JPH0742240U - シリアルインターフェース回路 - Google Patents

シリアルインターフェース回路

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JPH0742240U
JPH0742240U JP7378693U JP7378693U JPH0742240U JP H0742240 U JPH0742240 U JP H0742240U JP 7378693 U JP7378693 U JP 7378693U JP 7378693 U JP7378693 U JP 7378693U JP H0742240 U JPH0742240 U JP H0742240U
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JP7378693U
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修 伊藤
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株式会社新興製作所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 制御部と被制御部との間でなされるデータの
送受信に必要な信号線の本数を少なくする。 【構成】 制御部10と被制御部20との間で送信デー
タTX及び受信データRTを直列データの形式で送受信
するとともに、データ制御信号LD及びシフトクロック
信号SCKを制御部10から被制御部20に送信する。
4本の信号線TL,RL,LL,SLによってデータの
送受信ができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、制御部と被制御部との間でシリアルデータを送受信するシリアルイ ンターフェースに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、CPU等の制御装置を備えた制御部と、データ入力用のキーボードスイ ッチ及びデータ出力用のLED表示器等を備えた端末装置である被制御部との間 で、データの送受信を行う場合は、図4に示すような構成のインターフェース回 路を用いるのが一般的である。
【0003】 制御部1は、データ伝送用の出力ポート1A及び入力ポート1Bを備えており 、被制御部2は、制御部1から伝送されるデータを入力する複数の入力ポート2 A-1〜2A-Nと、制御部1に対してデータを出力する複数の出力ポート2B-1〜 2B-Nとを備えている。
【0004】 被制御部2の入力ポート2A-1〜2A-Nは、与えられたデータに応じて所定の 動作を行う受動要素(例えば、LED表示器など)に接続され、出力ポート2B -1〜2B-Nは、操作や状態変化に応じて所定のデータを出力する能動要素(例え ば、キーボードスイッチなど)に接続される。これらの受動要素及び能動要素に は、それらの中から1つを選択するためのアドレスが予め割り当てられている。
【0005】 図示するように、制御部1の出力ポート1Aと、被制御部2の各入力ポート2 A-1〜2A-Nとの間は、制御部1から被制御部2に対してデータを伝送する送信 データ線D1、及び、上記各入力ポートに対応するアドレス信号を伝送するアド レス信号線AS-1〜AS-Nで接続される。また、被制御部2の各出力ポート2B -1〜2B-Nと、制御部1の入力ポート1Bとの間は、被制御部2から制御部1に 対してデータを伝送する受信データ線D2、及び、上記各出力ポート2B-1〜2 B-Nに対応するアドレス信号を伝送するアドレス信号線AR-1〜AR-Nで接続さ れる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来のインターフェース回路では、上記各アドレス信 号線の本数は、被制御部2側の入出力ポートの数、すなわち、制御する能動要素 及び受動要素の数に応じて増大する。したがって、多数の信号線が必要となった 場合には、信号線を構成する接続ケーブル(電線材)の本数も増大するため、接 続ケーブルの屈曲性が損なわれる問題があった。このため、接続ケーブルが接続 された被制御部2を移動しにくい欠点があった。
