JPH0742638A - 吸気消音装置 - Google Patents
吸気消音装置Info
- Publication number
- JPH0742638A JPH0742638A JP19038593A JP19038593A JPH0742638A JP H0742638 A JPH0742638 A JP H0742638A JP 19038593 A JP19038593 A JP 19038593A JP 19038593 A JP19038593 A JP 19038593A JP H0742638 A JPH0742638 A JP H0742638A
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- JP
- Japan
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- silencer
- intake
- reducing
- cross
- suction
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- Pending
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- Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 消音器の容積を小さくする。
【構成】 吸気管21に共鳴型の消音器22を設ける。
消音器22の接続口23近傍に、排気ブレーキ作動時に
吸気通路24の断面積を減少させるための絞り手段25
を設ける。
消音器22の接続口23近傍に、排気ブレーキ作動時に
吸気通路24の断面積を減少させるための絞り手段25
を設ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンの吸気系に設
けられる吸気消音装置に関するものである。
けられる吸気消音装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3に示すように、往復運動形内燃機関
の排気系1には、排気音対策として空洞型(拡張型)等
の消音器2が通常設けられているが、この種のエンジン
では吸気系3においても吸気脈動が起こる。特に排気ブ
レーキバルブ4により排気ブレーキをかけたときに、吸
気バルブ5と排気バルブ6が同時に開いているオーバー
ラップ時に圧力の高い排気系1から吸気系3への吹き返
しによる吸気脈動音が大きくなるため、運転者が不快感
を持つことが多い。このため、エアクリーナー7と吸気
マニホールド8との間などに消音器9を設ける構成が提
案されている(例えば特開昭61−190158号公
報)。
の排気系1には、排気音対策として空洞型(拡張型)等
の消音器2が通常設けられているが、この種のエンジン
では吸気系3においても吸気脈動が起こる。特に排気ブ
レーキバルブ4により排気ブレーキをかけたときに、吸
気バルブ5と排気バルブ6が同時に開いているオーバー
ラップ時に圧力の高い排気系1から吸気系3への吹き返
しによる吸気脈動音が大きくなるため、運転者が不快感
を持つことが多い。このため、エアクリーナー7と吸気
マニホールド8との間などに消音器9を設ける構成が提
案されている(例えば特開昭61−190158号公
報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで排気量が大き
いエンジンの場合、吸気管の断面積も大きくしてあるた
め、その消音器9の容積も大きくしなければならず、レ
イアウト設計上不利であった。
いエンジンの場合、吸気管の断面積も大きくしてあるた
め、その消音器9の容積も大きくしなければならず、レ
イアウト設計上不利であった。
【0004】そこで本発明は、消音器の容積を小さくで
きる吸気消音装置を提供すべく創案されたものである。
なおこの他の関連する従来技術としては、実開昭53−
63119号公報がある。
きる吸気消音装置を提供すべく創案されたものである。
なおこの他の関連する従来技術としては、実開昭53−
63119号公報がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、吸気管に共鳴
型の消音器を設け、消音器の接続口近傍に、排気ブレー
キ作動時に吸気通路の断面積を減少させるための絞り手
段を設けたものである。
型の消音器を設け、消音器の接続口近傍に、排気ブレー
キ作動時に吸気通路の断面積を減少させるための絞り手
段を設けたものである。
【0006】
【作用】上記構成によって、絞り手段が排気ブレーキ作
動時に吸気通路を絞ることで、消音器は小さい容積で吸
気脈動音を有効に減衰させる。
動時に吸気通路を絞ることで、消音器は小さい容積で吸
気脈動音を有効に減衰させる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に従って説
明する。
明する。
【0008】先に本発明の基本的な技術内容を説明す
る。図2に示したものは、無反射端の管11に設けられ
た共鳴型の消音器12である。管11の通路断面積を
S、接続口(導管)13の長さをt、接続口13の半径
をa、消音器12の容積をVとすれば、この消音器12
