JPH0744620A - 入場者管理システム - Google Patents

入場者管理システム

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JPH0744620A
JPH0744620A JP20446093A JP20446093A JPH0744620A JP H0744620 A JPH0744620 A JP H0744620A JP 20446093 A JP20446093 A JP 20446093A JP 20446093 A JP20446093 A JP 20446093A JP H0744620 A JPH0744620 A JP H0744620A
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JP
Japan
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data
card
recording medium
admission ticket
entrance
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Pending
Application number
JP20446093A
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English (en)
Inventor
Shigeomi Hirano
繁臣 平野
Yuji Ideto
裕二 出戸
Teruaki Jo
輝明 城
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GENDAI GEIJIYUTSU KENKYUSHO KK
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
GENDAI GEIJIYUTSU KENKYUSHO KK
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0744620A publication Critical patent/JPH0744620A/ja
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  • Devices For Checking Fares Or Tickets At Control Points (AREA)
  • Time Recorders, Dirve Recorders, Access Control (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】入場ゲートが1箇所だけの小さなイベント会場
においても、入場ゲートが複数存在する大きいイベント
会場においても利用することができ、かつ人手をかけず
に、正確に、素早く行える入場者管理システムを提供す
る。 【構成】入場ゲートで入場券のデータを読み取る読取手
段、その読み取ったデータを記録媒体に記録する記録手
段、その記録手段によって前記データを記録可能でかつ
携帯可能な記録媒体、その記録媒体から記録されたデー
タを集計手段に入力する入力手段、前記記録媒体から入
力されたデータを集計変換する集計手段、その集計手段
によって集計され変換されたデータを出力する出力手
段、とから構成される入場者管理システム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は博覧会等のイベントにお
いて入場ゲート毎に入場者数等の集計を行うシステムで
あって、入場券に記載された機械読み取り可能なデータ
を入場ゲート毎に設置した読取装置で読み取り、全入場
ゲートのデータを集計加工する入場者管理システムに関
する。
【0002】
【従来の技術】博覧会、スポーツ、演劇芸術、セールス
等のイベントにおいて、期間限定で開催される間の入場
者数等の把握は、主催者にとって大変関心のあることで
あって、人手をかけずに、正確に、素早く行える入場者
管理システムが望まれている。従来入場者数の把握の方
法としては、入場ゲートにおいて押しボタン式カウンタ
ーを用いて人手によって集計する方法が知られており広
く行われている。この方法は非常に安直に行えるメリッ
トはあるものの、大規模なイベントで行う場合は専任の
人手を多数必要としデータの信頼性も得にくいものであ
った。そこで、入場者数を自動集計する方法が提案され
ている。例えば、入場ゲートに投光素子受光素子からな
るセンサー等を設置して光りの遮断回数によって、入場
者数を自動的に計数する方法がある。この方法において
は、人手を必要とせず、非常に多くの入場者数がある場
合にも対応できる。ただし、入場者数以外の入場者に関
する属性(例えば年令構成)まで把握することは不可能
であった。入場者数だけでなくその他の細分化された属
性も得られるような入場者管理システムの提案がなさ
れ、その方法の従来技術によると、入場券にOCR(Op
tical Character Recognition )文字で属性データを印
刷しておき、OCR装置によってそのOCR文字を読み
取ることにより、OCR装置に接続されたコンピュータ
等にその属性データを入力するようにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の入場者管理システムによれば、比較的小さなイ
ベント会場で入場ゲートが一箇所だけあって、そこで集
中管理できる場合は問題がなかったが、比較的大きいイ
ベント会場で入場ゲートが複数存在する場合は、属性デ
ータは複数の入場ゲート毎に設置されたコンピュータの
記憶装置に分散されており、イベント会場全体の入場者
に関する属性を把握することはできなかった。そのた
め、上位のコンピュータを導入して複数の入場ゲート毎
に設置された下位のコンピュータとオンライン接続し
て、属性データを集計することが考えられたが、広いイ
ベント会場の複数の入場ゲートと長距離のオンライン接
続することは、技術的に困難だけでなく、イベントの期
