JPH0743713Y2 - 透過形スクリーン - Google Patents

透過形スクリーン

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JPH0743713Y2
JPH0743713Y2 JP1987164174U JP16417487U JPH0743713Y2 JP H0743713 Y2 JPH0743713 Y2 JP H0743713Y2 JP 1987164174 U JP1987164174 U JP 1987164174U JP 16417487 U JP16417487 U JP 16417487U JP H0743713 Y2 JPH0743713 Y2 JP H0743713Y2
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JP
Japan
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lens sheet
flange portion
support body
transmissive screen
lens
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1987164174U
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English (en)
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JPH0169229U (ja
Inventor
高幸 新島
本田  誠
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、背面投影方式の映像システムに使用される透
過形スクリーンに関し、特に、レンズシートの伸縮を吸
収できるようにした支持体を有する透過形スクリーンに
関する。
〔従来の技術〕
第5図は、透過形スクリーンの従来例を示した図、第6
図〜第8図は、従来の透過形スクリーンの支持体の構造
を示した図である。
透過形スクリーン1を構成するレンズシート2は、その
サイズの割には厚みが薄いため、レンズシート2のみで
自立させることは困難であり、通常、支持体4を使用し
て支持されている。それによって、透過形スクリーン1
は、所定の光学的性能を発揮することができる。
この支持体4の構造としては、第6図(a)に示すよう
に、支持体本体41の段部にレンズシート2を挿入して、
蓋材42でレンズシート2の端部を押さえて、ねじ43で固
体したり、第7図に示すように、支持体本体44にクラン
ク状の金具45でレンズシート2を押さえ、同様にねじ46
で固定していた。
また、2枚のレンズシート2A,2Bからなるレンズシート
2の場合も、第8図(a)に示したように、第7図の場
合と同様に固定することができる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、レンズシート2が、温湿度等の変化により膨張
すると、第6図(b)に示すように凸状に変形したり、
場合によっては、S字状に変形する可能性がある。
また、レンズシート2が2枚以上で構成されている場合
は、同様に、凸状(第8図(b))あるいはS字状に変
形したり、さらに、第8図(c)に示すように、2枚の
レンズシート2A,2B間に浮きが発生することもある。
これらの現象により、像のゆがみや解像度の低下等が発
生し、良質な画像を観察者に提供できなくなるという問
題点があった。
本考案は、温湿度等の変化によるレンズシートの伸縮を
吸収して、そのレンズシートが有する光学性能を十分に
発揮することができる支持体を有する透過形スクリーン
を提供することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
本件考案者は、鋭意検討した結果、レンズシートの少な
くとも1辺を可動にして、外方向に張力を与えておけ
ば、前述の問題点を解決しうることに着目して本考案を
するに至った。
すなわち、本考案は、互いに密着して配置される第1及
び第2のレンズシートと、前記第1及び第2のレンズシ
ートのそれぞれの非密着面側の少なくとも1組の対向す
る2辺に設けられた固定側及び可動側フランジ部と、枠
状の支持体本体と、前記支持体本体の対向する一方の辺
に設けられ、前記固定側フランジ部を固定的に保持する
保持部材と、前記支持体本体の対向する他方の辺に設け
られ、前記可動側フランジ部に対して面方向の滑らかな
スライド移動を可能にし、面と垂直方向の移動を規制す
るガイド部材と、前記支持体本体の対向する他方の辺に
設けられ、前記可動側フランジ部に外方向に向かう張力
を与えるばね部材とから構成してある。
〔作用〕
前記フランジ部は、第1および第2のレンズシートが伸
縮したときに、各レンズシートが前記支持体に沿って滑
らかに移動できるようにする働きがある。レンズシート
のフランジ部を設ける辺は、レンズシートを正立させた
ときの上下の辺、および左右の少なくとも1辺であり、
フランジ部は、上下の辺を含む2辺以上に設けるのが一
般的であるが、左右の2辺のみでも差し支えない。
上下の2辺にフランジ部を設ける場合には、前記レンズ
