JPH0744172A - 自動演奏装置 - Google Patents

自動演奏装置

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JPH0744172A
JPH0744172A JP5208502A JP20850293A JPH0744172A JP H0744172 A JPH0744172 A JP H0744172A JP 5208502 A JP5208502 A JP 5208502A JP 20850293 A JP20850293 A JP 20850293A JP H0744172 A JPH0744172 A JP H0744172A
Authority
JP
Japan
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chord
fret
key
pitch
designating
Prior art date
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Pending
Application number
JP5208502A
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English (en)
Inventor
Suehiro Iwayama
季裕 岩山
Katsuhiro Toyoda
克浩 豊田
Kenji Morita
賢二 盛田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Roland Corp
Original Assignee
Roland Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】コードのルート音を指定する手段とコードのコ
ード・タイプを指定する手段とを設け、これらの手段の
操作タイミングによりコードの発音/消音を制御するよ
うにして、操作性を著しく向上する。 【構成】コードのルート音を指定するルート指定手段
と、コードのコード・タイプを指定するコード・タイプ
指定手段とを備え、ルート指定手段を操作してルート音
を指定するとともに、コード・タイプ指定手段を操作し
てコード・タイプを指定することにより所望のコードを
指定し、指定した所望のコードを発音する自動演奏装置
において、ルート指定手段とコード・タイプ指定手段と
の双方の操作が解除されたとき、ルート指定手段および
コード・タイプ指定手段の操作中に発音されていたコー
ドを消音するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動演奏装置に関し、
さらに詳細には、コード(和音)のルート音とコード・
タイプとを指定することにより、所望のコードを発音す
ることのできる自動演奏装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動演奏装置における楽音の音高
指定装置としては、ピアノやオルガンなどの鍵盤楽器を
模擬した鍵盤装置や、サキソホーンなどの管楽器あるい
はギターなどの弦楽器などの自然楽器の演奏キーを模擬
したものや、または直接的に楽音の音高を数値情報とし
て入力するためのアルファニューメリック・キーボード
などが知られている。
【0003】上記のもののうちアルファニューメリック
・キーボードに関しては、音高を数値に換算して入力す
るものであるため、実際の音高を感覚的に把握すること
が困難であり、特殊な場合を除いてあまり使用されてい
ないものであって、一般的には、鍵盤装置や、管楽器あ
るいは弦楽器などの演奏キーを模擬した音高指定装置が
用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記したよ
うな鍵盤楽器を模擬した鍵盤装置や、自然楽器の演奏キ
ーを模擬した音高指定装置にあっては、当該模擬する楽
器の鍵や演奏キーに対応して、音高を指定するための操
作子が設けられている。
【0005】そして、コードを指定するためには、所望
のコードの構成音の個数だけの多数の操作子を操作する
必要があった。
【0006】即ち、コードを演奏するためには、コード
の構成音を指定する多数の操作子を並行して操作しなけ
ればならないため、初心者などにとっては、コードを所
望のタイミングで発音/消音させることが極めて困難で
あるという問題点があった。
【0007】本発明は、これら従来の技術の有する上記
したような問題点に鑑みてなされたものであり、その目
的とするところは、コードのルート音を指定する手段と
コードのコード・タイプを指定する手段とを設け、これ
らの操作タイミングによりコードの発音/消音を制御す
るようにして、操作性を著しく向上させた自動演奏装置
を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による自動演奏装置は、コードのルート音を
指定するルート指定手段と、コードのコード・タイプを
指定するコード・タイプ指定手段とを備え、上記ルート
指定手段を操作してルート音を指定するとともに、上記
コード・タイプ指定手段を操作してコード・タイプを指
定することにより所望のコードを指定し、指定した所望
のコードを発音する自動演奏装置において、上記ルート
指定手段と上記コード・タイプ指定手段との双方の操作
が解除されたとき、上記ルート指定手段および上記コー
ド・タイプ指定手段の操作中に発音されていたコードを
消音するようにしたものである。
【0009】
【作用】ルート指定手段とコード・タイプ指定手段との
双方の操作中においては、コードが発音され、ルート指
定手段とコード・タイプ指定手段との双方の操作が解除
されたときには、コードが消音されることになるので、
ルート指定手段およびコード・タイプ指定手段の操作タ
イミングにより、コードの発音/消音を行うことができ
るようになり、操作性が著しく向上する。
【0010】
【実施例】以下、図面に基づいて、本発明による自動演
奏装置を詳細に説明することとするが、この自動演奏装
置は、ギターのフレットを模擬して配列された複数の操
作子を含む操作子群を用いて、操作子群の操作に基づき
発生される操作情報から音高データを含む楽音制御情報
(発音開始指示情報、発音終了指示情報など)を作成
し、楽音発生手段たる音源に出力することにより楽音を
発音するとともに、これらの楽音制御情報を自動演奏用
の演奏データとして記憶し、記憶した演奏データを再生
することを可能にしたものである。
【0011】図1には、本発明の一実施例による自動演
奏装置のブロック構成図が示されている。
【0012】この自動演奏装置は、その全体の動作を中
央処理装置(CPU)10を用いて制御するように構成
されている。このCPU10には、バスを介して、全体
の動作のための所定のプログラムなどが格納されたリー
ド・オンリ・メモリ(ROM)12と、後述するCPU
10によるプログラムの実行に必要な各種のバッファや
レジスタなどが設定されたワーキング・エリアとしての
ランダム・アクセス・メモリ(RAM)14と、後述す
る各種操作子を備えた操作子群16と、CPU10から
出力される楽音制御情報に基づいて楽音を発音/消音す
る音源18と、操作子群16を構成する各種操作子など
の操作状態を表示するための表示器20とを備えてい
る。
【0013】以下に、図1に示した上記の各構成要素に
ついて、各構成要素毎にさらに詳しく説明する。
【0014】〔CPU10〕CPU10は、ROM12
に格納されているプログラムによって動作するものであ
り、操作子群16の操作状態を監視し、操作子群16の
操作に基づき発生される操作情報から音高データを含む
楽音制御情報(発音開始指示情報、発音終了指示情報な
ど)を作成し、音源18に対して発音制御/消音制御を
行う。
【0015】また、上記のようにして作成された楽音制
御情報を、自動演奏用の演奏データとしてRAM14に
記憶したり、RAM14に記憶されている演奏データを
読み出して、音源18に対して発音制御/消音制御を行
う。
【0016】さらに、この自動演奏装置において使用さ
れる後述する各種パラメータの設定を制御するととも
に、表示器20を制御して、操作子群16の各種操作子
の操作により選択されている後述する各種モードやパラ
メータなどの表示を行わせる。
【0017】〔ROM12〕ROM12は、上記したよ
うにCPU10の動作の制御のためのプログラムを格納
する以外に、後述するように、音高決定時に参照される
複数の音高データ・テーブルや、アルペジオ・パターン
・データ・テーブルなどを格納している。
【0018】〔RAM14〕RAM14は、CPU10
によって監視される操作子群16の操作状態を記憶する
とともに、後述する音高データ補正テーブル、コード割
当テーブル、コード・データ・テーブル、アルペジオ・
パターン割当テーブルなどを記憶している。
【0019】さらに、RAM14には、後述する各種モ
ードにおける処理やパラメータ設定の際などに使用する
作業変数などを記憶するレジスタやフラグなどが設定さ
れている。
【0020】〔音源18〕音源18は、操作子群16の
操作に基づいて生成された楽音制御情報や、RAM14
に記憶されている自動演奏用の演奏データの楽音制御情
報を与えることにより、与えられた楽音制御情報に基づ
いて楽音を発音/消音する。
【0021】〔表示器20〕表示器20は、CPU10
によって制御され、操作子群16の各種操作子の操作に
より選択されている各種モードやパラメータの設定値な
どを表示する。
【0022】〔操作子群16〕操作子群16は、音高を
指定するための複数の操作子と、この自動演奏装置に関
するモード指定用操作子と、パラメータ設定用操作子と
などから構成されるものであり、定期的にCPU10に
よってその操作状態が監視されている。
【0023】図2には、上記した操作子群16を構成す
る各種操作子が配設されている操作パネルが示されてお
り、図2を参照しながら、操作子群16を構成する上記
した各種操作子をさらに詳細に説明する。
【0024】符号30はロータリー・エンコーダーであ
って、後述する各種モードにおいて選択表示されている
パラメータの値を、操作者が任意の値に設定する際に使
用されるものである。時計回り方向に回転することによ
り、パラメータの値が逐次増加し、反時計回り方向に回
転することにより、パラメータの値が逐次減少するよう
に構成されている。
【0025】符号32はモード(MODE)・キーであ
