動作を良好に行うことがで
きる。
【0018】(第3実施例)次に、本発明の第3実施例
について説明する。また、本例の電線処理装置の基本構
造は、上述した第1実施例のものと略同様であるので、
本例では第1実施例との相違点についてのみ説明する。
図8に示すように、本例の電線処理装置におけるRクラ
ンプ3は、圧縮エアの供給により振れ止め板21,22
を進退部材10に対して進退移動させるようにしたもの
である。詳しくは、振れ止め板21,22の回動中心と
なるロッド24の後端面に圧縮エアを作用させるように
したものであって、このロッド24の長さ寸法が、該ロ
ッド24の後端面がクランプ爪16,17の貫通孔17
f,17f内部に位置されるように設定され、フレーム
11の上面に立設された支持ブラケット35にエア供給
管36が支持され、このエア供給管36が前記ロッド2
4の後端面に対向する位置まで延設されている。そし
て、前記ロッド24の外周囲に進退管37が一体的に組
付けられ、この進退管37の後端部が、前記エア供給管
36が挿通される位置まで延長されていると共に、この
後端部が外周方向に湾曲されてフランジ部37aが形成
されている。そして、この進退管37のフランジ部37
aとクランプ爪16,17との間にコイルスプリング3
8が縮装されている。
【0019】このような構成により、Rクランプ3がリ
ヤ側圧着機6に向って移動する際には、前記エア供給管
36からの圧縮エアの供給によりロッド24が前進され
て図8に仮想線で示すように、振れ止め板21,22が
被覆電線Wの先端部に向って移動することになる。ま
た、この動作に伴って進退管37も前進移動して前記コ
イルスプリング38が圧縮されることになる。従って、
本例の構成にあっても、被覆電線Wの先端部におけるオ
ーバハング部分の寸法は振れ止め板21,22によって
小さくされることになるので、被覆電線先端部における
振れ発生は殆どなく、Rクランプ3がリヤ側圧着機6に
達した状態での被覆電線Wの先端部の位置を安定して得
ることができ、端子Tの圧着動作を良好に行うことがで
きる。また、振れ止め板21,22を元の位置に戻す際
には、前記圧縮エアの供給状態を解除することにより前
記コイルスプリング38の付勢力によって前記進退管3
7が後退され、これに伴ってロッド24及び振れ止め板
21,22が図8に実線で示す元の位置に戻されること
になる。
【0020】(第4実施例)次に、本発明の第4実施例
について説明する。また、本例の電線処理装置の基本構
造は、上述した第1実施例のものと略同様であるので、
本例では第1実施例との相違点についてのみ説明する。
図9に示すように、本例の電線処理装置におけるRクラ
ンプ3は、モータ40の駆動に伴うボールネジ41の移
動によって振れ止め板21,22を進退部材10に対し
て進退移動させるようにしたものである。詳しくは、フ
レーム11の上面にガイドレール42を介してロッド支
持部材43を配置させ、このロッド支持部材43に、ベ
アリングB4を介してロッド24が回動自在に支持され
ている。また、前記ロッド支持部材43は、その後端部
に、下方に折曲された鉛直部43aを備えている。ま
た、前記フレーム11上面におけるロッド支持部材43
の後方にはL型ブラケット44が配設されており、この
L型ブラケット44にモータ40が支持されている。そ
して、このモータ40の駆動軸40aにはボールネジ4
1が連結されており、このボールネジ41は、前記ロッ
ド支持部材43の鉛直部43aに螺入されている。この
ような構成により、Rクランプ3がリヤ側圧着機6に向
って移動する際には、前記モータ40の駆動に伴うボー
ルネジ41の回転によりロッド支持部材43が前進され
て図9に仮想線で示すように、振れ止め板21,22が
被覆電線Wの先端部に向って移動することになる。従っ
て、本例の構成にあっても、被覆電線Wの先端部におけ
るオーバハング部分の寸法は振れ止め板21,22によ
って小さくされることになるので、被覆電線先端部にお
ける振れ発生は殆どなく、Rクランプ3がリヤ側圧着機
6に達した状態での被覆電線Wの先端部の位置を安定し
て得ることができ、端子Tの圧着動作を良好に行うこと
ができる。
【0021】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば以下に述べるような効果が発揮される。請求項1記載
の発明によれば、クランプ手段の次工程の処理部への移
動時における電線先端部の振れを抑制するように、クラ
ンプ部に対向した位置に配置され、電線の先端に向う方
向に前記クランプ部に対して相対移動することによって
該クランプ部に把持されている電線の先端部を囲繞する
振れ抑制手段を備えさせるようにしたために、従来のよ
うに次工程の処理部の前側に電線の把持機構を備えさせ
るようなことなしに、クランプ部に把持されている電線
の振れの発生を抑制することができ、次工程の処理部に
おける処理動作の信頼性の向上を図ることができると共
に、次工程の処理部のメンテナンス等を容易に行うこと
ができる。
【0022】請求項2記載の発明によれば、クランプ手
段の次工程の処理部への移動時における電線先端部の振
れを抑制するように、クランプ部に対向した位置に配置
