JPH074336Y2 - 直線運動用ボールベアリング - Google Patents
直線運動用ボールベアリングInfo
- Publication number
- JPH074336Y2 JPH074336Y2 JP1990066885U JP6688590U JPH074336Y2 JP H074336 Y2 JPH074336 Y2 JP H074336Y2 JP 1990066885 U JP1990066885 U JP 1990066885U JP 6688590 U JP6688590 U JP 6688590U JP H074336 Y2 JPH074336 Y2 JP H074336Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ball
- outer cylinder
- slide
- peripheral surface
- inner peripheral
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Bearings For Parts Moving Linearly (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ボール保持器の軸方向での微動を確実に防止
し、外筒とスライド軸との円滑摺動性を確保し得る直線
運動用ボールベアリングに関するものである。
し、外筒とスライド軸との円滑摺動性を確保し得る直線
運動用ボールベアリングに関するものである。
従来からあるボールベアリング用のボール保持器51の固
定は、第3,4図に図示したようにスライド外筒52の両端
面に止めリング53やネジ込みリング板54を装着すること
により行なわれている。
定は、第3,4図に図示したようにスライド外筒52の両端
面に止めリング53やネジ込みリング板54を装着すること
により行なわれている。
しかし、この従来方式には次のような欠点があることが
確認されている。
確認されている。
止めリング方式では、ボール保持器51やスライド外筒52
の寸法精度を高くすることでボール保持器51の軸方向の
微動を可及的の防止しなければならないが、寸法精度を
高めることには限界があり、ボール保持器51の該微動を
完全に阻止することは不可能である。
の寸法精度を高くすることでボール保持器51の軸方向の
微動を可及的の防止しなければならないが、寸法精度を
高めることには限界があり、ボール保持器51の該微動を
完全に阻止することは不可能である。
そして、寸法精度を可及的に高めたとしてもその反面ボ
ール保持器51,止めリング53の組み付けが難しくなる。
ール保持器51,止めリング53の組み付けが難しくなる。
また、ネジ込みリング板方式では、ネジ端面の寸法誤差
によりボール保持器51とネジ端面との間で遊間隙が生じ
たり、また、組み付けの際ネジ込みリング板54を無理に
押し込んでボール保持器51を変形させてしまう恐れがあ
る。
によりボール保持器51とネジ端面との間で遊間隙が生じ
たり、また、組み付けの際ネジ込みリング板54を無理に
押し込んでボール保持器51を変形させてしまう恐れがあ
る。
更に、止めリング方式でもネジ込みリング板方式でボー
ル保持器51の寸法誤差,スライド外筒52の熱処理変形に
よる寸法誤差に対する対応が難しいという欠点がある。
ル保持器51の寸法誤差,スライド外筒52の熱処理変形に
よる寸法誤差に対する対応が難しいという欠点がある。
尚、図中符号55は保護リングである。
本考案は、これらの問題点をすべて解決したボールベア
リングに係るもので、ボール保持器の軸方向での微動
(ガタ付き)を確実に解消し得る直線運動用ボールベア
リングを提供することを技術的課題とするものである。
リングに係るもので、ボール保持器の軸方向での微動
(ガタ付き)を確実に解消し得る直線運動用ボールベア
リングを提供することを技術的課題とするものである。
添付図面を参照して本考案の要旨を説明する。
スライド外筒1の内周面にボール保持器2を設け、この
ボール保持器2によりボール3を支承して負荷ボール部
4及び無負荷ボール部とから成るボール無限循環路を形
成し、スライド外筒1の内周面に複数ケ所を折曲せしめ
たリング体5をボール保持器2の両端面に当接する状態
で設け、この夫々のリング体5の外側にしてスライド外
筒1の内周面に前記リング体5の折曲により生ずる弾性
を受ける止めリング体6を設け、スライド外筒1にスラ
イド軸7を摺動自在に挿入したことを特徴とする直線運
動用ボールベアリングに係るものである。
ボール保持器2によりボール3を支承して負荷ボール部
4及び無負荷ボール部とから成るボール無限循環路を形
成し、スライド外筒1の内周面に複数ケ所を折曲せしめ
たリング体5をボール保持器2の両端面に当接する状態
で設け、この夫々のリング体5の外側にしてスライド外
筒1の内周面に前記リング体5の折曲により生ずる弾性
を受ける止めリング体6を設け、スライド外筒1にスラ
イド軸7を摺動自在に挿入したことを特徴とする直線運
動用ボールベアリングに係るものである。
ボール保持器2は、両側から複数ケ所を折曲せしめたリ
ング体5の該折曲による弾性により押圧されている為ボ
ール保持器2の軸方向での微動は生じない。
ング体5の該折曲による弾性により押圧されている為ボ
ール保持器2の軸方向での微動は生じない。
