JPH0741868U - 架空電線 - Google Patents

架空電線

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JPH0741868U
JPH0741868U JP7321793U JP7321793U JPH0741868U JP H0741868 U JPH0741868 U JP H0741868U JP 7321793 U JP7321793 U JP 7321793U JP 7321793 U JP7321793 U JP 7321793U JP H0741868 U JPH0741868 U JP H0741868U
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Japan
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wire
round
wires
grooved
overhead
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JP7321793U
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JP2586790Y2 (ja
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隆志 助川
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THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
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THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 金属管10の外周に、丸形素線2と、上下面が
円弧状に形成されかつ両側面に丸形素線の外周面に合う
溝11が形成された溝付扇形素線12とを交互配置で撚り合
わせて内層13を形成し、その外周に同様にして最外層14
を形成した。 【効果】 最外層は、丸形素線と溝付扇形素線とが噛み
合った状態で撚り合わされるので丸形素線と溝付扇形素
線とがバラケることながない。「笑い」を防止できる。
溝付扇形素線と丸形素線との間に生じる隙間が少なくな
るので、架空電線の内部に水分や塩分等が侵入し難くな
り、防食剤を架空電線内に充填しなくても、電食による
素線の腐食を防止できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、複数の素線を層状に撚り合わせてなる、架空送電線あるいは架空地 線等の架空電線に関するものである。
【0002】
【従来技術】
図3および図4は従来の架空電線の断面を示す。 図3に示した架空電線は、鋼線を撚り合わせた鋼心1の外周に、断面丸形のア ルミ素線2を2層に撚り合わせたものである。なお図中3は防食剤であり、鋼心 1やアルミ素線2が、電食で腐食するのを防ぐために架空電線内に充填したもの である。この架空電線は、海岸近くを通る架空送電線路に使用される。 また図4に示した架空電線は、アルミ被覆鋼線を撚り合わせた鋼心1′の外周 に、断面扇形のアルミ素線4を3層に撚り合わせ、更にその外周に断面丸形のア ルミ素線2を撚り合わせたものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記構造の架空電線においては、最外層に断面丸形のアルミ素線2が存在する ため、その断面丸形のアルミ素線2が、その下の層の素線との間で滑り易く、か つ最外層の断面丸形のアルミ素線2も相互に滑り易く、このため最外層に、電線 製造時又は架線時に、いわゆる「笑い」と称する素線のバラケが発生しやすいと いう問題があった。 また、架空電線内に防食剤を充填することは、防食剤による電線および製造設 備の汚れ、製造スピードの鈍化、架線工事機器の汚れ、架線後の防食剤の垂れ落 ち等を招き、種々の問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記問題点を解決した架空電線を提供するもので、その構成は、複数 の素線を層状に撚り合わせて構成した架空電線において、少なくとも最外層を、 丸形素線と両側面に丸形素線の外周面に合う溝を有する溝付扇形素線とを交互に 配置して撚り合わせた層としたことを特徴とするものである。
【0005】
【作用】
丸形素線と上記のような溝付扇形素線とを交互に撚り合わせることにより、丸 形素線と溝付扇形素線とは噛み合った状態で撚り合わされるので、丸形素線と溝 付扇形素線とがバラケることながない。したがって、いわゆる「笑い」を有効に 防止することができる。 また最外層を、丸形素線と溝付扇形素線とを交互に配置して撚り合わせた層に すると、丸形素線と溝付扇形素線との間に生じる隙間が少なくなるので、架空電 線の内部に水分や塩分等が侵入し難くなり、このために防食剤を架空電線内に充 填しなくても、電食による素線の腐食を防止することができる。
