JPH07102707A - 軒樋伸縮継手 - Google Patents

軒樋伸縮継手

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Publication number
JPH07102707A
JPH07102707A JP25324393A JP25324393A JPH07102707A JP H07102707 A JPH07102707 A JP H07102707A JP 25324393 A JP25324393 A JP 25324393A JP 25324393 A JP25324393 A JP 25324393A JP H07102707 A JPH07102707 A JP H07102707A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slider
fitting
eaves
eaves gutter
joint
Prior art date
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Pending
Application number
JP25324393A
Other languages
English (en)
Inventor
Takaaki Moto
隆明 元
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スライダーの被シール部とシール材との間に
砂、ごみ等が侵入しないようにすることにより漏水する
恐れのない軒樋伸縮継手を提供するにある。 【構成】 継手本体1と、継手本体1の内側にシール材
3を介して摺動可能に嵌合されたスライダー2とを備
え、継手本体1が、内面にシール材3が固定されている
スライダー嵌合部11と、スライダー嵌合部11の一端
に形成された軒樋嵌合部12とで構成され、スライダー
2が、シール材3に沿って摺動する被シール部21と、
被シール部21の一端に形成された軒樋嵌合部22と、
被シール部21の他端に形成され、継手本体1の軒樋嵌
合部12とシール材3との間をスライダー嵌合部11に
沿って移動するストッパ壁23とで構成され、継手本体
1のスライダー嵌合部11の内面であって、シール材3
の固定部と軒樋嵌合部12との間の底壁111に凹溝1
14が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、気温の変化に伴う軒樋
の伸縮を吸収する機能を有する軒樋伸縮継手に関する。
【0002】
【従来の技術】軒樋、特に硬質塩化ビニル樹脂等の合成
樹脂を素材とした軒樋は、熱膨張係数が大きいために、
気温の変化に伴う伸縮により変形や破損などの弊害を余
儀なくされていた。そこで、気温の変化に伴う軒樋の伸
縮を吸収する機能を有する伸縮継手が多数発明され、使
用されている。
【0003】代表的な軒樋伸縮継手は、継手本体と、そ
の継手本体の内側にシール材を介して嵌合されたスライ
ダーとで構成されている。この継手本体は、内面にシー
ル材が固定されているスライダー嵌合部と、そのスライ
ダー嵌合部の一端に形成され、軒樋の端部を嵌合可能な
軒樋嵌合部とで構成され、スライダーは、前記シール材
に沿って摺動する被シール部と、その被シール部の一端
に形成され、軒樋の端部を嵌合可能な軒樋嵌合部と、前
記被シール部の他端に形成され、前記継手本体の軒樋嵌
合部とシール材との間をスライダー嵌合部に沿って摺動
するストッパ壁と、で構成された構造となっている(実
公平4−19141号、実公平4−19142号公報参
照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の軒樋伸縮継手にあっては、次の問題が生じて
いた。
【0005】即ち、継手本体のスライダー嵌合部の内面
上であって、スライダーのストッパ壁と継手本体の一端
の軒樋嵌合部との間の部分に砂、ごみ等が入り、この
砂、ごみ等がスライダーの被シール部とシール材との間
に噛み込み、シール部に間隙が生じて漏水する恐れがあ
る。
【0006】そこで、本発明は、上記のような従来の軒
樋伸縮継手における問題に着目してなされたものであっ
て、その目的とするところは、スライダーの被シール部
とシール材との間に砂、ごみ等が侵入しないようにする
ことにより漏水する恐れのない軒樋伸縮継手を提供する
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の軒樋伸縮継手においては、継手本体と、継
