JPH0743101B2 - ごみ焼却炉のストーカクリンカ防止装置 - Google Patents

ごみ焼却炉のストーカクリンカ防止装置

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JPH0743101B2
JPH0743101B2 JP3176219A JP17621991A JPH0743101B2 JP H0743101 B2 JPH0743101 B2 JP H0743101B2 JP 3176219 A JP3176219 A JP 3176219A JP 17621991 A JP17621991 A JP 17621991A JP H0743101 B2 JPH0743101 B2 JP H0743101B2
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JP
Japan
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stoker
grate
space
clinker
fixed
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邦彦 宇野
英明 日尾
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Takuma KK
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Takuma KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばごみ焼却炉に適
用するストーカクリンカ防止装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のストーカクリンカ防止装
置としては、例えばクリンカが生成し易い炉壁箇所を、
耐熱性、耐付着性、耐剥離性等の特性を持つ炭化珪素質
耐火煉瓦(SiC含有率85〜90%)で構成したり、
水冷管壁構造にしたり(特公昭60−11295号等参
照)、蒸気噴霧に依る雰囲気温度の低下(吸熱反応)を
図ったり、再循環ガスに依る抑制燃焼を行なって異常燃
焼を防止したり(特公昭61−16888号等参照)し
ている。ところが、最近では、ごみのカロリが2500
〜3000Kcal/Kgと高くなって来て居り、クリ
ンカの発生時には、完全に対応しきれないのが現状であ
る。例えば、燃焼物の中で比較的融点(軟化)の低い
物質が高温燃焼すると、これが溶出して炉を構成する壁
面に付着し、肥厚して火格子上まで堆積する場合があ
る。炉内壁面でクリンカが堆積や膨出すると、揺動ス
トーカ上にも溶出物が堆積する。特に、固定火格子上に
堆積した溶出物が経時と共にクリンカ状に成長して燃焼
物の流れを阻害する。固定火格子上に堆積したクリン
カが可動火格子上まで膨出して火格子全体を覆い、可動
火格子の揺動が不可能となって運転不能となる場合があ
る。要するに、ごみ焼却炉の燃焼機であるストーカ上に
於て、高カロリごみが局部的な異常(高温)燃焼を起し
てクリンカ状を呈すると、ごみの移送が困難になって連
続燃焼ができなくなり、延いては運転ができなくなって
プラントの停止に至る事がある。特に、乾燥段(ゾー
ン)から燃焼段(ゾーン)に移る落ち口部、つまり乾燥
ストーカと燃焼ストーカとの間の仕切壁部分でのクリン
カの発生が顕著である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、叙上の問題
点に鑑み、これを解決する為に創案されたもので、その
目的とする処は、ストーカ間の仕切壁部分でのクリンカ
の発生を防止する様にしたごみ焼却炉のストーカクリン
カ防止装置を提供するにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のストーカクリン
カ防止装置は、基本的には、上下のストーカ間に位置す
仕切壁の下部に形成された空間と、空間の一部に収容
されて固定側に取付けられた固定サポートと、空間の残
部に出入可能に収容され下側のストーカの可動火格子
に取付けられた可動ブロックと、から構成した事に特徴
が存する。
【0005】
【作用】ストーカの可動火格子が固定火格子に対して前
後動すると、可動ブロックが固定サポートに対して前後
動し、空間から出入する。可動ブロックが前後動する
と、仕切壁の前面でストーカの固定火格子の上面に堆積
した燃焼物が強制的に破壊又は前方に押出される。従っ
て、この部分に燃焼物が次々と供給されても、常に掻取
られるので、燃焼物の固着や堆積が阻止され、クリンカ
の生成が防止される。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面に基づいて説
明する。図1は、本発明の実施例に係るごみ焼却炉のス
トーカクリンカ防止装置を示す要部側面図。図2は、図
1の平面図。図3は、図2の正面図である。ストーカク
リンカ防止装置1は、空間2、固定サポート3、可動ブ
ロック4からその主要部が構成され、ごみ焼却炉100
に適用される。ごみ焼却炉100は、上位の乾燥ストー
カ、中位の燃焼ストーカ、下位の後燃焼ストーカ(図示
せず)の三つのストーカ101と、これらの間に設けた
仕切壁102とを備え、階段状に配列される。而して、
各ストーカ101は、例えば実開平2−12435号等
に記載された並列揺動式階段ストーカにしてあり、スト
ーカフレーム103と、これに並列して固定した固定火
格子104と、ストーカフレーム103に対して前後動
可能に設けて固定火格子104とは横方向に交互に並列
した可動火格子105と、これを前後動する駆動装置
(図示せず)とから構成される。空間2は、ストーカ1
01間の仕切壁102の下部に形成したもので、この例
