JPH0742804Y2 - タイヤ - Google Patents

タイヤ

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JPH0742804Y2
JPH0742804Y2 JP1991049589U JP4958991U JPH0742804Y2 JP H0742804 Y2 JPH0742804 Y2 JP H0742804Y2 JP 1991049589 U JP1991049589 U JP 1991049589U JP 4958991 U JP4958991 U JP 4958991U JP H0742804 Y2 JPH0742804 Y2 JP H0742804Y2
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JP
Japan
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tire
air chamber
tip
shaft portion
partitioning
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JP1991049589U
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JPH0576804U (ja
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隆浩 吉岡
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隆浩 吉岡
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、一般乗用車に使用さ
れる自動車タイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】乗用車のタイヤは、現在、車検制度によ
り複輪システム(単一のディスクホイールに2本のタイ
ヤを装着する方式)は認められていない。従って、乗用
車のタイヤは全て単輪システム(単一のディスクホイー
ルに1本のタイヤを装着する方式)が採用されている。
乗用車の通常のタイヤは、図4で示すように、タイヤ本
体1とタイヤ本体1を取付け固定するディスクホイール
2とから成る。タイヤ本体1は、ビード部11側を開口
させ、内部に空気室12を備え、下部をトレッド部(接
地部)3としている。ディスクホイール2は、ディスク
部21と、ディスク部21に連続するリム部22とから
なり、リム部22によりビード部11を挟着してタイヤ
本体1とディスクホイール2とを固定している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】自動車タイヤは、路面
との摩擦の関係上、接地面部(トレッド部)の幅が大き
いほど、負荷荷重性能、けん引・ブレーキ性能、及び操
縦安定性能が向上する。ところが、タイヤの幅を大きく
すればする程、路面との接地単位面積あたりの摩擦が少
なくなる。
【0004】このため、ウエット路面走行(雨中走行)
では、タイヤと路面間の水が前後・左右やタイヤの溝
(トレッドパターン)に逃げきれずスリップし、操舵及
び制動が不能となり、所謂ハイドロプレーニングが発生
する危険がある。また、積雪路の走行においては、単に
トレッドパターンの主溝、補助溝程度では操縦性能、け
ん引・ブレーキ性能が悪く、安定走行できない不利があ
る。更に、タイヤがパンクした場合には、単輪では一気
に安定走行不能となる許かりでなく、パンク状態のまま
で走行すると、タイヤ自体が修理不能状態となる等の欠
点がある。
【0005】この考案は、以上のような課題を解消さ
せ、ウエット路面は勿論、積雪路でも安定走行し得ると
共に、パンク時にも安定走行できる安全なタイヤを提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用】この目的を達成
させるために、実用新案登録請求の範囲第1項記載(請
求項1記載)のタイヤでは、次のような構成としてい
る。タイヤは、単一のホイールに装着される単輪用タイ
ヤであって、タイヤ本体の接地面側の幅中央部に、内方
向へ突出し空気室を2分する仕切り用軸部を設け、この
仕切り用軸部の接地面側に設けた幅広の排水用溝部を介
して2つのトレッド部を形成すると共に、タイヤ本体を
取付け固定するリム部には、前記仕切り用軸部の先端に
対応する空気室遮断用嵌着溝を配備し、前記仕切り用軸
部の先端は、常態では前記空気室遮断用嵌着溝に嵌着せ
ず、一方の空気室がパンクした場合に、前記空気室遮断
用嵌着溝に緊密嵌着するようにしたことを特徴としてい
る。
【0007】このような構成を有するタイヤでは、仕切
