JPH0743796Y2 - 情報記憶定形品の出入装置 - Google Patents

情報記憶定形品の出入装置

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JPH0743796Y2
JPH0743796Y2 JP1986197288U JP19728886U JPH0743796Y2 JP H0743796 Y2 JPH0743796 Y2 JP H0743796Y2 JP 1986197288 U JP1986197288 U JP 1986197288U JP 19728886 U JP19728886 U JP 19728886U JP H0743796 Y2 JPH0743796 Y2 JP H0743796Y2
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陽一 田端
三郎 鷲見
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株式会社イトーキクレビオ
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、ハウジング内下部に設置されたビデオデッ
キ等の情報読出し装置の上方に縦列に整列されたビデオ
カセットテープ等の情報記憶定形品を上記情報読出し装
置に挿入し、あるいは、上記情報読出し装置から情報記
憶定形品を元の整列位置に戻す情報記憶定形品の出入装
置に関する。
(従来の技術とその問題点) この種の情報記憶定形品の出入装置の従来例では、第14
図に示すように、ハウジング内の情報記憶定形品整列部
および情報読出し装置に対し情報記憶定形品の挿脱を行
なうピッカー1を、上下一対のスプロケツト2a,2bに巻
き掛けられた無端チェーン3の一部に固定し、この無端
チェーン3をモータ4で駆動することにより、所望の情
報記憶定形品整列位置と情報読出し装置の間でピッカー
1を昇降動作させるように構成されている。そして、例
えばハウジングの内側面に各情報記憶定形品および情報
読出し装置の位置にそれぞれ対応づけて付せられたマー
ク5および6を、ピッカー1側に設けられたセンサ7で
検出して、その検出信号に基づき上記モータ4を制動
し、所望の高さ位置にピッカー1を停止させるようにな
っている。
しかしながら、上記の従来例の構成では、厳しい停止精
度が要求される情報読出し装置の位置をマーク6により
検出し、モータ4の制御により位置決めするようになっ
ているため、ピッカー1の停止位置の精度を上げるのに
高性能のモータ4およびその制御回路が必要となり、コ
ストの増大を招くとともに、マークの付設も高精度に行
なう必要があり、製造に困難を伴うという問題がある。
また、無端チェーン3の下端側の終端面8と上記ピッカ
ー1の昇降動作範囲の最下端との間に所定寸法βのデッ
ドスペースつまりオーバーラン代を空けておく必要があ
り、スペースが無駄になる。さらにピッカー1の駆動系
として上下一対のスプロケット2a,2bを必要とするた
め、機構が複雑になるなどの問題も有する。
(考案の目的) この考案は、上記問題を解決するためになされたもの
で、ピッカーを昇降動作させる駆動系のモータおよび制
御回路を安価なものでまかなうことができ、構成が簡単
で製造も容易な情報記憶定形品の出入装置を提供するこ
とを目的とする。
(目的を達成するための手段) この考案は、ハウジング内下部に設置された情報読出し
装置の上方に、上下に複数段の情報記憶定形品整列部を
設け、前記情報記憶定形品整列部に情報記憶定形品を収
納し、前記ハウジング内を昇降自在に設けられたピッカ
ーにより、前記情報記憶定形品を前記情報記憶定形品整
列部から取り出して前記情報読出し装置に挿入し、ある
いは前記情報読出し装置から前記情報記憶定形品を取り
出して前記情報記憶定形品整列部に収納する情報記憶定
形品の出入装置において、昇降用モータにより回転駆動
されるスプロケットと、前記スプロケットに巻き掛けら
れ一端に前記ピッカーが吊持され前記スプロケットの駆
動により前記ピッカーを昇降するチェーンと、前記チェ
ーンの他端に接続されたカウンターウエイトと、前記ハ
ウジング内の底部に設けられ前記ピッカーの当接により
前記ピッカーを前記情報読出し装置への前記情報記憶定
