JPH0742780A - 自動車用ボディマウント - Google Patents

自動車用ボディマウント

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JPH0742780A
JPH0742780A JP5186395A JP18639593A JPH0742780A JP H0742780 A JPH0742780 A JP H0742780A JP 5186395 A JP5186395 A JP 5186395A JP 18639593 A JP18639593 A JP 18639593A JP H0742780 A JPH0742780 A JP H0742780A
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outer cylinder
welding
mounting bracket
cylinder part
arch
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Yoshiaki Morishima
義明 森島
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Maruyasu Industries Co Ltd
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Maruyasu Industries Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 金属製外筒部に溶接歪みがほとんど発生せ
ず、防振ゴム部の圧入時に割れが発生するおそれがな
く、しかも、生産性も良好な自動車用ボディマウントを
提供すること。 【構成】 自動車フレームFと車体Bとの結合及び振動
遮断のために使用されるボディマウント。金属製内筒部
1と一体化された防振ゴム部3が金属製外筒部5Aに圧
入されて一体化され、該外筒部5Aには円弧状当て部7
Aを介して溶接により取付けブラケット9Aが一体化さ
れ、該取付けブラケット9Aは一端部に取付けフランジ
部11Aを有する。取付けブラケット9Aが、円弧状当
て部7Aを形成するアーチ部13と取付けフランジ部1
1Aとを具備するように一枚のブランク15から形成さ
れる。外筒部5Aが第一・第二半割5a、5bに分割さ
れて、アーチ部13の内周面に第一半割5aがスポット
抵抗溶接により接合され、第一半割5aに第二半割5b
が分割面で突き合わせ抵抗溶接により接合されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車フレームと車体
との結合及び振動遮断のために使用されるボディマウン
トに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のボディマウントとして、図1に
示す構成のものがある。
【0003】金属製内筒部1と一体化された防振ゴム部
3が金属製外筒部5に圧入されて一体化され、該外筒部
5には該外筒部5の周面に沿う円弧状当て部7を介し
て、溶接によりを介して取付けブラケット9が一体化さ
れ、該取付けブラケット9は一端部に取付けフランジ部
11を有する構成である。なお、図例中12は取付け用
長孔である。
【0004】そして、当該構成のボディマウントは、外
筒部5の横置き左右に取付けブラケット9、9を2個用
意し、一個づつ溶接して外筒部5に一体化していた。こ
のとき、溶接強度を増大させるために、端面軸方向L及
び端面周方向Sの双方に連続隅肉溶接する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この連続隅肉
溶接は、通常、母材に対する熱影響の大きいアーク溶接
で行うため、外筒部5に大きな溶接歪みを発生させるお
それがあり、内筒が一体化された防振ゴム部3を圧入時
に、外筒部5が無理な力が作用して割れるおそれがあっ
た。また、溶接も作業性が良好でないアーク溶接等を使
用する必要があり、ボディマウントの生産性が必ずしも
良好とは言えなかった。
【0006】本発明は、上記にかんがみて、金属製外筒
部に溶接歪みがほとんど発生せず、防振ゴム部の圧入時
に割れが発生するおそれがなく、しかも、生産性も良好
な自動車用ボディマウントを提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の自動車用ボディ
マウントは、上記課題を下記構成により解決するもので
ある。
【0008】自動車フレームと車体との結合及び振動遮
断のために使用されるボディマウントであって、金属製
