JPH0742657Y2 - 電動切断カッターにおける集塵装置 - Google Patents

電動切断カッターにおける集塵装置

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JPH0742657Y2
JPH0742657Y2 JP6871989U JP6871989U JPH0742657Y2 JP H0742657 Y2 JPH0742657 Y2 JP H0742657Y2 JP 6871989 U JP6871989 U JP 6871989U JP 6871989 U JP6871989 U JP 6871989U JP H0742657 Y2 JPH0742657 Y2 JP H0742657Y2
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dust
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blade
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敬二 石崎
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Ryobi Ltd
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  • Grinding-Machine Dressing And Accessory Apparatuses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、鉄骨構造等の建築物の外壁材及び間仕切り材
等として使用される軽量発泡気泡コンクリート板や通常
のコンクリート板、石材等を、ダイヤモンドや砥石等の
回転刃を高速回転させて冷却水を用いることなく切断す
る時に多量に発生する粉塵を積極的に収納、集積し、作
業場所への飛散を防止する乾式電動切断カッターにおけ
る集塵装置に関する。
〔従来の技術〕 従来、木材加工を主とした携帯用丸鋸における切断屑の
飛散防止装置(実公昭57−30083号公報)や携帯用集塵
丸鋸(実開昭61−87901号公報)は知られている。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記切断屑の飛散防止装置は、モーター冷却ファンと一
体に吸引ファンを形成し、該吸引ファンを収納した収納
空間部に、丸鋸をカバーするブレードケース内に生じる
切削屑を吸引し、上記収納空間部には収塵部材(集塵
袋)に通ずる排出孔を上記吸引ファン外端縁の接線方向
に沿って開設した構成としてある。
しかし、この装置にあっては、排出孔が、収納空間部の
吸引ファン外端縁の接線方向に沿って開設されている
為、該排出孔に通ずる収塵部材はモーターケースと同じ
側に配設されることとなり、該収塵部材に切削屑が蓄積
するに伴い全体の重量のバランスがくずれ、操作性が悪
くなり、又別途吸引ファンを形成する必要がある為、コ
ストがアップする等の問題点がある。
又、上記集塵丸鋸では、刃物の回転周速で生じる空気流
だけで集塵する構成である為、木材のような低比重の切
削粉塵の場合は集塵効果を達成可能であるが、コンクリ
ートや石材のような高比重の粉塵の場合には充分な集塵
機能が得られなかったり、又集塵ケースとモーターケー
スが同じ側になる為、該集塵ケースに切削粉塵が蓄積す
るに伴い重量のバランスがくずれ、操作性が悪くなる等
の問題点がある。
本考案は、上記従来の技術の有するこのような問題点に
鑑みてなされたもので、モーター冷却用ファンにより生
じる空気流と、回転刃の回転周速で生じる空気流を、刃
物カバー内の上部室に各々導入して合流させ、この増強
された空気流により、上記上部室と連通状態にて刃物カ
バー前部にあって、モーターケースと対称に配設した集
塵箱に粉塵を収納、蓄積するよう構成したことによっ
て、集塵効率を向上できると共に重量バランスが良く操
作性に優れた電動切断カッターにおける集塵装置を提供
することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成する為に、本考案の電動切断カッターに
おける集塵装置は、駆動用モーターを内蔵したモーター
ケースと、上記モーターによりギヤ伝達機構を介して駆
動される回転刃をカバーする刃物カバーと、上記モータ
ーケースと刃物カバー間に介装されたギヤケースと、下
面より回転刃の下部が下方に突出するよう上記ギヤケー
スの下部に配設されたベースとからなる電動切断カッタ
ーにおいて、上記モーターの軸に取着されたモーター冷
却用ファンの回転によって発生する冷却空気流をギヤケ
ースの風孔より吸入ダクトを通して刃物カバー内の上部
室に導入する空気流導入路を形成し、一方、上記刃物カ
バー内の前部には、回転刃による切断時に発生する粉塵
と、回転刃の回転による空気流を分散させることなく上
記上部室に導入し上記冷却室気流と合流可能とした粉
塵、空気流導入路を隔壁にて刃物カバー内と区画形成
し、上記刃物カバーの前部には、内部を透視可能に、か
つ下部に排出口を開閉自在に設けて形成した集塵箱を、
上記上部室と連通状態にて脱着自在に、かつモーターケ
ースと対称に取付けてなることを特徴とするものであ
る。
〔作用〕
スイッチをONし、駆動用モーターに通電され、モーター
軸が回転されると、これに取着の冷却ファンが回転する
ことにより、モーターケースの風孔から外気が吸引さ
れ、モーターケースを通してギヤケースの風孔から空気
流は外部に排出され、これが連続的に行われることでモ
ーターは冷却される。
上記モーター軸の回転によりギヤ伝達機構を介して回転
刃が回転する。
空気流導入路が連通されているギヤケースの何つかの風
孔から排出される空気流は、上記空気流導入路を通り、
刃物カバー内の上部室を通過し集塵箱内に送気される。
上記集塵箱は、刃物カバー内上部室の開口部と、該開口
部と対向位置に設けたフィルターを有する排気口との間
に邪魔板が上壁から垂設させてあるので、集塵箱内に送
気された空気流は邪魔板に突き当ってその下部及び左右
両側部から当該邪魔板の裏側へ転廻し、フィルターを通
過して排気口から外部に排出する。
回転刃によって被切断材が切断されることで多量の粉塵
が発生し、回転刃に付着した粉塵は、回転刃の回転周速
により発生する空気流により接線方向には飛散されるこ
となく刃物カバー内と区画した粉塵、空気流導入路へ導
びかれ刃物カバー内の上部室を通り集塵箱内に入り、空
気流だけが上述した冷却ファンによる空気流と同様にし
て排気口から外部へ排出されるが、粉塵は集塵箱内に収
納、蓄積されることとなる。
こゝで、刃物カバー内の上部室を通る冷却ファンによる
