JPH0742142Y2 - 電子式電力量計ケ−ス - Google Patents
電子式電力量計ケ−スInfo
- Publication number
- JPH0742142Y2 JPH0742142Y2 JP1987122091U JP12209187U JPH0742142Y2 JP H0742142 Y2 JPH0742142 Y2 JP H0742142Y2 JP 1987122091 U JP1987122091 U JP 1987122091U JP 12209187 U JP12209187 U JP 12209187U JP H0742142 Y2 JPH0742142 Y2 JP H0742142Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cover
- sealing screw
- conductive
- hour meter
- meter case
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Casings For Electric Apparatus (AREA)
- Details Of Measuring And Other Instruments (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は、耐候性能を確保するために塗装処理を施した
金属製のカバーとベースとがゴムパッキンを介して封印
ネジにより締付け固定される電子式電力量計ケースに関
する。
金属製のカバーとベースとがゴムパッキンを介して封印
ネジにより締付け固定される電子式電力量計ケースに関
する。
(従来の技術) 従来の電子式電力量計ケースは、第5図及び第6図に示
すように、表示窓を有する金属製のカバー1及び電力量
を計測する電気機器が載置されたベース2から構成され
ている。このカバー1とベース2とは、耐候性能を確保
するために塗装処理が施され、夫々の表面には絶縁性塗
膜4が形成されている。
すように、表示窓を有する金属製のカバー1及び電力量
を計測する電気機器が載置されたベース2から構成され
ている。このカバー1とベース2とは、耐候性能を確保
するために塗装処理が施され、夫々の表面には絶縁性塗
膜4が形成されている。
また、前記カバー1とベース2とは、パッキン7を介し
て導電性の封印ネジ5により固定されている。この封印
ネジ5は、前記カバー1側から挿入されベース2にねじ
込まれており、前記カバー1表面の絶縁性塗膜4及びベ
ース2に接触している。したがって、カバー1と封印ネ
ジ5との間は絶縁性塗膜4により電気的接触抵抗が大き
くなっている。
て導電性の封印ネジ5により固定されている。この封印
ネジ5は、前記カバー1側から挿入されベース2にねじ
込まれており、前記カバー1表面の絶縁性塗膜4及びベ
ース2に接触している。したがって、カバー1と封印ネ
ジ5との間は絶縁性塗膜4により電気的接触抵抗が大き
くなっている。
この状態で、大きな静電気が印加されると、カバー1か
ら絶縁性塗膜4及び封印ネジ5を介して前記ベース2に
急激に電流が流れ、フレームグランドのレベルが動揺
し、誤動作の原因となる。
ら絶縁性塗膜4及び封印ネジ5を介して前記ベース2に
急激に電流が流れ、フレームグランドのレベルが動揺
し、誤動作の原因となる。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案は、カバー1と封印ネジ5との間の電気的接触抵
抗を小さくしてフレームグランドのレベルが急激に動揺
しないようにし、誤動作の原因を除去することを目的と
する。
抗を小さくしてフレームグランドのレベルが急激に動揺
しないようにし、誤動作の原因を除去することを目的と
する。
[考案の構成] (問題点を解決するための手段) 本考案は、カバーの封印ネジ穴部に封印ネジと接触する
導電性部材を取付け、封印ネジを介して前記カバーとベ
ースとを同電位にして初期の目的を達成するものであ
る。
導電性部材を取付け、封印ネジを介して前記カバーとベ
ースとを同電位にして初期の目的を達成するものであ
る。
(作用) このようにカバーとベースとを同電位とすることによ
り、その間の電気的接触抵抗を下げることができるの
で、カバーからベースに急激に電流が流れることがなく
なり、フレームグランド系のレベルの動揺を押えること
ができる。
り、その間の電気的接触抵抗を下げることができるの
で、カバーからベースに急激に電流が流れることがなく
なり、フレームグランド系のレベルの動揺を押えること
ができる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例につき第1図を参照して説明す
