JPH0745034Y2 - 時間インジケータ - Google Patents

時間インジケータ

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Publication number
JPH0745034Y2
JPH0745034Y2 JP1989079113U JP7911389U JPH0745034Y2 JP H0745034 Y2 JPH0745034 Y2 JP H0745034Y2 JP 1989079113 U JP1989079113 U JP 1989079113U JP 7911389 U JP7911389 U JP 7911389U JP H0745034 Y2 JPH0745034 Y2 JP H0745034Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oxygen
film
time indicator
bag
substance
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1989079113U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0319992U (ja
Inventor
雅博 反保
剛孝 浜田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
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Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
  • Electric Clocks (AREA)
  • Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は時間インジケータに関し、更に詳しくは時間の
経過を肉眼によって容易に知ることが出来る時間インジ
ケータに関する。
(従来の技術及びその問題点) 従来、変質し易い加工食品等の安全性については、食品
の包装に記録された製造年月日を基準にして経過時間を
算出してその安全性を確認してきた。
又、空気中の酸素によって変質し易い食品の場合には、
ポリ塩化ビニリデンフイルム等の酸素バリヤー性に優れ
たプラスチックフイルムにより真空包装して保存してい
る。この場合にも内部の食品の安全性はその製造年月日
を基準にして判断してきた。
しかしながら、上記の製造年月日を基準とする方法は経
過時間の計算が面倒であり、特に年号が変化した場合に
は計算が一層面倒となる。更に酸素バリヤー性フイルム
による真空包装の場合には、酸素バリヤー性フイルムで
あっても僅かの酸素はフイルムを透過するので、フイル
ムの厚み等によって内部の食品の安全性が異なり、特に
包装に欠陥があったり、フイルムに欠陥が生じた場合に
は変質した食品を飲食する恐れが大であるという問題が
ある。
従って本考案の目的は、経過時間の確認に煩雑な年月日
の計算が不要であり、単なる肉眼観察によって経過時間
を容易に知ることが出来る時間インジケータを提供する
ことである。
(問題点を解決する為の手段) 上記目的は以下の本考案のよって達成される。
即ち、本考案は、酸素透過性プラスチックフイルムから
なる袋内に、酸素吸収剤と酸素濃度によって変色する物
質とを同時に密封してなることを特徴とする時間インジ
ケータである。
(作用) 透明な酸素透過性プラスチックフイルムからなる袋内
に、酸素吸収剤と酸素濃度によって変色する物質とを同
時に密封することにより、空中の酸素は時間の経過に比
例して袋内に透過し、酸素吸収剤により吸収されるが、
酸素吸収剤の酸素吸収容量が尽きると、袋内の酸素濃度
が上昇し、この酸素が酸素濃度によって変色する物質を
変色させる。酸素透過性プラスチックフイルムの単位時
間当りの酸素透過量、袋の容量及び酸素吸収剤の量を規
定して組合せることにより、酸素濃度によって変色する
物質が変色する時間を予め決定することが出来る。
(好ましい実施態様) 次に好ましい実施態様を挙げて本考案を更に詳しく説明
する。
本考案の時間インジケータは、第1図に図解的に示す様
に、酸素透過性プラスチックフイルム1からなる袋内
に、酸素吸収剤2と酸素濃度によって変色する物質3と
を同時に密封してなることを特徴とする。
本考案で使用する酸素透過性プラスチックフイルム1と
は、従来公知のプラスチックフイルムでよく特に限定さ
れない。例えば、比較的短時間の時間インジケータが必
要な場合には、酸素透過速度の大なポリエチレン、ポリ
プロピレン等のポリオレフインフイルムが使用され、比
較的長時間の時間インジケータが要求される場合には、
酸素透過速度の小さいポリエチレンテレフタレート、ポ
リアミド等のフイルムが使用出来、更に長期間の時間イ
ンジケータが要求される場合には、ポリ塩化ビニリデン
等の酸素透過性の著しく低いフイルムが使用出来る。勿
論、酸素透過速度はフイルムの厚みに反比例するので、
同種のフイルムであってもフイルムの厚みにより酸素透
過速度を任意に変えることが出来る。
