JPH0742772A - ブレーキ装置 - Google Patents

ブレーキ装置

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Publication number
JPH0742772A
JPH0742772A JP20991293A JP20991293A JPH0742772A JP H0742772 A JPH0742772 A JP H0742772A JP 20991293 A JP20991293 A JP 20991293A JP 20991293 A JP20991293 A JP 20991293A JP H0742772 A JPH0742772 A JP H0742772A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
brake
disk
disc
inner driver
armature
Prior art date
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Pending
Application number
JP20991293A
Other languages
English (en)
Inventor
Masato Yamamura
正人 山村
Katsushi Hirose
勝志 広瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fanuc Corp
Original Assignee
Fanuc Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Fanuc Corp filed Critical Fanuc Corp
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Publication of JPH0742772A publication Critical patent/JPH0742772A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ディスクブレーキにおいて、回転するディス
クが振動することによる異常音を防止する。振動による
ディスクの損傷を防止する。 【構成】 回転軸17に固定されたインナドライバ21
の外面に軸方向溝22を介してブレーキディスク18が
軸方向で移動可能に装着されたディスクブレーキ4に関
する。ブレーキディスク18の面上に関する重心位置G
がディスク周縁の切欠きなどによって回転中心Oから偏
位される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ブレーキディスク
(以下、単にディスクという)が回転軸と共に回転する
ディスクブレーキに関する。
【0002】
【従来の技術】ディスクブレーキは工作機械や成形機な
ど産業機器において多用されている。
【0003】例えば、射出成形機における竪型型締め装
置1(図3)では、フレーム2に対し、上下移動可能に
装着された可動体3を上方位置で停止させる場合にブレ
ーキ装置4が使用されている。
【0004】すなわち、竪型型締め装置1では、可動体
3は上方の可動プラテン5と下方のダイハイトプラテン
6が4本のタイバー7で結合されて構成され、フレーム
2に一体に固定されている固定プラテン8に前記のタイ
バー7が垂直に貫通して装着されている。そして、下方
のダイハイトプラテン6と固定プラテン8はトグル機構
9で結合され、トグル機構9は、左右で対照に配置され
たトグルリンク10とこれを駆動するクロスヘッド11
で構成されている。クロスヘッド11は型締め用モータ
12で駆動回転されるボールねじ13の回転で上下に移
動される。固定プラテン7と可動プラテン4との空間は
金型14が取り付けられる型締め空間15とされる。
【0005】ブレーキ装置4はディスクブレーキ(以
下、ディスクブレーキ4という)でフレーム2と可動体
3のボールねじ13の間に設けられ、成形品の取出し時
とか金型交換の際に可動体3を上方に移動した位置に維
持する(図3の破線位置)。この場合、ボールねじ13
がディスクブレーキ4によって制動を受ける被制動側部
材、フレーム2は制動側部材である。符号16はチェー
ンで型締め用モータ12の動力をボールねじ13に伝達
する。
【0006】ディスクブレーキ4は一般に回転軸17
(図4)と共に回転するディスク18を機枠側に固定の
(制動側の)サイドプレート19にアーマチュア20で
押し付けることで制動力を得る構成を基本としており、
アーマチュア20の駆動には油圧や空気圧あるいは電磁
力が利用される。そして、ディスク18は通常、被制動
側である回転軸17に固定されたインナドライバ21
に、インナドライバ21の外周面に形成されたスプライ
ン22などの軸方向溝に嵌合されて取り付けられて、回
転軸17と共に常時回転されていると共に回転軸17の
軸方向に移動できるようにされている。
【0007】このようなディスク18は、軸方向の移動
をスムーズにするのと潤滑のためにインナドライバ21
と若干のアローワンスを設定して装着されており、イン
ナドライバ21に対し、わずかであるが回転方向に遊び
があり、また、回転軸17に対しディスク18の面が傾
斜する方向にも若干の遊びがある。このため、ディスク
18がある回転数の領域に達するとそのディスク18に
固有の振動条件と重なって細かく振動し、異常音を発し
たり、インナドライブ21との嵌合部に損傷を生じたり
することがある。
【0008】これを先の竪型型締め装置1に付いて見る
と、成形品の取出しが終了して次の射出成形作動に移行
する場合や金型14の交換が終了して射出成形を再開す
る場合には、ディスクブレーキ4による制動が解除され
て、型締め用モーター12が型締め時とは逆方向に駆動
される。これにより、可動体3は下降して金型14の型
締めが行われるが、この際、制動を解除されたディスク
ブレーキ4のディスク18ボールねじ13の回転と共に
回転され、所定の回転数に達したところで振動し、異常
音を発する。所定の回転数は、ディスク18の規模、質
量、アローワンスの大きさによるが概して回転軸17を
駆動するモーター最高回転数(例えば2000r.p.
m)の約10%前後である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、ディスク
の振動を防止したディスクブレーキの提供を課題とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】回転軸に固定されたイン
ナドライバの外面に軸方向溝を介してブレーキディスク
