JPH0744694A - X線画像の歪みを定量的に判定する方法及び装置 - Google Patents

X線画像の歪みを定量的に判定する方法及び装置

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JPH0744694A
JPH0744694A JP6092371A JP9237194A JPH0744694A JP H0744694 A JPH0744694 A JP H0744694A JP 6092371 A JP6092371 A JP 6092371A JP 9237194 A JP9237194 A JP 9237194A JP H0744694 A JPH0744694 A JP H0744694A
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ray
test
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JP6092371A
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English (en)
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Reiner Heinrich Dr Koppe
ハインリヒ コッペ ライナー
Erhard Paul Artur Klotz
パウル アルトゥーア クロッツ エアハルト
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Koninklijke Philips NV
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Philips Electronics NV
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    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
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  • Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、画像増倍器により生成されるX線
画像の歪みを定量的に判定する方法及び装置の提供を目
的とする。 【構成】 本発明の判定方法は、a)幾何学的歪みを少
なくとも部分的に考慮して対象点が画像化されるテスト
画像の画素の座標値(ug ,vg )を近似的に算出し、
b)測定された座標値(sg ,tg )は算出された座標
値(ug ,vg )から算出され得るよう変換関数(s
(u,v),t(u,v))のパラメータを定め、c)
歪んでいない画像内の座標値(x,y)から歪んだ画像
内の画素の座標値(u,v)を近似的に算出し、d)歪
んだ画像内の実際の座標値(s,t)を定めるよう上記
算出された座標値(u,v)に上記変換関数を適用し、
e)全画素に関して段階c)及びd)を繰り返す各段階
よりなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、最初にテスト対象物の
歪んだX線テスト画像が形成され、そのテスト画像の多
数の別個の画素の座標値が測定され、その画素は所定の
位置と、周囲の吸収性から実質的に偏りのある吸収性と
を有するテスト対象物内の対象点に関連する画像増倍器
により生成されるX線画像の歪みを定量的に判定する方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】画像増倍器により形成されるX線画像
は、X線感知入力スクリーンが湾曲しているので一般に
歪みを示す。歪みの他の原因もあるが、概して、それら
の影響はは少ない。歪みの定量的な判定は基本的に、例
えば、歪みのないX線画像内に画像化されるその点の位
置x,yのような検査領域内の点の位置と、歪んだX線
画像内におけるこの点の画像の位置s,tとの間の関係
を示すことからなる。全画素に関してこの関係が分かる
と、この周知の方法によって歪んだ画像から歪んでいな
いX線画像が形成され得る。
【0003】前述の種類の方法は、格子形式のテスト対
象物を利用するWO-A-91/01071 により周知であり、その
格子縞はX線に透過性のある平らな基板に設けられた金
属製ストライプにより形成されている。テスト画像の格
子縞の位置は自動パターン認識法により判定され、次い
で、格子縞の交差する点が算出される。一方で歪んだテ
スト画像において、他方でテスト対象物又はテスト対象
物の歪んでいない画像において上記の交差する点の正確
な位置は分かっているので、これらの交差する点に関し
て歪みが判定され、従って、歪みのない出力画像が生成
され得る。交差する点の何れにも一致しない全画素に関
する歪みは、関連する画素と交差の近傍の点との間の距
離を考慮する双一次の補間により補正される。格子縞の
間隔は画素の大きさに比べて長いので、この補正により
不正確さが生じる。また、歪みが著しい場合、自動パタ
ーン認識は困難である。
【0004】心臓病に関するIEEE学会論文誌、ボスト
ン、1986年10月7-10日(1987)、ページ615-618 にも上述
の方法について記載されている。そこで、最初に1cm
