JPH074273Y2 - 建築塗材用自動ガン - Google Patents
建築塗材用自動ガンInfo
- Publication number
- JPH074273Y2 JPH074273Y2 JP2627688U JP2627688U JPH074273Y2 JP H074273 Y2 JPH074273 Y2 JP H074273Y2 JP 2627688 U JP2627688 U JP 2627688U JP 2627688 U JP2627688 U JP 2627688U JP H074273 Y2 JPH074273 Y2 JP H074273Y2
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- Japan
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- air
- automatic gun
- passage
- gun
- tip
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、建築塗材を始めとする比較的粘度の高い塗料
の吹付けに用いる自動ガンに関する。
の吹付けに用いる自動ガンに関する。
従来、建築塗材を始めとする比較的粘度の高い塗料の吹
付けに用いる自動ガンは、材料吐出口と同心上の後方に
配置されたエアー芯から噴出するエアーにより材料を吹
き出させるエアー方式が一般的である。この方式の自動
ガンを用いる場合には、エアー芯先端に材料が付着した
り、先端より塗材がエアー回路に浸入するのを防止する
ため、通常は自動ガンの停止時においてもエアー芯より
常にエアーを噴出させている。
付けに用いる自動ガンは、材料吐出口と同心上の後方に
配置されたエアー芯から噴出するエアーにより材料を吹
き出させるエアー方式が一般的である。この方式の自動
ガンを用いる場合には、エアー芯先端に材料が付着した
り、先端より塗材がエアー回路に浸入するのを防止する
ため、通常は自動ガンの停止時においてもエアー芯より
常にエアーを噴出させている。
しかしながら、上記従来の方式においては、エアー芯先
端への材料付着を防止できる一方で、エアー芯先端から
材料の吹きだす口金先端に至る材料通路壁面(管内表
面)にこびり付く材料が乾燥してしまい、その結果、自
動ガンのオンオフを繰り返すたびに出口付近の材料固着
が進み、やがて所定の噴出パターンが得られないとか或
いは閉塞して材料が出ないというトラブルにつながると
いう問題を生じていた。
端への材料付着を防止できる一方で、エアー芯先端から
材料の吹きだす口金先端に至る材料通路壁面(管内表
面)にこびり付く材料が乾燥してしまい、その結果、自
動ガンのオンオフを繰り返すたびに出口付近の材料固着
が進み、やがて所定の噴出パターンが得られないとか或
いは閉塞して材料が出ないというトラブルにつながると
いう問題を生じていた。
本考案は上記問題を解決するものであって、ガンの口金
先端部への材料の固着を防止することができる建築塗材
用自動ガンを提供することを目的とする。
先端部への材料の固着を防止することができる建築塗材
用自動ガンを提供することを目的とする。
そのために本考案の建築塗材用自動ガンは、口金から吹
付け材料を流出させる材料通路と、該材料通路を閉塞す
るために作動空気により摺動するエアー芯と、前記口金
にエアー芯から吹付け空気を噴出させる空気通路とを有
する自動ガンにおいて、前記吹付け空気を供給する回路
に、湿潤器を備えたバイパス回路を設けたことを特徴と
するものである。
付け材料を流出させる材料通路と、該材料通路を閉塞す
るために作動空気により摺動するエアー芯と、前記口金
にエアー芯から吹付け空気を噴出させる空気通路とを有
する自動ガンにおいて、前記吹付け空気を供給する回路
に、湿潤器を備えたバイパス回路を設けたことを特徴と
するものである。
本考案においては例えば第2図に示すように、材料の吹
付け時には、電磁弁26および33が回路を接続しており、
乾燥した吹付け空気および作動空気が自動ガンに供給さ
れ、塗材を噴出する。自動ガンを停止すると電磁弁26お
よび33が切換えられ回路を遮断すると同時に、電磁弁29
がオンしてバイパスライン23の回路を接続するため、吹
付け空気が湿潤器30において湿潤され、第1図のエアー
芯3先端にはこの湿潤エアーが供給される結果、エアー
芯3先端部、ソケット2および口金1先端部にかけて付
