JPH0745073B2 - 金属箔の巻取方法および装置 - Google Patents
金属箔の巻取方法および装置Info
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- JPH0745073B2 JPH0745073B2 JP1207952A JP20795289A JPH0745073B2 JP H0745073 B2 JPH0745073 B2 JP H0745073B2 JP 1207952 A JP1207952 A JP 1207952A JP 20795289 A JP20795289 A JP 20795289A JP H0745073 B2 JPH0745073 B2 JP H0745073B2
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Landscapes
- Storage Of Web-Like Or Filamentary Materials (AREA)
- Winding, Rewinding, Material Storage Devices (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Catalysts (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、自動車や各種燃焼装置の排気ガスの浄化のた
めの触媒用、各種流体のフィルタ用、および各種流体の
整流装置用等に対する金属箔製ハニカム体の製造に適し
た金属箔の巻取方法およびその装置に関するものであ
る。
めの触媒用、各種流体のフィルタ用、および各種流体の
整流装置用等に対する金属箔製ハニカム体の製造に適し
た金属箔の巻取方法およびその装置に関するものであ
る。
[従来の技術] 自動車の排気ガスの浄化は、コージェライト等のセラミ
ックハニカムの上にPtなどの貴金属触媒を坦持したγ−
アルミナ粉を坦持する構造のものが主流を占めている。
しかしながら、これらのセラミックハニカムは排気抵抗
がやや高く、またハニカムの破壊を防止するため外筒と
の間に挿入するステンレスメッシュの耐熱性の制約など
から、その使用温度が低めに制限される等の欠点があっ
た。このような欠点を改善するものとして近年ステンレ
ス箔からなる金属ハニカム体が注目されている。このス
テンレス箔からなるハニカム体の巻取方法や巻取装置に
ついては種々の方法および装置が提案されている。その
一例として、軸方向に二つ割りの巻取軸を用いて箔先端
を二つ割り軸の間に挾み巻取る方法および装置がある。
ックハニカムの上にPtなどの貴金属触媒を坦持したγ−
アルミナ粉を坦持する構造のものが主流を占めている。
しかしながら、これらのセラミックハニカムは排気抵抗
がやや高く、またハニカムの破壊を防止するため外筒と
の間に挿入するステンレスメッシュの耐熱性の制約など
から、その使用温度が低めに制限される等の欠点があっ
た。このような欠点を改善するものとして近年ステンレ
ス箔からなる金属ハニカム体が注目されている。このス
テンレス箔からなるハニカム体の巻取方法や巻取装置に
ついては種々の方法および装置が提案されている。その
一例として、軸方向に二つ割りの巻取軸を用いて箔先端
を二つ割り軸の間に挾み巻取る方法および装置がある。
しかして、この金属担体は金属帯箔の平板と波板を交互
に配置した層でハニカム状に成形されたものである。従
来は平板と波板を重ね合わせて巻くときに、非常に薄い
板のために、板のつぶれ等が生じ易く、取り扱いが難し
いことから、巻くときの張力、巻き堅さ度合等に配慮し
ながら、人手作業による手の感触に依存して作業を行う
必要があり、品質上のばらつき等で歩留りが低く、低効
率である問題があった。
に配置した層でハニカム状に成形されたものである。従
来は平板と波板を重ね合わせて巻くときに、非常に薄い
板のために、板のつぶれ等が生じ易く、取り扱いが難し
いことから、巻くときの張力、巻き堅さ度合等に配慮し
ながら、人手作業による手の感触に依存して作業を行う
必要があり、品質上のばらつき等で歩留りが低く、低効
率である問題があった。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は、以上の如く従来、巻き張力、巻堅さ度合等人
手の感触で巻かれていた金属帯の巻取作業を、機械化し
自動的に行うことで、品質の安定した巻き状態が得られ
る巻取方法と巻取装置の提供を目的とする。
手の感触で巻かれていた金属帯の巻取作業を、機械化し
自動的に行うことで、品質の安定した巻き状態が得られ
る巻取方法と巻取装置の提供を目的とする。
金属箔を巻取ったハニカム体は、最内周から最外周に亘
ってハニカムを構成する平箔面を波箔の上下頂部が充分
密着し、かつ波箔が座屈せず均一な寸法および形状のハ
ニカムで構成することが要求され、また巻取中心部の孔
が極力小さいことが望ましい。このため巻取りにあたっ
ては、極力細い巻取軸で巻取り、平箔には最適な張力を
ハニカム体の外径の大小に拘らず一定に与えて巻取るこ
とが必要である。
ってハニカムを構成する平箔面を波箔の上下頂部が充分
密着し、かつ波箔が座屈せず均一な寸法および形状のハ
ニカムで構成することが要求され、また巻取中心部の孔
が極力小さいことが望ましい。このため巻取りにあたっ
ては、極力細い巻取軸で巻取り、平箔には最適な張力を
ハニカム体の外径の大小に拘らず一定に与えて巻取るこ
とが必要である。
しかしながら、従来技術による金属箔の巻取り方法や装
置の問題点として、例えば二つ割りの巻取軸で箔の先端
を挾み巻取る方法においては、ハニカム体の外径が大き
くなるにつれて平箔の張力とハニカム体半径との積によ
るトルクが増加するため巻取軸を太くする必要がある。
またそのトルクにより巻取軸周囲の波箔は座屈する。従
って巻取ったハニカム体は中心の孔が大きくまた中心部
のハニカムがつぶれたものとなり、場合によっては平箔
と波箔頂部が充分密着しない等の問題が生ずる。
置の問題点として、例えば二つ割りの巻取軸で箔の先端
を挾み巻取る方法においては、ハニカム体の外径が大き
くなるにつれて平箔の張力とハニカム体半径との積によ
るトルクが増加するため巻取軸を太くする必要がある。
またそのトルクにより巻取軸周囲の波箔は座屈する。従
って巻取ったハニカム体は中心の孔が大きくまた中心部
のハニカムがつぶれたものとなり、場合によっては平箔
と波箔頂部が充分密着しない等の問題が生ずる。
本発明は以上のような従来技術の持つ問題点を解決し、
ハニカム体外径の大小に拘らずハニカム体中心の孔が小
さく、平箔と波箔頂部が充分に密着しかつ波箔の座屈が
ない均一なハニカム体を構成し、加えて別個に巻締工程
を必要としない等、品質の良いハニカム体を製造し、か
つ能率的な巻取方法および巻取装置を提供するものであ
る。
ハニカム体外径の大小に拘らずハニカム体中心の孔が小
さく、平箔と波箔頂部が充分に密着しかつ波箔の座屈が
ない均一なハニカム体を構成し、加えて別個に巻締工程
を必要としない等、品質の良いハニカム体を製造し、か
つ能率的な巻取方法および巻取装置を提供するものであ
る。
[課題を解決するための手段] この目的を達成るための本発明に係る巻取方法および巻
取装置の要旨とするところは下記の通りである。
取装置の要旨とするところは下記の通りである。
1.金属の平箔と波箔を重ね合わせて、これを巻取って円
柱状のハニカム体を形成する金属箔の巻取方法におい
て、断面がC型の巻取軸を箔の幅方向に移動することに
より、巻取軸の内部に折り目を付けた箔の先端を挿入
し、巻取ることを特徴とする金属箔の巻取方法。
柱状のハニカム体を形成する金属箔の巻取方法におい
て、断面がC型の巻取軸を箔の幅方向に移動することに
より、巻取軸の内部に折り目を付けた箔の先端を挿入
し、巻取ることを特徴とする金属箔の巻取方法。
2.金属の平箔と波箔を重ね合わせて、これを巻取って円
柱状のハニカム体を形成する金属箔の巻取方法におい
て、重ね合わした平箔と波箔の先端に折り目を付け、こ
の折り目と同一形状を持つコマで箔の先端を軽く挟みな
がらこのコマを断面がC型の巻取軸で箔の幅方向に押す
ことにより、コマが箔の先端の折り目を摺動し、平箔と
波箔の先端の折り目を巻取軸の内部に挿入することを特
徴とする請求項1記載の巻取方法。
柱状のハニカム体を形成する金属箔の巻取方法におい
て、重ね合わした平箔と波箔の先端に折り目を付け、こ
の折り目と同一形状を持つコマで箔の先端を軽く挟みな
がらこのコマを断面がC型の巻取軸で箔の幅方向に押す
ことにより、コマが箔の先端の折り目を摺動し、平箔と
波箔の先端の折り目を巻取軸の内部に挿入することを特
徴とする請求項1記載の巻取方法。
3.金属の平箔と波箔を重ね合わせて、これを巻取って円
柱状のハニカム体を形成する金属箔の巻取方法におい
て、巻取りの途中で巻取軸と同心でかつ同期して回転す
る小ディスクの面にてハニカム体の両側面を滑りの生じ
ない範囲の圧力で挟持し、この小ディスクの面からハニ
カム体に以降の巻取のための回転力を伝達することを特
徴とする金属箔の巻取方法。
柱状のハニカム体を形成する金属箔の巻取方法におい
て、巻取りの途中で巻取軸と同心でかつ同期して回転す
る小ディスクの面にてハニカム体の両側面を滑りの生じ
ない範囲の圧力で挟持し、この小ディスクの面からハニ
カム体に以降の巻取のための回転力を伝達することを特
徴とする金属箔の巻取方法。
4.小ディスクの周りに、小ディスクと軸方向にスライド
できるドーナツ状の大ディスクを予め圧縮した弾性体で
締結し、この大ディスクに圧力をかけてハニカム体の両
側面を挾み、その圧力が小さいときは小ディスクのみが
ハニカム体と接触し、その圧力が大きいときは小ディス
クと大ディスクの両方が同時にハニカム体と接触するよ
うに大ディスクを配置し、巻終わったハニカム体の両側
面を大ディスクにて圧縮してハニカム体の端面を揃える
ことを特徴とする請求項3記載の巻取方法。
できるドーナツ状の大ディスクを予め圧縮した弾性体で
締結し、この大ディスクに圧力をかけてハニカム体の両
側面を挾み、その圧力が小さいときは小ディスクのみが
ハニカム体と接触し、その圧力が大きいときは小ディス
クと大ディスクの両方が同時にハニカム体と接触するよ
うに大ディスクを配置し、巻終わったハニカム体の両側
面を大ディスクにて圧縮してハニカム体の端面を揃える
ことを特徴とする請求項3記載の巻取方法。
5.金属の平箔と波箔を重ね合わせて、これを巻取って円
柱状のハニカム体を形成する金属箔の巻取方法におい
て、ハニカム体の巻取周速度を一定にし、かつハニカム
体の外径の増加量に伴なって、ハニカム体の中心を移動
し、箔のハニカム体への巻付き位置および方向を常に一
定にすることを特徴とする金属箔の巻取方法。
柱状のハニカム体を形成する金属箔の巻取方法におい
て、ハニカム体の巻取周速度を一定にし、かつハニカム
体の外径の増加量に伴なって、ハニカム体の中心を移動
し、箔のハニカム体への巻付き位置および方向を常に一
定にすることを特徴とする金属箔の巻取方法。
6.金属の平箔と波箔を重ね合わせて、これを巻取って円
柱状のハニカム体を形成する金属箔の巻取方法におい
て、 平箔をブレーキロールに巻付けて一定の張力を与えるこ
と、 平箔と波箔を重ねてクランプし箔の先端を切断すると同
時に折り目を付けること、 折り目を付けた箔の先端をクランプした状態で巻取中心
まで移動させ、断面C型の巻取軸を箔の幅方向に移動さ
せて巻取軸内に箔の先端折り目を挿入すること、 巻取軸を回転させることによりハニカム体を途中まで巻
き、以後は巻取軸と同心かつ同期して回転する小ディス
クをハニカム体の両側面から滑りを生じない圧力で挾
み、小ディスクから回転力を与えて巻取ること、 ハニカム体の巻取周速度を一定にし、かつハニカム体の
外径の増加量に伴なって、ハニカム体の中心を移動し、
箔のハニカム体への巻付き位置および方向を常に一定に
すること、 巻取ったハニカム体の両側面を大ディスクで圧縮し、ハ
ニカム体の端面を揃えること、 からなることを特徴とする金属箔の巻取方法。
柱状のハニカム体を形成する金属箔の巻取方法におい
て、 平箔をブレーキロールに巻付けて一定の張力を与えるこ
と、 平箔と波箔を重ねてクランプし箔の先端を切断すると同
時に折り目を付けること、 折り目を付けた箔の先端をクランプした状態で巻取中心
まで移動させ、断面C型の巻取軸を箔の幅方向に移動さ
せて巻取軸内に箔の先端折り目を挿入すること、 巻取軸を回転させることによりハニカム体を途中まで巻
き、以後は巻取軸と同心かつ同期して回転する小ディス
クをハニカム体の両側面から滑りを生じない圧力で挾
み、小ディスクから回転力を与えて巻取ること、 ハニカム体の巻取周速度を一定にし、かつハニカム体の
外径の増加量に伴なって、ハニカム体の中心を移動し、
箔のハニカム体への巻付き位置および方向を常に一定に
すること、 巻取ったハニカム体の両側面を大ディスクで圧縮し、ハ
ニカム体の端面を揃えること、 からなることを特徴とする金属箔の巻取方法。
7.2金属の平箔と波箔を重合して巻取位置に供給し、巻
取軸により所定の外径に巻取って円柱状ハニカム体を得
る金属箔の巻取装置において、 前記重合した箔の先端を挟持して巻取軸へ送給する箔ク
ランプ部と、 巻取位置直前に設置した箔先端の切断及び折り目付与を
行う箔プレス部と、 巻取位置にて前記折り目を軽く挟む一対のコマを箔幅方
向に摺動自在に保持する巻取軸ガイド部と、 前記コマと置換可能に箔幅方向に移動自在な断面C型の
巻取軸と、該巻取軸の両端側に同心に配置され巻取り途
中の箔ハニカム体の両端面を挾んで回転力を伝達する小
ディスクと、該小ディスクと同心状に配置され円柱状ハ
ニカム体の端面を押圧可能とする大ディスクとからなる
箔巻取部と、 からなることを特徴とする金属箔の巻取装置。
取軸により所定の外径に巻取って円柱状ハニカム体を得
る金属箔の巻取装置において、 前記重合した箔の先端を挟持して巻取軸へ送給する箔ク
ランプ部と、 巻取位置直前に設置した箔先端の切断及び折り目付与を
行う箔プレス部と、 巻取位置にて前記折り目を軽く挟む一対のコマを箔幅方
向に摺動自在に保持する巻取軸ガイド部と、 前記コマと置換可能に箔幅方向に移動自在な断面C型の
巻取軸と、該巻取軸の両端側に同心に配置され巻取り途
中の箔ハニカム体の両端面を挾んで回転力を伝達する小
ディスクと、該小ディスクと同心状に配置され円柱状ハ
ニカム体の端面を押圧可能とする大ディスクとからなる
箔巻取部と、 からなることを特徴とする金属箔の巻取装置。
8.箔クランプ部の前に、平箔に任意の張力を付与する張
力調整部と、重合した箔を案内する箔ガイド部とを設け
ると共に、箔巻取部の位置近傍に、巻取時にハニカム体
の外周を押圧する圧着ローラ部と、巻取終了後のハニカ
ム体の外周部の弛みを抑える弛み止め部と、巻取外径を
測定する測定部と、少くとも前記巻取軸ガイド部と箔巻
取部と圧着ローラ部とを昇降する昇降部と、を設置した
ことよりなる請求項7記載の巻取装置。
力調整部と、重合した箔を案内する箔ガイド部とを設け
ると共に、箔巻取部の位置近傍に、巻取時にハニカム体
の外周を押圧する圧着ローラ部と、巻取終了後のハニカ
ム体の外周部の弛みを抑える弛み止め部と、巻取外径を
測定する測定部と、少くとも前記巻取軸ガイド部と箔巻
取部と圧着ローラ部とを昇降する昇降部と、を設置した
ことよりなる請求項7記載の巻取装置。
[作用] C型断面の巻取軸は、従来の二つ割り軸やフォーク状軸
に比較し、捩り剛性が高く、それだけ巻取軸自体を細く
できることから、巻取後のハニカム体の中心孔を可及的
に小さくできる。また、箔先端の折り目を予めコマによ
り挾んでおくことで、箔の折り目を確実に巻取軸内に挿
入し得る。
に比較し、捩り剛性が高く、それだけ巻取軸自体を細く
できることから、巻取後のハニカム体の中心孔を可及的
に小さくできる。また、箔先端の折り目を予めコマによ
り挾んでおくことで、箔の折り目を確実に巻取軸内に挿
入し得る。
次に、巻取軸とこれに同期して回転する小ディスクの併
用により、大径のハニカム体を安定して弛みなく巻取
り、ハニカムのつぶれを生じることなく、また巻取軸の
捩り破損等を発生させない。また、大ディスクによって
巻取終了後のハニカム体の端面不揃えが解消する。
用により、大径のハニカム体を安定して弛みなく巻取
り、ハニカムのつぶれを生じることなく、また巻取軸の
捩り破損等を発生させない。また、大ディスクによって
巻取終了後のハニカム体の端面不揃えが解消する。
箔の巻取過程で箔の巻取周速度が一定でかつ巻付位置が
変動しないことから、箔の安定した送給と巻取作業が行
える。
変動しないことから、箔の安定した送給と巻取作業が行
える。
[実施例] 以下本発明を図面に示す実施例に基いて説明する。
まず、本発明においては、金属ハニカム体を得るために
は、平箔及び波箔を重ね合わせてこれを巻取って円柱状
に形成することが必須であるが、この巻取り作業では巻
取軸が重要な要素となる。
は、平箔及び波箔を重ね合わせてこれを巻取って円柱状
に形成することが必須であるが、この巻取り作業では巻
取軸が重要な要素となる。
そこで本発明では、巻取りの起点となる捲取軸として、
第1図に示す如く、長手方向に開口部(ギャップ)1aを
有する断面C型の捲取軸1を用いる。この巻取軸1の開
口部1a内に、平箔2と波箔3とを重ね合わせてなる重合
金属箔4(以下単に箔という)の先端を挿入し、巻取軸
1を軸周りに回転させることにより、箔を所望の径まで
巻取り円柱状ハニカム体を製造する。巻取軸の長さは、
少くとも予想される箔の最大幅より大とする。
第1図に示す如く、長手方向に開口部(ギャップ)1aを
有する断面C型の捲取軸1を用いる。この巻取軸1の開
口部1a内に、平箔2と波箔3とを重ね合わせてなる重合
金属箔4(以下単に箔という)の先端を挿入し、巻取軸
1を軸周りに回転させることにより、箔を所望の径まで
巻取り円柱状ハニカム体を製造する。巻取軸の長さは、
少くとも予想される箔の最大幅より大とする。
巻取軸1の開口部1aに挿入する箔4の先端は、挿入後簡
単に離脱しないように、図示の如くジクザグ状の如き折
り目4aを設けておくことが好ましい。この折り目を設け
ると直接巻取軸の開口部1aから箔を挿入できないので、
箔を巻取軸1内に挿入する操作としては、巻取軸1の一
端を箔4の先端の一端側から折り目4aを軸内に位置せし
めた状態で差し込んで箔の幅方向に移動させることによ
り行う。
単に離脱しないように、図示の如くジクザグ状の如き折
り目4aを設けておくことが好ましい。この折り目を設け
ると直接巻取軸の開口部1aから箔を挿入できないので、
箔を巻取軸1内に挿入する操作としては、巻取軸1の一
端を箔4の先端の一端側から折り目4aを軸内に位置せし
めた状態で差し込んで箔の幅方向に移動させることによ
り行う。
次に、変形し易い箔4の先端折り目を正確に断面C型の
巻取軸1内に挿入するためには、予め箔の先端の折り目
4aを所定位置に安定した状態で固定しておき、この位置
で巻取軸1を箔4の幅方向に移動して挿入すればよい。
このため第2図に示す如く、対向端面が折り目4aと同一
形状を有する一対のコマ5a,5bにて箔の先端を軽く挾
み、このコマを同一軸線上に配置した巻取軸1にて箔の
幅方向に押すことにより、コマ5a,5bが箔の折り目4aに
そって摺動するにつれて、巻取軸1の内部に折り目4aが
挿入されることになる。一対のコマ5a,5bは相互に接近
・離間自在なように昇降可能で、かつ軸方向に移動可能
に保持されていることが必要である。
巻取軸1内に挿入するためには、予め箔の先端の折り目
4aを所定位置に安定した状態で固定しておき、この位置
で巻取軸1を箔4の幅方向に移動して挿入すればよい。
このため第2図に示す如く、対向端面が折り目4aと同一
形状を有する一対のコマ5a,5bにて箔の先端を軽く挾
み、このコマを同一軸線上に配置した巻取軸1にて箔の
幅方向に押すことにより、コマ5a,5bが箔の折り目4aに
そって摺動するにつれて、巻取軸1の内部に折り目4aが
挿入されることになる。一対のコマ5a,5bは相互に接近
・離間自在なように昇降可能で、かつ軸方向に移動可能
に保持されていることが必要である。
また、前記巻取軸1の軸周りの回転による箔4の巻取作
業は、該軸を出来るだけ細径にするという要求と、一定
のトルクにて巻取を行うという必要性から、最後までこ
の巻取軸のみで巻取作業を行うことは無理である。した
がって、第3図に示すように、巻取の途中で巻取軸1の
両端側に該軸と同心かつ同期して回転する一対の小ディ
スク6の対向面により、巻取中のハニカム体4bの両端面
を滑りの生じない範囲の圧力にて挾み、該小ディスク6
からハニカム体4bに以後の巻取に必要な回転力を伝達す
る。この小ディスク6の中心には前記巻取軸1が挿入す
る孔を設けておくことが好ましい。まず、該ディスク6
は適宜の駆動機によりプーリ6b(第5図参照)を介して
回転可能であると共にハニカム体の幅方向に移動自在に
保持される。
業は、該軸を出来るだけ細径にするという要求と、一定
のトルクにて巻取を行うという必要性から、最後までこ
の巻取軸のみで巻取作業を行うことは無理である。した
がって、第3図に示すように、巻取の途中で巻取軸1の
両端側に該軸と同心かつ同期して回転する一対の小ディ
スク6の対向面により、巻取中のハニカム体4bの両端面
を滑りの生じない範囲の圧力にて挾み、該小ディスク6
からハニカム体4bに以後の巻取に必要な回転力を伝達す
る。この小ディスク6の中心には前記巻取軸1が挿入す
る孔を設けておくことが好ましい。まず、該ディスク6
は適宜の駆動機によりプーリ6b(第5図参照)を介して
回転可能であると共にハニカム体の幅方向に移動自在に
保持される。
さらに、箔4の巻取が進行して径を増加し、その径が小
ディスク6の径を超えると、円柱状に巻取られたハニカ
ム体4bの端面に不揃いが生じるおそれがあり、これを修
正する必要がある。このための手段として、第4図及び
第5図に示す如く、小ディスク6と一定の関係で組合せ
た大ディスク7を使用する。すなわち、小ディスク6の
周囲に、該小ディスクを中心位置に収納可能にし、かつ
軸方向にスライド可能で小ディスク6と同心の穴あき円
板状(ドーナツ状)の大ディスク7を配置し、箔の軸方
向に移動自在に構成している。該大ディスク内の小ディ
スクは、第5図に示すように、軸受けを介して回転可能
な如く取り付けられ、かつ予め圧縮した弾性体(ばね)
8を介在させ、通常は小ディスク6が大ディスク7の前
面から一定長さaだけ突出している。一対の大ディスク
7を油圧シリンダ10により箔4の端面に向って押し、そ
の圧力が小さい場合(前記した小ディスクによるハニカ
ム体4bの両端面を滑りを生じさせない程度の圧力)に
は、小ディスクはaだけ突出し、ハニカム体に回転力を
付与しているが、この圧力がばね8の反発力を超えた場
合には、大ディスク7と小ディスク6の両方がハニカム
体4bの端面に接触し、共に回転すると同時に、円柱状ハ
ニカム体の端面を揃える機能を果たす。
ディスク6の径を超えると、円柱状に巻取られたハニカ
ム体4bの端面に不揃いが生じるおそれがあり、これを修
正する必要がある。このための手段として、第4図及び
第5図に示す如く、小ディスク6と一定の関係で組合せ
た大ディスク7を使用する。すなわち、小ディスク6の
周囲に、該小ディスクを中心位置に収納可能にし、かつ
軸方向にスライド可能で小ディスク6と同心の穴あき円
板状(ドーナツ状)の大ディスク7を配置し、箔の軸方
向に移動自在に構成している。該大ディスク内の小ディ
スクは、第5図に示すように、軸受けを介して回転可能
な如く取り付けられ、かつ予め圧縮した弾性体(ばね)
8を介在させ、通常は小ディスク6が大ディスク7の前
面から一定長さaだけ突出している。一対の大ディスク
7を油圧シリンダ10により箔4の端面に向って押し、そ
の圧力が小さい場合(前記した小ディスクによるハニカ
ム体4bの両端面を滑りを生じさせない程度の圧力)に
は、小ディスクはaだけ突出し、ハニカム体に回転力を
付与しているが、この圧力がばね8の反発力を超えた場
合には、大ディスク7と小ディスク6の両方がハニカム
体4bの端面に接触し、共に回転すると同時に、円柱状ハ
ニカム体の端面を揃える機能を果たす。
大ディスク7には図示するように、その半径方向に複数
(図では3個)の溝9が形成されており、該溝は後述す
るように、箔の巻取を円滑にするための押えローラが挿
入されるためのものである。
(図では3個)の溝9が形成されており、該溝は後述す
るように、箔の巻取を円滑にするための押えローラが挿
入されるためのものである。
箔4が巻取られるに従い、その巻取外径を増加していく
が、巻取軸1での巻取速度が一定の場合には、円柱状ハ
ニカム体4bの外径の増加につれてその周速度は徐々に速
くなる。また同時に、ハニカム体の巻取外径の増加は、
箔の巻き付け位置の上昇をもたらす。このような周速度
と巻き付位置の変動は、箔ガイドの通過抵抗や巻取トル
クの増大となり、ハニカム体のつぶれや巻取軸の捩り破
損等の安定した巻取作業に多大の支障を来す。このため
本発明では、箔の巻取周速度を一定に維持すると共に、
ハニカム体の外径の増加量に伴なって、ハニカム体の巻
取中心を下方に移動し、箔のハニカム体への巻き付け位
置及び方向を常に一定に維持する。
が、巻取軸1での巻取速度が一定の場合には、円柱状ハ
ニカム体4bの外径の増加につれてその周速度は徐々に速
くなる。また同時に、ハニカム体の巻取外径の増加は、
箔の巻き付け位置の上昇をもたらす。このような周速度
と巻き付位置の変動は、箔ガイドの通過抵抗や巻取トル
クの増大となり、ハニカム体のつぶれや巻取軸の捩り破
損等の安定した巻取作業に多大の支障を来す。このため
本発明では、箔の巻取周速度を一定に維持すると共に、
ハニカム体の外径の増加量に伴なって、ハニカム体の巻
取中心を下方に移動し、箔のハニカム体への巻き付け位
置及び方向を常に一定に維持する。
第6図に原理的にこの箔の巻取周速度と、巻取中心の下
降速度の設定方法を示す。図において、小さいハニカム
体4cの半径をr1、巻取回転速度(周速度)をn1とし、大
きいハニカム体4dのそれぞれをr2、n2とすると、巻取単
位時間tにおける箔の送り速度VSは、 ∴n1:n2=r1:r2 となる。従って、箔の巻き付位置Pにおける周速度を一
定にするということは、箔の送り速度を一定することに
なるから、巻取半径の増大に比例して巻取回転速度を遅
くすることが必要である。また。巻取中心の下降速度VD
もVD=(r2−r1)/tの式に基き巻取外径の増大に伴ない
調整する。具体的には、小ディスクを回転駆動する原動
機の速度を減速すると共に、巻取部を中心とする部分を
保持するフレーム部を所定の速度で下降させることにな
る。
降速度の設定方法を示す。図において、小さいハニカム
体4cの半径をr1、巻取回転速度(周速度)をn1とし、大
きいハニカム体4dのそれぞれをr2、n2とすると、巻取単
位時間tにおける箔の送り速度VSは、 ∴n1:n2=r1:r2 となる。従って、箔の巻き付位置Pにおける周速度を一
定にするということは、箔の送り速度を一定することに
なるから、巻取半径の増大に比例して巻取回転速度を遅
くすることが必要である。また。巻取中心の下降速度VD
もVD=(r2−r1)/tの式に基き巻取外径の増大に伴ない
調整する。具体的には、小ディスクを回転駆動する原動
機の速度を減速すると共に、巻取部を中心とする部分を
保持するフレーム部を所定の速度で下降させることにな
る。
次に、上述した本発明の金属平箔と波箔の重合から所望
径の巻取ハニカム体を形成するための本発明の巻取設備
の一実施例を第7図に基いて説明する。
径の巻取ハニカム体を形成するための本発明の巻取設備
の一実施例を第7図に基いて説明する。
第7図に示す巻取設備は、概略的には、平箔に任意の張
力を付与する張力付与機構A、平箔と波箔との重合箔を
案内しその先端近傍をクランプして箔の先端を切断する
と同時に折り目を付けるクランプ・プレス機構B、箔の
先端折り目を巻取軸内に挿入する機構C、箔を巻取軸及
びディスクによる巻取機構D、巻き付位置の箔の速度と
その位置を一定にする機構E、ハニカム体の外径測定機
構F、ハニカム体の端面を揃える機構G、とから構成さ
れる。以下これらの各機構の具体例を説明する。
力を付与する張力付与機構A、平箔と波箔との重合箔を
案内しその先端近傍をクランプして箔の先端を切断する
と同時に折り目を付けるクランプ・プレス機構B、箔の
先端折り目を巻取軸内に挿入する機構C、箔を巻取軸及
びディスクによる巻取機構D、巻き付位置の箔の速度と
その位置を一定にする機構E、ハニカム体の外径測定機
構F、ハニカム体の端面を揃える機構G、とから構成さ
れる。以下これらの各機構の具体例を説明する。
・張力付与機構A: この張力付与機構Aは、平箔2を案内するガイド11と、
ガイド11から出た箔の方向を変えるロール12と、該ロー
ル12に下方に近接した位置に設けられその軸の一端に電
磁ブレーキ18を取付けたロール13と、該ロール13と共に
箔2を挟持しロール13側に押圧力を作用させるばね15を
有するゴムライニングロール14と、これら各部材を収納
装着するフレーム16と、該フレーム16を水平方向に首振
り自在に保持する軸17とから構成される。図示の例では
平箔2が上、波箔3が下の位置で重ねられるが、勿論逆
であっても差支えない。
ガイド11から出た箔の方向を変えるロール12と、該ロー
ル12に下方に近接した位置に設けられその軸の一端に電
磁ブレーキ18を取付けたロール13と、該ロール13と共に
箔2を挟持しロール13側に押圧力を作用させるばね15を
有するゴムライニングロール14と、これら各部材を収納
装着するフレーム16と、該フレーム16を水平方向に首振
り自在に保持する軸17とから構成される。図示の例では
平箔2が上、波箔3が下の位置で重ねられるが、勿論逆
であっても差支えない。
・クランプ・プレス機構B: 張力調整機構Aから送られてくる平箔2と、別途のルー
トから送給される波箔3とは、巻取本体フレーム20内に
て重ね合わされて、箔通過位置に設置した箔ガイド21の
貫通孔内に挿入され、箔の先端がプレス部までくるよう
に送られ、箔ガイド21の出側に待機する箔クランプにて
その先端付近を挟持される。クランプ部は一対のクラン
プバー22と該バーをアーム23を介して開閉するシリンダ
24からなり、またプレス部はクランプ状態の箔先端を上
下から押圧して所定形状の折り目をつけると共に箔先端
縁部を切断するもので、箔通過ラインを挾んでシリンダ
25により上下動する対向する金型26と、該金型26の箔進
行側に付設した刃部27とから構成される。前記金型26の
対向表面は折り目と同一形状に形成されている。箔ガイ
ド21と箔クランプ部は、この折り目を付けられ切断され
た箔を、次の巻取位置に送給するため、シリンダ28によ
り箔進行方向に前後自在に保持されている。
トから送給される波箔3とは、巻取本体フレーム20内に
て重ね合わされて、箔通過位置に設置した箔ガイド21の
貫通孔内に挿入され、箔の先端がプレス部までくるよう
に送られ、箔ガイド21の出側に待機する箔クランプにて
その先端付近を挟持される。クランプ部は一対のクラン
プバー22と該バーをアーム23を介して開閉するシリンダ
24からなり、またプレス部はクランプ状態の箔先端を上
下から押圧して所定形状の折り目をつけると共に箔先端
縁部を切断するもので、箔通過ラインを挾んでシリンダ
25により上下動する対向する金型26と、該金型26の箔進
行側に付設した刃部27とから構成される。前記金型26の
対向表面は折り目と同一形状に形成されている。箔ガイ
ド21と箔クランプ部は、この折り目を付けられ切断され
た箔を、次の巻取位置に送給するため、シリンダ28によ
り箔進行方向に前後自在に保持されている。
・折り目挿入機構C: 箔先端の折り目4aと巻取中心が一致した位置には、この
中心を挾んでシリンダ30により上下動する一対の昇降フ
レーム31が配置されており、該フレーム31の対向する端
面には第8図に示すように、箔の幅方向に延びる溝32が
設けられ、該溝32内にはコマ5が箔幅方向に摺動自在に
収納されている。また、該コマ5の向い合った挟持面に
は箔の折り目と一致する形状の凹凸が形成されている。
さらに、前記コマ5が箔先端を挟む巻取中心位置へは、
断面C型の巻取軸1が進退自在に設置されており、該巻
取軸1は第2図にて説明したように、その一端を前記コ
マ端面に接触させて押すことによりコマと置換し、自動
的に箔の折り目4aを該巻取軸内に収容する。
中心を挾んでシリンダ30により上下動する一対の昇降フ
レーム31が配置されており、該フレーム31の対向する端
面には第8図に示すように、箔の幅方向に延びる溝32が
設けられ、該溝32内にはコマ5が箔幅方向に摺動自在に
収納されている。また、該コマ5の向い合った挟持面に
は箔の折り目と一致する形状の凹凸が形成されている。
さらに、前記コマ5が箔先端を挟む巻取中心位置へは、
断面C型の巻取軸1が進退自在に設置されており、該巻
取軸1は第2図にて説明したように、その一端を前記コ
マ端面に接触させて押すことによりコマと置換し、自動
的に箔の折り目4aを該巻取軸内に収容する。
・巻取機構D: 巻取軸1内に箔4の折り目4aが挿入されたなら、該巻取
軸を回転させて巻取を開始するが、巻取軸1の回転手段
としては、例えば第3図に示した小ディスク6中心の貫
通孔内に、巻取軸1の開口部に入り込むキー6aを設けて
該キーにより小ディスク6と巻取軸1を結合し、小ディ
スク6の回転により巻取軸1を回動する。巻取の途中か
らは小ディスク6を、箔を巻取って形成されたハニカム
体の両端から適宜の圧力にて押し付け、該ディスクの回
転力によって巻取りを継続する。
軸を回転させて巻取を開始するが、巻取軸1の回転手段
としては、例えば第3図に示した小ディスク6中心の貫
通孔内に、巻取軸1の開口部に入り込むキー6aを設けて
該キーにより小ディスク6と巻取軸1を結合し、小ディ
スク6の回転により巻取軸1を回動する。巻取の途中か
らは小ディスク6を、箔を巻取って形成されたハニカム
体の両端から適宜の圧力にて押し付け、該ディスクの回
転力によって巻取りを継続する。
尚、巻取りに際しては、安定した状態で操作を行うため
に、巻取開始から巻取の半径方向外方から複数個(図で
は等間隔に3個を設置している)の圧着ローラ35を均等
な圧力をもって押付けている。圧着ローラ35を保持した
アーム36は押圧シリンダ37のシリンダロッドに連結して
いる。
に、巻取開始から巻取の半径方向外方から複数個(図で
は等間隔に3個を設置している)の圧着ローラ35を均等
な圧力をもって押付けている。圧着ローラ35を保持した
アーム36は押圧シリンダ37のシリンダロッドに連結して
いる。
・箔の速度及び巻付位置調整機構E: 箔の巻取が進行し、その外径が増加してきた場合、箔の
周速度は徐々に速くなるし、また巻取開始位置も変動す
る。このような事態は巻取作業の不安定をもたらすた
め、周速度の一定化と巻取中心の移動を図る必要があ
る。このために第7図に示すように、モータ38の回転数
を制御して巻取位置の箔の通過速度が常に一定になるよ
うにし、かつ巻取軸1、ディスク6を包含する部分全体
を原動機39の作動によるフレーム40の下降により巻取外
径の増加に対応して下降させ、巻取中心を下げ、箔の巻
き付き位置が箔送給ライン上の決められた位置になるよ
うに調整する。
周速度は徐々に速くなるし、また巻取開始位置も変動す
る。このような事態は巻取作業の不安定をもたらすた
め、周速度の一定化と巻取中心の移動を図る必要があ
る。このために第7図に示すように、モータ38の回転数
を制御して巻取位置の箔の通過速度が常に一定になるよ
うにし、かつ巻取軸1、ディスク6を包含する部分全体
を原動機39の作動によるフレーム40の下降により巻取外
径の増加に対応して下降させ、巻取中心を下げ、箔の巻
き付き位置が箔送給ライン上の決められた位置になるよ
うに調整する。
・ハニカム体外径測定機構F: 巻取中の箔の外径は、リニアスケール41の如き測定機構
によって常時測定されており、その外径が所定の量にな
ったとき、箔の切断を行い、1個の円柱状箔の巻取を終
了する。該リニアスケール41としては、図示するよう
に、前記圧着ローラ35の適宜の一つを利用し、押圧シリ
ンダ37のロッドにリニアスケール41の先端を連結してい
る。
によって常時測定されており、その外径が所定の量にな
ったとき、箔の切断を行い、1個の円柱状箔の巻取を終
了する。該リニアスケール41としては、図示するよう
に、前記圧着ローラ35の適宜の一つを利用し、押圧シリ
ンダ37のロッドにリニアスケール41の先端を連結してい
る。
・端面揃え機構G: 巻取終了時にハニカム体の端面の乱れを矯正するため、
第4図及び第5図に示す大ディスク7が配置される。該
大ディスクの詳細は前述の通りであり、説明は省略す
る。
第4図及び第5図に示す大ディスク7が配置される。該
大ディスクの詳細は前述の通りであり、説明は省略す
る。
なお、第7図において、42は巻取位置近傍に設置された
弛み止めシリンダであり、そのシリンダロッドの先端に
はゴム板を張り付けた抑え金具43が設けられ、巻取られ
たハニカム体の外周面を押さえ付けるようにしている。