の格子に配置されている直径2mmの真鍮ボールを有す
るテスト対象物からX線画像が生成される。かくして形
成されたテスト画像において、真鍮ボールの中心位置は
適切なパターン認識法によって自動的に定められる。次
いで、望ましくは2次又は高次の多項式よりなる変換関
数のパラメータは、かかる多項式により歪んだ入力画像
の真鍮ボールの座標値が、歪みのない出力画像の中心の
座標値からできる限り精度良く算出されるよう定められ
る。かかるパラメータ、例えば、多項式の係数は記憶さ
れ、次の各X線画像に関して、歪んだ入力画像、例え
ば、まだ生成されていない出力画像の各画素に関して関
連するX線画像の関連する画素の位置を算出するために
利用される。この方法により得られる精度も制限されて
いる。関連する点の正確さは、3次又はより高次の次数
の多項式を利用することにより高められ得るが、例え
ば、6次多項式の場合、それらの点の外側に劣化が生じ
る。(これらの点は事前のX線テスト画像のボールの位
置により定められる。)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、多くの検査方
法において、X線画像の歪みを厳密に低減するために、
より厳密に歪みを判定する必要がある。このことは、斜
角照射、即ち、画像増倍器の光軸と、X線中心線、即
ち、放射線源の焦点と画像増倍器の入力スクリーンの中
心との間を結ぶ線とが0度以外の角度をなすX線照射の
場合も顕著に該当する。これは、X線中心線と光軸とが
一致する所謂中心投影の場合よりも実質的に著しい歪み
が生じることに起因している。
【0006】本発明は、歪みをより正確に判定し得る前
述の種類の方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、以下の段
階: a) 幾何学的歪みを考慮して対象点が画像化されるテ
スト画像の画素の座標値を近似的に算出し、 b) 測定された座標値が算出された座標値から算出さ
れ得るよう変換関数のパラメータを定め、 c) 歪んでいない画像内のその座標値から歪んだ画像
内の画素の座標値を近似的に算出し、 d) 歪んだ画像内の実際の座標値を定めるよう段階
b)による変換関数を上記算出された座標値に適用し、 e) 全画素に関して段階c)及びd)を繰り返すこと
よりなる第1の例により達成される。
【0008】しかし、上記の目的を達成する第2の方法
は、以下の段階: a) 幾何学的歪みを考慮して対象点が画像化されるテ
スト画像の画素の座標値を近似的に算出し、 b) 近似的に算出された座標値が測定された座標値か
ら算出され得るよう変換関数のパラメータを定め、 c) 幾何学的歪みを考慮して近似的に算出され得る座
標値を定めるよう歪んだ画像内の画素の座標値に段階
b)による変換関数を適用し、 d) 変換により得られた座標値から歪みの補正された
画像内の画素の座標値を算出し、 e) 全画素に関して段階c)及びd)を繰り返すこと
よりなる。
【0009】上記の如く両方の解決法において、テスト
画像の座標値は測定されるだけではなく、この測定とは
別個に、幾何学的な歪みも考慮して近似的に算出される
(段階a)。かかる近似は、画像増倍器入力スクリーン
の曲率と、テスト画像を形成する際の画像増倍器に対す
る放射線源の焦点及びテスト対象物の位置とが予め定め
られている場合に容易に実行され得る。かくして算出さ
れた座標値は、画像増倍器の入力スクリーンのみなら
ず、他の(それ程顕著ではない)影響、例えば、X線画
像増倍器の地磁場の影響によって歪みが誘起されている
ので、テスト画像において測定された(実際の)座標値
とは一致しない。
【0010】しかし、算出された座標値は、縮尺率を除
いてテスト対象物の(歪みのない)投影に一致する理想
的な歪みのないX線画像における座標値よりも測定され
た座標値に実質的により良く対応する。従って、望まし
くは多項式からなる変換関数のパラメータは、比較的容
易に定められ(段階b)、このパラメータにより近似的
に算出された座標値から測定された座標値が正確に算出
され(請求項1)、或いは、測定された座標値から近似
的に算出された座標値が正確に算出され(請求項2)得
る。かくして算出された変換関数は、テスト対象物の対
象点が画像化されている画素に関してだけではなく、歪
んだ画像又は歪んでいない画像の全画素に関して適用で
きる。歪んだ画像の画素と、これに対する歪んでいない
画像の画素との間の可逆的な明白な関係のために、歪ん
だ画像と歪んでいない画像の座標値の間の関係を与えら
れた変換によって2つの異なる方法で算出し得る:請求
項1に記載の方法によれば、幾何学的な歪みを考慮し
て、歪んだ画像と歪んでいない画像の画素の座標値x,
yから歪んだ画像内のこの画素の座標値が近似され、そ
れにより、歪んだ画像内の実際の座標値が変換関数を適
用して算出される。請求項2に記載の方法によれば、演
算の処理手順は逆順にされ;歪んだ画像内の実際の座標
値s,tから(媒介の)座標値が変換関数を適用して算
出され、それにより、歪みのない画像内の座標値x,y
が幾何学的な歪みを考慮して算出される。
【0011】かくして算出された歪んでいない画像内の
画素x,yと、歪んだ画像内の画素s,tとの間の関係
により、後に続くX線画像の歪みを周知の方法によって
補正し得る。この動作は種々の方法で実行され得る。一
方、算出された関係は、例えば、ドイツ国公開特許明細
書第3843232 号に記載されるように、後に続く全X線画
像の歪み補正に利用され得るアドレスリストの形式で全
画素に関して記憶されても良い。そこで、段階a)及び
b)のみならず段階c)乃至e)が一度だけ実行され
る。或いは、各X線画像に関して歪んでいないX線画像
と、歪んだX線画像の画素の位置との間の関係を再び変
換関数を利用して算出することも可能である。従って、
算出時間は増加するが、変換関数のパラメータ(例え
ば、多項式の係数)だけが記憶される必要があるので記
憶量は減少する。
【0012】本発明は、種々の放射線源位置から形成さ
れた多数のディジタル化されたX線画像がスライス画像
を形成するよう重ね合わされる所謂断面合成に特に利用
し得る。従って、本発明の更なる面において、各放射線
源位置にテスト対象物の夫々のX線テスト画像が形成さ
れ、各テスト画像は上述の請求項の一つに従って処理さ
れる。
【0013】請求項1に記載の方法を実施する装置は、 a) 放射線ビームを発生する放射線源と、 b) X線を可視光に変換するX線画像増倍器と、 c) 可視画像をその個々の画素における画像の輝度を
表わす順次のディジタル画像値に変換する画像変換器
と、 d) 画像値を記憶する記憶装置と、 e) 所定の位置を占め、周囲の吸収性から実質的に偏
りのある吸収性を有する対象点を含むテスト対象物
(G)のX線テスト画像を生成する手段と、 f) 対象点が画像化されているテスト画像の画素の座
標値を定める手段と、 g) 上記の対象点が画像化されているテスト画像の画
素の座標値を幾何学的歪みを考慮して近似的に算出する
手段と、 h) 測定された座標値が算出された座標値から算出さ
れる変換関数のパラメータを定める手段と、 i) 上記定められた変換関数のパラメータを記憶する
手段と、 j) 歪んでいない画像の各画素の座標値から歪んだ画
像の各画素の座標値を近似する手段と、 k) 歪んだ画像の実際の座標値(s,t)を定めるよ
う記憶された変換関数を上記算出された座標値に適用す
る手段とにより構成されることを特徴とする。
【0014】しかし、請求項2に記載の方法を実施する
装置は、 a) 放射線ビームを発生する放射線源と、 b) X線を可視光に変換するX線画像増倍器と、 c) 可視画像をその個々の画素における画像の輝度を
表わす順次のディジタル画像値に変換する画像変換器
と、 d) 画像値を記憶する記憶装置と、 e) 所定の位置を占め、周囲の吸収性から実質的に偏
りのある吸収性を有する対象点を含むテスト対象物
(G)のX線テスト画像を生成する手段と、 f) 対象点が画像化されているテスト画像の画素の座
標値を定める手段と、 g) 対象点が画像化されているテスト画像の画素の座
標値を幾何学的歪みを考慮して近似する手段と、 h) 近似された座標値が測定された座標値から算出さ
れる変換関数のパラメータを定める手段と、 i) 上記定められた変換関数のパラメータを記憶する
手段と、 j) 媒介の座標値を得るよう記憶された変換関数を歪
んだ画像の画素の座標値に適用する手段と、 k) 上記定められた媒介の座標値から歪んでいない画
像の座標値を算出する手段とにより構成されることを特
徴とする。
【0015】
【実施例】以下に図面を参照して本発明を詳細に説明す
る。図1の参照符号1は、例えば、X線源のような放射
線源を示し、参照符号2はX線画像増倍器の入力部を示
す。断面合成装置のX線源1とX線画像増倍器2は、相
互に対向する方向に直線状の経路に沿ってX線画像が形
成される多数の位置に移動する。図示されているのはか
かる位置の中の3つだけ(画像増倍器に関しては2つだ
け)であるが、この数は実質的により大きく、例えば5
0でも良い。対向する方向への移動は、X線源の対応す
る位置とX線画像増倍器の中心との間にある接続線がフ
ァルクラム面と呼ばれる平面3に置かれている装置の旋
回軸において交差するように行なわれる。
【0016】様々な放射線源位置において得られるX線
画像は、スライス画像を形成するよう重ね合わされ、放
射線源1とX線画像増倍器2との間に置かれた対象物の
スライスが鮮明に画像化され、一方、対象物の他の領域
は全て不鮮明になる。X線画像が、例えば、画素に関し
て(シフトを伴わずに)加算されると、かくして得られ
たスライス画像はファルクラム面3を表わす。他の面の
スライス画像が生成されると、そのX線画像は加算され
る前にファルクラム面3に対するスライス位置に応じて
互いに相対的にシフトされるべきである。
【0017】しかし、画素に関する加算は、X線画像に
如何なる歪みもあってはならないことを示している。図
1に明解に示される如く、可視画像に変換するX線を入
力するX線画像増倍器の入力スクリーンは湾曲してい
る。図1に示す歪みを定量的に判定するため、テスト対
象物Gがファルクラム面3に配置されている。テスト対
象物Gは、均等な相互間隔、例えば、10又は15mm
で配置され、合成素材よりなることが望ましい平らな放
射線透過性面に固定される金属製ボールにより構成する
ことが可能である。かかるテスト対象物のテストX線画
像は歪みを生じ、例えば、斜角投影により形成される破
線により示されているテスト画像T’は中央投影により
形成され実線により示されているテスト画像Tにおける
歪みよりも著しい歪みを示す。テスト対象物Gに含まれ
ているボールは上記2つの画像内の異なる位置に画像化
されているので、かかるテスト画像の重ね合わせによっ
てテスト対象物の鮮明な画像は得られないことが明らか
である。重ね合わせは、テスト画像の歪みのない出力画
像A及びA’への変換後にのみ実行可能である(この段
階は図1に矢印を用いて表わされている)。歪んでいな
い出力画像、即ち、歪みの補正された出力画像は、縮尺
率を除く限りテスト対象物(即ち、テスト対象物のファ
ルクラム面3に平行な面への投影)に一致する。
【0018】図2は画像増倍器の次に接続されているテ
スト画像処理用装置を示す。この装置は縮小されてはい
るが輝度が増倍されているテスト対象物の可視画像を与
えるX線画像増倍器2の出力スクリーン上に光学系(図
示せず)を介して焦点が合わされたビデオカメラ4を有
する。ビデオカメラ4により供給されるビデオ信号は、
アナログディジタル変換器5を介して全X線画像を記憶
するのに十分な記憶容量を有するべき記憶装置6に与え
られる。各画像に関して記憶装置は、歪みのない画像を
算出するためパラメータの組か、或いは、歪みの補正さ
れた画像の座標値x,yと、ビデオカメラ4により供給
される歪んだ画像の座標値s,tとの間の関係を与える
アドレスリストも記憶すべきである。
【0019】プロセスコンピュータ7を利用して、X線
画像増倍器/ビデオカメラ系の歪みはX線テスト画像に
基づいて定量的に定められ、歪んだ画像はそれに依存し
て補正され、ディジタルアナログ変換器8を介してビデ
オモニタ9に供給されるスライス画像を形成するよう重
ね合わせられる。単一の放射線源位置に関する歪みの定
量的な判定は、図5に示すフローチャートを参照して以
下に説明される。
【0020】歪みの定量的な判定方法の準備(ステップ
100)は、一平面内にマトリクス状に配置されている
金属製ボールよりなる規則正しい格子であることが望ま
しく、その吸収性は、例えば、それらが固定されている
合成素材の平らな面のような周囲の吸収性から実質的に
偏りのあるテスト対象物Gが、X線源1とX線画像増倍
器2との間に置かれることを意味している。金属製ボー
ルは相互に約15mmの間隔で配置されても良い。テス
ト対象物は、放射線源が中央位置にある場合、即ち、画
像増倍器2の対称軸が放射線源と画像増倍器の入力スク
リーンの中央を結ぶX線中心に一致している場合、その
X線中心又は対称軸がテスト対象物Gの面に垂直に延伸
し、その面の中心においてその面に交差するような向き
に置かれる。この向きは、例えば、テスト格子がX線画
像増倍器2に対して所望の位置に置かれているとき、そ
の中央に画像化される金属製のマークを有するこのテス
ト対象物の中心の上方にある較正装置(図示せず)をテ
スト対象物Gに結合させることにより実現される。従っ
て、テスト対象物G及び/又はビデオカメラは、ビデオ
カメラにより供給される画像の走査線の方向がボール中
心の列又は行に平行に延伸するように、相互に(その中
心軸周りの回転によって)向きを決められるべきであ
る。かくしてX線画像増倍器2に対して調節されたテス
ト対象物の位置は、種々の放射線源位置からの引き続く
X線照射の間、例えば、テスト対象物Gと画像増倍器2
との間の機構的な結合を用いて保持される。
【0021】図1に示す如く、テスト対象物Gはファル
クラム面3に配置されても良い。或いは、それはファル
クラム面に平行に、望ましくはX線画像増倍器にできる
限り近く延在する他の面に配置されても良い。これによ
り、金属製ボールは最大の鮮明さをもって画像化され
る。この方法の最初の段階101は、幾何学的な歪みを
考慮して、テスト対象物Gの金属製ボールの中心が画像
化されている画素の座標値を近似的に算出することから
なる。更なる説明のために、テスト対象物の金属製ボー
ルの位置(図1及び3は1列のボールだけを示す)、即
ち、座標値(g1 ,g2 ...等)と金属製ボールが画
像化されているテスト画像内の画素の近似された座標値
1 ,u2 ,u3 ...等との間の関係を図示する図3
を参照する。歪みの大きさを明らかにするため、図3に
よってX線画像増倍器2と放射線源1がそれらの中心位
置の両側に置かれている場合の放射線の斜角照射に伴う
状況を示す。座標値u1 ,u2,u3 ...等の近似的
な算出は、X線画像増倍器2の入力スクリーンの曲率と
放射線源1に対するその位置だけを考慮し得る。しか
し、これらは最も支配的な歪みの要因であるので、歪ん
だ画像内の近似された座標値は歪んだ画像内のボール画
像の実際の座標値にすでにかなり良く一致している。
【0022】この近似は、X線画像増倍器に対する放射
線源1の位置とその曲率とが分かっている場合実行し得
る。X線画像増倍器の入力スクリーンの曲率は、数学的
な関数、例えば、 r2 = a1z + a2z2 + a3z3 (1) により記述し得る。ここに、rは画像増倍器の入力面の
点とその対象軸との距離を示し、一方、zはこの点と画
像増倍器の入力面の中央に接する面との間の距離を示
し、a1 、a2 及びa3 は定数である。
【0023】式(1)によって定められる入力スクリー
ンの表面と、放射線源と一つのボール夫々の中心とを結
ぶ直線との交点、この例ではg1 ,g2 等の算出は、周
知の数学的方法を利用する3次方程式の解法を意味す
る。かくして定められた交点のz座標値は画像の算出に
はこれ以上重要ではないが、水平面における交点、即
ち、平面E’(図3)に投影された交点の座標値だけが
重要である。金属製ボールの中心が画像化されているこ
れらの座標値は、以下にug (=u1 ,u2 ,...)
又はvg (=v1 ,v2 ,...)として参照される。
【0024】図4の(a)及び(b)はかくして得られ
た結果を示している。図4の(a)はテスト対象物Gの
平面図であり、その座標値は参照符号xg 及びyg によ
り示されている(この例において、添字gは1と5の間
の値を表わす)。縮尺率を除いて、テスト対象物は、例
えば、入力スクリーンが平らでありファルクラム面に平
行に延在する場合に得られるような全く歪みのないテス
ト画像に一致している。
【0025】一方、図4の(b)は、十字記号により示
され、歪んでいない画像の画素が幾何学的歪みによりす
でに移動させられた近似された座標値ug 及びvg を示
している。放射線源及びX線画像増倍器は、その中央位
置に置かれていると想定されるので、中心に関して対称
的にクッション形の歪みが生じる。斜角の放射線照射の
場合、歪みは非対称的であり実質的により顕著になる。
【0026】座標値ug ,vg の近似的算出は、幾何学
的歪みだけを考慮し、例えば、画像増倍器への地磁場の
影響のような他の歪みの原因を考慮していないので、か
くして算出された座標値ug ,vg はボールの中心が歪
んだ画像内に実際に画像化された画素の座標値だけを近
似するが;算出された座標値ug ,vg は、例えば、関
連する歪みのない出力画像(図4の(a))よりも実際
の座標値に実質的により良く近似する。
【0027】従って、この方法の次の段階102の間
(図5)、実際の位置が算出された画素ug ,vg の各
々の周囲の探索ウィンドウ内において周知の自動パター
ン認識法により探索される。算出された座標値は実際の
座標値に既によく一致しているので、探索ウィンドウは
小さくても良く、パターン認識法は単純な方法で良い。
例えば、ボールの中心はメモリに記憶された信号が著し
く大きな値を有する位置に定めることができる。或い
は、その中心はボールの画像によって利用されている画
素の重心として定めることも可能である。所定の探索ウ
ィンドウに限定されている自動的な探索法(ステップ1
03)は、従って、金属製ボールの中心が実際に画像化
されている座標値sg ,tg を与える。図4の(b)に
おいて、かくして測定された座標値sg ,tg が円記号
によって示されている。算出された座標値ug ,v
g と、測定された座標値sg ,tg は、メモリ6に記憶
される。
【0028】測定された座標値sg ,tg と近似された
座標値ug ,vg との差は、少なくとも主な歪みが生じ
る領域において、測定された座標値sg ,tg と歪んで
いない画像内の金属製ボールの中心が画像化された座標
値xg ,yg (図4の(a))との差に比べて実質的に
小さい。このように偏差が小さいので、算出された値u
g ,vg と測定された値sg ,tg との間の関係を変換
関数、特に、低次の多項式(例えば、3次多項式)を用
いる極めて正確な数学的記述が得られる。かかる多項式
が得られた場合、算出された(ug ,vg )画像の画素
及び測定された(sg ,tg )画像の画素だけではな
く、全ての画素u,v及びs,tに関して適用できる。
【0029】従って、次の段階104は方程式、 s = b0+b1u+b2v+b3u2+b4uv+b5v2+b6u3+b7u2v+b8uv2+b9v3 (2) t = c0+c1u+c2v+c3u2+c4uv+c5v2+c6u3+c7u2v+c8uv2+c9v3 (3) の係数b0 ...b9 及びc0 ...c9 を定めるよう
機能し、u=ug 及びv=vg に関して歪んだ画像内の
中心の測定された座標値sg ,tg が可能な限り正確に
得られる。これは、所謂最小自乗当てはめ法(例えば、
W.K.Pratt の“ディジタル画像処理”, ニューヨーク19
78年, ページ429-432 を参照せよ)により実行すること
ができる。かくして得られた係数は記憶される。その係
数は一の画像と他の画像の間で偏向し、さらに歪みも偏
向し;それらは歪みに寄与する他の付加的な影響(例え
ば、地磁場)が異なるとき全く同じ装置の場合において
一の装置と他の装置の間で偏向する可能性がある。
【0030】次の段階105は、一画素に関して歪みの
ない出力画像内の座標値x,yを幾何学的歪みを考慮し
て歪んだ入力画像内の座標値s,tに近似することから
なる。この算出処理は、金属製ボールの中心が画像化さ
れた歪みのない画像内のxg,yg に関する座標値に対
してのみ行なわれるのではなく、テスト対象物とは全く
無関係に任意の画素に対しても行なわれる点で異なって
いることを除いて、段階101において実行された算出
処理と同一である。
【0031】かくして近似的に算出された座標値u,v
は、次の段階(106)において、式(2)及び(3)
による関連する座標値s及びtの算出用のバイアスとし
て作用する。かくして得られた値s,tは、通常は整数
ではなく、即ち、それらは一画素に正確には一致しな
い。従って、少なくとも一の整数値s,tを与える丸
