JPH0744045A - 熱定着装置 - Google Patents

熱定着装置

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JPH0744045A
JPH0744045A JP5188432A JP18843293A JPH0744045A JP H0744045 A JPH0744045 A JP H0744045A JP 5188432 A JP5188432 A JP 5188432A JP 18843293 A JP18843293 A JP 18843293A JP H0744045 A JPH0744045 A JP H0744045A
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JP
Japan
Prior art keywords
heating roller
paper
roller
guide plate
heating
Prior art date
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Pending
Application number
JP5188432A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoki Yamamura
直樹 山村
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TEC CORP
Original Assignee
TEC CORP
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Publication date
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  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 用紙の転写面が加熱されることにより保湿量
が多い用紙の両側縁部が加熱方向に巻き込むのに対し、
巻き込んだ用紙の両側縁部が加熱ローラ側下流ガイド板
に形成されたリブに引っ掛かるのを防止する。 【構成】 加熱ローラに対してその軸方向に所定距離離
反した位置で先端部9aが当接する少なくとも二つの剥
離爪9と、ローラ接触部よりも用紙経路2の下流側の加
熱ローラ側に配置されて用紙経路2を形成する加熱ロー
ラ側下流ガイド板13aとを設け、この加熱ローラ側下
流ガイド板13aに用紙経路2に向けて突出形成された
複数個のリブ14を最外方に位置する二つの剥離爪9の
間の位置のみに配置することで、加熱ローラに加熱され
た用紙8の両側縁部8aが加熱方向に巻き込んだとして
も、巻き込んだ用紙8の両側縁部8aが加熱ローラ側下
流ガイド13aの入口でリブ14に引っ掛からないよう
にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、静電写真方式の複写機
やプリンタ等に用いられ、画像転写後の用紙を加熱して
転写像を定着する熱定着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】静電写真方式の複写機やプリンタ等で
は、用紙上に転写された直後の転写像は未定着状態にあ
り、加熱や加圧等して定着する必要がある。つまり、こ
のような方式の画像形成技術では、一般的に、一様に帯
電させた感光体を選択的に露光して静電潜像を形成し、
この静電潜像に逆極性に帯電されたトナーを付着させて
現像像を形成し、このような現像像に用紙を重ね合わ
せ、現像像とは逆極性の帯電によってトナーを用紙上に
転写し、その直後に除電して感光体から用紙を分離する
ことにより用紙に画像を形成している。したがって、感
光体から分離された直後の用紙に転写されたトナーは未
定着状態であり、そのままでは容易に用紙から離脱して
しまう。そこで、従来、静電写真方式の複写機やプリン
タ等では、転写部よりも用紙経路の下流側に定着装置を
配置し、用紙の転写像を定着装置によって定着するよう
にしている。このような定着装置としては、熱定着方
式、圧力定着方式、輻射熱定着方式等の種々の方式のも
のが実用化されているが、熱定着方式のもの、すなわち
熱定着装置が最も広く普及している。
【0003】そこで、このような熱定着装置の従来の一
例を図2ないし図4に示す。まず、筐体状の本体ケース
1が設けられ、この本体ケース1の前後面には用紙経路
2を貫通させるための二つの用紙通過孔3が形成されて
いる。これらの用紙通過孔3は、前記用紙経路2の上流
側に位置する用紙通過孔入口3aと下流側に位置する用
紙通過孔出口3bとよりなる。そして、前記本体ケース
1内には、前記用紙経路2を介して接触する位置に加熱
ローラ4と加圧ローラ5とが回転自在に取り付けられて
いる。前記加熱ローラ4は、例えば、外周面に離形性が
良好なゴムや樹脂等が被覆されたローラ状部材6とこの
ローラ状部材6の中央空間部に配置された長尺状の電熱
ヒータ7とにより形成され、前記ローラ状部材6が図示
しない駆動部に駆動されて回転するような構造である。
また、前記加圧ローラ5は、例えば、柔軟な多孔資部材
に覆われたローラ状部材であり、前記加熱ローラ4に対
して押圧支持されている。ここで、電子写真方式のプリ
ンタ等では、図示しない感光体の下方を用紙8が通過
し、この用紙8の上面に転写像が形成される構造である
のが一般的である。そこで、このような一般的な電子写
真方式のプリンタ等の構造に合わせ、本従来例でも、前
記用紙経路2の上方に前記加熱ローラ4が配置され、下
方に前記加圧ローラ5が配置されている。
