JPH0745189A - 蛍光体層の形成方法 - Google Patents

蛍光体層の形成方法

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JPH0745189A
JPH0745189A JP18774493A JP18774493A JPH0745189A JP H0745189 A JPH0745189 A JP H0745189A JP 18774493 A JP18774493 A JP 18774493A JP 18774493 A JP18774493 A JP 18774493A JP H0745189 A JPH0745189 A JP H0745189A
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phosphor layer
forming
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phosphor
paste
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JP18774493A
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English (en)
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Ichiro Koiwa
一郎 小岩
Katsuaki Sakamoto
勝昭 坂本
Takao Kanehara
隆雄 金原
Mitsuro Mita
充郎 見田
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カラー表示PDPにおいて輝度の低下を招か
ないようにバインダーを用いて蛍光体粒子の脱落を防止
する。 【構成】 テトラエトキシシランの加水分解縮合体、ビ
ヒクル及び溶剤から成る液状成分14と蛍光体粒子16とを
混合攪拌して、ペースト10を作成する。そしてペースト
10を下地12上に印刷し、然る後、ペースト10を焼成す
る。焼成の加熱により前述の縮合体は酸化してSiO2
を生成し、バインダー20としてのSiO2 と粒子16とか
ら成る蛍光体層20が得られる。バインダー20の存在によ
り粒子16相互の間及び粒子16と下地12との間の付着強度
が高まる。またバインダー20は蛍光体層20表層の粒子16
を露出するように形成されるので輝度の低下を防止でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、蛍光体層の形成方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】カラー表示のプラズマディスプレイパネ
ル(以下、PDP)においては、陽極を形成した前面板
と陰極を形成した背面板とを電極形成面を向き合わせて
対向させ、これら背面板及び前面板をセル障壁を介し封
着する。そして蛍光体層を、セル障壁の壁面上或は背面
板上に形成する。或は蛍光体層を、陽極を挟んで前面板
上に形成する。表示の際には、プラズマ放電により紫外
線を生じさせ、蛍光体層を紫外線で励起発光させて、
青、緑及び赤の3原色を得る。
【0003】蛍光体層の形成技術はカラー表示PDPの
実用化に不可欠な技術であって、その形成には、例えば
厚膜印刷、ロールコーター、回転塗布或はブレードコー
ターを用いている。尚、蛍光体層の形成技術特にブレー
ドコーターについては、文献:テレビジョン学会技術報
告 Vol.12 No.27 pp49〜54を参照されたい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述した
従来の形成技術で最終的に得られる蛍光体層は、いずれ
も、それが形成されるべき下地上に蛍光体粒子のみを層
状に積層した状態のものである。これがため蛍光体粒子
相互の間の付着力及び蛍光体粒子と下地との間の付着力
は極めて弱く、従って蛍光体粒子は振動や衝撃によって
容易に脱落してしまう。
【0005】この脱落防止のためには蛍光体粒子を互い
にバインダーを介して結合させ、さらに蛍光体粒子をバ
インダーを介して下地に結合させれば良い。しかし、蛍
光体粒子の紫外線照射面をバインダーで覆ってしまう
と、蛍光体層への紫外線到達量が減少し従って蛍光体層
の発光輝度は低下する。
【0006】この発明の目的は上述した従来の問題点を
解決し、輝度の低下を招かないようにバインダーを用い