シートの上辺を固定的に支持し、前記フランジ部を下辺
に設け、前記レンズシートおよび前記フランジ部に、前
記張力が働くようにすることができる。下辺にフランジ
部を設けたレンズシートは、フランジ部が上下に容易に
動くことができるようにガイドを有する支持体で支持す
れば、レンズシートに伸縮が生じても、その支持体内を
フランジ部が移動して、レンズシートに変形が生ずるこ
とはない。
また、前記フランジ部と前記支持体との間に、テンショ
ン機構を設け、前記張力が働くようにすることもでき
る。このテンション機構を設けることにより、レンズシ
ートが張られた状態になり、レンズシートの変形はさら
に起こりにくくなる。このテンション機構を用いるの
は、特にレンズシートが薄い場合に有効である。
本考案の透過形スクリーンは、2枚構成のレンズシート
に適用される。
〔実施例〕
以下、図面等を参照して、実施例につき、本考案を詳細
に説明する。
第1図は、本考案による透過型スクリーンの第1の実施
例を示した図、第2図および第3図は、前記第1の実施
例の支持体の部分をII-II線およびIII-III線でそれぞれ
切断して示した拡大断面図である。
なお、前述の従来例と同様な機能を果たす部分について
は、同一の符号が付してある。
この実施例では、レンズシート2は、レンズシート2A,2
Bからなる2枚構成のシートであり、対角寸法は80イン
チで、アクリル製のものを使用した。
このレンズシート2の上辺および下辺には、フランジ部
21が設けられている。
このフランジ部21は、レンズシート2と同一材質であっ
て、厚さ15mm,幅30mmの角材を貼り合わせることにより
容易に製作できる。
上側の支持体30は、第2図に示すように、溝形断面鋼な
どを用いた支持体本体31と、クランク状の金具32と、ね
じ33とからなり、支持体本体31にフランジ部21を両側か
ら金具32で挟持して、その金具32を支持本体31にねじ33
で止めて、レンズシート2を固定的に保持している。
下側の支持体34は、第3図に示すように、支持本体31
と、ガイド板35と、ねじ33とからなり、支持本体31に2
枚のガイド板35のガイド面が平行になるようにねじ33で
固定し、ガイド板35間でレンズシート2のフランジ部21
が滑らかに移動できるように保持してある。
テンション機構37は、ボルト37aとコイルばね37bとナッ
ト37c等からなり、ボルト37aの頭部に座金を介してコイ
ルばね37bを挿入して、支持体本体31に設けられた貫通
孔31aに下側から挿入し、フランジ部21の貫通孔を通し
て、上側でナット37cで固定してある。
このテンション機構37は、上下辺とも組み込むことがで
きる。また、上辺または下辺のどちらか一方にテンショ
ン機構を設け、反対側は第2図のような構造にしても差
し支えない。
なお、前述のように上辺および下辺に適用するだけでな
く、外周の4辺とも適用することができるし、左辺と右
辺の2辺だけに適用することもできる。ただし、左右の
2辺のみに適用する場合には、レンズシート2の自重を
支える必要が生ずるので、テンションを強くしたり、他
に自重を支える機構を設ければよい。
テンション機構としては、コイルばねを用いた例を示し
たが、他の同様な機能を果たす機構と代替することは可
能である。
本実施例の透過型スクリーンは、テンション機構37によ
って、強制的にテンションを与えることができるので、
確実にレンズシートの伸縮を吸収できる。
本実施例によれば、レンズシート2は、テンション機構
37によって、下側に引っ張られている。温湿度の変化等
によりレンズシート2が伸縮した場合は、フランジ部21
が、ガイド板35間でスライドして、その伸縮量を吸収す
る。従って、レンズシート2には、凸状またはS字状の
変形は発生することはない。
また、テンション機構37は、レンズシート2A,2Bに独立
に設けられることになる。従って、レンズシート2A,2B
の材質,厚み等が違い、伸縮量が異なる場合にも、各々
のレンズシート2A,2Bに独立にテンションが掛かり、独
立に移動するので、伸縮量の差によるそりが生ずること
はない。このような場合には、予め2つのばね27bの強
さを変えておくこともできる。
また、この場合に、ガイド板35は、テンション部がレン
ズシート2の厚み方向の中心からずれて設けられた場合
に生ずる可能性のある前後方向の回転を防止する働きも
ある。
なお、レンズシートの外周部および支持体部分が直接観
察者の目に触れないように、化粧用の板を外側に設ける
ことにより、外観をよくすることもできる。
第4図は、本考案による透過形スクリーンの使用例を展
開的に示した斜視図である。この使用例では、透過形ス
クリーンとして、大形のスクリーンであって、レンズシ
ート22とレンズシート23とを2枚組み合わせて使用して
いる。それぞれのレンズシート22,23は、2枚構成のレ
ンズシートである。
レンズシート22は、レンチキュラーレンズシートであ
り、横に3枚のレンズシート22a〜22cを接合して使用し
ている。レンズシート23は、レンチキュラーレンズシー
トであり、たてに3枚のレンズシート23a〜23cを接合し
て使用している。
この場合には、前側のレンズシート22には、上下の辺に
フランジ部21,21を設け、上辺を第2図で示した支持体3