形品の挿脱位置及び前記ピッカーの昇降時の基準となる
基準位置に停止させる終端面部材とを備えている。
(作用) この考案においては、カウンターウエイトを設けたこと
により、ピッカーを昇降する際に昇降用モータの駆動力
が小さくてよいため、低出力の安価なモータを用いるこ
とが可能になり、モータ及び制御回路に高い精度をもた
せる必要はなく安価で済み、しかもピッカーの終端面部
材への当接によってピッカーを情報記憶定形品の挿脱位
置でありピッカー昇降時の基準位置である所定位置に停
止させるため、複雑なサーボ制御回路等を必要とせず、
ピッカーを精度良く所定の位置に合わせることが可能に
なる。
また、終端面部材にピッカーが当接することによってチ
ェーンが緩むため、昇降用モータに過負荷がかからず、
しかもこのようにチェーンが緩んでもピッカーは終端面
部材によって所定の位置に停止保持される。
さらに、カウンターウエイトによりピッカーが終端面部
材に当接する際の衝撃が緩和される。
(実施例) 第1図はこの考案の一実施例である情報定形品の出入装
置の要部斜視図を示し、第2図,第3図,第4図はそれ
ぞれその出入装置の正面断面図,側面断面図,平面断面
図を示す。
この出入装置では、ハウジング11内の背面部に情報記憶
定形品であるカセット12を収納する情報記憶定形品整列
部としてのシェルフ13が複数段にわたって縦列に整列配
置されており、最下段の情報記憶定形品整列部としての
シェルフ13につづいてその下に情報読取り装置であるカ
セットデッキ14が配置されている。
ハウジング11内の左側部にはガイドコラム15が、また右
側部にはガイドレール16がそれぞれ垂設され、このガイ
ドコラム15とガイドレール16にまたがってピッカー17が
昇降自在に取り付けられている。すなわち概形U字状の
ピッカーフレーム18の前部左端側には上記ガイドコラム
15が貫通しており、ピッカーフレーム18の右端に設けら
れた前後一対のガイドローラ19a,19bが上記ガイドレー
ル16を挟み付けている。
一方、ハウジング11内の天井部には前後一対のスプロケ
ット20a,20bが並設され、これらのスプロケット20a,20b
間に巻き掛けられたチェーン21の一端にはピッカー17が
吊持され、このチェーン21の他端にカウンターウエイト
22が接続されている。上記スプロケット20aには、同じ
くハウジング11内の天井部に設けられた昇降駆動用モー
タ23の回転が、プーリー24,ベルト25,プーリー26,減速
機27を介して伝えられ、このモータ23の駆動によりピッ
カー17がカセット12およびカセットデッキ14の前面側で
昇降動作するように構成されている。
ピッカー17は、シェルフ13およびカセットデッキ14に対
してカセット12を挿脱するためのものであって、第1図
に示すように上記したピッカーフレーム18の左右のアー
ム部18a,18b間には、カセット12をシェルフ13やカセッ
トデッキ14に向けて押し出すプッシャー28が前後に移動
自在となるように設けられている。すなわち、このプッ
シャー28は左右の進退ガイドロッド29(第1図には左側
のみを示す)間に摺動可能に係架されている。さらに、
このプッシャー28は、ピッカーフレーム18の下部に設け
られたベルト30の一部に止着され、このベルト30が進退
駆動用モータ31により正逆に切替駆動されるのに伴って
進退動作するように構成されている。
プッシャー28上には、第5図に示すように左右一対のフ
ィンガー32が水平面内で回転自在となるように枢支され
ている。このフィンガー32はL字状のレバー33と、その
レバー33の前方のアーム部33aに軸心を水平にして枢着
されたフィンガーローラ34とからなり、フィンガローラ
34のローラ軸34aの外周にはドライベアリング34cを介し
てゴムなどの弾性部材34bが回動自在に被覆されてい
る。そして、これら各フィンガー32のレバー33の後方に
向くアーム部33bにはリンク部材35の一端部が枢結さ
れ、これら各リンク部材35の他端部は、プッシャー28上
の中央部に水平面内で回動自在となるように枢支された
円板36の支軸37を挟む対向位置にそれぞれ枢結されてい
る。上記円板36はプッシャー28の下面側に設けられたフ
ィンガー駆動用モータ38に連結され、このモータ38の駆
