JPH0743264A - 真空装置用ウエハ搬送機構 - Google Patents
真空装置用ウエハ搬送機構Info
- Publication number
- JPH0743264A JPH0743264A JP5186573A JP18657393A JPH0743264A JP H0743264 A JPH0743264 A JP H0743264A JP 5186573 A JP5186573 A JP 5186573A JP 18657393 A JP18657393 A JP 18657393A JP H0743264 A JPH0743264 A JP H0743264A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wafer
- transfer robot
- receiver
- state
- wafer transfer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 title claims abstract description 51
- 230000007723 transport mechanism Effects 0.000 claims 1
- 235000012431 wafers Nutrition 0.000 abstract description 418
- 238000005452 bending Methods 0.000 abstract description 4
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 23
- 238000000034 method Methods 0.000 description 19
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 9
- 238000007689 inspection Methods 0.000 description 9
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 6
- 238000010894 electron beam technology Methods 0.000 description 3
- 230000001678 irradiating effect Effects 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 2
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 2
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 2
- 238000003860 storage Methods 0.000 description 2
- 238000009423 ventilation Methods 0.000 description 2
- 230000002457 bidirectional effect Effects 0.000 description 1
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 1
- 230000010354 integration Effects 0.000 description 1
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 238000004904 shortening Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Sampling And Sample Adjustment (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、真空の試料室とエアロック室、エ
アロック室と大気中の間でウエハを搬送する当該エアロ
ック室内に設けたウエハ搬送ロボットを備えた真空装置
用ウエハ搬送機構に関し、ウエハ搬送ロボットのウエハ
受けを2段にし、真空中の試料室内のウエハ支持体との
間でウエハ交換を行ない、更にアライメント機構などと
の間でウエハ受け渡しを行い、ウエハ搬送時間の短縮を
図ることを目的とする。 【構成】 ウエハを2段に搭載するウエハ受け43を設
けたウエハ搬送ロボット10を備え、当該ウエハ搬送ロ
ボット10のウエハ受け43を真空の試料室1内に伸ば
してウエハ支持体4上のウエハ(作業済)を空の段に裁
置および他方の段のウエハ(作業未)を当該ウエハ支持
体4上に裁置するように構成する。
アロック室と大気中の間でウエハを搬送する当該エアロ
ック室内に設けたウエハ搬送ロボットを備えた真空装置
用ウエハ搬送機構に関し、ウエハ搬送ロボットのウエハ
受けを2段にし、真空中の試料室内のウエハ支持体との
間でウエハ交換を行ない、更にアライメント機構などと
の間でウエハ受け渡しを行い、ウエハ搬送時間の短縮を
図ることを目的とする。 【構成】 ウエハを2段に搭載するウエハ受け43を設
けたウエハ搬送ロボット10を備え、当該ウエハ搬送ロ
ボット10のウエハ受け43を真空の試料室1内に伸ば
してウエハ支持体4上のウエハ(作業済)を空の段に裁
置および他方の段のウエハ(作業未)を当該ウエハ支持
体4上に裁置するように構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、真空の試料室とエアロ
ック室、エアロック室と大気中の間でウエハを搬送する
当該エアロック室内に設けたウエハ搬送ロボットを備え
た真空装置用ウエハ搬送機構に関するものである。
ック室、エアロック室と大気中の間でウエハを搬送する
当該エアロック室内に設けたウエハ搬送ロボットを備え
た真空装置用ウエハ搬送機構に関するものである。
【0002】LSI用の半導体ウエハ製造工程における
寸法管理の重要性は、集積度の増加に従い益々高まって
いる。これまでの一般的な寸法管理の手法は、光学顕微
鏡による検査であった。しかし、検査の対象となる寸法
が可視光の波長を下回るようになると、光学顕微鏡での
検査は不可能となる。DRAMのレベルで言えば現在主
流の4Mが殆ど限界であり、16M以上では電子顕微鏡
に頼らざるを得ないと言われている。現実に、0.1ミ
クロン以下の精度が必要な寸法測定は既に現在でもほと
んど電子顕微鏡を使用して行われている。
寸法管理の重要性は、集積度の増加に従い益々高まって
いる。これまでの一般的な寸法管理の手法は、光学顕微
鏡による検査であった。しかし、検査の対象となる寸法
が可視光の波長を下回るようになると、光学顕微鏡での
検査は不可能となる。DRAMのレベルで言えば現在主
流の4Mが殆ど限界であり、16M以上では電子顕微鏡
に頼らざるを得ないと言われている。現実に、0.1ミ
クロン以下の精度が必要な寸法測定は既に現在でもほと
んど電子顕微鏡を使用して行われている。
【0003】電子顕微鏡は、光学顕微鏡と異なりウエハ
を真空の中に入れなければならないので、大気中から真
空中へ、あるいは真空中から大気中へのウエハ搬送機構
が必要となる。このような機構は、普通エアロックと呼
ばれ、搬送に複雑な手順が必要となり、光学顕微鏡に比
べて時間がかかる。半導体製造装置あるいは検査装置に
とって、ウエハ1枚あたりの処理時間は、生産性を決め
る基本的なファクターとして極めて重要である。このた
め、搬送時間を短縮することによってウエハ処理枚数を
増やし、生産性の向上を図ることが望まれている。
を真空の中に入れなければならないので、大気中から真
空中へ、あるいは真空中から大気中へのウエハ搬送機構
が必要となる。このような機構は、普通エアロックと呼
ばれ、搬送に複雑な手順が必要となり、光学顕微鏡に比
べて時間がかかる。半導体製造装置あるいは検査装置に
とって、ウエハ1枚あたりの処理時間は、生産性を決め
る基本的なファクターとして極めて重要である。このた
