JPH0742503Y2 - 粉砕機 - Google Patents

粉砕機

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JPH0742503Y2
JPH0742503Y2 JP1987172933U JP17293387U JPH0742503Y2 JP H0742503 Y2 JPH0742503 Y2 JP H0742503Y2 JP 1987172933 U JP1987172933 U JP 1987172933U JP 17293387 U JP17293387 U JP 17293387U JP H0742503 Y2 JPH0742503 Y2 JP H0742503Y2
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JP
Japan
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stirring
tubular body
stirring shaft
shaft
crusher
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JP1987172933U
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JPH0177847U (ja
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正敏 江崎
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正敏 江崎
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は、粉砕機に関し、特に、攪拌機能を備える湿式
粉砕機に関する。また、本考案は、鉱物、顔料、染料、
化学薬品、填料、フェライト等の磁性材料、セラミック
スなどの材料を微粉砕し、或は、これら材料の微粒子を
分散して、例えば、塗料、印刷インク、顔料、磁気テー
プ用コーティング材、ゴム、接着剤、化粧品、塗り薬等
の医薬、などの調製に適する攪拌装置及び粉砕機、特に
粉砕媒体を使用する湿式微粉砕機に関する。更に、本考
案は、サンドミル、サンドグラインダー、ダイノーミ
ル、パールミル或はアトリションミルなどの粉砕機に関
する。
(ロ)従来技術 攪拌部材を具備する粉砕機は、回転円板、回転翼などの
攪拌部材の回転により、容器内で、粉砕媒体、例えば、
平均粒径が0.1mmないし10mm程度の硬質の微粒子からな
るビーズ等を強制的に攪拌運動させて、鉱物、顔料等の
被粉砕物を、効率よく微粉砕或は強度に分散できるため
に、塗料、印刷インク、顔料、染料、樹脂、食品、薬
品、セラミックスなどの産業分野において広汎に使用さ
れている。
(ハ)考案が解決しようとする問題点 このような粉砕機においては、回転軸に攪拌部材を取り
付け易くするために、回転軸は比較的加工しやすい材料
で製造されており、そのために、攪拌部材の回転によ
り、鉱物、顔料等を粉砕又は分散する場合には、鉱物、
顔料等の粒子の回転軸への衝突或は接触などにより、回
転軸の攪拌部材の取り付け部が摩滅して、回転軸に固定
されている攪拌部材が弛緩或は脱落するなど問題であっ
た。しかも、このような攪拌部材の弛緩或は脱落は粉砕
機の故障などの事故につながり問題である。さらに攪拌
部材を取り付けるにしても、回転軸ごと交換することに
なり多くの手数を要して問題であった。といって、回転
軸を摩滅しがたい硬質の材料で形成することは、かえっ
て攪拌部材取り付け用の加工が困難となり問題であっ
た。また、回転軸の摩耗による、摩耗粉が製品中に混入
することによる汚染により、対象物によっては使用でき
ない等の問題があった。
本考案は、従来の攪拌部材を備える湿式粉砕機における
回転軸、即ち攪拌軸の摩滅により引き起こされる数々の
問題点を解決することを目的としている。
(ニ)問題点を解決するための手段 本考案は、粉砕時に攪拌軸の摩滅が生じないような粉砕
機を提供することを目的としている。
本考案は、円筒壁内周面に、その中心方向に、複数突出
部材が、それぞれ複数段に形成されている円筒容器と、
該円筒容器の中心線を回転中心にして該円筒容器に回動
可能に設けられ、放射方向に突出する攪拌部材を備える
攪拌軸と、前記攪拌軸に接続する動力伝達装置を備えて