り用軸部により空気室、つまりトレッド部が二つに別れ
ている。従って、タイヤ全体の幅は通常のタイヤに比
し、大きく、路面との摩擦が大で負荷荷重性能、けん引
・ブレーキ性能、操縦安定性能が優れる。また、ウエッ
ト路面走行においては、タイヤと路面の間の水が、2つ
に分離したトレッド部(接地部)間の幅広の排水用溝部
へ逃げ、操舵及び制動の安定状態を保持する。従って、
雨中走行においてもハイドロプレーニングを防止でき
る。更に、仮に一方の空気室がパンクした場合には、仕
切り用軸部の先端がリム部の空気室遮断用嵌着溝に緊密
嵌着し、他方の空気室の密閉状態を保持する。従って、
パンクしていない空気室の漏気を防ぎ、パンク時の安定
走行を実現する。
【0008】また、実用新案登録請求の範囲第2項(請
求項2)記載のタイヤは、次のような構成としている。
【0009】タイヤは、単一のホイールに装着される単
輪用タイヤであって、タイヤ本体の接地面側の幅中央部
に、内方向へ突出し空気室を2分する仕切り用軸部を設
け、この仕切り用軸部の接地面側に設けた幅広の排水用
溝部を介して2つのトレッド部を形成すると共に、タイ
ヤ本体を取付け固定するリム部には、前記仕切り用軸部
の先端に対応する空気室遮断用嵌着溝を配備し、前記仕
切り用軸部の先端は、常態では前記空気室遮断用嵌着溝
に嵌着せず、一方の空気室がパンクした場合に、前記空
気室遮断用嵌着溝に緊密嵌着するようにし、上記排水用
溝部には、先端がこの溝部の深さより低く溝部の底から
外方向へ起立状に一体に立設された複数のスパイク用突
子を所定間隔を存して配備したことを特徴としている。
【0010】このような構成を有するタイヤでは、分離
した2つのトレッド部間の幅広の排水用溝部に、所定間
隔を開いたスパイク用突子を複数配備している。この各
スパイク用突子は、排水用溝部の底から外方向へ起立状
に立設され、突子先端は排水用溝部深さより低く設定し
てある。従って、積雪路面を走行する場合は、この突子
がスパイク作用を発揮し、けい引・ブレーキ性能を低下
させることがなく、操縦安定性能を確保し得る。
【0011】
【実施例】図1は、実用新案登録請求の範囲第1項(請
求項1)記載のタイヤの具体的な一実施例を示す断面図
である。
【0012】実施例のタイヤは、チューブレスタイヤを
示している。タイヤは、公知のように、タイヤ本体1と
タイヤ本体1を取付け固定するディスクホイール2とか
ら成る。タイヤ本体1は、ビード部11側を開口させ、
内部に空気室12を備え、下部をトレッド部(接地部)
3としている。ディスクホイール2は、ディスク部21
と、ディスク部21に連続するリム部22とからなり、
リム部22によりビード部11を挟着してタイヤ本体1
とディスクホイール2とを固定している。
【0013】前記タイヤ本体1は、接地面側の幅を、例
えば従来のタイヤ1.5本分程度の幅広状に設定し、接
地面側の幅中央部から内方向(開口部方向)へ1本の仕
切り用軸部4を設け、内部の空気室12、12aを2つ
に分離している。そして、この仕切り用軸部4の基端側
を内方向へ窪ませ、深さの深い幅広状の排水用溝部5を
形成し、排水用溝部5を介して2つのトレッド部(接地
部)3、3aを設けている。つまり、このタイヤ本体1
は実質上2本のタイヤが連続した1本のタイヤ構造に設
定したものである。
【0014】上記ディスクホイール(リム部22)2
は、タイヤ本体1の開口部側(ビード部11側)の幅に
対応した幅を有し、幅中央部に前記仕切り用軸部4に対
応する空気室遮断用嵌着溝6を設けている。上記仕切り
用軸部4は、常態(空気室12、12aに空気が封入さ
れた状態)において、空気室遮断用嵌着溝6に嵌着しな
い長さに設定してあり、いずれかの空気室12、12a
がパンクした際に、仕切り用軸部4の先端部が空気室遮
断用嵌着溝6に緊密嵌着するように設定してある。
【0015】このような構成を有するタイヤでは、仕切
り用軸部により空気室12、12a、つまりトレッド部
3、3aが二つに別れている。このトレッド部3、3a
は、いずれも従来のタイヤと同様の幅を有している。従
って、タイヤ全体の幅は通常のタイヤに比し、大きく、
路面との摩擦が大で負荷荷重性能、けん引・ブレーキ性
能、操縦安定性能が優れる。また、ウエット路面走行に
おいては、タイヤと路面の間の水が、2つに分離したト
レッド部(接地部)3、3a間の幅広の排水用溝部5へ
逃げ、操舵及び制動の安定状態を保持する。従って、雨
中走行においてもハイドロプレーニングを防止できる。
更に、図3で示すように、仮に一方の空気室12aがパ
ンクした場合には、仕切り用軸部4の先端がリム部22
の空気室遮断用嵌着溝6に緊密嵌着し、他方の空気室1
2の密閉状態を保持する。従って、パンクしていない空
気室12の漏気を防ぎ、パンク時の安定走行を実現す
る。
