JPH0743027Y2 - お供え - Google Patents

お供え

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Publication number
JPH0743027Y2
JPH0743027Y2 JP1992087553U JP8755392U JPH0743027Y2 JP H0743027 Y2 JPH0743027 Y2 JP H0743027Y2 JP 1992087553 U JP1992087553 U JP 1992087553U JP 8755392 U JP8755392 U JP 8755392U JP H0743027 Y2 JPH0743027 Y2 JP H0743027Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
container body
offering
rice cake
resin material
transparent resin
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Expired - Lifetime
Application number
JP1992087553U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0644790U (ja
Inventor
有快 赤嶺
Original Assignee
合資会社新宮製菓
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Filing date
Publication date
Application filed by 合資会社新宮製菓 filed Critical 合資会社新宮製菓
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  • Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)
  • Packages (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、正月において神仏に鏡
餅として供するお供えに関する。
【0002】
【従来の技術】古来から、正月には神仏へのお供えとし
て、例えば三方の上に大小の平たい円形にまるめた餅を
重ね、その上に橙の実を載せるなど種々のお飾りを付け
た鏡餅が神棚等に供えられる。ところが、まるめた餅を
そのまま重ねたお供えは、鏡開きまでの間に表面の乾燥
によってひび割れが生じたり硬くなってしまうので、実
際に餅として食べることが困難であり、しかも埃や汚れ
が付着したり、カビが発生したりするので、衛生上も問
題があった。そこで近年は、段付き伏椀形の透明樹脂材
からなる容器内に搗きたての餅を充填して密封すること
によって、大小の丸餅を重ねた鏡餅と同じような外観を
呈するお供えが開発されており、このお供えは、神棚等
に長期間供えても乾燥やカビ、汚れ等の付着がないこと
から広く使用されるようになった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、このお供え
は、容器内に充填された餅が非常に硬くなっているの
で、鏡開きの際に割ることが容易でなく、しかも切り餅
のように薄いものではないことから、これを搗きたての
ように軟らかく戻すのは困難であった。また、このお供
えは、段付き伏椀形であってその頂部がなだらかな球面
状であり、しかも容器内の餅が硬いことから、お飾りと
して橙の実等を載せることが困難であり、載せることが
できても非常に不安定であった。
【0004】本考案は、このような事情のもとになされ
たもので、その技術的課題とするところは、神棚等に長
期間供えた後でも軟らかい餅を容易に作ることができ、
しかも橙の実等のお飾りを安定的に載せることができる
ようにするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した技術的課題は、
本考案によって有効に解決することができる。すなわち
本考案に係るお供えは、鏡餅の外観形状に近似した段付
き伏椀形の透明樹脂材製の容器本体と、この容器本体の
下端開口部に封着された透明樹脂材製の蓋板と、この蓋
板で密閉された前記容器本体内に充填された餅粉と、
らなり、前記容器本体の球面状頂部が下部側面よりも薄
肉に形成されて容易に撓むようにしたものである。
【0006】
【作用】上記構成のお供えは、容器本体に外側から変形
力を加えることによって適宜流動するので、容器本体を
外力で変形させることが可能であり、このため、容器本
体の球面状頂部を凹ませて、そこに橙の実等のお飾りを
安定的に載せることができる。この場合、前記球面状頂
部を容易に凹むように容器本体側面部よりも薄肉にし、
側面部は所要の強度を有することによって鏡餅の形を保
つようにする。このお供えは、神棚等の上に所定期間供
えられた後、容器本体内から餅粉を取り出し、これを水
で練って食べやすい大きさに分けてまるめ、せいろ等で
蒸すことによって、搗きたてのように軟らかい餅を得る
ことができる。以下に、本考案に係るお供えの好適な一
実施例を、図1及び図2を参照しながら説明する。
【0007】
【実施例】まず図1の断面図において、参照符号11で
総括的に示す本考案のお供えは、透明樹脂材からなる容
器本体12と、同じく透明樹脂材からなる蓋板13と、
この蓋板13で密閉された前記容器本体12内に充填さ
れた餅粉14からなる。容器本体12は、あたかも大小
の平たい円形にまるめた餅を二段重ねにしたような鏡餅
の外観形状に近似した段付き伏椀形をなしており、その
下端開口部の周縁に張り出し形成された鍔部12aに、
前記蓋板13の縁部が全周密着状態に接合されている。
また、容器本体12は、その下部側面12bから球面状
頂部12cへ向けて漸次薄肉となるように肉厚が変化し
ており、これによって球面状頂部12cが外部からの圧
力で容易に変形可能となっている。
【0008】餅粉14は、糯米を洗米してからこれを所
要時間水に浸漬し、臼でひいて製粉し、水を分離して更
に乾燥させたもので、容器本体12内に充填された後蓋
板13で密封されるため、カビの発生や汚れの付着など
の衛生上の問題はなく、容器本体11内から取り出し
て、少量の水で練ってせいろ等で蒸せば、簡単に軟らか
い餅を作ることができる。
【0009】図2は、上述のお供え11を実際に飾り付
けた状態を示すもので、典型的には橙1及び裏白(シダ
の葉)2などのお飾りを付けて飾り台である三方3の上
に載せ、この状態で神棚等に供えられる。お供え11
は、内部に充填された餅粉14によって、透明な容器本
体12は全体が白く見えるので、大小の平たい丸餅を重
ねた鏡餅と同じような外観を呈する。
【0010】一般に、お供え餅の上には図示のように縁
起物である橙1の実を載せるが、上記本考案のお供え1
1は、容器本体12の球面状頂部12cが容易に変形可
能な程度に薄肉であって、しかも容器本体12の内部に
充填された餅粉14は、外圧によって適宜流動するの
で、前記球面状頂部12cを図1に破線で示すように凹
ませることができ、そこに前記橙1を安定的に載せるこ
とができる。橙1を載せない場合は、前記頂部12cは
そのまま球面形状を保持する。また、容器本体の側面1
2bは前記球面状頂部12cよりも厚肉であって容易に
変形しないため、運搬や陳列の過程で、あるいは前記の
ように凹ませた時に、全体の形が崩れてしまうようなこ
とはない。
【0011】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように、本考案
によると、餅粉が容器本体によって平たい丸餅を重ねた
形に保形したことによって、鏡餅と同様に神仏に供える
ことができるもので、球面状頂部が側面部よりも薄肉に
形成されたことによって容易に凹むので橙の実等のお飾
りを安定的に載せることができ、神棚等に所定期間供え
た後は、内部に充填された餅粉から容易に軟らかい餅を
作ることができるといった優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るお供えの一実施例を示す断面図で
ある。
【図2】上記実施例のお供えを実際に神仏に供える際の
飾り付けの一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
11 お供え 12 容器本体 12a 鍔部(下端開口部) 12b 下部側面 12c 球面状頂部 13 蓋板 14 餅粉

