JPH0743680A - 表示装置 - Google Patents

表示装置

Info

Publication number
JPH0743680A
JPH0743680A JP5192513A JP19251393A JPH0743680A JP H0743680 A JPH0743680 A JP H0743680A JP 5192513 A JP5192513 A JP 5192513A JP 19251393 A JP19251393 A JP 19251393A JP H0743680 A JPH0743680 A JP H0743680A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fluorescent tube
temperature
inverter
heater
display device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5192513A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihiro Yamaguchi
俊博 山口
Satoshi Takashimizu
聡 高清水
Fumio Haruna
史雄 春名
Atsushi Maruyama
敦 丸山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP5192513A priority Critical patent/JPH0743680A/ja
Publication of JPH0743680A publication Critical patent/JPH0743680A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】液晶などの透過型表示パネルと、この表示パネ
ルを照明するための光源が水銀ガスを封入した蛍光管で
ある表示装置に関し、低温時の寿命劣化を低減した低温
補償技術を施した表示装置を提供する。 【構成】透過型表示パネル1を照明するための光源であ
る水銀ガスを封入した蛍光管2のガラス表面または近傍
にヒータ4が配置されている。温度検出素子5により検
出された蛍光管2の温度は、温度検出回路6を通してヒ
ータ制御回路7およびインバータ制御回路10に供給さ
れる。ヒータ用電源9は蛍光管2の温度が所定以下の低
温時にスイッチ手段8がオンされることにより、ヒータ
4に電源を供給して蛍光管を加熱させる。一方、インバ
ータ制御回路10は蛍光管2の温度が所定以下の低温時
はスイッチ手段11をオフし、インバータ13を非動作
とし、蛍光管2を消灯させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、表示装置に係り、特
に、液晶などの透過型表示パネルと、この表示パネルを
照明するための光源が水銀ガスを封入した蛍光管である
表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】表示装置においては、液晶などの透過型
表示パネルを照明するための光源として、水銀ガスを封
入した蛍光管を用いる物がある。この表示装置において
は、低温において、水銀ガスの蒸気圧が低下することに
よって輝度が低下する。そこで、その対策として、水銀
ガスを封入した蛍光管の表面に、ヒ−タと、ダイオ−
ド、サ−ミスタなどの温度検出素子とを配置し、この温
度検出素子からの温度情報により、前記ヒ−タのオン、
オフを制御し、低温時に蛍光管をヒ−タで所定の時間暖
めるようにした表示装置が知られている(特開昭64−
31122号公報)。
【0003】これにより、この従来の表示装置によれ
ば、低温時に問題となっていた蛍光管始動時の輝度の立
上り特性の劣化を改善することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、蛍光管は、
周囲が低温になるほど、管内部の温度が下がり水銀ガス
の蒸気圧が下がり、水銀が電極へ付着する量が多くな
り、発光効率が次第に落ちてゆき、蛍光管の寿命が劣化
するという問題がある。
【0005】しかるに、上記の従来の表示装置では、蛍
光管が始動してから温度検出素子がヒ−タ制御回路に温
度情報を伝え始める構成であるため、低温時において
は、蛍光管始動時から数分間は、蛍光管は十分に暖まっ
ていない状態で点灯することとなり、その結果、上記の
寿命劣化を生じる。
【0006】本発明は、上記の点に鑑みなされたもの
で、蛍光管が暖まってから点灯することにより、上記の
課題を解決した表示装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために、透過型表示パネルを照明する、水銀ガ
