JPH0744333A - ライブラリ装置 - Google Patents

ライブラリ装置

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JPH0744333A
JPH0744333A JP5184675A JP18467593A JPH0744333A JP H0744333 A JPH0744333 A JP H0744333A JP 5184675 A JP5184675 A JP 5184675A JP 18467593 A JP18467593 A JP 18467593A JP H0744333 A JPH0744333 A JP H0744333A
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安彦 花岡
Yoshiaki Ochi
芳明 越智
Yoshiyuki Kitanaka
良幸 北中
Hiroki Ohashi
裕樹 大橋
Hiroshi Shimada
宏史 嶋田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】複数パスによるホストからの媒体運搬情報を受
け付けて効率良く処理する。 【構成】複数の上位装置30−1,30−2から複数の
媒体運搬装置12−1,12−2のそれぞれに対し発行
された移動命令を一括して格納保持する命令キューイン
グ手段40を設け、命令割当手段で命令キューイング手
段40に保持した移動命令を取り出し複数の媒体運搬装
置12−1,12−2のいずれかに割当て媒体運搬を同
時に実行させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、セルブロックに保管し
た磁気テープ等の媒体カートリッジを運搬ロボットとし
て知られたアクセッサで記録再生装置に自動運搬して情
報の記録再生を行うライブラリ装置に関し、特に、複数
のアクセッサを同時に動作して処理効率を高めるライブ
ラリ装置に関する。
【0002】近年、ライブラリ装置に幾つかのホストコ
ンピュータが接続され、ライブラリ装置に対するアクセ
スの要求頻度が高くなってきており、磁気テープ等の記
憶媒体の運搬効率を高めることが望まれる。
【0003】
【従来の技術】従来よりライブラリ装置は、磁気テープ
などの媒体カートリッジを格納する格納セルを多数備え
たセルブロックと呼ばれる媒体保管庫と、媒体カートリ
ッジをローディングして情報の記録再生を行う記録再生
装置と、オペレータあるいは上位のホストコンピュータ
からの移動命令で媒体カートリッジを媒体保管庫と記録
再生装置との間で自動運搬するアクセッサとして知られ
たロボット機構を備えた装置である。
【0004】このようなライブラリ装置の性能を示す指
標の一つは、単位時間当たりにどれだけ多くの媒体運搬
処理を実行しうるかというものである。即ち、ライブラ
リ装置内に設けた記録再生装置に対し発生する媒体カー
トリッジのロード要求または返却要請を、いかに迅速に
アクセッサが処理できるかというものである。また従来
のライブラリ装置においては、ホストコンピュータとを
結ぶ1つのパスでムーブコマンドと媒体搬送情報を受け
取ってアクセッサが媒体搬送情報で指定された移動元ア
ドレス、例えばセルアドレスから磁気テープ等の媒体を
取り出し、移動先アドレスで指定された磁気テープ記録
再生装置に自動的に運搬してロードし、情報の読み書き
を行わせるようにしている。
【0005】このためライブラリ装置は、上位装置とし
て複数のホストコンピュータを複数パスで接続した場
合、同時に複数パスからムーブコマンドが出された場合
には、優先制御によりいずれか1つのパスのコマンドを
受け付けるようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のライブラリ装置を複数のホストコンピュータ
で利用するようにしたシステムにあっては、複数パスで
ライブラリ装置と各ホストコンピュータが接続されてい
ても、ライブラリ装置が1つのパスからのムーブコマン
ドしか受け付けることができず、ライブラリ装置の利用
効率を高めることができないという問題があった。
【0007】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたもので、複数パスによる上位からのコマンド
を受け付けて効率良く処理できるようにしたライブラリ
装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。まず本発明は、複数の収納セルに記憶媒体を
セル単位に保管する媒体保管庫10と、記憶媒体を使用
して情報の記録と再生を行う記録再生装置44と、複数
の上位装置30−1,30−2からのムーブコマンドに
より送られた媒体運搬情報に基づき媒体保管庫10と記
録再生装置44間で媒体を運搬させる複数の媒体運搬装
置(アクセッサ)12−1,12−2とを備えたライブ
ラリ装置を対象とする。
【0009】このようなライブラリ装置につき本発明に
あっては、複数の上位装置30−1,30−2から複数
の媒体運搬装置12−1,12−2のそれぞれに対し発
行された移動命令を一括して格納保持する命令キューイ
ング手段40と、命令キューイング手段40に保持した
命令情報(媒体搬送情報)を取り出し複数の媒体運搬装
置12−1,12−2のいずれかに割当て媒体運搬動作
を実行させる命令割当手段100とを設けたことを特徴
とする。
【0010】ここで命令割当手段100は、命令キュー
イング手段40に格納された複数の命令の内、時間的に
古い命令から順番取り出して待機状態にあるアクセッサ
12−1,12−2のいずれかに実行させる。例えば複
数の媒体運搬装置12−1,12−2のいずれか一方が
動作中は、待機状態にある他方の媒体運搬装置で同時に
実行可能な命令を取り出して実行させる。
【0011】また待機状態にある他方の媒体運搬装置1
2−2で同時に実行可能な命令が複数存在する場合は、
媒体運搬装置12−2の現在位置に最も近い位置アドレ
スをもつ命令を取り出して実行させる。また命令割当手
段100は、予め定めた第1媒体運搬装置12−1を主
装置とし、命令キューイング手段40に格納された複数
の命令の内、時間的に最も古い命令を基準命令として第
1媒体運搬装置12−1に割当てて実行させる。この第
1媒体運搬装置12−1の実行中に待機状態にある第2
媒体運搬装置12−2で同時に実行可能な命令が存在し
ない場合には、基準アドレスを変更して第2媒体運搬装
置12−2で同時に実行可能な命令を検索する。
【0012】更に、命令割当手段100は、命令キュー
イング手段40に命令格納からの経過時間が所定時間を
越える時間超過命令が存在する場合には、この時間超過
命令を優先的に媒体運搬装置12−1,12−2に割当
