JPH0742407B2 - 歯車材組成物 - Google Patents
歯車材組成物Info
- Publication number
- JPH0742407B2 JPH0742407B2 JP32608889A JP32608889A JPH0742407B2 JP H0742407 B2 JPH0742407 B2 JP H0742407B2 JP 32608889 A JP32608889 A JP 32608889A JP 32608889 A JP32608889 A JP 32608889A JP H0742407 B2 JPH0742407 B2 JP H0742407B2
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- Japan
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- gear
- resin
- glass
- temperature
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- Gears, Cams (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、射出成形によって樹脂製歯車を作製する為の
組成物に関する。更に詳しくは、熱可塑性ポリイミド樹
脂にガラスフレークを加えた歯車材組成物に関する。
組成物に関する。更に詳しくは、熱可塑性ポリイミド樹
脂にガラスフレークを加えた歯車材組成物に関する。
射出成形によって作製した樹脂製歯車は、音響機器、複
写器、自動車など種々の分野において、コストが低い等
の理由から最近汎用されている。この樹脂製歯車を構成
するための材料(歯車材)としては、強度、寸法安定性
および成形性などの点から、ポリアセタールやナイロン
樹脂が主に用いられている。しかし、これらの樹脂は通
常200℃未満で熱変形するので、この樹脂から成形した
歯車は、200℃以上の高温雰囲気下では使用できない。
また、この樹脂から成形した歯車は機械的強度も十分で
ないので、高荷重が加わる部位に使用するにも不適用で
ある。
写器、自動車など種々の分野において、コストが低い等
の理由から最近汎用されている。この樹脂製歯車を構成
するための材料(歯車材)としては、強度、寸法安定性
および成形性などの点から、ポリアセタールやナイロン
樹脂が主に用いられている。しかし、これらの樹脂は通
常200℃未満で熱変形するので、この樹脂から成形した
歯車は、200℃以上の高温雰囲気下では使用できない。
また、この樹脂から成形した歯車は機械的強度も十分で
ないので、高荷重が加わる部位に使用するにも不適用で
ある。
そこで、最近、熱変形温度(ASTM D 648)が200℃を超
える樹脂や高強度を有する樹脂、いわゆるスーパーエン
ジニアリングプラスチックと称される樹脂が、歯車材と
して採用され始めた。
える樹脂や高強度を有する樹脂、いわゆるスーパーエン
ジニアリングプラスチックと称される樹脂が、歯車材と
して採用され始めた。
例えば、ポリアミドイミド樹脂(アモコ社製、以下PAI
と記す)は、優れた耐熱性、高強度を有する樹脂として
知られており、このPAIにガラスファイバーやカーボン
ファイバーを充填して更に剛性を高めることも知られて
いる。
と記す)は、優れた耐熱性、高強度を有する樹脂として
知られており、このPAIにガラスファイバーやカーボン
ファイバーを充填して更に剛性を高めることも知られて
いる。
しかし、このPAIは非熱可塑性樹脂なので、射出成形時
の溶融粘度が高く、一般に高精度成形が難しい。したが
って、このPAIを使用して歯車を作製すると、かみ合い
精度規格のJGMAかみ合い誤差精度の等級(数が小さい方
が高精度である。化JGMAと記す)にて6級程度の程度し
か得られない。更に、このPAIにガラスファイバーやカ
ーボンファイバー等の繊維状フィラーを充填すると、フ
ィラーの配向が不安定等の理由により、かみ合い誤差は
更に悪くなり、通常は、JGMA8級程度となってしまう。
また、200℃を超える雰囲気下で使用できる歯車にする
には、成形後に熱処理(ポストキュア)を施し、高温強
度を保持可能とする必要がある。しかし、この熱処理を
施すと、成形品に若干の収縮が伴い、寸法精度が低下す
る傾向がある。
の溶融粘度が高く、一般に高精度成形が難しい。したが
