JPH0742792Y2 - 筆記具のキャップ装着構造 - Google Patents

筆記具のキャップ装着構造

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JPH0742792Y2
JPH0742792Y2 JP1989088599U JP8859989U JPH0742792Y2 JP H0742792 Y2 JPH0742792 Y2 JP H0742792Y2 JP 1989088599 U JP1989088599 U JP 1989088599U JP 8859989 U JP8859989 U JP 8859989U JP H0742792 Y2 JPH0742792 Y2 JP H0742792Y2
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JP
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cap
tip
barrel
cylindrical member
rear end
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JP1989088599U
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Inventor
鎮雄 山中
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蔵合 正博
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案は、ペン先を備えた軸筒の先端部にキャップを気
密に装着する筆記具のキャップ装着構造に関し、特に、
キャップに少なくとも先端部側が透明なキャップを用
い、キャップ内部を外部から透視可能な筆記具のキャッ
プ装着構造に関する。
《従来の技術》 筆記具には、先端部分が透明な、あるいは全体が透明な
キャップを用いることにより、キャップ内部を透視させ
て筆記具のペン先およびこれを保持する軸筒先端の首部
の意匠的趣向を高めたり、筆記具のインキの色を表示す
るための首部の色を外側から見えるようにしたものが知
られている。ところで、このようなキャップには、ペン
先のインキの乾燥を防止するためにペン先を外気から遮
断する重要な役目があり、従来より、キャップ内部を気
密に保持するための種々のキャップ装着構造が提案され
ている。その一例として、第4図には、本願出願人が先
に提案した筆記具のキャップ装着構造が示されている。
これは、ペン先1を備えた軸筒2の先端部に内部にイン
ナーキャップ3を備えたキャップ4を装着することによ
り、キャップ4内部を気密に保持するようにしたもの
で、インナーキャップ3を軟質弾性樹脂材で成形すると
ともに、キャップ4を軸筒2に装着したときに軸筒2の
先端面に圧接するインナーキャップ3の後端面部分に環
状の突起5が設けられている。したがって、キャップ4
を軸筒2の先端部に装着すると、インナーキャップ3の
端面部分が軸筒2の先端面に圧接して環状突起5が軸筒
2の先端面によって圧し潰されるので両者が密着し、キ
ャップ4内部を高度の気密に保つことができる。また、
キャップ4を軸筒2から離脱させるときは、両者の密着
がすぐに解除されるのでキャップ4内部が減圧されるこ
とがなく、ペン先1からのインキの飛び出しが防止され
るようになっている。
《考案が解決しようとする課題》 しかしながら、このようなキャップ構造を透明なキャッ
プに適用する場合、透明なインナーキャップを必要とす
るが、実際にはインナーキャップを成形する場合に必ず
しも透明材料を使用することができず、また透明なイン
ナーキャップを用いても2重キャップ構造になるため
に、デザイン的なシンプル感が悪くなる問題点がある。
そこで、本考案は、透明なキャップ内部の気密を十分に
保てるとともに、キャップの透明部分を通して外部から
軸筒先端のペン先部分を透視することのできる筆記具の
キャップ装着構造を提供することを目的とする。
《課題を解決するための手段》 前述した問題点を解決するために、本考案による筆記具
のキャップ装着構造は、ペン先を備えた軸筒の先端部に
装着される少なくとも先端部側が透明なキャップと、前
記キャップ内に後端部側から圧入され、前記キャップを
前記軸筒に装着したときに前記ペン先部分を前記キャッ
プ内の先端部側に通過させるとともに後端面が前記軸筒
の先端面に圧接する軟質弾性樹脂製の円筒部材とを備
え、前記円筒部材は、その内周面に凸段部を有するとと
もに後端面に前記軸筒の先端面に圧接して変形する変形
部を有することを特徴とする。
《作用》 キャップを軸筒の先端部に装着すると、ペン先部分が円
筒部材を通過してキャップ内の先端部側に位置すること
により、ペン先部分がキャップの透明部分を通じて外部
から透視される。同時に円筒部材の後端面は軸筒の先端
面に圧接されるので、後端面の変形部が軸筒先端面によ
り圧接変形され、キャップ内部を高度の気密に保つ。
また、円筒部材は、そのキャップ内の組み付けにおい
て、円筒部材内部に挿入される治具で内周面の凸段部を
押圧することによりキャップ内部に圧入されるので、外
周面が変形されることなく気密に組み込まれる。
《実施例》 第1図には、本考案による筆記具のキャップ装着構造の
一実施例が示されている。
このキャップ装着構造は、ペン先11を備えた軸筒12の先
端部に装着される透明なキャップ13と、このキャップ13
内に後端部から圧入される円筒部材14とを備えている。
軸筒12の先端部には、ペン先11を備えたペン芯11aが首
部15を介して取り付けられている。軸筒12の先端外周面
には、先端側が先細のテーパ状環状突起16が形成され、
これに連続して環状凹部17が形成されている。
透明キャップ13は、外周面の後端部側半部に不透明カバ
ー18を被着されて先端部側半部が透明部19となってお
