JPH0741841Y2 - スクロール型流体機械 - Google Patents
スクロール型流体機械Info
- Publication number
- JPH0741841Y2 JPH0741841Y2 JP8618490U JP8618490U JPH0741841Y2 JP H0741841 Y2 JPH0741841 Y2 JP H0741841Y2 JP 8618490 U JP8618490 U JP 8618490U JP 8618490 U JP8618490 U JP 8618490U JP H0741841 Y2 JPH0741841 Y2 JP H0741841Y2
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- JP
- Japan
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- orbiting scroll
- orbiting
- oldham
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- Expired - Lifetime
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- Rotary Pumps (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は圧縮機、膨張機等として使用されるスクロール
型流体機械に関する。
型流体機械に関する。
(従来の技術) この種スクロール型圧縮機は旋回スクロールをその自転
を阻止しながら公転旋回運動させるためのオルダムリン
ク等の自転阻止機構を具えている。
を阻止しながら公転旋回運動させるためのオルダムリン
ク等の自転阻止機構を具えている。
従来のオルダムリンク及びその周辺の構造が図2及び図
3に示されている。
3に示されている。
オルダムリンク3は旋回スクロール2の端板21の下面に
穿設されたキー溝25内に摺動自在に嵌合する一双の旋回
側キー3aとフレーム6の上面に穿設されたキー溝26内に
摺動自在に嵌合する一双の固定側キー3bとこれらキー3a
及び3bを一体的に結合するリング3cからなる。そして、
一双の旋回側キー3aはリング3cの中心を通る直径上に伸
長し、この直径と直交する直径上に一双の固定側キー3b
が伸長している。
穿設されたキー溝25内に摺動自在に嵌合する一双の旋回
側キー3aとフレーム6の上面に穿設されたキー溝26内に
摺動自在に嵌合する一双の固定側キー3bとこれらキー3a
及び3bを一体的に結合するリング3cからなる。そして、
一双の旋回側キー3aはリング3cの中心を通る直径上に伸
長し、この直径と直交する直径上に一双の固定側キー3b
が伸長している。
スラスト軸受を構成するリング状のスラストプレート74
はフレーム6に固定され、その上面は旋回スクロール2
の端板21の下面と摺接する。このスラストプレート74に
はオルダムリンク3が上下に躍るのを防止するため、リ
ング3cの上面に当接するリング状の抑え部75が一体形成
されている。
はフレーム6に固定され、その上面は旋回スクロール2
の端板21の下面と摺接する。このスラストプレート74に
はオルダムリンク3が上下に躍るのを防止するため、リ
ング3cの上面に当接するリング状の抑え部75が一体形成
されている。
しかして、旋回スクロール2が公転旋回すると、旋回側
キー3aはキー溝25内をA矢方向に往復動し、固定側キー
3bはキー溝26内をb矢方向に往復動し、リング3cはB矢
方向に往復動する。
キー3aはキー溝25内をA矢方向に往復動し、固定側キー
3bはキー溝26内をb矢方向に往復動し、リング3cはB矢
方向に往復動する。
(考案が解決しようとする課題) 上記従来のスクロール型圧縮機においては、スラストプ
レート74には抑え部75が一体形成されているため、その
重量が大きいという問題があった。
レート74には抑え部75が一体形成されているため、その
重量が大きいという問題があった。
(課題を解決するための手段) 本考案は上記課題を解決するために提案されたものであ
って、その要旨とするところは、固定スクロールと旋回
スクロールとを相互に噛み合わせ、上記旋回スクロール
をオルダムリンクによってその自転を阻止しながら公転
旋回運動させるとともにこの旋回スクロールに作用する
スラスト荷重を受けるスラストプレートに上記オルダム
リンクの躍りを防止する抑え部をリング状に一体形成し
てなるスクロール型流体機械において、上記抑え部に多
数の打ち抜き穴を設けたことを特徴とするスクロール型
流体機械にある。
って、その要旨とするところは、固定スクロールと旋回
スクロールとを相互に噛み合わせ、上記旋回スクロール
をオルダムリンクによってその自転を阻止しながら公転
旋回運動させるとともにこの旋回スクロールに作用する
スラスト荷重を受けるスラストプレートに上記オルダム
リンクの躍りを防止する抑え部をリング状に一体形成し
てなるスクロール型流体機械において、上記抑え部に多
数の打ち抜き穴を設けたことを特徴とするスクロール型
流体機械にある。
(作用) 本考案においては、上記構成を具えているため、抑え部
はその機能、即ち、オルダムリンクの躍り防止機能を損
なうことなく軽くなり、この結果、スラストプレートの
重量も軽減される。