って、このPAIを使用して歯車を作製すると、かみ合い
精度規格のJGMAかみ合い誤差精度の等級(数が小さい方
が高精度である。化JGMAと記す)にて6級程度の程度し
か得られない。更に、このPAIにガラスファイバーやカ
ーボンファイバー等の繊維状フィラーを充填すると、フ
ィラーの配向が不安定等の理由により、かみ合い誤差は
更に悪くなり、通常は、JGMA8級程度となってしまう。
また、200℃を超える雰囲気下で使用できる歯車にする
には、成形後に熱処理(ポストキュア)を施し、高温強
度を保持可能とする必要がある。しかし、この熱処理を
施すと、成形品に若干の収縮が伴い、寸法精度が低下す
る傾向がある。
上述のように歯車のかみ合い精度が悪いと、駆動時の騒
音が大きくなる。近年、樹脂製歯車の利用分野において
は、歯車駆動時の騒音の低減の要望が強く、その点か
ら、JGMA4級以下の歯車が望まれている。しかし、上述
したようにPAIを歯車材として使用した場合には、その
ような高精度の歯車を得るのは困難である。
音が大きくなる。近年、樹脂製歯車の利用分野において
は、歯車駆動時の騒音の低減の要望が強く、その点か
ら、JGMA4級以下の歯車が望まれている。しかし、上述
したようにPAIを歯車材として使用した場合には、その
ような高精度の歯車を得るのは困難である。
また、PAIは、その化学的構造に起因して吸水性が高
く、また急加熱等により膨れや発泡等が発生し易い。こ
れらの面からもPAIは歯車材としては不適当である。
く、また急加熱等により膨れや発泡等が発生し易い。こ
れらの面からもPAIは歯車材としては不適当である。
一方、ポリエーテルイミド樹脂(以下、PEIと記す)や
ポリエーテルサルフォン樹脂、以下、PESと記す)は、
ガラス転移点温度(以下、Tgと記す)がそれぞれ215
℃、225℃と高温値を有する高強度、高剛性の樹脂材料
である。
ポリエーテルサルフォン樹脂、以下、PESと記す)は、
ガラス転移点温度(以下、Tgと記す)がそれぞれ215
℃、225℃と高温値を有する高強度、高剛性の樹脂材料
である。
しかし、このPESおよびPEIは、Tgを超える温度における
強度、剛性の急低下を防ぐ目的で、ガラスファイバーや
カーボンファイバー等を充填してもその効果は少なく、
充填後の熱変形温度は約220℃程度である。したがっ
て、これらを歯車材として使用しても、200℃を超える
条件で使用するための歯車は得難い。
強度、剛性の急低下を防ぐ目的で、ガラスファイバーや
カーボンファイバー等を充填してもその効果は少なく、
充填後の熱変形温度は約220℃程度である。したがっ
て、これらを歯車材として使用しても、200℃を超える
条件で使用するための歯車は得難い。
一方、近年スーパーエンジニアリングプラスチック群の
中で汎用的に使用し始めたポリフェニレンサルファイド
樹脂(以下、PPSと記す)やポリエーテルエーテルケト
ン樹脂(以下、PEEKと記す)は、Tgがそれぞれ88℃、14
3℃と低いが、ガラスファイバーやカーボンファイバー
等を充填することによって、Tgを超える温度における強
度や剛性の急低下を防ぐのが可能なことが知られてい
る。これらを充填した組成物は、熱変形温度が250℃を
越すような耐熱性を有するようになる。
中で汎用的に使用し始めたポリフェニレンサルファイド
樹脂(以下、PPSと記す)やポリエーテルエーテルケト
ン樹脂(以下、PEEKと記す)は、Tgがそれぞれ88℃、14
3℃と低いが、ガラスファイバーやカーボンファイバー
等を充填することによって、Tgを超える温度における強
度や剛性の急低下を防ぐのが可能なことが知られてい
る。これらを充填した組成物は、熱変形温度が250℃を
越すような耐熱性を有するようになる。
しかしこの充填によっても、Tg付近から強度や剛性が緩
やかに低下する事は免れず、高温雰囲気での歯車として
は不安が残る。また、PAI同様、繊維状フィラーを充填
すると、歯車精度が悪くなり、JGMA8急程度しか得られ
ない。更には、PPSおよびPEEKは樹脂自身が比較的脆い
ので、歯車の刃先の欠けや割れが生じ易い傾向にある。
これを改良したものとして、PPSを直鎖状に高分子化
し、靭性を付与させたグレード(特開昭61−66720号公
報等)もあるが、これは高温雰囲気でのクリープ特性に
不安がある。このような点からPPSおよびPEEKは、高温
雰囲気で使用する歯車の材料としては適当でない。