【0007】 本考案は、このような事情に基づいてなされたもので、その目的は、被制御部 に備えられた能動素子及び受動素子の数量が多数であっても、少ない本数の信号 線でデータの送受信ができ、したがって、接続ケーブルの本数が少なくて済み、 その屈曲性を確保できるシリアルインターフェース回路を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案のシリアルインターフェース回路は、制御部と、個々にアドレスが割り 当てられた複数の能動要素及び受動要素を具備する被制御部との間で直列データ の送受信を行うものであり、データ制御信号に応動して並列データを入力し、シ フトクロック信号に応動して並列データを直列データに変換して送信する並列直 列データ変換器と、シフトクロック信号に応動して、直列データを受信して並列 データに変換し、データ制御信号に応動して並列データを出力する直列並列デー タ変換器とからなるデータ変換手段を制御部及び被制御部のそれぞれに設け、制 御部側及び被制御部側のデータ変換手段の間を、直列データを相互に送信するた めの2本のデータ信号線と、シフトクロック信号及びデータ制御信号を制御部か ら被制御部にそれぞれ伝送するシフトクロック信号線及びデータ制御信号線とで 接続し、制御部から被制御部に送信される直列データには、複数の能動要素及び 受動要素から一つの能動要素及び受動要素を選択するためのアドレスデータが付 加されており、被制御部側のデータ変換手段は、アドレスデータにより選択した 能動要素に並列データを出力するとともに、アドレスデータにより選択した受動 要素の出力データを並列データとして入力することを特徴としている。 なお、本考案において、能動要素とは、それの状態変化に応じて所定のデータ を出力するものをいう。受動要素とは、それに与えられるデータに応じて所定の 動作を行うものをいう。
【0009】
【作用】
制御部は、直列データ、データ制御信号、及びシフトクロック信号を被制御部 に送信し、被制御部は、直列データを制御部に送信する。したがって、制御部と 被制御部とを接続する接続ケーブルは4本である。
【0010】
【実施例】
次に、本考案について図面を参照して説明する。 図1は、本考案の一実施例を示す回路図であり、図2は、その動作を説明する タイムチャートである。なお、図中において示されている信号名及び端子名に付 されたバーの記号は、以下の説明においてはこれを省略する。
【0011】 図1において、10は、例えば、CPU等の制御装置を備えたホストコンピュ ータ等の制御部であり、データバスDBを介して並列データ(パラレルデータ) のやり取りを行っている。11aは、データバスDBから入力した、一例として 、8ビット単位の並列データを直列データ(シリアルデータ)に変換してデータ 出力端子QHから出力する並列直列データ変換器(以下、P/S変換器という) であり、一例として、並直変換用のシフトレジスタIC(集積回路)等で構成で きる。
【0012】 なお、P/S変換器11aは、その内部に、与えられた並列データを一時的に 保存する入力レジスタと、その並列データを受けて直列データに変換するシフト レジスタとの2組のレジスタを具備している。
【0013】 このP/S変換器11aは、ラッチ入力端子RCKに与えられたデータの送信 を命令するライト信号WRの立上がりの時点で、データ入力端子A〜Hに与えら れている並列データを入力レジスタにラッチし、ロード入力端子LDに与えれた データ制御信号LDが有効、すなわち、低レベル(以下、“L”という)になっ た時点で、ラッチしていたデータを内部の入力レジスタからシフトレジスタにロ ードする。
【0014】 また、P/S変換器11aは、次述するクロック発生器12からシフトクロッ ク入力端子SCKに与えられたシフトクロック信号の立上がりエッジが入力する 毎に、並列データを直列データに変換するとともに、その直列データTXをデー タ出力端子QHから送信データ線(データ信号線)TL経由で次述する被制御部 20側へ送信する。
【0015】 前述したクロック発生器12は、制御部10内部のシステムクロック信号CL K及びロード信号LDからシフトクロック信号SCKを生成するものである。
【0016】 11bは、データ入力端子SIに与えられた直列データを、一例として、8ビ ット単位の並列データに変換してデータバスDBに与える直列並列データ変換器 (以下、S/P変換器という)であり、一例として、直並変換用のシフトレジス タIC等で構成できる。
【0017】 なお、P/S変換器11aは、与えられた直列データを並列データに変換する シフトレジスタと、その並列データを一時的に保存するストレージレジスタとの 2組のレジスタを具備している。
【0018】 このS/P変換器11bは、クロック発生器12からのシフトクロック信号S CKをインバータ13aで反転されて与えられ、その立上がりエッジを入力する 毎に、データ入力端子SIに与えられた直列データをシフトレジスタに入力する 。