図面にリング体5は、折曲により湾曲部5′を三ケ所に
形成した場合であるが、この湾曲部5′は何ケ所に形成
しても良い。
形成した場合であるが、この湾曲部5′は何ケ所に形成
しても良い。
尚、図面のような切離部のない環状のリング体5は、一
ケ所に切離部があり、この切離部の切離端同志が左右に
わずかにズレることで弾性を発揮するC状態(C状ワッ
シャー)に比し、バネ力の衰えが少なく耐久的に使用で
き、それだけ本案品に商品価値を付与せしめることにな
る。
ケ所に切離部があり、この切離部の切離端同志が左右に
わずかにズレることで弾性を発揮するC状態(C状ワッ
シャー)に比し、バネ力の衰えが少なく耐久的に使用で
き、それだけ本案品に商品価値を付与せしめることにな
る。
本考案は上述のようにボール保持器の両端を、複数ケ所
を折曲せしめたリング体のバネ作用により押圧し、ボー
ル保持器の軸方向での微動(ガタ付き)を阻止する構成
としたから、ボール保持器によって支承されるボールが
それだけ円滑に転動することになり、従って、スライド
外筒とスライド軸との摺動が円滑に行なわれる秀れた直
線運動用ボールベアリングを提供することになる。
を折曲せしめたリング体のバネ作用により押圧し、ボー
ル保持器の軸方向での微動(ガタ付き)を阻止する構成
としたから、ボール保持器によって支承されるボールが
それだけ円滑に転動することになり、従って、スライド
外筒とスライド軸との摺動が円滑に行なわれる秀れた直
線運動用ボールベアリングを提供することになる。
第1図は本実施例の一部を切り欠けた断面図、第2図は
本実施例のリング体の斜視図、第3図は従来例の一部を
切り欠けた要部の断面図、第4図は従来例の一部を切り
欠けた断面図である。 1…スライド外筒、2…ボール保持器、3…ボール、4
…負荷ボール部、5…リング体、6…止めリング体、7
…スライド軸。
本実施例のリング体の斜視図、第3図は従来例の一部を
切り欠けた要部の断面図、第4図は従来例の一部を切り
欠けた断面図である。 1…スライド外筒、2…ボール保持器、3…ボール、4
…負荷ボール部、5…リング体、6…止めリング体、7
…スライド軸。
Claims (1)
- 【請求項1】スライド外筒1の内周面にボール保持器2
を設け、このボール保持器2によりボール3を支承して
負荷ボール部4及び無負荷ボール部とから成るボール無
限循環路を形成し、スライド外筒1の内周面に複数ヶ所
を折曲せしめたリング体5をボール保持器2の両端面に
当接する状態で設け、この夫々のリング体5の外側にし
てスライド外筒1の内周面に前記リング体5の折曲によ
り生ずる弾性を受ける止めリング体6を設け、スライド
外筒1にスライド軸7を摺動自在に挿入したことを特徴
とする直線運動用ボールベアリング。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990066885U JPH074336Y2 (ja) | 1990-06-25 | 1990-06-25 | 直線運動用ボールベアリング |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990066885U JPH074336Y2 (ja) | 1990-06-25 | 1990-06-25 | 直線運動用ボールベアリング |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0425027U JPH0425027U (ja) | 1992-02-28 |
JPH074336Y2 true JPH074336Y2 (ja) | 1995-02-01 |
Family
ID=31599976
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990066885U Expired - Lifetime JPH074336Y2 (ja) | 1990-06-25 | 1990-06-25 | 直線運動用ボールベアリング |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH074336Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5332626B2 (ja) * | 2009-01-09 | 2013-11-06 | 株式会社ジェイテクト | ボールスプライン |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50134546U (ja) * | 1974-04-19 | 1975-11-06 | ||
JPS58178518U (ja) * | 1982-05-25 | 1983-11-29 | イ−ス精工株式会社 | スライドベアリング |
JPS6232259U (ja) * | 1985-08-12 | 1987-02-26 |
-
1990
- 1990-06-25 JP JP1990066885U patent/JPH074336Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0425027U (ja) | 1992-02-28 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |