JPH0742851B2 - 自動車用マフラー - Google Patents

自動車用マフラー

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JPH0742851B2
JPH0742851B2 JP9180592A JP9180592A JPH0742851B2 JP H0742851 B2 JPH0742851 B2 JP H0742851B2 JP 9180592 A JP9180592 A JP 9180592A JP 9180592 A JP9180592 A JP 9180592A JP H0742851 B2 JPH0742851 B2 JP H0742851B2
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JP
Japan
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muffler
exhaust
pipe
housing
chamber
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JP9180592A
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JPH0617637A (ja
Inventor
勝己 井上
Original Assignee
金子 大志
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エキゾーストバルブ手
段を備えたマフラーに関し、特に、マフラーを汎用の自
動車に装着可能としたものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車レース等においては、エン
ジンのエキゾースト系統にエキゾーストバルブ手段を設
け、エンジンの最高出力と理想的なトルクを引き出すこ
とが行われている。然しながら、このようなエキゾース
トバルブ手段は、サーキットを走行する自動車レースを
中心として開発されたものであり、公道を走行する汎用
の自動車には、そのまま装着することが不適当である。
【0003】ところで、エキゾーストバルブ手段は、エ
ンジンの排気効率を最良ならしめ、その出力を引き出す
ばかりでなく、燃費の改善に資するため、単に自動車レ
ースのみならず、公道を走行する汎用の自動車において
も極めて有益である。このため、このようなエキゾース
トバルブ手段を簡便に汎用の自動車に装着することが望
まれ、これを実現した製品の提供が要望されているとこ
ろである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記要望に応えるため
には、自動車のエキゾーストパイプのテール部において
交換可能に取付けられるマフラーにエキゾーストバルブ
手段を設けておくことが有利である。
【0005】これにより、自動車メーカーにおいては、
マフラーを除くエキゾースト系統はそのままとして、必
要に応じこのようなエキゾーストバルブ手段を備えたマ
フラーを取付けた仕様の自動車を販売することにより、
ユーザの個別に望む走行条件に応じて、ユーザ自らがエ
ンジンの排気圧を最良ならしめるようにエキゾーストバ
ルブ手段を調整することができるという利点がある。
【0006】一方、このようなエキゾーストバルブ手段
を設けたマフラーが市中にて入手可能であれば、これに
より、既製の自動車を購入した者においては、自己の自
動車のマフラーを交換するだけで、前述と同様の利点を
受けることができる。
【0007】然しながら、このようなエキゾーストバル
ブ手段を設けたマフラーを開発するに際しては、公道を
走行する汎用の自動車であることに鑑み、特殊な外観を
呈するものは好ましくない。即ち、永年ユーザに馴染ま
れてきたマフラーの外観と顕著に異なる外観形態とする
ならば、ユーザにおいて受入れに抵抗のあることが予想
され、技術上の多くの利点があるにも拘わらず多数の利
用者を期待することができない。
【0008】一方、エキゾーストバルブ手段は、固有の
走行条件に応じて個別に調整可能とされ、ユーザにおい
て任意に且つ簡便に調整できるものでなければならない
から、前述のような一般的な形態のマフラーにエキゾー
ストバルブ手段を設けるに際しては、この点が配慮され
なければならない。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
したマフラーを提供するものであり、その第一の手段と
して構成したところは、エキゾーストパイプのテール部
に取付ける自動車用マフラーにおいて:ハウジングとキ
ャップとから成り;前記ハウジングは、前記エキゾース
トパイプに連通される消音手段を内装した第一室と、前
記消音手段を経た排気圧を調整可能とするエキゾースト
バルブ手段を内装した第二室とを構成し、前記第二室の
一側を開口せしめて成り;前記キャップは、前記第二室
の開口を着脱自在に施蓋するフランジ部材と、該フラン
ジ部材に突設されたテールパイプを備えて成る;点にあ
る。
【0010】また、本発明が第二の手段として構成した
ところは、前記第一の手段に加え、ハウジングにおける
第二室の開口に対してキャップを取付けるに際し、テー
ルパイプの形状を相違する複数のキャップを選択的に着
脱自在とした点にある。
【0011】
【実施例】以下図面に基づいて本発明の1実施例を詳述
する。
【0012】マフラーは、ハウジング1とキャップ2と
から成り、後述するようにキャップ2をハウジング1に
取付けた状態で、従来の一般的なマフラーと同様の外観
形態を構成する。
【0013】前記ハウジング1は、一端に設けた接続パ
イプ3を介して、図示省略した自動車におけるエキゾー
ストパイプのテール部に着脱自在に取付可能であり、該
接続パイプ3を介してエキゾーストパイプに連通される
消音手段4を内装した第一室1aと、前記消音手段4を
経た排気圧を調整可能とするエキゾーストバルブ手段5
を内装した第二室1bとを構成し、該第二室1bの一側
を開口6せしめる。この開口部6は、図示実施例では、
ハウジング1の端部に開設され、開口縁において内向き
のフランジ7を有する。
【0014】前記第一室1aは、ハウジング1の一端部
を閉塞する端板8と、ハウジング1の内部を仕切る仕切
板9とにより区成されている。そして、前記端板8と仕
切板9の間に延びる多数の孔付の消音パイプ10と、該
消音パイプ10の回りに充填されたグラスウール等の吸
音材11により、前記消音手段4を構成している。尚、
消音パイプ10の一端は、前記端板8に挿着された接続
パイプ3に連結され、他端は、仕切板9に挿着されてい
る。
【0015】前記第二室1bは、前述した仕切板9と内
向きのフランジ7との間に形成されており、仕切板9か
ら突設され前記消音パイプ10に連通せしめられたテー
パ筒状の取付座12を有し、該取付座12にエキゾース
トバルブ手段5を取付けている。
【0016】前記エキゾーストバルブ手段5は、多数の
環状ディスク13とエンドディスク14とから成り、こ
れらのディスクは、積層された状態で貫通ボルト15に
より前記取付座12に着脱自在に固着される。この目的
のために、取付座12にはナット16が溶接等により固
着されている。これにより積層された多数の環状ディス
ク13は、相互にラビリンス状の排気空隙を有し、従っ
て、消音パイプ10を経て吐出される排気ガスの流れ
は、エンドディスク14により受止められると共に前記
環状ディスク13間の排気空隙より外周方向に排出され
る。尚、図示実施例において、このエンドディスク14
は、環状ディスク13の端部より排気流路を閉塞するも
のとしているが、該エンドディスク14の中心部に比較
的小径の排気孔を設けても良い。
【0017】従って、このエキゾーストバルブ手段5に
よれば、貫通ボルト15を着脱することにより、環状デ
ィスク13の積層枚数を増減変更することが可能であ
り、これにより該環状ディスク間の排気空隙による排気
面積を変更できるので、マフラーを自動車のエキゾース
トパイプのテール部に装着したままで排気圧の調整が可
能になる。従って、エキゾーストパイプの内径を変更可
能とした従来のエキゾーストバルブと同様の結果を簡単
に得ることができる。
【0018】前記キャップ2は、前記第二室1bの開口
部6を着脱自在に施蓋するフランジ部材2aと、該フラ
ンジ部材2aに突設されたテールパイプ2bを備えてお
り、前記エキゾーストバルブ手段5を介して第二室1b
内に吐出される排気ガスをテールパイプ2bから外部に
排気せしめる。図例の場合、テールパイプ2bは、フラ
ンジ部材2aに対して溶接等により一体的に固着されて
いるが、ボルト等により着脱自在に構成しても良い。
【0019】本実施例において、キャップ2を着脱自在
とするために、ハウジング1の外壁には取付ボルト18
が配置され、各取付ボルト18は支持片19を介してハ
ウジング1の外壁に対して溶接等により固着されてい
る。これらの取付ボルト18は、開口部6の開口縁より
突出されており、これに対応してキャップ2のフランジ
部材2aには取付孔20が設けられている。そこで、キ
ャップ2のフランジ部材2aをハウジング1の内向きフ
ランジ7に重ね合わせると、前記取付ボルト18が取付
