JPH074508Y2 - フルイディック流量計の発振器 - Google Patents

フルイディック流量計の発振器

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JPH074508Y2
JPH074508Y2 JP1988066455U JP6645588U JPH074508Y2 JP H074508 Y2 JPH074508 Y2 JP H074508Y2 JP 1988066455 U JP1988066455 U JP 1988066455U JP 6645588 U JP6645588 U JP 6645588U JP H074508 Y2 JPH074508 Y2 JP H074508Y2
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JP
Japan
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nozzle
oscillator
flow meter
fluid
wall
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Application number
JP1988066455U
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JPH01168824U (ja
Inventor
弘明 田中
孝 植木
克人 酒井
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Tokyo Gas Co Ltd
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Tokyo Gas Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、ガス等の流量測定に用いられるフルイディッ
ク流量計の発振器に関するものである。
[従来の技術] フルイディック流量計は、コアンダ(coanda)効果を利
用して流体発振器を構成し、その発振周波数を主噴流
(被計測流体)と比例するように設計して当該発振周波
数から流体の流量を計測するものである。コアンダ効果
とは、壁に接近して主噴流が噴き出した場合に、主噴流
が周囲の流体をまき込み、このまき込み現象が仲介して
生じた主噴流と壁との干渉により、主噴流が壁に付着し
て安定するという現象(主噴流の壁付着現象)をいい、
フルイディック流量計の流体発振器は、噴出ノズルから
の主噴流に対し、流れの側面に設けた制御ノズルから主
噴流のエネルギーより小さなエネルギーを持つ流体を噴
き出すことにより、主噴流の付着壁を変えることができ
るという一種のスイッチ素子による増幅作用と、適用な
フィードバック機構を組み合わせることにより構成され
る。これには、壁に付着した主噴流の一部を制御ノズル
に帰還して発振させる帰還発振型と、制御ノズルを適当
な管路で接続して発振させる弛張発振型の2種類あり、
帰還発振型フルイディック流量計は既に実用化されてい
る。
第2図は帰還発振型フルイディック流量計の発振器を示
すものであり、1は発振器、2はノズルゲート2aの中央
に形成した被計測流体噴出ノズル、3は噴出ノズル2の
前方(正面側)に配置したターゲット、4、4aは噴出ノ
ズル2の前方両側の付着壁、5、5aはフィードバック流
路、6、6aは制御ノズル、7は山形板である。
上記発振器1は噴出ノズル2から被計測流体がターゲッ
ト3に向けて噴出される。
いま、この被計測流体が付着壁4側に付着して流れる
と、この流体の一部はフィードバック流路5内に入り、
ここを経由して制御ノズル6から噴出する。この結果、
流体は強制的に付着壁4から離反せられて反対側の付着
壁4a側に付着する。この流れが生じると、先程と同じよ
うに流体の一部はフィードバック流路5a内に入り、ここ
を経由して制御ノズル6aから噴出し、再び流体を強制的
に付着壁4側に押しやってこの付着壁4に付着させる。
この繰り返し(発振周波数)は付着壁4、4a等に取り付
けたセンサにより電気信号として検出され、流量計測回
路に入力される。
[従来技術の問題点] このような構成と作用を有する従来のフルイディック流
量計においては、その号数、すなわち計測最大流量は噴
出ノズルの大きさ(幅)によって決まることから対象流
量域ごとに号数の違うものが用意されている。
このため、計測最大流量が変わると、その都度号数の違
うものに変換しなければならず、この手続が面倒である
と共に号数の違う発振器を複数製作するため、製作コス
トが高くつくという欠点がある。
本考案は、簡単に噴出ノズルの幅を変えることにより、
計測最大流量が変わっても一台で対応することができる
と共に製作コストの安いフルイディック流量計の発振器
を提案するのが目的である。
[問題点を解決するための手段] 上記目的を達成するために提案される本考案の構成は次
のとおりである。
ノズルゲート2aの中央を開放すると共にこの開放した部
分に、左右に開閉自在にノズル部材2cを取り付けて噴出
ノズル2の幅を調整自在に構成して成るフルイディック
流量計の発振器。
[作用] 上記構成のフルイディック流量計の発振器は次の如き作
用を行うものである。
被計測流体は噴出ノズルからターゲットに向けて噴出さ
れると、この流れは先ず何れか一方の壁に沿って流れ、
所謂コアンダ効果で付着壁に付着する。このようにして
流体が付着壁に付着して流れると、その一部がフィード
バック流路内に入り、これが制御ノズルから噴出し、こ
の噴出エネルギーにより流れを反対側の付着壁側に離反
させる。強制的に離反させられた流れは、反対側の付着
壁に付着して流れ、再びフィードバック流路内に入った
一部の流れが制御ノズルから噴出して流れを反対側に離
反させる。この繰り返しをセンサで検出し、計測回路内
に電気信号として取り入れ、流量を測定する。このよう
な作用を行う発振器において、被計測流体の流量範囲が
変更された場合、例えば計測流量が大きくなった場合に
は、ノズル部材を左右に拡げて噴出ノズルの幅を拡大
し、流量が小さくなった場合には、ノズル部材を左右か
ら挟めて噴出ノズルの幅を縮小して使用する。
なお、本考案は、帰還発振型及び弛張発振型双方のフル
イディック流量計の発振器に適用可能である。
[実施例] 第1図は帰還発振型に本考案を発振器のノズル部分に実
施した実施例を示すもので、2aは中央を開放したノズル
ゲートであって、このノズルゲート2aの中央の開放部分
には左右に開閉自在にノズル部材2cが取り付けられてお
り、このノズル部材2cを左右に開閉(スライド)するこ
とにより、噴出ノズル2の幅を調整して、被計測流体の
量に対応するものである。
[考案の効果] 本考案は以上のように、発振器の噴出ノズルの幅を変更
調整自在に構成したことにより、少なくとも数種類の号
数に対応できる。この結果、メータの号数変更に際して
号数ごとに発振器を交換する必要がなく便利であると共
に号数を分けて製作する必要がないので製作コストも安
くつく効果がある。又、本考案の場合、ノズル部材を左
右に開閉して噴出ノズルの幅を調整するだけのため、調
整作業に手数を要さない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の説明図、第2図は従来の帰還
発振型フルイディック流量計の説明図である。 2……噴出ノズル 2a……ノズルゲート 2c……ノズル部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ノズルゲート2aの中央を開放すると共にこ
    の開放した部分に、左右に開閉自在にノズル部材2cを取
    り付けて噴出ノズル2の幅を調整自在に構成して成るフ
    ルイディック流量計の発振器。
JP1988066455U 1988-05-19 1988-05-19 フルイディック流量計の発振器 Expired - Lifetime JPH074508Y2 (ja)

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JPH01168824U JPH01168824U (ja) 1989-11-28
JPH074508Y2 true JPH074508Y2 (ja) 1995-02-01

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4557340B2 (ja) * 1999-12-28 2010-10-06 東京瓦斯株式会社 膜式ガスメータの圧力損失低減機構

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5330358B2 (ja) * 1972-07-31 1978-08-26

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