JPH0742329A - 樋用伸縮継手 - Google Patents
樋用伸縮継手Info
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- JPH0742329A JPH0742329A JP18507993A JP18507993A JPH0742329A JP H0742329 A JPH0742329 A JP H0742329A JP 18507993 A JP18507993 A JP 18507993A JP 18507993 A JP18507993 A JP 18507993A JP H0742329 A JPH0742329 A JP H0742329A
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- Japan
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- gutter
- fitting
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Abstract
漏れがなく、しかも、軒樋の伸縮を吸収する機能が、軒
樋を接着させる時に垂れた接着剤の固まりに影響され難
い樋用伸縮継手を提供すること。 【構成】 継手本体1と、その継手本体1の内側にシー
ル材3を介して摺動可能に嵌合されたスライダー2と、
を備え、継手本体1が、内面にシール材3が固定されて
いるスライダー嵌合部11と、スライダー嵌合部11の
一端に形成された軒樋嵌合部12と、で構成され、スラ
イダー2が、シール材3に沿って摺動する被シール部2
1と、被シール部21の一端に形成された軒樋嵌合部2
2と、被シール部21の他端に形成されたストッパ壁2
3と、で構成され、ストッパ壁23の下部には、左右両
方の隅部をスライダー嵌合部11と接触しないように斜
めに切り欠いた形状の切り欠き部231が設けられてい
る。
Description
の伸縮を吸収する機能を有する樋用伸縮継手に関する。
は、熱膨張係数が大きいために、気温の変化に伴う伸縮
により変形や破損などの弊害を余儀なくされていた。そ
こで、気温の変化に伴う軒樋の伸縮を吸収する機能を有
する伸縮継手が多数考案され、使用されている。
手本体の内側にシール材を介して嵌合されたスライダー
と、で構成されている。そして、継手本体は、内面にシ
ール材が固定されているスライダー嵌合部と、そのスラ
イダー嵌合部の一端に形成され、軒樋の端部を嵌合可能
な軒樋嵌合部と、で構成され、スライダーは、前記シー
ル材に沿って摺動する被シール部と、その被シール部の
一端に形成され、軒樋の端部を嵌合可能な軒樋嵌合部
と、前記被シール部の他端に形成され、前記継手本体の
軒樋嵌合部とシール材との間をスライダー嵌合部に沿っ
て摺動するストッパ壁と、で構成された構造となってい
る(実公平4−19141号、実公平4−19142号
公報参照)。
うな従来の樋用伸縮継手にあっては、ストッパ壁が長手
方向全長にわたってスライダー嵌合部に接触しているた
めに、次に列挙する問題が生じていた。
の摩擦が、スライダーの摺動時に、抵抗力として大きく
影響する。
ル材との間に一旦浸入してしまった雨水や泥は、ストッ
パ壁の下を潜って外に出るのが困難なために、その間に
溜ってしまう。従って、シール材とストッパ壁との間隔
が狭まる方向へスライダーが摺動した時に、ストッパ壁
とシール材との間に溜っている雨水や泥が、シール材を
乗り越えて伸縮継手の外に出る虞がある。
時に接着剤が継手本体のスライダー嵌合部に垂れ落ちて
しまった場合、ストッパ壁が、垂れ落ちた接着剤の固ま
りと、シール材との間でしかストロークできなくなって
しまうので、軒樋の伸縮を吸収する機能が低下してしま
う。
目し、スライダーの摺動抵抗が小さく、雨水や泥の漏れ
がなく、しかも、軒樋の伸縮を吸収する機能が、軒樋を
接着させる時に垂れた接着剤の固まりに影響され難い樋
用伸縮継手を提供することを目的としている。
に、本発明の樋用伸縮継手では、継手本体と、その継手
本体の内側にシール材を介して摺動可能に嵌合されたス
ライダーと、を備え、前記継手本体が、内面に前記シー
ル材が固定されているスライダー嵌合部と、そのスライ
ダー嵌合部の一端に形成され、軒樋の端部を嵌合可能な
軒樋嵌合部と、で構成され、前記スライダーが、前記シ
ール材に沿って摺動する被シール部と、その被シール部
の一端に形成され、軒樋の端部を嵌合可能な軒樋嵌合部
と、前記被シール部の他端に形成され、前記継手本体の
軒樋嵌合部とシール材との間をスライダー嵌合部に沿っ
て摺動するストッパ壁と、で構成されている樋用伸縮継
