JPH0744486Y2 - レベリングバルブ - Google Patents

レベリングバルブ

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JPH0744486Y2
JPH0744486Y2 JP1986029801U JP2980186U JPH0744486Y2 JP H0744486 Y2 JPH0744486 Y2 JP H0744486Y2 JP 1986029801 U JP1986029801 U JP 1986029801U JP 2980186 U JP2980186 U JP 2980186U JP H0744486 Y2 JPH0744486 Y2 JP H0744486Y2
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JP
Japan
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valve
exhaust
air
exhaust port
tractor
Prior art date
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Application number
JP1986029801U
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JPS62141506U (ja
Inventor
義典 小林
Original Assignee
日野自動車工業株式会社
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【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案はレベリングバルブ、さらに詳細には、トレーラ
方式の自動車において、トラクタよりトレーラを脱離す
るときに、トラクタ後部が跳ね上がるのを防止可能なレ
ベリングバルブに関するものである。
〔考案の技術的背景〕
多量の運搬物を積載可能な運搬用自動車としては、第1
図に示すようなトレーラ方式の自動車が知られている。
このようなトレーラ方式の運搬用自動車は、動力部分に
なるトラクタ1と、運搬物を積載するトレーラ2とより
なり、前記トラクタ1とトレーラ2を前記トラクタ1に
設けられたカプラ3と前記トレーラ2に設けられたキン
グピン4を係合することによって連結するようになって
いる。
前述のような大型自動車はエアサスペンション方式を採
用していることがあるが、このエアサスペンションのベ
ローズへの空気量を制御するために、第2図に示すよう
なレベリングバルブ5が用いられている。
前記レベリングバルブ5は、エアサスペンションのベロ
ーズ6に接続する給排気ポート51と、エアタンク7より
空気を供給する給気ポート52および排気バルブ53の中央
に穿設された排気ポート54を備えている。そして、前記
排気バルブ53の上方に上方向に付勢するスプリング55を
備えた上下方向に移動可能なピストン56が設けられ、こ
のピストン56の上に当接して、カム57が形成されてい
る。このカム57はトラクタ1の車高を感知するレバー
(図示せず)に接続しており、前記トラクタ1の車高に
応じて、回転するようになっている。
すなわち、トラクタ1に荷重が負荷されて、トラクタ1
の車高が低くなると、カム57はピストン56を押し下げる
方向に回転する。前記ピストン56は、通常排気バルブ53
に当接して、前記排気バルブ53の中央に穿設された排気
ポート54を閉塞しているとともに、前記排気バルブ53は
上方向に付勢するスプリング58を有し、上下動可能に形
成されているので、排気ポート54を閉塞したまま、前記
排気バルブ53は下方に移動する。この排気バルブ53が下
方に移動すると、エアタンク7と接続している給気ポー
ト52と給排気ポート51は前記排気バルブ53が下方に移動
して生じた空隙によって連通することになり、したがっ
てエアタンク7よりの空気は給気ポート52を経て、給排
気ポート51よりベローズ6に供給され、車高を一定の高
さに保持する。
一方、トラクタ1の負荷が小さくなり、エアサスペンシ
ョンの作用によって車高が高くなると、カム57はピスト
ン56を上方に移動するように回転する。ピストン56がス
プリング55の作用によって上方に押し上げられると、排
気バルブ53との当接が解除され、排気ポート54と給排気
ポート51は連通するようになるので、給排気ポート51お
よび排気ポート54を経てベローズ6内の空気が排気され
る。このため、車高は下がり、車高が一定に保持され
る。
このようなレベリングバルブ5を使用したトレーラ方式
の自動車の場合、前記トレーラ2をトラクタ1より脱離
させるとき、トラクタ1に負荷されているトレーラ2の
荷重が急激に取り除かれることになる。このときレベリ
ングバルブ5は車高を低くするはように作動するが、荷
重の負荷解除が急激であるため、排気が追いつかず、ト
ラクタ1の後部が跳ね上がるという虞があった。
〔考案の目的〕
本考案は以上の点に鑑みなされたものであり、トレーラ
を脱離したときに、トレーラの後部が跳ね上がるのを防
止可能にしたレベリングバルブを提供することを目的と
するものである。
〔考案の構成〕
このような目的を達成するため、エアタンクに接続した
給気ポートと、ベローズに接続する給排気ポートと、排
気ポートが穿設された排気バルブと、前記排気バルブを
上下させることによって、ベローズに空気を給排気させ
るためのピストンとを有するレベリングバルブにおい
て、前記給排気ポートは二箇所形成するとともに、前記
一方の給排気ポートはスイッチで作動させるカットバル
ブを介してベローズに接続したことを特徴としている。
〔実施例〕
第3図は本考案によるレベリングバルブの一実施例の断
面図であるが、この第3図より明らかなように、本考案
による一実施例のレベリングバルブ5においては、従来
と同様に、エアサスペンションのベローズ6に接続する
給排気ポート51と、エアタンク7よりの空気を供給する
給気ポート52および排気バルブ53の中央に穿設され、上
下方向に移動可能な排気ポート54を備えている。この排
気バルブ53は上方向に付勢するスプリング58を備えてい
るとともに、ピストン上部部材561とピストン下部部材5
62を一体化したピストン56の上下動によって前記排気ポ
ート54が開閉可能になっている。そして、前記排気バル
ブ53の上方に上方向に付勢するスプリング55を備えた上
下方向に移動可能なピストン56が設けられ、このピスト
ン56の上に当接して、カム57が形成されている。このカ
ム57はトラクタ1の車高を感知するレバー(図示せず)