やかに低下する事は免れず、高温雰囲気での歯車として
は不安が残る。また、PAI同様、繊維状フィラーを充填
すると、歯車精度が悪くなり、JGMA8急程度しか得られ
ない。更には、PPSおよびPEEKは樹脂自身が比較的脆い
ので、歯車の刃先の欠けや割れが生じ易い傾向にある。
これを改良したものとして、PPSを直鎖状に高分子化
し、靭性を付与させたグレード(特開昭61−66720号公
報等)もあるが、これは高温雰囲気でのクリープ特性に
不安がある。このような点からPPSおよびPEEKは、高温
雰囲気で使用する歯車の材料としては適当でない。
一方、何も充填しなくても熱変形温度が300℃を超える
液晶ポリマー(以下、LCPと記す)が知られている。強
度、剛性等いずれも高温雰囲気での歯車材として十分な
特性を有するが、LCP特有の成形時の樹脂配向性により
配向方向に対して垂直な力には強いが、配向方向に対し
て平行な力に極端に弱いという欠点がある。複雑異形状
である歯車においては、配向方向に平行な力が加わる危
険性が十分あるので、LCPを歯車材として使用するのは
不適当である。
液晶ポリマー(以下、LCPと記す)が知られている。強
度、剛性等いずれも高温雰囲気での歯車材として十分な
特性を有するが、LCP特有の成形時の樹脂配向性により
配向方向に対して垂直な力には強いが、配向方向に対し
て平行な力に極端に弱いという欠点がある。複雑異形状
である歯車においては、配向方向に平行な力が加わる危
険性が十分あるので、LCPを歯車材として使用するのは
不適当である。
一方、熱硬化性ポリイミド樹脂は熱変形温度が高く、広
い分野で使用されている。その代表品であるVESPEL(デ
ュポン社製)の熱変形温度は350℃である。しかし、こ
れは熱硬化性樹脂なので射出成形できず、この樹脂で歯
車を作製する場合には圧縮成形品を切削加工するしかな
い。また、切削加工した歯車製品についてもVESPELの分
子構造上の問題から靭性に欠け、衝撃に対して極端に脆
い。したがって、熱硬化性ポリイミド樹脂は、特性、コ
ストの両面から、歯車材としては不適当である。
い分野で使用されている。その代表品であるVESPEL(デ
ュポン社製)の熱変形温度は350℃である。しかし、こ
れは熱硬化性樹脂なので射出成形できず、この樹脂で歯
車を作製する場合には圧縮成形品を切削加工するしかな
い。また、切削加工した歯車製品についてもVESPELの分
子構造上の問題から靭性に欠け、衝撃に対して極端に脆
い。したがって、熱硬化性ポリイミド樹脂は、特性、コ
ストの両面から、歯車材としては不適当である。
樹脂製歯車の製造分野においては、成形精度、耐熱変形
性、機械的強度、非吸水性、射出成形性等の各種特性を
全て具備する材料が要望されていたのであるが、以上述
べた種々の材料は、いずれも歯車材として不十分であ
る。
性、機械的強度、非吸水性、射出成形性等の各種特性を
全て具備する材料が要望されていたのであるが、以上述
べた種々の材料は、いずれも歯車材として不十分であ
る。
本発明は、このような課題を解決すべくなされたもので
ある。すなわち本発明の目的は、射出成形が可能な組成
物であり、更には200℃を超えるような高温雰囲気にお
いても変形し難く、高荷重に耐え得る高強度、靭性を有
し、吸水性も低く、優れた精度を有する故に駆動時の騒
音が少ない樹脂製歯車を得るための歯車材組成物を提供
することにある。
ある。すなわち本発明の目的は、射出成形が可能な組成
物であり、更には200℃を超えるような高温雰囲気にお
いても変形し難く、高荷重に耐え得る高強度、靭性を有
し、吸水性も低く、優れた精度を有する故に駆動時の騒
音が少ない樹脂製歯車を得るための歯車材組成物を提供
することにある。
〔課題を解決するための手段〕 本発明は、下記一般式 で示される繰り返し単位からなる熱可塑性ポリイミド樹
脂100重量部と、ガラスフレーク5〜50重量部とから成
ることを特徴とする歯車材組成物である。
脂100重量部と、ガラスフレーク5〜50重量部とから成
ることを特徴とする歯車材組成物である。
本発明における熱可塑性ポリイミド樹脂については、そ
の製造方法に特に限定は無い。しかし通常は、下記式 で表される4,4−ビス(3−アミノフェノキシ)ビフェ
ニルと、ピロメリット酸二無水物とを反応させることに
よってポリアミド酸を生成させ、そのポリアミド酸を脱
水環化して得ることができる。
