JPH0742541U - ケーブル用プーリングアイ - Google Patents

ケーブル用プーリングアイ

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Publication number
JPH0742541U
JPH0742541U JP7041993U JP7041993U JPH0742541U JP H0742541 U JPH0742541 U JP H0742541U JP 7041993 U JP7041993 U JP 7041993U JP 7041993 U JP7041993 U JP 7041993U JP H0742541 U JPH0742541 U JP H0742541U
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JP
Japan
Prior art keywords
plug
cable
pooling
bundle
eye
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Withdrawn
Application number
JP7041993U
Other languages
English (en)
Inventor
路子 鈴木
Original Assignee
昭和電線電纜株式会社
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Publication date
Application filed by 昭和電線電纜株式会社 filed Critical 昭和電線電纜株式会社
Priority to JP7041993U priority Critical patent/JPH0742541U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ケーブル端末への取付けが容易で作業時間を
短縮することができ、かつ心線束の把持が確実で抜けに
くいケーブル用プーリングアイを提供する。 【構成】 本考案のプーリングアイにおいては、通信ケ
ーブルの心線16束の軸部に、先端部外周に先端へ向っ
て縮径するテーパ状の段差18が形成されたプラグ17
が挿着されている。またこの段差付きプラグ17の頭部
に、アイボルト21が固着されており、アイボルト21
の軸部には、金属製のプーリングキャップ22がガスケ
ット23を介して挿嵌され六角ナット24により締付け
固定されている。さらに、プーリングキャップ22の外
周の複数箇所が、ワイヤー巻回等によりかしめられ、こ
のかしめ25部とプラグ17の段差18部との間に心線
16束が確実に挟持されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、通信ケーブル等の端末に取付けられたプーリングアイに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、通信ケーブルをドラムに巻回して出荷する場合、管路布設などの際 の引入れのために、ケーブル端末にプーリングアイを取付けることが行われてい る。
【0003】 このようなプーリングアイの構造を図2に示す。すなわち、従来のプーリング アイ取付け部においては、通信ケーブル1のポリエチレン絶縁心線等の心線2束 の軸部(内層心線)に、アイボルト3の一端に固設されたプラグ4が挿入されて おり、このプラグ4とその外周を覆うように配置された心線2(外層心線)束の 外側に、リング5が被嵌されている。また、アイボルト3のねじ軸部には押しナ ット6がねじ込まれ、その押圧力により心線2束がプラグ4とリング5との間に 締付け挟持されている。さらに、アイボルト3の軸部には、ガスケット7を介し て金属製のプーリングキャップ8が嵌込まれており、プーリングキャップ8は六 角ナット9により締付け固定される一方、外周面の複数箇所がかしめ10られて 、ケーブルシース11上に拘止されている。またさらに、アイボルト3の先端に アイナット12が嵌込まれ、透孔13に挿入された割りピン14により脱落が防 止されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながらこのような従来のプーリングアイにおいては、心線2束の軸部に プラグ4を挿入するために、心線2の切断部を打込み棒で打込む作業を行わなけ ればならず、作業に時間がかかっていた。また、アイボルト3に押しナット6を 螺合させる際に、プラグ4が同じ方向に回転するため、心線2束に捩じれが加わ って良好な締付けが行われないばかりでなく、ねじ込み作業に時間がかかるとい う問題があった。そしてこのような問題は、多対ケーブルよりも少対ケーブルに おいて顕著に見られていた。
【0005】 本考案はこれらの問題を解決するためになされたもので、ケーブル端末への取 付けが容易で、作業に要する時間を短縮することができるうえに、心線束に対す る把持が確実で抜けにくいケーブル用プーリングアイを提供することを目的とす る。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案のケーブル用プーリングアイは、先端部外周に先端方向に縮径するテー パ状の複数の段差が形成され、この段差部がケーブルの心線束の軸部に挿着され るプラグと、前記ケーブルの外被に被嵌され、前記プラグの段差部と協働して前 記心線束を挟持する金属製キャップと、前記プラグの頭部に軸心が一致するよう に固設されたアイボルトとを備えてなることを特徴とする。
【0007】
【作用】
本考案のプーリングアイにおいては、プラグの先端部外周に先端へ向って縮径 するテーパ形状の段差が複数個形成されており、このようなプラグの先端段差部 が、通信ケーブル等の心線束の軸部にくさびを打込むように挿着されているため 、プラグの心線束への挿入がし易いうえに、一旦挿入された後は引抜き方向に引 張ってもプラグの垂直段部に心線束が引掛かるため抜けにくい。また、ケーブル の外側に金属製キャップが被嵌され、このキャップと前記したプラグの段差部と が協働して心線束を挟持しているので、心線束の挟持が確実になされ信頼性の高 いプーリングアイ取付部が得られる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