空気の流れは非常に早い為、上記上部室内は負圧化され
るので粉塵は上部室に吸引され、上記冷却ファンによる
空気流と回転刃の回転周速による空気流との相乗作用に
よって集塵効率は向上し、発生する粉塵のほとんどを集
塵箱内に収納、蓄積させることができる。
又、集塵箱内の粉塵蓄積量は、外部から透視して確認す
ることができ、下部の排出口を開くことで粉塵を廃棄処
分することができる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例について図面を参照して説明す
る。
第1図〜第3図に示したように、駆動用モーター(図示
せず)が内蔵されているモーターケース1の前端にはギ
ヤケース2と刃物カバー3が順次ネジ着され、該刃物カ
バー3にはハンドル4が設けられていると共に、モータ
ーケース1の先端と刃物カバー3の上部前方に端部がボ
ルト5にて締着されて補助ハンドル4aが取着されてい
る。
モーター軸6と、刃物カバー3に覆われた状態にてギヤ
ケース2の前端に軸支されている回転刃7は、上記ギヤ
ケース2に内装されている図示しないギヤ伝達機構によ
って連動連結されている。
上記ギヤケース2と刃物カバー3の下部には、ローラー
8を軸支してあるベース9が取着され、該ベース9の下
面より上記回転刃7の下部は下方に突出させてある。
上記ギヤケース2は第3図に明示した如く、四箇の風孔
10、10′、10″、10が周方向へ略等間隔に開設させて
あり、該風孔10〜10のうち、一箇の風孔10′と連通し
てモーターケース1とギヤケース2にまたがった状態に
て吸入ダクト11がネジ12…にて締着させてある。
上記吸入ダクト11と排気ダクト13は円筒14にて気密に連
結させてあり、該排気ダクト13の先端は、上記刃物カバ
ー3の背壁3cの上部に開口した通風孔3dと気密に接続さ
れ、これにより、モーター軸6に取着されているモータ
ー冷却用ファン15の回転によって発生されるモーター冷
却空気流を上記刃物カバー3内の上部室16に導入する為
の空気流導入路17がギヤケース2内部と区画して形成さ
れている。
一方、上記刃物カバー3内の前部には、同カバー3の周
壁3aの内面と適当に間隔を保持した状態にて隔壁18が垂
設させてあり、該隔壁18と、刃物カバー3の周壁3a及び
前壁3b、背壁3cとで上記上部室16に粉塵及び回転刃7の
回転周速により発生する空気流を導びく為の粉塵、空気
流導入路19が形成させてある。
こゝで、上記隔壁18の中央下部にはスリット18aが縦設
させてあり、該スリット18aに回転刃7は非接触状態に
挿通されている。
刃物カバー3内の上部室16の開口部前方にはジョイント
20がネジ21…にて気密に締着させてあり、該ジョイント
20に気密性を保つ為のパッキング22を介装して、刃物カ
バー3の前部、つまり刃物カバー3に対してモーターケ
ース1と対称位置に集塵箱23が取付けられている。
上記集塵箱23は、刃物カバー3にネジ等で固設されてい
る保持具24にバンド25等によって刃物カバー3に脱着自
在に装着されている。
又、上記集塵箱23は、上記上部室16から当該集塵箱23内
への粉塵、空気流通過部となる上記ジョイント20の開口
部と対向配置として、前壁23aに排気口26が螺筒部27に
よって形成され、該排気口26には、空気のみの通過を可
能にし、粉塵の通過を阻止するフィルター28が、上記螺
筒部27に脱着自在に螺着されるフィルターケース29によ
って取付けられている。
又、上記集塵箱23内の上部には邪魔板30が頂壁3bの内面
から上記ジョイント20と、排気口26との間に前方へ傾斜
下降して垂設させてあり、上記上部室16からジョイント
20を通して集塵箱30内に供給される粉塵、空気流を邪魔
板30に突き当て、粉塵を集塵箱23の下部に落下させ、空
気のみが邪魔板30の下部及び左右両側部から転廻し、排
気口26側へ流れるようにする為に当該邪魔板30は設けて
あるる。
更に上記集塵箱23は、下部に粉塵を廃棄する為の排出口
31が開設させてあり、該排出口31には、一端を集塵箱23
にヒンジ32で枢着され、他端がフック33にて集塵箱23に
掛け外し自在に掛止されるようにした蓋34が取付けてあ
る。
又集塵箱23は、その内部に蓄積される粉塵量が外部から
透視可能に、全体又は一部が透明部材にて形成されてい
る。
尚、第1図、第2図において、35は回転刃7の側面をカ
バーするカバーで、上記刃物カバー3の前側部に回転自
在に枢設されている。
第1図、第2図において、切断時発生する粉塵の流れは
破線矢印で示し、冷却ファンによる空気流の流れは実線
矢印で示す。
而して、上記回転刃7はモーターにより第2図の矢印a
方向へ駆動回転され、図示しない被切断材を切断する
が、この時発生する多量の粉塵は、回転刃に付着した粉
塵と共に回転刃7の周速により発生する空気流と一緒に
回転刃周縁の接線方向へ飛散されようとするが、刃物カ
バー3内の前方上部には粉塵、空気流導入路19が設けら
れている為、粉塵と空気流は当該導入路19へ導かれ、刃
物カバー内上部室16、ジョイント20内を通り集塵箱23内
へ送給されることとなるので、粉塵は作業空間に飛散す
ることはなくなる。
〔考案の効果〕
本考案は、以上説明したように構成されているので、モ
ーターの冷却ファン15によって発生する空気流を導入路
17を通して刃物カバー3内の上部室16に導き、集塵箱23
内へ送気するので、流れの早い上記空気流によって上部
室16は負圧化されるので、回転刃7の周速で生ずる空気
流により刃物カバー3内の前部に画成された導入路19に
導びかれる粉塵は上部室16に吸引されることとなって、
上記両空気流の相乗効果により集塵効率は倍増されるか
ら、軽量発泡気泡コンクリート、コンクリート、石材等
の比重の大きい粉塵を切断面等に漏洩れなく集塵箱23に
収納、蓄積できて作業場所の環境改善に寄与することが
できる。
又、集塵箱23は、刃物カバー3の上部前部にあってモー
ターケース1と対称に配設されるので粉塵が収納、蓄積
された場合も重量的バランスがくずれることはないの
で、切断作業性も良く、又集塵箱23内の粉塵蓄積量は外
部から透視できるので、蓄積量が適当量となった時点
で、下部の排出口31から廃棄処分できる等の実用的効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る電動切断カッターにおける集塵装
置の実施例を一部断面して示す正面図、第2図は同実施
例の側面図、第3図は第1図におけるIII−III線断面図
である。 1……モーターケース、2……ギヤケース 3……刃物カバー、6……モーター軸 7……回転刃、9……ベース 10′……風孔、11……吸入ダクト 15……冷却用ファン、16……上部室 17……空気流導入路、18……隔壁 19……粉塵、空気流導入路、23……集塵箱 31……排出口