の製造方法に特に限定は無い。しかし通常は、下記式 で表される4,4−ビス(3−アミノフェノキシ)ビフェ
ニルと、ピロメリット酸二無水物とを反応させることに
よってポリアミド酸を生成させ、そのポリアミド酸を脱
水環化して得ることができる。
熱可塑性ポリイミド樹脂の溶液粘度は、歯車の用途によ
って求められる物性の程度が若干異なるので、最適な値
は一概にはいえないが、0.35〜0.80dl/g程度が望まし
く、0.45〜0.55dl/g程度が好ましい。
って求められる物性の程度が若干異なるので、最適な値
は一概にはいえないが、0.35〜0.80dl/g程度が望まし
く、0.45〜0.55dl/g程度が好ましい。
本発明におけるガラスフレークとしては、例えばSiO2、
Al2O3、CaO、MgO、B2O3、Na2O+K2O、ZnO、PbO等を成分
とする無機ガラスから成るものを使用できる。その無機
ガラスとしては、一般に、無アルカリガラス(以下、E
ガラスと記す)、含アルカリガラス(以下、Cガラスと
記す)等がある。本発明においてはEガラス類が好まし
い。また、その形状が異形薄片であるため、ここでは最
大長を粒径として表わす。その場合、粒径は50〜1000μ
mが好ましく、特に80〜200μmがより好ましい。ま
た、その厚さは1〜30μmが好ましく、特に2〜10μm
がより好ましい。粒径が50μm未満であると、補強効果
が十分でない場合がある。一方、粒径が1000μmを超え
ると、歯車の歯先での均等な補強および安定した配向
が、ミクロ的な意味で得られない場合がある。また、そ
の厚さが1μm未満であると、溶融ブレンドあるいは成
形時により小さく粉砕される危険性が高い。一方、その
厚さが30μm以上であると、歯先におけるフレークの積
層効果をあまり期待できない。
Al2O3、CaO、MgO、B2O3、Na2O+K2O、ZnO、PbO等を成分
とする無機ガラスから成るものを使用できる。その無機
ガラスとしては、一般に、無アルカリガラス(以下、E
ガラスと記す)、含アルカリガラス(以下、Cガラスと
記す)等がある。本発明においてはEガラス類が好まし
い。また、その形状が異形薄片であるため、ここでは最
大長を粒径として表わす。その場合、粒径は50〜1000μ
mが好ましく、特に80〜200μmがより好ましい。ま
た、その厚さは1〜30μmが好ましく、特に2〜10μm
がより好ましい。粒径が50μm未満であると、補強効果
が十分でない場合がある。一方、粒径が1000μmを超え
ると、歯車の歯先での均等な補強および安定した配向
が、ミクロ的な意味で得られない場合がある。また、そ
の厚さが1μm未満であると、溶融ブレンドあるいは成
形時により小さく粉砕される危険性が高い。一方、その
厚さが30μm以上であると、歯先におけるフレークの積
層効果をあまり期待できない。
本発明におけるガラスフレークについては、その製造法
に特に限定は無いが、例えば、ガラスを風船状の中空物
として成形し、それを粉砕することにより、任意の大き
さのフレーク形状を容易に得ることができる。
に特に限定は無いが、例えば、ガラスを風船状の中空物
として成形し、それを粉砕することにより、任意の大き
さのフレーク形状を容易に得ることができる。
ガラスフレークは、その表面に熱可塑性ポリイミド樹脂
との親和性を持たせる目的で、例えば、アミノシラン、
エポキシシラン、メルカプトシラン等のシランカップリ
ング剤やクロム系カップリング剤を含むサイジング剤で
処理されていてもよいし、あるいは収束剤などにより処
理されていてもよい。また、例えば、TiO2、SiO2、SnO2
などの無機酸化物を薄層状にコーティングしたものであ
ってもよいし、あるいは、金、銀、ニッケル、銅、ス
ズ、その他の金属、またはその合金を薄膜状にコーティ
ングしてもよい。これら処理により、ベース樹脂となる
ポリイミド樹脂との濡れ性を向上したり、成形品に導電
性を付与できる。
との親和性を持たせる目的で、例えば、アミノシラン、
エポキシシラン、メルカプトシラン等のシランカップリ
ング剤やクロム系カップリング剤を含むサイジング剤で
処理されていてもよいし、あるいは収束剤などにより処
理されていてもよい。また、例えば、TiO2、SiO2、SnO2
などの無機酸化物を薄層状にコーティングしたものであ
ってもよいし、あるいは、金、銀、ニッケル、銅、ス
ズ、その他の金属、またはその合金を薄膜状にコーティ
ングしてもよい。これら処理により、ベース樹脂となる