内筒部と一体化された防振ゴム部が金属製外筒部に圧入
されて一体化され、該外筒部には該外筒部の周面に沿う
円弧状当て部を介して溶接により取付けブラケットが一
体化され、該取付けブラケットは一端部に取付けフラン
ジ部を有する構成の自動車用ボディマウントにおいて、
取付けブラケットが、前記円弧状当て部を形成するアー
チ部と、該アーチ部の両端に屈曲して形成される取付け
フランジ部とを具備するように一枚のブランから形成さ
れ、外筒部が第一・第二半割に分割されて、アーチ部の
内周面に第一半割がスポット抵抗溶接により接合され、
該第一半割に第二半割が分割面で突き合わせ抵抗溶接に
より接合されていることを特徴とする。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。従来例と同一部分については、同一図符号を付
して、それらの説明の全部または一部を省略する。ま
た、従来例と対応する部位については、対応数字に英大
文字を付してある。
【0010】(1) 本実施例の自動車用ボディマウント
は、基本的には、従来構成と同様に、自動車フレームF
と車体(車体ブラケット)Bとの結合及び振動遮断のた
めに使用されるボディマウントであって、金属製内筒部
5と一体化された防振ゴム部3が金属製外筒部5Aに圧
入されて一体化され、該金属製外筒部5Aには該外筒部
5Aの周面に沿う円弧状当て部7Aを介して溶接により
取付けブラケット9Aが一体化され、該取付けブラケッ
ト9Aは一端部に取付けフランジ部11Aを有する構成
である(図5参照)。ここで、内筒部1、外筒部5Aを
構成する金属材料は、通常、鋼材、アルミニウム材等を
使用する。また、防振ゴム部3は、通常、防振性能が良
好な天然ゴムで、内筒部をインサートとして、一体加硫
成形して製造する。
【0011】(2) 上記構成において、本実施例では、取
付けブラケット9Aが、円弧状当て部7Aを形成するア
ーチ部13と該アーチ部13の両端に屈曲して形成され
る取付けフランジ部11Aとを具備するように一枚のブ
ランク15から形成される。さらに、金属製外筒部5A
が、外筒部が第一・第二半割5a、5bに分割されて、
アーチ部13の内周面に第一半割5aがスパッタ抵抗溶
接により接合され、該第一半割5aに第二半割5bが分
割面で突き合わせ抵抗溶接により接合されている。
【0012】さらに、本実施例では、外筒部5Aと取付
けブラケット9Aとの間に接合強度を得るために、上記
第一半割5aと第二半割5bとの接合部位のアーチ部1
3に溶接用孔17を明け、第一・第二半割5a、5bが
取付けブラケット5Aのアーチ部13に溶接用孔17を
介して隅肉溶接されている。ここで、隅肉溶接は、通
常、アーク溶接により行うが、スポット的なので熱影響
による溶接歪みはほとんど発生しない。
【0013】具体的には、上記構成の外筒部が一体化さ
れた取付けブラケットは、下記の様にして製造する。
【0014】取付けブラケット用ブランク15の内側
形成面に金属製外筒部5Aの第一半割用ブランク19を
スポット抵抗溶接により一体化する(図2)。このと
き、取付け用長孔12及び溶接用窓17も打ち抜きによ
り形成しておく。
【0015】上記素材を、取付けフランジ部11Aを
プレスにより曲げ加工して、アーチ部13と取付けフラ
ンジ部11Aを形成する(図3)。このとき、第一半割
用ブランク19も同時に曲げ加工されて第一半割5aと
なる。
【0016】ブランクからプレスにより半円状に曲げ
加工した外筒部5の第二半割5bを、取付けブラケット
9Aの内周面に接合されている第一半割5aと突き合わ
せ抵抗溶接により一体化する(図4)。さらに、金属製
外筒部5Aの第一・第二半割5a、5bを、取付けブラ
ケット9Aのアーチ部13に溶接用孔を介して隅肉溶接
する。
【0017】こうして製造した取付けブラケット9A
が一体化された外筒部5Aに、内筒部3が一体化(通常
加硫接着)された防振ゴム部3を圧入する。このとき、
外筒部5Aは取付けブラケット9Aとスポット抵抗溶接
を主体として接合されているとともに、外筒部5Aは、
半割相互を突き合わせ抵抗溶接により接合されており、
いずれも溶接歪み(熱影響による)が発生し難い抵抗溶
接である。このため、取付けブラケット9Aが一体化さ
れる外筒部5Aに溶接歪みがほとんど発生せず、外筒部
5Aが設計値からの大きくずれることないため、防振ゴ
ム部3の圧入作業を円滑に行うことができ、外筒部5A
が割れるようなおそれがない。外筒部5Aと取付けブラ
ケット9Aとの溶接、及び、外筒部5Aの半割5a、5
b相互の溶接のいずれも、上記の如く生産性の良好な抵
抗溶接が主体であり、全体として、ボディマウントの生
産性向上に寄与するものである。
【0018】(3) 上記構成の自動車用ボディマウント