スを封入した蛍光管の表面または近傍に配置されたヒー
タを、温度検出手段により検出された蛍光管の温度に応
じて、オンまたはオフに制御するヒータ制御手段を備え
た表示装置において、前記蛍光管を点灯するインバータ
と、このインバータに接続されたインバータ用電源と、
前記温度検出手段により検出された蛍光管の温度に応じ
て、蛍光管が所定温度未満のときはインバータをオフと
し、蛍光管が所定温度以上のときはインバータをオンと
するインバータ用電源制御手段とを有するか、前記蛍光
管を所望の明るさで点灯する調光機能を持つインバータ
と、前記温度検出手段により検出された蛍光管の温度に
応じて、蛍光管が低温となるほど該蛍光管の明るさが低
下するように、インバータを制御する調光制御手段とを
有する構成としたものである。
【0008】また、本発明は、前記透過型表示パネルの
駆動回路を、前記温度検出手段により検出された前記蛍
光管の温度に応じて動作または非動作とする駆動回路制
御手段を設けたものである。
【0009】さらに、本発明は、水銀ガスを封入した蛍
光管が、蛍光管からの光を反射する反射筐体と蛍光管か
らの光を拡散して透過型表示パネルに導く拡散板とによ
り構成された空間内に配置された表示装置において、反
射筐体の蛍光管側対向面および拡散板の蛍光管側対向面
の少なくとも一方に、フィルムで絶縁された透明のシー
ト状ヒータを貼付するか、または前記拡散板と前記蛍光
管との間に、複数の線状ヒータが蛍光管からの光の輝度
に比例した間隔で貼付された透明フィルムを配置した構
成としたものである。
【0010】
【作用】本発明では、蛍光管が所定温度に達するまで
は、前記インバータ用電源制御手段によりインバータを
オフとしているため、蛍光管の上記所定温度未満の低温
時における点灯を防止することができる。また、本発明
では、前記調光制御手段により、蛍光管が低温のときに
は蛍光管の明るさを低下するように制御しているため、
蛍光管が低温のときには、蛍光管の管電流を低くするこ
とができる。
【0011】また、本発明では、蛍光管が消灯あるいは
管電流が小さく制御されている低温時には、前記駆動回
路制御手段により透過型表示パネルの駆動回路の駆動回
路を非動作とすることができる。
【0012】さらに、本発明では、前記反射筐体の蛍光
管側対向面および拡散板の蛍光管側対向面の少なくとも
一方に、フィルムで絶縁された透明のシート状ヒータを
貼付するようにしたため、この透明のシート状ヒータだ
けで蛍光管の低温度からの温度上昇を促進することがで
きる。
【0013】またさらに、本発明では、前記拡散板と前
記蛍光管との間に、複数の線状ヒータが蛍光管からの光
の輝度に比例した間隔で貼付された透明フィルムを配置
した構成としたため、蛍光管の低温度からの温度上昇を
促進することができるとともに、線状ヒータが密に配置
された部分では、蛍光管からの光の減衰量が粗に配置さ
れた部分に比し大きく、輝度を抑えることができる。
【0014】
【実施例】以下、帆詰め医の実施例について、図面を参
照して説明する。
【0015】本発明の第1実施例について説明する。図
1は本発明の第1実施例の構成図を示す。
【0016】同図に示す本実施例の表示装置は、液晶な
どの透過型表示パネル1と、水銀ガスが封入された蛍光
管2と、蛍光管2からの光を透過型表示パネル1側に反
射する反射筐体3と、蛍光管2からの光を均一な面光に
するために光を拡散する乳白色の拡散板15と、蛍光管
2の表面に装着されたNi−Cr,Cu−Niなどの材
質からなるヒ−タ4と、ダイオ−ド、サ−ミスタなどの
温度検出素子5と、温度検出素子5と組み合わせて蛍光
管2の表面温度を検出する温度検出回路6と、ヒ−タ用
電源9をオン、オフするスイッチ手段8と、このスイッ
チ手段8を温度検出回路6からの温度情報により制御す
るヒ−タ制御回路7と、蛍光管2を点灯するインバ−タ
13と、このインバータ13のインバ−タ用電源12を
オン、オフするスイッチ手段11と、温度検出回路6か
らの温度情報によりスイッチ手段11を制御するインバ
−タ制御回路10とを備える。
【0017】図2は、蛍光管表面および雰囲気温度−寿
命特性例を示し、蛍光管は高輝度タイプの冷陰極管、管
電流は15mAの大電流である。低温になるほど、蛍光
管は、管内部の温度が下がり水銀ガスの蒸気圧が下が
り、水銀が電極へ付着する量が多くなり、寿命が対数的
に落ちる。なお、蛍光管表面温度60℃以上(雰囲気温
度25℃以上)での寿命は、ほとんど変化しない。
【0018】図1において、温度検出素子5と温度検出
回路6は、蛍光管2の温度を検出して、温度情報をヒ−
