JPH0741799A - コンクリート製品用洗浄剤 - Google Patents

コンクリート製品用洗浄剤

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JPH0741799A
JPH0741799A JP19126193A JP19126193A JPH0741799A JP H0741799 A JPH0741799 A JP H0741799A JP 19126193 A JP19126193 A JP 19126193A JP 19126193 A JP19126193 A JP 19126193A JP H0741799 A JPH0741799 A JP H0741799A
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JP
Japan
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acid
pref
stains
water
cleaner
Prior art date
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Pending
Application number
JP19126193A
Other languages
English (en)
Inventor
Kouji Satou
甲次 佐藤
Hitoshi Saga
均 佐賀
Masato Matsuhisa
真人 松久
Satoru Ashiyabara
知 芦谷原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
O M C KK
Chichibu Onoda Cement Corp
Original Assignee
O M C KK
Chichibu Onoda Cement Corp
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Publication date
Application filed by O M C KK, Chichibu Onoda Cement Corp filed Critical O M C KK
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ホスホン酸及び/又はその誘導体、有機酸、
界面活性剤、有機溶剤及び水を含有するコンクリート製
品用洗浄剤。 【効果】 コンクリート製品の表面を傷めることがな
く、安全であり、しかも簡便な操作で白華やその他の汚
れのいずれをも効率良く洗浄することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンクリート製品の白
華、鉄錆、油等の汚れを効率良く、安全に洗浄すること
ができる洗浄剤に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】一般的
なコンクリート製品においては、コンクリート養生中に
その表面に炭酸カルシウム、硫酸ナトリウムを主成分と
する白華が発生する。また、成形型枠表面に付着してい
る鉄錆、剥離剤、油等がコンクリート表面に汚れとなっ
て残る。更に、タイル先付け工法においては、コンクリ
ート打設時に型枠よりノロが漏れ、その硬化したノロを
除去するためにグラインダー等の研磨機を用いるが、こ
の際にグラインダーからの鉄粉が付着する。また、タイ
ル目地を構成する目地棒に塗布してあるシリコーンが、
脱型後タイル目地部にシミのように残ることがある。
【0003】従来、これらの白華や汚れを洗浄する方法
として、硫酸、硝酸、塩酸等(10〜30倍希釈)の無
機酸を含有する洗浄剤を白華発生箇所及び汚れ箇所に塗
布し、白華や汚れを溶かした後水洗いする方法が行われ
ている。
【0004】しかしながら、このような洗浄方法におい
て、例えば塩酸を含有する洗浄剤を用いた場合、過剰な
酸がコンクリートのカルシウムと化学反応して塩化カル
シウムを生成し、これらがコンクリート表面に残って乾
燥した場合には、白い粉を吹いた状態となり、コンクリ
ート製品の美観を損なうという問題があった。また、こ
れらの酸を使用することによって、コンクリート硬化体
及び表面のタイルや塗料による仕上げを傷める場合もあ
り、更に、開口部のアルミサッシ等に付着した場合に
は、アルミが変色したり侵食することがあるという問題
もあった。このため、無機酸を使用した場合には、その
後の水による洗浄を確実に行う必要があり、操作が繁雑
であり、また油等の汚れの洗浄が充分でないなどの問題
があった。
【0005】従って、簡便な操作によりコンクリート製
品の白華や汚れを効率良く洗浄することができる洗浄剤
が望まれていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる実情において、本
発明者らは鋭意研究を行った結果、ホスホン酸、有機
酸、界面活性剤、有機溶剤及び水を組合わせて用いれ
ば、上記課題を解決した優れた洗浄効果を有する洗浄剤
が得られることを見出し、本発明を完成した。
【0007】すなわち、本発明は、ホスホン酸及び/又
はその誘導体、有機酸、界面活性剤、有機溶剤及び水を
含有するコンクリート製品用洗浄剤を提供するものであ
る。
【0008】本発明で用いられるホスホン酸誘導体とし
ては、例えば1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホ
スホン酸、アミノトリメチレンホスホン酸等のジホスホ
ン酸誘導体又はトリホスホン酸などが挙げられ、またホ
スホン酸及びこれらの誘導体のナトリウム、カリウム等
の塩を使用することもできる。これらのうち、特に1−
ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン酸及びその
塩が好ましい。
【0009】これらのホスホン酸及びその誘導体は、1
種又は2種以上を組合わせて用いることができ、全組成
中に5〜25重量%(以下、単に%で示す)配合するの
が好ましい。ホスホン酸及びその誘導体は、コンクリー
ト製品に発生した白華の主成分である炭酸カルシウム、
硫酸ナトリウム等とキレートを生成し、水に溶解させる
作用を有するが、洗浄剤中の配合量が5%未満では、こ
れらのキレートを充分生成することができない場合があ
る。
【0010】また、本発明で用いられる有機酸として
は、カルボキシル基を有するものが好ましく、例えばク
エン酸、リンゴ酸、酒石酸、乳酸等のオキシカルボン
酸;シュウ酸、コハク酸、フマル酸等の多価カルボン酸
などが挙げられる。これらのうち、オキシカルボン酸、