間限定の間だけに利用するには費用の点においても現実
的に利用できる方法ではなかった。
【0004】そこで本発明が解決しようとする課題は、
入場ゲートが1箇所だけの小さなイベント会場において
も、入場ゲートが複数存在する大きいイベント会場にお
いても利用することができ、かつ人手をかけずに、正確
に、素早く行える入場者管理システムを提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題は以下の本発明
によって達成される。即ち、入場ゲートで入場券のデー
タを読み取る読取手段、その読み取ったデータ或いはそ
の読み取ったデータを変換したデータを記録媒体に記録
する記録手段、その記録手段によって前記データを記録
可能でかつ携帯可能な記録媒体、その記録媒体から記録
されたデータを集計手段に入力する入力手段、前記記録
媒体から入力されたデータを集計変換する集計手段、そ
の集計手段によって集計され変換されたデータを出力す
る出力手段、とから構成される入場者管理システムによ
って達成される。
【0006】
【作用】本発明の入場者管理システムによれば、読取手
段によって入場ゲートで入場券のデータを自動で読み取
ることができ、記録手段によってその読み取ったデータ
或いは変換したデータを記録媒体に記録することができ
る。またその記録媒体は携帯可能な記録媒体であるか
ら、入力手段が入場ゲート以外の場所にあっても携帯し
てその場所に移動することができる。さらに入力手段に
よってその記録媒体から記録されたデータを集計手段に
入力することができ、集計手段によって集計され変換さ
れたデータは出力手段によって出力される。
【0007】
【実施例】以下、本発明を好適な実施例に基づいて説明
する。図1は本発明の入場者管理システムの全体(一点
鎖線の内側)を示すブロック図である。図1において、
1は入場券、2は入場券に記載されたデータを読み取る
読取手段、3はその読み取ったデータ或いはその読み取
ったデータを変換したデータを記録媒体に記録する記録
手段、4はデータの記録媒体であって、人が携帯するこ
とのできる記録媒体である。これら読み取り手段2と記
録媒体3は複数ある入場ゲート各々に個別に複数設置さ
れている。この例では、この記録媒体4は記録手段3に
少なくとも一つセッティング可能となっている。記録手
段3に、データを一時的に記憶しておくメモリを付属さ
せておき、記録媒体4が携帯される等で、記録手段3に
記録媒体4がセットされていない間、そのメモリにデー
タを記憶しておき、必要な場合に記録媒体4にデータを
転送する方式となっている。
【0008】5は記録媒体4に記録されたデータを読み
取る入力手段である。記録媒体4の中の11、21、3
1は各入場ゲートにある記録手段3にセッティングされ
ているものを示しており、12、22、32は各入場ゲ
ートから人が携帯して、記録手段3のある入場ゲートと
は別の場所にある(同じ場所にあってもよい)入力手段
5の所へ人により携行されている、あるいは入力手段5
にセッティングされていることを示している。
【0009】6は入力手段5が各入場ゲートの複数の記
録媒体4から読み取ったデータを集計して加工する集計
手段である。7は集計手段6によって集計加工されたデ
ータを管理帳票のフォーマットで出力する出力手段であ
る。本発明の入場者管理システムは以上の構成により、
8の管理帳票を得ることができる。尚、矢印はデータの
流れる方向を示している。
【0010】図2は本発明の入場者管理システムの構成
の一例を示す絵図面である。図2によって本発明の構成
を更に具体的に示す。図2において(A)は読取手段2
及び記録手段3を一体型に構成した装置(以降入場券リ
ーダーと呼ぶ)であって、寸法はおおよそ160高×1
50幅×320奥(mm)である。(B)は記録媒体
4、(C)は入力手段5、集計手段6及び出力手段7を
構成するコンピュータシステムである。図2の(A)に
おいて、読取手段2としてはバーコードリーダを使用す
る。バーコードリーダの代わりに磁気読取装置、OCR
装置等を使用することも可能である。磁気読取装置の場
合は入場券に磁気記録層を形成してデータを書き込む必
要性がある為入場券のコストは高くなる一方、データ容
量が比較的大きく多種多様のデータを個々の入場券に書
き込むことができ、さらにデータの書換えを行えるメリ
ットがある。また、OCR装置の場合はOCR文字は人
が読み取ることのできるメリットがある。しかし、読み
取りの正確さ、信頼性がバーコードと比較して劣り、読
み取り速度が同等の読取装置の場合、OCR装置の価格
はバーコードリーダの価格の数倍と高価である。
【0011】記録手段3としてはこの例ではICカード
書込装置を使用する。この例ではICカード書込装置は
1セット設置されているが、複数のICカード書込装置
を選択して書込むように構成することもできる。ICカ
ード書込装置のICカード挿入口の近くには図2の11
に示すLED(発光ダイオード)等の表示器を設け、書
込み動作中であることを示す点灯を行う。ICカードは
抜き差しが自由であるから、人がICカードを携行して
データ集計場所へ持って行く等で、取り外すことができ
る。
【0012】読取手段2及び記録手段3を一体型に構成
した装置(以降、入場券リーダーと呼ぶ)には、CPU
(中央演算処理装置)、ROM(読出専用メモリ)、R
AM(主メモリ)、データバックアップ等用のHD(ハ
ードディスク)等が内蔵されており、入場券リーダーは
ROMに書き込まれたプログラムに従って、その動作が
制御されている。入場券リーダーは図2の10に示す電
源スイッチをONとすると、電源NOリセット回路(図
示せず)が働いて、初期状態で立ち上がり、動作可能と
なる。
【0013】初期データ(例えば日付け)は入場券リー
ダーのキーボード等(図示せず)から入力することもで
きるが、ICカードから入力することもできる。その場
合ICカード書込装置は読み書きの両方が行えるICカ
ード読書装置である。ICカードから入力するように構
成すると、日付けだけでなくその他のデータも初期デー