ポリイミド樹脂との濡れ性を向上したり、成形品に導電
性を付与できる。
更に、本発明の歯車材組成物には、本発明の目的を損な
わない範囲内において、成形時の成形性(離難性も含
む)や摺動性を付与する目的で、γ線照射したようなテ
トラフルオロエチレン樹脂(以下、PTFEと記す)、黒
鉛、二流化モリブデン、二流化タングステン、フッ化黒
鉛、窒化ホウ素、窒化ケイ素、一酸化鉛などを添加でき
る。それらは、歯車の精度の損なわない程度に、粒系が
10μm未満の粒子状物として添加するのが望ましく、そ
の添加量は熱可塑性ポリイミド100部に対して1〜5重
量部程度が望ましい。
わない範囲内において、成形時の成形性(離難性も含
む)や摺動性を付与する目的で、γ線照射したようなテ
トラフルオロエチレン樹脂(以下、PTFEと記す)、黒
鉛、二流化モリブデン、二流化タングステン、フッ化黒
鉛、窒化ホウ素、窒化ケイ素、一酸化鉛などを添加でき
る。それらは、歯車の精度の損なわない程度に、粒系が
10μm未満の粒子状物として添加するのが望ましく、そ
の添加量は熱可塑性ポリイミド100部に対して1〜5重
量部程度が望ましい。
本発明の組成物を得るために諸原料を混合する手段は特
に限定されず、原料を個別に溶融混合機に供給しても、
また、あらかじめヘンシェルミキサー、ボールミキサ
ー、リボンブレンダー等の汎用の混合機を用いて2種以
上のものを同時に混合しても良い。通常、混合温度は、
250〜420℃、好ましくは、300〜400℃である。また、そ
の配合比率は、熱可塑性ポリイミド樹脂100重量部に対
しガラスフレーク5〜50重量部、好ましくは10〜40重量
部、より好ましくは20〜40重量部である。
に限定されず、原料を個別に溶融混合機に供給しても、
また、あらかじめヘンシェルミキサー、ボールミキサ
ー、リボンブレンダー等の汎用の混合機を用いて2種以
上のものを同時に混合しても良い。通常、混合温度は、
250〜420℃、好ましくは、300〜400℃である。また、そ
の配合比率は、熱可塑性ポリイミド樹脂100重量部に対
しガラスフレーク5〜50重量部、好ましくは10〜40重量
部、より好ましくは20〜40重量部である。
本発明の組成物を用いて、歯車を成形する方法として
は、通常の射出成形方法が可能である。一般に均一溶融
ブレンド体を成形可能であり、生産性の高いという利点
を有する射出成形を良好に実施でる点も本発明の効果の
一つである。ただし本発明の組成物は、射出成形以外の
成形方法によっても歯車を成形可能である。例えば、圧
縮成形、焼結成形、押し出し成形を行なうことができ
る。
は、通常の射出成形方法が可能である。一般に均一溶融
ブレンド体を成形可能であり、生産性の高いという利点
を有する射出成形を良好に実施でる点も本発明の効果の
一つである。ただし本発明の組成物は、射出成形以外の
成形方法によっても歯車を成形可能である。例えば、圧
縮成形、焼結成形、押し出し成形を行なうことができ
る。
〔実施例〕 以下、本発明を実施例により更に詳細に説明する。
合成例1(ポリイミド樹脂の製造) 撹拌機、還流冷却および窒素導入管を備えた反応容器
に、4,4′−ビス(3−アミノフェノキシ)ビフェニル
3.68kg(10モル)と、N,N−ジメチルアセトアミド32.9k
gを装入し、室温で窒素雰囲気下にピロメリット酸二無
水物2.125kg(9.75モル)を溶液温度の上昇に注意しな
がら加え、室温で約20時間かきまぜ、ポリアミド酸溶液
を得た。
に、4,4′−ビス(3−アミノフェノキシ)ビフェニル
3.68kg(10モル)と、N,N−ジメチルアセトアミド32.9k
gを装入し、室温で窒素雰囲気下にピロメリット酸二無
水物2.125kg(9.75モル)を溶液温度の上昇に注意しな
がら加え、室温で約20時間かきまぜ、ポリアミド酸溶液
を得た。
このポリアミド酸溶液中に、室温で窒素雰囲気下に2.02
kg(20モル)のトリエチルアミンおよび2.55kg(25モ
ル)の無水酢酸を滴下した。これを室温で約20時間撹拌
し、淡黄色スラリーを得た。このスラリーを濾別し、メ
タノールで洗浄し、その後濾別し、180℃で8時間減圧
乾燥して5.28kg(収率約97%)のポリイミド粉を得た。
このポリイミド粉の溶液粘度は0.50dl/gであった。な
お、この溶液粘度は、ポリイミド粉末0.5gを100mlの溶
媒(p−クロロフェノール:フェノール=90:10重量
比)に加熱溶解し、溶解後35℃に冷却して測定した値で