タ制御回路7およびインバータ制御回路10に伝える。
ヒ−タ制御回路7は、蛍光管2の温度が、所定の温度未
満の場合にスイッチ手段8をオンさせ、ヒ−タ用電源9
よりヒ−タ4に電力を供給し、ヒ−タ4を加熱し、蛍光
管2を暖める。蛍光管2の温度が上記所定の温度以上に
なると、ヒータ制御回路7は、スイッチ手段8をオフ
し、ヒータ4への給電を停止させて、蛍光管2の加熱を
やめる。
【0019】また、インバ−タ制御回路10は、蛍光管
2の温度が前記所定の温度より低い場合には、スイッチ
手段11をオフし、蛍光管2を点灯できなくし、一方、
蛍光管2の温度がヒ−タ4の加熱により上記所定の温度
以上になった場合は、スイッチ手段11をオンし、イン
バ−タ用電源12よりインバ−タ13に電力を供給し、
蛍光管2を点灯させるようにする。
【0020】図3は図1の要部の回路系統図を示し、図
1と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略
する。図3において、温度検出素子5に接続された抵抗
20とA/D変換器21は、図1の温度検出回路6を構
成している。また、コンパレータ22と第1の基準電圧
源23とは、前記ヒータ制御回路7を構成し、コンパレ
ータ24と第2の基準電圧源25は、前記インバータ制
御回路10を構成している。
【0021】次に、この回路系統図の動作について説明
する。いま、蛍光管2の温度特性が図2に示した特性
で、低温時でも蛍光管2の寿命が1万時間を達成するこ
とを条件とした場合、図2において寿命が1万時間を達
成している蛍光管表面温度の60℃のときに、A/D変
換器21より出力される電圧と等しい電圧が第1および
第2の基準電圧源23および25より基準電圧としてコ
ンパレータ22および24に供給されている。
【0022】この状態で、雰囲気温度が−20℃のとき
は、温度検出素子5は、このとき蛍光管2の表面温度が
15℃であることを検出して、その検出温度に応じたレ
ベルのアナログ温度信号をA/D変換器21に入力す
る。A/D変換器21より取り出されたディジタル温度
信号は、コンパレータ22に供給されて、第1の基準電
圧源23よりの第1の基準電圧とレベル比較され、ま
た、これと同時に、コンパレータ24に供給されて、第
2の基準電圧源25よりの第2の基準電圧とレベル比較
される。
【0023】上記の蛍光管2の表面温度が15℃である
ときのA/D変換器21の出力電圧は、蛍光管表面温度
の60℃のときのA/D変換器21の出力電圧である第
1および第2の基準電圧よりも低い値であり、このとき
のコンパレータ22の出力信号により、スイッチ手段8
がオンとされ、一方、このときのコンパレータ24の出
力信号により、スイッチ手段11がオフとされる。
【0024】スイッチ手段8のオンにより、ヒータ用電
源9から電力がヒータ4に供給され、これにより、ヒー
タ4が発熱して蛍光管2を加熱する。これにより、蛍光
管2の表面温度は、15℃より上昇して行く。一方、ス
イッチ手段11のオフにより、インバータ用電源12か
らインバータ13への電源供給が遮断され、インバータ
13が非作動となり、蛍光管2は点灯せず、消灯状態と
される。
【0025】上記の状態で蛍光管2が加熱されて行き、
その表面温度が60℃以上になると、A/D変換器21
の出力電圧(ディジタル温度信号)が、第1および第2
の基準電圧以上となるため、このときのコンパレータ2
2の出力信号により、スイッチ手段8がオフとされ、一
方、このときのコンパレータ24の出力信号により、ス
イッチ手段11がオンとされる。
【0026】スイッチ手段8のオフにより、ヒータ用電
源9からヒータ4への電源供給が遮断され、これによ
り、ヒータ4による蛍光管2を加熱が停止する。一方、
スイッチ手段11のオンにより、インバータ用電源12
からインバータ13へ電源が供給され、インバータ13
が動作して蛍光管2を点灯させる。
【0027】このようにして、本実施例によれば、蛍光
管2の表面温度によりインバータ13の電源をオン、オ
フし、低温時には蛍光管2を点灯させないようにしてい
るため、低温時に寿命が劣化するという問題を解決する
ことができる。
【0028】図4は本発明の第2実施例の構成図を示
す。同図中、図1と同一構成部分には同一符号を付し、
その説明を省略する。
【0029】図4において、調光信号制御回路31は、
温度検出回路6の出力温度検出信号が入力されて、その
レベルに応じたパルス幅のパルスを発生する。調光機能
付きインバータ32は、蛍光管2の管電流(明るさ)を
調光信号に応じて制御することができるインバータであ
る。
【0030】図5は5mA、10mA、および15mA
それぞれの管電流における蛍光管表面および雰囲気温度