てて実行させる。さらに、本発明は、命令組み換え手段
200を設け、命令キューイング手段40に格納された
複数の命令を対象に、全ての実行順番の組合せを生成す
ると共に各実行順番の組合せにつき複数の媒体運搬装置
12−1,12−2による媒体運搬のシミュレーション
を実行する。そして最も効率良く媒体運搬を実行できる
順番に命令キューイング手段40の実行手順を組み換え
る。
【0013】
【作用】このような構成を備えた本発明のライブラリ装
置によれば、複数のホストコンピュータからのコマンド
を複数パスで受け取ることが可能となり、ホストコンピ
ュータから見たライブラリ装置の処理効率がアップし、
複数のホストコンピュータが1台のライブラリ装置を有
効に活用することができる。
【0014】また命令キューイング手段に格納された複
数の媒体運搬情報を少なくとも2台の媒体運搬装置が同
時に動作して実行することで、記録再生装置に対する媒
体のロード要求と媒体返却要求を迅速に処理することが
できる。この複数の媒体運搬装置による同時動作は、相
互に処理時間が最短となるように最適化されたコマンド
割当てに従って行われる。
【0015】しかも、同時動作は従来より設けている予
備機を使用することで、従来のライブラリ装置をほとん
ど変更することなく対応できる。さらに命令キューイン
グ手段に保持された命令の全ての順番の組合せをシミュ
レートして最適な組み換えとすることで、最も効率の良
い手順で順番を発行して媒体運搬動作を行うことができ
る。
【0016】
【実施例】図2は本発明のライブラリ装置の全体構成を
透視状態で示した説明図である。図2において、ライブ
ラリ装置は複数のフレームに分けられており、各フレー
ムのコンポーネントを組み合わせることで装置を構成す
ることができる。また、ライブラリ装置には媒体保管庫
としてのセルブロック10が設けられ、セルブロック1
0には磁気テープ等の記憶媒体を内蔵した媒体カートリ
ッジが多数収納される。
【0017】セルブロック10の媒体カートリッジの収
納位置はセルアドレスとして定義される。また、ライブ
ラリ装置にはフレーム内の左右に亘って敷設されたレー
ル14上を移動する運搬ロボット装置として2台のアク
セッサ12−1,12−2が設けられる。2台設けたア
クセッサ12−1,12−2の内、従来装置にあっては
左側のアクセッサ12−1を主装置として運搬制御に使
用しており、もう1台のアクセッサ12−2は故障時の
予備機として待機している。このような主装置と予備機
とでなる2台のアクセッサ12−1,12−2につき本
発明にあっては、通常、2台を同時動作させる。
【0018】セルブロック10に対しレール14を挟ん
だフレーム内の反対側にはデッキユニット16−1,1
6−2及びコントロールユニット18−2が設置され
る。デッキユニット16−1,16−2には後の説明で
明らかにするように、複数の磁気テープ記録再生装置
(MTU)が設けられる。更にライブラリ装置のフレー
ム前面には媒体投入排出装置20が設けられ、ライブラ
リ装置に対する媒体カートリッジの出入れを行うように
している。
【0019】図3は図2のアクセッサを取り出して示
す。アクセッサ12−1,12−2は2条のレール14
上に走行モータ25を備えた走行部22によって走行自
在に設置されている。走行部22の上には支柱24が起
立され、支柱24に沿って上下に移動可能なロボットハ
ンド28を設けている。ロボットハンド28はアクセッ
サ12−1側に示すようにネジシャフト27の回転によ
り昇降動作を行う。
【0020】図4は本発明のライブラリ装置のハードウ
ェア構成を示した実施例図である。本発明のライブラリ
装置32に対しては、この実施例にあっては上位装置と
して2台のホストコンピュータ30−1,30−2を設
けている。ホストコンピュータ30−1,30−2のそ
れぞれはチャネル・インタフェース・バス36−1,3
6−2によりライブラリ装置32に接続される。このチ
ャネル・インタフェース・バス36−1,36−2とし
ては、例えばブロック・マルチプレクサ・チャネル・イ
ンタフェース(BMCインタフェース)が設けられる。
【0021】ライブラリ装置32には例えば4台のディ
レクタ34−1〜34−4が設置される。ディレクタ3
4−1〜34−4は同じ4つのチャネルA,B,C,D
又はE,F,G,Hをもっている。尚、ディレクタ34
−1〜34−4のチャネル数は、実装置では最大で6チ
ャネルとすることができる。ディレクタ34−1,34
−3のチャネルAにはホストコンピュータ30−1から
のチャネル・インタフェース・バス36−1が接続さ
れ、チャネルBにはホストコンピュータ30−2からの
チャネル・インタフェース・バス36−2が接続され
る。尚、この実施例ではディレクタ34−2,34−4
は空いており、またディレクタ34−1,34−3のチ
ャネルC,Dは使用されていない。
【0022】ディレクタ34−1〜34−4の端末側に
は2つのチャネルa,bが設けられる。チャネルaは記
録再生装置用であり、またチャネルbはアクセッサ制御
用である。ディレクタ34−1,34−2は、左側に設
けた6台の記録再生装置(MTU)44−1〜44−6
を共用するもので、チャネルaからデバイス・バス48
−1,48−2を接続している。従ってディレクタ34
−1,34−2はチャネルaより左側の記録再生装置4
4−1〜44−6に対しライトアクセスあるいはリード
アクセスを実行することができる。
【0023】またディレクタ34−3,34−4は、右
側に設けた同じく6台の記録再生装置36−7〜36−
12を共用し、チャネルaからデバイス・バス36−
3,36−4を接続している。従ってディレクタ34−
3,34−4は右側の記録再生装置44−1〜44−1
2に対しライトアクセスあるいはリードアクセスを実行
することができる。尚、実装置では、記録再生装置は片
側に最大16台を実装することができる。
【0024】一方、媒体運搬装置としてのアクセッサ1
2−1,12−2に対してはアクセッサ・コントローラ
38−1,38−2とマシン・コンコントローラ42−
1,42−2が設けられている。アクセッサ・コントロ
ーラ38−1,38−2のチャネルaにはディレクタ3
4−1,34−2のチャネルbがインタフェース・バス
46−1で接続される。また、アクセッサ・コントロー
ラ38−1,38−2のチャネルbにはディレクタ34
−3,34−4のチャネルbがインタフェース・バス4
6−2で接続される。
【0025】更に、アクセッサ・コントローラ38−
1,38−2間はローカル・バス47で相互接続され
る。アクセッサ・コントローラ38−1,38−2は下
位のマシン・コントローラ42−1,42−2に対しク
ロス接続を行って両方を同時制御できるようにしてい
る。更に本発明にあっては、ディレクタ34−1〜34
−4に対し命令キュー40を新たに設けており、チャネ
