JPH0744209A - 車両用消費電力制御装置 - Google Patents

車両用消費電力制御装置

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JPH0744209A
JPH0744209A JP5189488A JP18948893A JPH0744209A JP H0744209 A JPH0744209 A JP H0744209A JP 5189488 A JP5189488 A JP 5189488A JP 18948893 A JP18948893 A JP 18948893A JP H0744209 A JPH0744209 A JP H0744209A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power consumption
ecu
state
vehicle
cpu
Prior art date
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Pending
Application number
JP5189488A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuhiko Morita
光彦 森田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
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Publication of JPH0744209A publication Critical patent/JPH0744209A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 通信線が断線した場合でも、ECUを低消費
電力状態に移行させる。 【構成】 S1でT1秒以上信号を受信しなかった場合
には、タイマーT2を0にして(S6)、その時間を計
測する。S7でT2が10秒以上になった場合には、故
障と判定する。そして、S13でスイッチが操作されな
い時間T3が5分を越えた場合に、低消費電力状態であ
るスリープモードに移行する(S16)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両に搭載される各種
機器を制御するための制御ユニットにおける消費電力を
制御する車両用消費電力制御装置、特に複数の制御ユニ
ットを通信線で接続したものに関する。
【0002】
【従来の技術】近年の車両制御の電子化、高機能化に伴
い電子的に制御する車載機器数が増大している。そこ
で、これら機器の制御のために多数の信号を伝達しなけ
ればならず、空間的に離れた位置における機器を結ぶ電
線(以下、ワイヤハーネスという)の量、長さとも増大
してきている。そして、これら電線の増加によって車両
の重量増加、組み付け性の悪化等の問題が生じてきてい
る。
【0003】特に、車載機器の高機能化に伴い、例え
ば、シート位置、チルトハンドル位置、各ドアにおける
ロックやウィンドウの開閉等の制御も電子的に制御する
ようになってきている。そこで、これら機器をブロック
毎に分け、そのブロックに対応した制御ユニット(以
下、ECUという)を設け、ブロック内で可能な処理を
済ませる分散制御系にし、各ECU間において必要な信
号は多重通信することによって、車両ワイヤーハーネル
の省線化が行われている。
【0004】ここで、各制御ユニットは、それぞれ車載
バッテリからの電力供給をうけて動作するものであり、
イグニッションキーが引き抜かれているような車両が休
止状態にある場合には、その消費電力を低減しなければ
ならない。一方、車両の盗難を検出した時にホーンやハ
ザードランプを作動させる公知の車両盗難防止装置や、
ワイヤレスドアロック装置などは、車両が休止状態にあ
る場合でも作動させなければならない。そこで、ECU
も動作状態に維持しなければならない。ところが、すべ
てのECUを常に動作状態に維持すると、その電力消費
量が大きくなり、バッテリの消耗が大きくなってしま
う。
【0005】そこで、特開昭62−46737号公報で
は、ある1つのECUにおいて、車両の休止状態を認識
した場合には、他のECUに低消費状態へ移行すること
の移行指令を送信し、各ECUは、この指令に応じて低
消費状態に移行する。これによって、多数のECUを有
する場合においても、車両の休止状態時に各ECUを低
消費電力状態に移行させることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、移行指令を伝送するための通信線が断線した
場合には、移行信号を受信できないECUが生じる。そ
して、このようなECUは、低消費電力状態に移行でき
ないため、ここにおいて電力が消費されてしまうという
問題点があった。また、特定のECUが他のECUに対
し、移行指令を送信するため、この特定のECUが故障
したり、このECUからの通信線が断線した場合には、
すべてのECUが低電力消費状態に移行できなくなって
しまうという問題点があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、車両内に配設
され、通信線によって接続された複数の制御ユニットに
おける電力消費状態を制御する車両用消費電力制御装置
であって、各制御ユニットは、所定周期で所定の周期デ
ータを他のユニットに対し送信する送信手段と、他のユ
ニットからの周期データを受信する受信手段と、そのユ
ニットの消費電力モードを低消費電力モードまたは大消
費電力モードに切り換えるモード切り換え手段と、上記
受信部において、上記周期データを受信しない状態が所
定時間以上継続した時に上記モード切り換え手段により
当該制御ユニットを低消費電力モードに移行させるモー
ド切り換え制御手段とを有することを特徴とする。
【0008】
【作用】このように、受信手段により周期データを受信
しない状態が所定時間続いた場合には、各制御ユニット
が自己の判定により、低消費電力モードに移行する。し
たがって、断線等によって、低消費電力モードへ移行す
るための信号を受信できない状態になっても、各制御ユ
ニットを低消費電力モードに移行させることができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面に基づ
いて説明する。図1は、複数のECUの接続状態を示す
ブロック図であり、バッテリ10の電源線にはボデーE
CU14、チルテレECU16、シートECU18、F
RドアECU20、FLドアECU22、RRドアEC
U24、RLドアECU26が接続されている。ここ
で、ボデーECU14は、運転席から操作できるイグニ
ッションスイッチ、ライト、ワイパー等の情報を取り扱
い、チルテレECU16はステアリングの位置(チル
ト、テレスコピックによる位置)の制御、シートECU
18は、運転席のシートの位置、角度等の制御、各ドア
ECU20〜26はドアロック、パワーウィンドウ等の
制御を取り扱う。
【0010】そして、本実施例では、各ECU同士を1