【0019】 また、S/P変換器11bは、データ制御信号LDをインバータ13bで反転 されてラッチクロック入力端子RCKに与えられ、それの立上がりエッジを入力 した時点で、シフトレジスタの並列データをストレージレジスタにロードする。 次いで、出力有効端子Gに与えられる、データの受信を命令するリード信号RD が有効である“L”になった時点で、上記並列データを、内部のストレージレジ スタからデータバスDBに接続されたデータ出力端子QA〜QHに出力する。
【0020】 一方、被制御部20は、例えば、データ入力用のキーボードスイッチやLED 表示器等を備えた簡単な端末装置等である。
【0021】 21bは、前述した制御部10側のS/P変換器11bと同じものであって、 制御部10側のP/S変換器11bからの送信データTXを1本の送信データ線 (データ線)TL経由でデータ入力端子SIに入力する。
【0022】 このS/P変換器変換器21bは、制御部10からシフトクロック信号線SL 経由で入力されるシフトクロック信号SCKを、インバータ22aを介してシフ トクロック入力端子SCKに入力し、それの立上がりエッジが入力される度に内 部のシフトレジスタによりデータ変換を行う。
【0023】 そして、S/P変換器21bは、制御部10からデータ制御信号線LL経由で 入力されるデータ制御信号LDの立上がりをラッチクロック入力端子RCKに入 力した時点で、変換した並列データをストレージレジスタから出力端子QA〜Q H(8ビット)に出力する。
【0024】 この並列データの内の4ビット分は、インバータ24及び抵抗を介して4組の LED群281〜284の各データ線d1〜d4にデータ信号として与えられる 。並列データの残りの4ビット分は、ドライバ251〜254を介してLED群 281〜284を選択するアドレス信号として、各アドレス線a1〜a4に与え られる。各アドレス信号は、エミッタ端子が“H”レベル(電源VCC)に接続 されたトランジスタ271〜274のベース端子に与えられる。261〜264 は、バイアス抵抗である。したがって、“L”のアドレス線に接続されたLED 群の内で、データ線が“L”になったLEDにのみ電流が流れて点灯する。
【0025】 すなわち、各LED群は、アドレス線が有効(“L”)であるときに選択され 、選択されたLED群は、データ線に与えられたデータ信号の状態(“L”又は “H”)に応じて点灯又は滅灯の動作をするようになっている。
【0026】 また、図示の例では、各LED群のLED数は、データ線d1〜d4の数と等 しい4個である。
【0027】 なお、本実施例では、与えられるデータに応じて所定動作である点灯・滅灯を 行うLED群が受動要素に相当する。
【0028】 21aは、前述したP/S変換器11aと同じものであって、次述する押しボ タンスイッチ群301〜304からの“H”又は“L”の並列データをデータ線 a11〜a14を介して入力端子A〜Dに入力するとともに、各アドレス信号を 並列データとしてアドレス線a1〜a4を介して入力端子E〜Hに入力する。
【0029】 P/S変換器21aは、ロード端子LDに与えられるデータ制御信号LDが有 効である“L”になると、入力端子A〜Hに与えられた並列データを内部の入力 レジスタにラッチし、ラッチクロック入力端子RCKにインバータ22bを介し て与えられたデータ制御信号LDの立上がりを入力した時点で、上記並列データ を内部のシフトレジスタにロードする。
【0030】 そして、P/S変換器21aは、シフトクロック入力端子SCKに与えられた シフトクロック信号SCKに応動して並列データを直列データに変換するととも に、その直列データRXを出力端子QHから受信データ線(データ信号線)RL 経由で制御部10のS/P変換器11bの入力端子SIに与える。
【0031】 4組の押しボタンスイッチ群301〜304のそれぞれの押しボタンスイッチ SWは、その一端がアドレス線a1〜a4に接続され、他端が抵抗アレイ29を 介して“H”レベル(電源VCC)にプルアップされたデータ線d11〜d14 に接続されている。
【0032】 したがって、“L”のアドレス線に接続された押しボタンスイッチ群の押しボ タンスイッチSWのON・OFF動作によってのみ、データ線に“L”又は“H ”の信号(データ)を生成することができ、かつ、そのデータをP/S変換器2 1aの入力端子A〜Dに与えることができる。
【0033】 なお、各押しボタンスイッチ群の押しボタンスイッチSWの数は、データ線d 11〜14の数と等しい4個である。 すなわち、各押しボタンスイッチ群は、アドレス線が有効(“L”)であると きに選択されるものであり、選択された押しボタンスイッチ群における各押しボ タンスイッチSWのON・OFF動作によって、データがデータ線に生成される ようになっている。