タとして設定でき、例えば各オペレータ(例えばコンパ
ニオン)のID番号等を書き込むことができ、そのIC
カードを毎朝コンパニオンに配付することで管理が容易
になる等のメリットがある。
【0014】日付けだけであれば、入場券リーダーにカ
レンダー時計機能を付与することによっても達成され
る。時計機能を付けることにより、ICカードにデータ
を記録した時間、或いは入場券のデータを読み取った時
間をカードへ記録する。また、入場券リーダーに固有の
番号を持たせて(例えばシリアルナンバー)その番号を
カードに記録することにより、どのリーダー(ゲート)
のカードであるかを特定する。
【0015】入場券リーダーに、入場券を挿入すると入
場券に印刷されているバーコードがバーコードリーダに
よって読み込まれ、そのデータ、或いは変換されたデー
タは一旦RAMに記憶される。複数の入場券のデータが
記憶された後、RAMに記憶されたデータは、ICカー
ド書込装置のICカードに転送される。その転送のタイ
ミングは、ICカードをICカード書込装置の挿入口に
挿入した時、またはICカード書込装置が2セット以上
ある場合で選択スイッチを動作させた時、または、書込
操作ボタン(図示せず)を操作した時、等とすることが
できる。また、上記の転送タイミングを得た場合にのみ
書き込むのではなく、入場券のデータを読み込む度毎、
或いは適当なインターバルをおいて自動で書き込み、I
Cカードを不慮の動作に対するデータバックアップメモ
リとして利用するように構成し入場者管理システムの信
頼性を極めて高くすることもできる。また、汚れ等によ
り読み取り不能な入場券や、形状の違う特別券に対応す
るため、入場券リーダーにボタンを設け、押した回数を
データとしてRAMに格納する。そのデータには、それ
用のコードを付与して区別する。
【0016】記録手段3はICカード書込装置であり、
図2(B)の記憶媒体4はICメモリを内蔵したICカ
ードである。ICカードは従来の磁気ストライプカード
と比較して様々な特徴を有するが、中でも記憶容量が大
きい点が本発明において重視される。また本発明で用い
るICカードは、外部装置と情報の交換を行う等のため
の電気的接触端子を有するものを使用することもできる
が、外部装置と情報の交換をコンタクトレスで行うコン
タクトレスICカード(非接触ICカード)が望ましく
この例ではこれを使用する。コンタクトレスICカード
は電気的接触端子を有しないため静電気に対して内部の
ICが保護され、さらに、汗、塵埃等の外部環境の影響
をほとんど受けないため、記録データ保護に対する信頼
性が極めて高く、人が携帯する場合に何ら特別な配慮を
することなしに取扱うことができ、本発明の使用目的に
特に適している。記録媒体4としてFDを使用すること
もできるが、上記のように取扱い性、信頼性等でICカ
ードがより適当である。
【0017】また本発明で用いるICカードは、ICカ
ードを装置(書込装置、読取装置)から取り外した状態
でICメモリに記憶されたデータが保持されるタイプの
ICカードを使用する。例えば、このようなICカード
は、ICメモリ素子として、EPROMまたはEEPR
OMを使用するか、あるいはバッテリーバックアップ付
のRAMを使用することにより達成される。
【0018】図2において集計手段6はパーソナルコン
ピュータ(以降パソコンと呼ぶ)であり、入力手段5は
そのパソコンに付属するICカード読取装置である。パ
ソコンにはディスプレイ12、キーボード13も付属し
ている。また出力手段7はプリンターである。
【0019】図2に示した本発明を構成する各装置は、
イベント会場において所定の位置に配置され、システマ
ティックに運用される。図3において(A)は博覧会会
場14の全体を示す図である。図3において、15は入
場ゲートであって、入場ゲート15は複数(図3では二
箇所)ある。また16は管理センターである。前述図2
において(A)の入場券1の読取手段2とICカード書
込手段である記録手段3の一体型装置(入場券リーダ
ー)は各入場ゲートに必要台数設置されている(図3で
は各入場ゲート3台、計6台)。また、図2(B)のI
Cカードである記録媒体4は入場ゲート15にあるか、
管理センター16にあるか、あるいはその両者の間を人
が携行することによって行き来する。図3において破線
はその行き来する道筋を示している。また、図2(C)
のICカードの入力手段5、集計手段6及び管理帳票の
出力手段からなるパソコンシステムは管理センター16
に設置されている。
【0020】以上説明した本発明の装置構成及びその配
置において、運用方法の概略を図3の(B)に従って説
明する。まず、コンパニオンが客から入場券を受け取
り、入場券リーダーによりデータを読み、入場券を客に
返却する。この動作は繰り返し行われ、コンパニオンの
休憩時間まで続けられる。その場所は図3(A)の図中
にと示されている。次に、コンパニオンの交代時
に、リーダー内のデータをICカードへ出力してICカ
ードを回収する。その場所は図3(A)の図中にと示
されている。ICカードを回収するすると、コンパニオ
ンはそれを管理センターに携行する。その道筋は図3
(A)の図中に破線で示されている。更に、管理セン
ターでは、各入場口で出力された複数のICカードのデ
ータを集計し、管理帳票を出力する。
【0021】次に、本発明の入場者管理システムの動作
について図4のフローチャートに従って説明する。ま
ず、客は入場券を入場ゲート近くの券売所で購入する等
により入手して、入場ゲートに持参する。入場券には図
5(A)に示すように、各種の属性がありそれらの属性
情報はコード化することができる。属性としては例え
ば、普通、特別割引、一般団体割引、学校団体割引、全
期間通用等の入場券の券種、或いは利用客が、大人、高
校生、小中学生、幼児であるかの区分等である。これら
属性をコード化する方法としては、例えばいくつかの属
性の組合せに対応する属性の組それぞれに通し番号を与
え、その番号をコードとする方法を使用することができ
る。また通し番号ではなく、番号の或る桁から或る桁迄
を、或る属性に所属する要素の副番号として与え、その