また、44は大ディスク7のストッパ、45は巻取位置の下
方にその頂部を配置したシュートで、巻取後のハニカム
体は該シュート45上に落下して次工程へ送られる。
弛み止めシリンダであり、そのシリンダロッドの先端に
はゴム板を張り付けた抑え金具43が設けられ、巻取られ
たハニカム体の外周面を押さえ付けるようにしている。
また、44は大ディスク7のストッパ、45は巻取位置の下
方にその頂部を配置したシュートで、巻取後のハニカム
体は該シュート45上に落下して次工程へ送られる。
第7図に示す巻取設備を用いる巻取方法は、上述した各
機構A〜Gを使用して行うが、その内容を次に第1図〜
第8図及び第9図〜第14図に基いて説明する。
機構A〜Gを使用して行うが、その内容を次に第1図〜
第8図及び第9図〜第14図に基いて説明する。
張力調整機構Aから送られてくる平箔2と、別途のルー
トから送給される波箔3とは、巻取本体フレーム20内に
て重ね合わされて重合箔4となり、箔通過位置に設置し
た幅方向を規制する箔ガイド21の貫通孔内に挿入され、
箔の先端がプレス部までくるように送られ、箔ガイドの
出側に待機するクランプ部のクランプバー22にてその先
端付近を挟持される。この状態で第9図に示すように、
プレス部の金型26が上下から箔を挟持するため移動し、
箔に折り目4aを付けると同時に、刃27により箔の先端側
の縁部を切断する。次いで、金型26、刃27は後退し、折
り目を付けた箔はクランプバー22にて挟持したまま箔ガ
イド21と共にシリンダ28の作動により前進し、箔の折り
目が所定の巻取中心位置Oに達したときに停止する。
トから送給される波箔3とは、巻取本体フレーム20内に
て重ね合わされて重合箔4となり、箔通過位置に設置し
た幅方向を規制する箔ガイド21の貫通孔内に挿入され、
箔の先端がプレス部までくるように送られ、箔ガイドの
出側に待機するクランプ部のクランプバー22にてその先
端付近を挟持される。この状態で第9図に示すように、
プレス部の金型26が上下から箔を挟持するため移動し、
箔に折り目4aを付けると同時に、刃27により箔の先端側
の縁部を切断する。次いで、金型26、刃27は後退し、折
り目を付けた箔はクランプバー22にて挟持したまま箔ガ
イド21と共にシリンダ28の作動により前進し、箔の折り
目が所定の巻取中心位置Oに達したときに停止する。
この巻取位置にて第10図に示す如く、まず昇降フレーム
31が閉動作して、その先端面のコマ5a,5bが軽く箔の折
り目を挟むようにする。箔の位置決めが終了したなら、
断面C型の巻取軸1が、その一端を前記コマ端面に接触
させた状態で前進しコマと置換し、箔の折り目を該巻取
軸内に収容する。第11図のように巻取軸1内に箔の折り
目が挿入されたなら、フレーム31は後退し、また前記ク
ランプバー22も開となり後退する。次に、前進する巻取
軸1は小ディスク6の中心の孔へ挿入され、その開口部
内にキーが入り込むと共に、軸の3方向より圧着ローラ
35を前進させ、巻取軸1を外周から挾み込む。この状態
で小ディスク6を回転させて巻取を開始するが、巻取軸
を2,3回転させた後、電磁ブレーキ18をオンして平箔に
張力を発生させ、所要の回転速度に上げる。巻取軸が最
高速になった直後から、ハニカム体の外径が大きくなる
に伴なって、回転数を減速し、ハニカム体の周速度を一
定に制御する。同時にハニカム体の外径増加に伴ない、
その半径の増加量に対応して徐々に巻取中心を下降さ
せ、箔の巻き付き位置が箔送給ライン上の決められた位
置になるように調整する。なお、各圧着ローラ35は箔の
巻取開始から終了まで、ほぼ等しいかつ一定の圧着力で
ハニカム体4bを圧着し、安定した巻取作業を行うように
制御される。(第12図参照) 巻取中のハニカム体4bの外径はリニアスケール41によっ
て測定されており、その外径が中間の所定の量になった
とき、スケールからの信号によりシリンダ10が作動して
大ディスク7が前進し、小ディスク6をハニカム体の両
端面に押し当てる。この大ディスク7のシリンダによる
押圧力が弾性体6の予圧縮力よりも小さい場合には、小
ディスク6のみがハニカム体の端面に当接され、ハニカ
ム体に良好な回転力を伝達し、大きなトルクをハニカム
体に与え、巻取軸1に捩り破損を生じさせることなく、
また軸周辺のハニカム体に座屈を生じさせない。リニア
スケール41がハニカム体4bの最終的な外径を検出する
と、巻取動作が停止し、巻取部分の下降も停止する。次
に、箔ガイド21が後退し、弛み止め機構が前進してハニ
カム体4bの外周を抑え、弛みを防止する。この状態で再
びクランプバー22が前進して箔をクランプし、同時に金
型26が閉じ、刃27も下降して箔を切断すると共に次の折
り目を付ける。(第13図参照) 次いで、巻取を終了したハニカム体4bは、再び低速で巻
取軸及び小ディスクを回転させることにより、残りの箔
後端部分を巻取る。この時点で電磁ブレーキ18をオフと
し、平箔の張力を開放する。次に、大ディスクを前進側
にさらに押圧して、この圧力が弾性体の予圧縮力より超
えると、弾性体がa寸法だけ圧縮され、大・小ディスク
面が同一平面となり、ハニカム体の端面には小ディスク
6と共に大ディスク7の面が当接する。これによりハニ
カム体の端面の乱れは、これらディスク面により揃えら
れる。その後ハニカム体を接着テープ或はスポット溶接
等の手段により接着し、大ディスクの押圧力を緩めると
共に、巻取軸1を軸方向に後退させてハニカム体から抜
出す。このとき巻取軸1の中心は昇降機構の作動により
上昇限の原位置に復帰している。さらにディスクの後
退、圧着ローラの後退により、ハニカム体をシュート45
上に落下させ払い出す。各機構は次のハニカム体の巻取
のため所定の位置に復帰し待機する。(第14図参照) [発明の効果] 以上説明した本発明の巻取方法によって得られる効果は
次の通りである。
31が閉動作して、その先端面のコマ5a,5bが軽く箔の折
り目を挟むようにする。箔の位置決めが終了したなら、
断面C型の巻取軸1が、その一端を前記コマ端面に接触
させた状態で前進しコマと置換し、箔の折り目を該巻取
軸内に収容する。第11図のように巻取軸1内に箔の折り
目が挿入されたなら、フレーム31は後退し、また前記ク
ランプバー22も開となり後退する。次に、前進する巻取
軸1は小ディスク6の中心の孔へ挿入され、その開口部
内にキーが入り込むと共に、軸の3方向より圧着ローラ
35を前進させ、巻取軸1を外周から挾み込む。この状態
で小ディスク6を回転させて巻取を開始するが、巻取軸
を2,3回転させた後、電磁ブレーキ18をオンして平箔に
張力を発生させ、所要の回転速度に上げる。巻取軸が最
高速になった直後から、ハニカム体の外径が大きくなる
に伴なって、回転数を減速し、ハニカム体の周速度を一
定に制御する。同時にハニカム体の外径増加に伴ない、
その半径の増加量に対応して徐々に巻取中心を下降さ
せ、箔の巻き付き位置が箔送給ライン上の決められた位
置になるように調整する。なお、各圧着ローラ35は箔の
巻取開始から終了まで、ほぼ等しいかつ一定の圧着力で
ハニカム体4bを圧着し、安定した巻取作業を行うように
制御される。(第12図参照) 巻取中のハニカム体4bの外径はリニアスケール41によっ
て測定されており、その外径が中間の所定の量になった
とき、スケールからの信号によりシリンダ10が作動して
大ディスク7が前進し、小ディスク6をハニカム体の両
端面に押し当てる。この大ディスク7のシリンダによる