動により上記円板36が左右に回動するのに伴って、レバ
ー33とリンク部材35が形成するリンク機構の作用で左右
のフィンガローラ34が揺動して、これによりカセット12
を左右から挟み付けて把持したり、解放したりできるよ
うに構成されている。
ピッカーフレーム18の下側には、フィンガー32によって
シェルフ13やカセットデッキ14からピッカー17側に取り
込んだカセット12を載せるためのピッカーシェル59が設
けられている。このピッカーシェルフ59は、カセット12
を載架する左右一対のカセット支持板60と、カセット12
の両側面をガイドするサイドガイド片61とからなり、カ
セット支持板60の前部は前方に向けて降下傾斜するガイ
ド面60aが形成され、またサイドガイド片61の内側面に
は、前方に向け拡開するテーパ状のガイド面61aが形成
されている。
また、ピッカーフレーム18の左端には一対の高さ位置検
出用センサ39a,39bが設けられる一方、ハウジング11内
の左側部には上記センサ39a,39bと対向するマークプレ
ート40が立設され、このマークプレート40には第7図に
示すように上記各センサ39a,39bにそれぞれ対応させた
マークA,Bが、各マークA,Bごとに縦列に配列されてい
る。そして、上記マークA,Bの間では、一方のマークA
の上端部と他方のマークBの下端部および一方のマーク
Aの下端部と他方のマークBの上端部とが交互に所定の
高さ範囲h内で並存するように互いに高さ位置をずらし
て配列されていて、上記の高さ範囲hは各シェルフ13に
対応する高さ位置としてピッカー17の停止が許容される
範囲を与えている。また、一方のマークAの最下端はカ
セットデッキ14の高さ位置Hに合わせてある。
さらに、上記ピッカーフレーム18の左側アーム部18aと
右側アーム部18bとには、例えば投光器と受光器とから
なるカセット検出用センサ41a,14bが、その一方のセン
サ41aを左側アーム部18aより高い位置に、他方のセンサ
41bを右側アーム部18bより低い位置にして互いに対向し
合うように設けられていて、ピッカー17の昇降動作時
に、これらのセンサ41a,41b間を結ぶ光軸42がシェルフ1
3より突出した状態にあるカセット12で遮断されると
き、ピッカー17の昇降動作を停止させて、ピッカー17が
突出したカセット12に衝突するのを防止するように構成
されている。また上記センサ41a,41bは、ピッカー17側
にカセット12があることを検出するセンサとしても併用
されている。
なお、カセット12を収納するシェルフ13は、第2図〜第
5図に示すようにカセット12の両側をガイドする左右一
対のサイドガイド片13aと、カセット12の底面をガイド
する左右一対の底面ガイド板13bとからなり、サイドガ
イド片13aの内側は前方に向け拡開するテーパ面が形成
され、また底面ガイド板13bの前部は下方向に向けて傾
斜させてあり、シェルフ13に対し多少ずれた位置からカ
セット12がピッカー17により挿入されても、その位置ず
れをシェルフ13自体のガイド作用で修正できるように構
成されている。
第6図はこの出入装置の上記した機構と制御回路43との
構成の概略をブロック図で示したものであり、制御回路
43のマイクロコンピュータ44はカセットデッキ14による
テレビモニタ45への画像再生を制御するとともに、前記
したセンサ39a,39b,41a,41bやその他のセンサからの検
出信号や操作盤46からの入力信号を受けて、予めセット
された第8図〜第12図のフロー図で示すプログラムに基
づき、リレードライバ47を介して各モータ23,31,38の駆
動を制御するように構成されている。第1図において、
49はピッカーシェルフ59上にカセット12があるかどうか
を検出するセンサ、50〜52はプッシャー28の位置を確認
するためのセンサ、53,54はそれぞれフィンガー32の開
閉状態を確認するためのセンサ、55はピッカー17の上昇
動作域の終端を検出するセンサである。
つぎに、第8図〜第12図のフロー図を参照して、この出
入装置の動作を説明する。全体の概略の動作は、第8図
のフロー図で示すように、まずピッカー17を基準位置で
あるカセットデッキ14と対向する最下端の基準位置にセ
ットするイニシャライズのステップS1が実行され、つい