特にクエン酸が好ましい。これらの有機酸は1種又は2
種以上を組合わせて用いることができ、白華、鉄粉、鉄
錆等の汚れを充分洗浄するためには全組成中に5〜15
%配合するのが好ましい。
【0011】更に、界面活性剤としては、例えばポリオ
キシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンア
ルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルケニ
ルエーテル等の非イオン性界面活性剤;アルキルベンゼ
ンスルホン酸塩、オレフィンスルホン酸、アルカンスル
ホン酸、脂肪酸アルキルエーテルカルボン酸、N−アシ
ルアミノ酸等のアニオン性界面活性剤;アミドベタイ
ン、カルボベタイン、ヒドロキシスルホベタイン等の両
性界面活性剤などが挙げられる。これらのうち、非イオ
ン性界面活性剤、特に炭素数8〜18のアルキル基を有
するトリオキシエチレンアルキルエーテルが好ましい。
【0012】これらの界面活性剤は、1種又は2種以上
を組合わせて用いることができ、充分な洗浄効果を得る
ためには、全組成中に5〜15%配合するのが好まし
い。
【0013】有機溶剤としては、油やシリコーン等の汚
れを溶解し得るものであればいずれでも良く、例えばメ
タノール、エタノール、プロパノール、エチレングリコ
ール、プロピレングリコール、エチレングリコールアル
キル又はフェニルエーテル等のアルコール類又はエーテ
ル類が挙げられ、特にエチレングリコールジメチルエー
テル、エチレングリコールモノブチルエーテルが好まし
い。
【0014】これらの有機溶剤は、1種又は2種以上を
組合わせて用いることができ、全組成中に15〜25%
配合するのが好ましい。
【0015】また、水は、全組成中に30〜50%配合
するのが好ましい。
【0016】更に、本発明のコンクリート製品用洗浄剤
には、メチルセルロース、米ヌカナトリウム塩等の増粘
剤を配合することができ、これにより、コンクリート製
品の垂直面などの洗浄作業の際の付着性を向上させるこ
とができる。
【0017】また、本発明の洗浄剤には、必要に応じ
て、pH調整剤、酸化防止剤、防腐剤などを、本発明の効
果を損わない範囲で適宜配合することができる。
【0018】
【実施例】次に、実施例を挙げて本発明を更に説明する
が、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
【0019】実施例1 表1に示す組成の洗浄剤を常法により製造し、その洗浄
効果について評価した。すなわち、実際のコンクリート
製品に対し、1m2当り約300gの割合で洗浄剤を白華
及び汚れ(鉄錆、鉄粉、油、シリコーン、剥離剤)箇所
に塗布し、5分間放置した後、ブラッシングし水洗いし
た。白華の評価は洗浄剤塗布後7日後に、また、汚れは
洗浄直後に、それぞれ下記の基準に従って行った。
【0020】(判定基準) ◎:白華又は汚れが完全に洗浄されている。 ○:白華又は汚れが若干残っているが充分洗浄されてい
る。 △:白華又は汚れがかなり残っているが洗浄剤の効果は
若干ある。 ×:洗浄効果なし。
【0021】
【表1】
【0022】
【発明の効果】本発明のコンクリート製品用洗浄剤は、
無機酸を使用していないため、コンクリート製品の表面
を傷めることがなく、安全であり、しかも簡便な操作で
白華やその他の汚れのいずれをも効率良く洗浄すること
ができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C11D 3:20) (72)発明者 松久 真人 千葉県佐倉市大作2−4−2 小野田セメ ント株式会社中央研究所内 (72)発明者 芦谷原 知 千葉県佐倉市大作2−4−2 小野田セメ ント株式会社中央研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホスホン酸及び/又はその誘導体、有機
    酸、界面活性剤、有機溶剤及び水を含有するコンクリー
    ト製品用洗浄剤。
  2. 【請求項2】 ホスホン酸及び/又はその誘導体5〜2
    5重量%、有機酸5〜15重量%、界面活性剤5〜15
    重量%、有機溶剤15〜25重量%及び水30〜50重
    量%を含有するコンクリート製品用洗浄剤。
JP19126193A 1993-08-02 1993-08-02 コンクリート製品用洗浄剤 Pending JPH0741799A (ja)

Priority Applications (1)

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JP19126193A JPH0741799A (ja) 1993-08-02 1993-08-02 コンクリート製品用洗浄剤

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JP19126193A JPH0741799A (ja) 1993-08-02 1993-08-02 コンクリート製品用洗浄剤

Publications (1)

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JPH0741799A true JPH0741799A (ja) 1995-02-10

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ID=16271599

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JP19126193A Pending JPH0741799A (ja) 1993-08-02 1993-08-02 コンクリート製品用洗浄剤

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998050510A1 (en) * 1997-05-02 1998-11-12 Unilever Plc Hard surface cleaning composition
CN111118516A (zh) * 2020-03-15 2020-05-08 林晓军 一种用于户外建筑钢材及石材的高效除锈剂的制备方法

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998050510A1 (en) * 1997-05-02 1998-11-12 Unilever Plc Hard surface cleaning composition
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