ル・インタフェース・ばす36−1,36−2でなる2
パスによってホストコンピュータ30−1,30−2の
それぞれから発行されたムーブコマンドに伴なって発行
された媒体搬送情報を命令キュー40に格納保持する。
ここで媒体搬送情報はムーブコマンドのコマンドパラメ
ータであり、移動元アドレス(From Address)と移動先
アドレス(To Address)をもつ。
【0026】命令キュー40に一旦格納された媒体運搬
情報は、ムーブコマンドを受信したディレクタ34−1
又は34−2の命令割当処理部により最適な媒体運搬制
御を実現するように読み出され、メインのアクセッサ・
コントローラ38−1に割り当てられる。このためアク
セッサ・コントーラ38−1はマシンコントローラ42
−1,42−2を介して2台のアクセッサ12−1,1
2−2を同時に動作して、セルブロック10と記録再生
装置44−1〜44−12間での媒体カートリッジの運
搬動作を行わせる。このための命令キュー40として
は、例えばディレクタ34−1,34−2側とディレク
タ34−3,34−4側の両方からアクセス可能なデュ
アルポートRAMを使用する。
【0027】図5は図4のライブラリ装置の機能をホス
トコンピュータ側のプログラム構造と共に示す。図5に
おいて、ホストコンピュータ30−1,30−2のそれ
ぞれにはOS(オペレーティングシステム)52−1,
52−2と、本発明のライブラリ装置32を対象とした
ライブラリサポートプログラム54−1,54−2が設
けられている。
【0028】ライブラリサポートプログラム54−1,
54−2に対しては外部の磁気ディスク装置45に格納
した制御テーブルを使用してムーブコマンドとそのコマ
ンドパラメータとなる媒体搬送情報の作成が行われる。
即ち、OS52−1,52−2のそれぞれは自己のアプ
リケーションプログラムに従ったライブラリ装置32で
扱う媒体カートリッジのリード命令あるいはライト命令
をマウント命令としてライブラリサポートプログラム5
4−1,54−2に対し発行する。
【0029】このマウント命令を受けたライブラリサポ
ートプログラム54−1,54−2は、ライブラリ装置
の論理アドレスを指定したI/0スタートコマンドとし
てのムーブコマンドを発行し、ライブラリ装置32より
受領可能応答があると、媒体運搬情報を発行する。この
媒体運盤情報は媒体の取出し位置を示す移動元アドレス
と移動先アドレスパラメータとしてもつ。
【0030】更にホストコンピュータ30−1,30−
2のOS52−1,52−2は自己のライブラリサポー
トプログラム54−1,54−2が既に発行したマウン
ト命令の処理を行ってビジー状態にあるときには、別の
ホストコンピュータのライブラリサポートプログラムに
アクセスし、これが空き状態にあれば、他のホストコン
ピュータのライブラリサポートプログラムを使用してム
ーブコマンドを発行することができる。
【0031】このようなホストコンピュータ30−1,
30−2に設けたライブラリサポートプログラム54−
1,54−2でムーブコマンドに続いて発行された移動
先アドレスおよび移動元アドレスをパラメータとしても
つ媒体運搬情報は、ライブラリ装置32の対応するディ
レクタ34−1,34−3で受け取られ、共通に設けた
命令キュー40に例えばMOVE〜に示すように格
納保持される。
【0032】命令キュー40に格納された媒体運搬情報
MOVE〜は、プライマリ側のディレクタ34−1
側に設けた命令割当処理部100により読み出される。
この場合、マシン・コントローラ42−1,42−2の
制御のもとにアクセッサ12−1,12−2の同時動作
となるように、命令キュー40から媒体運搬情報を取り
出してアクセッサ・コントローラ38−1,38−2に
割り当てる。
【0033】ここで、図4に示したライブラリ装置32
におけるセルブロック10の収納位置については、16
進で「C000〜CFFF」内のセルアドレスが割り当
てられ、また12台の記録再生装置44−1〜44−1
2については同じく16進で「D000〜D00F」が
割り当てられる。更に、アクセッサ12−1,12−2
の各ロボットハンドについても固有のセルアドレスを割
り当てる。
【0034】このようなライブラリ装置で媒体カートリ
ッジが位置する全ての部分に一連のセルアドレスを定義
することで、ホストコンピュータ30−1,30−2
は、ライブラリ装置32における媒体の位置を意識する
ことなくセルブロック10の場合と全く同様に移動元セ
ルアドレスと移動先セルアドレスを媒体運搬情報として
もつムーブコマンドを発行することができる。
【0035】更に本発明にあっては、ディレクタ34−
1,34−3に命令組み換え部200を設けており、ア
クセッサ12−1,12−2の媒体運搬動作中の空き時
間を使用し、命令キュー40に格納された複数の媒体搬
送情報の実行手順を最適とするようにシミュレーション
に基づいて組み換える。図6は図5に示したホストコン
ピュータ30−1のプログラム構成の詳細を示す。図6
において、ホストコンピュータ30−1で任意のジョブ
56が実行されると、ジョブ56によってOS52−1
のジョブコントロールプログラム58が起動し、ライブ
ラリ装置32に対する入出力要求が発生する。この入出
力要求はデータマネージメントプログラム60に与えら
れ、リードコマンドあるいはライトコマンドを作成し、
データ変換プログラム62を介してライブラリサポート
プログラム54−1をアクセスする。
【0036】データ変換プログラム62は元来、ライブ
ラリ装置32がオペレータの操作を前提に構築されてい
ることから、コンソールパネル64に設けたCRTにデ
ータ表示を行うデータ形式に変更しており、この変換デ
ータをライブラリサポートプログラム54−1はそのま
ま受け付けることができる。OS52−1からライブラ
リサポートプログラム54−1に対するOS要求コマン
ドは、図7のマウントコマンド70に示すように リードまたはライトのコマンドコード ボリューム番号等の媒体番号 セクタアドレス データ長 を少なくとも指定している。
【0037】また、ライブラリサポートプログラム54
−1に対しては外部に制御用ディスク装置45が設けら
れ、制御用ディスク装置45から制御テーブルを読み込
み、この制御テーブルを使用してライブラリ装置32に
対しムーブコマンドに続いて発行する媒体運搬情報を作
成する。即ち、ライブラリサポートプログラム54は図
7に示すように、MTUテーブル72とセルテーブル7
4を使用してムーブコマンドを発行する。
【0038】ムーブコマンド発行時のホストコンピュー
タとライブラリ装置のディレクタとの間のやり取りは次
のようになる。 ホストコンピュータが論理アドレスを指定したI/O
スタートコマンドとしてのムーブコマンドを発行する。 ムーブコマンドを受領したディレクタは、命令キュー