【0009】 図1は、本考案のケーブル用プーリングアイの一実施例を示す縦断面図である 。 図において、符号15は通信ケーブルを示し、その心線16束の軸部に、以下 に示すような段差付きプラグ17が挿着されている。すなわち、このプラグ17 は、先端部外周に先端へ向って縮径するテーパ状の段差18が複数形成された、 恰も複数の円錐台を先端方向に積み重ねたような形状を有し、鍔状の頭部19が ケーブル15の切断端部に当接されるまで、心線16束の軸部に長さ方向に沿っ て挿着されている。また、このような段差付きプラグ17の鍔状頭部19には、 他端に透孔20が形成されたアイボルト21がねじ込み等の方法で固着されてい る。そして、アイボルト21の軸部には、ケーブル15端部を覆う金属製のプー リングキャップ22がガスケット23を介して挿嵌され、六角ナット24により 締付け固定されている。さらに、プーリングキャップ22の外周面の複数箇所が 、ワイヤーを巻回する等の方法でかしめ25られ、ケーブルシース26上に結合 拘止されている。さらに、アイボルト21の先端にアイナット27が嵌込まれ、 透孔20に挿入された割りピン28により脱落が防止されている。なお、プーリ ングキャップ22外周のかしめる部位は、段差付きプラグ17との間に心線16 束を強固に挟持することができるように、プラグ16の段差の谷部(凹部)の直 上に当たる部分とすることが望ましい。また、ケーブルシース26とプーリング キャップ22との間隙が大きい場合には、ケーブルシース26上に自己融着性テ ープ等の巻回層が設けられ、その上にプーリングキャップ22が変形されて拘止 される。
【0010】 このようなプーリングアイ取付け部を形成するには、まず通信ケーブル15の 切断端部において、頭部19にアイボルト21が一体に固着されたプラグ17の 先端段差18部を、心線16束の軸部に挿入した後、アイボルト21の軸部にガ スケット23を嵌込み、次いでプーリングキャップ22を挿嵌してから、六角ナ ット24によりプーリングキャップ22を締付け固定する。なお、プラグ17と アイボルト21との固着がねじ込み(螺合)により行われている場合には、プラ グ17の先端段差18部を心線16束に挿入してから、その頭部19にアイボル ト21をねじ込み固定するようにしても良い。次いで、プーリングキャップ22 の外周面の所定の部位を、ワイヤーを巻回する等の方法でかしめた後、アイボル ト21の先端にアイナット27を嵌込み、脱落防止のために割りピン28を透孔 20に挿入する。
【0011】 このように形成される実施例のプーリングアイにおいては、プラグ17の先端 部外周に先端へ向って縮径するテーパ形状の段差18が複数形成されており、こ のような段差18部が、通信ケーブル15の心線16束の軸部にくさびを打込む ように挿着されているため、プラグ17の心線16束への挿入がし易いうえに抜 けにくい。また、ケーブル15の外側に金属製のプーリングキャップ22が被嵌 され、その外周面がかしめられてケーブルシース26上に結合拘止されているの で、プーリングキャップ22のかしめ25部とプラグ17の段差18部との間に 心線16束が確実に挟持され、信頼性の高いプーリングアイ取付部が得られる。
【0012】
【考案の効果】
以上説明したように本考案のプーリングアイにおいては、先端部外周にテーパ 状の段差が形成されたプラグがケーブルの心線束の軸部に挿着され、かつケーブ ル端部の外被に金属製のキャップが被嵌されかしめられているので、キャップの かしめ部とプラグの段差部との間に心線束が確実に挟持され、プラグが抜けにく い。また、プラグの心線束への挿入がし易く、取付け作業に要する時間が短縮さ れる。 このように本考案のプーリングアイによれば、信頼性の高いケーブル端末部が 得られ、特に少対ケーブル用のプーリングアイとして好適している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のケーブル用プーリングアイの一実施例
を示す縦断面図。
【図2】従来の通信ケーブル用プーリングアイの一例を
示す縦断面図。
【符号の説明】
1、15…通信ケーブル 2、16…心線 3、21…アイボルト 4………プラグ 5、26…リング 6………押しナット 7、23…ガスケット 8、22…プーリングキャップ 9、24…六角ナット 10、25…かしめ 11、26…ケーブルシース 12、27…アイナット 13、20…透孔 14、28…割りピン 17………段差付きプラグ 18………段差 19………鍔状頭部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端部外周に先端方向に縮径するテーパ
    状の複数の段差が形成され、この段差部がケーブルの心
    線束の軸部に挿着されるプラグと、前記ケーブルの外被
    に被嵌され、前記プラグの段差部と協働して前記心線束
    を挟持する金属製キャップと、前記プラグの頭部に軸心
    が一致するように固設されたアイボルトとを備えてなる
    ことを特徴とするケーブル用プーリングアイ。
JP7041993U 1993-12-28 1993-12-28 ケーブル用プーリングアイ Withdrawn JPH0742541U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7041993U JPH0742541U (ja) 1993-12-28 1993-12-28 ケーブル用プーリングアイ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7041993U JPH0742541U (ja) 1993-12-28 1993-12-28 ケーブル用プーリングアイ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0742541U true JPH0742541U (ja) 1995-08-04

Family

ID=13430943

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7041993U Withdrawn JPH0742541U (ja) 1993-12-28 1993-12-28 ケーブル用プーリングアイ

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JP (1) JPH0742541U (ja)

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Effective date: 19980305