副番号の集まりとしての番号をコードとすることもでき
る。本発明の入場者管理システムにおいてはコード化の
方法はとくに限定されない。上記方法で属性情報がコー
ド化され、そのコードは図5(B)に一例を示すよう
に、入場券に印刷される他の文字絵柄(図示せず)とと
もに入場券或いは入場券の半券にバーコードとして印刷
されている。入場ゲートでは、コンパニオンが入場券を
受け取り、それを入場券リーダーに挿入する。(図4S
1)
【0022】入場券リーダーに挿入された入場券は、読
み取り手段2の保持機構(図示せず)によって固定さ
れ、バーコード読み取りセンサー(図示せず)によりバ
ーコードが走査される。バーコードの濃淡信号は、一連
の周知の信号処理過程を経て、ディジタルデータに変換
され、入場券リーダーのバッファメモリに一旦記憶され
る。バッファメモリに記憶されたデータは、その後、転
送制御下において入場券リーダーのメモリ内に転送され
格納される。(図4S2)
【0023】入場券リーダーの上記メモリとしては、前
述のように通常はRAMが使用されるがICカードのI
Cメモリを使用することもできる。その場合は、入場券
を一枚読み取る毎に、ICメモリに格納されたデータに
新たなデータを追記する方法とすることもできるが、I
Cメモリに格納されたデータを読み取り、新たなデータ
を加味したデータに変換して、その変換データに書き換
えて更新することもできる。また、前述のようにICカ
ードのICメモリとは別のメモリ、例えばRAMを設
け、そのRAMにデータを格納することもできる。そし
て、前述のようにコンパニオンの交代時にそのRAMに
格納されたデータをICカードのICメモリに転送す
る。この方法によれば、ICカード書込装置は一組であ
っても間断ない動作をさせることが可能である。これら
の詳細は周知技術である。
【0024】次に、入場券にパンチ孔を開ける。このパ
ンチ孔は客が入場ゲートを通過したことの印であって、
入場券の再使用を防止する。そのため、パンチ孔をバー
コード印刷部分に開け、再読み取りを不能とし無効化す
ることが好ましい。(図4S3) 尚、全期間通用入場券にはパンチ孔は開けない。
【0025】入場券リーダーにおいて以上の処理が終わ
ると、入場券リーダーの保持機構は動作モードを変え
て、入場券を固定から開放する。このS1〜S3までの
一連の動作の所要時間は通常1秒程度であって、この操
作を行うコンパニオンにとっては待ち時間を意識させな
い、連続動作の感覚を与える。この速度は、バーコード
リーダーとICカードとを組み合わせた結果、高速読み
取り高速書き込みが達成されたことに因っている。そこ
で、コンパニオンは入場券を抜き取り、客にその入場券
を返す。(図4S4) そしてコンパニオンは次の客に対して同様の動作を行
う。このようにS1〜S4までの動作が、コンパニオン
の交代時まで繰り返し続けられ、入場券に記載された属
性情報が、入場ゲート毎に入場券リーダー内へデータと
して累積記憶される。
【0026】コンパニオンの交代時が来ると、コンパニ
オンはICカードを入場券リーダーの記録手段3に装着
する、すると入場券リーダーのメモリに累積記憶された
データはそのICカードに転送される。(図4S5) 入場券リーダーはICカードに転送されたデータは全て
クリアするか、あるいはICカードに転送されたデータ
とそうで無いデータを区別するデータが記憶される。従
って、次にICカードを入場券リーダーの記録手段3に
装着した際には、前回転送した以降に累積記憶されたデ
ータだけがICカードに転送される。
【0027】コンパニオンはICカードを入場券リーダ
ーの記録手段3から抜き取って、ICカードを携行し
て、入場ゲートから管理センターに行く。(図4S6) その際、ICカードはコンタクトレスタイプ(非接触I
Cカード)であれば一層強靱であるから、静電気や環境
によるICカード、もしくはICカードデータの破壊に
ついて特別な配慮を必要としないから、取扱い性が極め
て良い。
【0028】ICカードが管理センター16に届くと、
管理センターのパソコンシステムの入力手段5であるI
Cカード読取装置によって、ICカードに格納されたデ
ータは集計手段6であるパソコンのメモリに転送され
る。このメモリとしては、通常ハードディスクが使われ
る。ICカードは各入場ゲートから管理センターに運ば
れて、その全てのデータがハードディスクにデータファ
イルとして格納される。(図4S7)
【0029】次に、どのようなデータが得られたかを知
るために、パソコン上で集計変換プログラムを起動して
ハードディスクに格納されたデータから集計変換して整
理されたデータ、即ち管理帳票のデータを得る(図4S
8)
【0030】そして、最後にそのデータをパソコンシス
テムの出力手段であるプリンターでハードコピーとして
出力し管理帳票を得る。出力する管理帳票の一例を図6
及び図7に示す。
【0031】
【発明の効果】本発明の入場者管理システムによれば、
読取手段によって入場券のデータを読み取るから、複数
の入場ゲートがあっても、読取手段を設置することによ
り全ての入場ゲートにおいて、自動で読み取ることがで
きる。また、記録手段によってその読み取ったデータ或
いはその読み取ったデータを変換したデータを記録媒体
に記録することができ、かつその記録媒体は携帯可能な
記録媒体であるから、入力手段が複数の入場ゲート以外
の一箇所の場所にあっても携帯してその場所に移動する
ことができる。さらに入力手段によってその複数の記録
媒体から記録された複数のデータを集計手段に入力する
ことができ、集計手段によって集計され変換されたデー
タは出力手段によって出力される。したがって、入場ゲ
ートが一箇所だけの小さなイベント会場においても、入
場ゲートが複数存在する大きいイベント会場においても
利用することができ、かつ人手をかけずに、正確に、素
早く行える入場者管理システムを提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の入場者管理システムの構成及びデータ
の流れを説明するシステムブロック図。