め、或いは補間でも良い操作が次の段階107の間に実
行され得る。
【0032】以下に説明する補正段階109の後に、歪
んでいない出力画像内の全画素x,yに関して歪んだ入
力画像内の関連する画素s,tが算出されるまで、値x
及び/又は値yが変更され(段階108)、段階10
5...107のループが重ねて実行される。かくして
判定された一方の値x,yと他方の値s,tとの間の関
係を利用して、補正段階109において、X線画像増倍
器2又はビデオカメラ4により供給される歪んだ入力画
像から歪みの補正された出力画像が得られる。この目的
のために、出力画像の輝度を定め、段階105乃至10
8によって算出された座標値s,tを有する画素の一
(乃至それ以上)の画像値B’(s,t)から得られる
画素値B’(x,y)が各画素x,yに割り当てられ
る。
【0033】座標値x,yと媒介の座標値u,vとの間
の関係は可逆的に明白である。同様のことが媒介の座標
値u,vと歪んだ画像の座標値s,tとの間の関係にも
該当するので、可逆的に明白な関係は、一方の歪んでい
ない画像の座標値x,yと、他方の歪んだ画像の座標値
s,tとの間にも存在する。従って、歪んでいない画像
の座標値x,yから歪んだ画像内の媒介の座標値u,v
が算出され、次に歪んだ画像の実際の座標値s,tが算
出される図5を参照して説明した算術的操作は、逆の順
序にも行なわれ得、代わりに歪んでいない画像の座標値
x,yが媒介の座標値u,vを介して歪んだ画像の座標
値s,tから算出される。この例の場合、上記の段階1
00乃至103も実行される必要があり、段階104乃
至109を図6を参照して以下に説明する段階204乃
至209によって置き換えることだけが必要である。
【0034】段階204の間、変換多項式が測定された
座標値sg ,tg と近似的に算出された座標値ug ,v
g から定められ、該多項式は測定された座標値sg ,t
g から近似的に算出された座標値ug ,vg を定め得
る。上記の変換多項式は、夫々その中の変数s及びtが
u及びvにより置き換えられ、その変数u及びvがs及
びtに置き換えられた式(2)と(3)より得られる。
これらの式から最小自乗当てはめ法を用いて定められ得
る多項式の係数b0 ...b9 及びc0 ...c 9 は、
同じ方法が近似された座標値u,vから正確に測定され
た座標値s,tを算出するよう適用されるときに得られ
る係数とは本質的に異なっている。得られた多項式の係
数は記憶される。
【0035】次の段階205は、装置2、4、5により
供給される歪んだ入力画像の画素の座標値s,tから、
この変換多項式を利用して、媒介の座標値u,vを算出
するよう機能する。次の段階206において、画素に関
して画して得られた媒介の座標値u,vから歪んでいな
い出力画像の座標値x,yが幾何学的歪みだけを考慮し
て算出される。この目的のために、式(1)において値
2 はu2 +v2 に置き換えられる。かくして変形され
た方程式は、zに関する3次方程式の解法によって解く
ことができ、画像増倍器2の入力スクリーンの表面に座
標値u,v,zが与えられ、これらは歪んだ画像の媒介
の座標値u,vに関連する(図3を参照せよ)。かくし
て入力スクリーンの表面に得られた点が放射線源1の対
応する位置に接続されるとき直線が得られる;かかる直
線がz軸に垂直な平面、例えば、ファルクラム面を通過
する点がこの平面上にある対象物の投影の座標値を供給
し、これにより、歪んだ画像の座標値x,yが縮尺率に
よって増倍されて算出され得る。
【0036】かくして定められた値x,yは通常整数で
はないので、図5の段階107と同様に、丸め又は補間
操作が行なわれるべきである(段階207)。この段階
の次に、補正段階109に本質的に一致する補正段階2
09が続く。この操作は、段階208において少なくと
も一の座標値s,tが変えられつつ、歪んだ入力画像の
全座標値が処理されるまで順次の画素に繰り返される。
【0037】段階105乃至108に従って値x,y
と、s,tの間の関係は、各X線照射に関して改めて算
出され得る。この例において、段階104において定め
られた多項式の係数b0 ...b9 及びc0 ...c9
は永続的に記憶されることが必要であり、歪みの定量的
な判定方法は段階104又は204により既に終了させ
られている。この方法の一部は、望ましくはX線装置
1、2を設置する際、或いは、長期の間隔をおいてどん
な場合にも(保守を行なう場合、又は装置の一部分が置
換されるとき)一度だけ実行される必要がある。段階1
05...109又は205...209は、歪みが除
去されるべき1乃至それ以上のX線画像が、検査される
患者より生成されるときいつでも実行される。異なる位
置にあり、種々の放射線源位置により形成されたX線画
像の相対的な移動を必要とするスライスの他に、合成さ
れるべきスライスがファルクラム面3(図1)にない場
合、必要とされる移動量は、丸め又は補間操作107が