でピッカー17によりカセット12の出入を行なうメインの
ステップS2が実行される。
第9図に示すようにイニシャライズの動作では、まずス
テップS3において高さ位置検出用センサ39a,39bによ
り、ピッカー17が動作終了時の高さ位置にあるかどうか
の確認が行なわれる。このプログラムでは、カセット12
が元のシェルフ13に戻されると、ピッカー17はそのシェ
ルフ13の高さ位置で停止するようになっているため、こ
の確認において適正な高さ位置にないと判定されると、
エラーが生じたものとみなして実行はエラー処理のステ
ップS4に移る。この適正位置の確認は、上記各センサ39
a,39bがこれらに対応する第7図に示すマークA,Bをどち
らも検出している(センサ39a,39bが第7図の停止許容
範囲h内に位置している)ことから確認される。適正位
置にあると確認されると、ステップS5に実行が移り、こ
こでカセット検出用センサ41a,41bの検出信号に基づき
ピッカー17側にカセット12が残っていないか、シェルフ
13からカセット12が突出していないかの確認が行なわれ
る。ここでカセット12が検出されると、エラーが生じた
ものとして実行はエラー処理のステップS4に移る。
カセット12が検出されないとステップS6に実行が移り、
ピッカー17に下降指令が出される。すなわち、昇降駆動
用モータ23にピッカー17を下降させる向きの回転駆動が
指令される。そして、ピッカー17の下降が開始される
と、ステップS7の実行に移り、センサ41a,41bで下降の
途中のシェルフ13からカセット12が突出していないかど
うかの確認が下降と並行して行なわれる。このときカセ
ット12が検出されると、ステップS8に移行してピッカー
17の下降は停止され、ステップS9のエラー処理に実行が
移る。これにより、突出したカセット12にピッカー17が
突き当たる事故は回避される。この下降動作の途中で
は、センサ41a,41b間の光軸42のセンサ41bに近い部分が
先にカセット12で遮られるが、第2図に示すようにこの
部分とピッカー17の下端との間には、カセット12の突出
が検出されてからピッカー17が停止するまでの惰性によ
る降下分を見込んだ所定の間隔α1が予め設定されてお
り、このため惰性による衝突は防止される。
センサ41a,41bによりカセット12の突出がないと確認さ
れると、次のステップS10により再下位置つまりカセッ
トデッキ14へのカセット12の挿脱位置及びピッカー17の
昇降時の基準となる基準位置に達したかどうかが確認さ
れる。この確認は、第7図において高さ位置検出センサ
39a,39aがそれぞれ対応するマークA,Bをいずれも検出し
ないかどうかによって確認される。基準位置に達してい
ないと判定されると、ステップS6に実行が戻り、以下、
基準位置に達したことが確認されるまでステップS6〜S
10の実行が繰り返される。
ステップS10において、基準位置に達したことが確認さ
れると、つまり第7図に示すマークA,Bをこれに対応す
る各センサ39a,39bがどちらも検出しないと、タイムデ
ィレイのステップS11を経てステップS12により昇降駆動
用モータ23の駆動が停止される。すなわち、ピッカー17
はこのとき第3図に仮想線で示すようにハウジング11内
の底部に設けられた終端面部材48に当接してピッカー17
の降下が停止すると共に、チェーン21が緩み、センサ39
a,39bは第7図に示すカセットデッキ高さ位置Hよりわ
ずかに下の位置にあって、マークA,Bのいずれにも対向
していない。ピッカー17が停止すると、ステップS13
よりピッカー17の高さ位置をカセットするカウンタの値
がリセットされ、以上の実行のあと設定したメインのス
テップS2に実行が戻る。
第10図に示すようにメインの動作では、ステップS14
より第6図に示す操作盤46から所望のカセット番号が入
力されると、次のステップS15に実行が移される。この
ステップS15では、後述する第11図のフロー図に従った
一連の動作によってピッカー17が上昇して、所望のカセ
ット12の収納されているシェルフ13の高さ位置で停止す
る。ついでステップS16ではシェルフ13からカセット12
の取出しが行なわれる。この取出し動作は、フィンガー
