JP3035624U - 美術砂糖容器 - Google Patents

美術砂糖容器

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JP3035624U
JP3035624U JP1996009897U JP989796U JP3035624U JP 3035624 U JP3035624 U JP 3035624U JP 1996009897 U JP1996009897 U JP 1996009897U JP 989796 U JP989796 U JP 989796U JP 3035624 U JP3035624 U JP 3035624U
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清晃 入江
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清晃 入江
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 観者に従来の包装容器にはないやわらかみ、
暖かさ、重厚感といった好印象を与えることができ、そ
れによって砂糖や菓子の贈答品としての価値を高めると
共に、包装容器としてだけでなく、小物入れ等として利
用したり、食べることもできる美術砂糖容器を提供す
る。 【解決手段】 粉末水あめと増粘剤と水とを加えた砂糖
又は粉糖2を略凹形状の型材3の外側面に被着して適宜
形状の容器形に成形した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、美術砂糖容器に係り、体裁が良く、食することもできる美術砂糖 容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、贈答品の砂糖や菓子等は、紙製の折り箱やプラスチック製の成型容器、 缶容器に包装されていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、こうした包装容器は、種々のデコレーションが施されているものの、 紙やプラスチック等はその質感から暖か味に欠け軽薄な印象を与えるため、最近 の高級志向の風潮もあって、結婚式の引き出物等に砂糖や菓子が選択される頻度 は減少しつつある。
【0004】 また、こうした包装容器は、例えば小物入れとして部屋に置いておきたくなる 程の魅力もないため、中身を取り出した後は再利用されることなく廃棄物となっ ていた。
【0005】 この考案は、上述した問題点等に鑑みなされたもので、観者に従来の包装容器 にはないやわらかみ、暖かさ、重厚感といった好印象を与えることができ、それ によって砂糖や菓子の贈答品としての価値を高めると共に、包装容器としてだけ でなく、美術的装飾品や小物入れ等として利用したり、食べることもできる美術 砂糖容器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
しかしてこの考案は、粉末水あめと増粘剤と水とを加えた砂糖又は粉糖を略凹 形状の型材の外側面に被着して適宜形状の容器形に成形したことにより、上述し た課題を解決する。
【0007】
【考案の実施の形態】 【実施例】
まず、この考案の実施例を説明すると次の通りである。 しかして、図中の符号1は、美術砂糖容器であり、美術砂糖容器1は、粉末水 あめと増粘剤(例えばチタン酸ガム)と水とを加えた粉糖2を略凹形状の型材3 の外側面に被着して適宜形状の容器形に成形したものである。
【0008】 型材3は、合成樹脂製で、円形の底部3aから開口部3bに向ってやや広がっ たカップ状を呈し、開口部3b外周にツバ部3cを設けてなるもので、型材3を 伏せた状態にして外側面に粉糖2を被着させると、上面部分の粉糖2は型材3の 底部3aにより支持され、側面部分の粉糖2は型材3の傾斜した側壁部3dとツ バ部3cとにより支持されるため、型材3に沿った形状に成形できる。また、前 記型材3の表面はフラットになっているが、表面に適宜凹凸を形成すれば、粉糖 2と型材3との接合力が増して型材3の支持強度も向上する。
【0009】 粉糖2は、増粘剤によって粘りと柔軟性を帯びているため成形時に割れたりす ることなく自在に変形できるものとなっており、成形後は水あめの固化により成 形したままの形状が保持されるものである。
【0010】 この実施例では美術砂糖容器1を型材3の内側に嵌合する合成樹脂製の受け皿 4に被せて容器の蓋として用いており、上面には粉糖製の装飾体5を取り付けて いる。
【0011】 かかる美術砂糖容器1は、粉末水あめと増粘剤(例えばチタン酸ガム)と水と を加えた粉糖2を型材3の外側面に被着して成形したので、型材3が支持部材と なり、粉糖2自体の厚みがない場合でもその形状が保持され容器としての使用に 耐えうるものである。
【0012】 しかして、この美術砂糖容器1は、全面が粉糖2の微細な粒子で形成されてい るため、素焼きの陶器と見紛う程の重厚感と陶器にまさるやわらかみと暖かさを 持つ外観となっており、美術砂糖容器1自体が食品であるから砂糖や菓子の贈答 品の包装容器に好適で、包装容器としての使用後はその体裁の良さから美術的装 飾品や小物入れとして利用したり、また、食べることもできる。
【0013】 前記実施例では、美術砂糖容器1を受け皿4に被せて容器の蓋として用いてい るが、何等これに限定されるものではなく、大小二つの美術砂糖容器1を成形し 、小さいものに大きいものを被せるようにして容器の蓋と受け皿の一対にして用 いてもよく、また、美術砂糖容器1を容器の受け皿に用いてもよい。
【0014】 また、図示はしないが、型材3は後で粉糖から分離してもよく、型材の外径に 対して粉糖の厚みがある程度あれば、型材3を外しても美術砂糖容器1は十分に 強度のあるものとなる。
【0015】 尚、前述した実施例では粉糖を用いているがこれよりも粒の大きな砂糖を用い てもよく、また、増粘剤の種類、型材の形状、材質、構成は、前述した実施例に 限定されないことは言うまでもない。
【0016】
【考案の効果】
この考案によれば、粉末水あめと増粘剤と水とを加えた砂糖又は粉糖2を略凹 形状の型材3の外側面に被着して適宜形状の容器形に成形したから、全面が砂糖 又は粉糖の微細な粒子で形成され、素焼きの陶器と見紛う程の重厚感と陶器にま さるやわらかみと暖かさを持つ外観の美術砂糖容器1が得られる。
【0017】 そして、美術砂糖容器1自体が食べられる素材であることから、砂糖や菓子の 贈答品の包装容器に好適であり、その独特の外観によって砂糖や菓子の贈答品と しての商品価値を高めることができ、しかも、包装容器としての使用後は、体裁 の良い美術的装飾品や小物入れ等として利用したり、食べることもできるといっ た、従来の容器にはない購買意欲をそそる付加的要素を備え、商業的な効果のあ るものとなる。
【0018】 また、美術砂糖容器1は、型材3によって砂糖又は粉糖2が支持されて強度の あるものとなり、砂糖又は粉糖2が比較的薄い場合でも形状がしっかりと保持さ れるので、砂糖又は粉糖2の分量が少なくても製造が可能で経済的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例を示す一部切欠の斜視図であ
る。
【図2】実施例を断面図である。
【符号の説明】
1 美術砂糖容器 2 粉糖 3
型材 3a 底部 3b 開口部 3c
ツバ部 3d 側壁部 4 受け皿 5
装飾体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉末水あめと増粘剤と水とを加えた砂糖
    又は粉糖を略凹形状の型材の外側面に被着して適宜形状
    の容器形に成形したことを特徴とする美術砂糖容器。
JP1996009897U 1996-09-10 1996-09-10 美術砂糖容器 Expired - Lifetime JP3035624U (ja)

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