め、搬送時間を短縮することによってウエハ処理枚数を
増やし、生産性の向上を図ることが望まれている。
【0004】
【従来の技術】従来のウエハ搬送機構の構成を図5に示
す。図5において、試料室21は、真空に保った容器で
あって、ウエハをウエハ支持体24に搬送して固定し、
図示外の鏡筒から細く絞った電子ビームを照射しつつX
方向、Y方向に面走査してそのときに発生した2次電子
で輝度変調し、ディスプレイ上に当該ウエハの画像を拡
大表示するための真空の容器である。
す。図5において、試料室21は、真空に保った容器で
あって、ウエハをウエハ支持体24に搬送して固定し、
図示外の鏡筒から細く絞った電子ビームを照射しつつX
方向、Y方向に面走査してそのときに発生した2次電子
で輝度変調し、ディスプレイ上に当該ウエハの画像を拡
大表示するための真空の容器である。
【0005】ウエハ支持体24は、試料室21の中にあ
って、移動台の上に乗って移動し、ウエハを保持するも
のである。仕切弁26、29は、エアロック室27と試
料室21、エアロック室27と大気の間の仕切弁であ
る。
って、移動台の上に乗って移動し、ウエハを保持するも
のである。仕切弁26、29は、エアロック室27と試
料室21、エアロック室27と大気の間の仕切弁であ
る。
【0006】エアロック室27は、仕切弁26、29に
よって仕切られた部分であって、ウエハを大気中から試
料室21の真空中へ、試料室21の真空中から大気中
へ、試料室21の真空を破壊することなく搬送するため
の部分である。
よって仕切られた部分であって、ウエハを大気中から試
料室21の真空中へ、試料室21の真空中から大気中
へ、試料室21の真空を破壊することなく搬送するため
の部分である。
【0007】ウエハ搬送ロボット(B)30は、プリア
ライメント機構34と、試料室21中のウエハ支持体2
4との間のウエハの搬送を行なうロボットである。プリ
アライメント機構34は、ウエハキャリア31から取り
出したウエハを所定の向きにアライメントする機構であ
る。
ライメント機構34と、試料室21中のウエハ支持体2
4との間のウエハの搬送を行なうロボットである。プリ
アライメント機構34は、ウエハキャリア31から取り
出したウエハを所定の向きにアライメントする機構であ
る。
【0008】ウエハ搬送ロボット(A)32は、ウエハ
キャリア31と、プリアライメント機構34との間のウ
エハの搬送を行なうロボットである。ウエハキャリア3
1は、ウエハを収納するものである。
キャリア31と、プリアライメント機構34との間のウ
エハの搬送を行なうロボットである。ウエハキャリア3
1は、ウエハを収納するものである。
【0009】次に、ウエハの搬送の手順を簡単に説明す
る。 (1) プリアライメント:ウエハ搬送ロボット(A)
32で、ウエハキャリア31の中のウエハを1枚取り出
し、プリアライメント機構34に乗せる。このウエハ搬
送ロボット(A)32は、屈伸と回転運動をする腕と、
その先端にウエハを受け取る(あるいはつかむ)ことの
できるウエハ受け36を備えている。良く見られるタイ
プでは、ウエハ受け36に真空吸着機能を持たせてウエ
ハの受け渡しの確実性を上げている。プリアライメント
機構34は、ウエハのオリエンテイションフラットを検
出し、その方向を合わせる機構である。図8にプリアラ
イメント機構34をより詳しく示す。ウエハ搬送ロボッ
ト(A)32のウエハ受け96が鎖線で示した96’で
停止すると、上下動可能な回転テーブル91が上昇して
ウエハを受け取る。次に、ウエハ搬送ロボット(A)3
2の腕が引っ込んだところで位置合わせガイト92、9
2’が両側より挟み込む形でウエハの中心を回転テーブ
ル91の中心に位置合わせする。位置合わせが終わった
らガイドを戻して、回転テーブル91を回転させつつオ
リエンテイションフラットを検出する。検出の方法は種
々あるが、ここでは光センサ93、94を使う。オリエ
ンテイションフラットを検出したらその方向をオリエン
テイションフラット97の所定の角度に合わせる。図8
の(b)はこの部分の側面部を示す。98は、オリエン
テイションフラット検出時の回転テーブルの位置を示
す。鎖線の99は、完全に下がった位置を示す。この高
さは、102で示すウエハ搬送ロボット(B)30上の
ウエハの高さよりも低く、この後にウエハ搬送ロボット
(B)30にウエハを渡すときの位置を示す。
る。 (1) プリアライメント:ウエハ搬送ロボット(A)
32で、ウエハキャリア31の中のウエハを1枚取り出
し、プリアライメント機構34に乗せる。このウエハ搬
送ロボット(A)32は、屈伸と回転運動をする腕と、
その先端にウエハを受け取る(あるいはつかむ)ことの
できるウエハ受け36を備えている。良く見られるタイ
プでは、ウエハ受け36に真空吸着機能を持たせてウエ
ハの受け渡しの確実性を上げている。プリアライメント
機構34は、ウエハのオリエンテイションフラットを検
出し、その方向を合わせる機構である。図8にプリアラ
イメント機構34をより詳しく示す。ウエハ搬送ロボッ
ト(A)32のウエハ受け96が鎖線で示した96’で
停止すると、上下動可能な回転テーブル91が上昇して
ウエハを受け取る。次に、ウエハ搬送ロボット(A)3
2の腕が引っ込んだところで位置合わせガイト92、9
2’が両側より挟み込む形でウエハの中心を回転テーブ
ル91の中心に位置合わせする。位置合わせが終わった
らガイドを戻して、回転テーブル91を回転させつつオ
リエンテイションフラットを検出する。検出の方法は種
々あるが、ここでは光センサ93、94を使う。オリエ
ンテイションフラットを検出したらその方向をオリエン
テイションフラット97の所定の角度に合わせる。図8
の(b)はこの部分の側面部を示す。98は、オリエン
テイションフラット検出時の回転テーブルの位置を示
す。鎖線の99は、完全に下がった位置を示す。この高
さは、102で示すウエハ搬送ロボット(B)30上の
ウエハの高さよりも低く、この後にウエハ搬送ロボット
(B)30にウエハを渡すときの位置を示す。
【0010】(2) エアロック室27の排気:この状
態ではすでにエアロック室27は大気圧になっていて、
仕切弁29が開き、エアロック室27の中にあるウエハ
搬送ロボット(B)30の腕が伸びて、プリアライメン
トの終わったウエハを取ってエアロック室27の中に引
き込む。仕切弁29を閉じてエアロック室27を排気す
る。エアロック室27の真空度があるレベルになった時
に仕切弁26を開けてウエハ搬送ロボット(B)30の
腕を試料室21の方に伸ばす。
態ではすでにエアロック室27は大気圧になっていて、
仕切弁29が開き、エアロック室27の中にあるウエハ
搬送ロボット(B)30の腕が伸びて、プリアライメン
トの終わったウエハを取ってエアロック室27の中に引
き込む。仕切弁29を閉じてエアロック室27を排気す
る。エアロック室27の真空度があるレベルになった時
に仕切弁26を開けてウエハ搬送ロボット(B)30の
腕を試料室21の方に伸ばす。
【0011】(3) チャッキング:この状態では試料
室21内の移動台は、前もって定められたウエハを受け
取るべき地点に到着している。そして、ウエハ搬送ロボ
ット(B)30からウエハを受け取り、正しい位置に掴
む。
室21内の移動台は、前もって定められたウエハを受け
取るべき地点に到着している。そして、ウエハ搬送ロボ
ット(B)30からウエハを受け取り、正しい位置に掴
む。
【0012】次に、検査した後のウエハを外に取り出す
場合について説明する。 (4) チャッキング解除:移動台をウエハを渡す地点
に移動させ、ウエハのチャッキングを解除する。
場合について説明する。 (4) チャッキング解除:移動台をウエハを渡す地点
に移動させ、ウエハのチャッキングを解除する。
【0013】(5) エアロック室27の換気:ウエハ
搬送ロボット(B)30がウエハ支持体24からウエハ
を受け取り、腕を引いてエアロック室27内にウエハを