【0034】 なお、本実施例では、ボタンの押動操作(ON・OFF状態)に対応するデー タを出力する押しボタンスイッチ群が能動要素に相当する。
【0035】 次に、上述の回路構成による直列データの送受信動作を図2のタイムチャート を参照して説明する。
【0036】 図2において、左側に示す符号は、図1に示した、P/S変換器11a,21 a、及び、S/P変換器11b,21bの入力端子及び出力端子の名称を示して おり、括弧内の符号は、その端子に与えられる信号名を示している。
【0037】 まず、制御部10から被制御部20への直列データの送信動作について説明す る。
【0038】 時点t3で、P/S変換器11aは、ラッチクロック入力端子RCKに入力さ れるライト信号WRが有効(“L”)となることにより、入力端子A〜Hの並列 データを内部の入力レジスタにラッチし、次いで、時点t4でロード入力端子L Dが“H”となることにより、ラッチされた並列データを内部のシフトレジスタ にロードし、入力データが確定される。
【0039】 さらに、時点t5から、シフトクロック信号SCKがP/S変換器11aのシ フトクロック入力端子SCKに入力されると、その立上がりエッジ毎に並列デー タから直列データへのデータ変換動作が行われて、直列データがデータ出力端子 QHから送信データTXとして出力される。
【0040】 なお、本実施例では、取り扱う並列データを8ビット単位としているため、シ フトクロック信号SCKのクロック数も8個必要であるが、図面では4個に省略 している(以下、同様)。
【0041】 一方、被制御部20のS/P変換器21bは、時点t4で、ラッチクロック入 力端子RCKに入力されるデータ制御信号LDの立上がりエッジにより、内部の シフトレジスタに保持していた並列データを内部のストレージレジスタにロード する。すなわち、この時点t4で、並列データが確定されデータ出力端子QA〜 QHから出力される。この並列データがデータ線d1〜d4及びアドレス線a1 〜a4に出力されることにより、LED群271〜274は、その並列データに 対応して点灯又は滅灯する。
【0042】 次いで、S/P変換器21bは、送信データTXを送信データ線TL経由でデ ータ入力端子SIに受けるが、シフトクロック入力端子SCKには、インバータ 22aで反転されたシフトクロック信号SCKを受けており、時点t6以降でそ の立上がりエッジにより直列データを内部のシフトレジスタに取り込む受信動作 を行う。
【0043】 すなわち、S/P変換器21bが時点t4で出力する並列データは、上述した 時点t6以降の受信動作で得るデータの一つ前になされた受信動作で得るデータ となる。
【0044】 このようにして、一連の受信動作が完了する。時点t7以降には、上述と同様 にして次回の受信動作が行われる。
【0045】 次に、被制御部20から制御部10への直列データの送信動作を説明する。 時点t1以前には、被制御部20のS/P変換器21bから出力された並列デ ータによって、アドレス線a1〜a4のいずれか1つが有効(“L”)となって いる。したがって、アドレス線が有効になっている当該押しボタンスイッチ群か らのデータがP/S変換器21aの入力端子A〜Dに与えられるとともに、上記 アドレス信号がアドレス線からP/S変換器21aの入力端子F〜Hに与えられ ている。
【0046】 時点t1で、P/S変換器21aは、ラッチクロック入力端子RCKにインバ ータ22bを介して入力されるデータ制御信号LDの立上がりエッジが入力され ることにより、入力端子A〜Hに入力されている並列データを内部の入力レジス タに取り込むが、これと同時にロード端子LDに入力されるデータ制御信号LD が“L”になるので、上記並列データを内部の入力レジスタからシフトレジスタ へロードする。すなわち、時点t1で入力する並列データが確定される。
【0047】 次いで、時点t5からシフトクロック入力端子SCKにシフトクロックSCK が入力されると、その立上がりエッジ毎に並列データから直列データへのデータ 変換動作が行われて、直列データがデータ出力端子QHから受信データ線RLを 経由して受信データRXとして制御部10側へ出力される。
【0048】 一方、制御部10のS/P変換器11bは、時点t1で、インバータ13b経 由でラッチクロック入力端子RCKに入力されるデータ制御信号LDの立上がり エッジにより、シフトレジスタに保持していた並列データをストレージレジスタ にロードする。すなわち、この時点t1で並列データが確定される。