着する材料の固着を防止することができる。
付け時には、電磁弁26および33が回路を接続しており、
乾燥した吹付け空気および作動空気が自動ガンに供給さ
れ、塗材を噴出する。自動ガンを停止すると電磁弁26お
よび33が切換えられ回路を遮断すると同時に、電磁弁29
がオンしてバイパスライン23の回路を接続するため、吹
付け空気が湿潤器30において湿潤され、第1図のエアー
芯3先端にはこの湿潤エアーが供給される結果、エアー
芯3先端部、ソケット2および口金1先端部にかけて付
着する材料の固着を防止することができる。
以下、本考案の実施例を図面を参照しつつ説明する。
第1図は本考案が適用される建築塗材用自動ガンを示す
断面図である。
断面図である。
自動ガンは、ガンブロック8の先端には、中央に穴のあ
いた口金1とソケット2が取付けられており、ホースジ
ョイント9から口金1に至る通路が吹付け材料通路
(イ)となる。材料の中間出口であるソケット2の穴と
同心上にセットされたエアー芯3は、パッキン部4を通
りガンブロック8の後部のシリンダ室12に至る。シリン
ダ室12においては、エアー芯3にピストン5が連結され
ているため、エアーホースジョイント10より流入する作
動空気或いはピストン5と後方キャップ7の間に配置さ
れたスプリング6により、エアー芯3は図中の左右方向
に摺動する構造になっている。
いた口金1とソケット2が取付けられており、ホースジ
ョイント9から口金1に至る通路が吹付け材料通路
(イ)となる。材料の中間出口であるソケット2の穴と
同心上にセットされたエアー芯3は、パッキン部4を通
りガンブロック8の後部のシリンダ室12に至る。シリン
ダ室12においては、エアー芯3にピストン5が連結され
ているため、エアーホースジョイント10より流入する作
動空気或いはピストン5と後方キャップ7の間に配置さ
れたスプリング6により、エアー芯3は図中の左右方向
に摺動する構造になっている。
通常は、スプリング6によりエアー芯3が左方向に移動
し、エアー芯3がソケット2に押し付けられシールされ
るため、材料の流れが止められるが、作動空気がエアー
ホースジョイント10より流入すると、エアー芯3はスプ
リング6の付勢力に抗しながら図で右方向に移動するた
め、エアー芯3とソケット2の間に隙間が生じ、ここか
ら吹付け材料が口金1を経て流出される。このとき同時
に吹付け空気がホースジョイント11を経て空気通路
(ロ)を通りエアー芯3の先端より噴出するため、流出
する材料が連続的に吹き飛ばされることになる。
し、エアー芯3がソケット2に押し付けられシールされ
るため、材料の流れが止められるが、作動空気がエアー
ホースジョイント10より流入すると、エアー芯3はスプ
リング6の付勢力に抗しながら図で右方向に移動するた
め、エアー芯3とソケット2の間に隙間が生じ、ここか
ら吹付け材料が口金1を経て流出される。このとき同時
に吹付け空気がホースジョイント11を経て空気通路
(ロ)を通りエアー芯3の先端より噴出するため、流出
する材料が連続的に吹き飛ばされることになる。
第2図は、本考案の建築塗材用自動ガンの1実施例であ
り、上記吹付け空気および作動空気のエアー回路を示し
ている。
り、上記吹付け空気および作動空気のエアー回路を示し
ている。
1次空気は、吹付け空気ライン21と作動空気ライン22に
分岐され、さらに吹付け空気ライン21は、バイパスライ
ン23を設けている。吹付け空気ライン21には、吹付け圧
力を所定値に調整するための減圧弁25および電磁弁26を
接続し、バイパスライン23には減圧弁27、電磁弁29、水
分ミストをエアーに供給するための湿潤器30およびチェ
ック弁31を設け、自動ガン20に接続している。また、作
動空気ライン22には、減圧弁33および電磁弁33を接続し
ている。
分岐され、さらに吹付け空気ライン21は、バイパスライ
ン23を設けている。吹付け空気ライン21には、吹付け圧
力を所定値に調整するための減圧弁25および電磁弁26を
接続し、バイパスライン23には減圧弁27、電磁弁29、水
分ミストをエアーに供給するための湿潤器30およびチェ
ック弁31を設け、自動ガン20に接続している。また、作
動空気ライン22には、減圧弁33および電磁弁33を接続し
ている。
次にその作用について説明すると、通常の吹付け時に
は、電磁弁26および32が回路を接続しており、それぞれ
吹付け空気および作動空気が第1図で説明した自動ガン
に供給され、塗材を噴出する。自動ガンの運転を停止す
