JPH0742006U - ピンコネクタ - Google Patents
ピンコネクタInfo
- Publication number
- JPH0742006U JPH0742006U JP7607093U JP7607093U JPH0742006U JP H0742006 U JPH0742006 U JP H0742006U JP 7607093 U JP7607093 U JP 7607093U JP 7607093 U JP7607093 U JP 7607093U JP H0742006 U JPH0742006 U JP H0742006U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- contact pin
- insertion hole
- pin
- pin connector
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- Pending
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- Connections Arranged To Contact A Plurality Of Conductors (AREA)
- Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本考案は、コンタクトピンの本体挿入孔内への
挿入時に、該コンタクトピンの表面が損傷したり、位置
ずれが生ずるようなことのないようにした、ピンコネク
タを提供することを目的とする。 【構成】絶縁体から成る本体と、該本体を上下に貫通す
る少なくとも一つの挿入孔と、各挿入孔内に挿入された
コンタクトピン12とを含んでいるピンコネクタにおい
て、各コンタクトピンが、その上面及び下面に、上記挿
入孔への挿入方向に関して、交互に突出するように形成
された三つのエンボス部12b,12c,12dを備え
ているように、ピンコネクタを構成する。
挿入時に、該コンタクトピンの表面が損傷したり、位置
ずれが生ずるようなことのないようにした、ピンコネク
タを提供することを目的とする。 【構成】絶縁体から成る本体と、該本体を上下に貫通す
る少なくとも一つの挿入孔と、各挿入孔内に挿入された
コンタクトピン12とを含んでいるピンコネクタにおい
て、各コンタクトピンが、その上面及び下面に、上記挿
入孔への挿入方向に関して、交互に突出するように形成
された三つのエンボス部12b,12c,12dを備え
ているように、ピンコネクタを構成する。
Description
【0001】
本考案は、本体を貫通するように係止された少なくとも一つのコンタクトピン を有する、ピンコネクタに関するものである。
【0002】
従来、このようなピンコネクタは、例えば図6に示すように、構成されている 。即ち、図6において、ピンコネクタ1は、例えば樹脂モールドにより形成され た本体2と、該本体2を貫通するように形成された少なくとも一つ、図示の場合 には五個の挿入孔2aと、各挿入孔2a内に挿入されたコンタクトピン3とから 構成されている。
【0003】 各コンタクトピン3は、図7(A)及び図8に示すように、上記挿入孔2a内 に挿入された状態で、該挿入孔2aの側壁に係合するように、側方に突出した二 対の突起3aを備えている。そして、該コンタクトピン3の先端及びこれらの突 起3aは、それぞれコンタクトピン3の挿入孔2a内への挿入を容易にするよう に、図面にて上方に向かって先細になるように、テーパを有している。
【0004】 このような構成のピンコネクタによれば、コンタクトピン3は、図7における 上部を、本体2の挿入孔2a内に圧入することにより、該挿入孔2a内に固定保 持され得る。そして、圧入の際には、該コンタクトピン3の突起3aは、先端側 のテーパ形状によって、本体2の挿入孔2a内に容易に挿入され得るようになっ ている。
【0005】
しかしながら、このような構成のピンコネクタ1においては、本体2の挿入孔 2aは、コンタクトピン3の断面の寸法よりも小さく形成されており、圧入の際 には、コンタクトピン3が、該挿入孔2aを押し広げることにより、該挿入孔2 aの周囲の本体2を弾性変形されながら、該挿入孔2a内に進入し、その後、該 本体2が復元力によって、もとの寸法に戻ることにより、コンタクトピン3が、 該挿入孔2a内に係止され得るようになっている。
【0006】 このため、挿入の際に、図9に示すように、該コンタクトピン3が、挿入孔2 aにて、内壁に接触したり、上下または左右のブレが発生することがあった。従 って、内壁に接触した場合には、該コンタクトピン3の表面のメッキが損傷し、 場合によっては、メッキが削りとられたり、メッキバリが生ずる等の問題があっ た。
【0007】 また、ブレが発生した場合には、コンタクトピン3のピッチずれが生じてしま い、対応するコネクタに対して、確実に接続することができなくなってしまうこ とがある等の問題があった。
【0008】 本考案は、以上の点に鑑み、コンタクトピンの本体挿入孔内への挿入時に、該 コンタクトピンの表面が損傷したり、位置ずれが生ずるようなことのないように した、ピンコネクタを提供することを目的としている。
【0009】
上記目的は、絶縁体から成る本体と、該本体を上下に貫通する少なくとも一つ の挿入孔と、各挿入孔内に挿入されたコンタクトピンとを含んでいるピンコネク タにおいて、各コンタクトピンが、その上面及び下面に、上記挿入孔への挿入方 向に関して、交互に突出するように形成された三つのエンボス部を備えているこ とを特徴とする、ピンコネクタにより、達成される。
【0010】