ある。
kg(20モル)のトリエチルアミンおよび2.55kg(25モ
ル)の無水酢酸を滴下した。これを室温で約20時間撹拌
し、淡黄色スラリーを得た。このスラリーを濾別し、メ
タノールで洗浄し、その後濾別し、180℃で8時間減圧
乾燥して5.28kg(収率約97%)のポリイミド粉を得た。
このポリイミド粉の溶液粘度は0.50dl/gであった。な
お、この溶液粘度は、ポリイミド粉末0.5gを100mlの溶
媒(p−クロロフェノール:フェノール=90:10重量
比)に加熱溶解し、溶解後35℃に冷却して測定した値で
ある。
実施例1〜3 表−1に示す割合(重量部)にて各原材料をヘンシェル
ブレンドミキサーにて乾式混合した。以下に、表−1に
示す原材料を列挙する。
ブレンドミキサーにて乾式混合した。以下に、表−1に
示す原材料を列挙する。
熱可塑性ポリイミド 合成例1で得たポリイミド樹脂(市販品としては、三井
東圧化学社製:New−TPI) PAI ポリアミドイミド樹脂(アモコ社製、商品名:トーロン
4203) PPS ポリフェニレンサルファイド樹脂(トープレン社製、商
品名:T−4) VESPEL SP 21 熱硬化性ポリイミド樹脂(デュポン社製) ガラスフレーク 日本板硝子社製CEF 150(Eガラス、平均粒径150μm) TFE L169 テトラフルオロエチレン樹脂(旭硝子社製、商品名:ル
ーブリカントL169、平均粒径5μm) ガラス粉末 (日本板硝子社製、ガラスミルドファイバー平均粒径5
μm) ガラスファイバー (日本電気硝子社製、チョップドストランド繊維長6m
m) カーボンファイバー (東邦レーヨン社製、チョップドストランド繊維長6m
m) 乾式混合後、二軸溶融押出機を用いて370℃〜400℃押出
して造粒し、得られたペレットを射出成形機(シリンダ
ー温度370〜400℃、射出圧力1000kg/cm2、金型温度150
〜200℃)に供給し、後述する各試験法に定められた試
験片を成形し、摩擦摩耗特性、曲げ強度、曲げ弾性率、
軟化温度を測定した。得られた結果を表−1に併記す
る。なお、各試験方法は次のとおりである。
東圧化学社製:New−TPI) PAI ポリアミドイミド樹脂(アモコ社製、商品名:トーロン
4203) PPS ポリフェニレンサルファイド樹脂(トープレン社製、商
品名:T−4) VESPEL SP 21 熱硬化性ポリイミド樹脂(デュポン社製) ガラスフレーク 日本板硝子社製CEF 150(Eガラス、平均粒径150μm) TFE L169 テトラフルオロエチレン樹脂(旭硝子社製、商品名:ル
ーブリカントL169、平均粒径5μm) ガラス粉末 (日本板硝子社製、ガラスミルドファイバー平均粒径5
μm) ガラスファイバー (日本電気硝子社製、チョップドストランド繊維長6m
m) カーボンファイバー (東邦レーヨン社製、チョップドストランド繊維長6m
m) 乾式混合後、二軸溶融押出機を用いて370℃〜400℃押出
して造粒し、得られたペレットを射出成形機(シリンダ
ー温度370〜400℃、射出圧力1000kg/cm2、金型温度150
〜200℃)に供給し、後述する各試験法に定められた試
験片を成形し、摩擦摩耗特性、曲げ強度、曲げ弾性率、
軟化温度を測定した。得られた結果を表−1に併記す
る。なお、各試験方法は次のとおりである。
1)摩擦係数: スラスト型摩擦摩耗試験機(エヌティエヌ・ルーロン社
製)を用い、面圧1.1kgf/cm2、滑り速度毎分150m、相手
材SUSJ2、無潤滑、運転時間60分時の摩擦係数を求め
る。
製)を用い、面圧1.1kgf/cm2、滑り速度毎分150m、相手
材SUSJ2、無潤滑、運転時間60分時の摩擦係数を求め
る。
2)摩耗係数(cm2/kgf・m): 摩擦係数の測定に用いた試験機を使用し、面圧3.13kgf/
cm2、滑り速度毎分128m、相手材SUSJ2、無潤滑、運転時
間約100時間における摩耗試験結果から摩耗係数を求め
る。
cm2、滑り速度毎分128m、相手材SUSJ2、無潤滑、運転時
間約100時間における摩耗試験結果から摩耗係数を求め
る。
3)曲げ強度(kgf/cm2)、曲げ弾性率(kgf/cm2): ASTM D790による 4)熱変形温度(℃): 熱機械的分析装置(島津製作所製TM−30)を用いて、昇
温速度毎分5℃、圧力18.6kgf/cm2としたTMA針入法によ
る針入開始温度から求める。