され、該クランプ部が後退移動することによって該クラ
ンプ部に把持されている電線の先端部を囲繞する振れ抑
制手段を設けるようにしたために、上述した請求項1記
載の発明に係る効果と同様に、次工程の処理部の前側に
電線の把持機構を備えさせるようなことなしに、クラン
プ部に把持されている電線の振れの発生を抑制すること
ができる。また、本発明では、クランプ部の後退移動に
伴って振れ抑制手段により電線の先端部を囲繞するよう
にしているので、被覆電線の被覆剥ぎ取り時にクランプ
部が後退移動するような装置にあっては、その機構をそ
のまま利用することができ、新たな駆動部を設けるよう
なことなしに、振れ抑制手段により電線の先端部を囲繞
することができることになる。
【0023】請求項3記載の発明によれば、クランプ部
を回動自在な一対のクランプ爪で成し、振れ抑制手段を
回動自在な一対の振れ止め板で成す。そして、前記クラ
ンプ爪の回動軸心と振れ止め板の回動軸心とが一致する
ように、前記振れ止め板の回動軸を、クランプ爪の回動
軸に挿通させ、この回動軸同士をその長手方向に相対移
動自在とするようにしたために、クランプ爪における電
線クランプ部と振れ止め板における電線囲繞部との回動
軌跡を一致させることができるので、クランプ爪と振れ
止め板との形状を設計する際に、このクランプ爪におけ
る電線クランプ部と振れ止め板における電線囲繞部とを
互いに対向させるようにすればよいので、その設計を容
易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例における電線処理装置のシステム全
体を示す模式図である。
【図2】被覆電線の被覆剥ぎ取り動作を示す図である。
【図3】Rクランプ周辺部の一部を破断した側面図であ
る。
【図4】電線把持状態を示すクランプ爪及びその周辺部
の正面図である。
【図5】電線把持解除状態を示すクランプ爪及びその周
辺部の正面図である。
【図6】クランプ爪が後退された状態を示す図3相当図
である。
【図7】第2実施例におけるRクランプを示す側面図で
ある。
【図8】第3実施例におけるRクランプを示す側面図で
ある。
【図9】第4実施例におけるRクランプを示す側面図で
ある。
【図10】従来例を説明するための電線処理装置のシス
テム全体を示す模式図である。
【図11】従来のクランプ周辺部を示す斜視図である。
【符号の説明】
3 Rクランプ(クランプ手段) 4 カッタ(カッタ手段) 6 リヤ側圧着機(処理部) 16,17 クランプ爪(クランプ部) 16c,17c 円筒部(回動軸) 21,22 振れ止め板(振れ抑制手段) 24 ロッド(回動軸) W 被覆電線

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定寸法に切断された電線を把持するク
    ランプ部を有するクランプ手段を備え、前記クランプ部
    によって電線を把持した状態でクランプ手段を所定方向
    に移動させることによって前記電線を次工程の処理部へ
    搬送するようにした電線処理装置において、 前記クランプ手段の移動時における電線先端部の振れを
    抑制するように、前記クランプ部に対向した位置に配置
    され、電線の先端に向う方向に前記クランプ部に対して
    相対移動することによって該クランプ部に把持されてい
    る電線の先端部を囲繞する振れ抑制手段が備えられてい
    ることを特徴とする電線処理装置。
  2. 【請求項2】 被覆電線を把持可能なクランプ部を備え
    たクランプ手段が設けられていると共に、該クランプ手
    段に対向した位置にカッタ手段が配設されており、前記
    クランプ部に把持された被覆電線の所定位置を前記カッ
    タ手段によって切断すると共に、前記クランプ部が前進
    移動して被覆電線がカッタ手段に対向する位置に移動さ
    れた状態で該カッタ手段を被覆電線に接触させ、この状
    態から前記クランプ部を後退移動させて被覆電線先端部
    の被覆の剥ぎ取りを行い、その後、前記クランプ部によ
    って電線を把持した状態でクランプ手段を所定方向に移
    動させることによって前記電線を次工程の処理部へ搬送
    するようにした電線処理装置であって、 前記クランプ手段の所定方向への移動時における電線先
    端部の振れを抑制するように、前記クランプ部に対向し
    た位置に配置され、該クランプ部が後退移動することに
    よって該クランプ部に把持されている電線の先端部を囲
    繞する振れ抑制手段が設けられていることを特徴とする
    電線処理装置。
  3. 【請求項3】 クランプ部は回動自在な一対のクランプ
    爪で成っていると共に、振れ抑制手段は回動自在な一対
    の振れ止め板で成っており、前記クランプ爪の回動軸心
    と振れ止め板の回動軸心とが一致するように、前記振れ
    止め板の回動軸は、クランプ爪の回動軸に挿通されてお
    り、この回動軸同士はその長手方向に相対移動自在とな
    っていることを特徴とする請求項1または2記載の電線
    処理装置。
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