【図2】本発明に入場者管理システムの構成を具体的に
示す絵図面。
【図3】本発明の入場者管理システムの各構成装置のイ
ベント会場に於ける配置図(A)、及び運営方法の概略
説明フロー図(B)。
【図4】本発明の入場者管理システムの動作を説明する
フロー図。
【図5】属性情報と入場券に記載される属性コードの一
例を示す図(A)。属性コードが記載された入場券の一
例。
【図6】本発明の入場者管理システムが出力する管理帳
票の一例を示す図。
【図7】本発明の入場者管理システムが出力する管理帳
票の一例を示す図。
【符号の説明】
1入場券 2読取手段 3記録手段 4記録媒体 5入力手段 6集計手段 7出力手段 8管理帳票 9表示器 10電源スイッチ 11表示 12ディスプレイ 13キーボード 14博覧会場 15入場ゲート 16管理センター
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年6月3日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 入場者管理システム
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は博覧会等のイベントにお
いて入場ゲート毎に入場者数等の集計を行うシステムで
あって、入場券に記載された機械読み取り可能なデータ
を入場ゲート毎に設置した読取装置で読み取り、全入場
ゲートのデータを集計加工する入場者管理システムに関
する。
【0002】
【従来の技術】博覧会、スポーツ、演劇芸術、セールス
等のイベントにおいて、期間限定で開催される間の入場
者数等の把握は、主催者にとって大変関心のあることで
あって、人手をかけずに、正確に、素早く行える入場者
管理システムが望まれている。従来入場者数の把握の方
法としては、入場ゲートにおいて押しボタン式カウンタ
ーを用いて人手によって集計する方法が知られており広
く行われている。この方法は非常に安直に行えるメリッ
トはあるものの、大規模なイベントで行う場合は専任の
人手を多数必要としデータの信頼性も得にくいものであ
った。そこで、入場者数を自動集計する方法が提案され
ている。例えば、入場ゲートに投光素子受光素子からな
るセンサー等を設置して光りの遮断回数によって、入場
者数を自動的に計数する方法がある。この方法において
は、人手を必要とせず、非常に多くの入場者数がある場
合にも対応できる。ただし、入場者数以外の入場者に関
する属性(例えば年令構成)まで把握することは不可能
であった。入場者数だけでなくその他の細分化された属
性も得られるような入場者管理システムの提案がなさ
れ、その方法の従来技術によると、入場券にOCR(O
ptical Character Recognit
ion)文字で属性データを印刷しておき、OCR装置
によってそのOCR文字を読み取ることにより、OCR
装置に接続されたコンピュータ等にその属性データを入
力するようにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の入場者管理システムによれば、比較的小さなイ
ベント会場で入場ゲートが一箇所だけあって、そこで集
中管理できる場合は問題がなかったが、比較的大きいイ
ベント会場で入場ゲートが複数存在する場合は、属性デ
ータは複数の入場ゲート毎に設置されたコンピュータの
記憶装置に分散されており、イベント会場全体の入場者
に関する属性を把握することはできなかった。そのた
め、上位のコンピュータを導入して複数の入場ゲート毎
に設置された下位のコンピュータとオンライン接続し
て、属性データを集計することが考えられたが、広いイ
ベント会場の複数の入場ゲートと長距離のオンライン接
続することは、技術的に困難だけでなく、イベントの期
間限定の間だけに利用するには費用の点においても現実
的に利用できる方法ではなかった。
【0004】そこで本発明が解決しようとする課題は、
入場ゲートが1箇所だけの小さなイベント会場において
も、入場ゲートが複数存在する大きいイベント会場にお
いても利用することができ、かつ人手をかけずに、正確
に、素早く行える入場者管理システムを提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題は以下の本発明
によって達成される。即ち、入場ゲートで入場券のデー
タを読み取る読取手段、その読み取ったデータ或いはそ
の読み取ったデータを変換したデータを記録媒体に記録
する記録手段、その記録手段によって前記データを記録
可能でかつ携帯可能な記録媒体、その記録媒体から記録
されたデータを集計手段に入力する入力手段、前記記録
媒体から入力されたデータを集計変換する集計手段、そ
の集計手段によって集計され変換されたデータを出力す
る出力手段、とから構成される入場者管理システムによ
って達成される。
【0006】
【作用】本発明の入場者管理システムによれば、読取手
段によって入場ゲートで入場券のデータを自動で読み取
ることができ、記録手段によってその読み取ったデータ
或いは変換したデータを記録媒体に記録することができ
る。またその記録媒体は携帯可能な記録媒体であるか
ら、入力手段が入場ゲート以外の場所にあっても携帯し
てその場所に移動することができる。さらに入力手段に
よってその記録媒体から記録されたデータを集計手段に
入力することができ、集計手段によって集計され変換さ
れたデータは出力手段によって出力される。
【0007】
【実施例】以下、本発明を好適な実施例に基づいて説明
する。図1は本発明の入場者管理システムの全体(一点
鎖線の内側)を示すブロック図である。図1において、
1は入場券、2は入場券に記載されたデータを読み取る
読取手段、3はその読み取ったデータ或いはその読み取
ったデータを変換したデータを記録媒体に記録する記録
手段、4はデータの記録媒体であって、人が携帯するこ
とのできる記録媒体である。これら読み取り手段2と記
録媒体3は複数ある入場ゲート各々に個別に複数設置さ
れている。この例では、この記録媒体4は記録手段3に
少なくとも一つセッティング可能となっている。記録手