温速度毎分5℃、圧力18.6kgf/cm2としたTMA針入法によ
る針入開始温度から求める。
5)歯車破壊試験: 固定ギア対して、各種成形した歯車(供試ギア)を強制
回転させ、供試ギア破壊トルク(kgf・cm2)を測定し
た。同時に、その破壊部分が、ウェルド外部分、ウェル
ド部分のどちらであるか確認した。
回転させ、供試ギア破壊トルク(kgf・cm2)を測定し
た。同時に、その破壊部分が、ウェルド外部分、ウェル
ド部分のどちらであるか確認した。
6)JGMA等級: 各種成形し歯車において、JGMAかみ合い誤差精度を測定
し(n=10)、その最大値を精度とした。
し(n=10)、その最大値を精度とした。
比較例1〜4 第1表に示す諸原料の割合にて実施例と同様な方法で各
試験に必要な供試片および供試ギアを作製し、同様な試
験を行なった。
試験に必要な供試片および供試ギアを作製し、同様な試
験を行なった。
比較例5〜6 熱可塑性ポリイミドの代りにPAIをベース樹脂として使
用した以外は実施例と同様に、表−1に示す割合でヘン
シェルミキサーを用いて乾式混合し、二軸溶融押出機に
供給し、シリンダー温度340〜350℃、スクリュー回転数
50〜100rpmの条件にて溶融混合および造粒をした。その
後シリンダー温度340〜360℃、金型温度160〜210℃、射
出圧力500〜1000kg/cm2の条件にて実施例と同様、各試
験に必要な供試片および供試ギアを射出成形し、同様の
試験を行なった。
用した以外は実施例と同様に、表−1に示す割合でヘン
シェルミキサーを用いて乾式混合し、二軸溶融押出機に
供給し、シリンダー温度340〜350℃、スクリュー回転数
50〜100rpmの条件にて溶融混合および造粒をした。その
後シリンダー温度340〜360℃、金型温度160〜210℃、射
出圧力500〜1000kg/cm2の条件にて実施例と同様、各試
験に必要な供試片および供試ギアを射出成形し、同様の
試験を行なった。
比較例7〜8 熱可塑性ポリイミドの代りにPPSをベース樹脂として使
用した以外は実施例と同様に、表−1に示す割合でヘン
シェルミキサーを用いて乾式混合し、二軸溶融押出機に
供給し、シンリンダー温度270〜330℃、スクリュー回転
数50〜100rpmの条件にて溶融混合および造粒をした。そ
の後シリンダー温度280〜340℃、金型温度100〜150℃、
射出圧力500〜1000kg/cm2の条件にて実施例と同様、各
試験に必要な供試片および供試ギアを射出成形し、同様
の試験を行なった。
用した以外は実施例と同様に、表−1に示す割合でヘン
シェルミキサーを用いて乾式混合し、二軸溶融押出機に
供給し、シンリンダー温度270〜330℃、スクリュー回転
数50〜100rpmの条件にて溶融混合および造粒をした。そ
の後シリンダー温度280〜340℃、金型温度100〜150℃、
射出圧力500〜1000kg/cm2の条件にて実施例と同様、各
試験に必要な供試片および供試ギアを射出成形し、同様
の試験を行なった。
比較例9 熱硬化性ポリイミド樹脂(デュポン社製、商品名:VESPE
L SP21)の棒材を購入し、それを切削加工することによ
って、実施例と同様の供試片および供試ギアを作製し、
同様の試験を行なった。
L SP21)の棒材を購入し、それを切削加工することによ
って、実施例と同様の供試片および供試ギアを作製し、
同様の試験を行なった。
表−1に示す結果から明らかように、実施例1〜3の組
成物は、強度、耐熱変形性、精度の全ての面において、
歯車材に非常に適した物性を示している。特に、これら
の組成物から作製した歯車のかみ合い誤差は全てJGMA3
級という非常に優れた結果から得られている。
成物は、強度、耐熱変形性、精度の全ての面において、
歯車材に非常に適した物性を示している。特に、これら
の組成物から作製した歯車のかみ合い誤差は全てJGMA3
級という非常に優れた結果から得られている。
一方、ガラスフレークの代りに、ガラスファイバーを使
用したもの(比較例3)、カーボンファイバーを使用し
たもの(比較例4)は、かみ合い誤差がJGMA5〜6等級
と劣っている。
用したもの(比較例3)、カーボンファイバーを使用し
たもの(比較例4)は、かみ合い誤差がJGMA5〜6等級
と劣っている。
また、ガラスフレークを使用しないもの(比較例1)や
ガラスフレークの代りにガラス粉末を使用したもの(比
較例2)は、特に曲げ弾性率等に劣っている。