【0006】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面を参照して詳細に説明する。 図1は本考案の第1の実施例を示す。この架空電線は、アルミパイプ等の金属 管10の外周に、丸形素線2と、上下面が円弧状に形成されかつ両側面に丸形素 線2の外周面に合う溝11が形成された溝付扇形素線12とを交互配置で撚り合 わせて内層13を形成し、その外周に、同様にして最外層14を形成したもので ある。丸形素線2と溝付扇形素線12は、例えば共にアルミ合金で製作されてい る。 また、実施例における溝付扇形素線12は、厚さ方向に2分割してある。これ は溝付扇形素線12と丸形素線2とを撚り合わせる際に、撚り合わせ作業を容易 に行えるようにするためである。また金属管10の中には、光ファイバーケーブ ルを挿入することができる。
【0007】 このように最外層を、丸形素線と溝付扇形素線とを交互に配置して撚り合わせ た層としたことにより、丸形素線と溝付扇形素線とは噛み合った状態となるので 、丸形素線と溝付扇形素線とがバラケることながない。したがって、いわゆる「 笑い」を有効に防止することができる。 また最外層を、丸形素線と溝付扇形素線とを交互に配置して撚り合わせた層と したことにより、丸形素線と溝付扇形素線との間に生じる隙間が少なくなるので 、架空電線の内部に水分や塩分等が侵入し難くなり、このために電食による素線 の腐食を防止することができる。
【0008】 図2は本考案の第2の実施例を示す。この架空電線は、アルミ被覆鋼線を撚り 合わせた鋼心1′の外周に、断面扇形のアルミ素線4を3層に撚り合わせて内層 13を構成し、更にその外周に、丸形素線2と溝付扇形素線12とを交互配置で 撚り合わせて最外層14を形成したものである。 この実施例においても上記実施例と同様に、最外層にいわゆる「笑い」が発生 することがなく、かつ電食を防止することができる。
【0009】 なお、本考案に係る架空電線の構造は、上記実施例の構造に限定されるもので はなく、少なくとも最外層が、丸形素線2と溝付扇形素線12とを交互に配置し て撚り合わせた層であればよい。したがって、内層の構造は、例えば、全部丸形 素線であってもよく、また丸形素線と扇形素線とを層状に撚り合わせた構造等で あってもよい。
【0010】
【考案の効果】
以上説明したように本考案に係る架空電線は、少なくとも最外層を、丸形素線 と溝付扇形素線とを交互に配置して撚り合わせた層としたので、いわゆる「笑い 」を確実に防止することができる。 また最外層を、丸形素線と溝付扇形素線とを交互に配置して撚り合わせた層に すると、丸形素線と溝付扇形素線との間に生じる隙間を少なくすることができる ので、架空電線の内部に水分や塩分等が侵入し難くなり、このために電食による 素線の腐食も有効に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る架空電線の一実施例を示す断面
図。
【図2】本考案の他の実施例を示す断面図。
【図3】従来の架空電線の一例を示す断面図。
【図4】従来の架空電線の他の例を示す断面図。
【符号の説明】
1:鋼心 1′:アルミ被覆鋼心 2:丸形素線 3:防食剤 4:扇形素線 10:金属管 11:溝 12:溝付扇形素線 13:内層 14:最外層

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の素線を層状に撚り合わせて構成した
    架空電線において、少なくとも最外層を、丸形素線と両
    側面に丸形素線の外周面に合う溝を有する溝付扇形素線
    とを交互に配置して撚り合わせた層としたことを特徴と
    する架空電線。
JP1993073217U 1993-12-22 1993-12-22 架空電線 Expired - Lifetime JP2586790Y2 (ja)

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JP1993073217U JP2586790Y2 (ja) 1993-12-22 1993-12-22 架空電線

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JPH0741868U true JPH0741868U (ja) 1995-07-21
JP2586790Y2 JP2586790Y2 (ja) 1998-12-09

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5912411U (ja) * 1982-07-13 1984-01-25 株式会社フジクラ 複合撚線

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5912411U (ja) * 1982-07-13 1984-01-25 株式会社フジクラ 複合撚線

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JP2586790Y2 (ja) 1998-12-09

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