JPH0743056A - 家庭用冷蔵庫での製氷方法とこれに用いる製氷皿とこの製氷皿の製造方法 - Google Patents

家庭用冷蔵庫での製氷方法とこれに用いる製氷皿とこの製氷皿の製造方法

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JPH0743056A
JPH0743056A JP5191021A JP19102193A JPH0743056A JP H0743056 A JPH0743056 A JP H0743056A JP 5191021 A JP5191021 A JP 5191021A JP 19102193 A JP19102193 A JP 19102193A JP H0743056 A JPH0743056 A JP H0743056A
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JP
Japan
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box
ice
heat insulating
sheet
insulating material
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JP5191021A
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Katsuzou Somura
勝三 素村
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複雑な透明氷製造のための装置を要すること
なくして、迅速,簡易に家庭用冷蔵庫で透明氷を得るこ
とのできる手段を提供する。 【構成】 伏せた態様のもとで、順次外奪するものが結
晶凍結阻止に有効な離隔スパンを確保している断熱シー
ト材よりなる多重箱1において、各箱1a,1b,1c
の開口を共通の断熱材シート2で蓋して一体化し、この
閉蓋多重箱1内にミネラルウオーター3等を封入させ、
このものを該蓋シート2を下にする姿勢のもと家庭用冷
蔵庫の冷凍室4に置いて凍結させるとして、非結晶環境
を設定し、結晶化しない凍結氷を得られるものとした。

Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本発明は、家庭用冷蔵庫での製氷
方法とこれに用いる製氷皿とこの製氷皿の製造方法に関
する。
【従来の技術】家庭で氷を製造しようとする場合の家庭
用冷蔵庫での氷の製造は、従来より製氷皿に水道水を満
たして冷凍室で凍結させることでなされている。この場
合、得られる氷は白濁した氷で視覚的に美味しさを感じ
させない不満がもたれる。そこで、現在では家庭用冷蔵
庫に種々の氷の透明化装置が付加装備されるようになっ
ている。例えば、白濁の原因を原料水の不純と捉らえ
て、清浄化装置を装備したり、若しくは白濁を凍結氷内
への空気泡の取り込みと捉らえて、空気泡を排除しつつ
氷が形成されるよう凍結を緩慢にすると共に凍結方向性
を付与すべく一側にヒーターを配設するとしたりしてい
る。
【発明が解決しようとする課題】叙上の諸付加装置は冷
凍室を複雑にし、かつ、製氷時間を長引かせ、コスト、
メンテ上の負担を強いるのみではなく、肝心の冷凍室、
冷蔵室容積を狭ばめるものとなるという不都合をもたら
している。また、かかる工夫を施しても氷層厚が薄いた
めに工場製の大型氷のような本物の硬度も融け難さも有
していない。一方、水道水に対する不信と健康への関心
から透明氷の原料さえもミネラルウオーターに求めたい
との要望が一部にあるが、ミネラルウオーターを原料と
して透明氷を得るには、叙上の装置を装備した最新の冷
蔵庫が必要となり、旧式の冷蔵庫では得られない。本発
明は、叙上の事情に鑑みなされたもので、その目的とす
るところは、ミネラルウオーター等を原料とした工場製
の大型氷と同様に硬度も融け難さも有する透明氷を特別
な装置を付加することのない旧式の冷蔵庫であっても簡
単に提供することのできる手段を開発することにある。
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の製氷手段は、伏せた態様のもとで、順次外
奪するものが結晶凍結阻止に有効な離隔スパンを確保し
ている断熱材シートよりなる多重箱において、各箱の開
口を共通の断熱材シートで蓋して一体化し、この閉蓋多
重箱内にミネラルウオーター等を封入させ、このものを
該蓋シートを下にする姿勢のもと家庭用冷蔵庫の冷凍室
に置いて凍結させるとしたものである。
【作用】上記のように構成された本発明の製氷手段にあ
っては、特別な付加装置を有する最新式の家庭用冷蔵庫
を必要とすることなくして旧来のシンプルな冷蔵庫であ
ってもミネラルウオーター等を原料とした高い硬度と融
け難さを有する透明氷が得られる。これは次記する原理
による。すなわち、本発明者は氷の白濁を調査したとこ
ろ、白濁は空気泡の取り込みが無い場合でも見い出さ
れ、これは結晶化した氷であることが分った。そして、
この所定のスパン間が同温にて冷却されて一気に凍結す
ると生じる氷の結晶化は、同温に冷却される水の層が約
20mm以上に渡る場合に発生し、これ以下の層厚では生
じ難いことが発見された。よって、既述のヒーターで温
度勾配を保持した場合や、水層厚が僅少のつららの場合
には氷の結晶化は起こらず、非結晶の氷、つまり透明氷
が生じるのが理解される。しかして、別段強制的に温度
勾配を設定しなくとも水を結晶化阻止有効スパン厚内に
収めて冷却するならば、迅速な凍結のもと、結晶氷の発
生を回避できる訳である。すなわち、本発明の多重箱に
封入のミネラルウオーター等は、結晶凍結阻止に有効な
間隔をもって配された断熱壁間に収容されており、結晶
凍結は生じ難いうえに、多重箱の開口面を冷却風が作用
することのない冷凍室床に接しさせているので、箱底と
側方とから作用してくる冷却作用に対して温度勾配が確
保されているため、凍結方向性が保たれ、空気泡の取り
込みも生じ難く、透明氷を製することができるものとな
っている。さらに多重箱よりなる本発明の製氷皿は氷の
層厚を高める結果、工場製の大型氷と同様の硬度と融け
難さが備わるものとなった。
【実施例】実施例について図を参照して説明すると、図
1,2において、本発明の伏せた態様のポリプロピレン
等の断熱材シートよりなる多重箱1は、核箱1aを順次
間隔をおいて外奪する外周箱1b,1c,…(図では1
cまでしか画かず)の間隔S,…を結晶凍結阻止に有効
なスパンの20mm以下に設定するものとされる。該箱1
aの高さもtも結晶凍結阻止有効スパン内にするを良し
とする。各箱は夫々の開口面を共通の断熱材シート2で
蓋されることで一体化されている。叙上の要件を具備す
る限り、図2に示される如く、多重箱1は正方形立方体
(a)でも長方形立方体(b)でも良い。箱1内にはミ
ネラルウオーター3等が封入される。図3に示す如く、
かかる多重箱1を冷凍室4の床4a上に該シート2を接
する態様、つまり、伏せ態様に置く。すると、冷却が三
方から伏せた状態の箱1に作用し、その凍結方向路は究
極的には該床4aを終点とする。ところがこの床4a側
には冷却風が入り込まないために、上述の三方に比し高
温面のままとなるので、温度勾配が形成保持され、凍結
方向性が保たれる。しかして、何んら強制的な温度勾配
の設定や凍結速度の緩速化の手段を講じなくとも結晶凍
結も空気泡の取り込み凍結もほとんど生じることがな
く、透明な氷を得ることが出来る。冷蔵庫の冷却能力に
差があり、それがあまりにも強力な場合には断熱材シー
トで多重箱1を勾み込むと、冷却度合を制御することが
できる。尚、冷却度合の制御は箱材である断熱材シート
厚でも可能である。図4は経済的な多重箱1の製造方法
を示す。すなわち、(a)図に示す如く、汎用のポリプ
ロピレン等の断熱性シート5に真空加工にて、多重箱1
における各箱に該当する箱状凹部6,…を多数列状成型
し、次いで(b)図に示す如くこの凹部6に鍔6aを付
けた態様で裁断する。この鍔付き箱体を図5に示す如く
内側のものから該断熱材シート2に対して伏せ状に押し
当て該鍔6aを介してポイント溶着7,…で止着させて
いく。但し、最外周の箱の止着は漏れを阻止しなければ
ならないために完全シール8とする。内部箱が漏れを許
容するポイント溶着で良しとするのは、該完全シール8
に先立つミネラルウオーター3等の封入の際、最外周箱
内の充填水が隙間を介して順次内側の箱に充填されるか
らである。しかして、極めて安価に多重箱1を製造し得
る。
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。冷
凍庫の冷却能力を故意に低下させる加熱処理、緩慢化処
理が不必要にして、透明氷を提供し得る。つまり、旧式
の冷蔵庫でも透明氷を得られる。しかも、層厚に凍結さ
れて工場製と同様に硬度と融け難さとを具備したものが
得られる。多重箱に著名な銘水のミネラルウオーターを
封入して需要者に提供するならば、家庭で銘水の透明氷
を得られることとなり大いによろこばれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製氷皿の縦断図である。
【図2】(a),(b)は本発明製氷皿の全体斜視図で
ある。
【図3】本発明の製氷皿による凍結説明図である。
【図4】(a)は本発明の製氷皿製造方法の真空加工工
程説明図,(b)は裁断加工説明図である。
【図5】本発明製氷皿の製造工程説明図である。
【符号の説明】
1 多重箱 1a 核箱 1b,1c 外周箱 2 断熱材シート 3 ミネラルウオーター 4 冷凍室 4a 床 5 断熱性シート 6 箱状凹部 6a 鍔 7 ポイント溶着 8 完全シール