ガラスフレークの代りにガラス粉末を使用したもの(比
較例2)は、特に曲げ弾性率等に劣っている。
また、たとえガラスフレークを使用していても、熱可塑
性ポリイミド樹脂の代りにPAI(比較例5)やPPS(比較
例7)の使用したものは、かみ合い誤差がJGMA5〜6等
級と劣っている。更には、成形時のウェルド部分が極端
に弱く破壊トルクが150〜200kgf・cm程度しかなかっ
た。
性ポリイミド樹脂の代りにPAI(比較例5)やPPS(比較
例7)の使用したものは、かみ合い誤差がJGMA5〜6等
級と劣っている。更には、成形時のウェルド部分が極端
に弱く破壊トルクが150〜200kgf・cm程度しかなかっ
た。
以上のような結果から、本発明における樹脂とガラスフ
レークとの組合せにより非常に良好な結果を得ることを
確認できた。
レークとの組合せにより非常に良好な結果を得ることを
確認できた。
以上説明したように、本発明の歯車材組成物を使用すれ
ば、200℃を超えるような高温雰囲気においても十分な
耐熱変形性を有し、高荷重に耐え得る高強度、靭性を有
し、吸水性も低く、優れた精度を有する故に駆動時の騒
音が少ない樹脂製歯車を得ることができる。すなわち本
発明の組成物は、樹脂製歯車に要求される特有の各種物
性をバランス良く具備した組成物である。更には、本発
明の歯車材組成物は、射出成形により良好に歯車を成形
することができるので、歯車の製造コスト等の面でも有
利である。
ば、200℃を超えるような高温雰囲気においても十分な
耐熱変形性を有し、高荷重に耐え得る高強度、靭性を有
し、吸水性も低く、優れた精度を有する故に駆動時の騒
音が少ない樹脂製歯車を得ることができる。すなわち本
発明の組成物は、樹脂製歯車に要求される特有の各種物
性をバランス良く具備した組成物である。更には、本発
明の歯車材組成物は、射出成形により良好に歯車を成形
することができるので、歯車の製造コスト等の面でも有
利である。
本発明の組成物により作製した歯車は、上述のような優
れた特性を有するので、電気・電子機器、航空・宇宙機
器、自動車用機器、事務用機器、化学プラント用機器、
その他各種機器類に広く利用することができ、本発明の
意義は極めて大きいといえる。
れた特性を有するので、電気・電子機器、航空・宇宙機
器、自動車用機器、事務用機器、化学プラント用機器、
その他各種機器類に広く利用することができ、本発明の
意義は極めて大きいといえる。
Claims (1)
- 【請求項1】下記一般式 で示される繰り返し単位からなる熱可塑性ポリイミド樹
脂100重量部と、ガラスフレーク5〜50重量部とから成
ることを特徴とする歯車材組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32608889A JPH0742407B2 (ja) | 1989-12-18 | 1989-12-18 | 歯車材組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32608889A JPH0742407B2 (ja) | 1989-12-18 | 1989-12-18 | 歯車材組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03188162A JPH03188162A (ja) | 1991-08-16 |
JPH0742407B2 true JPH0742407B2 (ja) | 1995-05-10 |
Family
ID=18183973
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32608889A Expired - Fee Related JPH0742407B2 (ja) | 1989-12-18 | 1989-12-18 | 歯車材組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0742407B2 (ja) |
-
1989
- 1989-12-18 JP JP32608889A patent/JPH0742407B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03188162A (ja) | 1991-08-16 |
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