JP4446459B2 - 筆記具 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、連結部材により一方に筆記先端部を設けた首部を配設し、他方に胴部を固着した筆記本体に、首部を被覆するキャップを首部又は連結部材にねじ嵌合することにより着脱自在に装着してなる筆記具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、連結部材により一方に筆記先端部を設けた首部を配設し、他方に胴部を固着した筆記本体に、首部を被覆するキャップを首部又は連結部材にねじ嵌合することにより着脱自在に装着してなる筆記具の構造は知られている。例えば万年筆がそうした構造で、胴部と、櫛溝を有したペン芯と平板状のペンとからなる筆記先端部を先端に設けた首部を、連結部材により連接して筆記本体を構成しているが、胴部は連結部材に接着剤等により固着してあり、首部は首部内に装着されたスペアーインキの交換やインキ収容筒内にインキを吸入するためのインキ吸入装置の操作のために、連結部材にねじ嵌合により着脱自在に装着してある。キャップもまた連結部材にねじ嵌合することにより、筆記本体に着脱自在に装着してある。
【0003】
ところで筆記具においては、高級感をかもしだすためにキャップや胴部の表面に蒔絵を施したり、デザインの目新しさを出すために、軸筒の外形形状を単なる円筒形状ではなく三角形状や四角形状としたり、あるいは模様を施したりしたものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前述したように、キャップを連結部材にねじ嵌合することによりキャップを筆記本体に装着してなる筆記具においては、キャップを筆記本体に装着した際に、当然であるがキャップと胴部に施した蒔絵の絵柄や模様の図柄がキャップと胴部において揃うように、あるいは外形形状が多角形状であるキャップや胴部の角部の稜線がキャップと胴部で連続するようにする必要がある。そのためには、キャップや連結部材に形成したねじ山の開始位置や終わりの位置を周方向において特定し、ねじ嵌合した際に常に前記したような状態となるように形成すれば良いが、現実問題として、キャップが樹脂製のものにおいては、ねじはキャップの開口先端部内に挿着された金輪に設けられ、金輪はキャップに方向性なく挿着されるので、連結部材にねじ嵌合するキャップにおけるねじ山の開始位置がキャップの周方向の定まった位置とはならない。また、胴部においても、胴部先端開口部に連結部材を接着剤等により固着して1つの部品として組立てる際に、連結部材に形成したキャップとのねじ嵌合用のねじ部のねじ山の開始位置が胴部の一定した周方向の位置となるようには固着されていない。
【0005】
キャップや連結部材に形成したねじ山の開始位置や終わりの位置が周方向において特定され、常にねじ嵌合した際に前記したような状態となるようにするには、キャップと金輪の組立てに際し、あるいは胴部と連結部材の組立てに際し、各々に方向性を持たせて組立てる必要がある。しかし、方向性をだすためにキャップ、金輪、胴部および連結部材に加工を要したり、組立ての際に治具を要したりするために、現実問題として製造コストの面で難があり、キャップを筆記本体に装着した際に、キャップと胴部に施した蒔絵の絵柄や模様の図柄がキャップと胴部において揃った、あるいは外形形状が多角形状であるキャップや胴部の角部の稜線がキャップと胴部で連続した筆記具は、なかなか提供されないといった問題があった。
【0006】
本発明はこうした現実問題に鑑み、連結部材を介して一方に筆記先端部を設けた首部を配設し他方に胴部に固着した筆記本体に、キャップをねじ嵌合により着脱自在に装着する筆記具において、キャップを筆記本体にねじ嵌合して装着した際に、例えばキャップと胴部に施した蒔絵の絵柄や模様の図柄が筆記具の表面等から見て合うように、あるいは外形形状が多角形状であるキャップや胴部の角部の稜線がキャップと胴部で連続するように、胴部の周方向の所望する位置とキャップの周方向の所望する位置とが周方向において揃った筆記具を得ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、連結部材により一方に筆記先端部を設けた首部を配設し、他方に胴部を固着した筆記本体に、首部を被覆するキャップを首部又は連結部材にねじ嵌合することにより着脱自在に装着してなる筆記具において、筆記先端部を設けた首部に連結部材を装着し、該首部をキャップ内に挿入してキャップを首部又は連結部材にねじ嵌合し、その状態で胴部の周方向の所望する位置がキャップの周方向の特定した位置に揃うように胴部を連結部材の他方に固着して筆記本体を組立て、キャップを首部又は連結部材にねじ嵌合して筆記本体に装着した際に、胴部の周方向の所望する位置がキャップの周方向の特定した位置に常に揃うことを特徴とする筆記具である。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。本発明の実施の形態では筆記具として、キャップの頭部端面と胴部の後端面が傾斜した形状の万年筆を用いて説明するが、本発明がこれに限定されるものではない。