実行される前に段階106で得られた値に加算され;か
くして全体に亘って誤差が最小化される。
【0038】しかし、ステップ105乃至108の間で
一旦算出された歪んでいない出力画像の画素x,yと、
歪んだ入力画像の画素s,tとの間の関係は、アドレス
リストの形式でも記憶され、記憶された関係は、ドイツ
国公開特許明細書第38 43 232 号に記載の如く、各X線
照射に関して再び取り出される。その例の場合、段階1
01乃至108又は(101...103及び20
4...208)は一度だけ(或いは、長期の間隔をお
いてより頻繁に)実行される。かくして形成されたアド
レスリストは、各X線照射に関する歪みの補正に利用さ
れるので(段階109)、この補正段階109(20
9)は図5に示されたループ内では本質的に実行され得
ない。従って、記憶の必要性は第1の面よりも実質的に
高く、演算的な消費時間は実質的に低下する。
【0039】図1は断面合成装置のX線画像増倍器及び
X線源が平行な平面内又は平行な経路に沿って動くとい
う仮定に基づいている。しかし、本発明は、X線源がフ
ァルクラム面内の中心軸の周りに旋回する場合にも利用
され得る。かかる円弧形状の旋回移動の場合、増倍の縮
尺率も変化する。この変化は、段階105の前に実行さ
れる増倍補正により補償されても良い。
【0040】当業者にとって、図5に示すフローチャー
トに従ってプログラムされたコンピュータ7(図2)
は、図5に示された段階を実行する専用プロセッサを有
するハードウェア装置により置き換えられ得ることは明
らかであろう。このようなより複雑な解決法は、とりわ
け高速な画像処理に関心のある際に特に選択されるであ
ろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が利用されるリニア断面合成用装置を示
す図である。
【図2】画像増倍器の後に接続される画像処理系を示す
図である。
【図3】対象点と幾何学的な歪みを考慮して近似された
画素との間の関係を示す図である。
【図4】(a)及び(b)は規則的なボール格子の対象
点の位置と、歪んだ画像の関連する画素の算出された座
標値と計測された座標値とを示す図である。
【図5】歪みの定量的な判定を例示するフローチャート
である。
【図6】変形されたフローチャートである。
【符号の説明】
1 X線源 2 X線画像増倍器 3 ファルクラム面 4 ビデオカメラ 5 アナログディジタル変換器 6 記憶装置 7 プロセスコンピュータ 8 ディジタルアナログ変換器 9 ビデオモニタ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 最初にテスト対象物(G)の歪んだX線
    テスト画像が形成され、該テスト画像内の多数の別個の
    画素の座標値(sg 及びtg )が測定され、その画素は
    所定の位置と、周囲の吸収性から実質的に偏りのある吸
    収性とを有する該テスト対象物内の対象点(xg
    g )に関連付けられ、 a) 幾何学的歪みを少なくとも部分的に考慮して上記
    の対象点が画像化される該テスト画像の該画素の座標値
    (ug ,vg )を近似的に算出し、 b) 該測定された座標値(sg ,tg )が該算出され
    た座標値(ug ,vg )から算出され得るよう変換関数
    (s(u,v),t(u,v))のパラメータを定め、 c) 歪んでいない画像内の画素の座標値(x,y)か
    ら歪んだ画像内の画素の座標値(u,v)を近似的に算
    出し、 d) 該歪んだ画像内の該実際の座標値(s,t)を定
    めるよう段階b)による該変換関数を上記算出された座
    標値(u,v)に適用し、 e) 全画素に関して段階c)及びd)を繰り返す各段
    階よりなることを特徴とする、画像増倍器により生成さ
    れるX線画像の歪みを定量的に判定する方法。
  2. 【請求項2】 最初にテスト対象物(G)の歪んだX線
    テスト画像が形成され、該テスト画像内の多数の別個の
    画素の座標値(sg 及びtg )が測定され、その画素は
    所定の位置と、周囲の吸収性から実質的に偏りのある吸
    収性とを有する該テスト対象物内の対象点(xg
    g )に関連し、 a) 幾何学的歪みを考慮して上記の対象点が画像化さ
    れる該テスト画像の該画素の座標値(ug ,vg )を近
    似的に算出し、 b) 該近似的に算出された座標値(ug ,vg )が該
    測定された座標値(sg,tg )から算出され得るよう
    変換関数(u(s,t),t(u,v))のパラメータ
    を定め、 c) 該幾何学的歪みを考慮して近似的に算出され得る
    座標値を定める該歪んだ画像内の画素の座標値(s,
    t)に段階b)による該変換関数を適用し、 d) 該変換により得られた該座標値(u,v)から歪
    みの補正された画像内の画素の座標値(x,y)を算出