手において、前記ストッパ壁の下部に、スライダー嵌合
部と接触しないように切り欠かれた切り欠き部が設けら
れている構成とした。
方向全長にわたってスライダー嵌合部に接触しているも
のと比べると、ストッパ壁の下部に設けられた切り欠き
部がスライダー嵌合部と接触していない分、スライダー
摺動時におけるストッパ壁とスライダー嵌合部との間の
摩擦が小さくなって、スライダーの摺動抵抗が小さくな
る。
との間に浸入した雨水や泥は、ストッパ壁の切り欠き部
を抜けて外に出る。つまり、ストッパ壁とシール材との
間に雨水や泥が溜り難いので、シール材とストッパ壁と
の間隔が狭まる方向へスライダーが摺動しても、雨水や
泥がシール材を乗り越えて伸縮継手の外に出ることはな
い。
させる時に接着剤が継手本体のスライダー嵌合部に垂れ
落ちてしまったとしても、ストッパ壁の切り欠き部が、
垂れ落ちた接着剤の固まりをよけて通れば、ストッパ壁
は、その接着剤の固まりに影響されることなく、シール
材と、継手本体の軒樋嵌合部との間でストロークでき
る。
伸縮継手の構成を説明する。図1は本実施例の樋用伸縮
継手を示す斜視図、図2は本実施例の樋用伸縮継手を示
す断面図、図3は本実施例の樋用伸縮継手のスライダー
を示す斜視図、図4は本実施例の樋用伸縮継手の継手本
体を示す斜視図で、本実施例の樋用伸縮継手は、継手本
体1と、その継手本体1の内側にシール材3を介して摺
動可能に嵌合されたスライダー2と、で構成されてい
る。
が固定されているスライダー嵌合部11と、そのスライ
ダー嵌合部11の一端に形成され、軒樋の端部を嵌合可
能な軒樋嵌合部12と、で構成されている。前記スライ
ダー嵌合部11は、平らな底壁111の両側部に、側壁
112を真直に立設させると共に、各側壁112の上端
に、L字形の耳受け部113を設けた形状に形成されて
おり、その内面には、シール材3を保持した一対の突条
13が、前記底壁111と側壁112を横断する向きに
一体成形されている。前記軒樋嵌合部12は、平らな底
壁121の両側部に、側壁122を真直に立設させると
共に、各側壁122の上端に、コの字形の耳受け部12
3を設けた形状に形成されている。
摺動する被シール部21と、その被シール部21の一端
に形成され、軒樋の端部を嵌合可能な軒樋嵌合部22
と、前記被シール部21の他端に形成され、前記継手本
体1の軒樋嵌合部12とシール材3との間を前記スライ
ダー嵌合部11に沿って摺動するストッパ壁23とで構
成されている。前記被シール部21は、U字形に形成さ
れており、前記軒樋嵌合部22は、平らな底壁221の
両側部に、側壁222を真直に立設させると共に、各側
壁222の上端に、コの字形の耳受け部223を設けた
形状に形成されている。また、前記ストッパ壁23は、
スライダー2が継手本体1から脱落するのを防止するた
めのもので、前記継手本体1の突条13に係止される形
状に形成されている。また、このストッパ壁23の下部
には、左右両方の隅部をスライダー嵌合部11と接触し
ないように斜めに切り欠いた形状の切り欠き部231が
設けられている。
って形成されている。また、この止水材の表面には、3
本の突条31が並設されており、継手本体1の内側にス
ライダー2を嵌合させると、この突条31が弾性変形し
た状態でスライダー2の被シール部21の外面と密着
し、その間が止水されるようになっている。なお、この
止水材3は、継手本体1の突条13の間に接着剤によっ
て接着してもよいし、継手本体1の射出成形時に、継手
本体1の内側に射出成形してもよい。
明する。図5は、実施例の樋用伸縮継手に軒樋を嵌合さ
せた状態を示す断面図である。
継手本体1の軒樋嵌合部12の内側に、一方の軒樋Nを
嵌合接着すると共に、スライダー2の軒樋嵌合部22の
内側に、他方軒樋Nを嵌合接着する。継手本体1に接着
させた軒樋N、ならびにスライダー2に接着させた軒樋
Nが伸縮すると、スライダー2が継手本体1のスライダ
ー嵌合部11の内側で摺動して、その伸縮が吸収され
る。
ッパ壁が長手方向全長にわたってスライダー嵌合部に接
触していた従来のものと比べると、本実施例の樋用伸縮
継手は、ストッパ壁23の下部に設けられた切り欠き部
231がスライダー嵌合部11と接触していない分、ス
ライダー2の摺動時におけるストッパ壁23とスライダ
ー嵌合部11との間の摩擦が小さくなって、スライダー
2の摺動抵抗が小さくなる。
ール材3との間に浸入した雨水や泥は、ストッパ壁23
の切り欠き部231を抜けて外に出る。つまり、ストッ
パ壁23とシール材3との間に雨水や泥が溜り難いの
で、シール材3とストッパ壁23との間隔が狭まる方向
へスライダー2が摺動しても、雨水や泥がシール材3を
乗り越えて伸縮継手の外に出ることはない。