【0016】実用新案登録請求の範囲第2項(請求項
2)記載のタイヤは、上記図1に示すタイヤ構造と全体
においてほぼ同様構成である。従って、詳細な説明は省
略する。この請求項2のタイヤの特徴は、図1及び図2
で示すように、分離した2つのトレッド部3、3a間に
位置する幅広の排水用溝部5に、所定間隔を開いたスパ
イク用突子7を複数配備した点にある。このスパイク用
突子7は、排水用溝部の底から外方向へ起立状に立設さ
れ、突子7先端は排水用溝部5深さより低く設定してあ
る。従って、積雪路面を走行する場合は、この突子7が
雪中に噛みスパイク作用を発揮し、けい引・ブレーキ性
能を低下させることがなく、操縦安定性能を確保し得
る。
【0017】
【考案の効果】以上のように、実用新案登録請求の範囲
第1項(請求項1)記載のタイヤは、仕切り用軸部によ
り2つの区画された空気室と2つのトレッド部とを有
し、両トレッド部間に排水用溝部を設けると共に、仕切
り用軸部の先端が、常態では空気室遮断用嵌着溝に嵌着
せず、一方の空気室がパンクした場合に、空気室遮断用
嵌着溝に緊密嵌着することとしたから、ウエット路面で
の走行において路面とタイヤとの間の水が排水用溝部へ
逃げ、ハイドロプレーニングを防止できる。また、一方
の空気室がパンクした状態において、仕切り用軸部先端
が嵌着溝に緊密嵌着し、他方の空気室の漏気を防止する
から、パンク時の安定走行を実現できる。更に、排水用
溝部は仕切り用軸部の接地面側に設けられているため、
排水用溝部を設けることによるタイヤの強度低下を防ぐ
ことができる。そして、これらの効果が1本のタイヤで
全て得られる。
【0018】また、実用新案登録請求の範囲第2項(請
求項2)記載のタイヤは、2つの分離したトレッド部間
の幅広の排水用溝部に、先端がこの溝部の深さより低く
溝部の底から外方向へ起立状に一体に立設された複数の
スパイク用突子を所定間隔を存して配備したから、上記
効果に加えて、積雪路面を走行する場合は、スパイク用
突子がスパイク作用を発揮し、牽引・ブレーキ性能を低
下させることがなく、操縦安定性能を確保し得る、とい
う効果が1本のタイヤで全て得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例タイヤを示す断面図である。
【図2】実施例タイヤを示す要部断面図である。
【図3】実施例タイヤの一方の空気室がパンクした状態
を示す断面図である。
【図4】従来のタイヤを示す断面図である。
【符号の説明】
1 タイヤ本体 2 ディスクホイール 3 トレッド部 4 仕切り用軸部 5 排水用溝部 6 空気室遮断用嵌着溝 7 スパイク状突子

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】単一のホイールに装着される単輪用タイヤ
    であって、タイヤ本体の接地面側の幅中央部に、内方向
    へ突出し空気室を2分する仕切り用軸部を設け、この仕
    切り用軸部の接地面側に設けた幅広の排水用溝部を介し
    て2つのトレッド部を形成すると共に、タイヤ本体を取
    付け固定するリム部には、前記仕切り用軸部の先端に対
    応する空気室遮断用嵌着溝を配備し、前記仕切り用軸部
    の先端は、常態では前記空気室遮断用嵌着溝に嵌着せ
    ず、一方の空気室がパンクした場合に、前記空気室遮断
    用嵌着溝に緊密嵌着するようにしてなるタイヤ。
  2. 【請求項2】単一のホイールに装着される単輪用タイヤ
    であって、タイヤ本体の接地面側の幅中央部に、内方向
    へ突出し空気室を2分する仕切り用軸部を設け、この仕
    切り用軸部の接地面側に設けた幅広の排水用溝部を介し
    て2つのトレッド部を形成すると共に、タイヤ本体を取
    付け固定するリム部には、前記仕切り用軸部の先端に対
    応する空気室遮断用嵌着溝を配備し、前記仕切り用軸部
    の先端は、常態では前記空気室遮断用嵌着溝に嵌着せ
    ず、一方の空気室がパンクした場合に、前記空気室遮断
    用嵌着溝に緊密嵌着するようにし、上記排水用溝部に
    、先端がこの溝部の深さより低く溝部の底から外方向
    へ起立状に一体に立設された複数のスパイク用突子を
    定間隔を存して配備してなるタイヤ。
JP1991049589U 1991-05-31 1991-05-31 タイヤ Expired - Lifetime JPH0742804Y2 (ja)

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JPH0576804U JPH0576804U (ja) 1993-10-19
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