り、自動演奏装置の動作モードたる各種モードを任意に
選択するためのスイッチであり、このモード・キー32
を押す毎に、フレット・キー・プレイ・モード→コード
・プレイ・モード→フレット・シフト量設定モード→音
高データ・テーブル選択モード→音高データ補正モード
→コード割当変更モード→コード構成音変更モード→ア
ルペジオ割当変更モードの各モードが、順次巡回的に選
択される。
【0026】符号34はイレース(ERASE)・キー
であり、このイレース・キー34を押すと、自動演奏用
の演奏データとして記憶された演奏データを消去するこ
とができる。
【0027】符号36はテンポ(TEMPO)・キーで
あり、テンポ・キー36を押しながらロータリー・エン
コーダー30を操作すると、自動演奏とアルペジオのテ
ンポを変更することができる。
【0028】符号38はスタート(START)・キー
であり、RAM14に記憶した自動演奏用の演奏データ
に基づく演奏を開始させる操作子であり、演奏停止状態
でスタート・キー38を押すと、当該演奏データの先頭
から演奏が開始される。
【0029】符号40はレコード(REC)・キーであ
り、レコード・キー40を押しながらスタート・キー3
8を押すと、後述するフレット・キー群44を用いた演
奏を、自動演奏用の演奏データとしてRAM14に記憶
させることができる。
【0030】符号42はストップ・キーであり、自動演
奏を行っている最中に押すと、自動演奏用の演奏データ
による自動演奏が停止される。
【0031】符号44はフレット・キー群を示してお
り、フレット・キー群44は「6行6列」のマトリック
ス状に配置された複数のフレット・キーより構成されて
いて、ギターのフレットを模擬した配置構成とされてい
る。即ち、「0列」に属するフレット・キー(開放弦音
高指定キー48)は、後述するようにギターの第1弦乃
至第6弦の開放弦に相当し、「0行」の「1列乃至5
列」のフレット・キーがギターの第1弦のフレットに対
応し、「1行」の「1列乃至5列」のフレット・キーが
ギターの第2弦のフレットに対応し、「2行」の「1列
乃至5列」のフレット・キーがギターの第3弦のフレッ
トに対応し、「3行」の「1列乃至5列」のフレット・
キーがギターの第4弦のフレットに対応し、「4行」の
「1列乃至5列」のフレット・キーがギターの第5弦の
フレットに対応し、「5行」の「1列乃至5列」のフレ
ット・キーがギターの第6弦のフレットに対応するよう
になされている。
【0032】そして、後述するフレット・キー・プレイ
・モードにおいては、フレット・キー群44を構成する
各フレット・キーを押すこと(オンすること)により、
オンされたフレット・キーに対応する音高を示す音高デ
ータを含む発音開始指示情報が、音源18に対して出力
されるとともに、フレット・キーを押した(オンした)
状態から離すこと(オフすること)により、音源18に
対して音高データを含む発音終了指示情報が出力され
る。
【0033】また、後述するコード・プレイ・モードに
おいては、フレット・キー群44のうちで、「0行」、
「1行」および「2行」に属する各フレット・キーは、
それぞれ「M(Major:メジャー)」、「m6(m
inor6:マイナー・シックス)」あるいは「dim
(diminish:ディミニッシュ)」などの和音
(コード)のタイプ(コード・タイプ)などを指定する
ために用いられるとともに、「3行」、「4行」および
「5行」に属する各フレット・キーは、それぞれ
「D」、「C」あるいは「A」などの和音(コード)の
根音(ルート音)を指定するために用いられる。
【0034】符号46はフレット・シフト・キーであ
り、フレット・キー・プレイ・モードにおいて、フレッ
ト・キー群44の中で「0列」に属する6個のフレット
・キー(開放弦音高指定キー48)を除く30個のフレ
ット・キーに対応する音高データを、同時に変更するた
めのものである。「UP(アップ)側」のフレット・シ
フト・キー46を操作することにより、音高が高くなる
ように変化し、「DOWN(ダウン)側」のフレット・
シフト・キー46を操作することにより、音高が低くな
るように変化する。
【0035】なお、フレット・キー群44の中で、図2
上左端に位置する「0列」に属する6個のフレット・キ
ーは、開放弦音高指定キー48として設定されている。
開放弦音高指定キー48を構成する6個のフレット・キ
ーは、フレット・キー・プレイ・モードにおいてフレッ
ト・シフト・キー46が操作された場合でも、各フレッ
ト・キーに対応する音高データは変更されずに、常に0
フレット、即ち、開放弦の音高に対応する音高データに
固定されている。
【0036】さらに、この開放弦音高指定キー48は、
後述する音高データ補正モードが選択されているとき
は、音高データを補正したいフレット・キー群44の各
フレット・キーの行を指定するためにも用いられる。
【0037】なお、図2の操作パネル上においては、表
示器20は液晶表示タイプの表示器として構成されてい
る。
【0038】次に、上記した本発明による自動演奏装置
の作用を、フローチャート、ROM12あるいはRAM
14に記憶された各種テーブル、動作例、表示器20の
表示例などを参照しながら説明するものとする。
【0039】なお、この自動演奏装置にあっては、操作
子群16の操作状態はCPU10によって定期的に監視
され、ロータリー・エンコーダー30を除く各操作子に
関して、 ・現在継続して押されている(オン状態) ・現在離されている(オフ状態) ・離されている状態から押された(オフからオンへの状
態変化) ・押された状態から離された(オンからオフへの状態変
化) といった状態の識別情報が、RAM14に随時記憶され
る。
【0040】また、ロータリー・エンコーダー30の操
作に関しては、操作時に出力されるパルスをCPU10
が監視することにより、回転方向(時計回りか、あるい
は反時計回りか)および出力パルス数を検出して、操作
状態に対応した変位量を算出できるようになされてい
る。
【0041】なお、上記した各操作子の操作に基づく識
別情報の作成やロータリー・エンコーダー30の変位量
の算出などに関しては、公知の技術であるため詳細な説
明は省略する。
【0042】以下に、モード・キー32の操作によって
選択される上記した各種モードにおける動作に関して、
各モード毎に説明するものとする。
【0043】〔フレット・キー・プレイ・モード〕フレ
ット・キー・プレイ・モードにおいては、フレット・キ
ー群44の各フレット・キーをオンすることにより、当
該フレット・キーに対応する音高データを含む楽音制御
情報(発音開始指示情報および発音終了指示情報)を、
音源18に対して出力する。
【0044】図3には、フレット・キー・プレイ・モー
ドにおける表示器20の表示態様の一例が示されてお
り、表示器20の上段にフレット・キー・プレイ・モー
ドであることを示す「〈FRET KEY PLA
Y〉」の文字列が表示されている。
【0045】また、中段に示された「FRET=α(図
3においては、「4」とされている。)」の表示によっ
て、図2上においてフレット・キー群44の1列目に属
する各フレット・キーが、実際にはギターのどのフレッ
トに対応するものであるかを示している。即ち、図3に
おける「FRET=4」の表示により、図2上において
1列目に属する各フレット・キーは、実際にはギターの
第4フレットに対応する音高を指示するものであること
を示しており、以下同様に、2列目に属する各フレット
・キーは実際にはギターの第5フレットに対応し、3列
目に属する各フレット・キーは実際にはギターの第6フ
レットに対応するというように、各列のフレット・キー
とギターのフレット番号との対応関係が示されているこ
とになる。
【0046】従って、図3に示す表示器20の表示態様
において、フレット・キー群44のフレット・キーの中
から、例えば、「0行1列」のフレット・キーを押す
と、後述する音高データ・テーブルにおいて、「0行4
列」に対応した要素の音高データを指定することにな
る。
【0047】しかしながら、0列目の開放弦音高指定キ
ー48については、上記したように、常に0フレット、
即ち、開放弦に対応する音高データを常に指定するよう
に構成されている。
【0048】次に、フレット・キー群44の操作に基づ
く発音制御/消音制御に関して、フローチャートを参照
しながら説明する。
【0049】即ち、フレット・キー・プレイ・モードに
おいてフレット・キー群44が押されると、図4に示す
発音開始指示情報出力ルーチンが実行されて、音高デー
タを含む発音開始指示情報が音源18に対して出力され
る。ここにおいて発音開始指示情報とは、フレット・キ
ー群44の操作によって指定した音高に対応する楽音の
発音開始を指示する情報である。
【0050】図4に示す発音開始指示情報出力ルーチン
を説明する前に、当該発音開始指示情報出力ルーチンに
おいて用いられる作業変数を記憶するレジスタについて
説明する。なお、以下の説明においては、各レジスタの
内容(データなど)は、特に断らない限り、同一のラベ
ル名で表すものとする。
【0051】・FRETSFT 押されたフレット・キーの図2上における列番号と、実
際に楽音として発音すべき音高に対応するフレット番号
(列番号)との差を示す。フレット・シフト・キー46
の操作によって、その差を示す値が変更される。
【0052】・TBLX0 押されたフレット・キーの図2上における列番号を示
す。
【0053】・TBLX TBLX0とFRETSFTとを加算した結果を示すも
のであり、即ち、押されたフレット・キーの列番号に対
応する、FRETSFTを考慮した場合のフレット番号
(列番号)を示す。
【0054】・TBLY 押されたフレット・キーの行番号を示す。
【0055】・CURTBL 使用する音高データ・テーブルの識別番号を示す。
「0」により図5(a)に示す音高データ・テーブルを
選択し、「1」により図5(b)に示す音高データ・テ
ーブルを選択する。なお、音高データ・テーブルに関し
ては後に詳述する。
【0056】・TBLPIT CURTBLによって識別される音高データ・テーブル
から読み出された音高データを示す。
【0057】・TBLPITOFF 音高補正データ・テーブルから読み出された音高補正デ
ータを示す。なお、音高補正データ・テーブルに関して
は後に詳述する。
【0058】図4のフローチャートにおいては、まず、
ステップS402において押されたフレット・キーの列
番号を、TBLX0に記憶する。