駆動用モータ38の駆動で、第5図に示す円板36が時計方
向に回動し、これに伴ってフィンガー32が同図に仮想線
で示す開放状態から実線で示す閉鎖側へ回動することに
よって行なわれる。すなわち、この動作により、左右の
フィンガー32のフィンガローラ34が、シェルフ13上に収
納されているカセット12をその両側面より挾持する。こ
のあと、進退駆動用モータ31の駆動によりプッシャー28
が後退し、これによりフィンガー32に挾持されたカセッ
ト12はシェルフ13より引き出されてピッカーシェルフ59
に収納される。この引出動作において、シェルフ13とピ
ッカー17の間の高さ位置に多少のずれがある場合でも、
第13図に示すようにカセット支持板60の前部の降下傾斜
をなすガイド面60aによるガイドと、フィンガローラ34
の回転による挾持位置の上下への修正とにより、カセッ
ト12は無理な力を受けることなく円滑に引き出される。
カセット12を挾持している上記フィンガローラ34のカセ
ット12に対する上下への相対回転移動は、第5図に示す
ようにフィンガローラ34の外周の弾性部材34bとカセッ
ト12の間の回転摩擦力が大きいのに対して、弾性部材34
bとローラ軸34aの間の回転摩擦力はドライベアリング34
cの介装により小さくされていることで実現される。第1
3図において、仮想線で示すカセット12は、ピッカー17
への取込みの可能な高さの上限を示し、実線は下限を示
す。この動作により、高さ位置のずれはカセット12の高
さ寸法の±1/2まで許容される。
カセット12の取出しが終了すると、ステップS17により
カセット12が完全にピッカーシェルフ59上に取り込まれ
ているかどうかの確認が行なわれる。この確認は先述し
たカセット検出用センサ41a,41bと、第1図に示すよう
にピッカーフレーム18の前部側のセンサ49とで行なわれ
る。これらのセンサ41a,41b,49がカセット12を検出した
いときには、動作不良が生じたものとみなされエラー処
理のステップS18の実行に移る。一方、カセット12の取
込み完了が確認されると、次のステップS19に実行が移
される。このステップS19では、後述する第12図のフロ
ー図に従った一連の動作によってピッカー17が下降動作
して、カセットデッキ14とへのカセット12の挿脱位置及
びピッカー17の昇降時の基準となる基準位置つまり第3
図に示す終端面部材48にピッカー17が当接してその位置
に停止する。
ついでステップS20では、ピッカー17のフィンガー32に
よるカセット12の挾持が解かれたあと、ピッカー17から
カセットデッキ14へカセット12が挿入される。この挿入
動作は、進退駆動用モータ31の駆動でプッシャー28が前
進することにより行なわれる。カセット12の挿入が終了
すると、ステップS21によりピッカーフレーム18の前部
のセンサ50がプッシャー28を検出する位置まで、プッシ
ャー28の後退が行なわれる。ついでステップS22により
カセット12がカセットデッキ14に完全に挿入されたかど
うかの確認が行なわれる。この確認は先述したセンサ41
a,41b,49によって行なわれ、これらのセンサ41a,41b,49
のいずれかがカセット12を検出するときには、動作不良
が生じたものとみなされエラー処理のステップS23の実
行に移る。
一方、カセット12の挿入が確認されると次のステップS
24に実行が移され、プッシャー28は第1図に示すセンサ
51がこれを検出する位置で待機させられる。そしてステ
ップS25でカセットデッキ14による画像の再生が開始さ
れ、ステップS26で再生が終了または中断すると、カセ
ットデッキ14からのカセット・エジェクトの確認が次の
ステップS27によって行なわれる。この確認は先述した
カセット検出用センサ41a,41bによって行なわれる。カ
セット・エジェクトが確認されると、次のステップS28
によりカセットデッキ14からピッカーシェルフ59へカセ
ット12が取り込まれ、ついでステップS29によりカセッ
ト取込みの確認が行なわれ、確認できないときはエラー
処理のステップS30に実行が移される。このステップS28
〜S30の動作はシェルフ13からカセット12を取り出す先
述したステップS16〜S18の動作と同じである。
カセット12の取込みが確認されると、先述したステップ
S15と同様に、ステップS31で第11図のフロー図に従った
一連の動作によってピッカー17が上昇して、カセット12
の取り出された元のシェルフ13の高さ位置で停止する。
ついでステップS32・S33により、ピッカー17からシェル
フ13へカセット12が戻され、カセット12の返却がステッ
プS34によって確認され、その確認ができないときエラ
ー処理のステップS35に実行が移される。上記ステップS
32〜S35の一連の動作は、先述したステップS20〜S23
おけるカセットデッキ14へのカセット12の挿入動作の場
合と同じである。
上記したメインの実行中の、ステップS15,S31における
ピッカー17の移動を示す第11図のフロー図での動作は以
下の手順によって行なわれる。まずステップS36によ
り、現在のピッカー17の高さ位置と目的とするシェルフ
13の高さ位置との大小関係が判定される。この判定は、
ピッカー17の昇降移動に伴い高さ位置検出用センサ39a,
39bが検出する第7図に示すマークA,Bの検出信号をアッ
プダウンカウンタがカウントしたカウント値と、目的の
シェルフ13の高さ位置に対応するカウント値との比較に
よって行なわれる。目的のシェルフ13に対応するカウン
ト値の方が大きいと判定されると、ステップS37により
ピッカー17の上昇が指令され、ついでステップS38によ
り上記センサ39a,39bの一方のマーク検出信号の立上り
のタイミングで、現在のカウント値に加算が行なわれ
る。一方、ステップS36において現在のカウント値の方
が大きいと判定されると、ステップS39によりピッカー1
7の下降が指令され、ついでステップS40によりセンサ39
a,39bの一方のマーク検出信号の立上りのタイミング
で、現在のカウント値に減算が行なわれる。第7図にお
いて、符号aは上記上昇時におけるマーク検出信号の立
上りに対応する位置を示し、符号bは下降時におけるマ
ーク検出信号の立上りに対応する位置を示す。
ピッカー17の昇降移動が開始されると、ステップS41
おいてシェルフ13からカセット12が突出していないかど
うかの確認が行なわれる。その確認は、先述したカセッ
ト検出用センサ41a,41bによって行なわれる。カセット1
2の突出が検出されると、ステップS42の実行によりピッ
カー17の昇降移動は停止し、ステップS43のエラー処理
に実行が移行する。このピッカー17の昇降移動でのカセ
ット突出の検出に伴う停止動作において、下降動作で
は、先述したイニシャライズの場合と同様に第2図に示
すセンサ41a,41b間の光軸42のセンサ41bに近い部分が先
にカセット12で遮られ、光軸42のこの部分とピッカー17
の下端との間に設定された間隔α1によりピッカー17の
惰性によるカセット12への衝突が防止される。これに対
して、上昇動作では、センサ41a,41bの光軸42のセンサ4
1aに近い部分が先にカセット12で遮られるが、光軸42の
この部分とピッカー17の上端との間にも所定の間隔α2
が予め設定されており、このためピッカー17の惰性によ
るカセット12への衝突が防止される。
ステップS41でカセット12の突出がないことが確認され
ると、次にステップS44により現在のカウント値と目的
とするシェルフ13の高さ位置に対応するカウント値とが
等しくなったかどうかが判定される。等しくないと判定
されると、前記したステップS36の実行に戻り同様の実
行が繰り返される。そしてステップS44において現在の
カウント値が目的のシェルフ13に対応するカウント値と
等しいと判定されると、ステップS45に実行が移りピッ
カー17は停止する。ついでステップS46において、第7
図に符号hで示す停止許容範囲内にピッカー17の高さ位
置があるかどうかが確認される。この確認は2つの高さ
位置検出用センサ39a,39bがともに対応するマークA,Bを
検出することによって行なわれる。停止許容範囲内にな
いと確認されると、ステップS47によりピッカー17を上
下にわずかに移動させて高さ位置の補正が行なわれる。
また、前記したメインの実行中の、ステップS17におけ
るピッカー17の基準位置への移動を示す第12図のフロー
図でのステップS6′からステップS13′までの動作は、
先述した第9図に示すイニシャライズのフロー図におけ