ると電磁弁26および33が切換えられ回路を遮断すると同
時に、電磁弁29がオンしてバイパスライン23の回路を接
続するため、吹付け空気が湿潤器30において湿潤され、
第1図のエアー芯3先端にはこの湿潤エアーが供給され
る結果、エアー芯3先端部、ソケット2および口金1先
端部にかけて付着する材料の固着を防止することができ
る。
は、電磁弁26および32が回路を接続しており、それぞれ
吹付け空気および作動空気が第1図で説明した自動ガン
に供給され、塗材を噴出する。自動ガンの運転を停止す
ると電磁弁26および33が切換えられ回路を遮断すると同
時に、電磁弁29がオンしてバイパスライン23の回路を接
続するため、吹付け空気が湿潤器30において湿潤され、
第1図のエアー芯3先端にはこの湿潤エアーが供給され
る結果、エアー芯3先端部、ソケット2および口金1先
端部にかけて付着する材料の固着を防止することができ
る。
以上のように本発明によれば、エアー芯先端への材料固
着が解消されると共に、口金部内壁に残留する材料を材
料停止後、常に湿潤エアーで洗い流すため、材料通路の
閉塞防止ができる。また、吹付け時には乾燥エアーに切
換えるため、材料の濃度、性状をかえることがない。そ
して、安価で信頼性の高い自動吹付けシステムを提供す
ることができるものである。
着が解消されると共に、口金部内壁に残留する材料を材
料停止後、常に湿潤エアーで洗い流すため、材料通路の
閉塞防止ができる。また、吹付け時には乾燥エアーに切
換えるため、材料の濃度、性状をかえることがない。そ
して、安価で信頼性の高い自動吹付けシステムを提供す
ることができるものである。
第1図は本考案が適用される自動ガンの断面図、第2図
は本考案の1実施例を示すエアー供給回路を示す図であ
る。 1……口金、3……エアー芯、21……吹付け空気ライ
ン、22……作動空気ライン、23……バイパスライン、30
……湿潤器。 (イ)……材料通路、(ロ)……空気通路
は本考案の1実施例を示すエアー供給回路を示す図であ
る。 1……口金、3……エアー芯、21……吹付け空気ライ
ン、22……作動空気ライン、23……バイパスライン、30
……湿潤器。 (イ)……材料通路、(ロ)……空気通路
Claims (1)
- 【請求項1】口金から吹付け材料を流出させる材料通路
と、該材料通路を閉塞するために作動空気により摺動す
るエアー芯と、前記口金にエアー芯から吹付け空気を噴
出させる空気通路とを有する自動ガンにおいて、前記吹
付け空気を供給する回路に、湿潤器を備えたバイパス回
路を設けたことを特徴とする建築塗材用自動ガン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2627688U JPH074273Y2 (ja) | 1988-02-29 | 1988-02-29 | 建築塗材用自動ガン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2627688U JPH074273Y2 (ja) | 1988-02-29 | 1988-02-29 | 建築塗材用自動ガン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01132259U JPH01132259U (ja) | 1989-09-07 |
JPH074273Y2 true JPH074273Y2 (ja) | 1995-02-01 |
Family
ID=31247758
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2627688U Expired - Lifetime JPH074273Y2 (ja) | 1988-02-29 | 1988-02-29 | 建築塗材用自動ガン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH074273Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-02-29 JP JP2627688U patent/JPH074273Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01132259U (ja) | 1989-09-07 |
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