【0059】ステップS402の処理を終了すると、ス
テップS404へ進み、TBLX0に記憶された値を参
照して、押されたフレット・キーは0列目であるか否か
を判断する。
【0060】ステップS404の判断結果が肯定
(Y)、即ち、0列目のフレット・キーが押された場合
には、ステップS406へ進み、TBLXに「0」を記
憶する。
【0061】一方、ステップS404の判断結果が否定
(N)、即ち、0列目以外のフレット・キーが押された
場合には、ステップS408へ進む。
【0062】ステップS408では、押されたフレット
・キーの列番号(TBLX0)とFRETSFTとを加
算して、実際に発音すべき音高を示すフレット番号(列
番号)を算出して、TBLXに記憶する。
【0063】ステップS408の処理を終了すると、ス
テップS410へ進み、押されたフレット・キーの行番
号を、TBLYに記憶する。
【0064】ステップS410の処理を終了すると、ス
テップS412へ進み、CUTBLによって指定される
音高データ・テーブルから、ステップS408ならびに
ステップS410で記憶されたTBLXならびにTBL
Yによって指定される要素の値を読み出し、TBLPI
Tに書き込む。
【0065】図5(a)(b)は音高データ・テーブル
の例を示しており、図5(a)はギターにおける一般的
なチューニング・パターンに合わせた音高を記憶した音
高データ・テーブル(ノーマル(NRM))であり、図
5(b)は6弦ベースにおける一般的なチューニング・
パターンに合わせた音高を記憶した音高データ・テーブ
ル(BS6)である。こうした、音高データ・テーブル
は、本実施例においては図5(a)(b)に示された2
種類のものが、ROM12に記憶されている。しかしな
がら、これらのものに限られずに、他のものを適宜記憶
して三個以上の音高データ・テーブルを備えるようにし
てもよい。
【0066】本実施例においては、後述する音高データ
・テーブル選択モードによって、図5(a)あるいは図
5(b)に記憶された音高データ・テーブルのいずれか
を選択することができるようになされており、CUTB
Lの値は、選択した各音高データ・テーブルを示すCU
TBLの値に変更される。
【0067】そして、図5(a)(b)に示す音高デー
タ・テーブルにあっては、TBLXならびにTBLYに
よって指定される要素の音高は、MIDI規格における
数値情報にならって記憶されており、「ピアノにおける
中央のC(C3)」の音高を「60」と定義して記憶し
ている。また、ギターにおいては、1フレットの音程差
は半音に相当するため、音高データ・テーブル中のTB
LXならびにTBLYによって指定される各要素の数値
も、半音単位で記憶されている。
【0068】そして、この自動演奏装置においては、フ
レット・キー群44により、フレット・キー・プレイ・
モード時はギターの6フレット分に相当する音高(0列
乃至5列の6列分の音高)を常時指定することが可能で
あり、後述するように、フレット・シフト・キー46を
操作することによって、フレット・キー群44に対応す
る音高指定の範囲を変更することができるようになされ
ている。このため、図5(a)(b)に示す音高データ
・テーブルにおいては、仮想的な列番号「6」乃至「2
0」に相当する音高についてもそれぞれ記憶されてい
る。
【0069】なお、以下の説明においては、各テーブル
などに記憶された数値情報は、音高データ・テーブルの
場合と同様な条件で記憶されているものとする。
【0070】ステップS412の処理を終了すると、ス
テップS414へ進み、音高データ補正テーブルから、
ステップS410で記憶されたTBLYに対応する補正
値を読み出し、TBLPITOFFに書き込む。
【0071】図6は、RAM14に記憶された音高デー
タ補正テーブルの一例を示しており、フレット・キー群
44中の1行、2行および3行に属するフレット・キー
の音高が数値で「2」(1音分)高くなるように設定さ
れている。
【0072】即ち、音高データ補正テーブルは、音高デ
ータ・テーブルに記憶された音高データに対して、フレ
ット・キー群44の各行単位の補正を加えるためのもの
であり、音高データ補正テーブル中のTBLYによって
指定される要素の数値は、対応する行のフレット・キー
によって指定される音高データに対する補正量を相対的
に表現したものであり、半音単位に記憶することができ
る。
【0073】なお、この音高データ補正テーブルは、上
記したようにRAM12に記憶されており、後述する音
高データ補正モードにおいて、各行単位で任意の値に設
定することができるようになされている。
【0074】ステップS414の処理を終了すると、ス
テップS416へ進み、TBLPITとTBLPITO
FFとを加算した値を、出力音高テーブルのTBLX0
ならびにTBLYによって指定される要素に書き込み、
当該書き込んだ値によって示される音高データを含む発
音開始指示情報を、音源18に対して出力する。
【0075】図7は、出力音高テーブルを示しており、
この出力音高テーブルとは、フレット・キー群44の操
作に対応して音源18に出力されている音高データを記
憶するテーブルであり、RAM14に設定されている。
図7に示されるように、TBLX0ならびにTBLYに
よって指定される各要素には、初期状態においては「2
55」という無効なデータが記憶されている。ところ
が、ステップS416において、TBLPITとTBL
PITOFFとを加算した値が求められると、当該求め
られた値たる発音すべき楽音の音高を示す値が、押され
たフレット・キーの列番号を示すTBLX0と行番号を
示すTBLYとによって指定される要素に書き込まれる
ことになる。
【0076】即ち、音高データを含む発音開始指示情報
の出力時に、押されたフレット・キーに対応する列番号
を示すTBLX0と行番号を示すTBLYとによって指
定される要素に、音源18に出力される楽音の音高を示
す音高データが書き込まれ、当該音高データを含む発音
開始指示情報が音源18に対して出力されることにな
る。そして、出力音高テーブルは、押されたフレット・
キーが離されるまで、上記のようして書き込んだ値を保
持することになる。
【0077】なお、音源18に対して出力される音高デ
ータは、ステップS414でTBLPITOFFに書き
込んだ各行ごとの音高補正データを加算した値であるた
め、各行毎にチューニングを変化させる効果を実現する
ことができる。即ち、ギターなどにおいては、第6弦の
音高のみを1音下げるチューニングをしばしば行うもの
であるが、こうしたチューニングを容易に模擬すること
ができるようになる。
【0078】次に、このフレット・キー・プレイ・モー
ドにおいて、フレット・キー群44を構成するフレット
・キーが、押された状態から離された場合ついて説明す
る。この場合には、図8に示す発音終了指示情報出力ル
ーチンが実行されて、音高データを含む発音終了指示情
報が音源18に対して出力される。ここにおいて、発音
終了指示情報とは、指定した音高に対応する楽音の発音
終了を指示する情報である。
【0079】図8のフローチャートにおいては、まず、
ステップS802において離されたフレット・キーの列
番号を、TBLX0に記憶する。
【0080】ステップS802の処理を終了すると、ス
テップS804へ進み、離されたフレット・キーの行番
号を、TBLYに記憶する。
【0081】ステップS804の処理を終了すると、ス
テップS806へ進み、出力音高テーブルのTBLX0
ならびにTBLYによって指定される要素である、音高
データを含む発音終了指示情報を音源18に対して出力
し、出力音高テーブルのTBLX0ならびにTBLYに
よって指定される要素に「255」を書き込む。
【0082】即ち、フレット・キーが押された状態から
離されると、音高データを含む発音終了指示情報を音源
18に対して出力し、出力音高テーブルの離されたフレ
ット・キーに対応するTBLX0ならびにTBLYによ
って指定される要素に、「255」という無効なデータ
を書き込むことになる。
【0083】次に、フレット・キー・プレイ・モードに
おいて、フレット・シフト・キー46を操作して、フレ
ット・キー群44の中で「0列」に属する6個のフレッ
ト・キー(開放弦音高指定キー48)を除く30個のフ
レット・キーに対応する音高を、同時に変更する場合に
ついて説明する。
【0084】即ち、フレット・シフト・キー46を操作
することにより、図9に示すフレット・シフト・キー処
理ルーチンが実行されると、フレット・キー群44の中
で開放弦音高指定キー48を除く30個のフレット・キ
ーに対応する音高が同時に変更されることになり、フレ
ット・キー群44とフレット番号(列番号)との対応関
係が更新されることになる。
【0085】図9に示すフレット・シフト・キー処理ル
ーチンを説明する前に、当該フレット・シフト・キー処
理ルーチンにおいて用いられるレジスタであって、上記
において説明していないものについて説明する。
【0086】・SFTAMT フレット・シフト・キー46を1回操作した場合におけ
る、フレット・キー群44とフレット番号(列番号)と
の対応関係の変化量を示す変数を示し、後に詳述するフ
レット・シフト量設定モードにおいて変更することがで
きる。
【0087】フレット・シフト・キー処理ルーチンが起
動されると、まずステップS902において、UP側の
フレット・シフト・キー46が操作されたか否かを判断
する。
【0088】ステップS902の判断結果が否定、即
ち、UP側のフレット・シフト・キー46が操作された
のではないならば、ステップS904へ進み、DOWN
側のフレット・シフト・キー46が操作されたか否かを
判断する。
【0089】ステップS904の判断結果が否定、即
ち、DOWN側のフレット・シフト・キー46が操作さ
れたのではないならば、この場合には、UP側のフレッ
ト・シフト・キー46もDOWN側のフレット・シフト
・キー46も操作されたのではないため、何らの処理も
行うことなく、このフレット・シフト・キー処理ルーチ
ンを終了する。
【0090】一方、ステップS902の判断結果が肯定
の場合には、ステップS906へ進み、DOWN側のフ
レット・シフト・キー46が操作されたか否かを判断す
る。
【0091】ステップS906の判断結果が肯定、即
ち、DOWN側のフレット・シフト・キー46が操作さ
れたのであるならば、この場合には、UP側のフレット
・シフト・キー46もDOWN側のフレット・シフト・
キー46も操作されたことになるため、操作エラーとし