−寿命特性を示す。同図から分るように、蛍光管表面温
度や雰囲気温度が同じ場合は、蛍光管の管電流が大きい
ほど寿命が短く、また、低温になるほど寿命が短くな
る。そこで、図4に示す第2実施例では、蛍光管2の温
度に比例して管電流を制御するものである。
【0031】図4に示す調光信号制御回路31は、例え
ば、図6に示すように、中央処理装置(CPU)311
と、リード・オンリ・メモリ(ROM)312と、ラン
ダム・アクセス・メモリ(RAM)313とよりなる。
ROM312またはRAM313には、図5に示した管
電流による温度−寿命特性のデータが予め格納されてい
る。CPU311は、図4の温度検出回路6から入力さ
れる温度検出信号とROM312またはRAM313か
らの記憶情報とを比較し、その検出温度で最適な管電流
値を導き出し、その管電流値が得られるような調光制御
信号を生成して、調光機能付きインバータ32へ出力す
る。
【0032】次に、本実施例の動作について、図4およ
び図7と共に説明する。図4の蛍光管2の温度−寿命特
性が図5に示す特性で、蛍光管2の管電流の最大定格が
15mAで、寿命が1万時間を達成することを条件とし
た場合、調光信号制御回路31は、温度検出回路6より
の蛍光管2の表面検出温度が15℃のときは図5の特性
より管電流が5mAとなるように、パルス幅が、図7
(A)に示すように、t1である調光信号を発生する。
同様に、調光信号制御回路31は、温度検出回路6より
の蛍光管2の表面検出温度が35℃のときは、図5の特
性より管電流が10mAとなるように、パルス幅が、図
7(A)に示すように、t2である調光信号を発生し、
蛍光管2の表面検出温度が60℃のときは、図5の特性
より管電流が15mAとなるように、パルス幅が、図7
(A)に示すように、t3である調光信号を発生する。
【0033】いま、雰囲気温度が−20℃であるとする
と、温度検出素子5は、このとき蛍光管2の表面温度が
15℃であることを検出して、その検出温度に応じたレ
ベルの温度信号を、ヒータ制御回路7および調光信号制
御回路31へ供給する。ヒータ制御回路7は、第1実施
例と同様に、このときはスイッチ手段8をオンとし、ヒ
ータ用電源9をヒータ4に印加して、ヒータ4により蛍
光管2を加熱させる。
【0034】一方、調光信号制御回路31は、前記した
ように、温度検出回路6よりの蛍光管2の表面検出温度
が15℃のときは、パルス幅がt1(例えば3ms)で
ある一定周波数(例えば100Hz)のパルスを発生す
る。調光機能付きインバータ32は、この調光信号に基
づき、蛍光管2の管電流が、図7(B)に示すように、
5mAとなるように制御する。
【0035】上記の状態が継続することにより、蛍光管
2の表面温度が35℃にまで上昇すると、調光信号制御
回路31は、前記したようにパルス幅がt2(例えば6
ms)である一定周波数(例えば100Hz)のパルス
を発生する。調光機能付きインバータ32は、この調光
信号に基づき、蛍光管2の管電流が、図7(B)に示す
ように、10mAとなるように制御する。
【0036】さらに、上記の状態が継続して蛍光管2の
表面温度が60℃に達すると、スイッチ手段8がオフと
されるため、ヒータ4による蛍光管2の加熱が停止さ
れ、また調光信号制御回路31は前記したようにパルス
幅がt3(例えば9ms)である一定周波数(例えば1
00Hz)のパルスを発生する。調光機能付きインバー
タ32は、この調光信号に基づき、蛍光管2の管電流
を、図7(B)に示すように、15mAの最大定格とな
るように制御する。
【0037】このように、本実施例によれば、蛍光管2
の表面温度の上昇につれて蛍光管2の管電流を大きくす
るように制御し、蛍光管2が低温のときには、蛍光管2
の管電流を小さくすることで、低温時の寿命劣化を低減
することができる。
【0038】次に、本発明の第3実施例について説明す
る。図8は本発明の第3実施例の構成図を示す。同図
中、図1と同一構成部分には同一符号を付し、その説明
を省略する。
【0039】図8において、パネル駆動回路41は、透
過型表示パネル1を、スイッチ手段42がオンのとき動
作させ、オフのとき非動作とする回路である。
【0040】本実施例では、インバータ制御回路10か
らインバータ用電源12のスイッチ手段11に供給され
るスイッチング信号が分岐されて、スイッチ手段42に
供給される構成とされており、これによりスイッチ手段
42がスイッチ手段11と連動して切り換わり、スイッ
チ手段11がオンとなるとき、スイッチ手段42もオン
となる。
【0041】これにより、本実施例では蛍光管2の表面
温度が60℃未満の低温時には、インバータ13が動作
せず、蛍光管2が消灯状態とされると共に、表示パネル