段3に、データを一時的に記憶しておくメモリを付属さ
せておき、記録媒体4が携帯される等で、記録手段3に
記録媒体4がセットされていない間、そのメモリにデー
タを記憶しておき、必要な場合に記録媒体4にデータを
転送する方式となっている。
【0008】5は記録媒体4に記録されたデータを読み
取る入力手段である。記録媒体4の中の11、21、3
1は各入場ゲートにある記録手段3にセッティングされ
ているものを示しており、12、22、32は各入場ゲ
ートから人が携帯して、記録手段3のある入場ゲートと
は別の場所にある(同じ場所にあってもよい)入力手段
5の所へ人により携行されている、あるいは入力手段5
にセッティングされていることを示している。
【0009】6は入力手段5が各入場ゲートの複数の記
録媒体4から読み取ったデータを集計して加工する集計
手段である。7は集計手段6によって集計加工されたデ
ータを管理帳票のフォーマットで出力する出力手段であ
る。本発明の入場者管理システムは以上の構成により、
8の管理帳票を得ることができる。尚、矢印はデータの
流れる方向を示している。
【0010】図2は本発明の入場者管理システムの構成
の一例を示す絵図面である。図2によって本発明の構成
を更に具体的に示す。図2において(A)は読取手段2
及び記録手段3を一体型に構成した装置(以降入場券リ
ーダーと呼ぶ)であって、寸法はおおよそ160高×1
50幅×320奥(mm)である。(B)は記録媒体
4、(C)は入力手段5、集計手段6及び出力手段7を
構成するコンピュータシステムである。図2の(A)に
おいて、読取手段2としてはバーコードリーダを使用す
る。バーコードリーダの代わりに磁気読取装置、OCR
装置等を使用することも可能である。磁気読取装置の場
合は入場券に磁気記録層を形成してデータを書き込む必
要性がある為入場券のコストは高くなる一方、データ容
量が比較的大きく多種多様のデータを個々の入場券に書
き込むことができ、さらにデータの書換えを行えるメリ
ットがある。また、OCR装置の場合はOCR文字は人
が読み取ることのできるメリットがある。しかし、読み
取りの正確さ、信頼性がバーコードと比較して劣り、読
み取り速度が同等の読取装置の場合、OCR装置の価格
はバーコードリーダの価格の数倍と高価である。
【0011】記録手段3としてはこの例ではICカード
書込装置を使用する。この例ではICカード書込装置は
1セット設置されているが、複数のICカード書込装置
を選択して書込むように構成することもできる。ICカ
ード書込装置のICカード挿入口の近くには図2の11
に示すLED(発光ダイオード)等の表示器を設け、書
込み動作中であることを示す点灯を行う。ICカードは
抜き差しが自由であるから、人がICカードを携行して
データ集計場所へ持って行く等で、取り外すことができ
る。
【0012】読取手段2及び記録手段3を一体型に構成
した装置(以降、入場券リーダーと呼ぶ)には、CPU
(中央演算処理装置)、ROM(読出専用メモリ)、R
AM(主メモリ)、データバックアップ等用のHD(ハ
ードディスク)等が内蔵されており、入場券リーダーは
ROMに書き込まれたプログラムに従って、その動作が
制御されている。入場券リーダーは図2の10に示す電
源スイッチをONとすると、電源NOリセット回路(図
示せず)が働いて、初期状態で立ち上がり、動作可能と
なる。
【0013】初期データ(例えば日付け)は入場券リー
ダーのキーボード等(図示せず)から入力することもで
きるが、ICカードから入力することもできる。その場
合ICカード書込装置は読み書きの両方が行えるICカ
ード読書装置である。ICカードから入力するように構
成すると、日付けだけでなくその他のデータも初期デー
タとして設定でき、例えば各オペレータ(例えばコンパ
ニオン)のID番号等を書き込むことができ、そのIC
カードを毎朝コンパニオンに配付することで管理が容易
になる等のメリットがある。
【0014】日付けだけであれば、入場券リーダーにカ
レンダー時計機能を付与することによっても達成され
る。時計機能を付けることにより、ICカードにデータ
を記録した時間、或いは入場券のデータを読み取った時
間をカードへ記録する。また、入場券リーダーに固有の
番号を持たせて(例えばシリアルナンバー)その番号を
カードに記録することにより、どのリーダー(ゲート)
のカードであるかを特定する。
【0015】入場券リーダーに、入場券を挿入すると入
場券に印刷されているバーコードがバーコードリーダに
よって読み込まれ、そのデータ、或いは変換されたデー
タは一旦RAMに記憶される。複数の入場券のデータが
記憶された後、RAMに記憶されたデータは、ICカー
ド書込装置のICカードに転送される。その転送のタイ
ミングは、ICカードをICカード書込装置の挿入口に
挿入した時、またはICカード書込装置が2セット以上
ある場合で選択スイッチを動作させた時、または、書込
操作ボタン(図示せず)を操作した時、等とすることが
できる。また、上記の転送タイミングを得た場合にのみ
書き込むのではなく、入場券のデータを読み込む度毎、
或いは適当なインターバルをおいて自動で書き込み、I
Cカードを不慮の動作に対するデータバックアップメモ
リとして利用するように構成し入場者管理システムの信
頼性を極めて高くすることもできる。また、汚れ等によ
り読み取り不能な入場券や、形状の違う特別券に対応す
るため、入場券リーダーにボタンを設け、押した回数を
データとしてRAMに格納する。そのデータには、それ
用のコードを付与して区別する。
【0016】記録手段3はICカード書込装置であり、
図2(B)の記憶媒体4はICメモリを内蔵したICカ
ードである。ICカードは従来の磁気ストライプカード
と比較して様々な特徴を有するが、中でも記憶容量が大
きい点が本発明において重視される。また本発明で用い
るICカードは、外部装置と情報の交換を行う等のため
の電気的接触端子を有するものを使用することもできる
が、外部装置と情報の交換をコンタクトレスで行うコン
タクトレスICカード(非接触ICカード)が望ましく
