JPH10161083A - 液晶表示パネルのバックライト駆動装置 - Google Patents

液晶表示パネルのバックライト駆動装置

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JPH10161083A
JPH10161083A JP31573696A JP31573696A JPH10161083A JP H10161083 A JPH10161083 A JP H10161083A JP 31573696 A JP31573696 A JP 31573696A JP 31573696 A JP31573696 A JP 31573696A JP H10161083 A JPH10161083 A JP H10161083A
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JP
Japan
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tube
tube voltage
fluorescent tubes
fluorescent
voltages
Prior art date
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Pending
Application number
JP31573696A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Sasaki
健一 佐々木
Hironori Katou
博儀 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Publication of JPH10161083A publication Critical patent/JPH10161083A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 蛍光管の管電圧の正常な可変制御には応答せ
ずに、寿命末期の電極過熱の危険性を蛍光管の電気的な
変動から的確に検知して保護動作を行えるようにする。 【解決手段】 液晶表示パネルを背部から照明する複数
の蛍光管1a(1b)を点灯させる駆動回路手段3a,
4a(3b,4b)と、前記各蛍光管1a(1b)の管
電圧を検出する管電圧検出手段5a(5b)と、この管
電圧検出手段5a(5b)の検出した各管電圧の差を求
め、この求めた管電圧の差が規定範囲に収まっているか
否かを弁別する管電圧比較手段6とを備え、この管電圧
比較手段6が、前記管電圧の差が前記規定範囲を超えた
と弁別した場合には、いずれかの蛍光管の寿命が尽きて
フィラメント異常をきたしたものと判断し、前記駆動回
路手段3a,4a(3b,4b)が各蛍光管の駆動を停
止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ノート型パソコ
ンやワープロ,テレビジョン等に多用されている液晶表
示パネルのバックライト駆動装置に関し、とくに、液晶
表示パネルを背部から照明する光源として駆動回路手段
により駆動されて同時に点灯する複数の蛍光管を備えた
ものに関する。
【0002】
【従来の技術】よく知られているように、液晶表示パネ
ルのバックライトはパネル全面をできるだけ均一に照明
することが重要であり、そのために光学的な構造にさま
ざまな工夫がこらされている。ある程度大きな画面の液
晶表示パネル用のバックライトでは、同時に点灯駆動さ
れる複数本の蛍光管を適当な間隔をおいて配設し、その
背面には照明光を平均化して反射するための波板状の反
射板を配設し、さらに前面には例えばスリガラスのよう
な拡散板を配置して輝度ムラをなくしている。この拡散
板の前に液晶表示パネルが配置される。
【0003】一般的な熱陰極蛍光管は、寿命末期になる
と電極のフィラメントが高温となり、場合によっては発
火発煙を起こす危険性がある。そのため蛍光管を利用し
た一部の機器では、蛍光管の電極部に温度ヒューズを装
着しておき、電極部が過熱状態になったときに温度ヒュ
ーズが溶断して蛍光管の駆動が停止するように機能する
保護回路を備えたものが知られている。また、寿命末期
の電極過熱の危険性を蛍光管の管電圧の変化から検知す
る保護回路も知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】蛍光管の電極部に温度
ヒューズを装着する方式の保護回路では、ヒューズを電
極部にしっかり熱結合状態に取り付ける作業が面倒だと
いう問題があるとともに、電極部とヒューズの熱結合の
状態が製品によりばらつきやすく、そのため動作の信頼
性に欠けるという問題があった。また、蛍光管の電極部
にヒューズを外付けするという保護回路の方式では外形
寸法が増大するが、ごく狭いスペースに複数の蛍光管を
収納している液晶表示パネルのバックライトでは、実装
スペースの問題でヒューズ外付け方式を採用できない。
【0005】一方、蛍光管の管電圧の変化から寿命末期
を検出する保護回路方式では、前記の組み立て作業性と
か実装スペースの問題はない。しかし、液晶表示パネル
のバックライトの場合、調光用ボリュームの操作で蛍光
管の管電圧を可変調整して輝度を変えられるようになっ
ており、この調光制御によって管電圧は30パーセント
前後も変わる。また蛍光管の温度特性を補正するために
も管電圧が30パーセント近く可変される。このように
通常の状態でも管電圧が大きく変えられるので、これと
寿命末期の管電圧の変化とを区別することができない。
したがって、この方式の保護回路は液晶表示パネルのバ
ックライト駆動装置には採用されていない。
【0006】この発明は前述した技術的背景のもとにな
されたもので、その目的は、蛍光管の管電圧の正常な可
変制御には応答せずに、寿命末期の電極過熱の危険性を
蛍光管の電気的な変動から的確に検知して保護動作を行
えるようにした液晶表示パネルのバックライト駆動装置
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこでこの発明では、液
晶表示パネルを背部から照明する複数の蛍光管を点灯さ
せる駆動回路手段と、前記各蛍光管の管電圧を検出する
管電圧検出手段と、この管電圧検出手段の検出した各管
電圧の差を求め、この求めた管電圧の差が規定範囲に収
まっているか否かを弁別する管電圧比較手段とを備え、
この管電圧比較手段が、前記管電圧の差が前記規定範囲
を超えたと弁別した場合には、前記駆動回路手段が各蛍
光管の駆動を停止するように構成した。
【0008】したがって、管電圧検出手段が各蛍光管の
管電圧を検出し、管電圧比較手段が前記検出した各管電
圧の差を求め、この求めた管電圧の差が前記規定範囲を
超えたと弁別した場合、すなわち、いずれかの蛍光管が
寿命末期になりフィラメント異常による管電圧の変化が
生じた場合には、前記管電圧比較手段からの出力によっ
て前記駆動回路手段が各蛍光管の駆動を停止する。
【0009】
【発明の実施の形態】この発明の一実施形態例によるバ
ックライト駆動装置の概略構成を図1に示している。こ
の例の液晶表示パネルのバックライトは、照明光源とし
て2本の蛍光管1a,1bを備えている。照明電源は共
通の直流電源2であるが、駆動回路系は蛍光管1a,1
bとで別である。ただし両方の駆動回路系の構成は同じ
である。
【0010】駆動回路手段としての駆動回路は、電圧制
御部3a,3bおよび高圧発生部4a,4bから構成さ
れており、電圧制御部3a,3bは、PWM(パルス幅
変調)回路を含んだチョッパ回路からなり、直流電源2
を充分に高い所定周波数で断続して高圧発生部4aに印
加する。高圧発生部4a,4bは、インバータ回路から
なり、高速で断続する直流入力(パルス入力)を高圧の
交流に変換し、コンデンサC1を介して蛍光管1aに管
電圧を印加する。まったく同一の構成をもつ電圧制御部
3bと高圧発生部4bとコンデンサC2により、もう一
方の蛍光管1bに管電圧を印加する。
【0011】図示省略しているが、調光用ボリュームか
らの信号に応じて電圧制御部3a,3bのPWM回路が
制御され、高圧発生部4a,4bへのパルス入力のデュ
ーティ比が可変され、それに応じて蛍光管1a,1bの
管電圧が可変される。この仕組みで蛍光管1a,1bの
輝度が可変制御される。
【0012】蛍光管1aの管電圧が、管電圧検出手段と
しての管電圧検出部5aで検出される。管電圧は高い周
波数の交流だが、管電圧検出部5aはこれを整流平滑し
た直流として検出する。まったく同一の構成をもつ管電
圧検出部5bにより、もう一方の蛍光管1bの管電圧が
検出される。
【0013】2つの管電圧検出部5a,5bの検出値が
管電圧比較手段としての管電圧比較部6に入力される。
管電圧比較部6は、2系統の管電圧検出値の差の絶対値
を求めるとともに、その差が規定値に収まっているか否
かを弁別する。管電圧検出値の差の絶対値が規定値以下
であれば正常と判断し、蛍光管1a,1bの点灯駆動を
継続させる。管電圧検出値の差の絶対値が規定値を超え
た場合は、蛍光管1aか蛍光管1bのいずれかが寿命に
達してフィラメント異常を起こしたと判断し、管電圧比
較部6から電圧制御部3aと3bの両方に向けて保護信
号を出力する。各電圧制御部3a,3bは前記保護信号
を受けてチョッパ動作を停止し、各蛍光管1a,1bの
点灯駆動を停止する。
【0014】前述したように、液晶表示パネルのバック
ライトの場合、調光用ボリュームの操作で蛍光管の管電
圧を可変調整して輝度を変えられるようになっており、
この調光制御によって管電圧は30パーセント前後も変
わる。また蛍光管の温度特性を補正するためにも管電圧
が30パーセント近く可変される。このように通常の状
態でも管電圧が大きく変えられるので、1本の蛍光管の
管電圧の変化からは寿命によるフィラメント異常は的確
に検知できない。このことは既に説明したとおりであ
る。
【0015】正常な調光制御や温度補償では2本の蛍光
管1a,1bの管電圧が同時に可変されるので、管電圧
の差分はほとんど変化しない。ところが、2本の蛍光管
1a,1bを新品から同時に使用を開始しても、寿命末
期のフィラメント異常が同時に発生することはほとんど
有り得ない。つまり、フィラメント異常による管電圧の
変化は2本の蛍光管1a,1bで同時に起きることはな
いと想定しても問題はない。この考え方に基づいて本発
明がなされている。フィラメント異常による管電圧の変
化はいずれか一方の蛍光管に発生し、そのときは2系統
の管電圧の差が前記の規定値を超えるのである。
【0016】以上の実施形態例のバックライトは2本の
蛍光管を光源とするものであったが図2に示すように、
この発明は3本以上の蛍光管を用いたバックライトにも
前記実施形態例と同様に適用でき、前記と同様な作用効
果を奏する。蛍光管が3本以上ある場合、それぞれの管
電圧検出部1〜3がそれぞれの蛍光管1a〜1cの管電
圧を検出するとともに、いずれか2つの管電圧の電圧差
を管電圧比較部6a,6bで求め、この求めた各電圧差
のいずれか1つでも規定範囲を超えたと、管電圧比較部
6a,6bのいずれかが弁別したならば、いずれかの蛍
光管1a〜1cの寿命が尽きてフィラメント異常をきた
したものと判断し、検出を行った2本の蛍光管又は全て
の蛍光管の点灯駆動を停止する。
【0017】
【発明の効果】この発明によれば、温度ヒューズのよう
な機械的な構成によらず、簡単な電気回路的な手段で蛍
光管の寿命末期のフィラメント異常による管電圧の変化
を的確に検出して保護動作を実行できる。とくに、複数
の蛍光管の管電圧の差に基づいて異常弁別を行っている
ので、調光や温度補償の制御により蛍光管の管電圧を大
きく変化させる回路機能を含んでいても、その正常な管
電圧の変化には応答せずに、正しく寿命末期を検知でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態例による液晶表示パネル
のバックライト駆動装置の概略構成図である。
【図2】この発明の一実施形態例による3本以上の蛍光
管を用いた液晶表示パネルのバックライト駆動装置の概
略構成図である。
【符号の説明】
1a,1b…蛍光管、2…直流電源、3a,3b…電圧
制御部、4a,4b…高圧発生部、5a,5b…管電圧
検出部、6…管電圧比較部、C1,C2…コンデンサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液晶表示パネルを背部から照明する複数
    の蛍光管を点灯させる駆動回路手段と、 前記各蛍光管の管電圧を検出する管電圧検出手段と、 この管電圧検出手段の検出した各管電圧の差を求め、こ
    の求めた管電圧の差が規定範囲に収まっているか否かを
    弁別する管電圧比較手段とを備え、 この管電圧比較手段が、前記管電圧の差が前記規定範囲
    を超えたと弁別した場合には、前記駆動回路手段が各蛍
    光管の駆動を停止することを特徴とする液晶表示パネル
    のバックライト駆動装置。
JP31573696A 1996-11-27 1996-11-27 液晶表示パネルのバックライト駆動装置 Pending JPH10161083A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006011101A1 (en) * 2004-07-21 2006-02-02 Koninklijke Philips Electronics N.V. Uniform back-lighting device and display device therewith
CN100397197C (zh) * 2004-05-13 2008-06-25 硕颉科技股份有限公司 灯管联动保护装置及其操作方法
KR100936180B1 (ko) * 2003-03-03 2010-01-11 삼성전자주식회사 백라이트 어셈블리 및 이를 이용한 액정표시장치
KR100937714B1 (ko) * 2003-03-03 2010-01-20 삼성전자주식회사 램프 구동 장치, 이를 이용한 백라이트 어셈블리 및 이를이용한 액정표시장치
KR100961943B1 (ko) * 2003-04-08 2010-06-08 삼성전자주식회사 표시 장치용 광원의 병렬 구동 장치

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