1も駆動されないため、前記第1実施例の効果に加えて
パネル駆動回路42などの電力消費を抑えることができ
るという特徴がある。
【0042】次に、本発明の第4実施例について説明す
る。図9は、本発明の第4実施例の構成図を示す。同図
中、図1と同一構成部分には同一符号が付してある。
【0043】図9において、蛍光管2からの光を拡散板
15を通して透過型表示パネル1側へ反射するための反
射筐体51の蛍光管対向表面に、透明のシート状ヒータ
51が貼付されている。このシート状ヒータ51は、透
明の導電性フィルムをポリエステルなどのフィルムで絶
縁したシート状のヒータである。
【0044】本実施例では、シート状のヒータ51は、
バックライト内の空気を介して蛍光管2を暖めるので、
バックライト全体が暖まり、表示パネル1にもその熱が
伝搬する。従って、本実施例では、第1実施例による蛍
光管2の点灯制御または第2実施例による蛍光管2の管
電流制御を組み合わせた場合、低温時の蛍光管2の始動
時の輝度立ち上がり特性の改善、寿命劣化の低減ができ
ることは勿論のこと、低温時での表示パネル1の応答速
度の低下の改善が、シート状ヒータ51だけでできる。
【0045】次に、本発明の第5実施例について説明す
る。図10は本発明の第5実施例の構成図を示す。同図
中、図1と同一構成部分には同一符号が付してある。
【0046】図10において、蛍光管2からの光を透過
型表示パネル1側へ照射するための拡散板15の蛍光管
対向表面に、透明のシート状ヒータ61が貼付されてい
る。このシート状ヒータ61は、透明の導電性フィルム
をポリエステルなどのフィルムで絶縁したシート状のヒ
ータである。
【0047】本実施例では、シート状のヒータ61は、
バックライト内の空気を介して蛍光管2を暖めるので、
バックライト全体が暖まり、一方、シート状ヒータ61
による熱が拡散板15を通して表示パネル1にも伝搬す
る。従って、本実施例も、第4実施例と同様に、第1実
施例による蛍光管2の点灯制御または第2実施例による
蛍光管2の管電流制御を組み合わせた場合、低温時の蛍
光管2の始動時の輝度立ち上がり特性の改善、寿命劣化
の低減ができることは勿論のこと、低温時での表示パネ
ル1の応答速度の低下の改善が、シート状ヒータ61だ
けでできる。
【0048】次に、本発明の第6実施例について説明す
る。図11は本発明の第6実施例のバックライトの構成
図で、同図(A)が平面図、同図(B)が断面図を示
す。同図中、図1と同一構成部分には同一符号が付して
ある。
【0049】図11(B)において、バックライトは、
複数本の細い線状ヒータ71、この線状ヒータが貼付さ
れたポリエステル等の透明なフィルム72、および薄型
バックライト用の反射筐体73などからなる。
【0050】線状ヒータ71は、Ni−Cr、Cu−N
iなどの材質からなり、図11(A)に示すように、蛍
光管2の長手方向に平行に配置され、かつ、蛍光管2の
位置に近いほど、すなわち拡散板15上の輝度が高くな
っている部分ほど配置間隔が密にされ、輝度が低い周辺
部分ほど配置間隔が粗に形成されている。また、透明な
フィルム72は、蛍光管2と拡散板15の間に配置され
ており、ここでは、拡散板15の蛍光管対向面に貼付さ
れている。
【0051】本実施例によれば、蛍光管2からの光は、
線状ヒータ71を透過するときに減衰されて、拡散板1
5に至るから、線状ヒータ71が密に配置されている部
分では輝度の低下が大きく、粗に配置されている部分で
は輝度の低下が少ない。従って、本実施例では、拡散板
15上での線状ヒータ71が存在しないときに生じる輝
度むらが、線状ヒータ71により補正されることとな
る。
【0052】このように、本実施例は、低温時での蛍光
管2の始動時の輝度立ち上がり特性の改善、寿命劣化の
低減のためのヒータが、輝度むら低減手段のライトカー
テンを兼用しているため、薄型バックライトのように、
拡散板15上での輝度むらが大きいために、ライトカー
テンなどの何らかの輝度むら低減手段が必要なバックラ
イトに適用して、特に好適である。
【0053】なお、本発明は、上記の実施例に限定され
るものではなく、例えば、図4の実施例に、図8のパネ
ル駆動回路41およびスイッチ手段42を付加しても良
く、また、図9と図10の構成を併用することもできる
ものである。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
蛍光管の上記所定温度未満の低温時は、インバータ用電
源制御手段によりインバータをオフとして、蛍光管の点
灯を防止するようにしているため、蛍光管が十分に暖ま
った状態でのみ点灯するから低温時の寿命劣化を防止す
ることができる。また、本発明では、調光制御手段によ