手本体と、その継手本体の内側にシール材を介して摺動
可能に嵌合されたスライダーとを備え、継手本体が、内
面に前記シール材が固定されているスライダー嵌合部
と、そのスライダー嵌合部の一端に形成され、軒樋の端
部を嵌合可能な軒樋嵌合部とで構成され、スライダー
が、前記シール材に沿って摺動する被シール部と、その
被シール部の一端に形成され、軒樋の端部を嵌合可能な
軒樋嵌合部と、前記被シール部の他端に形成され、継手
本体の軒樋嵌合部とシール材との間をスライダー嵌合部
に沿って移動するストッパ壁とで構成されている樋用伸
縮継手において、継手本体のスライダー嵌合部の内面で
あって、シール材の固定部と軒樋嵌合部との間の底壁に
凹溝が設けられ、凹溝はストッパ壁の移動方向と平行に
設けられていることを特徴とするものである。
【0008】本発明において、継手本体及びスライダー
の材質としては、特に限定されるものではないが、例え
ば、硬質塩化ビニル樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリカーボネートのような合成樹脂の他、ポリフェ
ニレンサルファイドのようなエンジニアリングプラスチ
ック、又は、鉄、ステンレス鋼、銅、アルミニウムのよ
うな金属を単独に使用してもよく、或いは、鉄等の金属
製芯材の両面に硬質塩化ビニル樹脂の被覆層を設ける
等、これらの材質を適宜組み合わせて使用してもよい。
【0009】
【作用】本発明軒樋伸縮継手においては、継手本体のス
ライダー嵌合部の内面であって、シール材の固定部と軒
樋嵌合部との間の底壁に凹溝が設けられ、凹溝はストッ
パ壁の移動方向と平行に設けられているので、継手本体
のスライダー嵌合部の内面であって、シール材の固定部
と軒樋嵌合部との間の底壁上に砂、ごみ等が侵入して
も、砂、ごみは凹溝内に落下し、スライダーの被シール
部とシール材との間に砂、ごみ等が侵入しないものであ
り、漏水の恐れがない。
【0010】
【実施例】本発明の実施例を図1〜図4に基づいて説明
する。図1は本発明軒樋伸縮継手の一例を示す斜視図、
図2は図1に示す本発明軒樋伸縮継手の断面図、図3は
図1に示す本発明軒樋伸縮継手のスライダーを示す斜視
図、図4は図1に示す本発明軒樋伸縮継手の継手本体を
示す斜視図である。図1に示す本発明軒樋伸縮継手は硬
質塩化ビニル樹脂製の継手本体1と、その継手本体1の
内側にシール材3を介して摺動可能に嵌合された硬質塩
化ビニル樹脂製のスライダー2とで構成されている。
【0011】継手本体1は、内面に前記シール材3が固
定されているスライダー嵌合部11と、そのスライダー
嵌合部11の一端に形成され、図示しない軒樋の端部を
嵌合可能な軒樋嵌合部12とで構成されている。
【0012】スライダー嵌合部11は、平らな底壁11
1の両側部に、側壁112を真直に立設させると共に、
各側壁112の上端に、L字形の耳受け部113を設け
た形状に形成されており、その内面には、シール材3を
保持した一対の突条13が、底壁111と側壁112を
横断する向きに一体成形されている。軒樋嵌合部12
は、平らな底壁121の両側部に、側壁122を真直に
立設させると共に、各側壁122の上端に、コの字形の
耳受け部123を設けた形状に形成されている。
【0013】スライダー2は、シール材3に沿って摺動
する被シール部21と、その被シール部21の一端に形
成され、軒樋の端部を嵌合可能な軒樋嵌合部22と、被
シール部21の他端に形成され、継手本体1の軒樋嵌合
部12とシール材3との間をスライダー嵌合部11に沿
って摺動するストッパ壁23とで構成されている。被シ
ール部21は、U字形に形成されており、軒樋嵌合部2
2は、平らな底壁221の両側部に、側壁222を真直
に立設させると共に、各側壁222の上端に、コの字形
の耳受け部223を設けた形状に形成されている。
【0014】又、ストッパ壁23は、スライダー2が継
手本体1から脱落するのを防止するためのもので、継手
本体1の突条13に係止される形状に形成されている。
【0015】シール材3は、ゴムなどの弾性体によって
形成されている。また、この止水材の表面には、3本の
突条31が並設されており、継手本体1の内側にスライ
ダー2を嵌合させると、この突条31が弾性変形した状
態でスライダー2の被シール部21の外面と密着し、そ
の間が止水されるようになっている。尚、このシール材
3は、継手本体1の突条13の間に接着剤によって接着
してもよいし、継手本体1の射出成形時に、継手本体1
の内側に射出成形してもよい。
【0016】継手本体1のスライダー嵌合部11の内面