はその機能、即ち、オルダムリンクの躍り防止機能を損
なうことなく軽くなり、この結果、スラストプレートの
重量も軽減される。
(実施例) 本考案の1実施例が第1図及び第4図に示されている。
第4図に示すように、密閉ハウジング8内上部にはスク
ロール型圧縮機構Cが、下部には電動モータ4が配設さ
れ、これらは回転シャフト5によって互いに連動連結さ
れている。
ロール型圧縮機構Cが、下部には電動モータ4が配設さ
れ、これらは回転シャフト5によって互いに連動連結さ
れている。
スクロール型圧縮機構Cは固定スクロール1、旋回スク
ロール2、旋回スクロール2の公転旋回運動を許容する
がその自転を阻止するオルダムリンク3、固定スクロー
ル1及び電動モータ4が係止されるフレーム6、回転シ
ャフト5を軸支する上部軸受71及び下部軸受72、旋回ス
クロール2を支持する旋回軸受73及びスラスト軸受74を
具えている。
ロール2、旋回スクロール2の公転旋回運動を許容する
がその自転を阻止するオルダムリンク3、固定スクロー
ル1及び電動モータ4が係止されるフレーム6、回転シ
ャフト5を軸支する上部軸受71及び下部軸受72、旋回ス
クロール2を支持する旋回軸受73及びスラスト軸受74を
具えている。
固定スクロール1は端板11とうず巻体12よりなり、端板
11には吐出ポート13とこれを開閉する吐出弁17が設けら
れている。
11には吐出ポート13とこれを開閉する吐出弁17が設けら
れている。
旋回スクロール2は端板21とうず巻体22とボス23よりな
り、このボス23内にドライブブッシュ54が旋回軸受73を
介して軸支されている。
り、このボス23内にドライブブッシュ54が旋回軸受73を
介して軸支されている。
そして、このドライブブッシュ54には回転シャフト5の
上端に突設された偏心ピン53が回転自在に軸支され、か
つ、このドライブブッシュ54にはバランスウェイト84が
固定されている。
上端に突設された偏心ピン53が回転自在に軸支され、か
つ、このドライブブッシュ54にはバランスウェイト84が
固定されている。
ハウジング8内底部に貯溜された潤滑油81は回転シヤフ
ト5の回転による遠心力によって入口孔51から吸い上げ
られ、給油孔52を通って下部軸受72、偏心ピン53、上記
軸受71、オルダムリンク3、旋回軸受73、スラスト軸受
74等を潤滑した後、室61、排油孔62を経てハウジング8
の底部に排出される。
ト5の回転による遠心力によって入口孔51から吸い上げ
られ、給油孔52を通って下部軸受72、偏心ピン53、上記
軸受71、オルダムリンク3、旋回軸受73、スラスト軸受
74等を潤滑した後、室61、排油孔62を経てハウジング8
の底部に排出される。
電動モータ4を回転駆動すると、この回転は回転シヤフ
ト5、偏心ピン53、ドライブブッシュ54、旋回軸受73を
介して旋回スクロール2に伝達され、旋回スクロール2
はオルダムリンク3によってその自転を阻止されながら
公転旋回運動する。
ト5、偏心ピン53、ドライブブッシュ54、旋回軸受73を
介して旋回スクロール2に伝達され、旋回スクロール2
はオルダムリンク3によってその自転を阻止されながら
公転旋回運動する。
すると、ガスが吸入管82を経てハウジング8内に入り、
電動モータ4を冷却した後、吸入通路15から吸入室16を
経て固定スクロール1と旋回スクロール2とを噛み合わ
せることによって限界された複数の密閉空間24内に吸入
される。そして、旋回スクロール2の公転旋回運動によ
り密閉空間24の容積が減少するのに伴って圧縮されなが
ら中央部に至り、吐出ポート13を通り吐出弁17を押し上
げて吐出キャビティ14に吐出され、更に、仕切壁31に穿
設された穴18を経て第2の吐出キャビティ19内に入り、
ここから吐出管83を経て外部に吐出される。
電動モータ4を冷却した後、吸入通路15から吸入室16を
経て固定スクロール1と旋回スクロール2とを噛み合わ
せることによって限界された複数の密閉空間24内に吸入
される。そして、旋回スクロール2の公転旋回運動によ
り密閉空間24の容積が減少するのに伴って圧縮されなが
ら中央部に至り、吐出ポート13を通り吐出弁17を押し上
げて吐出キャビティ14に吐出され、更に、仕切壁31に穿
設された穴18を経て第2の吐出キャビティ19内に入り、
ここから吐出管83を経て外部に吐出される。
オルダムリンク3は第1図に示すように、旋回スクロー
ル2の端板21の下面に穿設されたキー溝25内に摺動自在
に嵌合する一双の旋回側キー3aとフレーム6の上面に穿
設されたキー溝26内に摺動自在に嵌合する一双の固定側
キー3bとこれらキー3a及び3bを一体的に結合するリング
3cとからなる。そして、一双の旋回側キー3aはリング3c
の中心を通る直径上に伸長し、この直径と直交する直径
上に一双の固定側キー3bが伸長している。
ル2の端板21の下面に穿設されたキー溝25内に摺動自在
に嵌合する一双の旋回側キー3aとフレーム6の上面に穿
設されたキー溝26内に摺動自在に嵌合する一双の固定側
キー3bとこれらキー3a及び3bを一体的に結合するリング
3cとからなる。そして、一双の旋回側キー3aはリング3c
の中心を通る直径上に伸長し、この直径と直交する直径
上に一双の固定側キー3bが伸長している。
スラスト軸受を構成するリング状のスラストプレート74
はフレーム6に固定され、その上面は旋回スクロール2
の端板21の下面と摺接する。このスラストプレート74に