て何らの処理も行うことなく、このフレット・シフト・
キー処理ルーチンを終了する。
【0092】一方、ステップS906の判断結果が否
定、即ち、DOWN側のフレット・シフト・キー46が
操作されたのでないならば、この場合には、UP側のフ
レット・シフト・キー46のみが操作されたことになる
ので、ステップS908以降の処理へ進み、フレット・
キー群44の音高を高くするように制御する。
【0093】まず、ステップS908においては、FR
ETSFTとSFTAMTとを加算した値が、「15」
以上であるか否かを判断する。
【0094】ステップS908の判断結果が肯定、即
ち、FRETSFTとSFTAMTとを加算した値が
「15」以上である場合には、ステップS910へ進
み、FRETSFTに「15」を代入し、FRETSF
Tの上限値を「15」に制限する。
【0095】一方、ステップS908の値が否定、即
ち、FRETSFTとSFTAMTとを加算した値が
「15」未満である場合には、ステップS912へ進
み、FRETSFTとSFTAMTとを加算した値によ
って、FRETSFTの値を更新する。
【0096】一方、ステップS904の判断結果が肯
定、即ち、DOWN側のフレット・シフト・キー46が
操作されたならば、この場合には、DOWN側のフレッ
ト・シフト・キー46のみが操作されたことになるの
で、ステップS914以降の処理へ進み、フレット・キ
ー群44の音高を下げるように制御する。
【0097】まず、ステップS914においては、FR
ETSFTからSFTAMTを減算した値が、「0」以
下であるか否かを判断する。
【0098】ステップS914の判断結果が肯定、即
ち、FRETSFTからSFTAMTを減算した値が
「0」以下である場合には、ステップS916へ進み、
FRETSFTに「0」を代入し、FRETSFTの下
限値を「0」に制限する。
【0099】一方、ステップS914の判断結果が否
定、即ち、FRETSFTからSFTAMTを減算した
値が「1」以上である場合には、ステップS918へ進
み、FRETSFTからSFTAMTを減算した値によ
って、FRETSFTを更新する。
【0100】そして、ステップS910、ステップS9
12、ステップS916あるいはステップS918の処
理を終了すると、ステップS920へ進み、FRETS
FTに「1」加算した値を表示器20に表示し、ステッ
プS922へ進む。
【0101】ステップS922では、現在押されている
フレット・キーがあるか、否かを判断する。
【0102】ステップS922の判断結果が否定、即
ち、現在押されているフレット・キーがないならば、こ
のフレット・シフト・キー処理ルーチンを終了する。
【0103】一方、ステップS922の判断結果が肯
定、即ち、現在押されているフレット・キーがあるなら
ば、ステップS924へ進み、押されている全てのフレ
ット・キーに関して、発音終了指示情報を音源18に対
して出力する。即ち、押されている全てのフレット・キ
ーに対応する楽音の発音を終了させて、当該楽音を消音
することになる。
【0104】ステップS924の処理を終了すると、ス
テップS926へ進み、押されている全てのフレット・
キーに関して、ステップS910、ステップS912、
ステップS916あるいはステップS918の処理によ
ってFRETSFTの値が更新された後に、新たにフレ
ット・キーが押されたものとして発音開始指示情報を音
源18に対して出力し、フレット・シフト・キー処理ル
ーチンを終了する。
【0105】即ち、上記したフレット・シフト・キー処
理ルーチンの処理により、UP側のフレット・シフト・
キーが1回押されたときに、FRETSFTの値がSF
TAMTの値だけ増加され、DOWN側のフレット・シ
フト・キーが1回押されたときに、FRETSFTの値
がSFTAMTの値だけ減少される。なお、この際に、
FRETSFTの値の変化は、「0」乃至「15」に制
限されることになる。
【0106】このため、限られた数のフレット・キーし
か備えていないフレット・キー群44によって、ギター
と同様に極めて幅広い音域の音高の指定を実現すること
ができるようになる。
【0107】また、フレット・シフト・キー46が操作
されたときに、既に押されているフレット・キーがある
場合には、当該押されたフレット・キーによる楽音の発
音を消音して、フレット・シフト・キー46の操作によ
りFRETSFTの値が更新された後に、当該押された
フレット・キーが新たに押されたものとして処理して、
楽音の発音を行うようにしている。即ち、フレット・キ
ーが押されたままの状態において、フレット・シフト・
キー46が操作され、FRETSFTの値が更新された
場合には、ステップS924乃至ステップS926の処
理を行うことにより、ギターの演奏表現をシミュレート
するようにしている。
【0108】ステップS924乃至ステップS926の
処理を、さらに詳述すれば、ステップS924において
は、押された状態にある全てのフレット・キーについ
て、あたかもそれらのフレット・キーが押された状態か
ら一旦離されたかのように扱い、出力音高テーブルの押
され続けているフレット・キーに対応するTBLX0と
TBLYとにより指定される要素に、強制的に「25
5」の値を書き込んで、発音終了指示情報を音源18に
対して一旦出力する。つまり、押されている全てのフレ
ット・キーに関して、これらの全てのフレット・キーが
離されたとして、発音終了指示情報出力ルーチン(図
8)と同様な処理を行うことになる。
【0109】そして、ステップS926において、押さ
れ続けている全てのフレット・キーについて、それらが
フレット・シフト・キー46の操作後に新たに押された
ものとして、発音開始指示情報を音源18に対して出力
する。つまり、押されている全てのフレット・キーに関
して、発音開始指示情報出力ルーチン(図4)と同様な
処理を行うことになる。
【0110】つまり、出力音高テーブルは、押されてい
るフレット・キーに対応する音高データを保持している
ため、発音終了指示情報は、フレット・シフト・キー4
6の操作により更新される前のFRETSFTの値に対
応して決定された音高データに対応して出力されること
になる。一方、発音開始指示情報は、フレット・シフト
・キー46の操作により更新された後のFRETSFT
の値に対応して決定された音高データに対応して出力さ
れることになる。
【0111】即ち、上記したステップS924乃至ステ
ップS926の処理によっては、フレット・シフト・キ
ー46の操作によって、押され続けているフレット・キ
ーに対して、発音される楽音の音高が変化したデータが
出力されることになる。
【0112】なお、フレット・キーが押されている状態
でフレット・シフト・キー46が操作された場合におい
ては、上記したステップS924乃至ステップS926
の処理のように、音源18に対して発音終了指示情報を
出力した後に発音開始指示情報を出力するといったトリ
ガー動作処理を行うことなく、音源18に対して出力さ
れる音高データを、滑らかに変化させるようにしてもよ
い。
【0113】〔コード・プレイ・モード〕モード・キー
32の操作により、コード・プレイ・モードが選択され
ると、フレット・キー群44は、それぞれのフレット・
キーに割り当てられているコード構成音に対応する複数
の音高データを含む発音指示情報を出力するための操作
キーとして動作する。
【0114】また、この際に、後述するように、それぞ
れフレット・キーに割り当てられているアルペジオ・パ
ターンに基づいて、音高データを含む発音指示情報を時
間的にずらして出力することもできるようになされてい
る。
【0115】即ち、このコード・プレイ・モードにおい
ては、フレット・キー群44を構成するフレット・キー
のうち、図2において3行、4行および5行に属するの
フレット・キーは、コードのルート音(例えば、「C」
などである。)指定するための操作子となり、初期設定
においては、図2に示すように各フレット・キー上に示
されたルート音が指定できるように構成されている。
【0116】なお、初期設定における図2に示されてい
るルート音の配置は、前述のフレット・キー・プレイ・
モード時における、最も一般的と思われるギターのチュ
ーニング・パターン「NRM」(図5(a))を選択し
た際の0列(開放弦)乃至5列(5フレット)のフレッ
ト・キーによって指定される音名と一致するように設定
されている。
【0117】また、フレット・キー群44を構成するフ
レット・キーのうち、図2において0行、1行および2
行に属するフレット・キーは、コード・バリエーション
(「M:メジャー」、「minor:マイナーなどのコ
ード・タイプおよびコードの転回形である。)と、後述
するアルペジオ・パターン・ナンバーとを指定する操作
子であり、後述するようにコード・バリエーションを示
すバリエーション・ナンバーと対応付けられている。
【0118】そして、初期設定においては、図2に示す
ように各フレット・キー上に示されたコード・タイプで
あって、最も一般的と思われるコードの転回形によるコ
ードを指定できるように設定されている。
【0119】そして、フレット・キーとコード・バリエ
ーション、およびフレット・キーとアルペジオ・パター
ン・ナンバーとの対応関係は、後述するように任意に変
更可能である。
【0120】まず、コードの指定の操作について説明す
る。以下、「Fm7」というコードのあるバリエーショ
ンを指定するものとする。
【0121】この場合には、フレット・キーの5行1列
あるいは3行3列の「F」のフレット・キーを押してル
ート音を指定し、そのままの状態で1行1列の「m7」
のフレット・キーを押せばよい。
【0122】この際に、上記したように、ルート音指定
のフレット・キーの配列が、ギターの基本的なチューニ
ング・パターンの場合と同じであるため、特に、ギター
に慣れ親しんでいる操作者にとっては、感覚的にギター
のコード・バッキングの演奏ができるようになる。
【0123】なお、ルート音指定は、上記した構成のよ
うに、ギターにたとえたならば低音弦側に相当する3
行、4行および5行に属するフレット・キーを用いる構
成ではなしに、ギターにたとえたならば高音弦側に相当
する0行、1行および2行に属するフレット・キーを用
いるような構成としてもよい。
【0124】次に、コード・プレイ・モードにおけるコ
ードの発音制御/消音制御について説明する。
【0125】まず、コード・プレイ・モードにおいての
コードの指定方法は、ルート音を指定のためのフレット
・キーとコード・バリエーション指定のためのフレット
・キーとを操作することにより行うものであり、以下便
宜上これらの操作のために用いるフレット・キーを、そ
れぞれルート指定キーとバリエーション指定キーと称す
ることとする。
【0126】そして、ルート指定キーとバリエーション
指定キーとの両方が押された時点で、当該押されたルー
ト指定キーとバリエーション指定キーとにそれぞれ対応
するルート音とバリエーション・ナンバーとを、RAM
14に設定されたレジスタROOTとレジスタVARI
ATIONとにそれぞれ記憶し、対応しているコード構
成音を記憶しているコード・データ・テーブル(図1
1)のアドレスを、図10に示すコード割当テーブルを
参照しながら決定する。
【0127】即ち、このコード割当テーブルは、ルート
指定キーによって指定するルート音(ROOT)とバリ
エーション指定キーによって指定するバリエーション・
ナンバー(VARIATION)とに基づいて、出力す
べきコードの構成音を記憶したRAM14に設定された
コード・データ・テーブル(図11)のアドレスを得る
ために用いるものである。つまり、コード割当テーブル
よりアドレスが得られると、得られたアドレスに対応し
たコード構成音の音高データを、図11に示すコード・
データ・テーブルを参照して得ることになる。
【0128】こうしたコード割当テーブルには、ルート
音とバリエーション・ナンバーとによって指定される要
素に、コードとその転回形を指定するアドレスがそれぞ
れ記憶されている。即ち、ルート音が「C」であって、
バリエーション・ナンバーが「0」の場合には、アドレ
スとして「Cmaj_1」が得られることになり、この
「Cmaj_1」により、コードが「Cmaj」であっ
て、その転回形が「1」であるコードのデータを記憶し
たコード・データ・テーブルのアドレスが指定されるこ
とになる。
【0129】なお、コード割当テーブルの記憶内容は、
後述するコード割当変更モードにおいて、任意に変更す
ることができる。
【0130】上記したように、各コードの構成音の音高
データは、図11に示すコード・データ・テーブルの形
式でRAM14に記憶されており、それぞれの構成音に
関して、音高データを含む楽音制御情報(発音開始指示
情報ならびに発音終了指示情報)を音源18に出力する
ことによって、発音ならびに消音を制御することにな
る。
【0131】なお、コード・データ・テーブルに記憶さ
れた音高データは、上記した各テーブルと同様に、「C
3」を「60」とした数値によって記憶されている。
【0132】そして、コード・データ・テーブルに記憶
された音高データは、後述するコード構成音変更モード
において、任意に変更することができる。
【0133】また、特に図示はしないが、各コード構成
音をギターで演奏する場合のフィンガー・ポジションの
表示情報もRAM14に記憶しており、コードが指定さ
れる毎に表示器20に、図12に示すようにフィンガー
・ポジションが表示される。
【0134】さらに、上記のようにして得られたルート
音(ROOT)とバリエーション・ナンバー(VARI
ATION)とから、図13に示すアルペジオ・パター
ン割当テーブルを参照して、ROM12に設定されたア
ルペジオ・パターンのデータたるアルペジオ・パターン
・データを記憶したアルペジオ・パターン・データ・テ
ーブル(図14)のアドレスを求める。なお、アルペジ
オ・パターン割当テーブルのアドレスがOFFであると
きは、アルペジオ・パターン・データ・テーブルを参照
することなく、ルート指定キーおよびバリエーション指
定キーが押されると同時に、全てのコード構成音を同時
に発音するように、音源18に対して音高データを含む
発音開始指示情報を出力して発音制御を行う。
【0135】ここにおいて、アルペジオ・パターン・デ
ータ・テーブルとは、上記したように、アルペジオ・パ
ターンのデータたるアルペジオ・パターン・データを記
憶したテーブルであり、アルペジオ・パターン・データ
は、発音か消音かを示すステータス(発音:ON、消
音:OFF)と、行番号と、発音/消音のタイミングを
アルペジオ・パターン・データの読み出し開始からの時
間間隔で示すタイミングとにより構成されており、RO
M12に記憶されている。
【0136】なお、このアルペジオ・パターン・データ
・テーブルは、RAM14に記憶するようにして、アル
ペジオ・パターンを任意に変更することができるように
してもよい。
【0137】そして、アルペジオ・パターン割当テーブ
ルのアドレスがOFF以外であるときは、後述するアル
ペジオ・パターン出力処理ルーチンが実行される。
【0138】なお、このアルペジオ・パターン割当テー
ブルにおいて、例えば「arp_1」は、アルペジオ・
パターン1のデータの先頭アドレスを示し、「arp_
2」は、アルペジオ・パターン2のデータの先頭アドレ
スを示している。
【0139】また、アルペジオ・パターン割当テーブル
はRAM14に記憶されているものであって、その記憶
内容は、後述するアルペジオ・パターン割当変更モード
において任意に変更することができる。
【0140】上記のようにして、コードの発音を行うと
きには、発音されるコード構成音のアドレスをレジスタ
CHORDに記憶させるとともに、発音されるコードの
アルペジオ・パターンのアドレスをレジスタARPEG
IOに記憶する。
【0141】そして、ルート指定キーとバリエーション
指定キーとの両方が離された時点で、当該時点まで発音
中であるコードのコード構成音のアドレスをCHORD
より参照して求め、さらにコード・データ・テーブルを
参照して、コード構成音のそれぞれについて、音源18
に対しての消音制御を行う。
【0142】また、消音制御を行うときには、CHOR
DおよびARPEGIOはOFFされてクリアされる。
【0143】なお、上記したルート指定キーとバリエー
ション指定キーとの両方が離された場合以外にも消音制
御を行う場合があり、以下にその場合に関して説明す
る。
【0144】(1)ルート指定キーもしくはバリエーシ
ョン指定キーがオンされたとき 図15には、コード・プレイ・モードにおいて、ルート
指定キーならびにバリエーション指定キーがオンされた
場合のオン・イベント処理ルーチンのフローチャートが
示されている。このオン・イベント処理ルーチンは、コ
ード・プレイ・モードにおいて、ルート指定キーならび
にバリエーション指定キーがオフからオンされたときに
実行される。
【0145】オン・イベント処理ルーチンが起動する
と、まずステップS1502において、ルート指定キー
あるいはバリエーション指定キーによって指定されたル
ート音あるいはバリエーション・ナンバーを、ルート音
が指定された場合にはROOTに格納し、バリエーショ
ン・ナンバーが指定された場合にはVARIATION
に格納する。
【0146】即ち、ルート指定キーあるいはバリエーシ
ョン指定キーがオンされたときには、当該オン操作によ
って得られたルート音あるいはバリエーション・ナンバ
ーを、それぞれに対応する記憶領域たるROOTあるい
はVARIATIONに格納することになる。
【0147】ステップS1502の処理を終了すると、
ステップS1504へ進み、ルート指定キーおよびバリ
エーション指定キーの両方とも、現在オンされているか
否かを判断する。
【0148】ステップS1504の判断結果が否定、即
ち、ルート指定キーおよびバリエーション指定キーのい
ずれか一方でもオンされていない場合には、以降の処理
を行うわずに、このオン・イベント処理ルーチンを終了
する。従って、この場合には、コードの発音処理は行わ
れない。
【0149】一方、ステップS1504の判断結果が肯
定、即ち、ルート指定キーとバリエーション指定キーと
の両方がオンされている場合には、ステップS1506
へ進み、CHORDを参照して、既に現在コードの発音
状態であるか否かを判断する。なお、コードの発音状態
でない場合には、上記したように、CHORDはOFF
にセットされている。
【0150】ステップS1506の判断結果が肯定、即
ち、既にコードの発音状態であれば、ステップS150
8へ進み、発音中のコードの消音処理を行う。このコー
ド消音処理は、上記したコード消音処理と同様に行うも
のである。そして、ステップS1508の処理を終了す
ると、ステップS1510へ進む。
【0151】一方、ステップS1506の判断結果が否
定、即ち、現在発音状態にあるコードがない場合にも、
ステップS1510へ進む。
【0152】ステップS1510においては、新たに指
定されたコードの発音処理を行い、このオン・イベント
処理ルーチンを終了する。
【0153】(2)ルート指定キーもしくはバリエーシ
ョン指定キーがオフされたとき 図16には、コード・プレイ・モードにおいて、ルート
指定キーもしくはバリエーション指定キーがオフされた
場合のオフ・イベント処理ルーチンのフローチャートが
示されている。このオフ・イベント処理ルーチンは、コ
ード・プレイ・モードにおいて、ルート指定キーもしく
はバリエーション指定キーがオンからオフされたときに
実行される。
【0154】オフ・イベント処理ルーチンが起動する
と、まずステップS1602において、オフされたルー
ト指定キーあるいはバリエーション指定キーによって得
られるルート音あるいはバリエーション・ナンバーの記
憶領域をクリアする。即ち、ルート指定キーがオフされ
たときにはROOTにOFFを記憶し、バリエーション
指定キーがオフされたときにはVARIATIONにO
FFを記憶する。
【0155】ステップS1602の処理を終了すると、
ステップS1604へ進み、ルート指定キーおよびバリ
エーション指定キーの両方とも、現在オフされているか
否かを判断する。
【0156】ステップS1604の判断結果が否定、即
ち、ルート指定キーおよびバリエーション指定キーのい
ずれか一方でもオフされていない場合には、以降の処理
を行うわずに、このオフ・イベント処理ルーチンを終了
する。従って、この場合には、コードの消音制御は行わ
れない。
【0157】一方、ステップS1604の判断結果が肯
定、即ち、ルート指定キーとバリエーション指定キーと
の両方がオフされている場合には、ステップS1606
へ進み、CHORDを参照して、既に現在コードの発音
状態であるか否かを判断する。なお、コードの発音状態
でない場合には、上記したように、CHORDはOFF
にセットされている。
【0158】ステップS1606の判断結果が否定、即
ち、現在発音状態にあるコードがない場合には、コード