いる粉砕機において、攪拌軸の軸部は、管状体と、該管
状体を囲んで該管状体に取り付けられている耐摩耗性材
料製の保護殻部材とで形成されており、前記攪拌軸の管
状体には、攪拌部材螺着用のねじ孔が複数形成されてお
り、前記耐摩耗性材料製の保護殻部材には、攪拌部材挿
通用の孔が複数形成されており、前記耐摩耗性材料製の
保護殻部材は、その攪拌部材挿通用の孔を前記管状体の
ねじ孔の上に整合位置されており、複数の攪拌部材は、
夫々前記保護殻部材の攪拌部材挿通用の孔に挿通され、
前記攪拌軸の管状体のねじ孔に螺着されて、前記攪拌軸
に取り付けられていることを特徴とする粉砕機にある。
本考案において、保護殻部材は、攪拌軸の管状体の外周
を覆って攪拌軸の管状体にかん着、挿着又は接合などさ
せることにより、攪拌軸の管状体に取り付けられる。前
記保護殻部材は、摩耗又は摩滅し難ような耐摩耗性材
料、例えば、耐摩耗鋳物、セラミックス、プラステッ
ク、ゴム等で製造される。このような保護殻部材には、
攪拌部材が挿通可能の貫通孔が、攪拌部材の設置位置に
対応して形成されている。したがって、本考案の粉砕機
においては、保護殻部材は、挿通孔を、攪拌軸の管状体
の攪拌部材の固定位置に合わせて配置した上で、攪拌ピ
ンを挿通孔を通して、ねじ込み固定することによって、
軸に固定することができる。
(ホ)作用 本考案は、保護殻部材を攪拌軸の管状体に取り付けたの
で、鉱物、顔料等の材料を微粉砕させる場合には、保護
殻部材が回転軸を覆ってかつ攪拌軸の管状体と共に回転
するので、鉱物、顔料等の微粉砕物は、保護殻部材に当
たることになって、攪拌軸の管状体に直接衝突すること
がなくなる。したがって、本考案によると、回転軸は、
鉱物、顔料等の被粉砕物粒子の衝突から保護されること
になり、攪拌軸の管状体の摩滅又は摩耗が回避されるこ
とになって、回転軸の寿命が長くなり、また、攪拌軸の
管状体から攪拌部材が弛緩或いは脱落するなどによる事
故を防止することができる。しかも、回転軸の保護殻部
材は摩耗が少ないので製品への摩耗粉の混入による汚染
が少なくなる。
(ヘ)実施例 以下、添付図面を参照して、本考案の実施の態様の一例
について説明するが、本考案は、以下の例示及び説明に
よって何等の限定を受けるものではない。
第1図は、本考案の粉砕機についての一実施例を示す概
略の側断面図である。
ベッセル外筒1の内側には、円筒形のベッセル内筒2
が、その上端部3を上方環状体4に固設し、他方、下端
5を下方環状体6に固設して設けられている。ベッセル
内筒2には、ベッセルピン7の固定用の複数のねじ孔8
が、それぞれ所定の位置に設けられており、それぞれの
ねじ孔8にベッセルピン7を螺合し、更にナット9で固
定されている。
ベッセル外筒1とベッセル内筒2により形成される空間
10は冷却ジャケットであり、下方に冷却媒体入口11が設
けられ、上方には冷却媒体出口12が設けられている。
一方、攪拌軸13の菅状体16は、上蓋14から粉砕室15に挿
入されている。本例においては、攪拌軸13の管状体16に
は耐摩耗鋳物製の外側管状体17が被せられており、該管
状体16の下端に栓体18を接合して、管状体16の下端を封
着し、更に、この接合された栓体18に蓋部材19を螺合し
て、外側管状体17を管状体16に取り付けて形成されてい
る。耐摩耗性の外側管状体17及び攪拌軸13の管状体16に
は、攪拌軸ピン20の固定用孔21及びねじ孔22が形成され
ており、これらの孔の位置を合わせて、攪拌軸ピン20を
攪拌軸13の管状体16にねじ込み固定する。
攪拌軸13の上部23は、軸封グランドパッキング構造24よ
り支持されている。また、攪拌軸13の上端部25には、カ
ップリング26が設けられており、カップリング26を動力
源に接続して、攪拌軸13は回転される。前記軸封グラン
ドパッキング構造の下方には、粉砕室15に連通する粉砕
媒体分離用の隙間31を経て、流路27が形成されると共
に、この流路27に接続して流出口28が形成されており、
この流路27及び流出口28を経由して粉砕処理物が取り出
される。
ベッセル外筒1及びベッセル内筒2の下方5には、下蓋
29が取り付けられている。この下蓋29には、被粉砕物を
導入する為の導入口30が形成されており、この導入口30
から、粉砕される例えば鉱物粒が粉砕媒体の水と共に導
入される。本例においては以上のように構成されている
ので、導入口30から導入された被粉砕物は、攪拌軸13と
共に回転する攪拌軸ピン20の作用により攪乱されて、微
粉状に粉砕される。このように、例えば鉱物粒が微粉状
に粉砕された粉砕処理物は粉砕室15の上端から粉砕媒体
分離用の隙間31を経て流路27に入り、流出口28から流出
する。
本例においては、攪拌軸13は、この粉砕時に形成される
例えば鉱物粒の流れと接触するが、攪拌軸13の外周は耐
摩耗性の外側管状体17で形成されているので、攪拌軸13
の管状体16の外周面の摩耗は容易に進行しない。従っ
て、本例によると、攪拌軸13を交換又は修理することな
く長時間に亙って使用することができると共に保護殻部
材の摩耗が少ないために製品への異物の混入による汚染
が少なくなる。
なお、本例においてはベッセル内筒にベッセルピンを取
り付けた侭としてが、ベッセルピン挿通孔を対応する位
置に設けられている、例えば補強用の或は保護用の円筒
を、ベッセル内筒に内接して設けることもできる。
(ト)考案の効果 本考案は、耐摩耗性の保護殻部材を攪拌軸の管状体に取
り付けたので、従来の、鉱物、顔料等の材料の粉砕機に
比較して、攪拌軸の摩耗が防止されるので、攪拌軸を交
換したり或は修理したりすることなく長時間に亙る使用
が可能である。このように、耐摩耗性の保護殻部材の摩
耗が少ないことは、製品中への異物の混入による汚染を
少なくすることができ、また、保護殻部材の製品と同一
材で作ることによって、より品位の高い製品の粉砕分散
が可能となり、且つ攪拌軸の管状体への攪拌部材の取り
付けも従来の粉砕機と同様に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の粉砕機についての一実施例を示す概
略の側断面図である。 図中の符号について、1はベッセル外筒、2はベッセル
内筒、3は上端部、4は上方環状体、5は下端、6は下
方環状体、7はベッセルピン、8はねじ孔、9はナッ
ト、10は空間、11は冷却媒体入口、12は冷却媒体出口、
13は攪拌軸、14は上蓋、15は粉砕室、16は環状体、17は
外側管状体、18は栓体、19は蓋部材、20は攪拌軸ピン、
21は固定用孔、22は固定用ねじ孔、23は上部、24は軸封
グランドパッキング構造、25は上端部、26はカップリン
グ、27は流路、28は流出口、29は下蓋、30は導入口、31
は粉砕媒体分離用の隙間である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】円筒壁内周面に、その中心方向に、複数突
    出部材が、それぞれ複数段に形成されている円筒容器
    と、該円筒容器の中心線を回転中心にして該円筒容器に
    回動可能に設けられ、放射方向に突出する攪拌部材を備
    える攪拌軸と、前記攪拌軸に接続する動力伝達装置を備
    えている粉砕機において、攪拌軸の軸部は、管状体と、
    該管状体を囲んで該管状体に取り付けられている耐摩耗
    性材料製の保護殻部材とで形成されており、前記攪拌軸
    の管状体には、攪拌部材螺着用のねじ孔が複数形成され
    ており、前記耐摩耗性材料製の保護殻部材には、攪拌部
    材挿通用の孔が複数形成されており、前記耐摩耗性材料
    製の保護殻部材は、その攪拌部材挿通用の孔を前記管状
    体のねじ孔の上に整合位置されており、複数の攪拌部材
    は、夫々前記保護殻部材の攪拌部材挿通用の孔に挿通さ
    れ、前記攪拌軸の管状体のねじ孔に螺着されて、前記攪
    拌軸に取り付けられていることを特徴とする粉砕機。
JP1987172933U 1987-11-12 1987-11-12 粉砕機 Expired - Lifetime JPH0742503Y2 (ja)

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JP4758653B2 (ja) * 2004-02-20 2011-08-31 株式会社井上製作所 湿式媒体分散機
JP6630204B2 (ja) * 2016-03-18 2020-01-15 黒崎播磨株式会社 耐火材料の連続施工装置

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JPH0177847U (ja) 1989-05-25

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