この例ではこれを使用する。コンタクトレスICカード
は電気的接触端子を有しないため静電気に対して内部の
ICが保護され、さらに、汗、塵埃等の外部環境の影響
をほとんど受けないため、記録データ保護に対する信頼
性が極めて高く、人が携帯する場合に何ら特別な配慮を
することなしに取扱うことができ、本発明の使用目的に
特に適している。記録媒体4としてFDを使用すること
もできるが、上記のように取扱い性、信頼性等でICカ
ードがより適当である。
【0017】また本発明で用いるICカードは、ICカ
ードを装置(書込装置、読取装置)から取り外した状態
でICメモリに記憶されたデータが保持されるタイプの
ICカードを使用する。例えば、このようなICカード
は、ICメモリ素子として、EPROMまたはEEPR
OMを使用するか、あるいはバッテリーバックアップ付
のRAMを使用することにより達成される。
【0018】図2において集計手段6はパーソナルコン
ピュータ(以降パソコンと呼ぶ)であり、入力手段5は
そのパソコンに付属するICカード読取装置である。パ
ソコンにはディスプレイ12、キーボード13も付属し
ている。また出力手段7はプリンターである。
【0019】図2に示した本発明を構成する各装置は、
イベント会場において所定の位置に配置され、システマ
ティックに運用される。図3は博覧会会場14の全体を
示す図である。図3において、15は入場ゲートであっ
て、入場ゲート15は複数(図3では二箇所)ある。ま
た16は管理センターである。前述図2において(A)
の入場券1の読取手段2とICカード書込手段である記
録手段3の一体型装置(入場券リーダー)は各入場ゲー
トに必要台数設置されている(図3では各入場ゲート3
台、計6台)。また、図2(B)のICカードである記
録媒体4は入場ゲート15にあるか、管理センター16
にあるか、あるいはその両者の間を人が携行することに
よって行き来する。図3において破線はその行き来する
道筋を示している。また、図2(C)のICカードの入
力手段5、集計手段6及び管理帳票の出力手段からなる
パソコンシステムは管理センター16に設置されてい
る。
【0020】以上説明した本発明の装置構成及びその配
置において、運用方法の概略を図4に従って説明する。
図4はイベント会場に於ける運営方法の概略説明フロー
図である。まず、コンパニオンが客から入場券を受け
取り、入場券リーダーによりデータを読み、入場券を客
に返却する。この動作は繰り返し行われ、コンパニオン
の休憩時間まで続けられる。その場所は図3の図中に
と示されている。次に、コンパニオンの交代時に、リ
ーダー内のデータをICカードへ出力してICカードを
回収する。その場所は図3の図中にと示されている。
ICカードを回収するすると、コンパニオンはそれを管
理センターに携行する。その道筋は図3の図中に破線で
示されている。更に、管理センターでは、各入場口で
出力された複数のICカードのデータを集計し、管理帳
票を出力する。
【0021】次に、本発明の入場者管理システムの動作
について図5のフローチャートに従って説明する。ま
ず、客は入場券を入場ゲート近くの券売所で購入する等
により入手して、入場ゲートに持参する。入場券には
(A)に示すように、各種の属性がありそれらの属性
情報はコード化することができる。属性としては例え
ば、普通、特別割引、一般団体割引、学校団体割引、全
期間通用等の入場券の券種、或いは利用客が、大人、高
校生、小中学生、幼児であるかの区分等である。これら
属性をコード化する方法としては、例えばいくつかの属
性の組合せに対応する属性の組それぞれに通し番号を与
え、その番号をコードとする方法を使用することができ
る。また通し番号ではなく、番号の或る桁から或る桁迄
を、或る属性に所属する要素の副番号として与え、その
副番号の集まりとしての番号をコードとすることもでき
る。本発明の入場者管理システムにおいてはコード化の
方法はとくに限定されない。上記方法で属性情報がコー
ド化され、そのコードは図6(B)に一例を示すよう
に、入場券に印刷される他の文字絵柄(図示せず)とと
もに入場券或いは入場券の半券にバーコードとして印刷
されている。入場ゲートでは、コンパニオンが入場券を
受け取り、それを入場券リーダーに挿入する。(図5
1)
【0022】入場券リーダーに挿入された入場券は、読
み取り手段2の保持機構(図示せず)によって固定さ
れ、バーコード読み取りセンサー(図示せず)によりバ
ーコードが走査される。バーコードの濃淡信号は、一連
の周知の信号処理過程を経て、ディジタルデータに変換
され、入場券リーダーのバッファメモリに一旦記憶され
る。バッファメモリに記憶されたデータは、その後、転
送制御下において入場券リーダーのメモリ内に転送され
格納される。(図5S2)
【0023】入場券リーダーの上記メモリとしては、前
述のように通常はRAMが使用されるがICカードのI
Cメモリを使用することもできる。その場合は、入場券
を一枚読み取る毎に、ICメモリに格納されたデータに
新たなデータを追記する方法とすることもできるが、I
Cメモリに格納されたデータを読み取り、新たなデータ
を加味したデータに変換して、その変換データに書き換
えて更新することもできる。また、前述のようにICカ
ードのICメモリとは別のメモリ、例えばRAMを設
け、そのRAMにデータを格納することもできる。そし
て、前述のようにコンパニオンの交代時にそのRAMに
格納されたデータをICカードのICメモリに転送す
る。この方法によれば、ICカード書込装置は一組であ
っても間断ない動作をさせることが可能である。これら
の詳細は周知技術である。
【0024】次に、入場券にパンチ孔を開ける。このパ
ンチ孔は客が入場ゲートを通過したことの印であって、
入場券の再使用を防止する。そのため、パンチ孔をバー
コード印刷部分に開け、再読み取りを不能とし無効化す
ることが好ましい。(図5S3) 尚、全期間通用入場券にはパンチ孔は開けない。
【0025】入場券リーダーにおいて以上の処理が終わ
ると、入場券リーダーの保持機構は動作モードを変え
て、入場券を固定から開放する。このS1〜S3までの