り、蛍光管が低温のときには蛍光管の管電流を低くする
ようにしているため、蛍光管を長寿命とすることができ
る。
【0055】さらに、本発明によれば、蛍光管が消灯あ
るいは管電流が小さく制御されている低温時には、駆動
回路制御手段により透過型表示パネルの駆動回路の駆動
回路を非動作とするようにしているため、省電力化がで
きる。
【0056】またさらに、本発明では、反射筐体の蛍光
管側対向面および拡散板の蛍光管側対向面の少なくとも
一方に、フィルムで絶縁された透明のシート状ヒータを
貼付することにより、この透明のシート状ヒータだけで
表示パネルの温度上昇を促進することができるため、低
温時の表示パネルの応答速度を改善することができる。
またさらに、本発明では、前記拡散板と前記蛍光管との
間に、複数の線状ヒータが蛍光管からの光の輝度に比例
した間隔で貼付された透明フィルムを配置した構成とし
たため、拡散板上の輝度むらを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の構成図である。
【図2】蛍光管表面および雰囲気温度−寿命特性図であ
る。
【図3】図1の第1の実施例の回路系統図である。
【図4】本発明の第2の実施例の構成図である。
【図5】管電流による蛍光管表面および雰囲気温度−寿
命特性図である。
【図6】図4の第2の実施例の回路系統図である。
【図7】図4における調光制御信号と管電流の波形図で
ある。
【図8】本発明の第3の実施例の構成図である。
【図9】本発明の第4実施例のバックライト断面図であ
る。
【図10】本発明の第5実施例のバックライト断面図で
ある。
【図11】本発明の第6実施例のバックライトの平面図
および断面図である。
【符号の説明】
1…表示パネル、2…蛍光管、3…反射筐体、4…ヒ−
タ、5…温度検出素子、6…温度検出回路、7…ヒ−タ
制御回路、8、11、42…スイッチ手段、9…ヒ−タ
用電源、10…インバ−タ制御回路、12…インバ−タ
用電源、13…インバ−タ、15…拡散板、31…調光
信号制御回路、32…調光機能付インバータ、41…パ
ネル駆動回路、51、61…透明のシート状ヒータ、7
1…線状シート。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 丸山 敦 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像メディア研究所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透過型表示パネルを照明する、水銀ガスを
    封入した蛍光管の表面または近傍に配置されたヒータ
    を、温度検出手段により検出された該蛍光管の温度に応
    じて、オンまたはオフに制御するヒータ制御手段を備え
    た表示装置において、 前記蛍光管を点灯するインバータと、 該インバータに接続されたインバータ用電源と、 前記温度検出手段により検出された該蛍光管の温度に応
    じて、該蛍光管が所定温度未満のときは該インバータを
    オフとし、該蛍光管が該所定温度以上のときは該インバ
    ータをオンとするインバータ用電源制御手段とを有する
    ことを特徴とする表示装置。
  2. 【請求項2】透過型表示パネルを照明する、水銀ガスを
    封入した蛍光管の表面または近傍に配置されたヒータ
    を、温度検出手段により検出された該蛍光管の温度に応
    じて、オンまたはオフに制御するヒータ制御手段を備え
    た表示装置において、 前記蛍光管を所望の明るさで点灯する調光機能を持つイ
    ンバータと、 前記温度検出手段により検出された該蛍光管の温度に応
    じて、該蛍光管が低温となるほど該蛍光管の明るさが低
    下するように、該インバータを制御する調光制御手段と
    を有することを特徴とする表示装置。
  3. 【請求項3】前記透過型表示パネルの駆動回路を、前記
    温度検出手段により検出された前記蛍光管の温度に応じ
    て動作または非動作とする駆動回路制御手段を設けたこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の表示装置。
  4. 【請求項4】水銀ガスを封入した蛍光管が、該蛍光管か
    らの光を反射する反射筐体と、該蛍光管からの光を拡散
    して透過型表示パネルに導く拡散板とにより構成された
    空間内に配置された表示装置において、 前記反射筐体の前記蛍光管側対向面および前記拡散板の
    前記蛍光管側対向面の少なくとも一方に、フィルムで絶
    縁された透明のシート状ヒータを貼付したことを特徴と
    する表示装置。