に接続しており、前記トラクタ1の車高に応じて、回転
するようになっている。
本考案においては、給排気ポートは相互に対向して2箇
所設けられており、一方の給排気ポート51は、前述のよ
うに通常の給排気ポート51と同様にベローズ6に直接接
続しており、もう一方の給排気ポート51′はカットバル
ブ8を介して前記ベローズ6に接続している。
このカットバルブ8は、ベローズ6と給排気ポート51′
の連通を開閉するためのものであり、カプラロック、ジ
ャンパケーブルダミーカップリング部、エアコックな
ど、トラクタ1よりのトレーラ2の脱離を検知できる箇
所に設けられたスイッチによって、トレーラ2の脱離時
にカットバルブ8を開となるようになっている。
このような構成であるので、トラクタ1とトレーラ2が
連結している通常の場合においては、カットバルブ8は
閉状態を保持し、このため従来のレベリングバルブ5と
同様の作用を行う。すなわち、トラクタ1に荷重が負荷
されて、トラクタ1の車高が低くなると、カム57はピス
トン56を押し下げる方向に回転する。前記ピストン56
は、通常排気バルブ53に当接して、前記排気バルブ53の
中央に穿設された排気ポート54を閉塞しているととも
に、前記排気バルブ53は上方向に付勢するスプリング58
を有し、上下動可能に形成されているので、排気ポート
54を閉塞したまま、前記排気バルブ53は下方に移動す
る。この排気バルブ53が下方に移動すると、エアタンク
7と接続している給気ポート52と給排気ポート51は前記
排気バルブ53が下方に移動して生じた空隙によって連通
することになり、エアタンク7よりの空気は給気ポート
52を経て、給排気ポート51よりベローズ6に供給され、
車高を一定の高さに保持する。
一方、トラクタ1の負荷が小さくなり、エアサスペンシ
ョンの作用によって車高が高くなると、カム57はピスト
ン56を上方に移動するように回転する。ピストン56がス
プリング55の作用によって上方に押し上げられると、排
気バルブ53との当接が解除され、排気ポート54と給排気
ポート51は連通するようになるので、給排気ポート51お
よび排気ポート54を経てベローズ6内の空気が排気され
る。このため、車高は下がり、車高が一定に保持され
る。
しかしながら、トラクタ1とトレーラ2の連結を解除す
る場合は、前記カプラロックなどに設けられたスイッチ
によって、カットバルブ8が開状態になる。したがっ
て、急激に荷重負荷が解除されると(トラクタ1とトレ
ーラ2との連結が解除される)、ピストン56は上方に移
動し、ベローズ6の空気は、通常と同様に給排気ポート
51を介して排気ポート54より排気される。一方、カット
バルブ8は開状態であるため、前記ベローズ6の空気
は、もう一方の給排気ポート51′からも前記排気ポート
5をへて排気される。このためベローズ6の空気は、従
来に比較して急激に減少し、したがってトラクタ1の後
部が跳ね上がることがなくなり、しかも通常は一方の給
排気ポートのみを使用する為、エアの消費量の増大はな
く、また車高が急激に変化することもない。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によるレベリングバルブに
よれば、通常の状態においては、従来のレベリングバル
ブと同様な車高保持を行い、トラクタとトレーラの連結
を解除するときのみ、多量の空気をベローズより排気可
能にしたので、トラクタとトレーラの連結時解除時に、
トラクタの後部の跳ね上がりを有効に抑制できるという
利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はトレーラ方式の自動車の側面図、第2図は従来
のレベリングバルブ断面図、第3図は本考案によるレベ
リングバルブの断面図である。 5……レベリングバルブ、51、51′……給排気ポート、
52……給気ポート、53……排気バルブ、54……排気ポー
ト、56……ピストン、57……カム、6……ベローズ、7
……エアタンク。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】エアタンクに接続した給気ポートと、ベロ
    ーズに接続する給排気ポートと、排気ポートが穿設され
    た排気バルブと、前記排気バルブを上下させることによ
    って、ベローズに空気を給排気させるためのピストンと
    を有するレベリングバルブにおいて、前記給排気ポート
    は二箇所形成するとともに、前記一方の給排気ポートは
    スイッチで作動させるカットバルブを介してベローズに
    接続したことを特徴とするレベリングバルブ。
JP1986029801U 1986-02-28 1986-02-28 レベリングバルブ Expired - Lifetime JPH0744486Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986029801U JPH0744486Y2 (ja) 1986-02-28 1986-02-28 レベリングバルブ

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JP1986029801U JPH0744486Y2 (ja) 1986-02-28 1986-02-28 レベリングバルブ

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JPS62141506U JPS62141506U (ja) 1987-09-07
JPH0744486Y2 true JPH0744486Y2 (ja) 1995-10-11

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ID=30834018

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JP1986029801U Expired - Lifetime JPH0744486Y2 (ja) 1986-02-28 1986-02-28 レベリングバルブ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60139606U (ja) * 1984-02-29 1985-09-14 日野自動車株式会社 エアサスペンシヨン装置

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Publication number Publication date
JPS62141506U (ja) 1987-09-07

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