る。なお、第6図と同一部分には同一番号を付しその詳
細な説明は省略する。
る。なお、第6図と同一部分には同一番号を付しその詳
細な説明は省略する。
12は導電性カラーで、カバー1の封印ネジ取付け穴13に
圧入されている。この封印ネジ取付け穴13部分は、導電
性カラー12を圧入する以前にリーマ加工等により絶縁性
塗膜4が除去されている。したがって、この導電性カラ
ー12とカバー1とは導通状態となっており、この間の接
触抵抗は絶縁塗膜4が介在している状態に比して低くな
っている。
圧入されている。この封印ネジ取付け穴13部分は、導電
性カラー12を圧入する以前にリーマ加工等により絶縁性
塗膜4が除去されている。したがって、この導電性カラ
ー12とカバー1とは導通状態となっており、この間の接
触抵抗は絶縁塗膜4が介在している状態に比して低くな
っている。
このように、導電性カラー12が圧入された前記カバー1
は、封印ネジ5により前記ベース2に固定されている。
この封印ネジ5は、前記カバー1の導電性カラー12内に
挿入され、その先端のネジ部分が前記ベース2にねじこ
まれている。そして、この封印ネジ5の頭部が前記導電
性カラー12に圧接することにより、前記カバー1はベー
ス2に固定される。
は、封印ネジ5により前記ベース2に固定されている。
この封印ネジ5は、前記カバー1の導電性カラー12内に
挿入され、その先端のネジ部分が前記ベース2にねじこ
まれている。そして、この封印ネジ5の頭部が前記導電
性カラー12に圧接することにより、前記カバー1はベー
ス2に固定される。
アナログ、デジタル系のシステムの場合、誤動作の大半
はフレームグランド、シグナルグランド系のレベルの動
揺によるものと考えられている。その対策として、フレ
ームグランド系のインピーダンスを下げることが効果的
な方法である。
はフレームグランド、シグナルグランド系のレベルの動
揺によるものと考えられている。その対策として、フレ
ームグランド系のインピーダンスを下げることが効果的
な方法である。
この実施例によれば、前記カバー1とベース2とは、図
中鎖線で示されているように、導電性カラー12及び封印
ネジ5を介して導通状態となっており、その間の接触抵
抗は、従来に比し低くなっている。すなわち、前記カバ
ー1とベース2とは、同電位となっており、従来のよう
に静電気が蓄積され急激にベース側に流れることがなく
なる。したがって、フレームグランド系のレベル変動が
なくなり、誤動作の発生もなくなる。
中鎖線で示されているように、導電性カラー12及び封印
ネジ5を介して導通状態となっており、その間の接触抵
抗は、従来に比し低くなっている。すなわち、前記カバ
ー1とベース2とは、同電位となっており、従来のよう
に静電気が蓄積され急激にベース側に流れることがなく
なる。したがって、フレームグランド系のレベル変動が
なくなり、誤動作の発生もなくなる。
なお、この実施例においては、カバー1の封印ネジ取付
け穴13に導電性カラー12を取付けて導電路を形成するよ
うにして説明したが、例えば、第2図あるいは第3図に
示すように筒状の導電性ねじ21あるいは鳩目31をカバー
1の封印ネジ取付け穴13に取付けて導通路を形成しても
良い。さらに、第4図に示すように、絶縁性塗膜4が除
去された封印ネジ取付け穴13部分に導電性塗膜41を施し
て導電路を形成するようにしても同様の効果を得ること
が可能である。
け穴13に導電性カラー12を取付けて導電路を形成するよ
うにして説明したが、例えば、第2図あるいは第3図に
示すように筒状の導電性ねじ21あるいは鳩目31をカバー
1の封印ネジ取付け穴13に取付けて導通路を形成しても
良い。さらに、第4図に示すように、絶縁性塗膜4が除
去された封印ネジ取付け穴13部分に導電性塗膜41を施し
て導電路を形成するようにしても同様の効果を得ること
が可能である。
[考案の効果] 本考案は、このようにカバーとベースとを同電位とする
ことにより、その間の電気的接触抵抗を下げることがで
きるので、カバーからベースに急激に電流が流れること
がなくなり、フレームグランド系のレベルの動揺を押え
ることができ、誤動作の発生を防止できる効果を奏す
る。
ことにより、その間の電気的接触抵抗を下げることがで
きるので、カバーからベースに急激に電流が流れること
がなくなり、フレームグランド系のレベルの動揺を押え
ることができ、誤動作の発生を防止できる効果を奏す
る。
第1図は本考案の一実施例を説明するための切欠き断面
図、第2図乃至第4図は夫々他の実施例を説明するため
の切欠き断面図、第5図及び第6図は従来の電子式電力