り、軸筒12先端のペン先11および首部15先端部分をキャ
ップ13の透明部19に対応する先端部側に位置させて軸筒
12の先端部に装着されるようになっている。不透明カバ
ー18には装飾リングを用いてもよい。また、不透明カバ
ー18に覆われた後端部側の内周面は先端部側よりも大径
に形成されて円筒部材14が組み込まれる環状凹段部20を
有している。また後方の内周面には、軸筒12先端部外周
面のテーパ状環状突起16の最大外径寸法よりも若干小さ
い内径寸法を有してキャップ13の装着時において軸筒12
先端外周面の環状凹部17内に嵌まり込む固定用の環状突
起21が形成されている。この環状突起21には、第2図に
示すように、円周方向90度間隔で軸方向に4箇所の切り
欠き22が形成され、環状突起21の両側が通気可能になっ
ている。
円筒部材14は、ポリエチレン、ポリウレタン、ポリプロ
ピレン等の透明な軟質弾性樹脂材により成形したもの
で、第3図に示すように、先端内周面には環状の凸段部
23を備え、後端面には楔形の環状突起状に形成された変
形部24を備えている。また、軸方向の寸法には、キャッ
プ13を軸筒12に装着してキャップ13の環状突起21が軸筒
12の環状凹部17に嵌まり込んだときに、キャップ13内周
面の段差部25と軸筒12先端面との間の寸法よりも若干大
きい寸法が設定されている。そして、キャップ13内部に
段差部25に衝接する位置まで押し込まれて圧入されてい
る。このとき、円筒部材14は内部に挿入される治具で先
端内周面の環状凸段部23を押圧することにより圧入され
るので、円筒部材14の外周面および変形部25を押圧変形
または傷等をつけることがなく、キャップ13内部に気密
に組み込まれる。したがって、円筒部材14は、キャップ
13の装着時において、ペン先11部分をキャップ13内部の
先端部側に通過させて後端面部分が軸筒12の先端面に圧
接するようにキャップ13内部に圧入されている。
次に、このキャップ装着構造の作用について説明する。
キャップ13を軸筒12の先端部に装着すると、キャップ13
内周面の環状突起21がテーパ状環状突起16を滑りながら
移動するとともに、軸筒12先端のペン先11部分が円筒部
材14内に差し通される。このとき、キャップ13内部の空
気は、固定用の環状突起21の切り欠き22を通じて外部に
排出されるので圧縮されることがなく、装着が容易に行
われる。そして、環状突起21がテーパ状環状突起16を滑
り終わると、環状凹部17に嵌まり込んでキャップ13が軸
筒12に係合して固定され、ペン先11およびこれを保持す
る首部15先端部分が円筒部材14を通過してキャップ13の
先端部側に位置された状態で円筒部材14後端面の変形部
24が軸筒12の先端面によって圧し潰される。すなわち、
キャップ13の内部は高度の気密状態に保たれ、ペン先11
におけるインキの乾燥を完全に防止することができると
ともに、ペン先11および首部15先端部分をキャップ13の
先端部側透明部19を通じて透視することができる。な
お、キャップ13を軸筒12から離脱させるときは、キャッ
プ13を軸筒12から引き抜くことにより、キャップ13の環
状突起21が軸筒12のテーパ状環状突起16を乗り越えると
ともに、円筒部材14後端面の変形部24が軸筒12の先端面
から離れるので、キャップ13内部が環状突起21の切り欠
き22を通じてすぐに外気と連通し、ペン先11からのイン
キの飛び出しを防止する。
上記実施例では、円筒部材14の後端面の変形部24を環状
突起として形成してあるが、これを平端面として、これ
に対向する軸筒12の先端面を環状突起に形成してもよ
い。また両方とも環状突起に形成してもよい。
《考案の効果》 以上のように、本考案の筆記具のキャップ装着構造によ
れば、ペン先を備えた軸筒の先端部に装着される少なく
とも先端部側が透明なキャップと、キャップ内に後端部
側から圧入され、キャップを軸筒に装着したときにペン
先部分をキャップ内の先端部側に通過させるとともに後
端面が軸筒の先端面に圧接する軟質弾性樹脂製の円筒部
材とを備え、円筒部材は、その内周面に凸段部を有する
とともに後端面に軸筒の先端面に圧接して変形する変形
部を有しているので、キャップの装着時にはキャップ内
部を気密に保てるとともに、キャップの透明な部分を通
じて軸筒先端のペン先部分を外部から透視することがで
き、その意匠的趣向を高めることができるとともに、首
部のインキの色表示をキャップの外部から透視すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案による筆記具のキャップ装着構造の一
実施例を示す断面図、第2図は、第1図のII-II線断面
図、第3図は、第1図の部分拡大断面図、第4図は、従
来の筆記具先端部の一例を示す部分断面図である。 11……ペン先、12……軸筒、13……キャップ、14……円
筒部材、15……首部、19……透明部、23……凸段部、24
……変形部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ペン先を備えた軸筒の先端部に装着される
    少なくとも先端部側が透明なキャップと、前記キャップ
    内に後端部側から圧入され、前記キャップを前記軸筒に
    装着したときに前記ペン先部分を前記キャップ内の先端
    部側に通過させるとともに後端面が前記軸筒の先端面に
    圧接する軟質弾性樹脂製の円筒部材とを備え、前記円筒
    部材は、その内周面に凸段部を有するとともに後端面に
    前記軸筒の先端面に圧接して変形する変形部を有するこ
    とを特徴とする筆記具のキャップ装着構造。
JP1989088599U 1989-07-28 1989-07-28 筆記具のキャップ装着構造 Expired - Lifetime JPH0742792Y2 (ja)

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