  5. 【請求項5】水銀ガスを封入した蛍光管が、該蛍光管か
    らの光を反射する反射筐体と該蛍光管からの光を拡散し
    て透過型表示パネルに導く拡散板とにより構成された空
    間内に配置された表示装置において、 前記拡散板と前記蛍光管との間に、複数の線状ヒータが
    該蛍光管からの光の輝度に比例した間隔で貼付された透
    明フィルムを配置したことを特徴とする表示装置。
JP5192513A 1993-08-03 1993-08-03 表示装置 Pending JPH0743680A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5192513A JPH0743680A (ja) 1993-08-03 1993-08-03 表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5192513A JPH0743680A (ja) 1993-08-03 1993-08-03 表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0743680A true JPH0743680A (ja) 1995-02-14

Family

ID=16292538

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5192513A Pending JPH0743680A (ja) 1993-08-03 1993-08-03 表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0743680A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997040517A1 (fr) 1996-04-19 1997-10-30 Sharp Kabushiki Kaisha Source lumineuse et affichage l'utilisant
US6066920A (en) * 1997-01-07 2000-05-23 Sharp Kabushiki Kaisha Illumination device, method for driving the illumination device and display including the illumination device
KR20010010885A (ko) * 1999-07-23 2001-02-15 윤종용 넓은 화면 밝기 조절 영역을 갖는 액정 디스플레이 장치
US6201352B1 (en) 1995-09-22 2001-03-13 Gl Displays, Inc. Cold cathode fluorescent display
US6211612B1 (en) 1995-09-22 2001-04-03 Gl Displays, Inc. Cold cathode fluorescent display
US6352356B1 (en) 1998-10-26 2002-03-05 Mannesmann Vdo Ag Illuminating device for a display
US6515433B1 (en) 1999-09-11 2003-02-04 Coollite International Holding Limited Gas discharge fluorescent device
WO2012012977A1 (zh) * 2010-07-29 2012-02-02 深圳市华星光电技术有限公司 一种背光模组及其加热器件
US8742301B2 (en) 2008-08-05 2014-06-03 Yazaki Corporation Heater apparatus for a display panel

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7474044B2 (en) 1995-09-22 2009-01-06 Transmarine Enterprises Limited Cold cathode fluorescent display
US6201352B1 (en) 1995-09-22 2001-03-13 Gl Displays, Inc. Cold cathode fluorescent display
US6211612B1 (en) 1995-09-22 2001-04-03 Gl Displays, Inc. Cold cathode fluorescent display