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鏡餅の外観形状に近似した段付き伏椀形
    の透明樹脂材製の容器本体と、 この容器本体の下端開口部に封着された透明樹脂材製の
    蓋板と、 この蓋板で密閉された前記容器本体内に充填された餅粉
    と、からなり、 前記容器本体の球面状頂部が下部側面よりも薄肉に形成
    されて容易に撓む ことを特徴とするお供え。
JP1992087553U 1992-11-30 1992-11-30 お供え Expired - Lifetime JPH0743027Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992087553U JPH0743027Y2 (ja) 1992-11-30 1992-11-30 お供え

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992087553U JPH0743027Y2 (ja) 1992-11-30 1992-11-30 お供え

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0644790U JPH0644790U (ja) 1994-06-14
JPH0743027Y2 true JPH0743027Y2 (ja) 1995-10-04

Family

ID=13918185

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992087553U Expired - Lifetime JPH0743027Y2 (ja) 1992-11-30 1992-11-30 お供え

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Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01134478U (ja) * 1988-03-04 1989-09-13
JPH0458858A (ja) * 1990-06-25 1992-02-25 Norio Azegami 即席餅の製造方法
GB2345208A (en) * 1998-12-23 2000-06-28 Nokia Mobile Phones Ltd An antenna for edge mounting on a PCB

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0644790U (ja) 1994-06-14

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