て蛍光体粒子の脱落を防止することのできる蛍光体層の
形成方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的の達成を図るた
め、この発明の蛍光体層の形成方法は、バインダー及び
複数個の蛍光体粒子を備えて成る蛍光体層を下地上に形
成し、バインダーを介して、蛍光体粒子を相互に結合さ
せると共に蛍光体粒子を下地に結合させるに当り、複数
個の蛍光体粒子とペースト焼成時の加熱により酸化して
酸化物バインダーを生成するバインダー前駆体とを含む
蛍光体層形成用のペーストを用意し、このペーストを下
地上に塗布する工程と、ペーストを焼成して下地上に蛍
光体層を形成し、蛍光体層表層の蛍光体粒子を露出する
酸化物バインダーを生成する工程とを含んで成ることを
特徴とする。
【0008】好ましくは、珪素(Si)、マグネシウム
(Mg)、アルミニウム(Al)、錫(Sn)及びジル
コニウム(Zr)の中から選択した一種の元素Mが、直
接に又は酸素を介し、有機基と結合して成る化合物を、
バインダー前駆体とするのが良い。これらバインダー前
駆体の中でも、室温で液体状になるもの或は溶媒を用い
て液体状になるものがより好ましい。これは液体状であ
ればバインダ−前駆体と蛍光体粒子及び下地との間の付
着性や濡れ性を良好にし、また室温において液体状であ
ればペーストの調整が簡易に行なえるからである。
【0009】元素Mを珪素、マグネシウム、アルミニウ
ム、錫及びジルコニウムとした各場合において、具体的
にバインダー前駆体を例示すれば次の通りである。
【0010】1)元素Mを珪素とした場合 バインダー前駆体を下記(a)〜(d)のなかから選択
した1種又は複数種の物質とするのが好適である。この
場合、バインダー前駆体は酸化物バインダーとして二酸
化珪素(SiO2 )を生成する。
【0011】(a)珪素原子に結合したアルコキシ基又
はアルコキシアルコキシ基を有するポリシロキサン。こ
のようなポリシロキサンは、例えば、一般式R1 a Si
(OR2 4-a で示される1種又は2種以上のシラン化
合物の部分加水分解縮合又は部分共加水分解縮合によっ
て得られる。ただし、この一般式において、R1 は例え
ばメチル基又はビニル基であり、R2 はアルキル基又は
アルコキシアルキル基であり、aは0,1,2又は3で
ある(したがって、R1 は含んでも含まなくても良い意
味である。)。R2 の具体例として、メチル、エチル、
プロピル、ペンチルなどの直鎖状又は分岐状のアルキル
基、或いは、2−メトキシエチル、2−エトキシエチ
ル、2−ブトキシエチルなどのアルコキシアルキル基を
挙げることができる。したがって、上記一般式で示され
るシラン化合物の具体例とし、テトラエトキシシラン、
テトラブトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、ジ
メチルジメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、
ビニルトリス(2−メトキシエトキシ)シランを挙げる
ことができる。このようなシラン化合物の1種又は2種
以上に計算量の水を加え常温または加熱状態で部分加水
分解反応を行なうことでここでいうポリシロキサンは得
られる。また、シランモノマーを加水分解重合させる例
に限らず、シランモノマーをいったん低重合度のオリゴ
マーとし、このオリゴマーを部分加水分解縮合させて目
的のポリシロキサンを得ても良い。なお、このポリシロ
キサンの重合度は3〜10が好ましい。重合度がこれよ
り小さいと当該膜形成用材料の焼成時においてシロキサ
ンが消失してしまいバインダとしての使命を果たさず、
また、これより大きいとポリシロキサン自体が固形状と
なるので直接ペースト調製に使用できず適当な溶媒に溶
解させる必要が生じるからである。勿論、溶媒の使用を
いとわなければ、重合度が10より大きい場合でも本発
明に含ませ得る。
【0012】(b)珪素原子に結合したメチル基を有す
るポリシロキサン。このポリシロキサンはオリゴマーで
も、ポリマーでも良い。また、ポリシロキサンの骨格は
直鎖状、分岐状、環状、網状のいずれでも良い。ただ
し、このポリシロキサンが固体又は高粘度のものの場合
にはペースト調製に当たりこのポリシロキサンを溶解す
る炭化水素のような溶媒(詳細は後述する。)と共に使
用する。また、このポリシロキサンは、珪素原子にメチ
ル基以外の有機基が若干結合したものでもかまわない
が、有機基の数が多くなったり有機基がフェニル基のよ
うな芳香族系のものであるとペースト焼成時にカーボン