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伏せた態様のもとで、順次外奪するもの
    が結晶凍結阻止に有効な離隔スパンを確保している断熱
    材シートよりなる多重箱において、各箱の開口を共通の
    断熱材シートで蓋して一体化し、この閉蓋多重箱内にミ
    ネラルウオーター等を封入させ、このものを該蓋シート
    を下にする姿勢のもと家庭用冷蔵庫の冷凍室に置いて凍
    結させるとしたことを特徴とする家庭用冷蔵庫での製氷
    方法。
  2. 【請求項2】 多重箱の冷凍室への配置に際して冷却度
    合コントロール用の断熱材シートを覆装するとした請求
    項1記載の家庭用冷蔵庫での製氷方法。
  3. 【請求項3】 伏せた態様のもとで、順次外奪するもの
    が結晶凍結阻止に有効な離隔スパンを確保している断熱
    材シートよりなる多重箱において、各箱の開口を共通の
    断熱材シートで蓋して一体化したことを特徴とする家庭
    用冷蔵庫での製氷に用いる製氷皿。
  4. 【請求項4】 多重箱における各箱に該当する箱状凹部
    を断熱材シートに真空加工で多数成型したうえ当該凹部
    を鍔付きに裁断し、これ等を内側のものから蓋断熱材シ
    ートに対して伏せ状に押し当て該鍔を介してポイント溶
    着し、最外周の箱状凹部のみを完全シールするとした家
    庭用冷蔵庫での製氷皿の製造方法。
JP5191021A 1993-08-02 1993-08-02 家庭用冷蔵庫での製氷方法とこれに用いる製氷皿とこの製氷皿の製造方法 Pending JPH0743056A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
RU2703381C1 (ru) * 2015-09-18 2019-10-16 Шихуа ЖЕН Модульная форма для изготовления полой ледяной заготовки

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JPS4887488A (ja) * 1972-01-29 1973-11-17

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