はオルダムリンク3が上下に躍るのを防止するため、リ
ング3cの上面に当接するリング状の抑え部75が一体形成
されている。
はフレーム6に固定され、その上面は旋回スクロール2
の端板21の下面と摺接する。このスラストプレート74に
はオルダムリンク3が上下に躍るのを防止するため、リ
ング3cの上面に当接するリング状の抑え部75が一体形成
されている。
スラストプレート74と一体形成された抑え部75にはその
全面に亘って多数の円形の打ち抜き穴76が穿設されてい
る。
全面に亘って多数の円形の打ち抜き穴76が穿設されてい
る。
穴76は円形に限らず楕円、矩形等任意の形状とすること
ができる。
ができる。
しかして、抑え部75に多数の打ち抜き穴76が穿設されて
いるので、この打ち抜き穴76の他の部分がオルダムリン
ク3のリング3cの上面に当接し、抑え部75は従来のもの
と同様オルダムリンク3の躍りを防止する。
いるので、この打ち抜き穴76の他の部分がオルダムリン
ク3のリング3cの上面に当接し、抑え部75は従来のもの
と同様オルダムリンク3の躍りを防止する。
(考案の効果) 本考案においては、スラストプレートと一体形成された
リング状の抑え部に多数の打ち抜き穴を設けたため、ス
ラストプレートの重量を軽減することができ、かつ、そ
のコストを軽減することができる。
リング状の抑え部に多数の打ち抜き穴を設けたため、ス
ラストプレートの重量を軽減することができ、かつ、そ
のコストを軽減することができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案の1実施例を示すスラストプレートとオ
ルダムリンクの斜視図、第2図は従来のスラストプレー
トとオルダムリンクの斜視図、第3図は従来のオルダム
リンクの近傍の部分的拡大断面図、第4図はスクロール
型圧縮機の縦断面図である。 固定スクロール…1、旋回スクロール…2、オルダムリ
ンク…3、スラストプレート…74、抑え部…75、打ち抜
き穴…76
ルダムリンクの斜視図、第2図は従来のスラストプレー
トとオルダムリンクの斜視図、第3図は従来のオルダム
リンクの近傍の部分的拡大断面図、第4図はスクロール
型圧縮機の縦断面図である。 固定スクロール…1、旋回スクロール…2、オルダムリ
ンク…3、スラストプレート…74、抑え部…75、打ち抜
き穴…76
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 飯尾 孝征 愛知県西春日井郡西枇杷島町字旭町3丁目 1番地 三菱重工業株式会社エアコン製作 所内 (72)考案者 平野 隆久 愛知県名古屋市中村区岩塚町字高道1番地 三菱重工業株式会社名古屋研究所内 (72)考案者 森田 好治 愛知県名古屋市中村区岩塚町字九反所60番 地の1 中菱エンジニアリング株式会社内 (56)参考文献 特開 昭59−93982(JP,A) 実開 昭59−107081(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】固定スクロールと旋回スクロールとを相互
に噛み合わせ、上記旋回スクロールをオルダムリンクに
よってその自転を阻止しながら公転旋回運動させるとと
もにこの旋回スクロールに作用するスラスト荷重を受け
るスラストプレートに上記オルダムリンクの躍りを防止
する抑え部をリング状に一体形成してなるスクロール型
流体機械において、上記抑え部に多数の打ち抜き穴を設
けたことを特徴とするスクロール型流体機械。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8618490U JPH0741841Y2 (ja) | 1990-08-16 | 1990-08-16 | スクロール型流体機械 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8618490U JPH0741841Y2 (ja) | 1990-08-16 | 1990-08-16 | スクロール型流体機械 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0444401U JPH0444401U (ja) | 1992-04-15 |
JPH0741841Y2 true JPH0741841Y2 (ja) | 1995-09-27 |
Family
ID=31817726
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8618490U Expired - Lifetime JPH0741841Y2 (ja) | 1990-08-16 | 1990-08-16 | スクロール型流体機械 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0741841Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-08-16 JP JP8618490U patent/JPH0741841Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0444401U (ja) | 1992-04-15 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |