JPS5814304B2 - 段ボ−ルのカツトテ−プ自動接着送り出し装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は段ボールシートにオンマシンにてカットテープ
を接着させる装置に関する。

段ボールケースにおけるカットテープは内容物を簡単に
取出す為又刃物を使用することなく段ボ−ルを切断し段
ボールケースに入ったまま店頭に内容物を陳列できる利
点で使用されており、この大きな利点の為カツトテープ
を接着させた段ボールシート及び段ボールケースの需要
が増しつつある。

従来より段ボールシートにオンマシンにて連続的に正確
な位置へカットテープを接着させる装置はあったが、カ
ットテープ無しの段ボールシートからカットテープ有の
段ボールシートヘロット替えの時マシンを停止し、カッ
トテープの先端を段ボールシートに接着し徐々にマシン
のスピードを上げ確実にカットテープが段ボールシート
に接着されたのを確認して本作業に入っていた。

この間カットテープが裏返しになり粘着面が他ロールに
接着したり、位置がズレたりして度々マシンを停止し、
不良を取除き最初からセットのやり直しをしなければな
らない不具合が発生していた。

又この装置の前後にはロータリーシャ・スリツタースコ
アラー等回転刃物が多く、多くの危険性にさらされて作
業しなければならなかった、更にこの準備にはマシンを
停止しなければならず、熱盤内でのシート過乾燥等多く
のロスが発生していた。

而して、本発明の目的とする処は、熱盤から出た段ボー
ルシートにカットテープを接着しようとするとき、マシ
ンを全く停止することなく、通常のスピードでカットテ
ープを連続的に接着でき、しかも回転体刃物近くでの危
険作業が無く、安全性、生産性の向上を計り得るカット
テープ自動接着装置を提供せんとするにある。

本発明は、カットテープ圧着ロールの軸方向両側にサイ
ド板を圧着ロールの軸方向に若干移動可能に設けて、こ
のサイド板を圧着ロール側面との間にカットテープと接
続された片面粘着テープを扶持出来、しかも上記片面粘
着テープが圧着ロール下方を走行する段ボールシートに
接着した場合には簡単にはずれる程度の力で圧着ロール
中心側へバネにより付勢し、圧着ロールとサイド板の間
に接着剤塗布面を段ボールシート側へ向けたカットテー
プを接続した片面粘着テープを接着面が段ボールシート
側へ向きサイド板へ向かない様に折り曲げてセットでき
るようにすることにより、マシンを止めることなくカッ
トテープを圧着ロールにセット可能し、圧着ロールを下
降させダルブルフエーサー出口にて形成を終了し、ロー
タリーシャーを経て送行する段ボールシートに圧着させ
ることにより、片面粘着テープを段ボールシートに付着
させてサイド板と圧着ロールの挟持から外しこれに接続
されたカットテープを段ボールシートに貼りつけるもの
である。

以下、図示実施例に基いて本発明を詳細に説明する。

図中Ａはダブルフエーサー出口、Ｂはロータリーシャ、
Ｃはカットテープ装置、Ｄ，Ｅはスリツタースコアラー
、Ｆはカッターであり、これらは直線状に連続して配設
され、上記順序に従って段ボールシートａが移送される
ダブルフエーサー出口Ａはキャンバスを支持するロール
１，２によって構成され、ここで都ボールシートａの形
成は終了する。

ロータリーシャーＢはカッター刃を取付けたロール３と
受ロール４によって構成され、オーダー替え時、一時段
ボールシートａを切断し間隔を開け、スリツタースコア
ラーをＤ→Ｅ，Ｅ→Ｄとオーダー替えするとき使用する
。

カットテープ装置Ｃは段ボールシートａにカットテープ
ｂを接着させる装置で、カットテープ巻取り５とガイド
ロール７及び圧着ロール９，１０を備えると共に、カッ
トテープ補充用のカットテープ巻取り６とガイドロール
８を備えている。

上記、カットテープ巻取り６、即ちカットテープｂには
予め片面に接着剤が塗布されている。

圧着ロール９，１０は適当な手段により昇降自在に設け
られており、下降している状態のとき、ロール面がカッ
トテープ装置Ｃを通過する段ボールシートａに接触する
ような構造となっている。

また圧着ロール９はその幅方向両側にサイド板１１，１
２を備え、該サイド板１１，１２はバネ１３，１４によ
り圧着ロール９の側面に圧着されると共に、側面から離
れる方向へ適当な距離移動可能となっている。

上記バネ１３，１４の力は圧着ロール９の側面とサイド
板１１，１２との間に片面粘着テープ１５を挟んで支持
出来、しかも片面粘着テープ１５が段ボールシートａに
接着した場合簡単にはずれる程度の強さに設定する。

