JPH0744622Y2 - 鮮度保持用包装体 - Google Patents

鮮度保持用包装体

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JPH0744622Y2
JPH0744622Y2 JP1988108267U JP10826788U JPH0744622Y2 JP H0744622 Y2 JPH0744622 Y2 JP H0744622Y2 JP 1988108267 U JP1988108267 U JP 1988108267U JP 10826788 U JP10826788 U JP 10826788U JP H0744622 Y2 JPH0744622 Y2 JP H0744622Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、生鮮食品の鮮度保持用包装体に関するもので
あり、さらに詳しくは抗菌性を有する包装材料と、吸水
性を有する包装材料を組み合わせて一体化した生鮮食品
の新規鮮度保持用包装体に関するものである。
〔従来の技術〕
魚類,肉類,野菜、果実等の生鮮食品の鮮度を保持する
ために、従来、種々の方策がとられているが、とり分け
生鮮食品から滲出する遊離水は、該食品の鮮度を著しく
低下させることから、該遊離水を直ちに除去することが
鮮度保持に欠かせない重要なファクターと認識されてき
た。現在、この遊離水対策として、高吸水性高分子材料
を用いた吸水性シートを生鮮食品の包装形態中に入れ
て、該遊離水を吸水除去する技術が先行技術として知ら
れている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記従来の技術においては、生鮮食品を
包装するに際して、別途、吸水性シートを生鮮食品の包
装形態中に収納せしめる必要があり、大量の生鮮食品を
包装処理する場合には、余分な手間がかかり、全体の作
業能率の低下をもたらし、かつコストアップの要因とも
なる等、少なからぬ問題点となっていた。
さらに、通常の生鮮食品を対象とする包装体は、通常の
包装材料を使用するものであり、包装材料に抗菌性がな
いため、包装材料由来の食品変敗菌による汚染が原因と
なる生鮮食品の鮮度低下を防止することも不可能であ
り、生鮮食品の鮮度保持をめぐるこれらの問題点を回避
した新しい鮮度保持技術を開発することが、当業界にお
ける急務の課題として強く要請されている状況にあっ
た。
〔課題を解決するための手段〕
そこで、本考案者らは、上記従来技術の問題点を解決す
べく、鋭意研究を積み重ねた結果、抗菌性を有する包装
材料と、吸水性を有する包装材料を組み合わせて一体化
した包装体を構成することにより、上記問題点を解決し
得ることを見い出して本考案を完成するに至った。
すなわち、本考案の構成は次のとおりである。
(1) 抗菌性を有する包装材料1と、吸水性を有する
包装材料2を組み合わせてなり、前記包装材料1と前記
包装材料2との間に生鮮食品を収容するように構成した
ことを特徴とする生鮮食品の鮮度保持用包装体。
(2) 包装体が、包装袋、包装容器の形態から選択さ
れる上記(1)記載の鮮度保持用包装体。
(3) 抗菌性を有する包装材料1が、少なくともその
内面に抗菌性物質を含有せしめた包装材料である上記
(1)記載の鮮度保持用包装体。
(4) 抗菌性を有する包装材料1が、熱可塑性樹脂を
材質とする包装材料である上記(1)または(3)記載
の鮮度保持用包装体。
(5) 抗菌性物質が、抗菌性を有する金属を担体に担
持させたものである上記(3)記載の鮮度保持用包装
体。
(6) 抗菌性を有する金属が、銀、銅、亜鉛の一種以
上から選択される上記(5)記載の鮮度保持用包装体。
(7) 抗菌性を有する金属を担持させる担体が、ゼオ
ライトまたは活性炭である上記(5)記載の鮮度保持用
包装体。
(8) 吸水性を有する包装材料2が、少なくとも2枚
の包装材料の間に高吸水性高分子材料を存在せしめたも
のであり、かつ2枚の包装材料の少なくとも内面が通水
性を有する包装材料である上記(1)記載の鮮度保持用
包装体。
(9) 通水性を有する包装材料が、ヒートシール性を
有する紙あるいは不織布またはそれらの複合材料である