40の空きを調べ、空きがあれは受領可能応答を返す。
命令キュー40に空きがなければビジー応答を返す。
【0039】受領可能応答を受けたホストコンピュー
タは、媒体運搬情報を発行する。 媒体運搬情報を受領したディレクタは、命令キュー4
0に格納する。 ディレクタは命令キューから媒体搬送情報をとり出し
てアクセッサ・コントローラに送り、マシン・コントロ
ーラを経由してアクセッサに媒体の運搬動作を実行させ
る。
【0040】アクセッサによる媒体の搬送動作が終了
すると、ディレクタはホストコンピュータに命令の実行
終了を通知する。図7はライブラリサポートプログラム
54から4つの媒体運搬情報〜を発行する様子を示
している。ライブラリサポートプログラム54は、まず
OSからの媒体番号によりセルテーブル74を参照し、
媒体の収納位置を示す例えばセルアドレス=C000を
求める。同時に、MTUテーブル72を参照し、例えば
先頭の空きフラグが立っている未使用状態にあるMTU
アドレス=D000を求める。
【0041】そしてセルテーブル74から求めたセルア
ドレスC000を移動元アドレス、MTUテーブル72
から求めたMTUアドレスD000を移動先アドレスと
した媒体運搬情報をライブラリ装置32に発行する。
残りの媒体運搬情報〜についても、それぞれのマウ
ントコマンドに対応して図示のセルアドレス及びMTU
アドレスを発行する。
【0042】尚、図7にあっては、セルブロックから記
録再生装置に媒体カートリッジを運搬する4つの媒体運
搬情報〜の発行を例にとっているが、媒体カートリ
ッジを記録再生装置に運搬してロードした後にライトあ
るいはリードが完了すると、記録再生装置から元のセル
ブロックのセルアドレスに戻す必要があるため、媒体運
搬情報〜に対応した戻し用の媒体運搬情報をライブ
ラリサポートプログラム54が同時に作成している。こ
の戻し用の媒体運搬情報はライブラリ装置32よりライ
トあるいはリードの完了ステータスの通知を受けてから
戻し用のムーブコマンドのとして発行することになる。
【0043】図8は図5のディレクタ30−1に設けた
命令割当処理部100により命令キュー40に格納され
た媒体運搬情報に基づく搬動作となるように運搬動作命
令として割り当てるための処理動作を示したフローチャ
ートである。図8に示す処理にあっては、アクセッサ1
2−1,12−2の状態により次のモード1〜モード4
に分かれる。
【0044】モード1:アクセッサ12−1,12−2
が共に待機中 モード2:アクセッサ12−1が動作中でアクセッサ1
2−2が待機中 モード3:アクセッサ12−1が待機中でアクセッサ1
2−2が動作中 モード4:アクセッサ12−1,12−2が共に動作中 [モード1]このモード1の処理はアクセッサ12−
1,12−2が共に待機中(レデー状態)のときであ
る。モード1にあっては、命令キュー40にホストコン
ピュータ30−1,30−2から転送された媒体運搬情
報が格納され、所定の命令取出し条件が成立すると図8
の処理が開始される。この命令取出し条件は、例えば命
令キュー40に少なくとも2つの媒体運搬情報が格納さ
れたときとする。勿論、必要に応じて適宜の命令取出し
条件を決めることができる。
【0045】命令キュー40の命令取出し条件が成立し
て図8の処理が開始されると、まずステップS1で優先
媒体運搬情報の有無をチェックする。ここで、優先媒体
運搬情報とは命令キュー40に媒体運搬情報を格納した
時点からの経過時間が例えば5分を越したタイムオーバ
ーとなった媒体運搬情報を意味する。ステップS1で優
先媒体運搬情報がなければステップS2でアクセッサ1
2−1が動作中か否かチェックし、このときモード1で
あることからアクセッサ12−1は待機状態にあり、次
のステップS3でアクセッサ12−2が動作中か否かチ
ェックする。
【0046】モード1にあってはアクセッサ12−2も
待機中であることから、ステップS4に進む。ステップ
S4では命令キュー40に格納されている複数の媒体運
搬情報の1つを基準媒体運搬情報として設定する。基準
媒体運搬情報の設定は複数の媒体運搬情報の中の最も古
い媒体運搬情報とする。この基準媒体運搬情報の設定の
仕方も必要に応じて適宜に定めることができ、時間的条
件以外に、セルブロックにおける位置等に基づいて設定
してもよい。
【0047】ステップS4で例えば最も古い媒体運搬情
報を基準情報として設定すると、続いてステップS5で
アクセッサ12−2で同時実行可能な媒体運搬情報があ
るか否かチェックする。これを図10について具体的に
説明する。いま命令キュー40に4つの媒体運搬情報
〜が格納されており、このセルアドレスが図10の
〜に示す媒体カートリッジを指定していたとする。
【0048】基準媒体運搬情報としては、時間的に最も
古い媒体運搬情報が設定され、これが主装置としての
アクセッサ12−1に割り当てられる。ステップS5に
あっては、この状態でアクセッサ12−2で同時に実行
可能な媒体運搬情報が存在するか否かチェックする。ア
クセッサ12−1に媒体運搬情報を割り当てた場合に
は、媒体運搬情報のセルアドレスの右側がアクセッサ
12−2でアクセス可能な領域A2 となる。このアクセ
ス可能領域A2 には他の媒体運搬情報〜のセルアド
レスで指定された媒体位置があることから、ステップS
5にあってはアクセッサ12−2で同時実行可能な媒体
運搬情報ありと判定し、ステップS6に進む。ステップ
S6にあっては、同時実行可能な媒体運搬情報が〜
の3つあることから、ステップS7に進み、3つの媒体
運搬情報〜の中の最適媒体運搬情報を選択する。
【0049】この最適媒体運搬情報の選択はアクセッサ
12−2の現在位置を基準に見て最も近い位置にある媒
体運搬情報を選択する。図9の場合には、媒体運搬情報
がアクセッサ12−2に最も近い最適情報として選択
される。このようにして最適媒体運搬情報として選択さ
れた媒体運搬情報は、ステップS8でアクセッサ12
−2側に割り当てられる。
【0050】一方、ステップS5でアクセッサ12−2
で同時に実行可能な媒体運搬情報がなければ、ステップ
S9で基準媒体運搬情報をアクセッサ12−2に割り当
てる。以上のモード1によるアクセッサ12−1,12
−2の両方またはアクセッサ12−1のみに対する媒体
運搬情報の割当てが済むと、割当てを受けたアクセッサ
・コントローラ38−1,38−2の制御のもとにマシ
ンコントローラ42−1,42−2によってアクセッサ
12−1,12−2による媒体運搬動作が行われる。例
えば図10の場合には、アクセッサ12−1,12−2
が同時に起動し、アクセッサ12−1は媒体運搬情報
のセルアドレスに移動してロボットハンド28により媒
体カートリッジを取り出し、同時にアクセッサ12−2
が媒体運搬情報のセルアドレスに移動して、ロボット
ハンド28により媒体カートリッジを取り出す。アクセ