取り込む。仕切弁26を閉じてからエアロック室27を
換気する。エアロック室27が大気圧になったら仕切弁
29を開け、ウエハ搬送ロボット(A)32の腕を伸ば
してウエハをプリアライメント位置まで出す。
搬送ロボット(B)30がウエハ支持体24からウエハ
を受け取り、腕を引いてエアロック室27内にウエハを
取り込む。仕切弁26を閉じてからエアロック室27を
換気する。エアロック室27が大気圧になったら仕切弁
29を開け、ウエハ搬送ロボット(A)32の腕を伸ば
してウエハをプリアライメント位置まで出す。
【0014】(6) 収納:ウエハ搬送ロボット(A)
32がウエハを受け取り、次に、ウエハキャリア31に
収納する。
32がウエハを受け取り、次に、ウエハキャリア31に
収納する。
【0015】以上の(1)から(6)までの手順によっ
て、1枚のウエハの検査が終了したところから次のウエ
ハの検査を開始するまでの手順を考えると、 ・まず、上述の(4)から(6)まで進め ・続いて(1)から(3)までを進めることとなる。
て、1枚のウエハの検査が終了したところから次のウエ
ハの検査を開始するまでの手順を考えると、 ・まず、上述の(4)から(6)まで進め ・続いて(1)から(3)までを進めることとなる。
【0016】また、上述したウエハ搬送ロボットの一例
を図6に示す。このウエハ搬送ロボットは、ウエハ搬送
ロボット(A)32およびウエハ搬送ロボット(B)3
0であり、前者が大気中で動作し、後者が真空中で動作
するものである。
を図6に示す。このウエハ搬送ロボットは、ウエハ搬送
ロボット(A)32およびウエハ搬送ロボット(B)3
0であり、前者が大気中で動作し、後者が真空中で動作
するものである。
【0017】図6において、ウエハ受け36は、腕の先
端にあって、ウエハを受けるものである。このウエハ受
け36に1枚のウエハが乗る。ウエハ35をしっかり
と、受け取るための真空吸引を行なうこともある。
端にあって、ウエハを受けるものである。このウエハ受
け36に1枚のウエハが乗る。ウエハ35をしっかり
と、受け取るための真空吸引を行なうこともある。
【0018】腕37は、屈伸可能なものであって、軸3
8によって支えられ、ウエハ受け36を先端に持つもの
である。駆動機構39は、腕37を屈伸、回転および上
下運動を行い、ウエハ受け36で固定したウエハを搬送
させるためのものである。
8によって支えられ、ウエハ受け36を先端に持つもの
である。駆動機構39は、腕37を屈伸、回転および上
下運動を行い、ウエハ受け36で固定したウエハを搬送
させるためのものである。
【0019】次に、試料室21中のウエハ支持体24の
チャッキング機構を説明する。図7は、ウエハ支持体の
構造図を示す。図7の(a)において、ウエハ60をオ
リエンテイションフラット部分が当たる2個のローラ6
1、61’、ウエハ表面の高さを規制する2種類の爪6
2、62’、63、63’が示されている。4個の爪は
ウエハの中心をその中心とする放射状の線に沿って水平
に動くようになっている。また、爪63と爪63’は、
爪の下にウエハの外周部分にローラが付属しており、前
記のローラ61、61’と共にウエハの最終的な位置を
規制する働きをする。
チャッキング機構を説明する。図7は、ウエハ支持体の
構造図を示す。図7の(a)において、ウエハ60をオ
リエンテイションフラット部分が当たる2個のローラ6
1、61’、ウエハ表面の高さを規制する2種類の爪6
2、62’、63、63’が示されている。4個の爪は
ウエハの中心をその中心とする放射状の線に沿って水平
に動くようになっている。また、爪63と爪63’は、
爪の下にウエハの外周部分にローラが付属しており、前
記のローラ61、61’と共にウエハの最終的な位置を
規制する働きをする。
【0020】図7の(b)に上述のウエハ支持体の側面
図を示す。ウエハの全体はテーブル65で支えられてい
るが、このテーブル65は垂直線に沿って上下に動くよ
うになっている。テーブル65の上下動は次の3点の異
なる高さの状態をとる。即ち ・状態’は、ウエハを完全に上に押し上げ、ウエハの
上面が4個の爪で規制された状態である。
図を示す。ウエハの全体はテーブル65で支えられてい
るが、このテーブル65は垂直線に沿って上下に動くよ
うになっている。テーブル65の上下動は次の3点の異
なる高さの状態をとる。即ち ・状態’は、ウエハを完全に上に押し上げ、ウエハの
上面が4個の爪で規制された状態である。
【0021】・状態’は、完全に下がり、ウエハを乗
せたウエハ受けが自由に出入りできる状態である。 ・状態’は、両者の中間の位置であって、ウエハが爪
に押しつけられることなく、かつウエハ搬送ロボットの
ウエア受けにも乗っていない状態である。
せたウエハ受けが自由に出入りできる状態である。 ・状態’は、両者の中間の位置であって、ウエハが爪
に押しつけられることなく、かつウエハ搬送ロボットの
ウエア受けにも乗っていない状態である。
【0022】この機構の動作を、当初ウエハが既にウエ
ハ支持体上にある状態から説明する。これは、上述した
(3)、(4)をより詳細に説明したものである。 (3) チャッキングの詳細 (3−1) 解除:移動台はウエハを渡す地点にある。
まず、図7の(b)のテーブル65がある程度の距離
(2〜3mm)さがる(テーブルの状態’)。テーブ
ルが下がってもウエハは爪で押されているためにテーブ
ルと一緒に下がらずそれまでの位置を保っている。それ
から、ウエハ搬送ロボット(B)30の腕が伸びてきて
先端にあるウエハ受け64が図7の(a)に鎖線で示し
た位置に入ってくる。ウエハ搬送ロボット(B)30の
ウエハ受け64の高さは図7の(b)に示すように、ウ
エハ60とテーブル65との間である。テーブル65
は、この目的のために、腕が入ってくる空間をくり貫か
れている。ウエハ受け64がウエハの下に入ったところ
で4個の爪62、62’、63、63’が同時にウエハ
と反対方向へ開くように動く。この動作によって、ウエ
ハは自由になり落下してウエハ受け64の上に乗る。4
個の爪は更に開いて行き、次のウエハの動きの障害とな
らないところまで後退し、テーブル65は状態’にな
る。それからウエハを乗せたウエハ受け64が動き、ウ
エハをエアロック室27まで引き込む。ウエハの装着は
上述の動作の逆である。
ハ支持体上にある状態から説明する。これは、上述した
(3)、(4)をより詳細に説明したものである。 (3) チャッキングの詳細 (3−1) 解除:移動台はウエハを渡す地点にある。
まず、図7の(b)のテーブル65がある程度の距離
(2〜3mm)さがる(テーブルの状態’)。テーブ
ルが下がってもウエハは爪で押されているためにテーブ
ルと一緒に下がらずそれまでの位置を保っている。それ
から、ウエハ搬送ロボット(B)30の腕が伸びてきて
先端にあるウエハ受け64が図7の(a)に鎖線で示し
た位置に入ってくる。ウエハ搬送ロボット(B)30の
ウエハ受け64の高さは図7の(b)に示すように、ウ
エハ60とテーブル65との間である。テーブル65
は、この目的のために、腕が入ってくる空間をくり貫か
れている。ウエハ受け64がウエハの下に入ったところ
で4個の爪62、62’、63、63’が同時にウエハ
と反対方向へ開くように動く。この動作によって、ウエ
ハは自由になり落下してウエハ受け64の上に乗る。4
個の爪は更に開いて行き、次のウエハの動きの障害とな
らないところまで後退し、テーブル65は状態’にな
る。それからウエハを乗せたウエハ受け64が動き、ウ
エハをエアロック室27まで引き込む。ウエハの装着は
上述の動作の逆である。
【0023】(3−2) チャッキング ウエハを乗せたウエハ搬送ロボット(B)30のウエハ
受けがウエハ支持体24の上に入ってくる。このときウ
エハ支持体24は上述の解除動作終了時の状態のままで
ある。即ち4個の爪は完全に開き、テーブルは下がった
状態’である。ここからまずテーブルが上方に動きウ
エハを持ち上げる(状態’)。次にウエハ受け64を