上記構成によれば、コンタクトピンが、その上面及び下面にエンボス部を備え ていることにより、本体の挿入孔内への挿入時に、該コンタクトピンの上面また は下面が、挿入孔の内壁に接触するようなことはない。従って、コンタクトピン の本体挿入孔内への挿入によって、該コンタクトピンの表面のメッキが損傷する ようなことはない。かくして、コンタクトピン表面のメッキが削りとられたり、 メッキバリが生ずることはない。
【0011】 また、コンタクトピンは、その上面及び下面に交互に形成されたエンボス部に よって、挿入孔の内壁に対して支持されるので、該挿入孔に対して上下方向に、 正確に位置決めされ得る。これにより、上下方向のブレが防止され得ることにな る。
【0012】 尚、該コンタクトピンは、通常左右両側に突出した突起を備えている。従って 、該コンタクトピンは、この突起が挿入孔の内壁に当接することより、該挿入孔 に対して左右方向に、正確に位置決めされ得る。これにより、上下方向のブレが 防止され得ることになる。挿入孔に対して位置ずれが生ずるようなことはない。
【0013】 かくして、該コンタクトピンは、挿入孔に対して、上下方向及び左右方向に関 して、正確に位置決めされ得るので、位置ずれが生ずるようなことはなく、ブレ ,ピッチずれが排除され得ることになる。
【0014】
以下、図面に示した実施例に基づいて、本考案を詳細に説明する。 図1は、本考案によるピンコネクタの一実施例を示している。図1において、 ピンコネクタ10は、例えば樹脂モールドにより形成された本体11と、該本体 11を貫通するように形成された少なくとも一つ、図示の場合には五個の挿入孔 11aと、各挿入孔11a内に挿入されたコンタクトピン12とから構成されて いる。
【0015】 各コンタクトピン12は、図2(A)及び図3に示すように、上記挿入孔11 a内に挿入された状態で、該挿入孔11aの側壁に係合するように、側方に突出 した二対の突起12aを備えている。そして、該コンタクトピン12の先端及び これらの突起12aは、それぞれコンタクトピン12の挿入孔11a内への挿入 を容易にするように、図面にて上方に向かって先細になるように、テーパを有し ている。
【0016】 以上の構成は、図6に示した従来のピンコネクタ1と同様の構成であるが、本 考案によるピンコネクタ10においては、上記コンタクトピン12は、その突起 12aを有する領域にて、上面及び下面にて、該コンタクトピン12の挿入方向 に交互に並んで形成された三つのエンボス部12b,12c,12dを備えてい る。このエンボス部12b,12c,12dは、例えば図3においては、上から 順に上面,下面,上面に形成されているが、下面,上面,下面に形成されていて もよいことは明らかである。
【0017】 ここで、本体11の各挿入孔11aの寸法は、上下方向に関しては、コンタク トピン12自体の厚さよりは大きく、且つエンボス部12b,12c,12dを 含む厚さよりは小さく選定されている。
【0018】 本考案実施例によるピンコネクタ10は、以上のように構成されており、コン タクトピン12を、本体11の各挿入孔11a内に挿入する場合、該コンタクト ピン12は、左右方向に関しては、その突起12aが、挿入孔11aの内壁に接 触し、且つ上下方向に関しては、そのエンボス部12b,12c,12dが、挿 入孔11aの内壁に接触することになる。従って、挿入の際に、コンタクトピン 12は、その上面及び下面そして側面が、挿入孔11aの内壁に接触することな く、該挿入孔11a内に挿入されることになる(図4参照)。
【0019】 かくして、挿入孔11a内への挿入の際に、コンタクトピン12の表面に施さ れたメッキが、挿入によって損傷するようなことはなく、メッキが削れとられた り、メッキバリ等が生ずることはない。
【0020】 尚、上記エンボス部12b,12c,12dがコンタクトピン12の長手方向 にずれて配設されているので、コンタクトピン12の挿入孔11a内への挿入の 際に、各エンボス部12b,12c,12dは、順次に挿入孔11a内に係合す ることになる。従って、同時に複数のエンボス部12b,12cまたは12dが 挿入孔11aに挿入開始されることはなく、挿入が円滑に行なわれ得るようにな っている。
【0021】 また、コンタクトピン12は、挿入孔11a内にて、図4に示すように、その 上面が、エンボス部12b,12dによって、挿入孔11aの上壁面に対して支 持され、且つその下面が、上記エンボス部12b,12dの支持点の中間位置に て、エンボス部12cによって、挿入孔11aの下壁面に対して支持されること になる。これにより、該コンタクトピン12は、挿入孔11a内で、左右または 上下に位置ずれすることなく、正確に位置決めされ得るので、挿入孔11a内で のコンタクトピン12のブレやピッチずれが排除され得ることになる。
【0022】 尚、上記実施例においては、コンタクトピン12は、その上面に、二つのエン ボス部12b,12dを、またその下面に、一つのエンボス部12cを備えてい るが、コンタクトピン12の長手方向に関して、交互に三個のエンボス部が備え られていれば、コンタクトピン12は、挿入孔11a内にて安定した状態で支持 され得ることになるので、コンタクトピン12は、上面に一つのエンボス部を、 下面に二つのエンボス部を備えるように構成されていてもよいことは明らかであ る。
【0023】 図5は、本考案によるピンコネクタの第二の実施例を示している。この実施例 においては、コンタクトピン12は、その上面に、比較的長いエンボス部12b ’と、円形状のエンボス部12dの二つを、またその下面に、比較的長い一つの エンボス部12c’を備えており、比較的長いエンボス部12b’と12c’は 互いに一部重複するようにされている点で、第一の実施例と異なり、コンタクト ピン12の長手方向に関して、交互に三個のエンボス部が備えられていることに より、第一の実施例と同様の作用・効果が得られに加え、本実施例の場合は、比 較的長いエンボス部12b’と12c’は互いに一部重複するようにされている ことにより、挿入孔11a内にコンタクトピン12を挿入した際に、挿入口11 aの上壁面及び下壁面に対して第一の実施例以上にブレることなく挿入される効 果が得られる。