押圧力が弾性体6の予圧縮力よりも小さい場合には、小
ディスク6のみがハニカム体の端面に当接され、ハニカ
ム体に良好な回転力を伝達し、大きなトルクをハニカム
体に与え、巻取軸1に捩り破損を生じさせることなく、
また軸周辺のハニカム体に座屈を生じさせない。リニア
スケール41がハニカム体4bの最終的な外径を検出する
と、巻取動作が停止し、巻取部分の下降も停止する。次
に、箔ガイド21が後退し、弛み止め機構が前進してハニ
カム体4bの外周を抑え、弛みを防止する。この状態で再
びクランプバー22が前進して箔をクランプし、同時に金
型26が閉じ、刃27も下降して箔を切断すると共に次の折
り目を付ける。(第13図参照) 次いで、巻取を終了したハニカム体4bは、再び低速で巻
取軸及び小ディスクを回転させることにより、残りの箔
後端部分を巻取る。この時点で電磁ブレーキ18をオフと
し、平箔の張力を開放する。次に、大ディスクを前進側
にさらに押圧して、この圧力が弾性体の予圧縮力より超
えると、弾性体がa寸法だけ圧縮され、大・小ディスク
面が同一平面となり、ハニカム体の端面には小ディスク
6と共に大ディスク7の面が当接する。これによりハニ
カム体の端面の乱れは、これらディスク面により揃えら
れる。その後ハニカム体を接着テープ或はスポット溶接
等の手段により接着し、大ディスクの押圧力を緩めると
共に、巻取軸1を軸方向に後退させてハニカム体から抜
出す。このとき巻取軸1の中心は昇降機構の作動により
上昇限の原位置に復帰している。さらにディスクの後
退、圧着ローラの後退により、ハニカム体をシュート45
上に落下させ払い出す。各機構は次のハニカム体の巻取
のため所定の位置に復帰し待機する。(第14図参照) [発明の効果] 以上説明した本発明の巻取方法によって得られる効果は
次の通りである。
C型断面の巻取軸を用いて巻取るので、捩り剛性が
高く、それだけ巻取軸自体を細くできることから、巻取
後のハニカム体の中心孔を可及的に小さくできる。ま
た、箔先端の折り目を予めコマにより挾んでおくこと
で、箔の折り目を確実に巻取軸内に挿入し得る。
高く、それだけ巻取軸自体を細くできることから、巻取
後のハニカム体の中心孔を可及的に小さくできる。ま
た、箔先端の折り目を予めコマにより挾んでおくこと
で、箔の折り目を確実に巻取軸内に挿入し得る。
巻取軸とこれに同期して回転する小ディスクの併用
により、大径のハニカム体を安定して弛みなく巻取り、
ハニカムのつぶれを生じることなく、また巻取軸の捩り
破損等を発生させない。また、大ディスクを用いること
によって巻取終了後のハニカム体の端面不揃えが解消す
る。
により、大径のハニカム体を安定して弛みなく巻取り、
ハニカムのつぶれを生じることなく、また巻取軸の捩り
破損等を発生させない。また、大ディスクを用いること
によって巻取終了後のハニカム体の端面不揃えが解消す
る。
箔の巻取過程で箔の巻取周速度が一定でかつ巻付位
置が変動しないことから、箔の安定した送給と巻取作業
が行える。
置が変動しないことから、箔の安定した送給と巻取作業
が行える。
また、本発明の巻取装置によれば、上記した巻取方法を
効果的に実施し得ると共に、品質の良好な所望外径のハ
ニカム体を自動的にかつ連続的に得ることができる。
効果的に実施し得ると共に、品質の良好な所望外径のハ
ニカム体を自動的にかつ連続的に得ることができる。
第1図は本発明の基本となる巻取方法を示す説明図、第
2図は本発明の他の巻取方法を示す説明図、第3図
(a)(b)は本発明の更に別の態様例を示す説明図と
部分断面図、第4図は本発明のより効果的な巻取方法を
示す説明図、第5図は第4図における主要部の断面図、
第6図は本発明の巻取中心の下降操作を説明するための
測面図、第7図は本発明に係る連続的な金属箔の巻取設
備の一例を示す全体概要図、第8図は箔の先端に折り目
を付けるための金型の具体例を示す断面図、第9図〜第
14図は本発明の巻取方法を順次示す説明図である。 1…巻取軸、1a…軸開口部、2…平箔、3…波箔、4…
金属箔、4a…箔折り目、4b…ハニカム体、5…コマ、6
…小ディスク、7…大ディスク、8…弾性体、9…溝、
18…電磁ブレーキ、21…箔ガイド、22…クランプバー、
26…金型、27…刃部、31…昇降フレーム、35…圧着ロー
ラ、41…リニアスケール、A…張力付与機構、B…クラ
ンプ・プレス機構、C…巻取軸挿入機構、D…巻取機
構、E…速度・位置調整機構、F…外径測定機構、G…
端面揃え機構
2図は本発明の他の巻取方法を示す説明図、第3図
(a)(b)は本発明の更に別の態様例を示す説明図と
部分断面図、第4図は本発明のより効果的な巻取方法を
示す説明図、第5図は第4図における主要部の断面図、
第6図は本発明の巻取中心の下降操作を説明するための
測面図、第7図は本発明に係る連続的な金属箔の巻取設
備の一例を示す全体概要図、第8図は箔の先端に折り目
を付けるための金型の具体例を示す断面図、第9図〜第
14図は本発明の巻取方法を順次示す説明図である。 1…巻取軸、1a…軸開口部、2…平箔、3…波箔、4…
金属箔、4a…箔折り目、4b…ハニカム体、5…コマ、6
…小ディスク、7…大ディスク、8…弾性体、9…溝、
18…電磁ブレーキ、21…箔ガイド、22…クランプバー、
26…金型、27…刃部、31…昇降フレーム、35…圧着ロー
ラ、41…リニアスケール、A…張力付与機構、B…クラ
ンプ・プレス機構、C…巻取軸挿入機構、D…巻取機
構、E…速度・位置調整機構、F…外径測定機構、G…
端面揃え機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B65H 75/28 C 9037−3F (72)発明者 中島 郁二 千葉県君津市君津1番地 新日本製鐵株式 会社君津製鐵所内 (72)発明者 仙田 舜一郎 千葉県君津市人見1036番地の1 太平工業 株式会社君津支店内
Claims (8)
- 【請求項1】金属の平箔と波箔を重ね合わせて、これを
巻取って円柱状のハニカム体を形成する金属箔の巻取方
法において、断面がC型の巻取軸を箔の軸方向に移動す
ることにより、巻取軸の内部に折り目を付けた箔の先端
を挿入し、巻取ることを特徴とする金属箔の巻取方法。 - 【請求項2】金属の平箔と波箔を重ね合わせて、これを
巻取って円柱状のハニカム体を形成する金属箔の巻取方
法において、重ね合わした平箔と波箔の先端に折り目を
付け、この折り目と同一形状を持つコマで箔の先端を軽
く挟みながらこのコマを断面がC型の巻取軸で箔の幅方
向に押すことにより、コマが箔の先端の折り目を摺動
し、平箔と波箔の先端の折り目を巻取り軸の内部に挿入
することを特徴とする請求項1記載の巻取方法。 - 【請求項3】金属の平箔と波箔を重ね合わせて、これを
巻取って円柱状のハニカム体を形成する金属箔の巻取方
法において、巻取りの途中で巻取軸と同心でかつ同期し
て回転する小ディスクの面にてハニカム体の両側面を滑
りの生じない範囲の圧力で挟持し、この小ディスクの面
からハニカム体に以降の巻取のための回転力を伝達する
ことを特徴とする金属箔の巻取方法。 - 【請求項4】小ディスクの周りに、小ディスクと軸方向
にスライドできるドーナツ状の大ディスクを予め圧縮し
た弾性体で締結し、この大ディスクに圧力をかけてハニ
カム体の両側面を挾み、その圧力が小さいときは小ディ
スクのみがハニカム体と接触し、その圧力が大きいとき
は小ディスクと大ディスクの両方が同時にハニカム体と