一連の動作の所要時間は通常1秒程度であって、この操
作を行うコンパニオンにとっては待ち時間を意識させな
い、連続動作の感覚を与える。この速度は、バーコード
リーダーとICカードとを組み合わせた結果、高速読み
取り高速書き込みが達成されたことに因っている。そこ
で、コンパニオンは入場券を抜き取り、客にその入場券
を返す。(図5S4) そしてコンパニオンは次の客に対して同様の動作を行
う。このようにS1〜S4までの動作が、コンパニオン
の交代時まで繰り返し続けられ、入場券に記載された属
性情報が、入場ゲート毎に入場券リーダー内へデータと
して累積記憶される。
【0026】コンパニオンの交代時が来ると、コンパニ
オンはICカードを入場券リーダーの記録手段3に装着
する、すると入場券リーダーのメモリに累積記憶された
データはそのICカードに転送される。(図5S5) 入場券リーダーはICカードに転送されたデータは全て
クリアするか、あるいはICカードに転送されたデータ
とそうで無いデータを区別するデータが記憶される。従
って、次にICカードを入場券リーダーの記録手段3に
装着した際には、前回転送した以降に累積記憶されたデ
ータだけがICカードに転送される。
【0027】コンパニオンはICカードを入場券リーダ
ーの記録手段3から抜き取って、ICカードを携行し
て、入場ゲートから管理センターに行く。(図5S6) その際、ICカードはコンタクトレスタイプ(非接触I
Cカード)であれば一層強靭であるから、静電気や環境
によるICカード、もしくはICカードデータの破壊に
ついて特別な配慮を必要としないから、取扱い性が極め
て良い。
【0028】ICカードが管理センター16に届くと、
管理センターのパソコンシステムの入力手段5であるI
Cカード読取装置によって、ICカードに格納されたデ
ータは集計手段6であるパソコンのメモリに転送され
る。このメモリとしては、通常ハードディスクが使われ
る。ICカードは各入場ゲートから管理センターに運ば
れて、その全てのデータがハードディスクにデータファ
イルとして格納される。(図5S7)
【0029】次に、どのようなデータが得られたかを知
るために、パソコン上で集計変換プログラムを起動して
ハードディスクに格納されたデータから集計変換して整
理されたデータ、即ち管理帳票のデータを得る(図5
8)
【0030】そして、最後にそのデータをパソコンシス
テムの出力手段であるプリンターでハードコピーとして
出力し管理帳票を得る。出力する管理帳票の一例を図7
及び図8に示す。
【0031】
【発明の効果】本発明の入場者管理システムによれば、
読取手段によって入場券のデータを読み取るから、複数
の入場ゲートがあっても、読取手段を設置することによ
り全ての入場ゲートにおいて、自動で読み取ることがで
きる。また、記録手段によってその読み取ったデータ或
いはその読み取ったデータを変換したデータを記録媒体
に記録することができ、かつその記録媒体は携帯可能な
記録媒体であるから、入力手段が複数の入場ゲート以外
の一箇所の場所にあっても携帯してその場所に移動する
ことができる。さらに入力手段によってその複数の記録
媒体から記録された複数のデータを集計手段に入力する
ことができ、集計手段によって集計され変換されたデー
タは出力手段によって出力される。したがって、入場ゲ
ートが一箇所だけの小さなイベント会場においても、入
場ゲートが複数存在する大きいイベント会場においても
利用することができ、かつ人手をかけずに、正確に、素
早く行える入場者管理システムを提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の入場者管理システムの構成及びデータ
の流れを説明するシステムブロック図。
【図2】本発明に入場者管理システムの構成を具体的に
示す絵図面。
【図3】本発明の入場者管理システムの各構成装置のイ
ベント会場に於ける配置図。
【図4】本発明の入場者管理システムの各構成装置のイ
ベント会場に於ける運営方法の概略説明フロー図。
【図5】 本発明の入場者管理システムの動作を説明する
フロー図。
【図6】 属性情報と入場券に記載される属性コードの一
例を示す図(A)。属性コードが記載された入場券の一
例を示す図(B)
【図7】 本発明の入場者管理システムが出力する管理帳
票の一例を示す図。
【図8】 本発明の入場者管理システムが出力する管理帳
票の一例を示す図。
【符号の説明】 1入場券 2読取手段 3記録手段 4記録媒体 5入力手段 6集計手段 7出力手段 8管理帳票 9表示器 10電源スイッチ 11表示 12ディスプレイ 13キーボード 14博覧会場 15入場ゲート 16管理センター
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 城 輝明 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入場ゲートで入場券のデータを読み取る読
    取手段、その読み取ったデータ或いはその読み取ったデ
    ータを変換したデータを記録媒体に記録する記録手段、
    その記録手段によって前記データを記録可能でかつ携帯
    可能な記録媒体、その記録媒体から記録されたデータを
    集計手段に入力する入力手段、前記記録媒体から入力さ
    れたデータを集計され変換する集計手段、その集計手段
    によって集計変換されたデータを出力する出力手段、と
    から構成されることを特徴とする入場者管理システム。
  2. 【請求項2】上記読取手段はバーコードリーダーである
    ことを特徴とする請求項1記載の入場者管理システム。
  3. 【請求項3】上記記録媒体は非接触ICカードであるこ
    とを特徴とする請求項1及び2記載の入場者管理システ
    ム。
JP20446093A 1993-07-28 1993-07-28 入場者管理システム Pending JPH0744620A (ja)

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