【0049】 次いで、時点t2で、出力有効端子Gに入力されるリード信号が有効(“L” )となると、データ出力端子QA〜QHが有効となり、並列データがデータバス DBに出力される。
【0050】 次に、S/P変換器11bは、受信データRXを受信データ線RL経由で入力 端子SIに受けるが、シフトクロック入力端子SCKには、インバータ13a経 由のシフトクロック信号SCKを受けており、時点t6以降でその立上がりエッ ジにより、直列データを内部のシフトレジスタに取り込む受信動作を行う。
【0051】 すなわち、S/P変換器11bが時点t1で出力する並列データは、上述した 時点t6以降の受信動作で得るデータの一つ前になされた受信動作で得るデータ となる。
【0052】 このようにして、一連の受信動作が完了する。時点t7以降は、上述と同様に 次回の受信動作が行われる。
【0053】 なお、上述の実施例では、制御部10が受信したデータがどのアドレスの受動 要素に対応するのかを識別するために、被制御部20から制御部10へ送信する データの中にアドレスのデータを含めている。
【0054】 しかしながら、被制御部20から制御部10に与えられたデータが、どの時点 で制御部10から被制御部20送信されたデータに付加されたアドレスのデータ に対応するものなのかは、一連の送受信動作の順番から特定できる。したがって 、アドレス線をP/S変換器21aの入力端子に接続しない構成とすることによ り、被制御部20から制御部10へ送信するデータの中にアドレスのデータを含 めないこともできる。
【0055】 なお、図1に示した実施例では、アドレス信号をS/P変換器21bの出力端 子から直接アドレス線a1〜a4に与えるとともに、アドレス信号をP/S変換 器21aの入力端子E〜Hに与える構成となっている。すなわち、このような構 成では、1つのアドレス信号により、1つの能動要素及び受動要素を選択してい る。
【0056】 これに対して、図3に示すように、アドレス信号をデコーダ23aによりデコ ードしてアドレス線に与え、アドレス信号をエンコーダ23bによりエンコード してP/S変換器21aの入力端子に与える構成とすることもできる。
【0057】 図3のように、S/P変換器21bの出力端子を、アドレス用に2ビット、デ ータ用に6ビット割り当てれば、アドレス線は4本のままで、データ線を6本に 増やすことができる。同様に、アドレス用に4ビット、データ用に4ビット割り 当てれば、アドレス線は16本に増やすことができ、データ線を4本とすること ができる。
【0058】 このように、デコーダ23aを用いてアドレス用及びデータ用に割り当てるビ ット数を組み合わせることにより、アドレス線又はデータ線の数を増加させるこ とができるだけでなく、アドレス及びデータの構成を任意に変更することが可能 となる。また、図3の場合にも、前述したように制御部10へアドレスを送信す る必要がなければ、エンコーダを省略して構成することもできる。
【0059】 なお、上述した本実施例においては、制御部10のP/S変換器11a及びS /P変換器11bによってデータ変換手段が構成されており、被制御部20のP /S変換器21a及びS/P変換器21bによってデータ変換手段が構成されて いる。
【0060】 また、本考案のデータ変換手段(P/S変換器及びS/P変換器)は、本実施 例で述べた特定の論理素子や回路構成に限定されるものではなく、並列データと 直列データとを相互に変換するデータ変換機能を有したものであればよく、当業 者が種々の方式で実現できるものである。
【0061】 また、本実施例では、制御部10及び被制御部20のデータ変換手段で取り扱 う並列データを8ビット単位としたが、これに限られるものではなく、任意に変 更できる。例えば、P/S変換器11a,21a及びS/P変換器11b,21 bをカスケード接続することよって、変換する並列データのビット数を任意に拡 張することができる。
【0062】 本実施例では、受動要素及び能動要素としてLED群及び押しボタンスイッチ 群を例にとって説明したが、これに限られるものではない。受動要素として入力 ポートを適用し、能動要素として出力ポートを適用することにより、本考案を種 々の被制御装置に広く応用できる。
