JPH0742793A - 回転体のバランス調整装置 - Google Patents

回転体のバランス調整装置

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JPH0742793A
JPH0742793A JP20854593A JP20854593A JPH0742793A JP H0742793 A JPH0742793 A JP H0742793A JP 20854593 A JP20854593 A JP 20854593A JP 20854593 A JP20854593 A JP 20854593A JP H0742793 A JPH0742793 A JP H0742793A
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JP
Japan
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rotating body
vibration
rotor
balance
correction
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP20854593A
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English (en)
Inventor
Tadashi Yoshida
正 吉田
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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  • Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 回転バランスを検出しながら、不釣合いがあ
ればそれをリアルタイムで修正することのできる回転体
のバランス調整装置を提供すること。 【構成】 部分的に削除可能なようにセラミックス12
を装着した回転体11の回転数と振動を振動検出器16
で検出し、この検出データから回転体11の不釣合い状
態を演算制御装置21で演算して求め、この演算結果に
もとづき、回転体11に装着したセラミックス12を部
分的に削除して、回転体11の不釣合い状態を解消させ
るようにしたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転機械の回転体(ロ
ータ)の回転バランスを調整するための回転体のバラン
ス調整装置に係り、特に回転バランスを検出しながら、
不釣合いがあればそれをリアルタイムで修正するように
した回転体のバランス調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】産業用タービンや通風機などをはじめと
して、各種の回転機械は設備の保全上から、その回転機
械の運転時の振動値を、許容値以内に収めることが要求
されている。そのため、運転時の振動値を測定して、回
転部分に不釣合いがあれば、回転部分に加工を施して、
それを解消させるような修正作業を行っている。
【0003】図6は、従来の通風機のバランス調整にお
ける修正作業のステップを示すものである。通風機の回
転体(ロータ)1はその両端が軸受2で支持されてお
り、これら軸受2部の振動の振幅と位相を振動検出器3
で測定するもので、ステップ1では、不釣合い修正面4
に初期不釣合いが生じているものとする。そこで、ステ
ップ1では、回転体1の総重量、予め定めた不釣合い修
正おもりの半径方向取付け距離、振動検出器3で測定し
た振動データ(振幅、位相)から、振動を小さくするた
めに必要な不釣合い修正面4の試しおもりの重量と取付
け角度を決定する。
【0004】ステップ2では、ステップ1で決定した試
しおもり5を回転体1に取付けて、運転時の軸受2部の
振動の振幅と位相を振動検出器3で測定する。その結
果、満足なデータが得られればそれを最終決定とする
が、満足なデータが得られなければ、試しおもり5の重
量や取付け角度を再検討して修正し、ステップ3として
再度運転状態の振動を振動検出器3で測定する。ステッ
プ2およびステップ3の測定結果から、ステップ4とし
て、初期不釣合い状態からの振動を最小にする修正おも
りの重量と取付け角度を最終決定し、修正面に修正おも
り6を取付ける。そして、この状態で通風機を運転して
振動検出器3で振動を測定し、その値が許容値内に収ま
っていることを確認する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
バランス調整における修正作業には、最低3回の運転が
必要であり、その度に修正おもりを取付けたり、車室を
取外したり組立てたりする作業が発生することになって
いた。また、修正おもりの取付けや取外しは、回転体の
修正面におもりを溶接したり、超過分をグラインダなど
で削り落したりしていたので、バランス調整の回数が増
えれば、莫大な作業時間と労力を費やさなければならな
いという問題があった。
【0006】本発明は、このような従来技術の課題を解
決するためになされたもので、回転バランスを検出しな
がら、不釣合いがあればそれをリアルタイムで修正する
ことのできる回転体のバランス調整装置を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明に係わる回転体のバランス調整装置は、部
分的に削除可能な部材を装着した回転体のバランスをリ
アルタイムで調整するようにしたものであって、前記回
転体の回転数と振動を検出する振動検出手段と、この振
動検出手段による検出データから前記回転体の不釣合い
状態を演算する演算手段と、この演算手段による演算結
果にもとづき、前記回転体に装着した削除可能な部材を
部分的に削除して前記回転体の不釣合い状態を解消させ
る加工手段とから成るものである。
【0008】
【作 用】上記の手段によれば、継続して振動を測定し
ながら、不釣合い部分の修正作業を行なうので、、いわ
ゆるリアルタイムでバランスの調整を行うことができ、
作業時間と労力を大幅に削減することができる。
【0009】
【実施例】以下本発明に係わる回転体のバランス調整装
置の一実施例について、図1ないし図5を参照して詳細
に説明する。
【0010】図1は、本発明に係わる回転体のバランス
調整装置の一実施例の構成を示すブロック図であり、図
2は図1に示した回転体の側面を示した図である。バラ
ンス調整を行う回転体11の端部には、予めセラミック