など珪素酸化物以外の生成物を生じるので好ましくな
い。また、このポリシロキサンは、分子中にヒドロキシ
ル基やアルコキシル基のような珪素官能基を有するもの
でも差し支えない。
【0013】(c)側鎖にトリアルコキシシリル基又は
トリス(アルコキシアルコキシ)シリル基を有するビニ
ル重合体。このような重合体は炭素−炭素二重結合を有
する対応する炭素官能性シランの重合によって得られ
る。具体例で示せば、例えば、側鎖にトリメトキシ基を
有するビニル重合体は、例えば、ビニルトリメトキシシ
ランの重合によって得られる。また、側鎖にトリス(メ
トキシシラン)を有するビニル重合体は、例えば、ビニ
ルトリス(2−メトキシエトキシ)シランの重合によっ
て得られる。なお、このような重合体は、蛍光体層形成
用ペーストの調製において、炭化水素のような溶媒に溶
解させて使用される。
【0014】(d)(メタ)アクリルエステル重合体
(ただし、側鎖に珪素を有するもの。)。この重合体は
例えば3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン
のような炭素−炭素二重結合を有する炭素官能性シラン
の重合によって得られる。なお、この重合体も、上記
(c)項の重合体同様に、蛍光体層形成用ペースト調整
において、炭化水素のような溶媒に溶解させて使用され
る。
【0015】なお、膜形成用材料調製時に上記前駆体を
溶媒に溶解させる必要がある場合は、前駆体の種類に応
じ、例えば、下記の(i) 〜(vi)の中から選ばれた溶媒を
用いれば良い。(i).例えば石油エーテル、石油ベンジ
ン、ガソリン、ナフサ、ケロシンなどの石油系溶媒、(i
i). 例えばn−ヘキサン、n−ヘプタン、シクロヘキサ
ンなどの脂肪族炭化水素系溶媒、(iii).例えばメタノー
ル、イソプロピルアルコール、n−ブチルアルコールな
どのアルコール系溶媒、(iv). 例えばエチレングリコー
ルモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチ
ルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル
などのエーテルアルコール系溶媒、(v).酢酸エチル、酢
酸ブチルなどのエステル系溶媒、(vi). 上記(i) 〜(v)
から選ばれる一種以上の溶媒の混合溶媒。ただし、前駆
体として珪素原子に低級アルコキシ基が結合しているも
の、珪素原子に低級アルコキシアルキル基が結合してい
るものを用いる場合は、溶媒が水分を含むものであると
それによって前駆体が加水分解してしまうので、溶媒は
脱水して用いるのが良い。
【0016】2)元素Mをマグネシウムとした場合 バインダー前駆体をマグネシウムジエトキシド((C2
5 O)2 Mg)、ナフテン酸マグネシウム、オクチル
酸マグネシウム、マグネシウムメトキシド及びマグネシ
ウムジプロポキシドのなかから選択した1種又は複数種
の物質とするのが好適である。この場合、バインダー前
駆体は酸化物バインダーとして酸化マグネシウム(Mg
O)を生成する。
【0017】3)元素Mをアルミニウムとした場合 バインダー前駆体をアルミニウムトリエトキシド、アル
ミニウム−tert−ブトキシド、ジエチルアルミニウ
ムエトキシド、ナフテン酸アルミニウム及びオクチル酸
アルミニウムのなかから選択した1種又は複数種の物質
とするのが好適である。この場合、バインダー前駆体は
酸化物バインダーとして酸化アルミニウム(Al
2 3 )を生成する。
【0018】4)元素Mを錫とした場合 バインダー前駆体をナフテン酸錫、オクチル酸錫、ジ−
n−ブトキシ錫、ニッカオクチック錫(Sn(C7 15
CO2 2 )、ナーセム錫(Sn(C4 9 2(C5
7 2 2 )及び錫イソプロポキシド(Sn(Oi
3 7 4 )のなかから選択した1種又は複数種の物質
とするのが好適である。この場合、バインダー前駆体は
酸化物バインダーとして酸化錫(SnO2 )を生成す
る。
【0019】5)元素Mをジルコニウムとした場合 バインダー前駆体をジルコニウムイソプロポキシド(Z
r(Oi 3 7 4 )、ナフテン酸ジルコニム及びオ
クチル酸ジルコニウムのなかから選択した1種又は複数
種の物質とするのが好適である。この場合、バインダー
前駆体は酸化物バインダーとして酸化ジルコニウム(Z
rO2 )を生成する。
【0020】
【作用】この発明によれば、上述したバインダー前駆体
を用いるので、蛍光体層表層の蛍光体粒子を露出する酸
化物バインダーを生成することができる。
【0021】
【実施例】以下、図面を参照し、発明の実施例につき説
明する。尚、図面は発明が理解できる程度に概略的に示
してあるにすぎず、従って発明を図示例に限定するもの
ではない。
【0022】第一実施例 図1はこの実施例の蛍光体層形成工程を段階的に示す工
程図である。まず、蛍光体形成用ペーストを用意する。
このペーストは、複数個の蛍光体粒子と、ペースト焼成
時の加熱により酸化して酸化物バインダーを生成するバ
インダー前駆体とを含む。
【0023】この実施例では、蛍光体粒子、バインダー
前駆体、ビヒクル及び溶剤を混合して蛍光体形成用ペー
ストを作製する。I)蛍光体粒子としては赤色光を発生
する(Y,Gd)BO3 :Eu蛍光体の粒子を用いる。
この粒子の比表面積の目安となるBET値は0.47m
2 /gである。II)バインダー前駆体としてテトラエ
トキシシランの加水分解縮合体を用い、酸化物バインダ
ーとして二酸化珪素(SiO2 )を生成する。この縮合
体を用いる場合は、この縮合体の平均重合度を3〜10
とするのが好ましい。重合度が3より小さいとペースト
焼成時に酸化物バインダーが残存せずに消失してしま
う。従って酸化物バインダーが消失しないようにするた
めには重合度を3以上とするのが良い。また重合度が1
0よりも大きいと縮合体がゲル化してしまいペーストを
作製しづらくなる。重合度を10以下とすることにより
室温において液体状の縮合体を得ることができる。ここ
では縮合体の平均重合度を6とする。III)またビヒ
クル及び溶剤としてエチルセルロース及びブチルカルビ
トールアセテートを用いる。
【0024】ペースト100重量部に対し蛍光体粒子4
0重量部の割合で、蛍光体粒子を混合する。またバイン
ダー前駆体に関しては、単位重量のバインダー前駆体か
ら得られる酸化物バインダーの重量を予め調べておく。
そして蛍光体粒子100重量部に対し酸化物バインダー
10重量部の割合(換言すればペースト100重量部に
対し酸化物バインダー4重量部の割合)で酸化物バイン
ダーが得られる重量のバインダー前駆体を混合する。そ
してビヒクル及び溶剤の混合量によりペーストの粘度を
調整する。ここでは後述する比較実験のために室温25
℃において500〜600PSの範囲内の値例えば57
0PSとなるように、ペーストの粘度を調整する。
【0025】次に用意したペースト10を下地12に塗
布する。この実施例では、下地12はPDPの前面板に
用いるガラス基板であって、この下地12上に厚膜印刷
法によりペースト10を塗布する(図1(A))。図
中、14はペースト10のバインダー前駆体、ビヒクル
及び溶剤から成る液状成分(或は泥状成分)、16はペ
ースト10の蛍光体粒子を示す。
【0026】次にペースト10を焼成して下地12上に
蛍光体層14を形成する。この実施例では、焼成温度を
580℃としてペースト10に空気を吹き付けながら焼
成を行なう。焼成過程においては次に述べるような現象
が起きていると考えられる。すなわちバインダー前駆体
の珪素が酸素と結合することにより二酸化珪素が生成す
る。この二酸化珪素は下地12上に残渣の形で残存し、
これが酸化物バインダー20としての二酸化珪素を形成
する。一方、ビヒクル及び溶剤とバインダー前駆体のエ
トキシ基とはガス化して殆ど残渣を生ずることなく下地
12上から飛び去る。この結果、蛍光体粒子16と酸化
物バインダー18とを備えて成る蛍光体層14を形成で
きる。
【0027】また焼成前において、バインダー前駆体は
液体状であるので、バインダー前駆体と蛍光体粒子16
とが、ペーストの塗布面全体にわたって均一に分散して
混合している状態を形成できる。従って焼成後におい
て、蛍光体粒子16が酸化物バインダー18中に均一に
分散している状態を形成でき、また下地12と蛍光体粒
子16との間や蛍光体粒子20相互の間に万遍なく分散
させて酸化物バインダー18を形成できる。下地12と
蛍光体粒子20との間及び蛍光体粒子20相互の間の付
着強度を酸化物バインダー18により向上できる。
【0028】さらにこの出願の発明者等は、焼成後の蛍
光体層14特に酸化物バインダー18の様子を詳細に観
察したところ、酸化物バインダー18が蛍光体層14表
層の蛍光体粒子16を露出するように形成されること
を、新たに発見した。蛍光体粒子16の露出の度合い
は、例えばバインダー前駆体の重合度やバインダー前駆
体の混合量により、変化させることができることが実験
的に確認できた。尚、この実施例ではペースト積層厚の
約44%程度の厚さを有する酸化物バインダー18を得
ることができる。
【0029】この発明はこの新たな発見に基づいて成さ