圧着ロール９、サイド板１１，１２は同じシャフト１６
に、シャフト１６がこれらの中央を貫通するように取付
けられており、バネ１３，１４は夫々サイド板１１，１
２の外側においてシャフト１６に巻設されている。

そして、これら圧着ロール９サイド板１１，１２バネ１
３，１４は、シャフト１６中途部に設けた押え板１６′
をシャフト１６端部に螺着されたナット１７によりシャ
フト１６の軸方向両側より押えられ、バネ１３，１４が
サイド板１１，１２を夫々圧着ロール９の中心側へ付勢
する。

また、これら圧着ロール９、サイド板１１，１２、バネ
１３，１４はシャフト１６と共に回転する。

スリツタースコアラーＤ，Ｅは段ボールシートａを流れ
方向に切断するスリツター刃１８，１９，２０，２１、
段ボールシートａに流れ方向に罫線を入れるスコアラー
２２，２３，２４，２５で構成されＤ，Ｅ交互に使用さ
れる。

カッターＦはダブルフェーサー出口Ａ、カッターＦ間で
の段ボールシートａの弛みを無くし、正確な長さで段ボ
ールシート幅方向に切断する為のフイードロール２６，
２７と段ボールシートａを幅方向に切断するカッター刃
２８，２９にて構成されている。

次に斯る本発明装置の作動について説明する。

先ずカットテープ装置Ｃの圧着ロール９，１０が上昇せ
しめられ第１図及び第２図において２点鎖線で示す位置
に上がっている状態においてカットテープ巻取り５又は
６からカットテープｂの先端を導き、ガイドロール７又
は８を通して片面粘着テープ１５を接続し、圧着ロール
１０を通し、圧着ロール９ヘセット準備する。

この圧着ロール９へのセット準備は第３図及び第４図に
示す様に圧着ロール９とサイド板１１，１２の間に片面
粘着テープ１５を接着面が段ボールシート側へ向き、サ
イド板１１，１２へ向かない様に折りまげて設置し、こ
の片面粘着テープ１５へ接着剤塗布面を段ボールシート
側へ向けたカットテープｂをホッチキス等３０で接続す
ることにより行なう。

而してカットテープ装置Ｃをカットテープ無しのロット
からカットテープ有りのロットへ変えるとカットテープ
装置Ｃ全体が下降し圧着ロール９，１０は第１図及び第
２図において実線で示す位置となり片面粘着テープ１５
はダブルフエーサー出口Ａにて形成を終了しロータリー
シャーＢを経てカットテープ装置Ｃに達した段ボールシ
ートａに付着してサイド板１１，１２、圧着ロール９か
ら離れるとともにこれに接続されたカットテープｂは裏
返りや位置ずれすることなく段ボールシートに貼られて
行く。

尚、カットテープ無し段ボールシートを製造するときに
はカットテープ有りのロットから、カットテープ無しの
ロットに変えカットテープ装置Ｃを上昇せしめれば圧着
ロール９，１０は第１図及び第２図に二点鎖線で示す位
置となり、段ボールシートａはカットテープｂを接着さ
せることなく、次のスリツタースコアラーＤ，Ｅに流れ
る。

本発明は以上のように構成したので、圧着ロールと、そ
の両側に備えられたバネによる力を加えたサイド板とに
よってカットテープと接続された片面粘着テープを保持
準備することにより、マシンを全く停止することなく、
通常のスピードでカットテープを連続的に接着でき、回
転体刃物近くでの危険作業が無く安全性、生産性の向上
を計かることが出来る。

依って所期の目的を達成し得る。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明段ボールのカットテープ自動接着送り出し
装置の実施態様を示し、第１図は本発明装置を含むコル
ゲートマシンにおける本発明装置付近の概略説明図、第
２図は本発明装置の側面図、第３図は要部の拡大正面図
、第４図は同側面図である。 図中、９，１０・・・・・・カットテープ圧着ロール、
１１，１２・・・・・・サイド板、１３，１４・・・・
・・バネ、１５・・・・・・片面粘着テープ、ａ・・・
・・・段ボールシート、ｂ・・・・・・カットテープ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ コルゲートマシンにおいてコータリーシャーとスリ
   ツタースコアラーの間に昇降自在に設けら３れカットテ
   ープ巻取りから供給されるカットテープを走行する段ボ
   ールシートとの間に誘導して該テープを段ボールシート
   に押圧接着するカットテープ圧着ロールの軸方向両側に
   サイド板を圧着ロ−ルの軸方向に適当な距離移動可能に
   設けて、該サイド板を圧着ロール側面との間にカットテ
   ープと接続された片面粘着テープの幅方向両端部を挟ん
   で支持出来、しかも片面粘着テープが圧着ロール下方を
   走行する段ボールシートに接着した場合には簡単にはず
   れる程度の力で圧着ロール中心側へバネにより付勢した
   ことを特徴とする段ボールのカットテープ自動接着送り
   出し装置。