ス12を円周方向へコーティングした部材13がフラン
ジ14を介して取付けられている。そして、回転体11
の両端は軸受15で支持されており、軸受15部には振
動の振幅と位相を検出するための振動検出器16が設け
られている。また、回転体11の表面の一部には、光反
射テープ17が貼付けられており、この光反射テープ1
7からの反射光を検出するプローブ18が、静止部側に
設けられている。一方、部材13にコーティングしたセ
ラミックス12の面へ向けて、レーザ光を照射するレー
ザヘッド19が静止部側に設けられている。
【0011】振動検出器16の出力は、増幅器20を経
て演算制御装置21へ供給され、プローブ18の出力も
回転検出器22を経て、演算制御装置21へ供給され
る。この演算制御装置21は、プローブ18と回転検出
器22による回転体11の回転周期および基準位相と、
振動検出器16による回転体11の軸振動の振幅や位相
から、連続フーリエ変換により演算して、回転体11の
不釣合い量と位相角を求める。その結果、不釣合い量が
許容値以上であれば、バランス調整命令信号として、回
転体11の回転に同期したパルス信号を、レーザ用電源
23へ供給する。このパルス信号により、レーザ光をオ
ン、オフ操作して、レーザヘッド19からセラミックス
12の面へ向けてレーザ光を照射する。従って、このレ
ーザ光は、不釣合い量と位置に対応したものとなり、レ
ーザヘッド19からのレーザ光で、不釣合い位置のセラ
ミックス12を不釣合い量に相当する分だけ剥離させ
る。このように、本発明は、不釣合い量と位置を測定し
ながら、その修正のためのバランス調整を同時に行うも
のである。
【0012】図3は、本発明を通風機に適用した例を示
したブロック図であり、図1と同一部分には同一符号を
付してあるので、その部分の説明は省略する。すなわ
ち、通風機の回転体(ロータ)11の両端に、セラミッ
クス12を円周方向にコーティングした部材13を、フ
ランジ14(図1を参照)によって取付けてあり、両端
の軸受15部の振動の振幅と位相を検出するために、2
つの振動検出器16を設けている。各振動検出器16か
らの振動データは、各増幅器20を経て演算制御装置2
1へ供給され、図1で説明したのと同様にして、不釣合
い量と位置を測定しながら、その修正のためのバランス
調整を同時に行うものである。
【0013】なお、図4は回転体の回転数と振動振幅と
の関係を示すもので、符号aで示すように、調整前にあ
る回転数に共振して大きな振動を生じていたような場合
でも、本発明によるバランス調整装置を用いることによ
り、符号bで示すように、許容値以内のほぼフラットな
振動特性を保たせることができる。
【0014】また、図5は負荷と振動振幅との関係を示
すものであり、この場合にも、調整前に符号cを付した
特性を示したものが、本発明によるバランス調整装置を
用いることにより、符号dで示すように、許容値以内の
ほぼフラットな振動特性を保たせることができる。
【0015】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
回転体を回転させながら、不釣合い量と位置を測定し、
その修正のためのバランス調整を同時に行うことができ
るので、極めて高い精度のバランス調整を短時間で実施
することができる。また、測定や調整のための準備作業
と労力とを大幅に削減することができ、作業効率が向上
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる回転体のバランス調整装置の一
実施例を示すブロック図である。
【図2】図1に示した回転体の側面図である。
【図3】本発明を通風機に適用した例を示すブロック図
である。
【図4】回転体の回転数と振動振幅との関係を示す特性
図である。
【図5】負荷と振動振幅との関係を示す特性図である。
【図6】従来の通風機のバランス調整における修正作業
のステップを示す説明図である。
【符号の説明】
11 回転体(ロータ) 12 セラミックス 13 部材 14 フランジ 15 軸受 16 振動検出器 17 光反射テープ 18 プローブ 19 レーザヘッド 20 増幅器 21 演算制御装置 22 回転検出器 23 レーザ用電源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F01D 25/04

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】部分的に削除可能な部材を装着した回転体
    のバランスをリアルタイムで調整するようにしたもので
    あって、前記回転体の回転数と振動を検出する振動検出
    手段と、この振動検出手段による検出データから前記回
    転体の不釣合い状態を演算する演算手段と、この演算手
    段による演算結果にもとづき、前記回転体に装着した削
    除可能な部材を部分的に削除して前記回転体の不釣合い
    状態を解消させる加工手段とから成ることを特徴とする
    回転体のバランス調整装置。
JP20854593A 1993-07-30 1993-07-30 回転体のバランス調整装置 Withdrawn JPH0742793A (ja)

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JP20854593A JPH0742793A (ja) 1993-07-30 1993-07-30 回転体のバランス調整装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP20854593A JPH0742793A (ja) 1993-07-30 1993-07-30 回転体のバランス調整装置

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JPH0742793A true JPH0742793A (ja) 1995-02-10

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ID=16557963

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JP20854593A Withdrawn JPH0742793A (ja) 1993-07-30 1993-07-30 回転体のバランス調整装置

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