れたものであって、このように蛍光体粒子16を露出す
ることは、蛍光体粒子16への紫外線到達量を増加させ
従ってその発光輝度を高めることに対し非常に有益なも
のである。
【0030】第二実施例 第二実施例では、蛍光体層形成用ペーストにおいて、蛍
光体粒子100重量部に対し酸化物バインダー20重量
部の割合(換言すればペースト100重量部に対し酸化
物バインダー8重量部の割合)で酸化物バインダーが得
られる重量のバインダー前駆体を混合する。そして蛍光
体形成用ペーストの粘度を室温25℃で粘度600PS
となるように、ビヒクル及び溶剤の混合量を調整する。
このほかは第一実施例と同様とする。
【0031】比較実験 上述した第一及び第二実施例で形成した蛍光体層につき
光透過率と輝度とを調べるため、比較実験を行なう。そ
こで従来方法により形成した従来の蛍光体層(以下、従
来例)と比較例とを用意する。
【0032】従来例では、蛍光体形成用ペーストにおい
てバインダー前駆体を混合せず、ペーストの粘度を室温
25℃で500PSとなるように、ビヒクル及び溶剤の
混合量を調整する。このほかは第一実施例と同様として
蛍光体層を形成する。
【0033】比較例では、粉砕による微細化処理を施し
た蛍光体粒子を用いる。この粒子の比表面積の目安とな
るBET値は1.18m2 /gである。そして蛍光体形
成用ペーストにおいてバインダー前駆体を混合せず、ペ
ーストの粘度を室温25℃で520PSとなるように、
ビヒクル及び溶剤の混合量を調整する。このほかは第一
実施例と同様として蛍光体層を形成する。
【0034】これら従来例、第一実施例、第二実施例及
び比較例における比較条件を表1に示す。このような条
件のもとで形成した蛍光体層の透過率を表2に示す。こ
れら透過率は従来例の透過率に対する百分率で示してあ
る。
【0035】ここで形成し終えた蛍光体層中に存在する
蛍光体粒子の総重量(以下、粒子総量)に注目する。粒
子総量は、主として、蛍光体層形成用ペーストの粘度及
び混合量Xと、印刷スクリーンの性能とによって決定さ
れる。
【0036】従来例、第一実施例、第二実施例及び比較
例においては、蛍光体層形成用ペーストの粘度は500
〜600PSの範囲の値であって、これら粘度差が粒子
総量に与える影響は殆ど無視し得る。しかもこれら各例
においては、混合量X及び印刷スクリーンの性能を等し
くしてあるので、粒子総量は等しいと考えて良い。これ
にもかかわらず第一実施例、第二実施例及び比較例の透
過率は、従来例に比較して非常に小さい。これは、第一
実施例、第二実施例及び比較例の方がより均一に蛍光体
粒子が分散しており従って蛍光体粒子によって遮られる
光の量がより多くなるためであると考えられる。従って
バインダー前駆体及び又は微細化した蛍光体粒子を用い
ることにより、蛍光体粒子の分散性を向上できる。
【0037】バインダー前駆体を用いる場合、蛍光体粒
子をペースト中に均一に分散させるようにペーストを良
く混合攪拌しておくと、ペーストの焼成過程で蛍光体粒
子を固定する酸化物バインダーが形成されてゆくため、
蛍光体粒子の凝集を防止でき蛍光体粒子の分散状態を良
好に維持できると考えられる。
【0038】また表1に示す条件のもとで形成した蛍光
体層の輝度を表3に示す。第一実施例、第二実施例及び
比較例の輝度は従来例の輝度に対する百分率で示してあ
る。また蛍光体層の輝度を調べるに当っては、この蛍光
体層を備えるPDPを作製し、1セル当りの放電電流を
400μAとして輝度を測定した。
【0039】第一実施例の透過率は従来例の1/15で
あるにもかかわらず、第一実施例の輝度は従来例のわず
か1/2である。従って第一実施例において、従来例と
同程度の透過率が得られるまで粒子総量を減少させれ
ば、第一実施例の輝度を従来例の7倍程度にまで高める
ことができる可能性がある。第二実施例及び比較例にお
いても、粒子総量を減少させることにより、従来例より
輝度を高めることができる可能性がある。従ってバイン
ダー前駆体及び又は微細な蛍光体粒子を用いることによ
り、輝度を高めることが可能である。
【0040】この点につき図2及び図3を参照して考察
する。図2及び図3は従来例と第一実施例との間の相違
点の説明に供する要部断面図であって、図2は従来例に
おける蛍光体粒子の分布状態を概念的に、また図3は第
一実施例における蛍光体粒子の分布状態を概念的に示
す。図中、PDPにおいて紫外線が蛍光体粒子へ入射し
てくる方向を矢印Pで、またPDP外部からその表示領
域を目視する方向を矢印Qで示す。尚、図3中、蛍光体
層の酸化物バインダーを省略して示した。