【0063】 以上説明したように、本実施例によれば、制御部10及び被制御部20が備え たデータ変換手段によって直列データの送受信がなされるため、制御部10と被 制御部20との間を接続する信号線は、被制御部20の能動要素及び受動要素の 数量と関係なく、次の4本でよい。 (a)制御部10と被制御部20との間で直列データを送受信するための2本の データ線、すなわち、送信データ線TL及び受信データ線RL。 (b)被制御部20側のP/S変換器21a及びS/P変換器21bに与えるデ ータ制御信号を伝送するデータ制御信号線LL。 (c)被制御部20側のP/S変換器21a及びS/P変換器21bに与えるシ フトクロック信号を伝送するシフトクロック信号線SL。
【0064】 したがって、制御部10と被制御部20との間を接続する接続ケーブルの本数 は、4本という極めて少ない本数で済むため、接続ケーブルの屈曲性を確保する ことができるので、被制御部20を移動して使用する場合にも、その操作性が優 れたものとなる。
【0065】
【考案の効果】
以上詳述したように、本考案のシリアルインターフェース回路によれば、制御 部及び被制御部が備えたデータ変換手段によって直列データを送受信するととも に、データ制御信号及びシフトクロック信号を被制御部に送信するため、4本の 信号線でデータの送受信ができる。したがって、制御部と被制御部との間を接続 する接続ケーブルの本数は、4本という極めて少ない本数で済むので、接続ケー ブルの屈曲性を確保することができる。このため、被制御部を移動して使用する 場合にも、その操作性が優れたものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のシリアルインターフェース回路の一実
施例を示す回路図である。
【図2】図1の回路動作を説明するタイムチャートであ
る。
【図3】その他の実施例を示す回路図である。
【図4】従来のインターフェース回路の一例を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
10 制御部 11 データ変換手段 11a P/S変換器(並列直列データ変換器) 11b S/P変換器(直列並列データ変換器) 12 クロック発生器 20 被制御部 21 データ変換手段 21a P/S変換器(並列直列データ変換器) 21b S/P変換器(直列並列データ変換器) 23 アドレスデコーダ 281〜284 LED群(受動要素) LED 表示灯 301〜304 押しボタンスイッチ群(能動要素) SW 押しボタンスイッチ TX 送信データ RX 受信データ LD データ制御信号 SCK シフトクロック信号 TL 送信データ線 RL 受信データ線 LL データ制御信号線 SL シフトクロック信号線
【手続補正書】
【提出日】平成6年2月4日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【図4】
【図1】
【図3】

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】制御部と、個々にアドレスが割り当てられ
    た複数の能動要素及び受動要素を具備する被制御部との
    間で直列データの送受信を行うシリアルインターフェー
    ス回路であって、 データ制御信号に応動して並列データを入力し、シフト
    クロック信号に応動して前記並列データを直列データに
    変換して送信する並列直列データ変換器と、前記シフト
    クロック信号に応動して、直列データを受信して並列デ
    ータに変換し、前記データ制御信号に応動して前記並列
    データを出力する直列並列データ変換器とからなるデー
    タ変換手段を前記制御部及び前記被制御部のそれぞれに
    設け、 前記制御部側及び前記被制御部側の前記データ変換手段
    の間を、前記直列データを相互に送信するための2本の
    データ信号線と、前記シフトクロック信号及び前記デー
    タ制御信号を前記制御部から被制御部にそれぞれ伝送す
    るシフトクロック信号線及びデータ制御信号線とで接続
    し、 前記制御部から前記被制御部に送信される前記直列デー
    タには、前記複数の能動要素及び受動要素から一つの能
    動要素及び受動要素を選択するためのアドレスデータが
    付加されており、 前記被制御部側の前記データ変換手段は、前記アドレス
    データにより選択した前記能動要素に前記並列データを
    出力するとともに、前記アドレスデータにより選択した
    前記受動要素の出力データを前記並列データとして入力
    すること、 を特徴とするシリアルインターフェース回路。
JP7378693U 1993-12-24 1993-12-24 シリアルインターフェース回路 Pending JPH0742240U (ja)

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