Nを接着させる時に接着剤が継手本体1のスライダー嵌
合部11に垂れ落ちてしまったとしても、ストッパ壁2
3の切り欠き部231が、垂れ落ちた接着剤の固まりS
をよけて通れば、ストッパ壁23は、その接着剤の固ま
りに影響されることなく、シール材3と、継手本体1の
軒樋嵌合部11との間でストロークできる。ちなみに、
軒樋Nを接着させる時の接着剤は、継手本体1の軒樋嵌
合部12の底壁121と側壁122との間のコーナーか
ら最も垂れ落ち易いので、切り欠き部231の位置は、
本実施例のように、ストッパ壁23の下部の隅部が最も
効果的である。
ー2の摺動抵抗を小さくすることができると共に、雨水
や泥の漏れを防止することができ、しかも、軒樋Nの伸
縮を吸収する機能が、軒樋Nを接着させる時に垂れた接
着剤の固まりに影響され難いという効果を併せ持ってい
る。
てきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるもので
はなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設計の
変更等があっても本発明に含まれる。例えば、スライダ
ーは、ストッパ壁に形成された切り欠き部の形状が異な
るものを使用してもよい。図6は、スライダーの変形例
を示した斜視図で、このスライダー2aは、切り欠き部
231aが、ストッパ壁23aの下部を全体的に鋸歯状
に切り欠いた形状に形成されている。この他、切り欠き
部は、ストッパ壁の下部を波状に切り欠いた形状にして
もよいし、ストッパ壁の両端部を円弧状に切り欠いた形
状にしてもよい。
継手にあっては、スライダーのストッパ壁の下部に、ス
ライダー嵌合部と接触しないように切り欠かれた切り欠
き部が設けられているので、スライダーの摺動抵抗を小
さくすることができると共に、雨水や泥の漏れを防止す
ることができ、しかも、軒樋の伸縮を吸収する機能が、
軒樋を接着させる時に垂れた接着剤の固まりに影響され
難いという効果が得られる。
図である。
である。
を示す断面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 継手本体と、その継手本体の内側にシー
ル材を介して摺動可能に嵌合されたスライダーと、を備
え、前記継手本体が、内面に前記シール材が固定されて
いるスライダー嵌合部と、そのスライダー嵌合部の一端
に形成され、軒樋の端部を嵌合可能な軒樋嵌合部と、で
構成され、前記スライダーが、前記シール材に沿って摺
動する被シール部と、その被シール部の一端に形成さ
れ、軒樋の端部を嵌合可能な軒樋嵌合部と、前記被シー
ル部の他端に形成され、前記継手本体の軒樋嵌合部とシ
ール材との間をスライダー嵌合部に沿って摺動するスト
ッパ壁と、で構成されている樋用伸縮継手において、前
記ストッパ壁の下部に、スライダー嵌合部と接触しない
ように切り欠かれた切り欠き部が設けられていることを
特徴とする樋用伸縮継手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18507993A JP3154872B2 (ja) | 1993-07-27 | 1993-07-27 | 樋用伸縮継手 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18507993A JP3154872B2 (ja) | 1993-07-27 | 1993-07-27 | 樋用伸縮継手 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0742329A true JPH0742329A (ja) | 1995-02-10 |
JP3154872B2 JP3154872B2 (ja) | 2001-04-09 |
Family
ID=16164457
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18507993A Expired - Lifetime JP3154872B2 (ja) | 1993-07-27 | 1993-07-27 | 樋用伸縮継手 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3154872B2 (ja) |
-
1993
- 1993-07-27 JP JP18507993A patent/JP3154872B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3154872B2 (ja) | 2001-04-09 |
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