ッサ12−1,12−2のいずれか一方または両方によ
る媒体運搬の終了ステータスを受けると、図8の処理動
作が再度、起動される。 [モード2]前述したモード1による媒体運搬情報割当
てに基づくアクセッサ12−1,12−2の動作で最初
にアクセッサ12−1の運搬動作が終了すると、モード
2に従った次の媒体運搬情報割当てが行われる。即ち、
アクセッサ12−1の運搬動作終了で図8の処理動作が
再度起動され、ステップS2でアクセッサ12−1の動
作終了が判別されてステップS3に進み、アクセッサ1
2−2が動作中であることからステップS10に進む。
【0051】ステップS10にあっては、待機状態にあ
るアクセッサ12−1で同時実行可能な媒体運搬情報が
命令キュー40にあるか否かチェックする。同時実行可
能な媒体運搬情報が命令キュー40にあれば、ステップ
S11で複数の媒体運搬情報あるか否かチェックし、複
数の媒体運搬情報あればステップS12で現在のアクセ
ッサ12の位置から見て最短距離にあるセルアドレスを
もつ媒体運搬情報を最適な媒体運搬情報として選択す
る。
【0052】勿論、同時実行可能な媒体運搬情報が1つ
しかないときにはステップS12の処理は行わない。続
いてステップS13で待機中にあるアクセッサ12−1
に選択した媒体運搬情報を割り当て、アクセッサ・コン
トローラ38−1の制御のもとにアクセッサ12−1の
媒体運搬を起動させる。 [モード3]モード3の媒体運搬情報の割当てはアクセ
ッサ12−1,12−2の同時動作中に最初にアクセッ
サ12−2の運搬が終了した場合である。このアクセッ
サ12−2の運搬終了により図8の処理が再度起動さ
れ、ステップS2でアクセッサ12−1の動作中を判別
してステップS14に進み、アクセッサ12−2は動作
を終了していることからステップS15に進む。ステッ
プS15にあっては、現在待機中のアクセッサ12−2
で同時実行可能な媒体運搬情報が命令キュー40にある
か否かチェックする。
【0053】命令キュー40に同時実行可能な媒体運搬
情報があればステップS16に進み、複数の媒体運搬情
報があるか否かチェックする。複数の媒体運搬情報があ
ればステップS17でアクセッサ12−2の現在位置か
ら最も近いセルアドレスをもつ媒体運搬情報を最適な媒
体運搬情報として選択し、ステップS18でアクセッサ
12−2に媒体運搬情報を割り当ててアクセッサ・コン
トローラ38−2の制御のもとに媒体運搬動作を行わせ
る。
【0054】一方、ステップS15でアクセッサ12−
2で同時実行可能な媒体運搬情報が命令キュー40にな
かった場合にはステップS19に進み、現在アクセッサ
12−1で実行している基準となる基準媒体運搬情報を
変更する。続いてステップS20で基準媒体運搬情報の
変更を命令キュー40の全媒体運搬情報について行った
か否か確認し、ステップS15に戻り、変更した基準媒
体運搬情報についてアクセッサ12−2で同時実行可能
な媒体運搬情報があるか否かチェックする。
【0055】このステップS19におけるアクセッサ1
2−1の基準媒体運搬情報の変更を図11について具体
的に示すと、次のようになる。図11は命令キュー40
に命令媒体運搬情報〜が格納された状態での動作を
示している。まず、媒体運搬情報が基準媒体運搬情報
として設定され、アクセッサ12−1に割り当てられ
る。アクセッサ12−1は基準媒体運搬情報のセルア
ドレスに対する運搬動作を行っている。このときアクセ
ッサ12−2でアクセス可能な領域A21は媒体運搬情報
のセルアドレスの右側であり、このアクセス可能領域
21には命令キューの残りの媒体運搬情報,は存在
しない。
【0056】このため、この場合には図8のステップS
15で、アクセッサ12−2で同時実行可能な媒体運搬
情報なしと判定され、ステップS19に進む。ステップ
S19にあっては、現在のアクセッサ12−1に割り当
てた基準媒体運搬情報の次に格納されている媒体運搬
情報に基準媒体運搬情報を変更する。そして、この基
準媒体運搬情報について、ステップS15でアクセッ
サ12−2で同時実行可能な媒体運搬情報があるか否か
チェックする。
【0057】基準媒体運搬情報に変更した場合には、
アクセッサ12−2でアクセス可能な領域はA22とな
り、このアクセス可能領域A22には次の媒体運搬情報
のセルアドレスが存在する。従って、アクセッサ12−
2で同時実行可能な媒体運搬情報ありと判別され、ステ
ップS18でアクセッサ12−2に対し媒体運搬情報
の割当てが行われる。
【0058】この場合の媒体運搬情報の割当てを受け
たアクセッサ12−2の起動は、アクセッサ12−1に
よる媒体運搬情報の運搬終了を起動条件とする。この
ようにアクセッサ12−1側の基準媒体運搬情報を変更
して他のアクセッサ12−2で同時実行可能な媒体運搬
情報を検索する処理は一種の予測最適制御であり、これ
によって、可能な限り、2台のアクセッサ12−1,1
2−2の同時動作による媒体運搬を実現することができ
る。 [モード4]モード4にあっては、アクセッサ12−
1,12−2が共に動作中であることから、命令キュー
40の命令取出し条件が成立して図8の処理が起動して
も、ステップS1,S2,S14を経て媒体運搬情報の
割当ては特に行わない。 [タイムオーバーした媒体運搬情報の処理]本発明の2
台のアクセッサ12−1,12−2の同時動作による媒
体運搬にあっては、命令キュー40に格納された複数の
媒体運搬情報の中から図8のフローチャートのモード1
〜モード4の条件に従って媒体運搬情報の割当てを行っ
ても、同時動作が不可能なために取り残される媒体運搬
情報がどうしても生ずる。そこで、命令キュー40に格
納された媒体運搬情報について格納時間を監視し、例え
ば設定時間5分を越えてタイムオーバーした媒体運搬情
報について、優先処理を指示する優先フラグをセットす
る。
【0059】そして、図8のステップS1で命令キュー
40の中にタイムオーバーした優先フラグ付きの媒体運
搬情報があるか否かチェックし、もし優先媒体運搬情報
があれば図9のステップS21以降の処理に進む。図9
において、まずステップS21でアクセッサ12−1が
動作中か否かチェックし、待機状態にあればステップS
22でアクセッサ12−2が動作中か否かチェックし、
同じく待機中にあれば、ステップS23で優先媒体運搬
情報をアクセッサ12−1に割り当て、次のステップS
24で、アクセッサ12−2で同時実行可能な媒体運搬
情報の有無をチェックする。
【0060】同時実行可能な媒体運搬情報が複数あれば
ステップS25からステップS26に進み、アクセッサ
12−2の現在位置から最も近い位置にある媒体運搬情
報を最適な媒体運搬情報として選択し、ステップS27
でアクセッサ12−2に媒体運搬情報を割り当て、優先
媒体運搬情報をアクセッサ12−1で実行すると同時