の消音制御を行う必要がないので、以降の処理を行うわ
ずに、このオフ・イベント処理ルーチンを終了する。
【0159】一方、ステップS1606の判断結果が肯
定、即ち、既にコードの発音状態であれば、ステップS
1608へ進み、発音中のコードの消音処理を行う。こ
のコード消音処理は、上記したコード消音処理と同様に
行うものである。そして、ステップS1608の処理を
終了すると、このオフ・イベント処理ルーチンを終了す
る。
【0160】なお、図17には、ルート指定キーとバリ
エーション指定キーとのオン/オフの操作状態と、ルー
ト指定キーとバリエーション指定キーとのオン/オフの
操作に基づいて発音/消音されるコードとの関係を示し
たタイミング・チャートが示されている。
【0161】まず、図2における4行3列(ルート音指
定:C)のルート指定キーおよび0行0列(コード・タ
イプ:M(maj:メジャー))のバリエーション指定
キーの操作によってコード音「Cmaj_1」が指定さ
れ、それに続いて、図2における4行3列(ルート音指
定:C)のルート指定キーおよび0行1列(コード・タ
イプ:M7(maj7:メジャー7))のバリエーショ
ン指定キーの操作によってコード音「Cmaj7_1」
が指定されたものとする。
【0162】ここにおいて、図2における4行3列(ル
ート音指定:C)のルート指定キーをオンしたままの状
態で、0行0列(コード・タイプ:M(maj:メジャ
ー))のバリエーション指定キーをオンした後にオフ
し、それに続いて0行1列(コード・タイプ:M7(m
aj7:メジャー7))のバリエーション指定キーをオ
ンした後にオフし、0行1列のバリエーション指定キー
のオフと同時に4行3列(ルート音指定:C)のルート
指定キーをオフすると、ルート指定キーおよびバリエー
ション指定キーのオン/オフによって指定されたコード
音「Cmaj_1」およびコード音「Cmaj7_1」
の発音/消音は、図17に示すように連続的になり、所
謂、スラー奏法を実現することができるものである。従
って、コード演奏時において、より細緻な演奏表現を行
うことが可能となる。
【0163】次に、アルペジオ・パターン出力処理に関
して説明する。このアルペジオ・パターン出力処理は、
アルペジオ・パターン出力処理ルーチンによって実行さ
れるものであり、図18を参照しながら、ROOTおよ
びVARIATIONに基づいて得られたアルペジオ・
パターン・データのアドレスを示すARPEGIOが、
OFF以外のときの処理について説明する。
【0164】図18に示すアルペジオ・パターン出力処
理ルーチンは、CPU10のタイマにより、テンポ・キ
ー36によって設定したテンポに対応する一定時間毎
に、繰り返し読み出されるものである。
【0165】このアルペジオ・パターン出力処理ルーチ
ンを説明する前に、当該発音開始指示情報出力ルーチン
において用いられるレジスタについて説明する。
【0166】・ARPEGIO 上記したように、アルペジオ・パターン・データのアド
レスを示す。
【0167】・TIME 「ARPEGIO+2」で示されるアドレスのデータた
る、出力までのタイミングを示す。
【0168】・STATUS ARPEGIOで示されるアドレスのデータたる、ステ
ータスを示し、ON/OFFが記憶される。
【0169】アルペジオ・パターン出力処理ルーチンに
おいては、図18に示す処理を行う前に、ルート指定キ
ーとバリエーション指定キーとの両方がオンされたとき
に、選択されたアルペジオ・パターン・データの先頭か
ら3バイト目に位置するタイミングのデータをTIME
に記憶し、TIMEの記憶内容を初期化することにな
る。
【0170】上記した処理を終了すると、図18に示す
処理が実行されることになり、まず、ステップS180
2において、ARPEGIOがOFFであるか否かを判
断する。
【0171】ステップS1802の判断結果が肯定、即
ち、ARPEGIOがOFFである場合には、アルペジ
オ演奏を行う必要がないので、何らの処理も行うことな
く、このアルペジオ・パターン出力処理ルーチンを終了
する。
【0172】一方、ステップS1802の判断結果が否
定、即ち、ARPEGIOがOFFでない場合には、ス
テップS1804へ進み、TIMEが「0」であるか否
かを判断する。
【0173】ステップS1804の判断結果が否定、即
ち、TIMEが「0」でない場合には、未だ発音あるい
は消音するタイミングに到達していないものであるの
で、ステップS1806へ進み、TIMEを「1」デク
リメントして、このアルペジオ・パターン出力処理ルー
チンを終了する。
【0174】一方、ステップS1804の判断結果が肯
定、即ち、TIMEが「0」である場合には、ステップ
S1808へ進み、ARPEGIOのアドレスのデータ
のステータスをSTATUSに記憶する。
【0175】ステップS1808の処理を終了すると、
ステップS1810へ進み、ステップS1808で記憶
したSTATUSが「ON」であるか否かを判断する。
【0176】ステップS1808の判断結果が肯定、即
ち、STATUSが「ON」であるならば、ステップS
1812へ進み発音処理を行う。つまり、「ARPEG
IO+1」のアドレスのデータたる行番号と、CHOR
Dに記憶したコード・データ・テーブルのアドレスより
得られるコード構成音の音高データを含む発音開始指示
情報を音源18に対して出力する。
【0177】一方、ステップS1810の判断結果が否
定、即ち、STATUSがOFFであるならば、ステッ
プS1814へ進み消音処理を行う。つまり、「ARP
EGIO+1」のアドレスのデータたる行番号と、CH
ORDに記憶したコード・データ・テーブルのアドレス
より得られるコード構成音の音高データを含む発音終了
指示情報を音源18に対して出力する。
【0178】そして、ステップS1812あるいはステ
ップS1814の処理を終了すると、ステップS181
6へ進み、ARPEGIOに「3」を加算することによ
り、ARPEGIOは図14における次の行のステータ
スのアドレスを示すことになる。
【0179】ステップS1816の処理を終了すると、
ステップS1818へ進み、ARPEGIOに「3」を
加算した後に読み出すデータがあるか否かを判断する。
【0180】ステップS1818の判断結果が否定、即
ち、ARPEGIOに「3」を加算した後に読み出すデ
ータがない場合には、ステップS1820へ進み、AR
PEGIOを先頭アドレスに戻して、ステップS182
2へ進む。
【0181】一方、ステップS1818の判断結果が肯
定、即ち、ARPEGIOに「3」を加算した後に読み
出すデータがある場合には、そのままステップS182
2へ進む。
【0182】ステップS1822では、「ARPEGI
O+2」のアドレスのデータたるタイミングのデータを
TIMEに記憶をしてステップS1804へ戻り、ステ
ップS1804以降の処理を繰り返す。
【0183】なお、以上説明したコード・プレイ・モー
ドにおいては、コードの消音が指示されるまで、コード
の発音を繰り返すことになるが、アルペジオ・パターン
・データの最終データを読み出した後には、コードの発
音を停止するようにしてもよい。
【0184】また、予め設定された時間だけ演奏した後
に、コードの発音を停止するなど、コードの発音の停止
に関しては、種々に変形することができる。
【0185】〔フレット・シフト量設定モード〕フレッ
ト・シフト量設定モードとは、フレット・シフト・キー
46を1回操作した場合におけるフレット・キー群44
の各フレット・キーとフレット番号(列番号)との対応
関係の変化量を、ロータリー・エンコーダー30を用い
て設定するモードである。フレット・シフト量設定モー
ドにおける表示器20の表示例が、図19に示されてい
る。
【0186】図20には、フレット・シフト量設定モー
ドにおけるフレット・シフト量設定処理ルーチンのフロ
ーチャートが示されており、フレット・シフト量は、上
記したようにSFTAMTに記憶されるようになされて
いる。
【0187】なお、このフレット・シフト量設定処理ル
ーチンは、フレット・シフト量設定モードにおいて、所
定時間間隔で繰り返し実行されることになる。
【0188】フレット・シフト量設定処理ルーチンが起
動されると、まず、ステップS2002において、ロー
タリー・エンコーダー30が時計回り方向に回転され
て、「+1」されたか否かが判断される。
【0189】ステップS2002の判断結果が肯定、即
ち、ロータリー・エンコーダー30が時計回り方向に回
転されて「+1」された場合には、ステップS2004
へ進み、SFTAMTの値が「12」であるか否かを判
断する。
【0190】ステップS2002の判断結果が肯定、即
ち、SFTAMTの値が「12」である場合には、その
後の処理を行うことなく、このフレット・シフト量設定
処理ルーチンを終了する。即ち、SFTAMTの値の上
限値を「12」に制限するものである。
【0191】一方、ステップS2004の判断結果が否
定、即ち、SFTAMTの値が未だ「12」に到達して
いない場合には、ステップS2006へ進み、SFTA
MTの値を「1」インクリメントしてSFTAMTの値
を更新し、ステップS2008へ進む。
【0192】ステップS2008では、表示器20のS
FTAMTの値を表示する領域に、ステップS2006
で更新したSFTAMTの値を表示する。そして、この
ステップS2008の処理を終了すると、フレット・シ
フト量設定処理ルーチンを終了する。
【0193】一方、ステップS2002の判断結果が否
定、即ち、ロータリー・エンコーダー30が時計回り方
向に回転されて「+1」されていない場合には、ステッ
プS2010へ進み、ロータリー・エンコーダー30が
反時計回り方向に回転されて、「−1」されたか否かが
判断される。
【0194】ステップS2010の判断結果が否定、即
ち、ロータリー・エンコーダー30が時計回り方向に
も、反時計回り方向に回転されていない場合には、ロー
タリー・エンコーダー30は操作されていないのである
から、何らの処理も行うことなく、このフレット・シフ
ト量設定処理ルーチンを終了する。
【0195】一方、ステップS2010の判断結果が肯
定、即ち、ロータリー・エンコーダー30が反時計回り
方向に回転されて「−1」された場合には、ステップS
2012へ進み、SFTAMTの値が「1」であるか否
かを判断する。
【0196】ステップS2012の判断結果が肯定、即
ち、SFTAMTの値が「1」である場合には、その後
の処理を行うことなく、このフレット・シフト量設定処