上記(8)記載の鮮度保持用包装体。
(10) 吸水性を有する包装材料2が、高吸水性高分子
材料を必要に応じて熱可塑性樹脂のバインダーとの混合
物の形で均一に散布した吸水材と、他の基材とを熱挟着
して一体化することにより、前記他の基材の間に前記高
吸水性高分子材料を存在せしめた包装材料である上記
(1)または(8)記載の鮮度保持用包装体。
(11) 吸水性を有する包装材料2が、高吸水性高分子
材料を含む塗料または印刷インキを塗布した基材を、他
の基材と貼り合わせて一体化することにより、基材の間
に該高吸水性高分子材料を存在せしめた包装材料である
上記(1)または(8)記載の鮮度保持用包装体。
続いて、以下に本考案を図面に従って詳細に説明する。
第1図は、抗菌性を有する包装材料1と、吸水性を有す
る包装材料2を組み合わせて一体化した本考案の鮮度保
持用包装体の断面図を表わす。
第2図は、抗菌性を有する包装材料1の断面図である。
抗菌性を有する金属4は加工時の安定性、フィルムから
の溶出を防止するため、担体3に担持せしめられた形態
で包装材料に含有せしめられる。
また抗菌性を有する包装材料1は第3図にしめすように
多層構造とし、内容物と接触する内面のみを抗菌性を有
する金属4を担持した担体3を混合したフィルム形成材
料で構成してもよい。
抗菌性を有する金属4としては、銀、銅、亜鉛、錫、
鉛、ビスマス、カドミウム、クロム、水銀等が使用でき
るが、その中でも銀、銅、亜鉛が望ましい。また上記材
料の2種以上を用いることも当然可能である。
抗菌性を有する金属4を担持する担体3としては、ゼオ
ライト、活性炭、シリカゲル、活性白土、酸性白土、ア
ルミナ、活性ボーキサイト、骨炭、モレキュラーシーブ
等を用いることが可能であるが、ゼオライト、活性炭が
安定性の点で好ましい。また担持する量としては、抗菌
効果を発揮するに必要な量であり、特に限定されるもの
ではない。
抗菌性を有する包装材料1の形成材料としては、ポリオ
レフィン、ポリエステル、ポリアミド等の熱可塑性樹脂
が使用可能である。
抗菌性を有する金属4を担持した担体3の熱可塑性樹脂
への混合についてはフィルム形成時あるいは直前に混合
する方法もしくはあらかじめ前記材料中に抗菌性を有す
る金属4を担持した担体3を混合してマスターバッチ化
しておく方法が利用できる。
第4図は吸水性を有する包装材料2の断面図である。
基材5は通水性を有する材料、例えば無サイズ紙、不織
布、親水性化したポリエチレン、ポリプロピレン等の通
水性多孔シート、セロファン、ビニロンフィルムあるい
はこれらの紙や不織布との貼合体、サイズ紙や不織布に
ビスコースによってセルロース膜を形成させたものやセ
ルロース膜に微細な孔を形成したもの、熱可塑性フィル
ムでフィルム製造時微細連通孔を持つように発泡加工さ
れたもの、無機物または高融点の核発生剤を添加して延
伸加工して微細連通孔を形成したもの、ポリエチレンや
ポリプロピレンとパルプとの混抄紙等のごとくある程度
の通水性を有する限りいずれの材料でもよく、またその
厚み等もある程度の耐水性や強度を有する限りいずれの
厚みでもよい。
基材7には通水性は必ずしも必須ではなく、上記材料の
他、種々の合成樹脂フィルムやシート、金属箔、あるい
はそれらの複合体等が使用可能である。
また基材5あるいは基材7は単一層である必要は全くな
く、装飾、風合あるいは強化の目的でその表面に紙や織
布、不織布等をラミネートしたり、各種印刷を施したも
のでもよいのは当然である。
本考案において用いられる高吸水性高分子材料として
は、デンプン・アクリル酸塩のグラフト重合体、カルボ
キシメチルセルロース架橋体、ビニルアルコール・アク
リル酸塩共重合体、ポリアクリルニトリル加水分解物、
架橋ポリアクリル酸塩、変性ポリビニルアルコール、ア
クリル酸塩重合体、アクリル酸塩・アクリルアミド共重
合体又はイソブチレン・無水マレイン酸共重合体等の高
吸水性を有する樹脂が挙げられる。上記の高吸水性高分
子材料の2種以上を用いることが可能であることはいう
までもない。
基材5と基材7との間に吸水材6を形成する方法として
は、 高吸水性高分子材料とバインダーからなる混合物を
均一に散布後、下記のいずれかの方法により熱挟着し、