は、図5に示す如く、内筒部1にボルト21を挿通して
車体(車体ブラケット)Bにねじ結合するとともに、取
付け用ブラケット9Aの取付けフランジ部11Aを介し
てフレームFに、ボルト23等でねじ結合する。こうし
て、自動車フレームFと車体Bとを、多数個の自動車用
ボディマウントを介して結合することになる。
【0019】
【発明の作用・効果】本発明に係る自動車用ボディマウ
ントは、上記構成により、下記のような作用効果を奏す
るものである。
【0020】取付けブラケットが一体化された外筒部
に、内筒部が一体化された防振ゴム部を圧入する際、外
筒部は取付けブラケットとスポット抵抗溶接を主体とし
て接合されているとともに、外筒部は、半割相互を突き
合わせ抵抗溶接により接合されており、いずれも溶接歪
み(熱影響による)が発生し難い抵抗溶接である。この
ため、取付けブラケットが一体化される外筒部に溶接歪
みがほとんど発生せず、外筒部形状が設計値からの大き
くずれることないため、防止ゴム部の圧入作業を円滑に
行うことができ、外筒部が割れるようなおそれがない。
外筒部と取付けブラケットとの溶接、及び、外筒部の半
割相互の溶接のいずれも、生産性の良好な抵抗溶接が主
体である。さらに、半割相互の突き合わせは、取付けブ
ラケットを介しして行うため、特別な治具等がなくて
も、作業性良好にできる。
【0021】従って、本発明の自動車用ボディマウント
は、金属製外筒部に溶接歪みがほとんど発生せず、防振
ゴム部の圧入時に割れが発生するおそれがなく、しか
も、生産性も良好である。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動車用ボディマウントの従来例を示す斜視図
【図2】取付けブラケット用ブランクの内側形成面に金
属製外筒部の第一半割用ブランクをスポット抵抗溶接に
より一体化した状態を示す斜視図
【図3】図3の取付けブラケットをアーチ状にプレス加
工した状態を示す斜視図
【図4】図3の取付け用ブラケットに外筒部の第二半割
を一体化させた状態を示す斜視図
【図5】本実施例の自動車用ボディマウントの使用態様
断面図
【符号の説明】
1 金属製内筒部 3 防振ゴム部 5、5A 金属製外筒部 5a 第一半割 5b 第二半割 7、7A 円弧状当て部 9、9A 取付けブラケット 11、11A 取付けフランジ部 13 アーチ部 15 取付けブラケット用ブランク 17 溶接用孔 19 第一半割用ブランク B 車体(車体ブラケット) F 自動車フレーム

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車フレームと車体との結合及び振動
    遮断のために使用されるボディマウントであって、金属
    製内筒部と一体化された防振ゴム部が金属製外筒部に圧
    入されて一体化され、該外筒部には該外筒部の周面に沿
    う円弧状当て部を介して溶接により取付けブラケットが
    一体化され、該取付けブラケットは一端部に取付けフラ
    ンジ部を有する構成の自動車用ボディマウントにおい
    て、 前記取付けブラケットが、前記円弧状当て部を形成する
    アーチ部と、該アーチ部の両端に屈曲して形成される前
    記取付けフランジ部とを具備するように一枚のブランク
    から形成され、 前記外筒部が第一・第二半割に分割されて、前記アーチ
    部の内周面に第一半割がスポット抵抗溶接により接合さ
    れ、該第一半割に第二半割が分割面で突き合わせ抵抗溶
    接により接合されていることを特徴とする自動車用ボデ
    ィマウント。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記外筒部の第一半
    割と第二半割との接合部位のアーチ部に溶接用孔を明
    け、前記外筒部の第一・第二半割が前記アーチ部に前記
    溶接用孔を介して隅肉溶接されていることを特徴とする
    自動車用ボディマウント。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1019073A (ja) * 1996-07-03 1998-01-20 Yamashita Gomme Kk 防振ゴム装置及びその製法
JP2014163463A (ja) * 2013-02-26 2014-09-08 Tokai Rubber Ind Ltd 防振装置
JP2018134955A (ja) * 2017-02-21 2018-08-30 トヨタ自動車株式会社 車両用接合構造及び接合方法

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