【0004】次いで、前記加熱ローラ4と前記加圧ロー
ラ5とが接触するローラ接触部Aよりも前記用紙経路2
の下流側で前記加熱ローラ4に当接する四つの剥離爪9
が設けられている。これらの剥離爪9は、略L字形状を
しており、一端を支軸10に回転自在に保持され、その
支軸10を中心として自重で回転することによって他端
に形成された先端部9aが前記加熱ローラ4に当接する
構造である。ここで、この加熱ローラ4に当接する前記
先端部9aは前記ローラ接触部A方向に延出しており、
それらの先端部9aの接触位置は前記加熱ローラ4の軸
方向に所定距離離反した四個所である。
【0005】次いで、前記本体ケース1内には、前記用
紙経路2を形成する一対のガイド板11が取り付けられ
ている。これらのガイド板11は、前記ローラ接触部A
よりも前記用紙経路2の上流側に位置する上流ガイド板
12と下流側に位置する下流ガイド板13とよりなる。
また、一対の前記ガイド板11のうち、前記加熱ローラ
4側に位置するのは加熱ローラ側上流ガイド板12a及
び加熱ローラ側下流ガイド板13aとなり、前記加圧ロ
ーラ5側に位置するのは加圧ローラ側上流ガイド板12
b及び加圧ローラ側下流ガイド板13bとなっている。
そして、前記加熱ローラ側下流ガイド板13a及び前記
加圧ローラ側下流ガイド板13bには、それぞれ前記用
紙経路2方向に突出する複数個のリブ14が前記用紙経
路2の上下流方向に沿って形成されている。
【0006】さらに、前記本体ケース1の上面には、前
記加熱ローラ4に当接するクリーニングパッド15が着
脱自在に取り付けられている。
【0007】このような構造のものは、例えば電子写真
方式のプリンタ等の図示しない装置本体における用紙経
路中で感光体よりも下流側に配置され、用紙経路2が装
置本体の用紙経路の一部を構成する。したがって、感光
体から分離されて転写像が形成された用紙8は、用紙通
過孔入口3aより本体ケース1内に入り込み、上流ガイ
ド板12に案内されて加熱ローラ4と加圧ローラ5とに
より搬送され、下流ガイド板13に案内されて用紙通過
孔出口3bより排出される。この際、加熱ローラ4で
は、通電された電熱ヒータ7に加熱されてローラ状部材
6が発熱している。このため、用紙8に形成された転写
像のトナーは、加熱ローラ4に接触すると加熱されて溶
融し、用紙8に定着される。そして、加熱ローラ4を通
過する用紙8は、転写像のトナーが溶融することにより
加熱ローラ4に付着するが、剥離爪9の先端部9aによ
って加熱ローラ4から剥離され、下流ガイド板13に案
内されて用紙経路2を下流に向けて進行する。この際、
用紙の表裏面は下流ガイド板13より突出するリブ14
に接触して案内されるため、下流ガイド板13に面接触
しない。
【0008】ここで、用紙8は空気中の水分を吸収して
保湿状態にあり、発熱ローラ4に加熱されると保有する
水分が蒸発して収縮する。この時の収縮量は、発熱ロー
ラ4に直接加熱される面、すなわち転写面側の方がより
多い。このため、ローラ接触部Aを通過した用紙8は、
転写面側に巻き込もうとする。したがって、ローラ接触
部Aを通過した用紙8は、加熱ローラ側下流ガイド板1
3aに案内されることが多い。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】通常、用紙8は複数枚
積層された状態で図示しない給紙カセットや給紙トレイ
に収納されているので、用紙8の保湿量は、用紙8の周
辺部分において多く、用紙8の中央部分に向かうにつれ
て少なくなる。このため、このような用紙8が発熱ロー
ラ4に加熱されると、保湿量が多い周辺部分の巻き込み
が中央部分よりも多くなる。このようなことから、図3
に例示するように、ローラ接触部Aを通過した用紙8は
その両側縁部分8aが大きく屈曲し、加熱ローラ側下流
ガイド板13aの入口でそのリブ14に引っ掛かること
があるという欠点を有する。このようにリブ14に用紙
8の屈曲部分が引っ掛かると、用紙8が折れ曲がる等し
て痛んだり、用紙ジャムが生じたりして不都合である。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、発熱する加熱
ローラと、この加熱ローラに用紙経路を介して当接する
加圧ローラと、この加圧ローラと加熱ローラとが接触す
るローラ接触部よりも用紙経路の下流側でローラ接触部
に向けて延出する先端部が加熱ローラに対してその軸方
向に所定距離離反した位置で当接する少なくとも二つの
剥離爪と、ローラ接触部よりも用紙経路の下流側の加熱
ローラ側に配置されてこの用紙経路を形成する加熱ロー
ラ側下流ガイド板と、この加熱ローラ側下流ガイド板に
用紙経路に向けて突出形成された複数個のリブとを含む
熱定着装置において、加熱ローラ側下流ガイド板のリブ
を最外方に位置する二つの剥離爪の間の位置のみに配置
した。
【0011】
【作用】したがって、用紙経路を案内された用紙はロー
ラ接触部を通過することで加熱ローラに加熱され、これ
により用紙に形成された転写像をなすトナーが溶融され
て定着される。そして、ローラ接触部を通過した用紙は
剥離爪によって加熱ローラから剥離され、加熱ローラ側
下流ガイド板によって用紙経路を下流方向に向けて案内
される。この際、空気中の水分を吸収している用紙は、
加熱されることにより収縮し加熱ローラ側に巻き込むた
め、加熱ローラ側下流ガイド板に形成されたリブに接触
しながら案内される。そして、保湿量が多いために加熱
された場合に大きく収縮する用紙の両側縁部はより大き
く巻き込もうとするが、加熱ローラ側下流ガイド板のリ
ブが最外方に位置する二つの剥離爪の間の位置のみに配