理ルーチンを終了する。即ち、SFTAMTの値の下限
値を「1」に制限するものである。
【0197】一方、ステップS2012の判断結果が否
定、即ち、SFTAMTの値が未だ「1」に到達してい
ない場合には、ステップS2014へ進み、SFTAM
Tの値を「1」デクリメントしてSFTAMTの値を更
新し、ステップS2008へ進む。
【0198】ステップS2008では、表示器20のS
FTAMTの値を表示する領域に、ステップS2014
で更新したSFTAMTの値を表示する。そして、この
ステップS2008の処理を終了すると、フレット・シ
フト量設定処理ルーチンを終了する。
【0199】以上説明したように、フレット・シフト量
設定処理ルーチンにおいては、SFTAMTの値が、ロ
ータリー・エンコーダー30を操作に応じて「1」づつ
増減されて、その値が「1乃至12」の範囲となるよう
に制御される。
【0200】そして、上記のようにフレット・シフト量
の設定変更を可能とすることによって、操作者にとって
最も効果的な操作量を設定することができるようにな
り、操作性を著しく向上することができる。
【0201】なお、フレット・シフト量の設定に限らず
に、上記と同様な処理方法を、操作者にとって効果的な
操作量が予測し難い他の楽音制御パラメータに適用して
もよいことは勿論である。
【0202】〔音高データ・テーブル選択モード〕音高
データ・テーブル選択モードは、フレット・キー・プレ
イ・モードにおいて、フレット・キー群44の操作時に
参照される音高データの確定に使用される音高データ・
テーブルを、ロータリー・エンコーダー30を操作して
選択するモードである。
【0203】図21ならびに図22には、音高データ・
テーブル選択モードにおける表示器20の表示例が示さ
れている。ちなみに、図21は「NRM」の音高データ
・テーブルを選択した場合の表示態様を示し、図22は
「BS6」の音高データ・テーブルを選択した場合の表
示態様を示す。
【0204】なお、音高データ・テーブルの選択に関し
ては、ロータリー・エンコーダー30の操作に応じて、
RAM14に設定されたレジスタCURTBLに各音高
データ・テーブルを指定する値を記憶させればよい。
【0205】CURTBLに記憶される値は、音高デー
タ・テーブルと対応付けられており、発音開始指示情報
出力ルーチンの処理中において、「CURTBL=0」
のときは図21の「NRM」の音高データ・テーブルが
参照され、「CURTBL=1」のときは図22の「B
S6」の音高データ・テーブルが参照されるようになさ
れている。
【0206】なお、上記したように、音高データ・テー
ブルは2種類のものに限られることなしに、より多くの
種類の音高データ・テーブルを備えるようにしてもよ
い。
【0207】また、ROM12に記憶させるのではなく
て、RAM14などの書き換え可能なメモリに記憶させ
ておくことで、操作者が任意のエディットを行うことが
できるようにしてもよい。
【0208】〔音高データ補正モード〕音高データ補正
モードは、音高データ・テーブルに記憶された各音高デ
ータに対してフレット・キー群44の各行単位で補正を
加える際に使用する、音高データ補正テーブルの設定を
変更するためのモードである。
【0209】図23ならびに図24には、音高データ補
正モードにおける表示器20の表示例が示されている。
ちなみに、図23は「STR0:0行」を「0:補正な
し」に設定した場合の表示態様を示し、図24は「ST
R3:3行」を「+2:1音高くする」に設定した場合
の表示態様を示す。
【0210】図25は、音高データ補正モードにおいて
実行される音高データ補正処理ルーチンを示しており、
モード・キー32の操作によって、他のモードに移行す
るまで実行されるものである。
【0211】なお、この音高データ補正処理ルーチンに
おいては、TBLYは処理対象の行番号を示すものとす
る。
【0212】まずステップS2502においては、処理
対象となる行番号を示すTBLYに、初期設定として
「0」を記憶する。即ち、この音高データ補正処理ルー
チンの起動時においては、0行に関しての処理を行うよ
うにセットされる。
【0213】ステップS2502の処理を終了すると、
ステップS2504へ進み、TBLYの値を行番号とし
て、当該行番号を示す文字列を表示器20に表示する。
即ち、「TBLY=0」のときは「STR0」と表示す
る。
【0214】ステップS2504の処理を終了すると、
ステップS2506へ進み、音高データ補正テーブルか
らTBLYの値を読み出して、当該値を表示器20に表
示する。即ち、図6に示す音高データ補正テーブルにお
いて、「TBLY=0」の場合については「±0」と表
示する。
【0215】ステップS2506の処理を終了すると、
ステップS2508へ進み、0列のフレット・キーが押
された否かを判断する。
【0216】ステップS2506の判断結果が肯定、即
ち、0列のフレット・キーが押された場合には、ステッ
プS2510へ進み、押された0列のフレット・キーの
行番号をTBLYに記憶し、ステップS2504へ戻り
上記した処理を行う。即ち、音高を補正したい行を、開
放弦音高指定キー48で指定することになる。
【0217】一方、ステップS2508の判断結果が否
定の場合には、ステップS2512へ進み、ロータリー
・エンコーダー30が時計回り方向に回転されて、「+
1」されたか否かが判断される。
【0218】ステップS2512の判断結果が肯定、即
ち、ロータリー・エンコーダー30が時計回り方向に回
転されて「+1」された場合には、ステップS2514
へ進み、TBLYに対応する音高補正データの値が「1
2」であるか否かを判断する。
【0219】ステップS2514の判断結果が肯定、即
ち、TBLYに対応する音高補正データの値が「12」
である場合には、ステップS2516へ進む。即ち、ス
テップS2514の処理において、TBLYに対応する
音高補正データの値の上限値を「12」に制限するもの
である。
【0220】一方、ステップS2514の判断結果が否
定、即ち、TBLYに対応する音高補正データの値が未
だ「12」に到達していない場合には、ステップS25
18へ進み、TBLYに対応する音高補正データの値を
「1」インクリメントして音高補正データの値を更新
し、ステップS2520へ進む。
【0221】ステップS2520では、表示器20のT
BLYに対応する音高補正データの値を表示する領域
に、ステップS2518で更新した音高補正データの値
を表示する。そして、このステップS2520の処理を
終了すると、ステップS2516へ進む。
【0222】一方、ステップS2512の判断結果が否
定、即ち、ロータリー・エンコーダー30が時計回り方
向に回転されて「+1」されていない場合には、ステッ
プS22522へ進み、ロータリー・エンコーダー30
が反時計回り方向に回転されて、「−1」されたか否か
が判断される。
【0223】ステップS2522の判断結果が否定、即
ち、ロータリー・エンコーダー30が時計回り方向に
も、反時計回り方向に回転されていない場合には、ロー
タリー・エンコーダー30は操作されていないのである
から、何らの処理も行うことなく、ステップS2516
へ進む。
【0224】一方、ステップS2522の判断結果が肯
定、即ち、ロータリー・エンコーダー30が反時計回り
方向に回転されて「−1」された場合には、ステップS
2524へ進み、TBLYに対応する音高補正データの
値が「−12」であるか否かを判断する。
【0225】ステップS2524の判断結果が肯定、即
ち、TBLYに対応する音高補正データの値が「−1
2」である場合には、ステップS2516へ進む。即
ち、ステップS2524の処理において、TBLYに対
応する音高補正データの値の下限値を「−12」に制限
するものである。
【0226】一方、ステップS2524の判断結果が否
定、即ち、TBLYに対応する音高補正データの値が未
だ「−12」に到達していない場合には、ステップS2
526へ進み、TBLYに対応する音高補正データの値
を「1」デクリメントして音高補正データの値を更新
し、ステップS2520へ進む。
【0227】ステップS2520では、表示器20のT
BLYに対応する音高補正データの値を表示する領域
に、ステップS2526で更新した音高補正データの値
を表示する。そして、このステップS2520の処理を
終了すると、ステップS2516へ進む。
【0228】ステップS2516においては、モード・
キー32によって、他のモードが選択されたか否かを判
断する。
【0229】ステップS2516の判断結果が否定、即
ち、モード・キー32によって他のモードが選択されて
いない場合には、ステップS2508へ戻り、上記した
処理を繰り返す。
【0230】一方、ステップS2516の判断結果が肯
定、即ち、モード・キー32によって他のモードが選択
された場合には、この音高データ補正処理ルーチンを終
了し、モード・キー32によって選択された他のモード
の処理を行う。
【0231】以上説明したように、音高データ補正モー
ドにおいては、音高を補正したい行を開放弦音高指定キ
ー48で指定し、音高データの補正値をロータリー・エ
ンコーダー30で設定するものである。
【0232】従って、例えば、音高データ・テーブルと
して図5(a)に示す「NRM」の音高データ・テーブ
ルが選択され、音高データ補正テーブルが図6に示すよ
うに設定されたすると、フレット・キー・プレイ・モー
ドにおいては、あたかも図26のような音高データ・テ
ーブルが選択されたのと同じ動作をすることになる。
【0233】ちなみに、図26に示す音高データ・テー
ブルは、「オープンA」と称されるギター・チューニン
グに対応している。
【0234】従って、音高データ補正テーブルを用いる
ことにより、種々のチューニング・パターンを容易に設
定することができる。
【0235】〔コード割当変更モード〕このコード割当
変更モードでは、ROOTおよびVARIATIONに
よって指定されるコード割当テーブルの値を変更するこ
とができる。
【0236】即ち、コード割当変更モードにおいては、
ロータリー・エンコーダー30を操作すると、ROOT
およびVARIATIONに対応するコード割当テーブ
ルのデータたる、コード・データ・テーブルのアドレス
が変更される。
【0237】例えば、図10において、ルート音として
「C」が選択されるとともに、バリエーション・ナンバ
ーとして「0」が選択されていたとすると、ロータリー