万年筆1は、前記したように、キャップ2の頭部端面2aがクリップ3を設けた外周面の表面側4に対して表面側4に対向した背面側5に、図1に示すように右下がりの傾斜面とした形状としてある。また、胴部6の閉塞した後端面6aも、キャップ2を装着した際に、図1に示すように右上がりの傾斜面とした形状としてある。
【0009】
こうした万年筆1を得るには、図2に示すように、先ず筆記先端部としての平板状のペン7と櫛溝8を有したペン芯9を先端に配設し、後端に胴部6と連結するための連結部材10に接続する雄ねじ部11を有した接続筒12を接着剤などにより固着した首部13を組立て、前記接続筒12の雄ねじ部11を該雄ねじ部11に対応した連結部材10に形成した雌ねじ部(図示せず)に、矢印に示すようにねじ嵌合して、首部13を連結部材10の一方に装着する。
【0010】
キャップ2の開口端内部2bには、図示してないが、連結部材10に形成したキャップ2とねじ嵌合するための雄ねじ部14に対応した雌ねじ部(図示せず)を形成した金輪15が挿入して接着剤等により固着されている。そのキャップ2内に、前記の連結部材10を連結した状態の首部13を、図4において矢印に示すように挿入し、連結部材10の雄ねじ部14とキャップ2に設けた金輪の雌ねじ部とをねじ嵌合して、キャップ2を連結部材10の一方に装着する。
【0011】
次に、キャップ2より突出した連結部材10の胴部6内に挿入する固着部16を、図4に示すようにキャップ2の頭部端面2aの傾斜面が右下がりに対して胴部6の後端面6aの傾斜面が右上がりとなるように、図5において矢印に示すように胴部6の開口端部6b内に挿入して、接着剤等により固着する。この状態でキャップ2を首部13より離脱すれば、首部13と胴部6を連結部材10で連結してなる筆記本体17が得られる。
【0012】
このようにして得られた筆記本体17にキャップ2を装着すれば、図1に示すように、胴部6の後端面6aの傾斜方向が図において右上がりであるならば、ねじ嵌合が終わった状態では、必ずキャップ2の頭部端面2aの傾斜方向は図において右下がりの位置となり、傾斜方向は同じになる。このように組立てることにより、胴部の周方向の所望する位置がキャップの周方向の特定した位置に揃えることができる。
【0013】
筆記先端がペン7及びペン芯9からなる万年筆1においては、ペン7及びペン芯9が首部13に装着され、周方向における方向性を有する。ペン7及びペン芯9は、首部13に対し圧入嵌合してあるので、ペン7及びペン芯9を指で持って同時に回動すれば、胴部6に対し周方向の所望する位置に配設できる。図4において胴部6の後端面6aの傾斜面が右上がり方向の位置に対して、ペン7及びペン芯9をペン7の表面が図に対して左側に向くように回動すれば、図5に示すように、キャップ2を胴部6の後端部に、胴部6の後端面6aとキャップ2の頭部先端面2aの傾斜方向を合わせて装着した際には、ペン7の表面とクリップ3表面とが周方向において同一方向に向く。
【0014】
【発明の効果】
本発明の筆記具は前述したような構造なので、キャップを筆記本体にねじ嵌合した際に、キャップと胴部に施した蒔絵の絵柄や模様の図柄がキャップと胴部において揃ったり連続したりした、あるいは外形形状が多角形状であるキャップや胴部の場合には、角部の稜線がキャップと胴部で連続した状態の筆記具を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示し、万年筆のキャップを筆記本体に装着した状態を示す図である。
【図2】首部に連結部材を装着する行程を示す、図である。
【図3】首部に連結部材を装着したものを、キャップに挿着する行程を示す、図である。
【図4】キャップに首部を挿着し、その状態で連結部材の後部に胴部を固着する行程を示す、図である。
【図5】キャップを軸部の後端部に挿着した状態を示す、図である。
【符号の説名】
1 万年筆
2 キャップ
2a 頭部端面
6胴部
6a 後端面
10 連結部材
13 首部
16 固着部
17 筆記本体

Claims (1)

  1. 連結部材により一方に筆記先端部を設けた首部を配設し、他方に胴部を固着した筆記本体に、首部を被覆するキャップを首部又は連結部材にねじ嵌合することにより着脱自在に装着してなる筆記具において、筆記先端部を設けた首部に連結部材を装着し、該首部をキャップ内に挿入してキャップを首部又は連結部材にねじ嵌合し、その状態で胴部の周方向の所望する位置がキャップの周方向の特定した位置に揃うように胴部を連結部材の他方に固着して筆記本体を組立て、キャップを首部又は連結部材にねじ嵌合して筆記本体に装着した際に、胴部の周方向の所望する位置がキャップの周方向の特定した位置に常に揃うことを特徴とする筆記具。
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