の減衰量(消音量)Attは、公知のヘルムホルツ理論に
より次式であらわされる。
る。図2に示したものは、無反射端の管11に設けられ
た共鳴型の消音器12である。管11の通路断面積を
S、接続口(導管)13の長さをt、接続口13の半径
をa、消音器12の容積をVとすれば、この消音器12
の減衰量(消音量)Attは、公知のヘルムホルツ理論に
より次式であらわされる。
【0009】
【数1】
【0010】従って減衰量Attは、消音器12の容積V
が大きいほど、また管11の通路断面積Sが小さいほど
増す。言い換えると、管11の通路断面積Sを小さくで
きれば、消音器12の容積Vを縮小しても所望する減衰
量Attが得られることになる。吸気系で最も消音が必要
となるのは排気ブレーキ作動時であり、この時に限って
通路断面積Sを縮小すれば、吸気性能への悪影響を避け
ることができる。
が大きいほど、また管11の通路断面積Sが小さいほど
増す。言い換えると、管11の通路断面積Sを小さくで
きれば、消音器12の容積Vを縮小しても所望する減衰
量Attが得られることになる。吸気系で最も消音が必要
となるのは排気ブレーキ作動時であり、この時に限って
通路断面積Sを縮小すれば、吸気性能への悪影響を避け
ることができる。
【0011】図1は、上記基本技術に基づいた吸気消音
装置の一実施例を示したものであり、吸気管21に共鳴
型の消音器22が設けられ、消音器22の接続口23近
傍に吸気通路24の断面積を減少させるための絞り手段
25が設けられて構成されている。消音器22は、脈動
波を有効に減衰させるような容積V1 を有したチャンバ
26で成り、吸気管21の途中に設けられた短管27に
接続口23となる導管28を介して接続されている。短
管27は、エアクリーナー(図示せず)の下流側の位置
でフランジ29により両端が吸気管21に接続されてい
る。導管28は、チャンバ容積V1 に相応した半径a1
及び長さt1 を有しており、短管27の周壁に形成され
た開口に嵌合されている。絞り手段25は、短管27の
軸心位置で横断する回動軸30に取り付けられた円形状
のバルブ板31と、回動軸30を所定の角度だけ回転さ
せるためのバルブ駆動部32とで構成されている。回動
軸30は、導管28の開口よりも僅かに吸気上流側に位
置され、傾動したバルブ板31が消音器22に係わる絞
り流路を形成できるようになっている。バルブ駆動部3
2は、排気ブレーキ作動時に動作するものであって、例
えば排気ブレーキバルブ(図示せず)に連動するリンク
機構や、排気管(図示せず)に生ずる背圧を利用して駆
動されるエアアクチェータを設ければよい。
装置の一実施例を示したものであり、吸気管21に共鳴
型の消音器22が設けられ、消音器22の接続口23近
傍に吸気通路24の断面積を減少させるための絞り手段
25が設けられて構成されている。消音器22は、脈動
波を有効に減衰させるような容積V1 を有したチャンバ
26で成り、吸気管21の途中に設けられた短管27に
接続口23となる導管28を介して接続されている。短
管27は、エアクリーナー(図示せず)の下流側の位置
でフランジ29により両端が吸気管21に接続されてい
る。導管28は、チャンバ容積V1 に相応した半径a1
及び長さt1 を有しており、短管27の周壁に形成され
た開口に嵌合されている。絞り手段25は、短管27の
軸心位置で横断する回動軸30に取り付けられた円形状
のバルブ板31と、回動軸30を所定の角度だけ回転さ
せるためのバルブ駆動部32とで構成されている。回動
軸30は、導管28の開口よりも僅かに吸気上流側に位
置され、傾動したバルブ板31が消音器22に係わる絞
り流路を形成できるようになっている。バルブ駆動部3
2は、排気ブレーキ作動時に動作するものであって、例
えば排気ブレーキバルブ(図示せず)に連動するリンク
機構や、排気管(図示せず)に生ずる背圧を利用して駆
動されるエアアクチェータを設ければよい。
【0012】このように構成したことで、例えばバルブ
板31の傾動によって吸気通路24の断面積を1/5 に絞
るものとすれば、前記式によって、消音器22の容積
V1 は通常断面積において必要な容積の1/25にすること
が可能となる。すなわち消音器22の容積V1 を小さく
しても、排気ブレーキ作動時に生ずる脈動波を有効に減
衰させるような減衰量Attを得ることができ、吸気系の
省スペースが達成される。そして通常運転中は吸気通路
24が絞られることがないので、吸気性能への悪影響も
ない。
板31の傾動によって吸気通路24の断面積を1/5 に絞
るものとすれば、前記式によって、消音器22の容積
V1 は通常断面積において必要な容積の1/25にすること
が可能となる。すなわち消音器22の容積V1 を小さく
しても、排気ブレーキ作動時に生ずる脈動波を有効に減
衰させるような減衰量Attを得ることができ、吸気系の
省スペースが達成される。そして通常運転中は吸気通路
24が絞られることがないので、吸気性能への悪影響も
ない。
【0013】また従来の技術として、単に吸気通路をバ
ルブで絞り、吸気脈動波が上流側の吸気口へ伝播するの
を減衰させようとするものもあるが(例えば実開昭59
−135342号公報)、これを有効に機能させるには