量計ケースを説明するもので第5図は斜視図、第6図は
切欠き断面図である。 1……カバー、2……ベース 4……絶縁性塗膜、5……封印ねじ 12……導電性カラー、13……封印ねじ取付け穴 21……導電性ねじ、31……鳩目 41……導電性塗膜
図、第2図乃至第4図は夫々他の実施例を説明するため
の切欠き断面図、第5図及び第6図は従来の電子式電力
量計ケースを説明するもので第5図は斜視図、第6図は
切欠き断面図である。 1……カバー、2……ベース 4……絶縁性塗膜、5……封印ねじ 12……導電性カラー、13……封印ねじ取付け穴 21……導電性ねじ、31……鳩目 41……導電性塗膜
Claims (5)
- 【請求項1】耐候性能を確保するために塗装処理を施
し、その表面に絶縁性塗膜が形成された金属製のカバー
とベースとがゴムパッキンを介して導電性の封印ネジに
より締付け固定される電子式電力量計ケースにおいて、
カバーの封印ネジ穴部の絶縁性塗膜を除去し、この封印
ネジ穴部に封印ネジと接触する導電性部材を取付け、封
印ネジを介して前記カバーとベースとを同電位にしたこ
とを特徴とする電子式電力量計ケース。 - 【請求項2】導電性部材が、カバーの封印ネジ穴部に圧
入された導電性カラーであることを特徴とする実用新案
登録請求の範囲第1項記載の電子式電力量計ケース。 - 【請求項3】導電性部材が、カバーの封印ネジ穴部にね
じ込まれた筒状の導電性ネジであることを特徴とする実
用新案登録請求の範囲第1項記載の電子式電力量計ケー
ス。 - 【請求項4】導電性部材が、カバーの封印ネジ穴部に圧
入された導電性鳩目であることを特徴とする実用新案登
録請求の範囲第1項記載の電子式電力量計ケース。 - 【請求項5】導電性部材が、カバーの封印ネジ穴部に施
された導電性塗膜であることを特徴とする実用新案登録
請求の範囲第1項記載の電子式電力量計ケース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987122091U JPH0742142Y2 (ja) | 1987-08-11 | 1987-08-11 | 電子式電力量計ケ−ス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987122091U JPH0742142Y2 (ja) | 1987-08-11 | 1987-08-11 | 電子式電力量計ケ−ス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6427661U JPS6427661U (ja) | 1989-02-17 |
JPH0742142Y2 true JPH0742142Y2 (ja) | 1995-09-27 |
Family
ID=31369691
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987122091U Expired - Lifetime JPH0742142Y2 (ja) | 1987-08-11 | 1987-08-11 | 電子式電力量計ケ−ス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0742142Y2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5732639A (en) * | 1980-08-05 | 1982-02-22 | Fujitsu Ltd | Production of semiconductor device |
JPS6232639A (ja) * | 1985-08-05 | 1987-02-12 | Nec Corp | 半導体装置の入力保護回路及びその製造方法 |
-
1987
- 1987-08-11 JP JP1987122091U patent/JPH0742142Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5732639A (en) * | 1980-08-05 | 1982-02-22 | Fujitsu Ltd | Production of semiconductor device |
JPS6232639A (ja) * | 1985-08-05 | 1987-02-12 | Nec Corp | 半導体装置の入力保護回路及びその製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6427661U (ja) | 1989-02-17 |
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