に、優先媒体運搬情報と同時実行可能な媒体運搬情報を
アクセッサ12−2で実行する。
【0061】一方、ステップS12でアクセッサ12−
2のみが動作中であった場合にはステップS28に進
み、このとき待機状態にあるアクセッサ12−1に優先
媒体運搬情報を割り当てて、タイムオーバーした媒体運
搬情報を実行する。更に、ステップS21,S29でア
クセッサ12−1が動作中でアクセッサ12−2が待機
状態にあることが判別されるとステップS30に進み、
優先媒体運搬情報を現在待機中のアクセッサ12−2に
割り当てて実行させる。
【0062】このようなステップ21〜S30に示すタ
イムオーバーした媒体運搬情報の優先処理により、命令
キュー40に同時実行できずに媒体運搬情報が残って
も、例えば5分を越えると強制的に実行され、同時実行
を行っても極端に処理時間が長くなるような事態を回避
することができる。次に図5のディレクタ34−1に設
けた命令組み換え部200の詳細を説明する。図12は
図5のディレクタ34−1に設けられた命令組み換え部
の機能ブロックを示し、組み換え制御部210,組合せ
テーブル生成部212,シミュレート部214,時間計
算部220で構成される。組み換え制御部210はアク
セッサ12−1,12−2で媒体運搬動作が行われてい
る空き時間を認識すると、組合せテーブル生成部212
及びシミュレート部214を起動し、命令キュー40に
格納された複数の媒体運搬情報の最適な実行手順の組み
換え処理を行う。
【0063】組合せテーブル生成部212は現在、命令
キュー40に格納されている媒体運搬情報についての実
行順番の全ての組合せテーブルを生成する。例えば図1
3に示すように、命令キュー40に4つの媒体運搬情報
A,B,C,Dが格納されていたとすると、この4つの
媒体運搬情報A,B,C,Dについて実行順番の全ての
組合せをもつ16通りのテーブルを作成する。このよう
にして作成されたテーブルはテーブルID=0〜15で
区別される。一般的には命令キュー40の格納数をnと
すると、2n のテーブルが作成される。
【0064】シミュレート部214は組合せテーブル作
成部212で作成された全テーブルを対象に、テーブル
毎に2台のアクセッサ30−1,30−2の両方を同時
に動作して媒体運搬を行わせるシミュレーションを実行
し、このシミュレーションにおける運搬時間を時間計算
部220で計算する。ここで時間計算部220による媒
体搬送時間について詳細に説明する。図14はセルブロ
ック10に対し媒体搬送を行なうアクセッサ12を示し
たもので、アクセッサ12の走行方向をX方向、アクセ
ッサ12に設けたロボットハンド15の移動方向をY方
向とする。
【0065】まずX方向の媒体搬送時間Txを説明す
る。アクセッサ12のX方向の走行性能は例えば次のよ
うになる。 最高速度Vmx=2.033(m/s) 加速度 a1x=1.116(m/s2 ) 減速度 a2x=1.346(m/s2 ) 図15はアクセッサ12をX方向に加速して最高速度で
等速走行させた後に、減速停止した際の速度線図であ
る。図15の停止状態から加速して最高速度Vmxに達す
るまでの時間t1xは、 t1x=Vmx/a1x=1.822(s) であり、また最高速度Vmxから減速停止するまでの時間
x2は、 tx2=Vmx/a2x=1.510(s) である。その間に進む距離S1x,S2xは、それぞれ S1x=0.5×a1x×t1x=0.5・Vmx 2 /a1x
1.852(m) S2x=0.5×a2x×tx2=0.5・Vmx 2 /a2x
1.535(m) となる。従って、最高速度Vmxに達したら等速走行なし
に減速停止させた時の距離は、 S1x+S2x=3.387(m) となる。ここでセルのX方向のサイズは例えば0.12
3(m)であることから、等速走行なしの場合のX方向
のセル数xは、 3.387/0.123=27.5コ となる。つまりセル数が27コまでは等速走行なし、2
8コからは等速走行ありとなる。この結果、アクセッサ
12が停止状態から加速して最高速度に到達し、等速走
行せずに直ちに減速して停止するまでの時間(1.82
2+1.510)secの間に(1.852+1.53
5)m進むから、xセル分進むのにTx時間かかるとす
ると、距離は時間の2乗に比例するから、 Tx2 :(0.123 ×x)=(1.822 +1.510 )2 :(1.
852 +1.535 ) の関係が得られる。従って、このときのX方向の媒体搬
送時間Txは、 Tx=(1.822 +1.510 )√{(0.123 ×x)/(1.85
2 +1.535 )} となる。よって、X方向の媒体搬送時間Txは、セル数
xにつき、 x≦27コ Tx=(1.22+1.510 )√{(0.123 ×x)/(1.852 +1.535 )} =3.332 ×√{(0.123 ×x)/3.387 } ・・・(1) x>27コ Tx={(x×0.123)-(1.852 +1.535)}/2.033 +(1.822+1.510) ・・・(2) となる。具体的に求めてみると次のようになる。 [セル数x] [搬送時間Tx(sec)] 1 0.6350 5 1.4198 10 2.0079 15 2.4592 20 2.8397 26 3.2377 27 3.2994 次にY方向の搬送時間Tyを説明する。アクセッサ12
に設けたハンドロボット31のY方向の走行性能は例え
ば次のようになる。 最高速度Vmy=0.567(m/s) 加速度 a1y=2.093(m/s2 ) 減速度 a2y=0.419(m/s2 ) ここでロボットハンド15を停止状態から加速して最高
速度Vmyに達するまでの時間t1yは、 t1y=Vmy/a1y=0.271(s) であり、また最高速度Vmyから減速停止するまでの時間
y2は、 ty2=Vmy/a2y=1.353(s) である。その間に進む距離S1y,S2yは、それぞれ S1y=0.5×a1y×t1y=0.5・Vmy 2 /a1x
0.077(m) S2y=0.5×a2y×tx2=0.5・Vmy 2 /a2x
0.384(m) となる。従って、最高速度Vmyに達したら等速走行なし
に減速停止させた時の距離は、 S1y+S2y=0.461(m) となる。ここでセルのY方向のサイズは例えば0.04
04(m)であることから、等速走行なしの場合のY方
向のセル数yは、 0.4604/0.0404=11.3 となる。つまりセル数が11コまでは等速走行なし、1
2コからは等速走行ありとなる。この結果、ロボットハ
ンド31が停止状態から加速して最高速度に到達し、等
速走行せずに直ちに減速して停止するまでの時間(0.
271+1.353)secの間に(0.077+0.
384)m進むから、yセル分進むのにTy時間かかる
とすると、距離は時間の2乗に比例するから、 Ty2 :(0.0404×y)=(0.271 +1.353 )2 :(0.