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動用モーターを内蔵したモーターケース
    と、上記モーターによりギヤ伝達機構を介して駆動され
    る回転刃をカバーする刃物カバーと、上記モーターケー
    スと刃物カバー間に介装されたギヤケースと、下面より
    回転刃の下部が下方に突出するよう上記ギヤケースの下
    部に配設されたベースとからなる電動切断カッターにお
    いて、上記モーターの軸に取着されたモーター冷却用フ
    ァンの回転によって発生する冷却空気流をギヤケースの
    風孔より吸入ダクトを通して刃物カバー内の上部室に導
    入する空気流導入路を形成し、一方、上記刃物カバー内
    の前部には、回転刃による切断時に発生する粉塵と、回
    転刃の回転による空気流を分散させることなく上記上部
    室に導入し、上記冷却空気流と合流可能とした粉塵、空
    気流導入路を隔壁にて刃物カバー内と区画形成し、上記
    刃物カバーの前部には、内部を透視可能に、かつ下部に
    排出口を開閉自在に設けて形成した集塵箱を、上記上部
    室と連通状態にて脱着自在に、かつモーターケースと対
    称に取付けてなることを特徴とする電動切断カッターに
    おける集塵装置。
JP6871989U 1989-06-12 1989-06-12 電動切断カッターにおける集塵装置 Expired - Lifetime JPH0742657Y2 (ja)

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JPH038507U JPH038507U (ja) 1991-01-28
JPH0742657Y2 true JPH0742657Y2 (ja) 1995-10-04

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ID=31603397

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JPS5728969U (ja) * 1980-07-25 1982-02-16
JPH06190628A (ja) * 1992-12-22 1994-07-12 Makita Corp 丸鋸機
CN114473721A (zh) * 2020-10-27 2022-05-13 苏州凡尔胜精密机械科技有限公司 纵剪刀片加工用打磨装置

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JPH038507U (ja) 1991-01-28

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