接触するように大ディスクを配置し、巻終わったハニカ
ム体の両側面を大ディスクにて圧縮してハニカム体の端
面を揃えることを特徴とする請求項3記載の巻取方法。 - 【請求項5】金属の平箔と波箔を重ね合わせて、これを
巻取って円柱状のハニカム体を形成する金属箔の巻取方
法において、ハニカム体の巻取周速度を一定にし、かつ
ハニカム体の外径の増加量に伴なって、ハニカム体の中
心を移動し、箔のハニカム体への巻付き位置および方向
を常に一定にすることを特徴とする金属箔の巻取方法。 - 【請求項6】金属の平箔と波箔を重ね合わせて、これを
巻取って円柱状のハニカム体を形成する金属箔の巻取方
法において、 平箔をブレーキロールに巻付けて一定の張力を与えるこ
と、 平箔と波箔を重ねてクランプし箔の先端を切断すると同
時に折り目を付けること、 折り目を付けた箔の先端をクランプした状態で巻取中心
まで移動させ、断面C型の巻取軸を箔の幅方向に移動さ
せて巻取軸内に箔の先端折り目を挿入すること、 巻取軸を回転させることによりハニカム体を途中まで巻
き、以後は巻取軸と同心かつ同期して回転する小ディス
クをハニカム体の両側面から滑りを生じない圧力で挾
み、小ディスクから回転力を与えて巻取ること、 ハニカム体の巻取周速度を一定にし、かつハニカム体の
外径の増加量に伴なって、ハニカム体の中心を移動し、
箔のハニカム体への巻付き位置および方向を常に一定に
すること 巻取ったハニカム体の両側面を大ディスクで圧縮し、ハ
ニカム体の端面を揃えること、 からなることを特徴とする金属箔の巻取方法。 - 【請求項7】金属の平箔と波箔を重合して巻取位置に供
給し、巻取軸により所定の外径に巻取って円柱状ハニカ
ム体を得る金属箔の巻取装置において、 前記重合した箔の先端を挟持して巻取軸へ送給する箔ク
ランプ部と、 巻取位置直前に設置した箔先端の切断及び折り目付与を
行う箔プレス部と、 巻取位置にて前記折り目を軽く挟む一対のコマを箔幅方
向に摺動自在に保持する巻取軸ガイド部と、 前記コマと置換可能に箔幅方向に移動自在な断面C型の
巻取軸と、該巻取軸の両端側に同心に配置され巻取り途
中の箔ハニカム体の両端面を挾んで回転力を伝達する小
ディスクと、該小ディスクと同心状に配置され円柱状ハ
ニカム体の端面を押圧可能とする大ディスクとからなる
箔巻取部と、 とからなることを特徴とする金属箔の巻取装置。 - 【請求項8】箔クランプ部の前に、平箔に任意の張力を
付与する張力調整部と、重合した箔を案内する箔ガイド
部とを設けると共に、箔巻取部の位置近傍に、巻取時に
ハニカム体の外周を押圧する圧着ローラ部と、巻取終了
後のハニカム体の外周部の弛みを抑える弛み止め部と、
巻取外径を測定する測定部と、少くとも前記巻取軸ガイ
ド部と箔巻取部と圧着ローラ部とを昇降する昇降部と、
を設置したことよりなる請求項7記載の巻取装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1207952A JPH0745073B2 (ja) | 1989-08-14 | 1989-08-14 | 金属箔の巻取方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1207952A JPH0745073B2 (ja) | 1989-08-14 | 1989-08-14 | 金属箔の巻取方法および装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0371918A JPH0371918A (ja) | 1991-03-27 |
JPH0745073B2 true JPH0745073B2 (ja) | 1995-05-17 |
Family
ID=16548258
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1207952A Expired - Lifetime JPH0745073B2 (ja) | 1989-08-14 | 1989-08-14 | 金属箔の巻取方法および装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0745073B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100944440B1 (ko) * | 2002-12-05 | 2010-02-25 | 주식회사 포스코 | 루프 타워의 루퍼 와이어 로프 교환장치 |
JP2010099604A (ja) * | 2008-10-24 | 2010-05-06 | Kao Corp | フィルム状触媒構造体の製造方法 |
WO2014076851A1 (ja) * | 2012-11-19 | 2014-05-22 | 住友精密工業株式会社 | チューブ型のオゾン生成装置及びその製造方法 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2571880B2 (ja) * | 1991-06-17 | 1997-01-16 | 新日本製鐵株式会社 | 金属帯の巻取り装置 |
US7255300B2 (en) * | 2004-11-03 | 2007-08-14 | Baldwin Filters, Inc. | Method and apparatus for winding a filter media pack |
CN114476773A (zh) * | 2022-03-29 | 2022-05-13 | 江苏柏琳家用纺织品有限公司 | 一种织造用一体式布料收卷设备 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6418447A (en) * | 1987-07-13 | 1989-01-23 | Toyota Motor Corp | Metallic carrier for purifying exhaust gas |
-
1989
- 1989-08-14 JP JP1207952A patent/JPH0745073B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100944440B1 (ko) * | 2002-12-05 | 2010-02-25 | 주식회사 포스코 | 루프 타워의 루퍼 와이어 로프 교환장치 |
JP2010099604A (ja) * | 2008-10-24 | 2010-05-06 | Kao Corp | フィルム状触媒構造体の製造方法 |
WO2014076851A1 (ja) * | 2012-11-19 | 2014-05-22 | 住友精密工業株式会社 | チューブ型のオゾン生成装置及びその製造方法 |
US9803289B2 (en) | 2012-11-19 | 2017-10-31 | Sumitomo Precision Products Co., Ltd | Tube-type ozone generator and manufacturing method therefor |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0371918A (ja) | 1991-03-27 |
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