では、上位の乾燥ストーカ101と中位の燃焼ストーカ
101との間に設けた仕切壁102の下部を炉内幅一杯
に切除して形成している。つまり、仕切壁102を、ス
トーカフレーム103に溶接にて固定した煉瓦受板5
と、この上に積層した煉瓦6とで構成する事に依り煉瓦
受板5の下方に空間2を形成している。固定サポート3
は、空間2の一部に収容して固定側に取付けたもので、
この例では、金属製の枠材7と、この内部に充填した不
定形炉材8とから成り、燃焼ストーカ101の固定火格
子104より小さい幅にしてあると共に、各固定火格子
104と同間隔に並列して空間2に収容し、ストーカフ
レーム103に溶接にて固定していると共に、煉瓦受板
5とはボルト9にて固定している。可動ブロック4は、
空間2の残部に出入可能に収容してストーカ103の可
動火格子105に取付けたもので、この例では、金属製
の枠材10と、この内部に充填した不定形炉材11とか
ら成り、燃焼ストーカ101の可動火格子105より大
きい幅にしてあると共に、各可動火格子105と同間隔
に同数だけ並列して空間2の各固定サポート3間に収容
し、各可動火格子105にボルト12にて固定してい
る。而して、可動ブロック4は、可動火格子105と一
緒に約200mmのストロークで前後動する様にしてあ
る。次に、この様な構成に基づいて作用を述解する。燃
焼ストーカ101の可動火格子105が駆動装置に依り
固定火格子104に対して前後動すると、可動ブロック
4が固定サポート3に対して約200mmのストローク
で前後動し、空間2から出入する。可動ブロック4が前
後動すると、仕切壁102の前面で燃焼ストーカ101
の固定火格子104の上面に堆積した燃焼物Aが強制的
に破壊又は前方に押出される。従って、この部分に燃焼
物Aが次々と供給されても、常に掻取られるので、燃焼
物Aの固着や堆積が阻止され、クリンカの生成が防止さ
れる。
【0007】尚、空間2は、先の実施例では、煉瓦受板
5と煉瓦6とで構成したが、これに限定される事はな
い。固定サポート3は、先の実施例では、ストーカフレ
ーム103と煉瓦受板5に固定したが、これに限らず、
例えば固定火格子104に固定しても良い。可動ブロッ
ク4は、先の実施例では、可動火格子105と同数にし
たが、これに限らず、例えば可動火格子105より少な
くしても良い。固定サポート3と可動ブロック4は、先
の実施例では、固定サポート3を固定火格子104上
に、可動ブロック4を可動火格子105上に夫々位置さ
せたが、これに限らず、例えばこれらを逆にしても良
い。固定サポート3と可動ブロック4は、先の実施例で
は、固定サポート3を狭幅に、可動ブロック4を広幅に
夫々したが、これに限らず、例えばこれらを逆にした
り、固定火格子104と可動火格子105の様に同幅に
しても良い。ストーカ101は、先の実施例では、並列
揺動式階段ストーカにしたが、これに限らず、例えば特
公平2−60931号に記載された直列揺動式階段スト
ーカにしても良い。仕切壁102は、先の実施例では、
乾燥ストーカと燃焼ストーカとの間のものであったが、
これに限らず、例えば燃焼ストーカと後燃焼ストーカと
の間のものでも良い。
【0008】
【発明の効果】以上、既述した如く、本発明に依れば、
次の様な優れた効果を奏する事ができる。 (1) 空間、固定サポート、可動ブロックとで構成
、とりわけ上下のストーカ間に位置する仕切壁の下部
に空間を形成してここに固定サポートと可動ブロックを
設けたので、ストーカ間の仕切壁部分での燃焼物の固着
や堆積が阻止されてクリンカの発生を防止する事ができ
る。 (2) クリンカの発生を防止する事ができるので、高
カロリごみの焼却にも対応できると共に、連続運転が行
なえる。 (3) 上下のストーカ間に位置する仕切壁の下部に空
間を形成してここに固定サポートと可動ブロックを設け
たので、構造がシンプルで新旧の設備を問わずに容易
に採用する事ができる。 (4) 可動ブロックを可動火格子に取付けたので、可
動火格子の駆動装置を利用して可動ブロックを前後動さ
せる事ができ、可動ブロック専用の駆動装置を省略でき
る。 (5) 上下のストーカ間に位置する仕切壁の下部に空
間を形成してここに固定サポートと可動ブロックを設け
たので、蒸気や空気等の冷却用媒体を使用する必要もな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るごみ焼却炉のストーカク
リンカ防止装置を示す要部側面図。
【図2】図1の平面図。
【図3】図2の正面図。
【符号の説明】
1 ストーカクリンカ防止装置 2 空間 3 固定サポート 4 可動ブロック

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下のストーカ間に位置する仕切壁の下
    部に形成された空間と、空間の一部に収容されて固定側
    に取付けられた固定サポートと、空間の残部に出入可能
    に収容され下側のストーカの可動火格子に取付けられ
    た可動ブロックと、から構成した事を特徴とするごみ焼
    却炉のストーカクリンカ防止装置。
JP3176219A 1991-06-19 1991-06-19 ごみ焼却炉のストーカクリンカ防止装置 Expired - Fee Related JPH0743101B2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57104131U (ja) * 1980-12-13 1982-06-26
JPS606921Y2 (ja) * 1981-07-31 1985-03-07 大日本印刷株式会社 デイスク盤用スペ−サ−

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