US7919915B2 (en) 1995-09-22 2011-04-05 Transmarine Enterprises Limited Cold cathode fluorescent display
US6254244B1 (en) 1996-04-19 2001-07-03 Sharp Kabushiki Kaisha Luminaire and display using the same
WO1997040517A1 (fr) 1996-04-19 1997-10-30 Sharp Kabushiki Kaisha Source lumineuse et affichage l'utilisant
US6066920A (en) * 1997-01-07 2000-05-23 Sharp Kabushiki Kaisha Illumination device, method for driving the illumination device and display including the illumination device
KR100428920B1 (ko) * 1997-01-07 2004-04-29 샤프 가부시키가이샤 조명 장치, 그 구동 방법 및 그 조명 장치를 포함한 표시장치
US6352356B1 (en) 1998-10-26 2002-03-05 Mannesmann Vdo Ag Illuminating device for a display
KR20010010885A (ko) * 1999-07-23 2001-02-15 윤종용 넓은 화면 밝기 조절 영역을 갖는 액정 디스플레이 장치
US6515433B1 (en) 1999-09-11 2003-02-04 Coollite International Holding Limited Gas discharge fluorescent device
US8742301B2 (en) 2008-08-05 2014-06-03 Yazaki Corporation Heater apparatus for a display panel
WO2012012977A1 (zh) * 2010-07-29 2012-02-02 深圳市华星光电技术有限公司 一种背光模组及其加热器件

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6144359A (en) Liquid crystal displays utilizing polymer dispersed liquid crystal devices for enhanced performance and reduced power
KR100428920B1 (ko) 조명 장치, 그 구동 방법 및 그 조명 장치를 포함한 표시장치
US6163359A (en) Liquid crystal display and backlight heater
KR20080033771A (ko) 백라이트 유닛의 구동장치, 이를 구비한 액정표시장치, 및그 제어방법
JPH0743680A (ja) 表示装置
KR20040044000A (ko) 램프 구동 장치와, 이를 갖는 백라이트 어셈블리 및 액정표시 장치
JPH07175035A (ja) バックライト装置
JPH09288262A (ja) 液晶ディスプレイ装置
JPH1167485A (ja) 照明装置及びこの照明装置を備えた表示装置
US5767934A (en) Liquid-crystal display with foil heater and PTC sensor for backlight
JPH09260074A (ja) 発光パネル装置
JP3036474B2 (ja) バックライト装置
JPH10162985A (ja) 液晶表示パネルのバックライト装置
JPH10161083A (ja) 液晶表示パネルのバックライト駆動装置
JP4696363B2 (ja) 液晶パネル用バックライト装置
JPH10333125A (ja) 液晶表示装置
JPH06283142A (ja) 放電灯及び計器
JPH058900U (ja) 冷陰極管の調光装置
JPH04281424A (ja) 液晶表示板のバックライト装置
JPH06324304A (ja) Lcd用バックライト
JP3630349B2 (ja) 放電ランプ、放電ランプ装置およびこれを用いた装置
JPH08264292A (ja) 放電灯点灯装置とバックライト装置および液晶表示装置
JPH0778597A (ja) 面光源装置
KR101034705B1 (ko) 백라이트 어셈블리 및 그 구동방법
JPH11162690A (ja) 希ガス放電灯の調光装置