通常断面積の1/10程度まで絞る必要があり、吸気量不足
によるポンピング損失減により排気ブレーキ力が低下し
てしまう。本発明によれば吸気通路の絞り量は少なくて
よく、排気ブレーキ力を過度に低下させてしまうことが
ない。
ルブで絞り、吸気脈動波が上流側の吸気口へ伝播するの
を減衰させようとするものもあるが(例えば実開昭59
−135342号公報)、これを有効に機能させるには
通常断面積の1/10程度まで絞る必要があり、吸気量不足
によるポンピング損失減により排気ブレーキ力が低下し
てしまう。本発明によれば吸気通路の絞り量は少なくて
よく、排気ブレーキ力を過度に低下させてしまうことが
ない。
【0014】なお絞り手段としては、本実施例のバルブ
に限らず、吸気通路を有効に縮小できるものであればど
のような構成でもかまわない。
に限らず、吸気通路を有効に縮小できるものであればど
のような構成でもかまわない。
【0015】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、次のよう
な優れた効果を発揮する。
な優れた効果を発揮する。
【0016】吸気管に共鳴型の消音器を設け、排気ブレ
ーキ作動時に吸気通路の断面積を減少させる絞り手段を
設けたので、実質的に脈動音減衰機能を向上させること
ができ、消音器の容積を小さくすることができる。
ーキ作動時に吸気通路の断面積を減少させる絞り手段を
設けたので、実質的に脈動音減衰機能を向上させること
ができ、消音器の容積を小さくすることができる。
【図1】本発明に係わる吸気消音装置の一実施例を示し
た部分破断側面図である。
た部分破断側面図である。
【図2】本発明の基本的な技術内容を説明するための側
面図である。
面図である。
【図3】従来の吸気消音装置を示した断面図である。
21 吸気管 22 消音器 23 接続口 24 吸気通路 25 絞り手段
Claims (1)
- 【請求項1】 吸気管に共鳴型の消音器を設け、該消音
器の接続口近傍に、排気ブレーキ作動時に吸気通路の断
面積を減少させるための絞り手段を設けたことを特徴と
する吸気消音装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19038593A JPH0742638A (ja) | 1993-07-30 | 1993-07-30 | 吸気消音装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19038593A JPH0742638A (ja) | 1993-07-30 | 1993-07-30 | 吸気消音装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0742638A true JPH0742638A (ja) | 1995-02-10 |
Family
ID=16257291
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19038593A Pending JPH0742638A (ja) | 1993-07-30 | 1993-07-30 | 吸気消音装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0742638A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0889228A1 (en) * | 1997-07-03 | 1999-01-07 | Nissan Motor Co., Ltd. | Intake noise reducing device for internal combustion engine |
JP2006266180A (ja) * | 2005-03-24 | 2006-10-05 | Nissan Diesel Motor Co Ltd | 車両の排気ブレーキ装置 |
-
1993
- 1993-07-30 JP JP19038593A patent/JPH0742638A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0889228A1 (en) * | 1997-07-03 | 1999-01-07 | Nissan Motor Co., Ltd. | Intake noise reducing device for internal combustion engine |
US6450141B1 (en) | 1997-07-03 | 2002-09-17 | Nissan Motor Co. | Intake noise reducing device for internal combustion engine |
JP2006266180A (ja) * | 2005-03-24 | 2006-10-05 | Nissan Diesel Motor Co Ltd | 車両の排気ブレーキ装置 |
JP4499592B2 (ja) * | 2005-03-24 | 2010-07-07 | Udトラックス株式会社 | 車両の排気ブレーキ装置 |
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