本の通信線で接続し、各ECU間の通信は多重通信で行
っている。この多重通信は、例えば各ECUが送信する
前に他のECUから信号が通信線上にないかを確認する
CSMA/CD方式が用いられる。
【0011】図2は、各ECUの構成を示すブロック図
であり、基本的構成はどのECUでも同一であり、入出
力される信号の種類や制御対象となるアクチュエータの
駆動よう出力信号が異なる程度である。すなわち、各E
CUは、通信IC32およびCPU34を有し、CPU
34には各種(この例では2つ)のスイッチ36、38
のオンオフについての信号が入力される。ここで、スイ
ッチ36、38は一端はそれぞれアースに接続され、他
端はプルアップ手段40によって電源電位にプルアップ
された通信線を介しCPU34に接続されている。従っ
て、スイッチ36、38がオンになると、CPU34へ
の入力がHからLに変化する。また、この2つの通信線
の状態は、オア回路42を介し、CPU34のウェイク
アップ端子に入力される。このウェイクアップ端子は、
ここへの入力がLとなったことでスイッチ36,38が
操作されたことを認識し、CPU34を低消費電力状態
(スリープ状態)から通常の大消費電力の動作状態(ウ
ェイクアップ状態)に移行させるための入力端子であ
る。そして、通信IC32には、通信線が接続されてお
り、この通信線を介し、各ECU間における信号の送受
信が行われる。
【0012】そして、通常時は、ドライバーのスイッチ
操作情報入力を一番多く持っているECU、例えばボデ
ーECU14がドライバーが車から離れたことを検出
し、この時に、すべてのECUに対し低消費電力モード
(スリープモード)に移行する指令を送信する。各EC
Uはこの指令を受けてCPUをスリープさせる。なお、
ドライバーが車から離れたことの検出は、イグニッショ
ンスイッチがオフされた後所定時間経過した、エンジン
キーが抜かれた、全ドアロックされた等により検出する
と良い。
【0013】ここで、本実施例では、各ECUが一定時
間ごとに所定の信号を全ECU宛ての信号を送信すると
共に、一定時間以上他のECUからの信号を受信しない
場合に低消費電力のスリープモードに移行する。この動
作について、図3のフローチャートに基づいて説明す
る。
【0014】まず、T1秒内に他のECUが周期的に送
信する信号を受信したかを判定する(S1)。例えば、
各ECUは1秒ごとに全ECU宛てに信号を送信するも
のとし、T1を1秒に設定する。図1の例では、7つの
ECUが存在するため、1秒間に6個の信号が受信可能
である。また、この信号は、内容のない信号でも、内容
のあるものでも良い。そして、信号を受信していた場合
には、何等処理は必要ないため、フラグF1,F2を
「0」にクリアすると共に、T1,T2,T3を「0」
にクリアする(S2,S3)。一方、T1秒内に信号を
受信していなかった場合には、フラグF1が「1」か否
かを判定する(S4)。このF1は、T1秒ごとに信号
を受信できなかった場合に「1」にセットされるフラグ
であり、最初は「0」にセットされている。このため、
初めてT1秒内に信号を受信しなかった場合には、F1
は「0」であり、NOになる。この場合、F1を「1」
にセットすると共に、タイマーの計測時間T2を「0」
にクリアする(S5,S6)。したがって、このT2の
値により、フラグF1がセットされてからの時間を検出
することができる。
【0015】S4において、すでにフラグ「1」であっ
た場合およびS5,6においてフラグF1およびタイマ
ーT2のセットを行った場合には、タイマーT2が10
秒以上かを判定する(S7)。この10秒というのは、
1秒ごとの信号の受信が行われていないとの判定を完全
にするための時間であり、1秒でも15秒でも良い。そ
して、10秒を経過していない場合には、処理ループの
最初に戻る。
【0016】一方、T2が10秒を越えていた場合に
は、通信線の断線等の故障が発生したものと判定し、自
己の信号入力状態に応じて、独立して、スリープモード
に移行するための処理に入る。
【0017】すなわち、故障を示すフラグF2が「1」
であるかを判定し(S8)、「1」でなかった場合に
は、これを「1」にセットすると共に、スリープモード
に移行するためのタイマーT3を「0」にセットする
(S9,S10)。そして、入力されてくるスイッチ3
6、38の状態からスイッチが操作されたか否かを判定
する(S11)。これは、通信線の断線等により、他の
ECUからの信号を受信できない状態になってもそのE
CU自体としては、独立して制御動作を行わなければな
らないため、スイッチが操作された場合にはT3をクリ
アして(S12)、スリープモードに移行しないように
しておく。
【0018】次に、T3が5分を越えたかを判定する
(S13)。この5分という値は、一例であって、入力
がない場合にスリープモードに移行するための判定を行
うための値である。そして、T3が5分以下であれば、
処理ループの最初に戻り、T3のチェックを繰り返す。
一方、T3が5分を越えた場合には、車両が駐車された
等、ECUが動作可能な状態になくても良いと判定され
るため、フラグF1,F2、タイマーT2,T3をクリ
アし(S14,S15)、スリープモードに移行する
(S16)。なお、スリープモードは、低電力消費状態
であり、ウェイクアップ端子の入力がLになることによ
って、動作状態に移行し、この処理ループに移行する。
このように、本実施例によれば、他のECUからの信号
を受信しない状態になった場合には、そのECUが独立
して、スリープモードに移行したり、動作状態に移行し
たりする。そこで、他のECUからの信号(例えばイグ
ニッションオフの信号)によって、スリープモードに移
行するほかに、通信線等が断線して、このような信号を
受信できない状態になった場合にも、自己のECUの状
態を判断して、スリープモードに移行することができ
る。例えば、ドアのECUが、周期信号を受信できない
状態になった時は、ウィンドウの操作等そのECUが管
理するドアについての操作が5分以上行われない場合
に、スリープモードに移行する。
【0019】また、複数のECUがそれぞれ、信号を所
定時間ごとに送信するため、1つのECUが故障によっ
て、信号を送出できなくなっても、他のECUが誤動作
することがない。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る車両
用消費電力制御装置によれば、周期的に発っせられる信
号を受信できない状態では、これを検出してECUが自
動的にて消費電力状態に移行する。したがって、通信線
が断線したような場合にも、ECUが独立して低電力消
費状態に移行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の構成を示すブロック図である。
【図2】実施例のECUの構成を示すブロック図であ
る。
【図3】実施例の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 バッテリ 14,16,18,20,22,24,26 ECU 32 通信IC 34 CPU

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両内に配設され、通信線によって接続
    された複数の制御ユニットにおける電力消費状態を制御
    する車両用消費電力制御装置であって、 各制御ユニットは、 所定周期で所定の周期データを他のユニットに対し送信
    する送信手段と、 他のユニットからの周期データを受信する受信手段と、 そのユニットの消費電力モードを低消費電力モードまた
    は大消費電力モードに切り換えるモード切り換え手段
    と、 上記受信部において、上記周期データを受信しない状態
    が所定時間以上継続した時に、上記モード切り換え手段
    により当該制御ユニットを低消費電力モードに移行させ
    るモード切り換え制御手段と、 を有することを特徴とする車両用消費電力制御装置。
JP5189488A 1993-07-30 1993-07-30 車両用消費電力制御装置 Pending JPH0744209A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5189488A JPH0744209A (ja) 1993-07-30 1993-07-30 車両用消費電力制御装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP5189488A JPH0744209A (ja) 1993-07-30 1993-07-30 車両用消費電力制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0744209A true JPH0744209A (ja) 1995-02-14

Family

ID=16242109

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5189488A Pending JPH0744209A (ja) 1993-07-30 1993-07-30 車両用消費電力制御装置

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JP (1) JPH0744209A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6393571B1 (en) 1997-12-12 2002-05-21 Leopold Kostal Gmbh & Co. Electronic circuit for actuating a microprocessor with prompting and action signals
JP2007112364A (ja) * 2005-10-21 2007-05-10 Toyota Motor Corp 車載電源システム
CN104029645A (zh) * 2014-03-12 2014-09-10 武汉英泰斯特电子技术有限公司 实现低功耗的车辆远程控制系统及该系统的控制方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6393571B1 (en) 1997-12-12 2002-05-21 Leopold Kostal Gmbh & Co. Electronic circuit for actuating a microprocessor with prompting and action signals
JP2007112364A (ja) * 2005-10-21 2007-05-10 Toyota Motor Corp 車載電源システム
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