JP2594071Y2 - 樋用伸縮継手 - Google Patents

樋用伸縮継手

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JP2594071Y2
JP2594071Y2 JP1993064997U JP6499793U JP2594071Y2 JP 2594071 Y2 JP2594071 Y2 JP 2594071Y2 JP 1993064997 U JP1993064997 U JP 1993064997U JP 6499793 U JP6499793 U JP 6499793U JP 2594071 Y2 JP2594071 Y2 JP 2594071Y2
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JP
Japan
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joint
packing
gutter
bellows
expansion joint
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1993064997U
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English (en)
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JPH0729157U (ja
Inventor
敏男 酒井
谷口  誠
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Toyo Kagaku Co Ltd
Original Assignee
Toyo Kagaku Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は気温の変化に伴う軒樋の
伸縮を吸収し得るようになした樋用伸縮継手に係るもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の樋用伸縮継手としては継
手本体の両端部内面にパッキングを装着して接続せんと
する軒樋を面接触により摺動させるようになしたもの
(実公昭49−20932号公報や実公昭51−349
88号公報等参照)が一般に使用されていたが、施工性
や経済性に優る反面、水密性や安定性に劣ることから接
続せんとする軒樋の接合部分に止水板を設けるとともに
該止水板間に通水溝を有する橋を掛け渡したもの(実開
昭56−165825号公報や実開昭58−17261
3号公報等参照)が使用されるにいたったが、水密性や
安定性に優る反面、逆に施工性や経済性に劣るという弊
害を余儀なくされていた。
【0003】そこで、継手本体の内面に両端部に軒樋接
続部を有する蛇腹状内面カバーを装着したもの(実開昭
56−67229号公報や実開昭57−68029号公
報等参照)や一端部側に軒樋接続部を有する継手本体の
他端部側内面に紐状のパッキングを介して他端部側に軒
樋接合部を有する摺動体を摺動自在に嵌装したもの(実
開昭58−181845号公報や実開昭60−1244
30号公報等参照)が使用されるにいたった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記樋
用伸縮継手は、前者にあってはゴム等を素材とした耐候
性に劣る蛇腹状内面カバーが太陽光に曝されることから
劣化による機能低下が著しく、一方、後者にあっては水
漏防止を目的として継手本体と摺動体とが強く押圧され
る関係上、パッキングの潰れに伴う水漏れや継手本体、
特に摺動体の変形を来すという課題を有していた。
【0005】本考案は上記従来品の欠点を解消すべく考
案されたものであって、継手本体や摺動体の変形がな
く、しかも、伸縮機能の低下を来すことなく長期に亘り
使用可能な樋用伸縮継手を提供せんとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は上記に鑑み考案
されたものであって、一端部側に軒樋接続部を有する継
手本体の他端部側内面にパッキングを介して他端部側に
軒樋接合部を有する摺動体を摺動自在に嵌装してなる樋
用伸縮継手において、上記パッキングが両端部に接合部
を有し、その一端部側接合部が継手本体の内面に水密状
に接合される一方、他端部側接合部が摺動体の外面に水
密状に接合された蛇腹状パッキングであることを特徴と
する樋用伸縮継手である。
【0007】継手本体および摺動体への蛇腹状パッキン
グの接合は、継手本体の上面および摺動体の裏面に周設
された溝部に蛇腹状パッキングの両端部に周設されたU
字状棒体からなる接合部を各々嵌着して接着固定するこ
とにより行われる。
【0008】
【作用】本考案の樋用伸縮継手は端部側接合部が継手本
体の内面に水密状に接合される一方、他端部側接合部が
摺動体の外面に水密状に接合された蛇腹状パッキングを
設けてなるために水漏れがなく、しかも、この蛇腹状パ
ッキングが継手本体と摺動体により遮蔽されているため
に劣化に伴う機能低下がない。
【0009】
【実施例】以下、本考案を図面に示す実施例について詳
細に説明すれば、図1は本考案の樋用伸縮継手の一実施
例を示す断面図であり、図2は同上端面図であり、図3
は同上部材たる蛇腹状パッキングの斜視図を示すもので
ある。
【0010】図中、Aは一端部側に軒樋接続部1を有す
る断面U字状からなる継手本体であって、内面略中央部
に周方向に沿う溝部2を設けてなるものである。
【0011】図中、Bは継手本体Aの他端部側内面に摺
動自在に嵌装された断面U字状からなる摺動体であっ
て、他端部側に軒樋接合部3を設けるとともに外面に周
方向に沿う溝部4を設けてなるものである。
【0012】図中、Cは継手本体Aと摺動体Bとの間に
介在された断面U字状からなる蛇腹状パッキングであっ
て、蛇腹部5の両端部に周設されたU字状棒体からなる
接合部6,6を上記溝部2,4に各々嵌着し、これを接
着することにより装着してなるものである。
【0013】尚、図中、符号7は継手本体Aの両側部に
形成された断面逆U字状からなる係止片であって、摺動
体Bの係止の用に供されるものである。
【0014】
【考案の効果】以上より明らかなように、本考案の樋用
伸縮継手は一端部側に軒樋接続部を有する継手本体の他
端部側内面にパッキングを介して他端部側に軒樋接合部
を有する摺動体を摺動自在に嵌装してなる樋用伸縮継手
において、上記パッキングが両端部に接合部を有し、そ
の一端部側接合部が継手本体の内面に水密状に接合され
る一方、他端部側接合部が摺動体の外面に水密状に接合
された蛇腹状パッキングからなる構成よりなり、この蛇
腹状パッキングの両端部に設けられた接合部が継手本体
および摺動体に水密状に接合されているために外部への
水の流出が阻止され、更には蛇腹状パッキングが継手本
体と摺動体により遮蔽されているために紫外線等太陽光
による劣化に伴う伸縮機能の低下も合わせ防止せしめら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の樋用伸縮継手の一実施例を示す断面図
である。
【図2】本考案の樋用伸縮継手の一実施例を示す端面図
である。
【図3】本考案の樋用伸縮継手の部材たる蛇腹状パッキ
ングの斜視図を示すものである。
【符号の説明】
A 継手本体 B 摺動体 C 蛇腹状パッキング 1 軒樋接続部 3 軒樋接合部 6 一端部側接合部 7 他端部側接合部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端部側に軒樋接続部を有する継手本体
    の他端部側内面にパッキングを介して他端部側に軒樋接
    合部を有する摺動体を摺動自在に嵌装してなる樋用伸縮
    継手において、上記パッキングが両端部に接合部を有
    し、その一端部側接合部が継手本体の内面に水密状に接
    合される一方、他端部側接合部が摺動体の外面に水密状
    に接合された蛇腹状パッキングであることを特徴とする
    樋用伸縮継手。
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