が軸方向で移動可能に装着されているディスクブレーキ
に関する。ブレーキディスクの面上の重心位置を回転中
心から偏位させる。
【0011】
【作用】ブレーキディスクの面上において、重心位置が
回転中心から偏位された構成は、フレーキディスクに面
上で一方向に向かう遠心力を作用させる。
【0012】
【実施例】図1は、電磁式のデスクブレーキ4であっ
て、電源が遮断されると制動力を発揮する負作動型であ
る。円板形のサイドプレート19とフレームケース23
が3本のスペーサねじ24で間隔をとって固定されてお
り、サイドプレート19とフレームケース23の間にデ
ィスク18とアーマチュア20が配置されている。ディ
スク18は回転軸17に固定されるインナドライバ21
に、インナドライバ21の外周面に形成されたスプライ
ン22に嵌合して装着されている。ディスク18はイン
ナドライバ21の軸方向に移動が可能である。
【0013】アーマチュア20はディスク18とフレー
ムケース23の間に配置され、スペーサねじ24をガイ
ドとして回転軸17の軸方向に移動が可能とされてい
る。フレームケース23には、内面側に環状の収納溝2
5が形成されており、この溝25に電磁力発生用のコイ
ル26とスプリング27が装着されている。サイドプレ
ート19の裏面とアーマチュア20の表面には環状のブ
レーキパッド28、29が添着されている。
【0014】アーマチュア20は、スプリング27によ
って裏面側から押圧され、ブレーキパッド29を介して
ディスク18を常時サイドプレート19のブレーキパッ
ド28に圧接しており、コイル26に電力が供給されな
い限り制動状態にある(負作動型)。コイル26に電力
が供給されるとアーマチュア20はフレームケース23
側に引かれ、ディスク18の拘束を解除する。
【0015】この構成において、ディスク18は図2の
ように周縁の一部が切欠かれており、面上に関する重心
位置Gが回転の中心位置Oから偏位されている。したが
って、ディスク18が回転されると、ディスク18には
常に回転中心Oから重心Gを結ぶ方向に遠心力が作用
し、この力によってディスク18に固有の振動条件が変
化し、通常の使用状態では振動の発生が抑えられる。
【0016】以上は実施例であって、本発明は図示した
具体的な構成に限定されない。ディスク18の面上に関
する重心の位置を偏位させるには、ディスク18の周縁
を切欠く他に、周縁の一部に重量を付加しても達成する
ことができる。負作動の電磁ブレーキに付いて説明した
が、通常のものでも同様であり、ディスクブレーキ一般
に適用することができる。ディスクとインナドライバの
嵌合は、スプラインばかりでなく、回転軸17の軸方向
に沿った軸方向溝を介した嵌合であれば良い。
【0017】
【発明の効果】ディスクブレーキにおいて、デイスクの
回転時に振動による異常音が発生しない。デイスクの振
動によるインナドライバとの嵌合部の損傷が防止され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】一部を切欠いて示す斜視図。
【図2】(イ)は正面図、(ロ)は斜視図。
【図3】従来例の(イ)は正面図、(ロ)は斜視図。
【図4】使用例を示す正面図。
【符号の説明】
1 竪型型締め装置 4 ブレーキ装置 17 回転軸 18 ブレーキディスク 19 サイドプレート 20 アーマチュア 21 インナドライバ 22 スプライン 23 フレームケース 24 スペーサねじ 25 収納溝 26 コイル 27 スプリング
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年1月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】一部を切欠いて示す斜視図。
【図2】(イ)は正面図、(ロ)は斜視図。
【図3】使用例を示す正面図。
【図4】従来例の(イ)は正面図、(ロ)は斜視図。
【符号の説明】 1 竪型型締め装置 4 ブレーキ装置 17 回転軸 18 ブレーキディスク 19 サイドプレート 20 アーマチュア 21 インナドライバ 22 スプライン 23 フレームケース 24 スペーサねじ 25 収納溝 26 コイル 27 スプリング

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被制動側である回転軸と共に回転するブ
    レーキディスクが制動側のサイドプレートとアーマチュ
    アにはさまれて配置され、アーマチュアによってブレー
    キディスクがサイドプレートに押付けられることによっ
    て制動力が発揮されるディスクブレーキであって、回転
    軸に固定されたインナドライバの外面に軸方向溝を介し
    てブレーキディスクが軸方向で移動可能に装着されてお
    り、ブレーキディスクの面上に関する重心位置が回転中
    心から偏位されていることを特徴としたブレーキ装置。
JP20991293A 1993-08-02 1993-08-02 ブレーキ装置 Pending JPH0742772A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20991293A JPH0742772A (ja) 1993-08-02 1993-08-02 ブレーキ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20991293A JPH0742772A (ja) 1993-08-02 1993-08-02 ブレーキ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0742772A true JPH0742772A (ja) 1995-02-10

Family

ID=16580716

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20991293A Pending JPH0742772A (ja) 1993-08-02 1993-08-02 ブレーキ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0742772A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008215613A (ja) * 2007-03-02 2008-09-18 Textron Inc ガソリンまたは電気で駆動する車両のための電動補助フロントブレーキ(assistivefrontelectricbrake)

Cited By (1)

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