077 +0.384 ) の関係が得られる。従って、このときのy方向の媒体搬
送時間Tyは、 Ty=(0.271 +1.353 )√{(0.0404×y)/(0.07
7 +0.384 )} となる。よって、Y方向の媒体搬送時間Tyは、セル数
yにつき、 y≦11コ Ty=(0.271 +1.353 )√{(0.0404×x)/(0.077 +0.384 )} =1.624 ×√{(0.0404×x)/0.461 } ・・・(3) y>11コ Ty={(y×0.0404)-(0.077+0.384)}/0.567 +(1.852+1.535) ・・・(4) となる。具体的に求めてみると次のようになる。 [セル数y] [搬送時間Ty(sec)] 1 0.4808 3 0.8327 5 1.0750 7 1.2720 9 1.4422 10 1.5203 11 1.5945 このようなX方向およびY方向の媒体搬送時間Tx,T
yに基づき、時間計算部220は、ムーブアドレスとし
て指定された来先アドレスと行先アドレスからX方向の
移動セル数xおよびY方向の移動セル数yを求め、これ
を前記(1)〜(4)式から搬送時間Tx,Tyを求
め、媒体搬送時間Tを T=Tx+Ty として求める。勿論、媒体搬送時間Tは、セルからドラ
イブまでの媒体搬送時間T1と、ドライブからセルまで
の媒体搬送時間T2に分けて各々を求める。また媒体搬
送時間Tの算出は、前記計算式を解いてもよいし、セル
数x,yに対応した媒体搬送時間Tx,Tyを格納した
ルックアップテーブルを使用してもよい。
【0066】図16のフローチャートは図12に示した
命令組み換え部の処理動作を示す。2台のアクセッサ1
2−1,12−2が媒体運搬動作中の空き時間を認識す
ると、まずステップS1で組合せテーブル生成部212
が例えば図13に示すように、現在の命令キュー40に
格納されている格納情報の順番について全組合せとなる
テーブルを作成する。
【0067】続いてステップS2でテーブルを識別する
テーブルIDカウンタの値NをN=0に初期化し、ステ
ップS3でN=0で指定されるIDをもつテーブルを読
み出し、ステップS4で読み出したテーブルを対象にア
クセッサ実行時間を計算する。アクセッサ実行時間の計
算処理は図17のフローチャートにサブルーチンとして
詳細に示す。
【0068】ステップS4でアクセッサ実行時間の計算
が済むと、ステップS5で全テーブル終了の有無をチェ
ックし、終了していなければステップS6でテーブルI
Dカウンタの値Nを1つインクリメントし、次のテーブ
ルを読み出してアクセッサ実行時間の計算を繰り返す。
ステップS5で全テーブルの終了が判別されるとステッ
プS7に進み、各テーブル毎に求められたアクセッサ実
行時間の中から最大時間をもつテーブルを選択し、選択
したテーブル内容を命令キュー40に最適な実行手順と
してセットし、命令組み換え処理を終了する。
【0069】図17に示すアクセッサ実行時間の計算処
理にあっては、現在選択されているテーブルを対象に、
まずステップS1でテーブル格納位置を示すテーブルポ
インタTLをTL=0に初期化し、ステップS2でテー
ブルポインタTLで指定される位置の媒体運搬情報を取
り出す。続いてステップS3でアクセッサ12−1が動
作中か否かチェックし、動作中でなければステップS4
でアクセッサ12−2が動作中か否かチェックし、アク
セッサ12−2も動作中でなければステップS5に進
み、ステップS2で取り出した媒体運搬情報に基づい
て、アクセッサ12−1を動作したときの実行時間を計
算してロギングする。
【0070】一方、ステップS3でアクセッサ12−1
が動作中であった場合にはステップS6に進み、アクセ
ッサ12−2が動作中か否かチェックする。このときア
クセッサ12−2が動作中でなければステップS2に進
み、アクセッサ12−2のアクセス可能領域に現在取り
出した媒体運搬情報の移動元アドレス及び移動先アドレ
スがあるか否かチェックする。
【0071】アクセス可能領域でなければステップS8
に進み、現在動作中のアクセッサ12−1の実行終了に
基づく待ち時間を計算する。アクセス可能領域であれば
ステップS8の待ち時間の計算は行わない。続いてステ
ップS9でアクセッサ12−2の実行時間を計算する。
このときステップS8で待ち時間を計算していれば、ア
クセッサ12−2の実行時間に待ち時間を加えた時間を
実行時間とする。このステップS9における実行時間の
計算結果もロギングされる。一方、ステップS3,S6
でアクセッサ12−1,12−2が共に動作中であった
場合には、いずれかのアクセッサによる実行終了までの
待ち時間をステップS10で計算する。
【0072】更にアクセッサ12−2のみが動作中であ
った場合にはステップS4からステップS11に進み、
現在取り出した媒体運搬情報がアクセッサ12−1のア
クセス可能領域か否かチェックする。可能領域になけれ
ばステップS2で現在動作中のアクセッサ12−2の動
作終了までの待ち時間を計算し、アクセス可能領域であ
ればステップS12の待ち時間は計算しない。続いてス
テップS13でアクセッサ12−1の実行時間を計算す
る。このときステップS12で待ち時間を計算していれ
ば、実行時間に待ち時間を加えた時間を実行時間とす
る。
【0073】更にステップS5,S9,S13のいずれ
においても、もし媒体運搬情報の取出し時にアクセッサ
12−1,12−2の両方が動作中で、ステップS10
における待ち時間の計算が行われていた場合には、それ
ぞれの実行時間の計算結果にステップS10の待ち時間
を加えた時間を実行時間とする。ステップS15にあっ
ては、テーブルポインタTLからテーブル最終位置か否
かをチェックしており、テーブル最終位置に至るまでは
ステップS14でテーブルポインタTLを1つインクリ
メントしながらステップS2〜S12の処理を繰り返
す。最終位置であるとステップS16に進み、現在取り
出されたテーブルの媒体運搬情報について計算されたア
クセッサ12−1,12−2の合計実行時間を計算し、
これを現在取り出しているテーブルのアクセッサ実行時
間としてロギングしてステップS16の処理にリターン
する。
【0074】尚、上記の実施例は2台のホストコンピュ
ータに対しライブラリ装置に2系統、運搬系を設けた場
合を例にとっているが、必要に応じた適宜の数とするこ
とができる。
【0075】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、上位装置からの媒体運搬情報を複数パスで受けるこ
とができるため、上位装置から見たライブラリ装置の処
理性能を大幅に向上できる。また、複数パスで上位装置
から受けた媒体運搬情報を一括して命令キューに格納し
た後、複数の媒体運搬装置を同時実行するように最適な
媒体運搬情報の割当てを行うことから、命令キューに格
納された複数の媒体運搬情報を効率良く処理して処理性
能を大幅に向上できる。
【0076】また、従来のライブラリ装置の予備系統を
主系統と共に同時動作させることで、ライブラリ装置の
ファームウェアを本発明の処理を実行するものに変える
だけで簡単に実現でき、必要最低限のコスト増加で処理
性能を大幅に向上できる。さらに命令キューイング手段
に保持された命令の全ての順番の組合せをシミュレート