孔20に挿通せしめられるので、各取付ボルト18の挿
出端にナット21を締着することにより、キャップ2が
ハウジング1に固着される。
【0020】尚、図1において、ハウジング1には、マ
フラーを自動車の車体に安定支持するための支持金具2
2が設けられている。
【0021】前記キャップ2のテールパイプ2bは、図
例では、角筒形のパイプに構成されているが、円筒形の
パイプにより構成したり、小径の円形パイプを二列に配
列したりすることが自由であり、ユーザの嗜好に応じた
種々のデザインのものとして適宜設計することが可能で
ある。
【0022】また、図示省略しているが、本発明によれ
ば、キャップ2は、テールパイプ2bの形状を前述のよ
うな種々のデザインの下に形成した複数種類のものとし
て準備しておくことができる。従って、テールパイプ2
bの形状を相違した複数のキャップ2を選択的に使用す
ることにより、ハウジング1を共通部品としつつ、ユー
ザの嗜好に応じたデザインのテールパイプ2bを有する
マフラーを提供することが可能になる。
【0023】
【発明の効果】請求項1に記載の本発明によれば、一般
的な汎用のマフラーと特に異ならない外観デザインの下
で、ハウジング1内に消音手段4とエキゾーストバルブ
手段5を具備せしめることができる。そして、フランジ
部材2aとテールパイプ2bから成るキャップ2をハウ
ジング1から取り外すことにより、ハウジング1の第二
室1bを簡単に開口せしめ、該開口部6からエキゾース
トバルブ手段5を容易に調整できるので、簡便に排気圧
を調整することが可能であり、これにより、外観上は通
常のマフラーとしつつも、エンジンの最高出力を引き出
し理想的なトルク設定を行うことができるという効果が
ある。
【0024】請求項2に記載の本発明によれば、前記効
果に加えて、角筒形パイプ、円筒形パイプ、二列パイプ
等のように、テールパイプ2bの形状を相違した複数の
キャップ2を選択的に用いることにより、ハウジング1
を共通部品としながら、ユーザの嗜好に応じたデザイン
のテールパイプ2bを有するマフラーを提供できるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例を示す分解斜視図である。
【図2】本発明の1実施例を示す縦断側面図である。
【符号の説明】
1 ハウジング 1a 第一室 1b 第二室 2 キャップ 2a フランジ部材 2b テールパイプ 4 消音手段 5 エキゾーストバルブ手段 6 開口部 18 取付ボルト 20 取付孔 21 ナット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エキゾーストパイプのテール部に取付け
    る自動車用マフラーにおいて:ハウジングとキャップと
    から成り;前記ハウジングは、前記エキゾーストパイプ
    に連通される消音手段を内装した第一室と、前記消音手
    段を経た排気圧を調整可能とするエキゾーストバルブ手
    段を内装した第二室とを構成し、前記第二室の一側を開
    口せしめて成り;前記キャップは、前記第二室の開口を
    着脱自在に施蓋するフランジ部材と、該フランジ部材に
    突設されたテールパイプを備えて成る;ことを特徴とす
    る自動車用マフラー。
  2. 【請求項2】 ハウジングにおける第二室の開口に対し
    て、テールパイプの形状を相違する複数のキャップを選
    択的に着脱自在に構成したことを特徴とする請求項1に
    記載の自動車用マフラー。
JP9180592A 1992-03-17 1992-03-17 自動車用マフラー Expired - Lifetime JPH0742851B2 (ja)

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JP9180592A JPH0742851B2 (ja) 1992-03-17 1992-03-17 自動車用マフラー

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Publication Number Publication Date
JPH0617637A JPH0617637A (ja) 1994-01-25
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CN110005590B (zh) * 2019-05-09 2023-10-20 辽宁工程技术大学 一种动圈式直线压缩机

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