【0041】図2に示すように従来例においては、凝集
した蛍光体粒子16の塊(以下、粒子塊)22が下地1
2上に散在しており、従って蛍光体粒子16の存在する
領域と存在しない領域とがある。このため方向Qから観
察したときの透過率は高くなる。一方、方向Qから観察
したときの輝度に関しては、蛍光体粒子16が単層で積
層している領域で輝度が最も高くなり、蛍光体粒子16
の積層数が2層以上の領域では輝度は著しく低くなる。
単層で積層している領域を多くすることにより輝度を高
くできる。従来例の蛍光体層形成用ペーストは単層で積
層している領域を多くするように蛍光体粒子の混合量X
を調製したものである。
【0042】また図3(A)に示すように第一実施例に
おいては、バインダー前駆体を用いることにより蛍光体
粒子16を下地12上に均一に分散するので、透過率は
著しく低くなる。また蛍光体粒子16の分散性が向上さ
れる結果、蛍光体粒子16の積層数は例えば2層程度に
均一化され、従って積層数単層の領域は減少するのでそ
の減少分だけ輝度は低くなる。しかし分散性が向上した
分だけ発光に寄与する蛍光体粒子16は増加し、従って
輝度減少の度合いは透過率ほど大きくならない。図3
(B)に示すように第一実施例において、蛍光体粒子1
6の粒子総量を減少させ積層数単層領域を増加させるこ
とにより、輝度を増加させることが可能なことが理解で
きる。理想的には、積層数単層領域を下地12の全面に
わたり形成するのが好ましい。
【0043】次に第一及び第二実施例につき比較考察す
る。図3及び図4は第一実施例と第二実施例との間の相
違点の説明に供する要部断面図であって、図3は第一実
施例における酸化物バインダーの様子を概念的に、また
図4は第二実施例における酸化物バインダーの様子を概
念的に示す。
【0044】第一及び第二実施例いずれの場合も、酸化
物バインダー20は蛍光体層18表層の蛍光体粒子16
を露出する。焼成過程においては、バインダー前駆体及
び又は酸化物バインダー20は、空気と接している領域
(紫外線が入射する領域に相当する)では消失し、下地
12と蛍光体粒子16との間の領域や蛍光体粒子16相
互の間の領域では殆ど消失せずその残存量は多くなる。
これは、下地12と蛍光体粒子16との間及び蛍光体粒
子16相互の間に酸化物バインダー20を生成し、よっ
てこれらの間の付着強度を高めることに極めて有益であ
る。
【0045】しかしながら第二実施例のバインダー前駆
体混合量Yは、第一実施例よりも多いため(表1参
照)、蛍光体層18表層の蛍光体粒子16を覆うように
残存する酸化物バインダー20の量が増え、従って蛍光
体粒子16に到達する紫外線量が少なくなり或はそのエ
ネルギーが小さくなる。その結果、方向Qから見たとき
の輝度に関し、第二実施例の輝度は第一実施例よりも低
下する。
【0046】本発明では、蛍光体層18表層の蛍光体粒
子16を露出させるように酸化物バインダー20を生成
できることを利用しており、従って本発明の実施に当っ
ては、例えばバインダー前駆体の重合度や混合量Yによ
り、蛍光体粒子16の露出の度合いを調整することが重
要である。尚、この出願の発明者等は、焼成時の昇温速
度によっても蛍光体粒子16の露出の度合いを調整でき
ることを実験的に確認している。例えば、昇温速度を1
0℃/min.から20℃/min.にすると、20℃
/min.とした方が1割程度露出の度合いが大きくな
る。
【0047】蛍光体層14表層の蛍光体粒子16を露出
する酸化物バインダー20を形成することのできるバイ
ンダー前駆体は、この実施例で述べたテトラエトキシシ
ランの加水分解縮合体に限定されるものではない。珪
素、マグネシウム、アルミニウム、錫及びジルコニウム
の中から選択した一種の元素Mが、直接に又は酸素を介
し、有機基と結合して成るバインダー前駆体(より具体
的な例としては課題を解決するための手段の項で示した
1)〜5)のバインダー前駆体)において、蛍光体層1
4表層の蛍光体粒子16を露出する酸化物バインダー2
0を形成できると考えられる。
【0048】この発明の実施に当り、輝度向上のため
に、微細化した蛍光体粒子を用いるのが好適である。
【0049】この発明は上述した実施例にのみ限定され
るものではなく、従って各構成成分の形状、寸法、形成
材料、位置関係、数値的条件及びそのほかを任意好適に
変更できる。
【0050】
【表1】
【0051】
【表2】
【0052】
【表3】
【0053】
【発明の効果】上述した説明からも明らかなように、こ
の発明の蛍光体層の形成方法によれば、蛍光体層表層の
蛍光体粒子を露出する酸化物バインダーを生成すること
ができる。しかも酸化物バインダーは蛍光体層が形成さ
れるべき下地と蛍光体粒子との間及び蛍光体粒子相互の
間の付着強度を高める。
【0054】これがため、輝度の低下を招かないように
バインダーを用いて蛍光体粒子の脱落を防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)及び(B)はこの発明の実施例の主要な
工程を段階的に示す要部断面図である。
【図2】従来例と実施例との間の相違点の説明に供する
要部断面図である。
【図3】(A)及び(B)は従来例と実施例との間の相
違点の説明に供する要部断面図である。
【図4】第一及び第二実施例の間の相違点の説明に供す
る要部断面図である。
【図5】第一及び第二実施例の間の相違点の説明に供す
る要部断面図である。
【符号の説明】
10:蛍光体形成用ペースト 12:下地 14:液状成分 16:蛍光体粒子 18:蛍光体層 20:酸化物バインダー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 見田 充郎 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バインダー及び複数個の蛍光体粒子を備
    えて成る蛍光体層を下地上に形成し、前記バインダーを
    介して蛍光体粒子を相互に結合させると共に蛍光体粒子
    を下地に結合させるに当り、 複数個の蛍光体粒子とペースト焼成時の加熱により酸化
    して酸化物バインダーを生成するバインダー前駆体とを
    含む蛍光体層形成用のペーストを用意し、該ペーストを
    下地上に塗布する工程と、 前記ペーストを焼成して下地上に蛍光体層を形成し、蛍
    光体層表層の蛍光体粒子を露出する酸化物バインダーを
    生成する工程とを含んで成ることを特徴とする蛍光体層
    の形成方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の蛍光体層の形成方法にお
    いて、 バインダー前駆体を下記(a)〜(d)のなかから選択
    した1種又は複数種の物質としたことを特徴とする蛍光
    体層の形成方法。 (a)珪素原子に結合したアルコキシ基又はアルコキシ
    アルコキシ基を有するポリシロキサン。 (b)珪素原子に結合したメチル基を有するポリシロキ
    サン。 (c)側鎖にトリアルコキシシリル基又はトリス(アル
    コキシアルコキシ)シリル基を有するビニル重合体。 (d)(メタ)アクリルエステル重合体(但し、側鎖に
    珪素を有するもの)。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の蛍光体層の形成方法にお
    いて、 バインダー前駆体をマグネシウムジエトキシド、ナフテ
    ン酸マグネシウム、オクチル酸マグネシウム、マグネシ
    ウムメトキシド及びマグネシウムジプロポキシドのなか
    から選択した1種又は複数種の物質としたことを特徴と
    する蛍光体層の形成方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の蛍光体層の形成方法にお
    いて、 バインダー前駆体をアルミニウムトリエトキシド、アル
    ミニウム−tert−ブトキシド、ジエチルアルミニウ
    ムエトキシド、ナフテン酸アルミニウム及びオクチル酸
    アルミニウムのなかから選択した1種又は複数種の物質
    としたことを特徴とする蛍光体層の形成方法。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の蛍光体層の形成方法にお
    いて、 バインダー前駆体をナフテン酸錫、オクチル酸錫、ジ−
    n−ブトキシ錫、ニッカオクチック錫、ナーセム錫及び
    錫イソプロポキシドのなかから選択した1種又は複数種
    の物質としたことを特徴とする蛍光体層の形成方法。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の蛍光体層の形成方法にお
    いて、 バインダー前駆体をジルコニウムイソプロポキシド、ナ
    フテン酸ジルコニム及びオクチル酸ジルコニウムのなか
    から選択した1種又は複数種の物質としたことを特徴と
    する蛍光体層の形成方法。
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