    し、 e) 全画素に関して段階c)及びd)を繰り返す各段
    階よりなることを特徴とする、画像増倍器により生成さ
    れるX線画像の歪みを定量的に判定する方法。
  3. 【請求項3】 最初に前記対象点(xg ,yg )が画像
    化されている前記テスト画像内の画素の前記座標値(u
    g ,vg )は前記幾何学的歪みを考慮して近似され、該
    画素の前記実際の座標値(sg ,tg )は該近似された
    座標値(ug,vg )を囲む探索ウィンドウで実行され
    る自動パターン認識法により該テスト画像から定められ
    る請求項1又は2記載の方法。
  4. 【請求項4】 種々の放射線源位置により形成された多
    数のX線画像がスライス画像を形成するよう重ね合わせ
    られ、 各放射線源位置において前記テスト対象物(G)のX線
    テスト画像が生成され、各テスト画像が処理されること
    を特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか1項記載の
    方法。
  5. 【請求項5】 a) 放射線ビームを発生する放射線源
    (1)と、 b) X線を可視光に変換するX線画像増倍器(2)
    と、 c) 可視画像をその個々の画素における該画像の輝度
    を表わす順次のディジタル画像値に変換する画像変換器
    (4,5)と、 d) 該画像値を記憶する記憶装置(6)と、 e) 所定の位置(xg ,yg )を占め、周囲の吸収性
    から実質的に偏りのある吸収性を有する対象点を含むテ
    スト対象物(G)のX線テスト画像を生成する手段と、 f) 該対象点(91...95)が画像化されている
    該テスト画像の該画素の座標値(sg ,tg )を定める
    手段(103)と、 g) 上記の対象点(xg ,yg )が画像化されている
    該テスト画像の該画素の座標値(ug ,vg )を幾何学
    的歪みを考慮して近似する手段(101)と、 h) 測定された座標値(sg ,tg )が該算出された
    座標値(ug ,vg )から算出される変換関数(s
    (u,v),t(u,v))のパラメータを定める手段
    (104)と、 i) 上記定められた該変換関数のパラメータ
    (b0 ...b9 )を記憶する手段(6)と、 j) 歪んでいない画像の各画素の座標値(x,y)か
    ら歪んだ画像の各画素の座標値(u,v)を近似する手
    段(105)と、 k) 該歪んだ画像の該実際の座標値(s,t)を定め
    るよう該記憶された変換関数を上記算出された該座標値
    (u,v)に適用する手段(106)とにより構成され
    ることを特徴とするX線画像の歪みを定量的に判定する
    装置。
  6. 【請求項6】 a) 放射線ビームを発生する放射線源
    (1)と、 b) X線を可視光に変換するX線画像増倍器(2)
    と、 c) 可視画像をその個々の画素における該画像の輝度
    を表わす順次のディジタル画像値に変換する画像変換器
    (4,5)と、 d) 該画像値を記憶する記憶装置(6)と、 e) 所定の位置(xg ,yg )を占め、周囲の吸収性
    から実質的に偏りのある吸収性を有する対象点を含むテ
    スト対象物(G)のX線テスト画像を生成する手段と、 f) 該対象点が画像化されている該テスト画像の該画
    素の座標値(sg ,tg)を定める手段(103)と、 g) 上記の対象点(xg ,yg )が画像化されている
    該テスト画像の該画素の座標値(ug ,vg )を幾何学
    的歪みを考慮して近似する手段(101)と、 h) 近似された座標値(ug ,vg )が該測定された
    座標値(sg ,tg )から算出される変換関数(u
    (s,t),v(s,t))のパラメータを定める手段
    (204)と、 i) 上記定められた該変換関数のパラメータを記憶す
    る手段(6)と、 j) 媒介の座標値(u,v)を得るよう該記憶された
    変換関数を該歪んだ画像の画素の座標値(s,t)に適
    用する手段(205)と k) 上記定められた該媒介の座標値(u,v)から歪
    んでいない画像の座標値(x,y)を算出する手段(2
    06)とにより構成されることを特徴とするX線画像の
    歪みを定量的に判定する装置。
  7. 【請求項7】 前記テスト対象物(6)は望ましくは一
    の平面に正方形のマトリクス状に配置される多数の金属
    製ボールを有することを特徴とする請求項5又は6記載
    の装置。
  8. 【請求項8】 前記ボールは合成素材製の平面に固定さ
    れることを特徴とする請求項5記載の装置。
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