上であって、シール材3の固定部と軒樋嵌合部12との
間の底壁111に多数の凹溝114が設けられ、各凹溝
114はスライダー2のストッパ壁23の移動方向と平
行に設けられている。
【0017】〔実施例の作用〕次に、図1〜4に示す本
発明軒樋伸縮継手の作用を説明する。本発明樋用伸縮継
手により軒樋を接続する場合には、継手本体1の軒樋嵌
合部12の内側に、一方の軒樋(図示しない)を嵌合接
着すると共に、スライダー2の軒樋嵌合部22の内側
に、他方軒樋(図示しない)を嵌合接着する。継手本体
1に接着させた軒樋、並びにスライダー2に接着させた
軒樋が伸縮すると、スライダー2が継手本体1のスライ
ダー嵌合部11の内側で摺動して、その伸縮が吸収され
る。
【0018】継手本体1のスライダー嵌合部11の内面
上であって、シール材3の固定部と軒樋嵌合部12との
間の底壁111に多数の凹溝114が設けられ、各凹溝
114はスライダー2のストッパ壁23の移動方向と平
行に設けられているので、底壁111上の砂、ごみ等は
各凹溝114内に落下し、スライダーの被シール部とシ
ール材との間に砂、ごみ等が侵入しないものであり、漏
水の恐れがない。尚、凹溝114に砂、ごみ等が多く溜
まるときは、定期的に掃除して凹溝114内から砂、ご
み等を排除することが好ましい。
【0019】以上、本発明の実施例を図面により説明し
たが、本発明の具体的な構成は図示の実施例に限られる
ものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における
設計の変更等があっても本発明に含まれる。例えば、図
示の実施例においては、凹溝114は底壁111に多数
設けられ、各凹溝114はストッパ壁23の移動方向と
平行に設けられているが、凹溝は1個でもよく、その方
向もストッパ壁23の移動方向と交差する方向に設けら
れていてもよい。
【0020】
【発明の効果】本発明軒樋伸縮継手においては、継手本
体のスライダー嵌合部の内面であって、シール材の固定
部と軒樋嵌合部との間の底壁に凹溝が設けられ、凹溝は
ストッパ壁の移動方向と平行に設けられているので、継
手本体のスライダー嵌合部の内面であって、シール材の
固定部と軒樋嵌合部との間の底壁上に砂、ごみ等が侵入
しても、砂、ごみは凹溝内に落下し、スライダーの被シ
ール部とシール材との間に砂、ごみ等が侵入しないもの
であり、漏水の恐れがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明軒樋伸縮継手の一例を示す斜視図。
【図2】図1に示す本発明軒樋伸縮継手の断面図。
【図3】図1に示す本発明軒樋伸縮継手のスライダーを
示す斜視図。
【図4】図1に示す本発明軒樋伸縮継手の継手本体を示
す斜視図。
【符号の説明】
1 継手本体 11 スライダー嵌合部 111 底壁 112 側壁 113 耳受け部 114 凹溝 12 軒樋嵌合部 2 スライダー 21 被シール部 22 軒樋嵌合部 221 底壁 222 側壁 223 耳受け部 23 ストッパ壁 3 シール材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 継手本体と、その継手本体の内側にシー
    ル材を介して摺動可能に嵌合されたスライダーとを備
    え、継手本体が、内面に前記シール材が固定されている
    スライダー嵌合部と、そのスライダー嵌合部の一端に形
    成され、軒樋の端部を嵌合可能な軒樋嵌合部とで構成さ
    れ、スライダーが、前記シール材に沿って摺動する被シ
    ール部と、その被シール部の一端に形成され、軒樋の端
    部を嵌合可能な軒樋嵌合部と、前記被シール部の他端に
    形成され、継手本体の軒樋嵌合部とシール材との間をス
    ライダー嵌合部に沿って移動するストッパ壁とで構成さ
    れている樋用伸縮継手において、継手本体のスライダー
    嵌合部の内面であって、シール材の固定部と軒樋嵌合部
    との間の底壁に凹溝が設けられていることを特徴とする
    軒樋伸縮継手。
JP25324393A 1993-10-08 1993-10-08 軒樋伸縮継手 Pending JPH07102707A (ja)

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JP25324393A JPH07102707A (ja) 1993-10-08 1993-10-08 軒樋伸縮継手

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