JPS6317466Y2 - - Google Patents
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- JPS6317466Y2 JPS6317466Y2 JP13318683U JP13318683U JPS6317466Y2 JP S6317466 Y2 JPS6317466 Y2 JP S6317466Y2 JP 13318683 U JP13318683 U JP 13318683U JP 13318683 U JP13318683 U JP 13318683U JP S6317466 Y2 JPS6317466 Y2 JP S6317466Y2
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- packaging bag
- heat
- bag
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Landscapes
- Thermotherapy And Cooling Therapy Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はケミカルカイロ用包装袋に関する。
従来鉄の酸化を利用したケミカルカイロが販売
されている。ケミカルカイロは酸素バリヤー性の
包装袋によつて真空包装され使用時に包装袋を破
りカイロを空気中の酸素と反応させ発熱させて使
用するものであるが、包装袋にピンホールがあつ
たり製造時のシール不良により包装袋内に空気の
流入がある場合カイロと包装袋内の酸素とが除々
に反応を進行しついにはカイロが発熱能力を失な
つてしまうことがある。従来このケミカルカイロ
の発熱能力の有無をチエツクする有効な手段はな
く製造年月日などにより推定するに止まつてい
る。
されている。ケミカルカイロは酸素バリヤー性の
包装袋によつて真空包装され使用時に包装袋を破
りカイロを空気中の酸素と反応させ発熱させて使
用するものであるが、包装袋にピンホールがあつ
たり製造時のシール不良により包装袋内に空気の
流入がある場合カイロと包装袋内の酸素とが除々
に反応を進行しついにはカイロが発熱能力を失な
つてしまうことがある。従来このケミカルカイロ
の発熱能力の有無をチエツクする有効な手段はな
く製造年月日などにより推定するに止まつてい
る。
本考案は上述した従来技術の欠点を克服したも
ので、酸素検知部の色の変化に依りケミカルカイ
ロの発熱能力を判定することが出来るケミカルカ
イロ用包装袋を提供することを目的とする。
ので、酸素検知部の色の変化に依りケミカルカイ
ロの発熱能力を判定することが出来るケミカルカ
イロ用包装袋を提供することを目的とする。
すなわち本考案は、透明な酸素バリヤー層にヒ
ートシール層を積層したシートから成形され、酸
素バリヤー層が袋の外側、ヒートシール層が袋の
内側にそれぞれ来る様に成形されたケミカルカイ
ロ用包装袋あつて、該包装袋の酸素バリヤー層と
ヒートシール層の間の所定の位置に酸素検知部を
設けてなることを特徴とするケミカルカイロ用包
装袋を要旨とする。
ートシール層を積層したシートから成形され、酸
素バリヤー層が袋の外側、ヒートシール層が袋の
内側にそれぞれ来る様に成形されたケミカルカイ
ロ用包装袋あつて、該包装袋の酸素バリヤー層と
ヒートシール層の間の所定の位置に酸素検知部を
設けてなることを特徴とするケミカルカイロ用包
装袋を要旨とする。
以下、図面に基づき本考案包装袋の実施例を説
明する。
明する。
第1図は本考案包装袋の一実施例を示すもの
で、図中1はケミカルカイロ用包装袋、2はケミ
カルカイロを示す。該包装袋1は酸素バリヤー層
3及び酸素検知部4、及びヒートシール層5から
構成されている。又、酸素検知部4は変色部6及
び比較部7から成つている。又8はヒートシール
部である。
で、図中1はケミカルカイロ用包装袋、2はケミ
カルカイロを示す。該包装袋1は酸素バリヤー層
3及び酸素検知部4、及びヒートシール層5から
構成されている。又、酸素検知部4は変色部6及
び比較部7から成つている。又8はヒートシール
部である。
上記の様に構成された包装袋1の成形方法とし
ては、酸素バリヤー層3の表面の所定の位置に酸
素検知部4の変色部6及び比較部7をそれぞれ印
刷し、該検知部4を被覆してヒートシール層5を
ラミネートしたシートから包装袋1をヒートシー
ル部8でヒートシールして製袋する。この際包装
袋1は外側に酸素バリヤー層3、内側にヒートシ
ール層5が来る様に製袋する。
ては、酸素バリヤー層3の表面の所定の位置に酸
素検知部4の変色部6及び比較部7をそれぞれ印
刷し、該検知部4を被覆してヒートシール層5を
ラミネートしたシートから包装袋1をヒートシー
ル部8でヒートシールして製袋する。この際包装
袋1は外側に酸素バリヤー層3、内側にヒートシ
ール層5が来る様に製袋する。
酸素バリヤー層3は包装袋1内にカイロ2を真
空包装した際外部からの酸素の流入を遮断するも
ので、その材質としてはポリ塩化ビニリデン、K
タイプ(塩化ビニリデンコーテイングを施したも
の)ナイロン、Kタイプポリエステル、Kタイプ
ポリプロピレン等が挙げられる。
空包装した際外部からの酸素の流入を遮断するも
ので、その材質としてはポリ塩化ビニリデン、K
タイプ(塩化ビニリデンコーテイングを施したも
の)ナイロン、Kタイプポリエステル、Kタイプ
ポリプロピレン等が挙げられる。
酸素検知部4の変色部6は従来公知の酸素イン
ジケーターを使用することができ、該酸素インジ
ケータとしては酸化還元に伴う色変化をするもの
と、酸素の可逆的な吸脱着能がありこれに伴う色
変化をするものとの2種が有りこのいずれによつ
ても検知は可能であるが長期保存性及び包装材料
の取扱いの容易さから酸素の吸脱着能を有するも
のに有為性がみられる。前者としては、例えばメ
チレンブルー等の酸化還元染料に、D−グルコー
ス等の還元性物質及び水酸化ナトリウム等のアル
カリ性物質を混合したものが挙げられ、後者のと
して例えばサリチルアルデヒドエチレンジイミン
コバルト錯体が挙げられる。これらのインジケー
ターを溶剤等公知の方法でインキ組成物とし酸素
バリヤー層3に印刷して変色部6を成形する。変
色部6は包装袋1内に酸素の有る状態と無い状態
によつて色が相違し、メチレンブルーでは酸素の
無い場合は無色、酸素の有る状態ではブルーを示
し、同様にサリチルアルデヒドエチレンジイミン
コバルト錯体では酸素の無い場合は赤カツ色、酸
素の有る状態では暗かつ色を呈する。
ジケーターを使用することができ、該酸素インジ
ケータとしては酸化還元に伴う色変化をするもの
と、酸素の可逆的な吸脱着能がありこれに伴う色
変化をするものとの2種が有りこのいずれによつ
ても検知は可能であるが長期保存性及び包装材料
の取扱いの容易さから酸素の吸脱着能を有するも
のに有為性がみられる。前者としては、例えばメ
チレンブルー等の酸化還元染料に、D−グルコー
ス等の還元性物質及び水酸化ナトリウム等のアル
カリ性物質を混合したものが挙げられ、後者のと
して例えばサリチルアルデヒドエチレンジイミン
コバルト錯体が挙げられる。これらのインジケー
ターを溶剤等公知の方法でインキ組成物とし酸素
バリヤー層3に印刷して変色部6を成形する。変
色部6は包装袋1内に酸素の有る状態と無い状態
によつて色が相違し、メチレンブルーでは酸素の
無い場合は無色、酸素の有る状態ではブルーを示
し、同様にサリチルアルデヒドエチレンジイミン
コバルト錯体では酸素の無い場合は赤カツ色、酸
素の有る状態では暗かつ色を呈する。
比較部7は変色部6の酸素の有る状態の色と同
じ色を通常のインキで調合し印刷したもので変色
部6の色と比較するために設けられている。
じ色を通常のインキで調合し印刷したもので変色
部6の色と比較するために設けられている。
ヒートシール層5は包装袋1の内側に有つて包
装袋1のヒートシール性を高めるものであつてか
つ酸素を良く通すものでその材質としては、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体、ポリエチレン、無延
伸ポリプロピレン、アイオノマー、及びそれらを
お互いにラミネートしたもの等が挙げられる。
装袋1のヒートシール性を高めるものであつてか
つ酸素を良く通すものでその材質としては、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体、ポリエチレン、無延
伸ポリプロピレン、アイオノマー、及びそれらを
お互いにラミネートしたもの等が挙げられる。
次に本実施例包装袋1を使用してケミカルカイ
ロ2を真空包装しその発熱能力の有無をチエツク
する作用について説明する。包装袋1に設けられ
た酸素検知部4の変色部6及び比較部7は製造時
色が相違している。つまり変色部6の色は酸素と