して最適な組み換えとすることで、最も効率の良い手順
で順番を発行して媒体運搬動作を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図
【図2】本発明のライブラリ装置の全体構成を示した説
明図
【図3】図2のアクセッサを取り出して示した説明図
【図4】本発明のハードウェア構成を示した実施例構成
【図5】本発明の処理機能を示した説明図
【図6】ホストコンピュータのプログラム構造を示した
説明図
【図7】ライブラリサポートプログラムによる媒体運搬
情報の発行機能を示した説明図
【図8】本発明の処理動作を示したフロートチャート
【図9】本発明の処理動作を示したフロートチャート
(続き)
【図10】命令キューの媒体運搬情報とセルアドレスの
関係を示した説明図
【図11】基準媒体運搬情報を更新する場合の命令キュ
ーの媒体運搬情報とセルアドレスの関係を示した説明図
【図12】図5のディレクタに設けた命令組み換え部の
実施例を示した機能ブロック図
【図13】図5の組合せテーブル生成部によるテーブル
生成を示した説明図
【図14】セルブロックに対するアクセッサの媒体搬送
方向の説明図
【図15】アクセッサによるX方向の速度線図
【図16】図5の命令キューの組換え処理を示したフロ
ーチャート
【図17】図16のアクセッサ実行時間の計算処理の詳
細を示したフローチャート
【符号の説明】
10:セルブロック(媒体保管庫) 12,12−1,12−2:セルアクセッサ(第1運搬
機構) 14:レール 16−1,16−2:デッキユニット 18−1,18−2:コントロールユニット 20:媒体投入排出口 22:走行部 24:支柱 26:リフト部 28:ロボットハンド 30−1,30−2:ホストコンピュータ 32:ライブラリ装置 35:システムバス 36−1,36−2:I/Oバス 34−1〜34−4:ディレクタ 38−1,38−2:アクセッサ・コントローラ 40:命令キュー(命令キューイング手段) 42−1,42−2:マシンコントローラ 44−1〜44−12:磁気テープ記録再生装置(MT
U) 45:磁気ディスク装置 52−1,52−2:OS 54−1,54−2:ライブラリサポートプログラム 56:ジョブ 58:ジョブコントロールプログラム 60:データマネージメントプログラム 62:データ変換プログラム 64:コンソールパネル 66:入出力サブプログラム 70:マウントコマンド 72:MTUテーブル 74:セルテーブル 100:命令割当部 200:命令組み換え部 210:組み換え制御部 212:組合せテーブル生成部 214:シミュレート部 220:時間計算部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大橋 裕樹 兵庫県加東郡社町佐保35 富士通周辺機株 式会社内 (72)発明者 嶋田 宏史 兵庫県加東郡社町佐保35 富士通周辺機株 式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の収納セルに記憶媒体をセル単位に保
    管する媒体保管庫(10)と、前記記憶媒体を使用して
    情報の記録と再生を行う記録再生装置(44)と、複数
    の上位装置(30−1,30−2)からの移動命令に基
    づき前記媒体保管庫(10)と記録再生装置(44)間
    で記憶媒体を運搬させる複数の媒体運搬装置(12−
    1,12−2)とを備えたライブラリ装置に於いて、 前記複数の上位装置(30−1,30−2)から前記複
    数の媒体運搬装置(12−1,12−2)のそれぞれに
    対し発行された移動命令を一括して格納保持する命令キ
    ューイング手段(40)と、 前記命令キューイング手段(40)に保持した移動命令
    を取り出して前記複数の媒体運搬装置(12−1,12
    −2)のいずれかに割当て媒体運搬を実行させる命令割
    当手段)(100)と、を備えたことを特徴とするライ
    ブラリ装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のライブラリ装置に於いて、
    前記命令割当手段(100)は、前記命令キューイング
    手段(40)に格納された複数の移動命令の内、時間的
    に古い移動命令から順番に取り出して待機状態にある前
    記媒体運搬機構(12−1,12−2)のいずれに実行
    させることを特徴とするライブラリ装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載のライブラリ装置に於いて、
    前記命令割当手段(100)は、前記複数の媒体運搬装
    置(12−1,12−2)のいずれか一方の媒体運搬装
    置(12−1)が動作中は、待機状態にある他方の媒体
    運搬装置(12−2)で同時に実行可能な移動命令を取
    り出して実行させることを特徴とするライブラリ装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載のライブラリ装置に於いて、
    前記命令配分手段(100)は、待機状態にある他方の
    媒体運搬装置(12−2)で同時に実行可能な移動命令
    が複数存在する場合は、該媒体運搬装置(12−2)の
    現在位置に最も近い位置アドレスをもつ移動命令を取り
    出して実行させることを特徴とするライブラリ装置。
  5. 【請求項5】請求項1記載のライブラリ装置に於いて、
    前記命令割当手段(100)は、主装置として定めた第
    1媒体運搬装置(12−1)に、前記命令キューイング
    手段(40)に格納された複数の移動命令の内、時間的
    に最も古い移動命令を基準命令として割当てて実行さ
    せ、該第1媒体運搬装置(12−1)の実行中に待機状
    態にある第2媒体運搬装置(12−2)で同時に実行可
    能な移動命令が存在しない場合には、前記基準アドレス
    を変更して該第2媒体運搬装置(12−2)で同時に実
    行可能な移動命令を検索することを特徴とするライブラ
    リ装置。
  6. 【請求項6】請求項5記載のライブラリ装置に於いて、
    前記命令割当手段(100)は、前記命令キューイング
    手段(40)に命令格納からの経過時間が所定時間を越
    える時間超過命令が存在する場合には、該時間超過命令
    を優先的に前記媒体運搬装置(12−1,12−2)に
    割当てて実行させることを特徴とするライブラリ装置。
  7. 【請求項7】請求項1記載のライブラリ装置に於いて、
    さらに、前記命令キューイング手段(40)に格納され
    た複数の命令を対象に、全ての実行順番の組合せを生成
    すると共に各実行順番の組合せにつき複数の媒体運搬装
    置(12−1,12−2)による媒体運搬のシミュレー
    ションを実行し、最も効率良く媒体運搬を実行できる順
    番に前記命令キューイング手段(40)の実行手順を組
    み換える命令組み換え手段(200)を設けたことを特
    徴とするライブラリ装置。
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