るステップS6からステップS13での動作と同様である。
(考案の効果) 以上のように、この考案の情報定形品の出入装置によれ
ば、昇降用モータは低出力のもので済み、安価なモータ
および制御回路を援用することができ、ピッカーを挿脱
及び基準位置である所定位置に精度よく停止させること
ができ、従来のように高さ位置のマークも高精度とする
必要がなく製造が容易であり、さらにピッカーのオーバ
ーラン代および下側のスプロケットが不要になり装置の
小型化およびコストの低減をはかることができるなどの
効果が得られる。
また、終端面部材にピッカーが当接するとによってチェ
ーンが緩むため、昇降用モータに過負荷がかからず、し
かもこのようにチェーンが緩んでもピッカーを終端面部
材によって所定の位置に停止保持することができる。
さらに、カウンターウエイトによりピッカーが終端面部
材に当接する際の衝撃を緩和できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例である情報定形品の出入装
置のピッカーの概略を示す斜視図、第2図,第3図,第
4図はそれぞれ出入装置の正面断面図,側面断面図,水
平断面図、第5図はピッカーのフィンガー部を示す平面
図、第6図は出入装置の制御回路を示すブロック図、第
7図は高さ位置検出用マークの配列を示す図、第8図な
いし第12図は出入装置の動作手順を示すフロー図、第13
図はピッカーシェルフへのカセットの取込み動作を示す
説明図、第14図は従来例の要部側面図である。 12……カセット(情報記憶定形品)、14……カセットデ
ッキ(情報読取り装置)、17……ピッカー、20a,20b…
…スプロケット、21……チェーン、22……カウンターウ
エイト、23……昇降駆動用モータ、48……終端面部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−186168(JP,A) 特開 昭58−153269(JP,A) 特開 昭53−76809(JP,A)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハウジング内下部に設置された情報読出し
    装置の上方に、上下に複数段の情報記憶定形品整列部を
    設け、前記情報記憶定形品整列部に情報記憶定形品を収
    納し、前記ハウジング内を昇降自在に設けられたピッカ
    ーにより、前記情報記憶定形品を前記情報記憶定形品整
    列部から取り出して前記情報読出し装置に挿入し、ある
    いは前記情報読出し装置から前記情報記憶定形品を取り
    出して前記情報記憶定形品整列部に収納する情報記憶定
    形品の出入装置において、 昇降用モータにより回転駆動されるスプロケットと、前
    記スプロケットに巻き掛けられ一端に前記ピッカーが吊
    持され前記スプロケットの駆動により前記ピッカーを昇
    降するチェーンと、前記チェーンの他端に接続されたカ
    ウンターウエイトと、前記ハウジング内の底部に設けら
    れ前記ピッカーの当接により前記ピッカーを前記情報読
    出し装置への前記情報記憶定形品の挿脱位置及び前記ピ
    ッカーの昇降時の基準となる基準位置に停止させる終端
    面部材とを備えたことを特徴とする情報記憶定形品の出
    入装置。
JP1986197288U 1986-12-22 1986-12-22 情報記憶定形品の出入装置 Expired - Lifetime JPH0743796Y2 (ja)

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AU518495B2 (en) * 1976-07-16 1981-10-01 Consolidated Electronic Industries Pty. Ltd. Automatic tape cartridge selection, handling and replay apparatus
JPS59186168A (ja) * 1983-04-06 1984-10-22 Hitachi Ltd デイスクの自動装填機構

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