・エンコーダー30を操作することにより、コード・デ
ータ・テーブルのアドレスが、Cmaj_1→Cmaj
_2→Cmaj_3→・・・→Cmaj7_1→・・・
→Dmaj_1→・・・などと、変化する。
【0238】〔コード構成音変更モード〕このコード構
成音変更モードでは、CHORDに記憶されたアドレス
に対応するコード・データの構成音の変更を行うことが
できる。
【0239】例えば、図10において、ルート音として
「C」が選択されるとともに、バリエーション・ナンバ
ーとして「0」が選択されていたとすると、コード・デ
ータ・テーブルのアドレスは「Cmaj_1」となり、
そのときの表示器20の表示態様は図27に示すように
なる。
【0240】ここにおいて、「Cmaj_1」の構成音
のうち開放弦を除くと、フィンガー・ポジションにおい
て1フレットが最も小さいフレット番号なので、FRE
TSFTには「1−1=0」が設定され、フレット・キ
ー群44の1列目は、ギターの1フレットに対応するよ
うになる。そして、図27に示すように、「FRET=
1」と表示される。
【0241】ここで、フレット・キー群44の5行0列
目を押すと、入力された音高が「40」であり、コード
・データ・テーブルの5行目の音高と等しいため、アド
レス「Cmaj_1」の5行目には「0」が書き込ま
れ、表示器20の表示態様は図28に示すように変化す
る。
【0242】以上説明したように、コードの構成音を変
更することにより、予め用意されていない構成音のコー
ドを、操作者が任意に作成することができるようにな
る。
【0243】〔アルペジオ割当変更モード〕このアルペ
ジオ割当変更モードでは、ROOTおよびVARIAT
IONによって指定されるアルペジオ・パターン割当テ
ーブルの値を変更することができる。
【0244】即ち、アルペジオ割当変更モードにおいて
は、ロータリー・エンコーダー30を操作すると、RO
OTおよびVARIATIONに対応するアルペジオ・
パターン割当テーブルのデータたる、対象となるアルペ
ジオ・パターン・データ・テーブルのアドレスが変更さ
れる。
【0245】例えば、図13において、ルート音として
「C」が選択されるとともに、バリエーション・ナンバ
ーとして「0」が選択されていたとすると、ロータリー
・エンコーダー30を操作することにより、アルペジオ
・パターン・データ・テーブルのアドレスが、arp_
1→arp_2→arp_3→・・・などと変化する。
【0246】なお、図29には、アルペジオ割当変更モ
ードにおける表示態様の一例が示されている。
【0247】従って、アルペジオ割当変更モードにおい
ては、指定したルート音とバリエーション・ナンバーに
対して、アルペジオ・パターンの割り当てを変更するこ
とにより、例えば、同じコードで異なるアルペジオ・パ
ターンを複数のバリエーション・ナンバーに割り当てる
ことができるようになる。
【0248】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0249】コードのルート音を指定するルート指定手
段と、コードのコード・タイプを指定するコード・タイ
プ指定手段とを備え、ルート指定手段を操作してルート
音を指定するとともに、コード・タイプ指定手段を操作
してコード・タイプを指定することにより所望のコード
を指定し、指定した所望のコードを発音する自動演奏装
置において、ルート指定手段とコード・タイプ指定手段
との双方の操作が解除されたとき、ルート指定手段およ
びコード・タイプ指定手段の操作中に発音されていたコ
ードを消音するようにしたため、ルート指定手段とコー
ド・タイプ指定手段との双方の操作中においては、コー
ドが発音され、ルート指定手段とコード・タイプ指定手
段との双方の操作が解除されたときには、コードが消音
されることになるので、ルート指定手段およびコード・
タイプ指定手段の操作タイミングにより、コードの発音
/消音を行うことができるようになる。
【0250】即ち、本発明によれば、コードのルート音
を指定する手段とコードのコード・タイプを指定する手
段とを設け、これらの操作タイミングによりコードの発
音/消音を制御するようにしたので、コードの発音/消
音の際の操作性を著しく向上させた自動演奏装置を実現
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による自動演奏装置を示すブ
ロック構成図である。
【図2】図1に示す自動演奏装置の操作パネルの説明図
である。
【図3】フレット・キー・プレイ・モードにおける表示
器の表示態様の一例を示す説明図である。
【図4】フレット・キー・プレイ・モードにおける発音
開始情報出力ルーチンのフローチャートである。
【図5】(a)(b)は音高データ・テーブルの例を図
表的に示しており、(a)はギターにおける一般的なチ
ューニング・パターンに合わせた音高を記憶した音高デ
ータ・テーブル(ノーマル(NRM))であり、(b)
は第6弦ベースにおける一般的なチューニング・パター
ンに合わせた音高を記憶した音高データ・テーブル(B
S6)である。
【図6】音高補正データ・テーブルを図表的に示す説明
図である。
【図7】出力音高テーブルを図表的に示す説明図であ
る。
【図8】フレット・キー・プレイ・モードにおける発音
終了指示情報出力ルーチンのフローチャートである。
【図9】フレット・シフト・キー処理ルーチンのフロー
チャートである。
【図10】コード割当テーブルを図表的に示す説明図で
ある。
【図11】コード・データ・テーブルを図表的に示す説
明図である。
【図12】コード・プレイ・モードにおける表示器の表
示態様の一例を示す説明図である。
【図13】アルペジオ・パターン割当テーブルを図表的
に示す説明図である。
【図14】アルペジオ・パターン・データ・テーブルを
図表的に示す説明図である。
【図15】オン・イベント処理ルーチンのフローチャー
トである。
【図16】オフ・イベント処理ルーチンのフローチャー
トである。
【図17】ルート指定キーとバリエーション指定キーと
のオン/オフの操作状態と、ルート指定キーとバリエー
ション指定キーとのオン/オフの操作に基づいて発音/
消音されるコードとの関係を示したタイミング・チャー
トである。
【図18】アルペジオ・パターン出力処理ルーチンのフ
ローチャートである。
【図19】フレット・シフト量設定モードにおける表示
器の表示態様の一例を示す説明図である。
【図20】フレット・シフト量設定処理ルーチンのフロ
ーチャートである。
【図21】音高データ・テーブル選択モードにおいて、
「NRM」の音高データ・テーブルを選択した場合の表
示器の表示態様を示す。
【図22】音高データ・テーブル選択モードにおいて、
「BS6」の音高データ・テーブルを選択した場合の表
示器の表示態様を示す。
【図23】音高データ補正モードにおいて、「STR
0:0行」を「0:補正なし」に設定した場合の表示器
の表示態様を示す。
【図24】音高データ補正モードにおいて、「STR
3:3行」を「+2:1音高くする」に設定した場合の
表示器の表示態様を示す。
【図25】音高データ補正処理ルーチンのフローチャー
トである。
【図26】音高データ・テーブルとして図5(a)に示
す「NRM」の音高データ・テーブルが選択され、音高
データ補正テーブルが図6に示すように設定された場合
において、仮想的に設定されることになる音高データ・
テーブルを図表的に示す説明図である。
【図27】コード構成音変更モードにおける表示器の表
示態様の一例を示す説明図である。
【図28】コード構成音変更モードにおける表示器の表
示態様の一例を示す説明図である。
【図29】アルペジオ割当変更モードにおける表示器の
表示態様の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
10 CPU 12 ROM 14 RAM 16 操作子群 18 音源 20 表示器 30 ロータリー・エンコーダー 32 モード・キー 34 イレース・キー 36 テンポ・キー 38 スタート・キー 40 レコード・キー 42 ストップ・キー 44 フレット・キー群 46 フレット・シフト・キー 48 開放弦音高指定キー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コードのルート音を指定するルート指定
    手段と、コードのコード・タイプを指定するコード・タ
    イプ指定手段とを備え、前記ルート指定手段を操作して
    ルート音を指定するとともに、前記コード・タイプ指定
    手段を操作してコード・タイプを指定することにより所
    望のコードを指定し、指定した所望のコードを発音する
    自動演奏装置において、 前記ルート指定手段と前記コード・タイプ指定手段との
    双方の操作が解除されたとき、前記ルート指定手段およ
    び前記コード・タイプ指定手段の操作中に発音されてい
    たコードを消音することを特徴とする自動演奏装置。
  2. 【請求項2】 前記ルート指定手段および前記コード・
    タイプ指定手段の操作中において、前記ルート指定手段
    または前記コード・タイプ指定手段のどちらか一方が同
    一操作状態を継続するとともに、他方が操作状態を変化
    させることにより、前記ルート指定手段と前記コード・
    タイプ指定手段との操作によって指定されるコードが変
    化したときに、前記他方の操作状態の変化に基づき指定
    されたコードの発音直前に、前記他方の操作状態の変化
    前に指定されていたコードを消音する請求項1記載の自
    動演奏装置。
JP5208502A 1993-07-30 1993-07-30 自動演奏装置 Pending JPH0744172A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008004690A1 (fr) * 2006-07-03 2008-01-10 Plato Corp. Dispositif portatif de production d'accords, programme d'ordinateur et support d'enregistrement
JP4631222B2 (ja) * 2001-06-27 2011-02-16 ヤマハ株式会社 電子楽器、鍵盤楽器、電子楽器の制御方法及びプログラム

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