反応前の色であり変色部6が酸素と反応し徐々に
変色し反応が飽和状態になつた時に比較部7の色
と等しくなる。したがつて包装袋1内に酸素が存
在しなければ変色部6と比較部7の色は常に相違
している。
ロ2を真空包装しその発熱能力の有無をチエツク
する作用について説明する。包装袋1に設けられ
た酸素検知部4の変色部6及び比較部7は製造時
色が相違している。つまり変色部6の色は酸素と
反応前の色であり変色部6が酸素と反応し徐々に
変色し反応が飽和状態になつた時に比較部7の色
と等しくなる。したがつて包装袋1内に酸素が存
在しなければ変色部6と比較部7の色は常に相違
している。
もし包装袋1にピンホールがあつたり、製造時
にヒートシール不良があつて空気が包装袋1内に
流入する様なことがあればまず包装袋1内のケミ
カルカイロ2と空気中の酸素との反応が起こりケ
ミカルカイロ2は徐々に酸化されてその発熱能力
をうしないその後変色部6と反応し変色部6の色
が変色しケミカルカイロ2が発熱能力を失なつて
いることが一目瞭然となる。
にヒートシール不良があつて空気が包装袋1内に
流入する様なことがあればまず包装袋1内のケミ
カルカイロ2と空気中の酸素との反応が起こりケ
ミカルカイロ2は徐々に酸化されてその発熱能力
をうしないその後変色部6と反応し変色部6の色
が変色しケミカルカイロ2が発熱能力を失なつて
いることが一目瞭然となる。
尚本実施例に於て、酸素検知部4は変色部6と
比較部7から成り、変色部6の色が変化し比較部
7の色との比較によつてカイロ2の発熱能力を判
定しているが、これに限られるものではなく変色
部6だけから検知部4が成りその酸化前後の色の
比較によつてカイロの発熱能力を判定する様にし
ても良い。
比較部7から成り、変色部6の色が変化し比較部
7の色との比較によつてカイロ2の発熱能力を判
定しているが、これに限られるものではなく変色
部6だけから検知部4が成りその酸化前後の色の
比較によつてカイロの発熱能力を判定する様にし
ても良い。
以上説明した様に本考案ケミカルカイロ用包装
袋は透明な酸素バリヤー層にヒートシール層を積
層したシートから成形され酸素バリヤー層が袋の
外側、ヒートシール層が袋の内側に来る様に成形
され、酸素バリヤー層とヒートシール層の間の所
定の位置に酸素検知部を設けてあるので、酸素検
知部を見るだけでケミカルカイロの発熱能力の有
無を簡単にチエツクすることが出来、従来の様に
カイロを袋から取り出したら発熱能力がなかつた
という様な不具合を生ずることはない。
袋は透明な酸素バリヤー層にヒートシール層を積
層したシートから成形され酸素バリヤー層が袋の
外側、ヒートシール層が袋の内側に来る様に成形
され、酸素バリヤー層とヒートシール層の間の所
定の位置に酸素検知部を設けてあるので、酸素検
知部を見るだけでケミカルカイロの発熱能力の有
無を簡単にチエツクすることが出来、従来の様に
カイロを袋から取り出したら発熱能力がなかつた
という様な不具合を生ずることはない。
以下、本考案の具体的実施例を示しさらに詳細
に説明する。
に説明する。
実施例 1
酸素バリヤー層としてポリ塩化ビニリデンをコ
ートした延伸ポリプロピレンフイルムのポリ塩化
ビニリデン側に、メチレンブルー、還元剤、アル
カリ物質からなる酸素検知物のインキで印刷し、
これにヒートシール層としてエチレン酢酸ビニル
共重合体フイルムをポリエチレンでラミネートし
て包装用袋を作製した。これに市販ケミカルカイ
ロをつめて、シールしたサンプルを30個作製し、
40℃で保存した。3時間でメチレンブルーは無色
となり酸素の無くなつたことを示した。作製サン
プル30個のうち15個をハリによりピンホールを5
ケ所づつあけて保存するとピンホールをあけたも
のは60日以内でメチレンブルーが無色からブルー
に変化し、酸素が袋内に存在することを示した。
ブルーに変化した袋のケミカルカイロは空気にさ
らしても発熱しなかつた。ブルーにもどつた袋を
48時間ウエザーメーターにかけたところメチレン
ブルーは又無色にかえつてしまつた。
ートした延伸ポリプロピレンフイルムのポリ塩化
ビニリデン側に、メチレンブルー、還元剤、アル
カリ物質からなる酸素検知物のインキで印刷し、
これにヒートシール層としてエチレン酢酸ビニル
共重合体フイルムをポリエチレンでラミネートし
て包装用袋を作製した。これに市販ケミカルカイ
ロをつめて、シールしたサンプルを30個作製し、