引き抜く。このときウエハは既にテーブルが持ち上がっ
ているので、ウエハはウエハ支持体の上に残っている。
ここで、4個の爪を動かして閉じる。ウエハは4個のロ
ーラによって規制される定位置に停止する。ウエハ搬送
ロボット(B)30の腕が完全にエアロック室27内に
引き込んだところで、テーブルを押し上げ状態’にす
る。ウエハはテーブルによって押し上げられて上面を4
個の爪によって規制される一定の高さに固定される。
受けがウエハ支持体24の上に入ってくる。このときウ
エハ支持体24は上述の解除動作終了時の状態のままで
ある。即ち4個の爪は完全に開き、テーブルは下がった
状態’である。ここからまずテーブルが上方に動きウ
エハを持ち上げる(状態’)。次にウエハ受け64を
引き抜く。このときウエハは既にテーブルが持ち上がっ
ているので、ウエハはウエハ支持体の上に残っている。
ここで、4個の爪を動かして閉じる。ウエハは4個のロ
ーラによって規制される定位置に停止する。ウエハ搬送
ロボット(B)30の腕が完全にエアロック室27内に
引き込んだところで、テーブルを押し上げ状態’にす
る。ウエハはテーブルによって押し上げられて上面を4
個の爪によって規制される一定の高さに固定される。
【0024】以上の動作を連続した2枚のウエハで実行
したときの流れをまとめると、図9に示すように、ウエ
ハ1を試料室21内のウエハ支持体に搬送してチャッキ
ングし、検査した後、取り出す。続いて、同様に、ウエ
ハ2を試料室21内のウエハ支持体に搬送してチャッキ
ングし、検査した後、取り出す。以下同様にウエハを1
枚づつ順次搬送・チャッキングして検査を繰り返す。
したときの流れをまとめると、図9に示すように、ウエ
ハ1を試料室21内のウエハ支持体に搬送してチャッキ
ングし、検査した後、取り出す。続いて、同様に、ウエ
ハ2を試料室21内のウエハ支持体に搬送してチャッキ
ングし、検査した後、取り出す。以下同様にウエハを1
枚づつ順次搬送・チャッキングして検査を繰り返す。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】上述したように従来の
搬送機構では、図9に示すように、1枚づつ順次大気中
から真空中の試料室21内のウエハ支持体にチャッキン
グして検査した後、大気中に取り出す手順を繰り返して
いたため、1度に1枚しか搬送できず、搬送時間が多く
必要となってしまい、効率的に搬送できないという問題
があった。
搬送機構では、図9に示すように、1枚づつ順次大気中
から真空中の試料室21内のウエハ支持体にチャッキン
グして検査した後、大気中に取り出す手順を繰り返して
いたため、1度に1枚しか搬送できず、搬送時間が多く
必要となってしまい、効率的に搬送できないという問題
があった。
【0026】本発明は、この問題を解決するため、ウエ
ハ搬送ロボットのウエハ受けを2段にし、真空中の試料
室内のウエハ支持体との間でウエハ交換を行ない、更に
アライメント機構などとの間でウエハ受け渡しを行い、
ウエハ搬送時間の短縮を図ることを目的としている。
ハ搬送ロボットのウエハ受けを2段にし、真空中の試料
室内のウエハ支持体との間でウエハ交換を行ない、更に
アライメント機構などとの間でウエハ受け渡しを行い、
ウエハ搬送時間の短縮を図ることを目的としている。
【0027】
【課題を解決するための手段】図1を参照して課題を解
決するための手段を説明する。図1において、ウエハ支
持体4は、試料室1内に設けてウエハを固定するもので
ある。
決するための手段を説明する。図1において、ウエハ支
持体4は、試料室1内に設けてウエハを固定するもので
ある。
【0028】ウエハ搬送ロボット(B)10は、試料室
1とエアロック室7、エアロック室7と真空外の機構と
の間を、試料室1の真空を破壊することなしにウエハを
搬送するものであって、エアロック室7内に設けたもの
である。
1とエアロック室7、エアロック室7と真空外の機構と
の間を、試料室1の真空を破壊することなしにウエハを
搬送するものであって、エアロック室7内に設けたもの
である。
【0029】ウエハ受け43は、ウエハ搬送ロボット
(B)10の先端に取り付け、2段から構成され、ウエ
ハを搭載して搬送するためのものである。
(B)10の先端に取り付け、2段から構成され、ウエ
ハを搭載して搬送するためのものである。
【0030】
【作用】本発明は、図1に示すように、エアロック室7
内に設けたウエハ搬送ロボット(B)10の先端にウエ
ハを2段に搭載するウエハ受け43を設け、ウエハ搬送
ロボット10のウエハ受け43を真空の試料室1内に伸
ばしてウエハ支持体4上のウエハ(作業済)を空の段に
裁置および他方の段のウエハ(作業未)を当該ウエハ支
持体4上に裁置するようにしている。
内に設けたウエハ搬送ロボット(B)10の先端にウエ
ハを2段に搭載するウエハ受け43を設け、ウエハ搬送
ロボット10のウエハ受け43を真空の試料室1内に伸
ばしてウエハ支持体4上のウエハ(作業済)を空の段に
裁置および他方の段のウエハ(作業未)を当該ウエハ支
持体4上に裁置するようにしている。
【0031】また、エアロック室7内に設けたウエハ搬
送ロボット(B)10の先端にウエハを2段に搭載する
ウエハ受け43を設け、ウエハ搬送ロボット(B)10
のウエハ受け43を真空外の機構に伸ばして当該機構上
のウエハ(作業未)を空の段に裁置および他方の段のウ
エハ(作業済)を当該機構上に裁置するようにしてい
る。
送ロボット(B)10の先端にウエハを2段に搭載する
ウエハ受け43を設け、ウエハ搬送ロボット(B)10
のウエハ受け43を真空外の機構に伸ばして当該機構上
のウエハ(作業未)を空の段に裁置および他方の段のウ
エハ(作業済)を当該機構上に裁置するようにしてい
る。
【0032】従って、ウエハ搬送ロボットのウエハ受け
43を2段にし、真空中の試料室1内のウエハ支持体4
との間でウエハ交換を行ったり、外部の機構との間でウ
エハ受け渡しを行ったりすることにより、ウエハ搬送を
並列に行ってウエハ搬送時間の短縮を図ることが可能と
なる。
43を2段にし、真空中の試料室1内のウエハ支持体4
との間でウエハ交換を行ったり、外部の機構との間でウ
エハ受け渡しを行ったりすることにより、ウエハ搬送を
並列に行ってウエハ搬送時間の短縮を図ることが可能と
なる。
【0033】
【実施例】次に、図1から図4を用いて本発明の実施例
の構成および動作を順次詳細に説明する。
の構成および動作を順次詳細に説明する。
【0034】図1は、本発明の構成図を示す。図1の
(a)は断面図を示し、図1の(b)は配置図を示し、
図1の(c)はウエハ搬送ロボットのウエハ受け43の
構造を示す。
(a)は断面図を示し、図1の(b)は配置図を示し、
図1の(c)はウエハ搬送ロボットのウエハ受け43の
構造を示す。
【0035】図1において、試料室1は、内部が真空ポ
ンプ5によって真空排気される容器であって、内部に移
動台3の上にウエハ支持体4を搭載したものである。鏡
筒2は、電子線を発生して細いビームに絞って移動台3
上のウエハ支持体4に保持されたウエハ上に照射し、走
査するためのものである。
ンプ5によって真空排気される容器であって、内部に移
動台3の上にウエハ支持体4を搭載したものである。鏡
筒2は、電子線を発生して細いビームに絞って移動台3
上のウエハ支持体4に保持されたウエハ上に照射し、走
査するためのものである。
【0036】移動台3は、ウエハ支持体4を搭載し、当
該ウエハ支持体4によって保持したウエハをXY方向に
移動させ、所望の場所の画像をディスプレイ上に表示さ
せるためのものである。
該ウエハ支持体4によって保持したウエハをXY方向に
移動させ、所望の場所の画像をディスプレイ上に表示さ
せるためのものである。
【0037】ウエハ支持体4は、ウエハを保持する機構
である。真空ポンプ5は、試料室1の空気を排気して真
空にするポンプである。仕切弁6は、試料室1とエアロ
ック室7との間を仕切る弁である。
である。真空ポンプ5は、試料室1の空気を排気して真
空にするポンプである。仕切弁6は、試料室1とエアロ
ック室7との間を仕切る弁である。
【0038】エアロック室7は、試料室1中に真空を破
壊しないで大気中からウエハを搬送するための部屋であ
って、本発明では、当該エアロック室7内にウエハ搬送
ロボット(B)10を配置するものである。
壊しないで大気中からウエハを搬送するための部屋であ
って、本発明では、当該エアロック室7内にウエハ搬送
ロボット(B)10を配置するものである。
【0039】仕切弁9は、エアロック室7と大気との間
の仕切弁である。ウエハ搬送ロボット(B)10は、ウ
エハを大気中から真空中の試料室1内のウエハ保持体4
に搬送したり、逆方向に搬送したりするものである。
の仕切弁である。ウエハ搬送ロボット(B)10は、ウ
エハを大気中から真空中の試料室1内のウエハ保持体4
に搬送したり、逆方向に搬送したりするものである。
【0040】ウエハキャリア11は、大気中でウエハを
複数枚、保存するキャリアである。ウエハ搬送ロボット
(A)12は、ウエハキャリア11と、プリアライメン
ト機構14との間でウエハを搬送するものである。
複数枚、保存するキャリアである。ウエハ搬送ロボット
(A)12は、ウエハキャリア11と、プリアライメン
ト機構14との間でウエハを搬送するものである。
【0041】回転テーブル13は、ウエハのオリエンテ
イションフラットを検出して所定位置に位置合わせする
ためのものである。プリアライメント機構14は、ウエ
ハを真空中に挿入する前に、オリエンテイションフラッ
トを検出して所定位置に位置合わせする機構である。
イションフラットを検出して所定位置に位置合わせする
ためのものである。プリアライメント機構14は、ウエ
ハを真空中に挿入する前に、オリエンテイションフラッ
トを検出して所定位置に位置合わせする機構である。
【0042】エレベータ15は、ウエハキャリア11中
のウエハを上下させる機構である。ウエハ受け43は、
ウエハ搬送ロボット(B)10の先端に取り付けて、2
段にウエハ41、42を裁置可能なものである。
のウエハを上下させる機構である。ウエハ受け43は、
ウエハ搬送ロボット(B)10の先端に取り付けて、2
段にウエハ41、42を裁置可能なものである。
【0043】次に、図1の構成のもとで、ウエハの搬送
の手順を詳細に説明する。 (1) プリアライメント:ウエハ搬送ロボット(A)
12がエレベータの上にあるウエハキャリア11の任意
の段のウエハを1枚、ウエハ受け85で取り出してプリ
アライメント機構14の回転テーブル13に乗せる。こ
こで、ウエハ搬送ロボット(A)12は、屈折、回転、
上下運動をする腕を持ち、この腕の先端にウエハ受け8
5を設けてこのウエハ受け85でウエハを1枚、ウエハ
キャリア11から取り出してプリアライメント機構14
の回転テーブル13に乗せる。プリアライメント機構1
4の回転テーブル13が回転し、ウエハのオリエンテイ
ションフラットを光センサで検出してその方向をあわせ
る。
の手順を詳細に説明する。 (1) プリアライメント:ウエハ搬送ロボット(A)
12がエレベータの上にあるウエハキャリア11の任意
の段のウエハを1枚、ウエハ受け85で取り出してプリ
アライメント機構14の回転テーブル13に乗せる。こ
こで、ウエハ搬送ロボット(A)12は、屈折、回転、
上下運動をする腕を持ち、この腕の先端にウエハ受け8
5を設けてこのウエハ受け85でウエハを1枚、ウエハ
キャリア11から取り出してプリアライメント機構14
の回転テーブル13に乗せる。プリアライメント機構1
4の回転テーブル13が回転し、ウエハのオリエンテイ
ションフラットを光センサで検出してその方向をあわせ
る。
【0044】(2) ウエハの受け渡し:この状態で
は、すでにエアロック室7は大気圧となっていて、仕切
弁9が開き、エアロック室7の中にあるウエハ搬送ロボ
ット(B)10の腕が伸びて、プリアライメント機構1
4の位置で停止する(図3の(a)参照)。このときウ
エハ搬送ロボット(B)10の腕の先端の2段のウエハ
受け43の上段には作業済のウエハ83が乗っている。
(1)でプリアライメントの終了したウエハ84は、回
転テーブルに乗っている。ここで、回転テーブル82が
下がってウエハ受け81の下段にウエハを渡す(図3の
(b)参照)。ウエハ搬送ロボット(A)12のウエハ
受け85が伸びてきて作業済のウエハ83をすくい上げ
る(図3の(c)参照)。ウエハ搬送ロボット(B)1
0は、作業未のウエハ84を取ってエアロック室7の中
に引き込む。
は、すでにエアロック室7は大気圧となっていて、仕切
弁9が開き、エアロック室7の中にあるウエハ搬送ロボ
ット(B)10の腕が伸びて、プリアライメント機構1
4の位置で停止する(図3の(a)参照)。このときウ
エハ搬送ロボット(B)10の腕の先端の2段のウエハ
受け43の上段には作業済のウエハ83が乗っている。
(1)でプリアライメントの終了したウエハ84は、回
転テーブルに乗っている。ここで、回転テーブル82が
下がってウエハ受け81の下段にウエハを渡す(図3の
(b)参照)。ウエハ搬送ロボット(A)12のウエハ
受け85が伸びてきて作業済のウエハ83をすくい上げ
る(図3の(c)参照)。ウエハ搬送ロボット(B)1
0は、作業未のウエハ84を取ってエアロック室7の中
に引き込む。
【0045】以上により、ウエハ搬送ロボット(A)1
2によってウエハ(作業未)がプリアライメント機構1
4の回転テーブル82に乗せられた状態で、ウエハ搬送
ロボット(B)10のウエハ受け81の下段がウエハ
(作業未)を受け取ると共に、ウエハ搬送ロボット
(A)12が上段のウエハ(作業済)を受け取る。これ
らにより、アライメント機構14中で、ウエハ(作業
未)がウエハ搬送ロボット(B)10に渡ると共に、ウ
エハ(作業済)がウエハ搬送ロボット(A)12に渡
り、結果として両者間でウエハの受け渡しが1回の操作
によって行われたこととなり、アライメント機構14中
でのウエハ搬送時間が従来の半分となる。
2によってウエハ(作業未)がプリアライメント機構1
4の回転テーブル82に乗せられた状態で、ウエハ搬送
ロボット(B)10のウエハ受け81の下段がウエハ
(作業未)を受け取ると共に、ウエハ搬送ロボット
(A)12が上段のウエハ(作業済)を受け取る。これ
らにより、アライメント機構14中で、ウエハ(作業
未)がウエハ搬送ロボット(B)10に渡ると共に、ウ
エハ(作業済)がウエハ搬送ロボット(A)12に渡
り、結果として両者間でウエハの受け渡しが1回の操作
によって行われたこととなり、アライメント機構14中
でのウエハ搬送時間が従来の半分となる。
【0046】(3) エアロック室7の排気:仕切弁9
を閉じてエアロック室7を排気する。エアロック室7の
真空があるレベルになったときに、仕切弁6を開けてウ
エハ搬送ロボット(B)10の腕を試料室1の方に伸ば
す。
を閉じてエアロック室7を排気する。エアロック室7の
真空があるレベルになったときに、仕切弁6を開けてウ
エハ搬送ロボット(B)10の腕を試料室1の方に伸ば
す。
【0047】(4) ウエハ支持体4でのウエハ交換:
(3)の状態のとき、試料室1内の移動台3は前もって
定められたウエハを受け取るべき地点に到着している。
そして、ウエハ搬送ロボット(B)10と、ウエハ支持
体4との間でウエハ(作業済)と、ウエハ(作業未)と
の交換を行なう。以下詳述する。
(3)の状態のとき、試料室1内の移動台3は前もって
定められたウエハを受け取るべき地点に到着している。
そして、ウエハ搬送ロボット(B)10と、ウエハ支持
体4との間でウエハ(作業済)と、ウエハ(作業未)と
の交換を行なう。以下詳述する。
【0048】(4−1) チャッキングの解除:図2の
(a)に示すように、ウエハ支持体4のテーブル71が
状態から状態へ動く。ここで状態から状態は、
下記の状態である。
(a)に示すように、ウエハ支持体4のテーブル71が
状態から状態へ動く。ここで状態から状態は、
下記の状態である。
【0049】・状態は、ウエハ支持体4のテーブル7
1が完全に押し上げられ、チャッキングが終了した状態
である。 ・状態は、テーブル71が完全に下まで下がってウエ
ハ搬送ロボット(B)10のウエハ受け75、74が出
入りできる状態である。
1が完全に押し上げられ、チャッキングが終了した状態
である。 ・状態は、テーブル71が完全に下まで下がってウエ
ハ搬送ロボット(B)10のウエハ受け75、74が出
入りできる状態である。
【0050】・状態は、テーブル71が状態よりも
上昇し、ウエハ搬送ロボット(B)10のウエハ受け7
5、74からウエハを受け渡しできる状態である。 ・状態は、テーブル71がウエハを受け取った後、更
に上昇して爪が閉じることが可能な状態である。
上昇し、ウエハ搬送ロボット(B)10のウエハ受け7
5、74からウエハを受け渡しできる状態である。 ・状態は、テーブル71がウエハを受け取った後、更
に上昇して爪が閉じることが可能な状態である。
【0051】このとき、爪72、72’はまだ閉じたま
まなので、ウエハ支持体上のウエハ(作業済)76は爪
に拘束されて動かない。そこへ下段にウエハ(作業未)
73を乗せたウエハ受け74がウエハ支持体に入ってく
る。テーブル71は、ウエハ(作業未)73の障害にな
らない位置まで下げる。ウエハ受け上のウエハ(作業
未)はウエハ支持体のほぼ中央に来たら停止する。
まなので、ウエハ支持体上のウエハ(作業済)76は爪
に拘束されて動かない。そこへ下段にウエハ(作業未)
73を乗せたウエハ受け74がウエハ支持体に入ってく
る。テーブル71は、ウエハ(作業未)73の障害にな
らない位置まで下げる。ウエハ受け上のウエハ(作業
未)はウエハ支持体のほぼ中央に来たら停止する。
【0052】(4−2) ウエハ交換:図2の(b)に
示すように、ウエハ支持体4のテーブル71が状態か
ら状態へ動く。続いて爪72、72’が開く。この動
作でウエハ(作業未)73がウエハ受け73からテーブ
ル71の上に乗り、ウエハ(作業済)76が上段のウエ
ハ受け75に乗る。次に、ウエハ受けをエアロック室7
に引き込む。このとき、ウエハ(作業未)7はテーブル
71の上にある。
示すように、ウエハ支持体4のテーブル71が状態か
ら状態へ動く。続いて爪72、72’が開く。この動
作でウエハ(作業未)73がウエハ受け73からテーブ
ル71の上に乗り、ウエハ(作業済)76が上段のウエ
ハ受け75に乗る。次に、ウエハ受けをエアロック室7
に引き込む。このとき、ウエハ(作業未)7はテーブル
71の上にある。
【0053】(4−3) チャッキング:次に、テーブ
ル71が状態から状態に動く(図2の(c))。テ
ーブル71のこの位置で爪のチャッキングが可能にな
る。続いて爪72、72’が閉じてきてウエハをチャッ
キングする。最後にテーブル71が状態に戻る。そし
て、ウエハを押し上げて完全に固定する(図2の
(d))。
ル71が状態から状態に動く(図2の(c))。テ
ーブル71のこの位置で爪のチャッキングが可能にな
る。続いて爪72、72’が閉じてきてウエハをチャッ
キングする。最後にテーブル71が状態に戻る。そし
て、ウエハを押し上げて完全に固定する(図2の
(d))。
【0054】(5) エアロック室換気:ウエハ搬送ロ
ボット(B)10がウエハ支持体4からウエハを受け取
り、腕を引いてエアロック室7内にウエハを取り込む。
仕切弁6を閉じてエアロック室7を換気する。エアロッ
ク室7が大気圧になったら仕切弁9を開け、ウエハ搬送
ロボット(B)10の腕を伸ばしてウエハをプリアライ
メント機構14のプリアライメント位置まで出す。
ボット(B)10がウエハ支持体4からウエハを受け取
り、腕を引いてエアロック室7内にウエハを取り込む。
仕切弁6を閉じてエアロック室7を換気する。エアロッ
ク室7が大気圧になったら仕切弁9を開け、ウエハ搬送
ロボット(B)10の腕を伸ばしてウエハをプリアライ
メント機構14のプリアライメント位置まで出す。
【0055】(6) ウエハの受け渡し:(2)とほぼ
同じである。(5)の終了時のプリアライメント位置の
側面図を図3の(a)に示す。ウエハ(作業済)を上段
に乗せたウエハ搬送ロボット(B)10のウエハ受け8
1が回転テーブル82の位置に停止する。回転テーブル
82の上にはウエハ(作業未)84が乗っている。ここ
で、回転テーブル82が下がりウエハ(作業未)のウエ
ハをウエハ搬送ロボット(B)10のウエハ受けに渡
す。同時に、ウエハ搬送ロボット(A)12のウエハ受
け85が、ウエハ搬送ロボット(B)10の2段のウエ
ハ受けの間に入ってくる。続いて、ウエハ搬送ロボット
(A)12のウエハ受けが上昇してウエハ搬送ロボット
(B)10からウエハ(作業済)を受け取る(図2の
(c))。
同じである。(5)の終了時のプリアライメント位置の
側面図を図3の(a)に示す。ウエハ(作業済)を上段
に乗せたウエハ搬送ロボット(B)10のウエハ受け8
1が回転テーブル82の位置に停止する。回転テーブル
82の上にはウエハ(作業未)84が乗っている。ここ
で、回転テーブル82が下がりウエハ(作業未)のウエ
ハをウエハ搬送ロボット(B)10のウエハ受けに渡
す。同時に、ウエハ搬送ロボット(A)12のウエハ受
け85が、ウエハ搬送ロボット(B)10の2段のウエ
ハ受けの間に入ってくる。続いて、ウエハ搬送ロボット
(A)12のウエハ受けが上昇してウエハ搬送ロボット
(B)10からウエハ(作業済)を受け取る(図2の
(c))。
【0056】(7) 収納:ウエハ(作業済)を乗せた
ウエハ搬送ロボット(A)12がプリアライメント位置
から後退してから、ウエハキャリア11の方向に向きを
変え、更に、当該ウエハキャリア11にウエハ(作業
済)を収納する。同時に、ウエハ搬送ロボット(B)1
0は、エアロック室7に収納され、(3)の動作に進
む。
ウエハ搬送ロボット(A)12がプリアライメント位置
から後退してから、ウエハキャリア11の方向に向きを
変え、更に、当該ウエハキャリア11にウエハ(作業
済)を収納する。同時に、ウエハ搬送ロボット(B)1
0は、エアロック室7に収納され、(3)の動作に進
む。
【0057】以上の動作は、引き続く2〜3枚のウエハ
で同時に進行する。その進行状態をウエハ毎の流れとし
て示すと、図4に示すようになる。図2は、本発明のウ
エハ交換の手順説明図を示す。これは、試料室1内のウ
エハ支持体4上で、ウエハ搬送ロボット(B)10の2
段のウエハ受け74、75によって、ウエハ(作業済)
76とウエハ(作業未)73とが同時に交換される手順
を示す。
で同時に進行する。その進行状態をウエハ毎の流れとし
て示すと、図4に示すようになる。図2は、本発明のウ
エハ交換の手順説明図を示す。これは、試料室1内のウ
エハ支持体4上で、ウエハ搬送ロボット(B)10の2
段のウエハ受け74、75によって、ウエハ(作業済)
76とウエハ(作業未)73とが同時に交換される手順
を示す。
【0058】・状態は、ウエハ支持体4のテーブル7
1が完全に押し上げられ、チャッキングが終了した状態
である。 ・状態は、テーブル71が完全に下まで下がってウエ
ハ搬送ロボット(B)10のウエハ受け75、74が出
入りできる状態である。
1が完全に押し上げられ、チャッキングが終了した状態
である。 ・状態は、テーブル71が完全に下まで下がってウエ
ハ搬送ロボット(B)10のウエハ受け75、74が出
入りできる状態である。
【0059】・状態は、テーブル71が状態よりも
上昇し、ウエハ搬送ロボット(B)10のウエハ受け7
5、74からウエハを受け渡しできる状態である。 ・状態は、テーブル71がウエハを受け取った後、更
に上昇して爪が閉じることが可能な状態である。
上昇し、ウエハ搬送ロボット(B)10のウエハ受け7
5、74からウエハを受け渡しできる状態である。 ・状態は、テーブル71がウエハを受け取った後、更
に上昇して爪が閉じることが可能な状態である。
【0060】図2の(a)は、状態から状態に動く
様子を示す。この状態では、テーブル71が状態にあ
り、ウエハ搬送ロボット(B)10のウエハ受け75、
74が出入りできる状態となっているので、当該ウエハ
受け75、74が図示のように入ってくる。
様子を示す。この状態では、テーブル71が状態にあ
り、ウエハ搬送ロボット(B)10のウエハ受け75、
74が出入りできる状態となっているので、当該ウエハ
受け75、74が図示のように入ってくる。
【0061】図2の(b)は、状態から状態に動く
様子を示す。この状態では、テーブル71が状態にあ
り、ウエハ搬送ロボット(B)10のウエハ受け75、
74からウエハを受け渡しできる状態となっているの
で、爪72、72’を開き、ウエハ受け(上段)75に
乗せる。
様子を示す。この状態では、テーブル71が状態にあ
り、ウエハ搬送ロボット(B)10のウエハ受け75、
74からウエハを受け渡しできる状態となっているの
で、爪72、72’を開き、ウエハ受け(上段)75に
乗せる。
【0062】図2の(c)は、状態から状態に動く
様子を示す。この状態では、テーブル71が状態にあ
り、テーブル71がウエハを受け取った後、更に上昇し
て爪72、72’が閉じることが可能な状態となってい
るので、爪72、72’を閉じる。
様子を示す。この状態では、テーブル71が状態にあ
り、テーブル71がウエハを受け取った後、更に上昇し
て爪72、72’が閉じることが可能な状態となってい
るので、爪72、72’を閉じる。
【0063】図2の(d)は、状態に動く様子を示
す。この状態では、テーブル71が状態にあり、テー
ブル71がウエハを受け取った後、更に上昇して爪が閉
じることが可能な状態となる。そして、状態に動く。
す。この状態では、テーブル71が状態にあり、テー
ブル71がウエハを受け取った後、更に上昇して爪が閉
じることが可能な状態となる。そして、状態に動く。
【0064】以上によって、ウエハ搬送ロボット(B)
10が2段のウエハ受けによって、一度の操作によっ
て、ウエハ(作業未)をテーブル71上に乗せると共に
ウエハ(作業済)をウエハ受けに乗せ、エアロック室7
に取り出すことが可能となる。
10が2段のウエハ受けによって、一度の操作によっ
て、ウエハ(作業未)をテーブル71上に乗せると共に
ウエハ(作業済)をウエハ受けに乗せ、エアロック室7
に取り出すことが可能となる。
【0065】図3は、本発明のウエハの受け渡しの手順
説明図を示す。これは、プリアライメント機構14上
で、左側からウエハ搬送ロボット(B)10がウエハ
(作業済)を運んできてウエハ(作業未)を受け取ると
共に、右側からウエハ搬送ロボット(A)12がウエハ
(作業未)を渡してウエハ(作業済)を受け取る手順で
ある。
説明図を示す。これは、プリアライメント機構14上
で、左側からウエハ搬送ロボット(B)10がウエハ
(作業済)を運んできてウエハ(作業未)を受け取ると
共に、右側からウエハ搬送ロボット(A)12がウエハ
(作業未)を渡してウエハ(作業済)を受け取る手順で
ある。
【0066】図3の(a)は、回転テーブル82上のア
ライメント済のウエハ(作業未)が乗っている状態で、
左側からウエハ搬送ロボット(B)10のウエハ受け8
1が挿入された状態を示す。
ライメント済のウエハ(作業未)が乗っている状態で、
左側からウエハ搬送ロボット(B)10のウエハ受け8
1が挿入された状態を示す。
【0067】図3の(b)は、(a)の状態から回転テ
ーブル82が下がり、ウエハ(作業未)84がウエハ受
け81上に乗った状態で、右側からウエハ搬送ロボット
(A)12のウエハ受け85が挿入された状態を示す。
ーブル82が下がり、ウエハ(作業未)84がウエハ受
け81上に乗った状態で、右側からウエハ搬送ロボット
(A)12のウエハ受け85が挿入された状態を示す。
【0068】図3の(c)は、(b)の状態からウエハ
搬送ロボット(A)12のウエハ受け85が上方向に移
動してウエハ(作業済)83を乗せた状態を示す。この
状態で、ウエハ搬送ロボット(B)10が腕を引いてウ
エハ(作業未)をエアロック室7に取り込む、およびウ
エハ搬送ロボット(A)12が腕を引いてウエハ(作業
済)をウエハキャリア11に収納することができる。
搬送ロボット(A)12のウエハ受け85が上方向に移
動してウエハ(作業済)83を乗せた状態を示す。この
状態で、ウエハ搬送ロボット(B)10が腕を引いてウ
エハ(作業未)をエアロック室7に取り込む、およびウ
エハ搬送ロボット(A)12が腕を引いてウエハ(作業
済)をウエハキャリア11に収納することができる。
【0069】図4は、本発明のウエハ搬送例を示す。こ
こでは、ウエハ1、ウエハ2、ウエハ3と連続して、ウ
エハキャリア11から取り出して試料室1内のウエハ支
持体4上に乗せて作業を行なう場合の手順を示す。図中
の点線の双方向の矢印で示した ・ウエハ交換:図2参照 ・ウエハ受け渡し:図3参照 は並列に同時に実行する。尚、図中の各処理は下記を表
す。
こでは、ウエハ1、ウエハ2、ウエハ3と連続して、ウ
エハキャリア11から取り出して試料室1内のウエハ支
持体4上に乗せて作業を行なう場合の手順を示す。図中
の点線の双方向の矢印で示した ・ウエハ交換:図2参照 ・ウエハ受け渡し:図3参照 は並列に同時に実行する。尚、図中の各処理は下記を表
す。
【0070】・プリアライメント:ウエハキャリアから
取り出したウエハ(作業未)をプリアライメント機構1
4上でプリアライメントする処理を表す。 ・ウエハ受け渡し:プリアライメント機構14の回転テ
ーブル上で、ウエハ搬送ロボット(B)10と、ウエハ
搬送ロボット(A)12とがウエハ(作業済)とウエハ
(作業未)とを受け渡しする処理を表す(図3参照)。
取り出したウエハ(作業未)をプリアライメント機構1
4上でプリアライメントする処理を表す。 ・ウエハ受け渡し:プリアライメント機構14の回転テ
ーブル上で、ウエハ搬送ロボット(B)10と、ウエハ
搬送ロボット(A)12とがウエハ(作業済)とウエハ
(作業未)とを受け渡しする処理を表す(図3参照)。
【0071】・エアロック室排気:エアロック室7を真
空排気する処理を表す。 ・ウエハ交換:試料室1のウエハ支持体4上で、ウエハ
搬送ロボット(B)10がウエハ(作業済)とウエハ
(作業未)とを交換する処理を表す(図2参照)。
空排気する処理を表す。 ・ウエハ交換:試料室1のウエハ支持体4上で、ウエハ
搬送ロボット(B)10がウエハ(作業済)とウエハ
(作業未)とを交換する処理を表す(図2参照)。
【0072】ここで、ウエハ(作業済)は、ウエハをウ
エハ支持体4上に乗せて、電子ビームを走査して生成し
た2次電子像をディスプレイ上に表示し、各種寸法検査
や特性チェックなどの作業を行った後のウエハを表す。
ウエハ(作業未)は、各種寸法検査は特性チェックなど
の作業を行なっていないウエハを表す。
エハ支持体4上に乗せて、電子ビームを走査して生成し
た2次電子像をディスプレイ上に表示し、各種寸法検査
や特性チェックなどの作業を行った後のウエハを表す。
ウエハ(作業未)は、各種寸法検査は特性チェックなど
の作業を行なっていないウエハを表す。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ウエハ搬送ロボット(B)10のウエハ受けを2段に
し、真空中の試料室1内のウエハ支持体4上でウエハ
(作業未)とウエハ(作業済)の交換を行って搬送した
り、アライメント機構14などとの間でウエハ(作業
未)とウエハ(作業済)を受け渡す構成を採用している
ため、並列にウエハ搬送を行い、ウエハ搬送時間の短縮
を図ることができる。これらにより、2枚以上のウエハ
を連続して検査などする場合に、図4に示したように、
並行して処理を実行でき、この分だけ時間を短縮でき
る。
ウエハ搬送ロボット(B)10のウエハ受けを2段に
し、真空中の試料室1内のウエハ支持体4上でウエハ
(作業未)とウエハ(作業済)の交換を行って搬送した
り、アライメント機構14などとの間でウエハ(作業