一体化する方法 基材5に高吸水性高分子材料を含む印刷インキまた
は塗料を用い、吸水材形成後、基材7を貼り合わせ一体
化する方法 が挙げられる。
第5図は上記の方法で作製した吸水性を有する包装材
料2の断面図である。
上記の方法で熱挟着し一体化する方法としては、 (1) 加熱エンボスロールと加熱エンボスロール間 (2) 加熱エンボスロールと加熱ロール間 (3) 加熱エンボスロールとロール間 (4) 加熱ロールと加熱ロール間 (5) 加熱ロールとロール間 以上のいずれかのロール間を通し一体化する方法が挙げ
られる。
上記の方法に用いるバインダー9としては、ポリオレ
フィン、ポリエチレン、ポリアミド等の熱可塑性樹脂粉
末を使用することができる。また基材5または基材7の
内側に熱融着性がある場合にはバインダーを用いないこ
とももちろん可能である。このようにして吸水性を有す
る包装材料2を作製することができる。
高吸水性高分子材料8の量は1m2あたり0.1〜200gの範
囲内が好ましく、特に1〜50gの範囲内が望ましい。
第6図は上記の方法を用いて作製した吸水性を有する
包装材料2の断面図である。
上記の方法を用い吸水材6を形成する場合、上記の高
吸水性高分子材料8は一般の顔料の如く単独では吸水材
6を形成することが困難であるので、本考案においては
塗料ビヒクルや印刷インキビヒクル中に分散させて塗工
剤(インキまたは塗料)の形態で使用する。塗工剤の溶
剤としては、脂肪族炭化水素、芳香族炭化水素、アルコ
ール類、ケトン類、エステル類、塩素含有炭化水素、含
窒素炭化水素あるいはそれらの混合物等、通常の塗料や
印刷インキに使用されているような有機溶剤を使用す
る。
ビヒクル中のバインダーとしては、例えば、アマニ油、
シナキリ油、大豆油、脱水ヒマシ油、スチレン化油、ビ
ニルトルエン化油、マレイン油、等の天然または合成乾
性油、ロジン、コーバル、ダンマル、シェラック、硬化
ロジン、ロジンエステル類等の天然樹脂またはその加工
樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、ポリビニルアルコール、
ポリビニルブチラール、ポリスチレン系樹脂、アクリル
系樹脂、フェノール系樹脂、その他変性樹脂、不飽和ポ
リエステル系樹脂、アルキド系樹脂、ポリアミド系樹
脂、エポキシ系樹脂、ポリウレタン系樹脂、アミノプラ
スト系樹脂、石油系樹脂等の合成樹脂、ニトロセルロー
ス、メチル−、エチル−、カルボキシメチル−またはア
セチルブチリル−セルロース等の繊維誘導体、塩化ゴ
ム、環化ゴム等のゴム誘導体、その他ニカワ、カゼイ
ン、デキストリン等の1種または2種以上の混合物等の
従来塗料や印刷インキに使用されているバインダーがい
ずれも使用可能である。
高吸水性高分子材料8の量は塗工剤中で5〜70%の範囲
内が一般的である。この範囲未満の量では吸水能が不十
分であり、一方上記範囲を超えると吸水量の接着が不十
分となるため好ましくない。バインダーの量は5〜50%
の如く従来の塗料や印刷インキと同様でよい。
本考案で使用する塗工剤は上記成分を必須成分とする
が、その他公知の種々の塗料や印刷インキの添加剤、例
えば、可塑剤、安定剤、ワックス、グリース、乾燥剤、
補助乾燥剤、分散剤、増粘剤、充填剤、紫外線吸収剤等
がいずれも必要に応じて使用できる。
吸水材6を形成する方法は、いずれの印刷方法でも塗工
方法でもよく、例えば、スクリーン印刷、グラビア印
刷、オフセット印刷、凸版印刷、ナイフコーター、ロー
ルコーター等がいずれも使用可能であるが、スクリーン
印刷およびグラビア印刷が望ましい。塗工材10の層の厚
みは固形分換算で約2〜100g/m2程度が一般的である。
形成される塗工材10の層のは全面ベタでなく塗工材10の
層のが形成されない領域(非パターン部11)を残すのが
好ましい。非パターン部11が存在しないと基材5と基材
7の接着が困難となるため望ましくない。
基材5上に塗工材10の層のを形成後、基材7を貼り合わ
せて吸水性を有する包装材料2を作製することができ
る。基材7を貼る方法としては、従来公知のポリオレフ
ィン、ポリエステル、ポリアミド等の熱可塑性樹脂を用
いた押出コーティング、押出ラミネーション、ドライラ
ミネーションまたはの方法と同様に加熱ロールを通し
て一体化することも可能である。
本考案の鮮度保持用包装体の形態は、包装袋、包装容器
等適宜の形態に構成することが可能であり、いかなる形
態のものも本考案の範囲に含まれる。
〔作用〕
本考案の鮮度保持用包装体は、吸水性シートが一体化さ
れているため、包装体内に生鮮食品を充填した後、開口
部を常法により密封するだけで鮮度保持用包装体として
使用することが可能である。
〔考案の効果〕
本考案の鮮度保持用包装体は、吸水性シートが包装体と
一体化されているため、包装体内に吸水性シートを入れ
る手間がはぶけるため、時間やコストの削減が可能であ
る。また包装材料自体が抗菌性を有しているため、包装
材料由来の食品変敗菌による汚染が防止できるため、衛
生的でかつ食品の鮮度も長期に渡って保持することがで
きる。
〔実施例および比較例〕 以下に、本考案の実施例および比較例を示して、本考案
の鮮度保持用包装体の特徴を詳細に説明する。
実施例1 抗菌性を有する包装材料 金属担持ゼオライト (鐘紡社製 バクテキラーBM201A) 5部 低密度ポリエチレン (三井日石ポリマー社製 ミラソン16P) 95部 上記成分を均一に分散処理し、インフレーション法によ
り厚み30μのフィルムを作製し330×210mmにカッティン
グし、抗菌性を有する包装材料とした。
吸水性を有する包装材料 高吸収性高分子材料 (製鉄化学社製 アクアキープ10SHP) 20g/m2 バインダー (東レ社製 ケミットR272S) 1g/m2 紙(坪量25g/m2 メーテル社製MSP25)上に高吸水性高
分子材料とバインダーの混合物を均一に散布し、加熱エ
ンボスロールを通し挟着一体化する。一体化後の原紙を
320×200mmにカッティングし、不織布(クラレ社製NA24
0JP2096)に載せ、下部の不織布を原紙サイド部に巻き
込む。さらに上部より不織布(クラレ社製NA240JP209
6)を給紙し、サイド部をギアロールによりヒートシー
ルする。エンド部はシールバーによりヒートシールし、
さらに全体を加熱エンボスロールを通し、挟着一体化す
る。全体を一体化した後、エンド部において330×210mm
にカッティングし、吸水性を有する包装材料とした。
鮮度保持用パウチ 上記で作製した抗菌性を有する包装材料と吸水性を有す
る包装材料を重ね合わせ3方をヒートシールし鮮度保持
用パウチを作製した。
実施例2 抗菌性を有する包装材料 金属担持活性炭(武田薬品工業社製粒状白鷺WHA8/32の
粉砕品) 5部 エチレン−オクテン共重合体 (出光化学社製 モアテック0238N) 95部 上記成分を均一に分散処理し、インフレーション法によ
り厚み30μのフィルムを作製し330×210mmにカッティン
グし、抗菌性を有する包装材料とした。
吸水性を有する包装材料 高吸水性高分子材料(三洋化成工業社製サンウェットIM
-300MPS) 50部 ポリウレタン系樹脂バインダー溶液 (ラックスキンEX-499 固形分30%) 21部 ポリエチレンワックス 1部 トルエン 10部 メチルエチルケトン 12部 イソプロピルアルコール 6部 上記成分を均一に分散処理し、吸水層形成用インキとし
た。
このインキを80線/in.−80μの深度、格子幅2mm、格子
ピッチ5×5mmのパターングラビア版を用いて10g/m2
塗布量でビスコース加工紙(37.5g/m2、サフロン535、
三晶社製)にパターン状に塗布し、乾燥して溶剤を除去
し、吸水層を形成した。
吸水層を形成した面に加熱溶解ポリプロピレンをT型ダ
イスから押し出し、連続的にコーティングし、30μのポ
リプロピレン層を形成し、330×210mmにカッティングし
吸水性を有する包装材料を得た。
鮮度保持用パウチ 上記で作製した抗菌性を有する包装材料と吸水性を有す
る包装材料を重ね合わせ3方をヒートシールし鮮度保持
用パウチを作製した。
比較例1 実施例1で用いた低密度ポリエチレンを用い、インフレ
ーション法により厚み30μのフィルムを作製し、330×2
10mmのパウチを作製した。吸水性シートとしては実施例
1と同様の方法で作製した。300×180mmのものを用い
た。
実験1 スダチをパウチ内にいれ開口部を輪ゴムを用いて密封す
る作業を行った。なお比較例1についてはパウチ内に吸
水性シートを入れる作業も同時に行った。100ヶのスダ
チをパウチ内に充填し(20袋)その時間を測定した。そ
の結果を第1表に示す。
実験2 実験1で充填したスダチを1℃のインキュベターで保存
し、カビの発生の度合いを調べた。その結果を第2表に
示す。
以上の実験結果から明らかなように、本考案の鮮度保持
用パウチは、吸水性シートが袋と一体化されているた
め、袋内に吸水性シートを入れる作業がはぶける結果、
作業時間やコストの削減が可能となる等の効果を有す
る。
また、包装材料自体が抗菌性を有しているため、食品の
鮮度を長期間保持することができる効果を有する等、従
来の包装体にみられない顕著な効果を奏することが確認
された。
尚、上記以外の包装材料を使用して、同様に作製した包
装体の場合についても、同様に顕著な効果を奏すること
が確認された。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の鮮度保持用包装体の断面図、第2図〜
第3図は抗菌性を有する包装材料1の断面図、第4図〜
第6図は吸水性を有する包装材料2の断面図である。 1……抗菌性を有する包装材料、2……吸水性を有する
包装材料、3……担体、4……抗菌性を有する金属、5
……基材、6……吸水材、7……基材、8……高吸水性
高分子材料、9……バインダー、10……塗工材、11……
非パターン部。

Claims (11)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】抗菌性を有する包装材料1と、吸水性を有
    する包装材料2を組み合わせてなり、前記包装材料1と
    前記包装材料2との間に生鮮食品を収容するように構成
    したことを特徴とする生鮮食品の鮮度保持用包装体。
  2. 【請求項2】包装体が、包装袋、包装容器の形態から選
    択される請求項1記載の鮮度保持用包装体。
  3. 【請求項3】抗菌性を有する包装材料1が、少なくとも
    その内面に抗菌性物質を含有せしめた包装材料である請
    求項1記載の鮮度保持用包装体。
  4. 【請求項4】抗菌性を有する包装材料1が、熱可塑性樹
    脂を材質とする包装材料である請求項1または3記載の
    鮮度保持用包装体。
  5. 【請求項5】抗菌性物質が、抗菌性を有する金属を担体
    に担持させたものである請求項3記載の鮮度保持用包装
    体。
  6. 【請求項6】抗菌性を有する金属が、銀、銅、亜鉛の一
    種以上から選択される請求項5記載の鮮度保持用包装
    体。
  7. 【請求項7】抗菌性を有する金属を担持させる担体が、
    ゼオライトまたは活性炭である請求項5記載の鮮度保持
    用包装体。
  8. 【請求項8】吸水性を有する包装材料2が、少なくとも
    2枚の包装材料の間に高吸水性高分子材料を存在せしめ
    たものであり、かつ2枚の包装材料の少なくとも内面が
    通水性を有する包装材料である請求項1記載の鮮度保持
    用包装体。
  9. 【請求項9】通水性を有する包装材料が、ヒートシール
    性を有する紙あるいは不織布またはそれらの複合材料で
    ある請求項8記載の鮮度保持用包装体。
  10. 【請求項10】吸水性を有する包装材料2が、高吸水性
    高分子材料を必要に応じて熱可塑性樹脂のバインダーと
    の混合物の形で均一に散布した基材と、他の基材とを熱
    挟着して一体化することにより、前記他の基材の間に前
    記高吸水性高分子材料を存在せしめた包装材料である請
    求項1または8記載の鮮度保持用包装体。
  11. 【請求項11】吸水性を有する包装材料2が、高吸水性
    高分子材料を含む塗料または印刷インキを塗布した塗布
    剤と他の基材とを貼り合わせ一体化することにより、基
    材の間に該高吸水性高分子材料を存在せしめた包装材料
    である請求項1または8記載の鮮度保持用保装体。
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