以上の様なフイルムから袋を調製する際には、上記フイ
ルムの一方の面に接着剤層を形成しておくことが好まし
く、この様にすれば、単なる熱封緘によって袋とするこ
とが出来る。例えば、ポリエチレンテレフタレートフイ
ルムの一方の表面に、ポリエチレンフイルムを積層して
おけば、このポリエチレン層を接着剤層として使用出
来、且つポリエチレン層はポリエチレンテレフタレート
フイルムに比較して著しく酸素透過速度が大であるの
で、積層フイルムの総酸素透過速度は、ポリエチレンテ
レフタレートフイルムの酸素透過速度によってほぼ決
る。
以上のフイルムから形成される袋の表面積は時間インジ
ケータとして要求される時間によって決定される。即
ち、長時間の時間インジケータとする場合には表面積を
小さくし、且つ中に入れる酸素吸収剤の量を大きくすれ
ばよく、逆に短時間の時間インジケータの場合には袋の
表面積を大にして中に入れる酸素吸収剤の量を少なくす
ればよい。又、この様な時間インジケータの経過時間は
フイルムの材質によっても決めることが出来る 上記の酸素透過性プラスチックフイルム製袋内に密封す
る酸素吸収剤は、金属又は金属の酸化物を利用するも
の、例えば、鉄粉、酸化第一鉄や、アスコルビン酸ソー
ダ等の如き有機物の酸化を利用するものであり、これら
の酸素吸収剤は市場から容易に入手して使用することが
出来る。
又、上記の酸素吸収剤と同時に袋内に密封する酸素濃度
によって変色する物質としては、酸化還元によって着脱
色を繰り返すメチレンブルー等の染料が使用される。こ
の場合酸素濃度によって変色しない他の染料を併用する
ことにより、肉眼による変色の確認が容易なるので好ま
しい。
(実施例) 次に実施例により本考案の1例を更に具体的に説明す
る。
実施例1 厚さ12μmのポリエチレンテレフタレートフイルム(東
洋紡(株)製)と厚さ60μmの低密度ポリエチレンフイ
ルム(スミカセン、住友化学工業(株)製)との積層フ
イルムを作成し、その総酸素透過量を測定したところ、
ポリエチレンテレフタレートフイルムと同一であり、4
1.3cc/m2/24時間/0.21atm(空気中の酸素分圧)の値を
示した。
上記フイルムをポリエチレン層を内側にしてヒートシー
ルして、縦6.5cm及び横5cmの袋を作成した。この袋の18
0日間の総酸素透過量は48.3ccである。又、上記のヒー
トシールに際しては、酸素吸収剤(エージレスZ-50、三
菱瓦斯化学(株)製)と酸素濃度によって変色する物質
(エージレスアイ、三菱瓦斯化学(株)製)とを同時に
封入した。
上記時間インジケータを空気中に放置したところ、178
日目に内部の酸素濃度によって変色する物質が青色に変
色し始め、182日目には完全に青色に変色した。
又、上記において袋の表面積を2倍にすると約90日前後
で同様な変色が認められ、更に袋の表面積を変えること
なく、酸素吸収剤の量を半分にすると360日前後で同様
の変色が認められた。
(効果) 以上の如く本考案によれば、肉眼で任意の経過時間を判
断出来る時間インジケータが容易に提供される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の時間インジケータの断面を図解的に説
明する図である。 1:酸素透過性プラスチックフイルム 2:酸素吸収剤 3:酸素濃度によって変色する物質

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】酸素透過性プラスチックフイルムからなる
    袋内に、酸素吸収剤と酸素濃度によって変色する物質と
    を同時に密封してなることを特徴とする時間インジケー
    タ。
JP1989079113U 1989-07-06 1989-07-06 時間インジケータ Expired - Lifetime JPH0745034Y2 (ja)

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JP1989079113U JPH0745034Y2 (ja) 1989-07-06 1989-07-06 時間インジケータ

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JP1989079113U JPH0745034Y2 (ja) 1989-07-06 1989-07-06 時間インジケータ

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JPH0319992U JPH0319992U (ja) 1991-02-27
JPH0745034Y2 true JPH0745034Y2 (ja) 1995-10-11

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ID=31622985

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0319992U (ja) 1991-02-27

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