未)とウエハ(作業済)を受け渡す構成を採用している
ため、並列にウエハ搬送を行い、ウエハ搬送時間の短縮
を図ることができる。これらにより、2枚以上のウエハ
を連続して検査などする場合に、図4に示したように、
並行して処理を実行でき、この分だけ時間を短縮でき
る。
【図1】本発明の構成図である。
【図2】本発明のウエハ交換の手順説明図である。
【図3】本発明のウエハの受け渡しの手順説明図であ
る。
る。
【図4】本発明のウエハ搬送例である。
【図5】真空装置内へのウエハ搬送の概念図である。
【図6】ウエハ搬送ロボットの構造図である。
【図7】ウエハ支持体の構造図である。
【図8】プリアライメント機構の概念図である。
【図9】従来のウエハ搬送例である。
1:試料室 2:鏡筒 3:移動台 4:ウエハ支持体 5:真空ポンプ 6、9:仕切弁 7:エアロック室 10:ウエハ搬送ロボット(B) 11:ウエハキャリア 12:ウエハ搬送ロボット(A) 13:回転テーブル 14:プリアライメント機構 15:エレベータ 43、74、75:ウエハ受け 41、42:ウエハ 72、72’:爪 71:テーブル
Claims (2)
- 【請求項1】真空の試料室とエアロック室、エアロック
室と大気中の間でウエハを搬送する当該エアロック室内
に設けたウエハ搬送ロボットを備えた真空装置用ウエハ
搬送機構において、 ウエハを2段に搭載するウエハ受け(43)を設けたウ
エハ搬送ロボット(10)を備え、 当該ウエハ搬送ロボット(10)のウエハ受け(43)
を真空の試料室(1)内に伸ばしてウエハ支持体(4)
上のウエハ(作業済)を空の段に裁置および他方の段の
ウエハ(作業未)を当該ウエハ支持体(4)上に裁置す
るように構成したことを特徴とする真空装置用ウエハ搬
送機構。 - 【請求項2】真空の試料室とエアロック室、エアロック
室と大気中の間でウエハを搬送する当該エアロック室内
に設けたウエハ搬送ロボットを備えた真空装置用ウエハ
搬送機構において、 ウエハを2段に搭載するウエハ受け(43)を設けたウ
エハ搬送ロボット(10)を備え、 当該ウエハ搬送ロボット(10)のウエハ受け(43)
を真空外の機構に伸ばして当該機構上のウエハ(作業
未)を空の段に裁置および他方の段のウエハ(作業済)
を当該機構上に裁置するように構成したことを特徴とす
る真空装置用ウエハ搬送機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5186573A JPH0743264A (ja) | 1993-07-29 | 1993-07-29 | 真空装置用ウエハ搬送機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5186573A JPH0743264A (ja) | 1993-07-29 | 1993-07-29 | 真空装置用ウエハ搬送機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0743264A true JPH0743264A (ja) | 1995-02-14 |
Family
ID=16190906
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5186573A Pending JPH0743264A (ja) | 1993-07-29 | 1993-07-29 | 真空装置用ウエハ搬送機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0743264A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6102164A (en) * | 1996-02-28 | 2000-08-15 | Applied Materials, Inc. | Multiple independent robot assembly and apparatus for processing and transferring semiconductor wafers |
JP2015092156A (ja) * | 2013-10-30 | 2015-05-14 | エフ・イ−・アイ・カンパニー | 統合薄片抜取りステーション |
-
1993
- 1993-07-29 JP JP5186573A patent/JPH0743264A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6102164A (en) * | 1996-02-28 | 2000-08-15 | Applied Materials, Inc. | Multiple independent robot assembly and apparatus for processing and transferring semiconductor wafers |
JP2015092156A (ja) * | 2013-10-30 | 2015-05-14 | エフ・イ−・アイ・カンパニー | 統合薄片抜取りステーション |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6212961B1 (en) | Buffer system for a wafer handling system | |
US4501527A (en) | Device for automatically transporting disk shaped objects | |
JPH04298060A (ja) | ウエハの位置合わせ装置 | |
JP5323718B2 (ja) | 高生産性ウエハ連続処理末端装置 | |
TW559968B (en) | Method of delivering target object to be processed, table mechanism of target object and probe apparatus | |
JP4173309B2 (ja) | センタリング装置及び枚葉式検査装置 | |
CN101548374A (zh) | 高产量的晶片刻痕校准器 | |
JPH05275511A (ja) | 被処理体の移載システム及び処理装置 | |
JP5189370B2 (ja) | 基板交換装置及び基板処理装置並びに基板検査装置 | |
JPH04298061A (ja) | ロードロック装置及び真空処理装置 | |
KR20030070360A (ko) | 웨이퍼 후면 검사 장치 및 검사 방법 | |
CN1934692A (zh) | 算出搬送机构的搬送偏差的方法及半导体处理装置 | |
US20220367223A1 (en) | Substrate transport apparatus and substrate transport method | |
JP2002043395A (ja) | ウエハ搬送システム及びその搬送方法 | |
JPH0743264A (ja) | 真空装置用ウエハ搬送機構 | |
JPH08288368A (ja) | 基板の整列装置および方法 | |
JP3468430B2 (ja) | 位置検出案内装置、位置検出案内方法及び真空処理装置 | |
JP2000323548A (ja) | 真空処理システム | |
JPH06140492A (ja) | クラスタ装置 | |
US20050229725A1 (en) | Buffer system for a wafer handling system | |
JP2002217263A (ja) | 被処理体の搬送システム及び被処理体の搬送方法 | |
JP3119098U (ja) | Tftアレイ検査装置 | |
JP4147587B2 (ja) | 基板検査装置 | |
JPH10154743A (ja) | ウェハー処理装置 | |
JPH1012707A (ja) | ボートに於けるウェーハ位置ずれ補正装置 |