置されているため、巻き込んだ用紙の両側縁部がリブに
引っ掛かるようなことがなく、用紙の折れ曲がり等によ
る痛みや用紙ジャムの発生が防止される。
【0012】
【実施例】本発明の一実施例を図1に基づいて説明す
る。図2ないし図4に基づいて説明した部分と同一部分
は同一符号で示し説明も省略する。本実施例では、四つ
の剥離爪9中、最も外方に位置する二つの剥離爪9の間
に位置させて加熱ローラ側下流案内板13aにリブ14
を形成した。つまり、前記加熱ローラ側下流案内板13
aにおいて、それらの最も外方に位置する二つの剥離爪
9よりも外方にはリブ14を配置しないこととした。
【0013】このような構成において、加熱ローラ4に
加熱された用紙8の両側縁部8aは、図1に例示するよ
うに、加熱ローラ側下流ガイド板13aの方向に大きく
屈曲し易い。これに対し、加熱ローラ側下流案内板13
aには、最も外方に位置する二つの剥離爪9よりも外方
にリブ14が形成されていないので、屈曲した用紙8の
両側縁部8aが下流案内板13の入口に引っ掛かるよう
なことがない。このため、ローラ接触部Aを通過して剥
離爪9によって加熱ローラ4から剥離された用紙8は、
円滑に一対の下流案内板13の間に入り込み、定着面が
加熱ローラ側下流案内板13aに形成されたリブ14等
に接触しながら用紙経路2の下流方向に向けて搬送され
る。したがって、両側縁部が折れ曲がる等して生ずる用
紙8の痛みや用紙ジャムの発生が防止される。
【0014】
【発明の効果】本発明は、発熱する加熱ローラと、この
加熱ローラに用紙経路を介して当接する加圧ローラと、
この加圧ローラと加熱ローラとが接触するローラ接触部
よりも用紙経路の下流側でローラ接触部に向けて延出す
る先端部が加熱ローラに対してその軸方向に所定距離離
反した位置で当接する少なくとも二つの剥離爪と、ロー
ラ接触部よりも用紙経路の下流側の加熱ローラ側に配置
されてこの用紙経路を形成する加熱ローラ側下流ガイド
板と、この加熱ローラ側下流ガイド板に用紙経路に向け
て突出形成された複数個のリブとを含む熱定着装置にお
いて、加熱ローラ側下流ガイド板のリブを最外方に位置
する二つの剥離爪の間の位置のみに配置したので、加熱
ローラに加熱された用紙の両側縁部が加熱方向に大きく
巻き込んだとしても、加熱ローラ側下流ガイド板のリブ
が最外方に位置する二つの剥離爪の間の位置のみに配置
されているため、巻き込んだ用紙の両側縁部の下流ガイ
ド入口でのリブに対する引っ掛かりを防止することがで
き、したがって、用紙の両側縁部が下流ガイド入口でリ
ブに引っ掛かることにより生ずる用紙の痛みや用紙ジャ
ムを防止することができる等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例として、ガイド板に形成され
たリブと剥離爪との配置関係を示す正面図である。
【図2】従来の一例を示す全体の縦断側面図である。
【図3】ガイド板に形成されたリブと剥離爪との配置関
係を示す正面図である。
【図4】加熱ローラ側ガイド板と剥離爪との平面図であ
る。
【符号の説明】
2 用紙経路 4 加熱ローラ 5 加圧ローラ 9 剥離爪 9a 先端部 13a 加熱ローラ側下流ガイド板 14 リブ A ローラ接触部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発熱する加熱ローラと、この加熱ローラ
    に用紙経路を介して当接する加圧ローラと、この加圧ロ
    ーラと前記加熱ローラとが接触するローラ接触部よりも
    前記用紙経路の下流側で前記ローラ接触部に向けて延出
    する先端部が前記加熱ローラに対してその軸方向に所定
    距離離反した位置で当接する少なくとも二つの剥離爪
    と、前記ローラ接触部よりも前記用紙経路の下流側の前
    記加熱ローラ側に配置されてこの用紙経路を形成する加
    熱ローラ側下流ガイド板と、この加熱ローラ側下流ガイ
    ド板に前記用紙経路に向けて突出形成された複数個のリ
    ブとを含む熱定着装置において、前記加熱ローラ側下流
    ガイド板の前記リブを最外方に位置する二つの前記剥離
    爪の間の位置のみに配置したことを特徴とする熱定着装
    置。
JP5188432A 1993-07-29 1993-07-29 熱定着装置 Pending JPH0744045A (ja)

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JP5188432A JPH0744045A (ja) 1993-07-29 1993-07-29 熱定着装置

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JP5188432A JPH0744045A (ja) 1993-07-29 1993-07-29 熱定着装置

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JP (1) JPH0744045A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006308783A (ja) * 2005-04-27 2006-11-09 Fuji Xerox Co Ltd 定着装置及びこれを用いた画像形成装置
US7149463B2 (en) * 2002-11-07 2006-12-12 Seiko Epson Corporation Fixing device

Cited By (4)

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