40℃で保存した。3時間でメチレンブルーは無色
となり酸素の無くなつたことを示した。作製サン
プル30個のうち15個をハリによりピンホールを5
ケ所づつあけて保存するとピンホールをあけたも
のは60日以内でメチレンブルーが無色からブルー
に変化し、酸素が袋内に存在することを示した。
ブルーに変化した袋のケミカルカイロは空気にさ
らしても発熱しなかつた。ブルーにもどつた袋を
48時間ウエザーメーターにかけたところメチレン
ブルーは又無色にかえつてしまつた。
実施例 2
酸素検知物として、ヘモグロビンのモデルとし
て酸素担体で有名なサリチルアルデヒドエチレン
ジイミンコバルト錯体(通称サルコミン)を用い
て作つてインキにより実施例1と同様に作製した
包装袋を実施例1と同じくテストした所40℃保存
で6時間後にサルコミンが暗カツ色から赤カツ色
に変色し酸素の無くなつたことを示した。さらに
穴をあけたものは100日以内でもとの暗カツ色に
戻つた。これはウエザーメーターに60時間かけて
も変色せず再度無酸素状態にすると赤カツ色にも
どつた。尚暗カツ色にもどつた袋に入れたケミカ
ルカイロは空気中で発熱しなかつたのは実施例1
と同様である。
て酸素担体で有名なサリチルアルデヒドエチレン
ジイミンコバルト錯体(通称サルコミン)を用い
て作つてインキにより実施例1と同様に作製した
包装袋を実施例1と同じくテストした所40℃保存
で6時間後にサルコミンが暗カツ色から赤カツ色
に変色し酸素の無くなつたことを示した。さらに
穴をあけたものは100日以内でもとの暗カツ色に
戻つた。これはウエザーメーターに60時間かけて
も変色せず再度無酸素状態にすると赤カツ色にも
どつた。尚暗カツ色にもどつた袋に入れたケミカ
ルカイロは空気中で発熱しなかつたのは実施例1
と同様である。
図面は本考案包装袋2実施例を示すもので、第
1図は本考案包装袋の一実施例を示す縦断面図で
ある。 1……ケミカルカイロ用包装袋、2……ケミカ
ルカイロ、3……酸素バリヤー層、4……酸素検
知部、5……ヒートシール層。
1図は本考案包装袋の一実施例を示す縦断面図で
ある。 1……ケミカルカイロ用包装袋、2……ケミカ
ルカイロ、3……酸素バリヤー層、4……酸素検
知部、5……ヒートシール層。
Claims (1)
- 透明な酸素バリヤー層にヒートシール層を積層
したシートから成形され、酸素バリヤー層が袋の
外側、ヒートシール層が袋の内側にそれぞれ来る
様に成形されたケミカルカイロ用包装袋であつ
て、該包装袋の酸素バリヤー層とヒートシール層
の間の所定の位置に酸素検知部を設けてなること
を特徴とするケミカルカイロ用包装袋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13318683U JPS6043210U (ja) | 1983-08-29 | 1983-08-29 | ケミカルカイロ用包装袋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13318683U JPS6043210U (ja) | 1983-08-29 | 1983-08-29 | ケミカルカイロ用包装袋 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6043210U JPS6043210U (ja) | 1985-03-27 |
JPS6317466Y2 true JPS6317466Y2 (ja) | 1988-05-18 |
Family
ID=30300531
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13318683U Granted JPS6043210U (ja) | 1983-08-29 | 1983-08-29 | ケミカルカイロ用包装袋 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6043210U (ja) |
-
1983
- 1983-08-29 JP JP13318683U patent/JPS6043210U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6043210U (ja) | 1985-03-27 |
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