0で支持し、下辺を第3図で示した支持体34で支持して
ある。
また、後ろ側のレンズシート23は、左右の辺にフランジ
部21,21を設け、左右の辺を第3図で示した支持体36で
支持してある。
このように、それぞれ違う構造の支持体を用いたのは、
大形の透過形スクリーンを構成する場合には、複数枚の
レンズシートを接合して使用する必要があるので、それ
らの接合面に引っ張り方向の力が掛からない方向にテン
ションを作用させるためである。
〔考案の効果〕
以上詳しく説明したように、本考案によれば、レンズシ
ートにフランジ部を設け、支持体のガイド部によりその
フランジ部が移動できるようにしたので、レンズシート
に伸縮が生じても、その伸縮に相当する量だけフランジ
部が移動して、レンズシートの変形を防止することがで
きる。
また、テンション機構を設けることにより、レンズシー
トの膨張時には、フランジ部をより一層容易に移動させ
ることができるとともに、レンズシートが常に外周部か
ら引かれ張られた状態になるので、レンズシートの変形
が殆ど発生しなくなった。
さらに、複数枚構成のレンズシートは、それぞれ独立に
テンション機構を設けることにより、浮きの生じない、
フラットな透過形スクリーンを得ることができる。
従って、レンズシートに変形や浮きのない透過形スクリ
ーンが実現でき、良質な映像を観察者に提供できるよう
になった。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案による透過形スクリーンの第1の実施
例を示した図、第2図および第3図は、前記第1の実施
例の支持体の部分をII-II線およびIII-III線でそれぞれ
切断して示した拡大断面図である。 第4図は、本考案による透過形スクリーンの使用例を展
開的に示した斜視図である。 第5図は、透過形スクリーンの従来例を示した図、第6
図〜第8図は、従来の透過形スクリーンの支持体の構造
を示した図である。 1……透過形スクリーン 2……レンズシート、21……フランジ部 3,30,34,36……支持体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭59−121646(JP,U) 実開 昭55−40279(JP,U) 実開 昭61−112331(JP,U) 実開 昭59−109331(JP,U) 実開 昭59−121646(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに密着して配置される第1及び第2の
    レンズシートと、 前記第1及び第2のレンズシートのそれぞれの非密着面
    側の少なくとも1組の対向する2辺に設けられた固定側
    及び可動側フランジ部と、 枠状の支持体本体と、 前記支持体本体の対向する一方の辺に設けられ、前記固
    定側フランジ部を固定的に保持する保持部材と、 前記支持体本体の対向する他方の辺に設けられ、前記可
    動側フランジ部に対して面方向の滑らかなスライド移動
    を可能にし、面と垂直方向の移動を規制するガイド部材
    と、 前記支持体本体の対向する他方の辺に設けられ、前記可
    動側フランジ部に外方向に向かう張力を与えるばね部材
    と から構成した透過形スクリーン。
JP1987164174U 1987-10-27 1987-10-27 透過形スクリーン Expired - Lifetime JPH0743713Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987164174U JPH0743713Y2 (ja) 1987-10-27 1987-10-27 透過形スクリーン

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JP1987164174U JPH0743713Y2 (ja) 1987-10-27 1987-10-27 透過形スクリーン

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JPH0169229U JPH0169229U (ja) 1989-05-08
JPH0743713Y2 true JPH0743713Y2 (ja) 1995-10-09

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JP1987164174U Expired - Lifetime JPH0743713Y2 (ja) 1987-10-27 1987-10-27 透過形スクリーン

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004083956A1 (ja) * 2003-03-20 2004-09-30 Dai Nippon Printing Co., Ltd. フレネルレンズシートの取付構造および背面投射型表示装置

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JPH0169229U (ja) 1989-05-08

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