【0024】 尚、本実施例においてもコンタクトピン12は、上面に一つのエンボス部を、 下面に二つのエンボス部を備えるように構成されていても良く種々の組み合わせ が考えられることは明らかである。
【0025】
以上述べたように、本考案によれば、コンタクトピンの本体挿入孔内への挿入 時に、該コンタクトピンの表面が損傷したり、位置ずれが生ずるようなことのな いようにした、ピンコネクタが提供され得ることになる。
【図1】本考案によるピンコネクタの一実施例を示す
(A)は平面図,(B)は正面図、及び(C)は側面図
である。
(A)は平面図,(B)は正面図、及び(C)は側面図
である。
【図2】図1のピンコネクタにおけるコンタクトピンを
展開した状態を示し、(A)は正面図、及び(B)は側
面図である。
展開した状態を示し、(A)は正面図、及び(B)は側
面図である。
【図3】図2のコンタクトピンの要部の拡大を示し、
(A)は正面図、(B)は側面図である。
(A)は正面図、(B)は側面図である。
【図4】図1のピンコネクタの要部の断面図である。
【図5】本考案によるピンコネクタの第二の実施例を示
し、図3に対応して示す(A)は正面図、(B)は側面
図である。
し、図3に対応して示す(A)は正面図、(B)は側面
図である。
【図6】従来のピンコネクタの一例を示す(A)は平面
図,(B)は正面図、及び(C)は側面図である。
図,(B)は正面図、及び(C)は側面図である。
【図7】図6のピンコネクタにおけるコンタクトピンを
展開した状態を示し、(A)は正面図、及び(B)は側
面図である。
展開した状態を示し、(A)は正面図、及び(B)は側
面図である。
【図8】図7(A)のコンタクトピンの要部の拡大正面
図である。
図である。
【図9】図6のピンコネクタの要部の断面図である。
10 ピンコネクタ 11 本体 11a 挿入孔 12 コンタクトピン 12a 突起 12b,12b’,12c,12c’,12d エ
ンボス部
ンボス部
Claims (1)
- 【請求項1】 絶縁体から成る本体と、該本体を上下に
貫通する少なくとも一つの挿入孔と、各挿入孔内に挿入
されたコンタクトピンとを含んでいるピンコネクタにお
いて、 各コンタクトピンが、その上面及び下面に、上記挿入孔
への挿入方向に関して、交互に突出するように形成され
た三つのエンボス部を備えていることを特徴とする、ピ
ンコネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7607093U JPH0742006U (ja) | 1993-12-29 | 1993-12-29 | ピンコネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7607093U JPH0742006U (ja) | 1993-12-29 | 1993-12-29 | ピンコネクタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0742006U true JPH0742006U (ja) | 1995-07-21 |
Family
ID=13594535
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7607093U Pending JPH0742006U (ja) | 1993-12-29 | 1993-12-29 | ピンコネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0742006U (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030018511A (ko) * | 2001-08-30 | 2003-03-06 | 장충국 | 가발부착방법 및 그 부착구조 |
JP2012146454A (ja) * | 2011-01-11 | 2012-08-02 | Yazaki Corp | コネクタ |
JP2016024857A (ja) * | 2014-07-16 | 2016-02-08 | 矢崎総業株式会社 | コネクタ |
CN110768046A (zh) * | 2019-11-25 | 2020-02-07 | 中航光电科技股份有限公司 | 一种片式信号电连接器 |
-
1993
- 1993-12-29 JP JP7607093U patent/JPH0742006U/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030018511A (ko) * | 2001-08-30 | 2003-03-06 | 장충국 | 가발부착방법 및 그 부착구조 |
JP2012146454A (ja) * | 2011-01-11 | 2012-08-02 | Yazaki Corp | コネクタ |
JP2016024857A (ja) * | 2014-07-16 | 2016-02-08 | 矢崎総業株式会社 | コネクタ |
CN110768046A (zh) * | 2019-11-25 | 2020-02-07 | 中航光电科技股份有限公司 | 一种片式信号电连接器 |
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